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2016/11/13 09:01

※真田幸村レポート「疾風の如く 掠火の如く(かぜのごとく ひのごとく)」を読んでいただける前に
 下記の“ご注意”をご確認ください。よろしくお願いいたします。

「疾風の如く 掠火の如く」☆読んでいただく前のご注意☆ Attention please!!


※主要登場人物のイメージイラストは こちら ⇒ 「疾風掠火」青年期(後半) 人物紹介

※ここまでの「疾風の如く 掠火の如く」 は こちら ⇒ カテゴリ「疾風の如く 掠火の如く」



☆Report of Yukimura Sanada / by Shizuoka Chaho 1000

《疾風の如く 掠火の如く》



◇Chapter:9 【豊臣の世】◇


9-10-2 「期待と信頼を受け」


※自分設定の秀次事件です。ご承知おきください。
遅々とした進行ですが、宜しかったら見てやってください;<(_ _*)>





 「私は……関白を返上した方が良いのであろうか……」

秀次は奉行衆からの提案を伝えるとともに、
血の気の失せた顔で 家老たちに、関白職の辞任についても相談したのである。


別室で留め置かれていた家老たちは、冷や冷やしながら詰問が終わるのを待っていたが、
訪れた奉行たちからの提案にほっと胸をなでおろし、

誓詞は一刻も早く書き上げて提出すべきであるが、
辞任に関しては早まる必要はないであろうと 引き留めたのであった。



……もしここに、あの失言を耳にしていた対馬守がいたら、
身を守る為の辞任を後押しする事が出来たのかもしれない。

何故なら、あの時に秀次が口にした言葉は、秀次が拾のことを
秀吉の後継者と 本心から思ってはいないと疑われるに十分なものであり、

その疑いはすなわち、秀次の身の破滅を導くものに他ならなかったからである。


しかし事情を知らない秀次の家老たちには、
秀次の心情を 危機感をもって推測する事が出来なかったのだ。

なにしろ、家老たちから見れば、此度の謀反の疑いも そもそも事実無根であり、

関白の職務に慣れない秀次に、至らぬ部分が処々あったとしても、
それが「罪」と言えるほどのものであるとは 思いもよらなかったからである。


やや軽率ではあるが、お人好しで腹蔵の無い秀次は、

職務に慣れてくればきっと諸大名たちの心もつかみ、良い関白になってくれるであろうと、
家老をはじめとする直臣の者たちは期待をし、そして 信じていたのである。



 家老たちから、誓詞を出して改めて忠誠を誓えば、
よもやこれ以上のお咎めはないであろう、と説得されれば

秀次にしても、幼き頃から自分を可愛がってくれた叔父秀吉の、身内としての情を
信じたい甘さがどうしてもあったのだ。

慌てて関白を辞任せずとも、真面目に職務に励めば
そのうちに秀吉も許してくれるのではないかという期待も 秀次の脳裏を掠める。


「拾様は、なにしろまだ幼くていらっしゃいます。

 十分にご成長されるまでの間、秀次様が太閤殿下の築かれた天下を立派に維持する事こそ、
 太閤殿下が真に関白としての秀次様にお望みの事でございましょう。

 この様な事実無根の疑い、すぐに晴れまする。自信をお持ち下され。」

家老の木村常陸介重茲(しげこれ)は、頼もしく頷き、秀次を励ましてくれたのであった。


そして秀次は “神仏に誓って” 太閤に逆心など無い事を示すため、
“起請文”として七枚継にも渡る誓詞を秀吉宛に呈したのである。



 しかし……実を言えば秀次の胸中は、自らの迂闊さに激しく後悔し、
依然 不安に押しつぶされ、掻き乱れたままの状態から解放されたわけでは無かった。


太閤秀吉との確執による自分の身の破滅と、妻や子に与える生活不安に加えて、

自分の失態を家老たちに暴露し、謝りたい気持ちと、
それによって自分が家臣や友からの信頼を失う恐怖でいっぱいだったのである。



(あの時に 掃部からも……あれほど注意するよう言われていたものを……)

