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2016/04/17 11:16

※真田幸村レポート「疾風の如く 掠火の如く(かぜのごとく ひのごとく)」を読んでいただける前に
 下記の“ご注意”をご確認ください。よろしくお願いいたします。

「疾風の如く 掠火の如く」☆読んでいただく前のご注意☆ Attention please!!


※主要登場人物のイメージイラスト は こちら ⇒ 「疾風掠火」青年期 人物紹介

※ここまでの「疾風の如く 掠火の如く」 は こちら ⇒ カテゴリ「疾風の如く 掠火の如く」



☆Report of Yukimura Sanada / by Shizuoka Chaho 1000

《疾風の如く 掠火の如く》



◇Chapter:8 【天下統一】◇



8-4-2「忍(おし)の浮き城~忍びの攻防」

※「忍城の戦い」に関してのお話は、自分の基本姿勢と少し違えてしまうのですが、
 史実として伝えられている事と違う内容が展開されてしまっている部分があります。
 許せない方は読まずにブラウザバックをお願い致します。




 忍城を囲む堤が完成し、ついに水攻めが決行される事となった。

この直前の見回りでも 築かれた堤防のどこにも不審な箇所は見られなかったので、
利根川と荒川に設置された堰が切られ、堤に添って水が引き入れられたのだが……

しかし……丸一日かけて堤の中に流し込み、流れる川の水位に達しても水量が足りず、
結局 本丸が水に沈む事は無かったのだ。

忍城の本丸は、広大な湖にぽっかりと浮いているかの如くに見え、
それゆえ“忍の浮き城”と呼ばれたのであった。

そしてむしろ、城の周りに広がる水が広大な堀の役目をし、
忍城は水攻めを受けた事で、却って防御力の高い城となってしまったのである。


(忍城の侍はこの事が分かっていたのか……。
 本丸の地面の高さは川が氾濫しても沈まないよう、川上の川岸よりもずっと高かったのだ。

 確かにこの状態ならば、井戸の水も濁らず、兵糧さえあればずっと籠城できるのであろう……。
 でも、本当にそれだけなのだろうか……。)

信繁と仲間達は今一つ釈然としなかった。


一方 三成と吉継、正家は、ため息をつきながらも無為に時を過ごしている場合ではなかった。

「……あれ程の財を費やしたというのに……水攻めは失敗か……。
 これからどうしたらいいと思う?吉継。」

「いや、まだ失敗したとは言い切れぬと思うぞ三成。
 ……だが、次の城攻めの策を考えねばならないだろうな。

 とりあえず、堤を更に川岸にまで築いて、もっと上流から水を引き入れるか……。
 あるいは小舟を大量に調達して、水軍のように攻めるか……。」

「まあ、可能性がある方法で試してみるしか無かろうな。
 予算の算段は頼む、正家。」

「舟の調達など……この内陸で可能かどうか……見当も付かぬ。
 といっても戦の方法なんぞ、俺にはさっぱり分からぬ。

 とにかく俺は資材の調達を当たってみるから、戦術はたのむぞ、吉継。」

長束正家は、正直なところを言えば 自分は戦場で戦うことなど考えてもいなかった。


房総から送られてきた兵も、三成が率いてきた兵達も、
そもそも実戦に於いて、自分の腕に自信があるものなどほとんどいなかった。

結局、舟での突撃案よりも、更なる水攻め案が現実的という結論となり、
豊臣軍はまた黙々と、追加の堤を築き上げていく事となったのである。



……しかし……

真田昌幸が鉢形城落城後に忍城の陣へ立ち寄った日の夕刻、
天気が崩れ雨が降り出した。

そしてその雨は徐々に激しさを増し、一日経っても止むことなく大雨となったのだ。


豊臣方の兵士たちにとって、この雨は大歓迎であった。

この雨量ならば、きっと本丸も水に沈むに違いない。築いた堤の高さは十分であり、
雨が降る前に見回った時には、堤が崩れる気配は何もなかったのである。

今度こそ、水攻めが成功すると思われたのだ。


しかし信繁は、雨が降れば降るほど落ち着かなくなってしまった。
(……また…だ……!!嫌な感じがする!!)


