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2012/02/26 15:54

こんにちは、秀岳荘の小野でございます。
来月の3日から7日にかけて長期ロング登山を実行すべくチーム一丸となって偵察登山に行ってきました。
当初はこのメンバーで冬山縦走や雪洞の感覚などの共有化を行うため近場で行う予定だったのですが・・・
どうせ行くなら本番ルートを少しでも偵察しようという事になり久しぶりに冬山装備で日高山脈にチャレンジしてきました。

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ルートとしては野塚岳からトヨニ岳縦走の中間点まで前回踏んでいるので
今回はここから詰めることにしひたすら急な日高の稜線を登る事にしたんです(*^_^*)
4人中メンバー3人はスノーシューで軽快に登ったのですが、自分としてはいつも気になっていたスノーハイクで登ることにしました。
しかし残念ながらこれが大失敗につながります!!!

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最初は傾斜が緩いので問題が無かったのですが傾斜がきつくなり尾根が痩せ尾根で細くなると
切り返しが出来ず立ち往生してしまったんです。
20キロ以上の荷物のためシールの効きも悪くどうすることもできず残念ながらつぼ足で登ることにしました。

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スノーシューの踏み跡を辿りながら必死に追いかけましたが全然だめで
心配になったリーダーが様子を見に来てもらうなど大失態でしたね!!!
スノーシューを片足貸してもらいスノーハイクをザックに装着しながら登るとは想像してなかったですね・・・(*^_^*)
とりあえず国境稜線になんとか到着して撃沈!!!

DSCN1683.JPG

ここで各自スノーシューとスノーハイクをデポして国境稜線歩きを堪能します。
今回はトヨニ岳付近で雪洞を掘って一泊予定ですが本番ではピリカヌプリ、ソエマツ岳まで目指すつもりです。
ロングコースのため4泊5日は最低必要で天気が安定しなかったら2日ぐらいは予備日が必要かと思われます。
完全冬山装備に雪洞を基本とした計画のため装備や知識、経験の確認が事前に必要になります。
滑落停止やビレイの約束事、食料計画や体力などを含めチームとしての意識固めって大事ですよね

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アイゼンのきしむ心地よい音を楽しみながら最初の危険ポイントに到着しました。
わかるでしょうか?
手前の稜線に大きく張り出した雪庇!!!
稜線左側のブッシュが生えているところが安全ポイントでちょっとでも右側の固くて歩きやすい所を
歩くと雪庇ごと落ちる可能性があるんです。

DSCN1687.JPG

この上の写真ですがリーダーの直感で一人ずつ離れていたにも関わらず大轟音と共に
右側幅2メートル長さ7~8メートルほどですが大轟音と共に崩れて大崩壊したんです。
笹の上に雪がのっているためちょっとした振動で崩落し事故に繋がる可能性があります。
50メートルほど後ろで瞬間を見ていましたが大型ダンプがゆっくりと砕けていくようで怖かったです。
リーダーの片足が稜線にかろうじて残っていた為なんとか姿勢を維持でき難を逃れました。

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体力的な限界や時間的な都合で南稜危険ポイント手前のコルで雪洞ほ掘ることにしました。
雪洞ですがいつも通り2ケ所から掘り始めて真ん中でドッキング致します。
掘る人と雪をかき出す人にわかれて手際良く掘るのがポイントです。
ある程度の空間を確保したら1ケ所を塞ぎトイレポイントを作って完成です。

DSCN1695.JPG

今回はテント無しスタイルのノーマルバージョンで1泊しました。
メンバーの一人が未経験だっため知識と経験を共有化するのが目的です。
どうしてもテントスタイルだと荷揚げや掘る時間が1時間多くなり体力的に大変なのですが
しかし湿気が少なくシュラフを濡らすこともないのでゆっくり体力回復出来るのがメリットですよね
今回はその時の状況判断でテントの有りなしを決めるとの結論で議論は終了致しました。

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次の日ですが午前中までなんとか良いらしく午後にかけて下り坂との予報でした。
期待を胸に密閉されていた入り口を崩して外に出ます。
幻想的な朝焼けと薄曇りの国境稜線が目に飛び込んで来ました!!!
シーンと静まり返った静寂と顔がピリピリするほどの冷気が本当に心地良く嬉しかったですね!!!

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北海道岳人、憧れの聖地「厳冬期の日高山脈国境稜線」を踏む感動を胸にピークを目指します。
本当に知識や経験の無い自分にとっては、この場所を歩いているだけでも感動や不思議な感覚や思いがあり
改めて今回のチームのみんなには感謝の気持ちでいっぱいでした。

IMG_1273.JPG

ルートとしてのポイントですが南稜手前に若干の危険ポイントがあります。
靴幅リッジで稜線が細く両側とも深く切り込んでいる場所があるんです。
ロープまでは出さなかったですが落ちたら大変な事になるので要注意ポイントですね!!!
(高所恐怖症の自分は足がすくみましたね)

IMG_1286.JPG

高度が上がるにつれアイゼン、ピッケルの効きが良くなりテンションも上がります。
10年前以上にも登頂はしていますが初めてのルートと違うメンバーなのでやっぱり嬉しかったですね
来月3日から目指すピリカヌプリ(アイヌ語:神の山)が遠くにかすんで見えます。
再度、気を引き締め次の成功を祈りつつ下山を開始しました。

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今回は偵察登山でしたが十分に厳冬期登山を楽しめたと思います。
トヨニ岳を登って思いましたが普段の生活では感じ取れにくい「生きている実感」を多少なりとも感じたと思います。
人それぞれの考え方や力量はありますが今の自分には「トヨニ岳」は満足できる山だったと思います。

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最後ですが今回支えて頂いた仲間にブログを通じて感謝です!!!
稜線登りでの失敗や一番若いのに体力不足でなかなかトップを歩けずサブリーダーとして失格にも関わらず
最後まで楽しく歩けたのは仲間のおかげだと思います。
本当にありがとうございました。

DSCN1719.JPG

次回に向けて装備の軽量化を徹底して次のピリカヌプリ、ソエマツに挑みたいと思います。
最後まで見て頂きました秀岳荘ブログファンの皆さま,あらためて今後とも是非よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

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最終更新:2012/02/27 09:36

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