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2016/04/20 12:23

※真田幸村レポート「疾風の如く 掠火の如く(かぜのごとく ひのごとく)」を読んでいただける前に
 下記の“ご注意”をご確認ください。よろしくお願いいたします。

「疾風の如く 掠火の如く」☆読んでいただく前のご注意☆ Attention please!!


※主要登場人物のイメージイラスト は こちら ⇒ 「疾風掠火」青年期 人物紹介

※ここまでの「疾風の如く 掠火の如く」 は こちら ⇒ カテゴリ「疾風の如く 掠火の如く」



☆Report of Yukimura Sanada / by Shizuoka Chaho 1000

《疾風の如く 掠火の如く》



◇Chapter:8 【天下統一】◇



8-4-3「士気を上げろ」

※「忍城の戦い」に関してのお話は、自分の基本姿勢と少し違えてしまうのですが、
 史実として伝えられている事と違う内容が展開されてしまっている部分があります。
 許せない方は読まずにブラウザバックをお願い致します。




 大雨で水量は増えたが、北条方の忍びの働きで忍城の本丸が水に沈む前に堤防が決壊し、
大きな被害を被ったのは豊臣方であった。

 あと一歩のところで堤防の決壊を未然に防げなかった佐助と、
自分の胸騒ぎに対応する初動が遅れ、兵士たちへの避難勧告が間に合わなかった信繁は
悔し涙にくれた一夜となったが、

それでも翌日には雨が止み 混乱が収まれば、後始末と復旧作業に積極的に働き、
忍城攻略の為の次の策に対応すべく、何とか自分の気持ちを切り替える事が出来たのであった。

しかし……

もともと士気の高くなかった忍城攻めの豊臣軍は、すっかり厭戦気分が高まってしまったのだ。 


 ただでさえ、忍城を囲む地面は たとえ水が無くとも馬の蹄も立たない泥沼と化し、
自由に前に進む事もままならない。
一部決壊しただけの堤防が残っている為、尚更水はけが悪いのだ。


「水があっても無くても、城まで辿り着く事が出来ないのでは攻め様がない。
 まったく、なんと厄介な湿地帯であることか……。
 やはりもう一度堤を築いて、性懲りもなく水攻めをするより仕方がないものか。」

吉継は信繁相手に愚痴をこぼした。


「しかし現在の一番の問題は、味方の士気の低さではないでしょうか。」

大雨が止んだ後、被害者や武器その他の損失確認の手伝いなどもしていた信繁は、
この忍城攻めの兵士たちのどんよりした雰囲気を
これでもかというほど直接 肌で感じていた。

