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2012-03-12 12:59

こんにちは、秀岳荘の小野でございます。
先日の偵察山行をふまえ今回は本番のピリカヌプリと念願のソエマツ岳を目指し日高山脈に向かいました。
ルートとして先日の偵察コースは雪庇など危険ポイントがあるため通常コースのトヨニ岳南東尾根にしました。
約1000メートルの標高差をスノーシューでラッセルし5時間以上かけてトヨニ岳東側の吊り尾根に辿り着きました。

DSCN1723.JPG

20キロ以上の荷物を背負うラッセルは非常に辛くトップを交代しながらなんとか前進していくイメージです。
風向きの影響なのか雪が深く膝下や時には腰までラッセルを強いられるポイントがあり、がむしゃらに登るしか無かったです。
必死の思いでトヨニ吊り尾根ポイントに到着し狭い稜線を通過します。
滑落しても下まで落ちることは無いと思いますが少し足が竦みます。(高所恐怖症)

IMG_1303.JPG

トヨニ頂上手前には手頃な雪庇があり本日の雪洞ポイントとして、いつものように二人一組で掘り始めます。
今回は時間に余裕があるので体力温存のため中でテントを設営することにしました。
通常よりも高さや奥行きを加減しながら掘り進みます。
しかし微妙に掘り始めポイントが悪く天井が低く雪が柔らかくなりだし厚みが気になりだしました。

IMG_1306.JPG

念のためと思いメンバーの一人が天井に近づかないようデポ旗を刺していた、その瞬間!!!
雪洞の中でテントを張っていた自分の目の前にメンバー一人が天井を突き破って落ちてきたんです。
「あ~・・・・」と思いながらもなぜか冷静なメンツのため手際良く天井にブロックを足しながら補修しました。
しかし、すぐに崩れてうまく行かず考えた結果として天井の穴の真下部分まで全て大きなブロックで塞ぐ事にしたんです。
掘った分だけ雪を入れるのでなんとか天井も崩れず大丈夫でしたが微妙に隙間から雪と風が入るため
ツエルトを外に張って念入りに応急処置した次第です。

IMG_1307.JPG

微妙に隙間風が入るためテント泊なのに少し寒い一泊を経験して二日目に突入です。
本日の予定としてはピリカヌプリ手前のコルまで移動をして2泊するための強固な雪洞をつくり
明日に備えて、ゆっくり体を休める事でした。
昨日の曇り空とはうって変わって天気が良くテンションが上がります。

IMG_1309.JPG

雪洞にスノーシューをデポしてアイゼンで国境稜線を歩きます。
時折ある細い稜線はストックを両側から支えてバランスを保ちながら歩きます。
意外とストックが使えるなと感心しましたね!!!

IMG_1313.JPG

なんとか本日予定のピリカヌプリ手前の1384ポイントに到着!!!
まだお昼前なので、ゆっくりと2個目の雪洞作りに取りかかります。
昨日の失敗を反省して何度もゾンデを刺しながら入り口ポイントを決めました。
ポイントは3メートルゾンデを真下、真横、斜め下45度にさして障害物が無いのがベストです。

DSCN1737.JPG

ある一定レベルまで掘ったら今度は中から天井に向けてゾンデを刺して厚さチェックを何度もしましたね!!!
1メートルから最低でも60センチの厚さを確保しながらバランスを取ります。
おかげさまで本当に強固で立派な雪洞が完成しました。
まだ2時だっため入り口付近にて持ってきたウイスキーを飲みながら日高山脈の奥深さを肴にして時を過ごしました。
静かで神秘的な景色に酔いながらも贅沢な時間を過ごせたと思います。
やっぱり、山は良いですね!!!

IMG_1316.JPG

しかし、札幌からのメールで明日からの天気が悪くなることがわかったんです。
残念ながら明日の夜からは雪になり明後日は暴風雪警報になるらしいんです!!!
少しでも行動時間が取れるよう明日は3時半に起床して早めに眠ることにしました。
本当に快適な雪洞テント泊なので疲れが取れましたね

DSCN1754.JPG

次の日ですが微妙に風が強く天気が悪くなる気配を感じながらもスタート開始
ピリカヌプリやトヨニ岳が微妙にガスに隠れながらも午前中はきっと大丈夫と信じて前進したんです。
途中、サンピラー現象を見ることができたり太平洋に映る太陽がきれいだったりとこころ和ませる時はあったのですが・・・
ピリカヌプリを目の前に厚いガスの中に足を踏み入れて行きました。

DSCN1764.JPG

アタックルートですが1ケ所だけ雪庇危険ポイントがありました。
どうしても、そこを通らなければ前に行けないポイントになります。
大きくせり出した雪庇の反対斜面ギリギリのブッシュポイントを歩き、かたく締っているのを確認しながら
メンバーがストックを突き刺しながら歩いていた瞬間、大轟音と共にストック横30センチぐらいから
幅1メートル、長さ7メートルぐらいの雪庇が崩れ落ちたんです。
後ろにいた自分も崩れ落ちていく雪庇の大きさに圧倒され息をのみましたね!!!

IMG_1340.JPG

見た目よりも厳しいルートで頂上直下ではストックをやめてピッケルに変えました。
高度が上がるにつれて滑落したら下まで行きそうな感じがあり怖かったんです。
微妙にロープを出す出さないくらいの感覚なので一人一人が慎重に行動し、
いつでも滑落停止ができる姿勢を取りながら時折吹く強い風に煽られながらの登頂でした。

IMG_1343.JPG

ここでソエマツ岳までの縦走について作戦会議をしました。
距離的には3.5キロほどで高低差も少なく行ける行けないギリギリの状況でした。
食料も燃料も十分にあり2泊以上の停滞でも問題は無かったのですが自分の提案として今回は中止、撤退する事にしたんです。
天気が悪化していて雪がちらつき始め視界が悪くなっていたんです!!!

IMG_1344.JPG

50メートル程の視界で万が一事故が起きたら救助を含めてかなりの困難が強いられる事と浦河方面の斜面の斜度がきつく
滑落すると手の施しようが無いと思い潔く撤退したんです。
「山は逃げない、また来ようね!!!」とメンバーと相談をして決断をしました。
まずは第2雪洞ポイントに戻り荷物をまとめてトヨニを目指します。
思っていた以上に天気が崩れるなか必死に歩きます。

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必死の思いでトヨニ雪洞ポイントを14時15分に到着し、急いで足りなくなった行動用の水を作ります。
下の二股までなので500ml/人を確保して行動食をお腹に詰めて1000メートルの急な斜面を下りました。
暗くなるギリギリに下の二股に到着しトンネル駐車場を目指します。
12時間以上も歩き続け体がクタクタになりながらもなんとか到着したので良かったです。

IMG_1346.JPG

夜中でしたが札幌に到着して次の日の天気予報を見てびっくりしましたね!!!
えりも~広尾の国道が雪で通行止めになり明日も悪いらしく、間違いなく停滞したら2日は閉じ込められたと思いましたね・・・
停滞しても良いのかもしれませんが、下りられるなら下りるが原則だと思いますので今後も天気などの情報をこまめに
取りながら安全な登山を続けたいと思います。
次は日高の神威岳をベースに北トッタベツとエサオマンを往復をしたいと思います。
次回もよろしくお願いいたします。

今回も動画を2分弱で編集しています。
風が強く音が少し割れていますが是非ご覧になってくださいね!!!


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