【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ 店長の部屋Plus

記事詳細

2016/04/10 12:06

※真田幸村レポート「疾風の如く 掠火の如く(かぜのごとく ひのごとく)」を読んでいただける前に
 下記の“ご注意”をご確認ください。よろしくお願いいたします。

「疾風の如く 掠火の如く」☆読んでいただく前のご注意☆ Attention please!!


※主要登場人物のイメージイラスト は こちら ⇒ 「疾風掠火」青年期 人物紹介

※ここまでの「疾風の如く 掠火の如く」 は こちら ⇒ カテゴリ「疾風の如く 掠火の如く」



☆Report of Yukimura Sanada / by Shizuoka Chaho 1000

《疾風の如く 掠火の如く》



◇Chapter:8 【天下統一】◇



8-3「“見せしめ”と“見せつけ”」



 豊臣の大軍は、北条方の属城を多方面から次々と攻め落としていったわけであるが、
落城の仕方は両極端なのであった。

城によってはあっさり落ちる。落ちない城はなかなか落ちない。


……そうなのだ。

きっと直ぐに落ちた城は、北条方も最初からそのつもりでおり、
北条氏政らにとって、なんの精神的負担にも脅威にもなっていないのであろう。


 北方隊が攻めた松井田城、鉢形城は、“なかなか落ちない”城であったが

支配後の統治がしやすいよう、開城後の処置にも、温情ある処分がなされてあり、
北条方の家臣達でも、討死したもの以外は皆、命を救われてきたのだ。

ますます、氏政らは豊臣を甘く見ていたに違いない。



 小田原を包囲し始めた頃は 秀吉も、その内に北条も追いつめられるだろうから、
のんびり攻めればよいだろう、と考えていた。

しかし、だんだんじれてきたのである。


いくら豊臣に莫大な財があろうと、やはりこれだけの大軍で包囲し続けるのは
無駄と言えば無駄なのだ。

そしていくら淀殿を小田原へ呼んでいるとはいえ、愛児の棄(すて)にも
糟糠の妻お寧々にも会いたくてたまらない……。

元来秀吉は、一つの事が終わる前から 次の事にも手を付ける様な性分である。
早く名実ともに天下を統一して、棄丸の為の世を創り始めたかった。


(北条を精神的に追い詰めるには……あの方法しかないかもしれぬ。
 利家ならば、儂の意に絶対に抗うはずがない。

 同行しているのはあの上杉景勝と真田昌幸であるし……。
 あの者達にやって貰うのが一番であろう……。)

秀吉は自分が率いてきた豊臣主力隊ではなく、別経路で進軍してきた北方隊に
それを実行する役目を申し付けたのだ。


“それ”というのは……すなわち、“皆殺し”である。


「鉢形城の後に攻める八王子城に於いては、情けをかけずに徹底的に首を取れ。
 ……たとえ抵抗する様子が無くても、北条兵は全て容赦なく殺せ。」

さらに

「見せしめの為に 主将の首は小田原城へ送りつけ、討ち取った北条兵の首全てと、
捕虜として連行した女子供達を縛り上げ、小田原城から見える所に並べよ」

ここまでやらねば、あの面の皮の厚い北条氏政を打ちのめす事は出来ないであろうと
考えたのだ。



この命令を受けた北方隊の大将たちは愕然とした。

「なんと……今までの関白殿からは考えられぬ。皆殺しとは……。」
真田昌幸も俄かには信じられなかった。

しかし、前田利家は

「……関白殿が心酔していた亡き織田信長様のやり方だ……。
 この戦ももはや大詰め……関白殿は甘さを棄てて信長様のやり方を踏襲せねば、
 小田原は開城しないと判断されたのであろう……。」

自らも織田信長の家臣であった利家である故、“皆殺し”の指示に対しては
昌幸や景勝よりは 抵抗が無い様子であった。


 上杉景勝は沈黙を守っていたが、小声でささやく兼続の言葉には静かに頷いた。

「どうせ、豊臣の直臣に恨みが向かないように……、
 また豊臣の権威を示す為に 外様の我らに苛烈な役目を押し付けたのでありましょう。

 ……関白が考えそうなことです。 しかし、従わないわけにはいきますまい。」


五七の桐+炎


 八王子城の城主北条氏照は小田原城に籠城していた為、城に残っていたのは
狩野一庵以下の三千名ほどであるが、その中には領民および女子供達も含められていた。

六月二十三日、八王子城は霧のたちこめる丑三つ時から北方隊の猛攻を受け、
激戦の末、その日の朝には落城した。
非戦闘員である領民や女子供までもが討死、あるは自害して命を落としたという。