被害者の数から言ったら、松井田城攻めで討死した大道寺兵の方がよほど多いくらいである。
しかし、これほど戦意の無い軍隊を、信繁は今までに見たことが無かった。

「それに再びの水攻めは……また決壊するのではないかという 兵士たちの不安を増大させ、
 更なる士気の低下を招きかねませぬ。」
 
「……うむ、よう分かっておるな……そのとおりだ。」

二人で溜息をついた。


「治部殿はまだ落ち込んで居られますのでしょうか?」

堤が決壊した夜、そしてその次の日も、三成は全く言葉を発する事が無かったのだ。

「いや、大丈夫だ。あれはもう割り切っている。……正家は、まだ引きずっておるがな。

 しかし……このまま何もせずに土が乾くのを待っているわけにはいかないと……
 分かってはいるのだが、儂も三成も、いい知恵が浮かばぬのだ。

 ……それに、きっといつまで待っても土が乾くことは無いのであろう。
 信繁、お前何か良い方法は思い当たらぬか? 何でも良い、言ってみてくれ。」


「良い方法……と申しましても、ただでさえ士気の低い兵を集めて戦を仕掛けても、
 泥に足を奪われて身動きが取れぬのでは、本丸の島まで辿り着く事さえ出来ませぬ。

 橋以外の道筋からでもそれぞれの島に渡れるように、
 やはり先に足場にする為の筏(いかだ)のようなものでも作って、

 少しずつでも士気を上げていくのが良いのではないでしょうか?」

「……なるほどそうだな、足場が無ければ作ればよいか……、
 先ずは筏を作る程度の意気込みから始めた方が、無理が無いか……。」

「そう思います。」

「うむ、他にも何か……こう、一気に気分が盛り上がる策が有ればいいのだがなぁ。」

「一気に……ですか?……うーん……

 では、私が夜中にちょっと本丸まで行って、何か目立つ悪戯(いたずら)でもしてきましょうか?
 味方の士気も少しは上がるかもしれません。」

信繁は、父の昌幸が戦の際に時々、
敵に対して“挑発”という行為を行なったという話を聞いていた。

緊張感のある戦場には場違いな歌を歌ったり踊ったり、
動物の物真似をしたり、子供のケンカのような言葉を使って囃し立てたり……。

すると大抵、大人の言葉で相手を侮辱するよりも敵は逆上し、
一方 味方は やんやと昂揚して士気も上がり、その後の作戦が上手く遂行したのだという。

信繁は父のその、良く言えば茶目っ気のある戦術を思い出し、
応用してみようと思ったのである。

「悪戯とは……面白い事を考えるのう……。たとえば何をするのだ?」

忍城悪戯提案

「そうですね……本丸の屋根の上に、傘でも差してきましょうか?
 雨が降っても水に濡れることがありませんでしたから。
 きっと本丸の大きな屋根に傘が一本差さっていたらヘンテコで笑えますよ。」

「それはまたなかなかの見映えだな。しかし、屋根の上とか……そんな事が出来るのか?」

「いえ、忍城で出来るかどうかは、実際にやってみなければわかりませぬが。
 ……試しにやってみますか?」

「いやいやいや、そんな危険な真似はさせられぬ。

 ……だが、そういう悪戯を皆に考えさせるのは有りかもしれぬな。
 とにかく兵たちの気分が高揚すれば、少しは士気も上がるかもしれぬ。」

「実際にやれそうな悪戯が発案されたら、佐助達と検討してみますよ。」

「ふふふ…面白そうだな。
 班を作って足場の筏を作らせながら、皆一緒に考えさせてみようか。」

「いいですね。さぞ、筏作りも飽くことなく進みましょう。
 たくさん筏が出来たら、今度こそ本格的に城攻めの戦術を練りましょうぞ。」


堅物の三成は、悪戯募集案にはやや不満げであったが、
それでも足場となる筏造りは必要であるため、吉継と信繁に細かい事は任せることにした。

筏の材料はまた長束正家が直ぐに手配して整えた為、
しばらくの間はあちらこちらで わいわい言いながら 筏造りに専念する事となった。
おかげで陣内の活気は水攻め失敗の直後よりも かなり持ち直したのだ。


そうしているうちに、直江兼続と真田昌幸、そして浅野長吉が援軍として到着し、
新たに六千の兵が加わった。

これでようやく忍城攻めの豊臣軍の士気が高くなったのだ。


◇      ◆      ◇



「筏を作って足場にするのは なかなか良い案だな。」

真田昌幸は、約十日ぶりに顔を合わせた次男の傍らで、忍城の本丸を眺めながら言った。

「でも父上たちがいらしてくださって、本当に助かりました!
 私が軽い気持ちで言った悪戯案が盛り上がってしまって、六郎だけでなく
 佐助にまで怒られてしまったところでした。」

信繁は少しだけ日焼けした顔でにっこりと笑った。
元来あまり日に焼けない体質である。それは昌幸の遺伝で、この親子は全体的に色素が薄い。


「まあ、とにかくお前が元気そうで良かったわ。」

昌幸にしてはいつもよりもやや気弱な顔つきであった。

「……そういえば父上は、あまりお顔の色が冴えませんね。如何なされましたか?
 どこかお身体の具合がよろしくないのでしょうか?

 それに……兄上はご一緒ではないのですか?」

「うむ……鉢形城の後の八王子城攻めが……なかなかきつかった故な。
 本当に、お前があの場に居らんでよかった。

 ……関白殿下より 皆殺しの指示が下されてなぁ……。」


「皆殺し!?……ですか。」

大阪で秀吉のすぐ傍に仕えていた信繁も、信じられないと言った様子で驚いた。

「……さすがに儂も参ったわ。抵抗もせぬ者を殺すのは嫌なものじゃのう……。

 源三郎も相当参っておったのでな、
 殿下の許可を得て小田原を囲む三河殿の所へ行かせたのだ。
 あの状態でまた戦ではキツイからのう……。」


信繁は松井田城の戦いで自分も経験した
力量差のある相手の“命を奪う”目的で刃を揮う あの嫌な感覚を思い出した。

「そうだったのですか……。

 ……実は私たちも、あまり笑っている場合ではないのですけれど……
 水攻めの堤が決壊し、たくさんの豊臣兵の命が失われてしまって……。」


「うむ、聞いておる。……悪戯案は少しでも士気を高める為のものなのであろう?」
「はい。」

「うむ、だがな源次郎、この後はもう それほど無理しなくても良いのだぞ。」
「どういう事ですか?」


昌幸は忍城が浮き城のような状態だったところを思い出し、
自分の結論にはほぼ確信を持っていた。

「この前儂が来た時に言った事を覚えているか?」

「はい。忍城の水攻めの目的は水攻めそのものだという事でしょうか。」

「そうだ。お前はその事、どう捉えた?」


「はい。人足の報酬だけでなく、資材や食料の調達……たくさんの資金がばら撒かれたようです。
 おかげで豊臣に対するこの辺り領民の意識は決して悪いものではありません。

