【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ 店長の部屋Plus

日別記事一覧

2016/11/27 14:24

※真田幸村レポート「疾風の如く 掠火の如く(かぜのごとく ひのごとく)」を読んでいただける前に
 下記の“ご注意”をご確認ください。よろしくお願いいたします。

「疾風の如く 掠火の如く」☆読んでいただく前のご注意☆ Attention please!!


※主要登場人物のイメージイラストは こちら ⇒ 「疾風掠火」青年期(後半) 人物紹介

※ここまでの「疾風の如く 掠火の如く」 は こちら ⇒ カテゴリ「疾風の如く 掠火の如く」



☆Report of Yukimura Sanada / by Shizuoka Chaho 1000

《疾風の如く 掠火の如く》



◇Chapter:9 【豊臣の世】◇


9-10-4 「天下人の血」

※自分設定の秀次事件です。ご承知おきください;<(_ _*)>



 名護屋で懐妊した淀の方が大阪に戻ってきた文禄二年の早春、
秀次はしばしば 怪しげな書き付けを目にするようになった。


“淀の方は名護屋で不義密通を行った”
“淀の方の腹の子は太閤の子ではない”


どういうわけか、秀次が一人だけになった時に、
いつの間にかそういった内容の書き付けが 目に付く場所に“落ちている”のである。
 
その都度慌てて書き付けを拾って焼き捨てた秀次ではあったが、
忘れよう忘れようとしてもその言葉が脳裏に残ってしまった。


 万が一にも、自分がその噂を撒いたかのような誤解を受けては 冗談にもならない立場である為、
秀次自身は決してその事を 他の者に対して口に出すことが無かったのであるが、

ある日、急に思い立って、わずかな供だけを連れて 大阪城へ北政所(寧々)を訪ねて行った折、
秀次は他人の口からその事が語られているのを聞いてしまったのである。


 その時秀次は、日頃の聚楽第でもそうしているように 
道中の露店で自分が食べたくて購入した駄菓子を 下働きの者達にも配ろうと、

小姓たちが寧々への取次ぎをしている間に 気楽に台所に続く控え部屋に向かったのだ。

そして部屋の中にいる下女たちがひそひそと、しかし夢中になって話しているのを
廊下で漏れ聞いてしまったのである。 


それは“誰が”という主語は伏せられていたものの、よく聞けば淀の方の事としか思えず、

まさに、その本当の想い人は誰なのか、そして此度は誰の子を身籠ったのかという
口さがない噂話であったのだ。

女たちは、高位の者がこの時間、このような場所に立ち寄る事は無いと思い込み、
安心しておしゃべりを楽しんでいたようであったが、

部屋の外に立ちつくした秀次は 心臓が張り裂けそうなほど動悸が激しくなり、
突然 激しい咳が出そうになって、慌ててその部屋の前から退散したのであった。

淀の方
《淀の方》




  ゲホッ……ゲホゲホ……ゴフッ…ゴフッ……

これほど激しく咳込んだのは初めての事であった。



 知らぬ間に見失ってしまった秀次の姿を 泣きそうになりながら探していた小姓が
やっと秀次の姿を見つけた時には、

止まらなくなった咳で、息をするのも苦しげな状態となってしまっていた秀次であった。

発作が落ち着くまで借りた一室で、ご機嫌伺に自分が訪れたはずの相手である寧々に
逆に見舞いに来てもらうという体たらくになってしまったのである。



「すみませぬ、叔母上……。」

秀次の母 智(とも)は健在ではあるが、他の秀吉子飼いの武将たちと同様、
寧々は秀次にとっても第二の母的な存在であり、

寧々の顔を見たらようやく落ち着きを取り戻す事が出来ると思っていた秀次であったが、

この時だけは、いつも通りの優しさに溢れた寧々に、
自分が目にし、耳にした不埒な戯言を思い出し 辛くて仕方がなくなってしまった。


「大事にしてくださいねぇ、孫七郎殿。少し働きすぎではありませんか?