「佐助!……佐助、居るか?」

夕餉の後、佐助の姿を探して忍び達の控の間に行くと、
卯左が一人留守番に残って 忍び達はすでに見回りに出かけた後であった。

昌幸が配置していった奥村弥五兵衛と若い忍び三名、そして佐助とその配下の忍び達は、
この時こそ見張りを怠ってはならぬと、
大降りの雨の中を手分けして堤防周辺の見回りに出かけて行ったのだ。

信繁はその夜 本陣で吉継たちと共にじっと待機していたのであるが、嫌な胸騒ぎが収まらず、
何度も何度も外へ出ては 本陣から見える堤防周辺の様子を確認していた。


「信繁、落ち着かないようだな。」
吉継が追ってきた。
「三成は、この大雨でようやく本丸も沈むだろうと安堵しておったぞ?」

振り返った信繁はなんとなく顔色も悪く、いつもの明るい表情は全く見られなかった。

「……刑部殿……安心して油断した時こそ怖いのです……。
 松井田城でも前田軍が油断した隙に夜襲を受けて、大打撃を被りました。
 治部殿に、今一度ご用心をと、お伝えください。」

「それは堤の決壊のことを言っておるのか?
 何度も不審箇所が無いかを確認したではないか。」

「雨が降り始めてからは確認していないのです。
 真田の忍び達が今、見回りに出向いておりますが……私には嫌な感じが拭えません。」

「うむ……。しかし、それこそ忍びの者達ほどの夜目が利く者でなければ
この大雨の中、堤の様子を確認になど行けぬ。
せめて低い所に居る兵達に、少しでも高い所に移るよう下知しようか。」

「そうしてください、お願いします。」



 激しい雨の降る中、十人の真田忍び達は必死で堤防周辺を探索すると、
この時はついに二か所で、水位の上昇に伴い 俵を縛った数本の綱が切れるように
水中に設置された大鉈の仕掛けを見つけたのである。