北条征伐の中ではこの八王子城の戦いが 最も悲惨な戦いとなったのであった。



 秀吉は、前田利家と上杉景勝に対しては、この“後味の悪い”城攻めを最後として、
小田原の陣へ迎え入れ、慰労し、精一杯のもてなしをしたものである。

しかし、直江兼続と真田昌幸に対しては、

「辛い役目の後さらに申し訳ないが、三成と信繁が忍城の攻略に苦戦しておる。
 援軍として駆けつけてやってくれ。」

と、再び武州行きを命じたのであった。

秀吉は、兼続と昌幸の能力の高さを評価しているし、たいそう気に入っている。
正直、彼らには恨みのこもった眼で見られたくない。

与える恩賞がまだ決まらない今は、顔を合わせたくはなかった。


 そして、八王子城攻めと忍城攻めというのは、小田原征伐の締めとして、
豊臣が戦後の天下を治める為の 大切なパフォーマンスでもあったのである。


八王子城では天下人に逆らう事の愚かしさを示す為の《見せしめ》を行ない、

忍城の水攻めでは天下人でなければ成し得ない財力を《見せつけ》、畏怖させる。



備中高松城の時よりも、桁外れの大掛かりな堤を築かねば
忍城を水に沈めることは出来ないという事は、秀吉にも分かっていた。

その為には高松城の時と同様、豊臣の財を惜しげなくばら撒き、近在の住民達を使って
堤を築かなければならない。

だから戦術よりも、経済的な実務能力に長けた子飼いの奉行衆に大将を任せたのである。
福島正則らの不満解消は、秀吉にとっては二の次の“ついで”の事であった。


 しかし、実際に城を落とす際の決定打と開城交渉に関しては、
戦に不慣れな三成や正家だけでは不安が残る。

吉継が懸念して進言してくる前から、秀吉は後詰めで援軍を送る心づもりはあったのだ。

そしてその役目も、敢えて外様に任せることで、
豊臣に臣従を迷っている東北奥羽の大名たちへのアピールにもなるのである。


だからこそ、兼続と昌幸を忍城へ送るのである。

簡単には落城しそうもない忍城ではあるが、切れ者の山城守兼続と安房守昌幸ならば、
きっとその役目を無事に果たしてくれるであろう。

同時に浅野長吉を送れば、豊臣親族衆の面目も保たれる。

(山城や安房には苛烈な仕事ばかりを押し付けることにはなるが、
 戦の後に与える“見返り”で、その働きに見合った恩賞を 十分に配慮すればいいだろう。
 二人には きっと儂の、その意思を理解できるであろうて。)


兼続にしても昌幸にしても、三成と信繁の援軍に向かう事に異議はない。

正直、今は関白の顔を見たくはなかったし、
三成と信繁は二人にとって、友でもあり息子でもある。


 八王子落城後 兼続と昌幸は、景勝らと別れて、
小田原には行かずに、直接忍城へ向かったのだった。





---------------------------------------------------------------




八王子城忍城の戦いを、取り立てて“セットにして”で紹介している文章を
私自身は目にしたわけではないのですが、

(それぞれ単独に紹介されて居るものと、北条征伐を全体的に並べて紹介されているものは
 たくさん読みました。)

真田・上杉、そしてこの時期の北条征伐の進捗状況、秀吉の権威の示し方などから考えたら、
この二つの戦いは セットで考えられるものなのではないかと思い、

こんな感じでまとめてみました。

ちょうど両方ともに真田昌幸殿と直江兼続殿が関わっていましたので
なんか、これはもう本当に“意図的”に組まれたのかな?と。

両城とも、城主は北条氏政・氏直と共に小田原城に籠城していますし、
小田原城の開城に向けて、
他の城とは精神的な位置づけも特別だったのではないかと思います。



 小田原城を包囲していた豊臣諸隊は、少しくらいは戦らしい攻撃もしたようですけれど、

後はお城を築いたり(石垣山一夜城)、和平交渉に当たったりで
総攻撃はしていないのですよね。(ですよね?)


現代の私たちが見ると、

氏政も、どうせならさっさと(北条征伐の前に)豊臣に臣従してしまえば良かったのに、
と思いますが、
そこが家康と氏政の違いだったのでしょうね。

氏政には北条早雲以来の関東武士の意地がありましたから。


織田信長との関係も大きかったかもしれないなぁと思います。
(家康と秀吉は、信長に対して憧れがありましたけれど、北条はそういうのナイですよね。)



話が少し前後しますが、次は再び 鉢形城、八王子城落城前の
信繁が着いたばかりの忍城に戻ります。

続きは多分……週末になります。

私は名作『のぼうの城』の原作も読んだことが無いし、映画も見ていないので、
全く影響を受けていない別のお話になると思います。

本当は見てみたかったのですけれどね~……。きっと全然イメージが違うんだろうなぁ……。

まだ湧いてきたイメージをまとめるのに苦労しています。
なんとか週末までにまとめたいです。(;´Д`A ``` 



(※浅野長政に関する表記がやや不適切で自分でも気になったので投稿しなおしました。)



緑ハート休日はのんびり!音符
  リラックスタイムに緑茶はいかがですか!