 頑張ってくれるのは嬉しいのですが、一人で無理しないで、ご自分の体を大事にね?
 皆にも助けを借りながら 貴方なりにお努めすればよいのですよ。

 いくら淀の方がまたお子を身籠っているとはいえ、
 貴方はあの人と同じ豊臣の血を汲む一番の年長者なのですから……

 あの人もきっと、あなたを頼りにしていると思いますよ。」

寧々は秀次の乱れた髪を優しく撫でて直し、両手でそっと秀次の手を握ってくれたのだ。



「叔母上……はい。ご心配おかけしてすみませぬ。」


(そうだ……私は数少ない叔父上の身内……。
 叔父上の築いた豊臣の世を、私が守らないで誰が守るというのだ……。)


 寧々とて、淀の方が一度ならず二度までも子を身籠る事を、
本心では 嬉しく思う事ばかりではないはずである。

しかし、豊臣家の為、私心を抑えてその跡継ぎの誕生を歓迎しているのだ。

これで淀の方の腹の子が秀吉の子でないなどという事であれば
寧々はどれほど辛い気持ちになるのであろうか。



 正直な気持ちを言えば、秀次には悔しくて仕方がないのである。
寧々には秀吉の子が出来ないのに 淀の方が二度も秀吉の子を懐妊したという事が。

秀吉の子は、本来ならば寧々にこそ授かって然るべきなのだ。


ほとんどの秀吉子飼いの若者達が抱いている、寧々を母の鑑、妻の鑑と見る思いは
当然秀次も抱いていた。

だからこそ……秀吉の寵愛を欲しいままにしている淀の方が、不義密通をしているなど、
在ってはならない事なのである。


(叔母上の為にも、生まれてくる子は叔父上の子でなければならないのだ。
 もうあれこれと疑って悩むのはやめよう。)


そう決意した秀次は、疑惑の種を心の奥底に沈める事にしたのであった。





 しかし……例の書き付けを目にした人物が、他にもいたのである。



 それは生まれてくる子が太閤の子であると、一番信じていたい人物……淀の方であった。


淀は懐妊がわかった時から、
自分では 腹の子は太閤の血を引く男子(おのこ)に違いないと信じている。

だからその書き付けを見た時に最初に湧いてきた感情は怒りであった。


(一体誰が、このような根も葉もないことを申すのか!)


 無論、秀次同様、直ちにその書き付けを処分したことは言うまでもないが、
実はその事を 自分の胸に納めて黙ってはいられない程、気が立ってしまったのだ。

淀の方 (妊娠中)


誰かに一緒に否定してもらいたくて、自分が一番信頼している
乳母である大蔵卿局に、ついつい愚痴を言ってしまったのである。

大蔵卿局も、さすがに噂を本気にする事はせず、笑い飛ばして淀の方を安心させたのであるが、

内心、そのような事が万一にも太閤の耳に入ったら、
淀の近辺の管理をする自分の責任が問われないはずはない。

念のため、息子の大野修理治長にだけ、
密かにその書き付けの 犯人捜しをするように指示したのであった。



 驚いたのは治長である。

あの夜の事は、たとえ実母の大蔵卿局にさえ 口が裂けても言えるものではない。


(自分が動揺してはいけない。茶々様が言うように、生まれてくる子は太閤殿下のお子なのだ。

 しかし……あの夜、私にあの酒を持ってきた男……
 茶々様の心を乱そうとしているのは、あやつ以外には考えられぬ……

 ……だが、何故あれが誰なのか私は覚えていないのだろう?

 一刻も早く、あの男の正体を思い出して口を封じなければ、あらぬ疑いを掛けられてしまう……。)


名護屋から伴ってきた下働きの者に対して、
機会ある毎に目を光らせた治長であったが、どうしてもあの男を見つけられなかった。



 しかしそんな日々の中で、ある日ひょっこり大阪城に現れた織田有楽斎が
例の噂を知ってか知らずか、治長にとんでもないことを告げていったのである。


「此処だけの話だがね、正直茶々殿がこれから産む子が太閤の子かどうかなんて、
 儂にはどうでもいい事なのだよ。

 もとよりサル殿……いや失礼、秀吉殿は、我が兄信長がほとんど築き上げた天下人の座を、
 とんびにあぶらげで かっ攫っていったようなもの。 豊臣の血など、どうでもよいのだ。

 茶々殿が産む子は正当なる天下人、信長公と同じ織田の血を引いていることに
 間違いはないのであるからね。

 今まで通り、貴殿は母上の大蔵卿殿と共に茶々殿に仕えて、
 生まれてくる子が若君であったなら、次の天下人となるよう尽力してくれたまえ。

 ……ああ無論、若君ならば 豊臣家の嫡男であることに間違いはないのだよ。
 豊臣の財力はなにしろ桁違いであるからねぇ。」


どこか胡散臭さを感じずにはいられない人物ではあるが、
茶々と乳兄弟である治長には 無視することは出来ない人物である。


(まさか……このお人が裏で糸を引き……そして今はあの男を匿っているのであろうか?
 だから私がこれほど探しても、あの男を見つける事が出来ないのではないだろうか……。

