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2020/06/01 17:57







バリンジャー・クレーター



バリンジャー・クレーター(Barringer Crater, Meteor Crater, Canyon Diablo Crater)は、アメリカ合衆国アリゾナ州フラッグスタッフ中心部から東南東約60kmに存在するインパクトクレーターで、名称はキャニオン・ディアブロ・クレーター、メテオ・クレーターとも呼ばれています。



バリンジャー・クレーターに衝突した隕石は直径が約30-50m、質量約55,000トンで、時速4万kmを超える速度で落下したと考えられています。

そして、地上に激突した隕石は凄まじい蒸気爆発を引き起こし、総重量1億7,500万トンと推定される岩石をも目に見えないほどのチリに変えバリンジャー・クレーターを形成しました。

今から約5万年前の出来事で、直径約1.2km・深さが約170mに達する世界有数の超巨大クレーターです。









バリンジャー・クレーターを最初に発見したのは、アメリカ西部への入植者でした。

発見された当初、多くの地質学者はバリンジャー・クレーターが火山の火口であると勘違いしていましたが、1903年に鉱山技師のダニエル・モロー・バリンジャーが巨大な鉄質隕石の衝突によって形成されたクレーターであると指摘します。

バリンジャーが経営する会社であるスタンダード・アイロン・カンパニー (Standard Iron Company) は1903年から1905年にかけてクレーターに関する研究を行い、バリンジャー・クレーターは隕石の衝突によって形成されたクレーターであるという結論を下しました。

1906年にバリンジャーは共同経営者である物理学者ベンジャミン・チュー・ティルグマンと共にインパクト理論を裏付ける証拠を示し、彼らは米国地質調査所に最初の論文を提出し、この論文がフィラデルフィアの自然科学アカデミー会報で発表されます。

その後、衝突によって発生した高温高圧の痕跡がユージーン・マール・シューメーカーの研究によって示され、バリンジャーの仮説が証明されました。

宇宙からの飛来物の衝突によって形成されたことが証明された地形は、バリンジャー・クレーターが初めてでした。









バリンジャー・クレーターの周辺から約30トンの隕鉄が発見されたことから、バリンジャーはクレーターの底からはより大量の鉄質隕石が発見できるものと考え、その総量を少なくとも1億トンと推定しました。

バリンジャーは仕事でアリゾナ州のツーソンを訪れた際、知人からこのクレーターの話を初めて聞いたとき、クレーターの地下に埋まっている巨大な鉄やニッケルを掘り出して大儲けしようと考え、現地を見もしないままクレーターを買い取っていました。

その後、60万ドル(現在の貨幣価値で1000万ドル)を費やしながら1929年までの20数年間にわたって掘削を続けましたが、小さな隕石の欠片は見つかったものの金になるようなものは出てきませんでした。

そんな状況の中、1929年に数学者のフォレスト・モルトンの研究によって、クレーターを形成した隕石が直径数十メートル程度だったという論文が発表されます。

資金繰りのため掘削資金を調達してくれていた投資家たちに掘削中止の電報を打った翌日、心臓発作によりバリンジャーは亡くなりました。

現在では、実際に衝突した隕石の直径は約30-50m程度しかなく、隕石のほぼ全てが蒸気爆発のため、木っ端微塵となり空気中の塵のようになった事が分かっています。









バリンジャー・クレーターの周辺で採掘された鉄質隕石は、周辺のディアブロ峡谷 (Diablo Canyon) の名に因んで「キャニオンディアブロ隕石」と呼ばれ、放射年代測定で誕生してから45億4,000万年経っていることが明らかになっています。(+/- 1%の誤差しかありません)



隕石の質量が約55,000トンにたいして回収量は約30トンですので残った割合は0.05%と非常に少量です。

隕石の化学成分は鉄91.6%・ニッケル7.1%・炭素1%・微量の硫黄・リン・ガリウム・ゲルマニウムが含まれています。

この中に炭素が含まれていますが、この炭素がダイヤモンドに変化してキャニオンディアブロ隕石から出てきた事は大きな話題になったようです。

この他ではニッケル量がギベオン隕石やムオニオナルスタ隕石とあまり変わらないのでエッチングを施すとウィドマンシュテッテン構造が表れます。

しかし、キャニオンディアブロ隕石のスライスはほとんど見ることがありません。

多分、発見されたのが1891年と古く、現在出回っている隕石は個人所有の物が少しづつ流通するだけでスライスできるほどの大きな標品が無いからだと推測されます。



上記の写真は小さなキャニオンディアブロ隕石ですが持ってみるとズッシリと重いです。

黒っぽくで重厚感と存在感があり、見ているだけで「隕石なんだ」と思えるような形をしています。

宇宙から来た地球外物質。

子供の頃は壮大な宇宙を舞台に描いた映画「スタートレック」や「宇宙戦艦ヤマト」「スターウォーズ」を見ていた事を思い出します。

小惑星・彗星が地球に衝突する映画でしたら「ディープ・インパクト」「アルマゲドン」です。

でも、これらはフィクションで真実ではありません。

しかし、このキャニオンディアブロ隕石は真実であり、一つの歴史と言う物語を持っています。

・約5万年前にバリンジャー・クレーターに落下した事。

・TNT火薬20,000トン相当の蒸気爆発が起こり全てを灰にした事。

・1891年に発見された事。

・インパクトクレーターには隕石が埋まっていなかった事。

・誰かの手に渡り続けた結果、現在は私のお店にある事。

これら全てが真実であり、この隕石の物語を作り上げています。

こんな生い立ちのあるキャニオンディアブロ隕石はいかがでしょうか。



最終更新:2020/06/01 17:58

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