青ハート緑茶には、ビタミンがたっぷり含まれていますよ!
   疲労回復、風邪予防、老化防止効果あり♪日本茶

緑ハート緑茶のカテキンパワー!!
  毎日飲んで、健康長寿!ちょききらきら
  

↑ ¥2052

↑ ¥1566
                                               


                             下矢印クリック!スマイル

日本茶美味しさと健康、食卓に笑顔。 静岡茶舗 https://www.rakuten.co.jp/shizuokachaho/

【静岡茶舗 楽天市場店】 店長ブログ→https://shop.plaza.rakuten.co.jp/shizuokachaho/
   緑茶・日本茶・煎茶・深蒸し煎茶・粉茶・粉末茶・べにふうき・紅茶・玄米コーヒー・健康穀物他

最終更新:2016/04/11 03:46

このお店で1週間以内に売れた人気アイテム

コメント 4件 コメントを書く

2016/04/11 11:27:20

やっと終わりました(`・ω・´)ゞ

『美味しいもの鮮果』さん


 こんにちは(●´ω`●)野菜ソムリエのkeikoです~♪

 深夜のアンティークショップのブログに熱が入りすぎて、寝不足ですネムイ(´・ωゞ)

 商品のご紹介と言いながら、ページのほとんどが、おはなしのあらましと感想(笑)!!

 何度読んでも感動すると言いながら、何度も読むので先に進まず、先ほどようやく、

 書きたいことを最後まで書けました、今ごろ深夜のブログに追記したところで、

 いったい、誰が読むっていうの~と思いながら(笑)、ただの自己満足です(*´・ω・)(・ω・`*)ネー

 あれもこれも付け加えたくなって、自分の力不足が情けなくなります(;´д`)トホホ…

 でも、思っていることや感じたことを書いて、人さまに読んでいただこうなんてことは、

 差し出がましいとは思いつつも、大好きなお話なので、やりがいを感じております(`・ω・´)ゞ

 そのうち、ちかさまのようなブログが書けたらいいな~と思います(= '艸')ムププ

2016/04/11 18:18:52

八王子城?

インテリアショップ にんぐるさん

八王子って、あの、東京の八王子ですよね?
お城があったのですね・・・・・。

その昔、若かりし頃に行ったことがあるはずなのに
そんなお城に気づかず・・・。
と、思い、今軽く調べて見たところ
「城跡」となっているので、建物は無いのですね・・・。

歴史とお城は切り離せないもの。
お城も奥深く調べると、面白そうですよね~^^

2016/04/13 17:15:48

美味しい鮮果さま

静岡茶舗さん

>深夜のアンティークショップのブログに熱が入りすぎて

はい!感じます!!keikoさんの熱い情熱と愛情!!(^^)v


でも、お話のキャラクターも、
その生い立ちや背景や、エピソードを知っているかどうかで信愛度も湧きますし、

欲しいな~、眺めていたいな~という気持ちも
変わってくると思います。

だから、keikoさんのブログは、興味のある人にとっては大変参考になる物だと思います。
ちゃんと店長ブログで書く意義を持っている!!



しかし、私の場合……お茶とはなんにも関係ないですし(たまに絡めますがww)……

書いているお話も、真田幸村に何の興味もない人が読んでも
「なんだこりゃ?」としか思えないものですし、

真田幸村に対する印象が私と違う人でも「なるほど」と思ってくれるか
「これは違う!」と思うか、

それによっても続きを読んでくれる人がいるかどうか、かなり変わると思います。


少なくとも、私が書き始めたきっかけが、
真田幸村という人をこういう印象で書いてある物語が無かったからであり、

だから受け入れていただけない覚悟も決めて書き始めたのですが、


実はアメブロの方では割と認めていただけて、
それならやっぱりこの後も最後まで書き続けていこうかな、と思っています。


でも、書くきっかけは、
やっぱり自分自身が“好き”という情熱と“自己満足”なのですよね?(笑)

一緒ですよね、keikoさんも私も♪

きっとkeikoさんには私が書いている気持ちを分かっていただける!と思っています~。(*^^*)

2016/04/13 17:21:41

にんぐるサマ

静岡茶舗さん

そうそう、多分あの八王子だと思います。

でもなにしろ「皆殺し」のあった城ですから、心霊スポットにもなっているかもしれません。
(私はその件、調べてないのですけれど)

なにしろ滝が三日三晩血で赤く染まっていたという事ですから……。><;


だから建物は建てない方がいいのではないかしら?

建築中に事故とか起こりそうな感じがしますしね、コワイコワイ。

コメント入力欄
お名前(必須)
タイトル(必須)
本文(必須) ※全角で800文字まで記入できます。

書き込みに際しては店長の部屋規約の禁止事項や免責事項をご確認ください

ページ上部へ

つぶやき

カレンダー

2016年4月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

今月