秀次が繰り返し思い出すのは、前年の夏、瀬田正忠(掃部)と雀部重政(淡路)と共に、
五日に渡って大掛かりに催した鹿狩りの時の事である。




秀次 鹿狩り


「おお!お見事でございますな、殿下。」

四段の立派な角を持つ牡鹿を、見事に首の急所を矢で射て仕留めた秀次を、
雀部淡路守が称賛した。

しかし、秀次は苦笑いをしながら答えたのだった。

「いや、私は臆病者だから、元服前はいつも弓矢の稽古ばかりしていたのだよ。
 槍や刀で戦い合うのは出来るだけ避けたくてね。」


「分かります。
 我等武士は戦が本業……とは申しましても、某もいつも 合戦では
 到底武者震いとは言えない体の震えを抑えるのに 必死でござりました。

 戦が終わり、鎧兜を脱いで、湯を沸かし、
 茶を点ててようやく心の落ち着きを取り戻したものでござりましたよ。」

雀部が頭を掻き掻き、武士としてやや情けないともいえる自分の姿を暴露すれば、


「ほう、某は逆で、戦の前には必ず茶を点てて、心を鎮めてから装束を纏いましたな。」

瀬田は年長者らしく落ち着いたものであったが、やはり戦は好きとは言えないと
二人に同調したものである。


「関白殿下の治める世では、きっと戦は絶えて無くなりますな。」

「ははは、是非そのようにしたいものだ。
 なにしろ私は戦が……うん……好きではないというか……な。」

「“戦嫌い”大歓迎でございます。
 こののちの世は是非戦無き世で、切にお願い申し上げまする。」

冗談半分に語りながらも、三人とも本心からの気持ちであった。


 瀬田も雀部も、九州平定や小田原征伐などで 秀次と戦陣を共にした武将であるが、
そもそもこの三人は、茶道を通して親交を深めた茶人仲間であった。


瀬田は秀次と共に、秀吉から利休の台子点前を伝授されている一人であり、
雀部も利休の弟子であると同時に、秀次の養父であった三好康長に仕えていた者でもある。

四十代半ばの瀬田、三十代半ばの雀部、そして二十代半ばの秀次は、
ちょうど十歳位ずつ年齢の差があったのであるが、

話題も通じ 気心も知れた間柄であり、公私を超えて親しく付き合う友でもあった。


この三人が寄れば、やはり茶の事が話題になるのも自然な流れである。


「今日の狩りはここまでとしようか。獣と言えど、必要以上に狩る事はあるまい。」

秀次は背から矢筒を降ろし、弓と共に近習の若衆に手渡すと、
瀬田と雀部と共に、野営地へ引き上げていった。








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後半の回想シーンは、文禄3年(1594年)9月11日の鹿狩りでの事のつもりです。

狩りに猟犬なども多々使い、何日も山に留まったので、太閤に対する「謀反調議の為」として
罪を問われ 秀次事件の具体的な発端のひとつになってしまった あの鹿狩りです。



長年悪し様に語られてきた秀次殿ですが、秀吉人気が落ち着いてからは
だんだん見直されていますよね。

私も、秀次殿ってそんなに悪い人だとは思えず、かなり依怙贔屓に描いています。


秀吉が秀次を死に追いやらなければ、豊臣政権はもう少し長く(もしかしたらずっと長く)
続いたのではないかとも思います。


私のイメージする秀次殿は、武芸のウデはそこそこあったらしいのに、武功はあまりない……
気さくでお人好しなのはいいが やや軽率……

武将というより どちらかと言えば古典や茶の湯を愛する情緒豊かな文化人のイメージです。
(美しいものは大好き。だから女子も大好きww)




続きます。







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最終更新:2016/11/13 09:01

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