 しかも、本丸を沈めることは出来ませんでしたが、辺り一面が湖になった眺めは圧巻でした。
 あれを観た人の印象には強烈な記憶として残ると思います。」

「うむ、まさにそれなのだ。だからもう、目的はほぼ果たしておると言えるだろう。
 豊臣の財力を見える形で十分に示したのだからな。

 儂の予想では……そのうち小田原が先に落ちるじゃろ。さすればこの戦、豊臣の勝ちだ。

 忍城を攻めている豊臣軍が、“負けた気分”にさえならなければ
 それで良いと儂は思うておる。」

「それで……良いのでしょうか?」

「殿下も良しとしてくれるはずだ。そうでなければ天下人は務まらん。」
「……気が楽になりました。」


「そもそも、戦などというものは 引き分けか少しの勝ちで良いのじゃ。」

「それは信玄公の……?」
「そうだ。……儂はお館様の大切な言葉の数々を……片時も忘れたことは無い……。」

昌幸は息子を見てにやりと笑いながら頷いた……。




 昌幸は息子の信繁にはそのように言ったが、
三成や浅野長吉にまで、戦は引き分けが良いと言うわけにはいかなかった。

軍議では、長吉が提案した城方の兵を調略する案にも賛成したし、
三成の主導で提案された総攻撃にも異議を唱えなかった。

ただし、水攻めの目的はしっかり果たしたのだから、あまり無理はするなとだけ
三成に伝えたのである。


総攻撃の編成は、下忍口から石田三成、長野口から名束正家、
そして佐間口からは大谷吉継が攻撃を仕掛ける事となり、

三成を兼続が補佐し、昌幸は吉継を、戦が出来ない正家のかわりに浅野長吉が他の者達を
率いる事となったのだ。



忍城総攻撃の決行は……七月五日と決められた。




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たわいもない会話ばかり やたら長くてスミマセン。
なにしろ頭の中に湧いてくるものが、マンガ形式なので……(;^_^A


信繁も佐助も、堤防の決壊に関しては大きな悔いが残りましたが、
(それでも信繁は、忍び隊の働きに関しては十分なものだと感謝していました)

立ち直りも早い二人なので、また直ぐに平常運転に戻りました。

なにしろ、まだ忍城攻めは続いているのですから、落ち込んでいる場合ではありません。


今回の悪戯案や足場の筏など……

水攻め失敗の士気の低さや 泥湿地で自分が歩く時の事を考えた上でのワタクシの妄想100%です!

私が調べた忍城攻略では、こんな作戦が取られたなどと書かれた記述は有りません。
ご了承ください。


でも実際、泥沼をどのようにして攻めたのでしょうか??
(橋しか渡れなかったら狙い撃ちされますよね?)

せいぜい足首が埋まる程度の泥沼だったのか、あるいはやはり何かで足場を固めたのか、
方法は分かりませんが、総攻撃は史実として実行された事です。


昌幸殿の語っている事のうち、水攻めに関しては
「豊臣の財力誇示目的」は通説として受け入れられているものと思いますけれど、

「これで十分」と言えたかどうかは、私自身の忍城攻めに対する解釈であって、
違う意見の方もいらっしゃると思います。


また、信玄公の戦の概念を昌幸殿が意識していたかどうかも、私の印象であって、
昌幸殿が実際に そのような事を口にした事があるかどうかは分かりません。

でも、昌幸殿の戦い方は、相手を攻め滅ぼすスタイルでは無かったのは事実だと思います。
(基本が籠城型で、攻めてきた敵を迎え撃つ形式ですので。)



忍城の戦い決戦日……妄想は更に続きます。(また週末のブログアップです。)

なんたって、ウチの信繁殿はゆるいけれど戦闘力高いですから……
忍城でもまた“そこそこ”活躍していただきました。(←史料にそのような記録は無いです;笑)








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最終更新:2016/04/20 12:23

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