直ぐさまそれを撤去し、他にまだ仕掛けはないか 忍び達は探索を続けていったのであるが……


実はその仕掛けを外した跡に、二人の北条忍びが再び戻り、直接、堤を破壊し始めたのである。


雨音に混じってかすかに聞こえたその音を、殿(しんがり)を走っていた佐助の耳が捉え、
先を行く奥村弥五兵衛に向かって叫び、直ぐに反転した。

「弥五兵衛さま!自分は先程の場所に戻ります!!」

佐助のただならぬ気配を感じ、弥五兵衛もすぐ、その後を追った。

佐助雨中疾駆


そして佐助と弥五兵衛は、堤を破壊せんと大鉈を振り下ろす北条忍びの姿を目に捉えたのである。

刹那、佐助と弥五兵衛は互いの視線を合わせると同時に、
走りながら敵に向かってクナイを投げた。

佐助と弥五兵衛の放ったクナイは、交互に大鉈を振り降ろしていた北条忍びの首に
それぞれ見事に命中し、二人の北条忍びの体はぐらりと堤の水の中に倒れ落ちていった。

……しかしその後を確認せんと、佐助と弥五兵衛がその場に着いた時……

亀裂の入った箇所から土嚢の俵と共に、
堤の壁を蹴り出す姿勢の北条忍びの身体が飛び出したかと思うと、

その後は周囲の堤も水の圧力に負けてあっという間に崩れだし、
大量の水が轟音を立てて溢れ出したのだ。

北条忍び達は、自らの命の火が消える直前まで渾身の力で堤の破壊を続け、
その使命を全うして事切れていたのだった。

佐助も弥五兵衛も為す術がなく、次々と崩れていく堤から飛び退いて、
流れに巻き込まれずにいるだけで精一杯であった。


そして堤の外側でまだ非難しきれていなかった豊臣軍を、津波のような鉄砲水が
飲み込んでしまったのである。
……三百名近い豊臣兵がこの一瞬で溺死してしまった。



ずぶぬれで帰ってきた真田忍軍を迎えた信繁は、
弥五兵衛の謝罪の言葉に首を振り、その働きを慰労する事しかできなかった。

「弥五兵衛殿、何も出来ぬ俺のかわりに 出来るだけの事をしてくれて心から感謝致す。
 ……悔しゅうござるが、皆が無事に戻ってきてくれただけでも俺は助かった……。
 早く乾いた物に着替えて体を休めてくだされ。今、温かい食べ物を用意するから……。」


弥五兵衛たちが礼をして信繁の前から下がると、
後ろでぽつんと立ったままの佐助の姿が目に入った。


信繁は佐助に近付き、自分の手拭いを差し出したが……

薄い皮手袋をはめたままの佐助の手は それを受け取ろうとしなかった。
長めの濡れた前髪に顔の上半分を隠されその表情は見えないが、きつく唇を噛んでいた。


「佐助……」

「……ゴメン、源次郎……俺に優しくするな……。自分でも嫌になる……。

 間に合わなかった……。 俺、こんなに悔しいの初めてだ……。
 あと一瞬早く気付いていれば阻止できたかもしれないのに……。」

佐助は信繁の目を見る事無く、視線を落としたまま 低い声で呟いた。

「本当に……安全だと油断したところをやられた……分かっていた事なのに……。」



そして 軽く礼をすると、佐助を待って立ち止まっていた配下の忍びたちと共に
控の間へ下がっていった。


「…………」


信繁は無言で手拭いを握り締め、苦渋の表情をして忍び達の後姿を見送ると、
夕餉の雑炊を温めてもらえるように、賄いの所へ足を向けた。





-------------------------------------------------------




忍城(成田氏)のお抱えに忍びがいたかどうかわかりませんが、
北条にはかの有名な(?)風魔小太郎が居たと言われておりますので、

北条征伐の時 主要な城には、役割分担された忍びが派遣されていたという設定になっています。((^┰^))ゞ

佐助達はほとんど見抜いて防いでおきながら、あと一歩及ばず、
北条忍びは命は落としましたが使命は全うし、

勝ち負けで言ったら北条忍びの“執念の勝ち”という結果になりました。

(※ちなみに、佐助が走っている落書きクオリティのイメージイラスト……
  腕は振らずに固定ですので……念のため。(;^_^A
  個人的イメージかもしれませんが、忍者は走りながらも攻守に対応できるように、
  左手は防御対応でいつも胸の前、右手は直ぐに武器をとれるように後ろ、  という感じです。)




忍城の水攻めは、記述によっては“読みの浅い石田三成が黒田官兵衛を模倣して失敗した”と
書かれていたりしますが、

これほど大規模に資金が必要な普請を、三成の裁量で決められるとは思いませんし、
やはり秀吉が命じて(やむなく?)実行されたものではないかと私自身は思います。

現存の史料は 江戸時代に、徳川が家康の行動に正当性を持たせるために、
必要以上に石田三成を貶めて書いてあるものも 結構あるように感じているのは……
決して私だけじゃない……と思ってます。(; ̄ー ̄A

もちろん私も三成の全てを肯定するわけではありませんが、
忍城の水攻めはそもそも 初めからやや無理があったという印象が拭えません。

成田氏も水攻めが成功すると思っていたら、きっともっと早く、豊臣に援軍が来る前に総力戦を仕掛けるか、
降伏して豊臣に降りていたのではないかしら~??……と思います。



……というわけで、この後は水攻めが失敗した後の忍城攻略作戦です。
妄想全開、フィクション満載です。スミマセン;(;^_^A






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最終更新:2016/04/17 11:16

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