 いや……何の証拠もない。迂闊には動けぬ。下手をしたら私の方こそ身が危うくなってしまう……。)


このことを疑い始めてから、治長は書き付けの犯人捜しをやめたのである。

しかも茶々が産む子は父親が誰であろうと天下人の子であるという解釈が、
治長をむしろ安心させた事は事実であった。



 秀次や茶々が目にした怪しげな書き付けは、この時期だけで、以後は ぴたりと見られなくなり、
どちらにしても 手掛かりは全く残っていなかったのである。

ゆえに、それが誰の手によるものであったのかは、ついに分からず終いとなってしまった。


 では、拾の父親が誰なのか、秀吉自身と淀の方が言い切っている以上、
表向きは当然話題にもされない事であったが、

人々の心の中には「本当に太閤の子であるのか」という疑惑はずっと潜んでいたのである。


そして、その疑惑がまた人々に思い出されてきたのは、
すくすくと成長する拾が、あまりにも秀吉には似ていなかったからであることに他ならない。

誰も口に出すものはいないが、心の中では(やはり……)と思わざるを得なかったのである。



秀次も間違いなくその疑いを心の中から排除できないでいる一人であったのだ……。





---------------------------------------------------------------------




秀次殿は 子供の頃、宮部家の人質から戻されてきた時に、
叔父上(秀吉)に長浜の城下町の露店で買ってもらった駄菓子の美味しさが忘れられず、

大人になってからも、道中で駄菓子屋を見つけると、
どっさり大人買いをして、家中の下働きの者などにも気軽に配ります。

……という人物設定です。「疾風掠火」の秀次殿は、威厳はないけど 人懐こくて気さくな人です。

軽率だったり、短慮だったり……というのも、
きっと普通の大名クラスなら許される範囲のもので、身内や家臣への情も篤いお人です。

……ああ、どんどん秀次殿が美化されていくww(^▽^;)……(@容姿以外; ←コレは既に固定ww)




ずっと悩んでいた淀の方(茶々)のビジュアルも、やっと固定化しました。

実は織田信長殿を結構意識しております。淀の方も きっと頭は良い人だったのではないかしら?
でも成育歴が悪かった!……と思う……ああ、勿体ない。

この時の淀の方は 拾君(のちの秀頼殿)を妊娠中ですので、
少し胴回りがふっくらしているつもりで描いています。(わかりにくいですけれど;)



そして、お寧々様は理想の女性=聖母設定ww。 だって私、お寧々様大好きなんです。(^^)♪

そして織田有楽斎殿は……安定の胡散臭さ全開です。「真田丸」で見るよりも前から!!(^^;
(有楽斎殿、ゴメンナサイ;この印象も私の中では固定です。ww)



*話の時間軸が行ったり来たり前後して分かりにくく、申し訳ありません。

いろいろなサイドの動きを書こうと思うとあっちに行ったりこっちに行ったり……><;


余裕があったら (←必ず……とは確約できないです。スミマセン;)
秀次事件の時間の流れをまとめてみます。


まさか自分がこんなに この事件に入れ込むとは思ってもみませんでした。

多分、「真田丸」の秀次殿に対する思い入れが、消化不良になって残ったのだと思います。


……自己満足ですが がんばります。(*^^*)






緑ハート新しい体験は緊張の連続!
  ノート休憩タイムに緑茶はいかがですか!

青ハート緑茶日本茶には、ビタミンがたっぷり!
   疲労回復、風邪予防、老化防止効果あり♪

緑ハートカフェインにも疲労回復効果があります!
  

↑ 送料無料¥1404

↑ 送料無料 ¥1000
                                               


                              下矢印クリック!スマイル

日本茶美味しさと健康、食卓に笑顔。 静岡茶舗 https://www.rakuten.co.jp/shizuokachaho/

【静岡茶舗 楽天市場店】 店長ブログ→https://shop.plaza.rakuten.co.jp/shizuokachaho/
   緑茶・日本茶・煎茶・深蒸し煎茶・粉茶・粉末茶・べにふうき・紅茶・玄米コーヒー・健康穀物他

最終更新:2016/11/27 14:24

この記事を読んだ人はこんな商品にも興味があります。

ページ上部へ

つぶやき

カレンダー

2016年11月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

今月