先日、友人から多重人格の話を聞きました。エール大学の精神科医

の話によると、その人格ごとに身体が変わるそうなのです。

ある患者が、スズメバチに顔を刺され、目が開けてられないほど

腫れて激痛を訴えていたそうです。

　その患者の中に痛みを感じない人格があったため、その人格を

呼び出したら、何とそれまでの痛みを消すことができ、そればかりか、

その腫れもおさまったというのです。

　そして面白いのは、元の人格に戻ったら、その痛みや腫れも

戻ってしまったのです。また、これだけではなく、傷や火傷の跡、

そして利き腕も変わったり、視力も変わるため、複数の人格に

合った眼鏡をいくつも用意したり、目の色まで変わってしまうことが

あるそうです。

　そして、外見だけでなく、ある多重人格の女性は糖尿病で入院する

ことになっていたが、糖尿病でない人格になったときにはその症状が

すべて消えてしまい、医師をあわてさせたそうです。

　いったいこれってどういうことなのでしょうか？

結局人間の病気はその人の意識が作り出していることになります。

意識によって、DNAの遺伝子のスイッチをONにしたりOFFにすることで

細胞が変化するのです。この辺に焦点を当てることが、２１世紀の

病気治療のヒントになるような気がします。