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2019/08/05 19:42

お茶のカテキンは、利尿を促進し高血圧を予防・改善効果がある!
高血圧症は大きなリスク

***高血圧症は日本でも身近で大きな問題となっている***
血圧の高い高齢者



高血圧症の患者は日本に4200万人、国民3人に1人が高血圧症といわれています。さらに60歳以上の場合は、男性で60%、女性で45%と割合が高くなっています。

アメリカでは心臓発作、心筋梗塞などで亡くなる方が最も多く、日本でも年間20万人(2番目に多い死因)と他人事ではありません。

高血圧が心筋梗塞他様々な病気を引き起こす原因となっていますが、血圧が基準値以上の方は、5mmHg下がるだけで冠状動疾患が9%、脳卒中が12%のリスクが減少するといわれています。死亡リスクは4%減少します。

このように、血圧が高い方は、極めて生命のリスクが高いという結果がでています。

多くの方は、高血圧の薬を服用していますが、高血圧の薬は、飲み始めたら一生続ける必要があると言われています。高血圧の原因を治療するのではなく、単に血圧を下げる薬だからです。

出来れば薬に頼らず、日常生活で高血圧を予防や改善に役に立つ食品はないのでしょうか?


そもそも高血圧の原因とは?
血圧の仕組み
血圧=血液量×抵抗(血管の通りやすさ)

血圧とは、上の式で成り立っています。

つまり、血液の量が増加するか、血管が収縮したり、動脈硬化などで血管の内壁が狭くなったりするなどが原因で血圧が上昇し高血圧症となるのです。

血圧があがると危険なのはお話ししましたが、血管に圧力がかかれば、ヒビがはいったり、破れてしまったりなどの危険性が大きくなります。

では、下げるためにはどうしたら良いかというと、逆に上の式の「血液量」を減らすか、血管を拡張するなど「血管の通りを良くする」と血圧は下がります。

血圧は血液量と抵抗


〇高血圧の方必見! お茶の血圧を下げる効果
血管の酸化を防いで高血圧を予防する(動脈硬化予防)

動脈硬化予防のページで説明しましたが、脂質の多い食品やストレスなどで活性酸素が増えると、プラーク(ゴミ)が溜まり血管の通りが悪くなります。また、血管の柔軟性も失われていくため、圧力が高まり高血圧になります。
緑茶のカテキンは、抗酸化作用が活性酸素を除去し、ゴミの原因となる酸化LDLを抑制することで動脈硬化を予防し、高血圧症を防ぎます。


血液量を減らす=利尿作用

風船に水を入れ続けると圧力が高まります。人間の体重の60%は塩水なので、風船と同じように、人間も水を飲んで排尿しなければ、飲んだ水の分だけ血圧が上昇します。

通常は、飲んだ分だけ水分を汗や尿として排出することで、血液の塩分(イオン)バランスを一定にするように身体はできています。

しかし、塩分の高い食事をとっている方は、血液中の塩分(ナトリウム)濃度が高くなります。さらに悪いことに、腎臓で塩分が再回収が起こり塩分が体外に排出される機能が低下します。その結果、身体の塩分濃度を一定に保つため、水の排出を抑えて血液の量が増加して血圧が上がります。 これが、塩分の高い食生活をおくっている方が、高血圧症になる大きな原因です。



そこで、血圧を下げるために重要なのが、血液量を減らすこと。

そのためには、腎臓の働きをよくすることが重要。腎臓が塩分を回収しないようにして、たくさん尿または発汗で体液を排出すれば、血液量も減って血圧が下がります。



お茶やコーヒーに含まれるカフェインは、まず、血管を広げ(これだけでも血圧を下げる効果もありますが)腎臓が塩分を再回収するのを防いで塩分濃度を下げます。さらに、血管が広がることで腎臓の血流が増え、腎臓の働きがよくなり、排尿の量や回数を増やす効果もあるのです。
※カフェインを摂ると思考が明快になったり、運動能力が向上するといわれるのは、腎臓と同じく血流が増えるからです。

腎臓の働きが強化されれば、単純に尿の量がふえるというのと、ナトリウムの再回収を止めると血液の塩分濃度が下がります。そうすると、余った水分と塩分を身体から排出してくれます。←これが利尿作用です。

お茶やコーヒーを飲むとトイレが近くなるのと、緊張した時におしっこに行きたくなるのは、この利尿作用と実は同じ原理だそうです。

さらに言えば、アルコールも交感神経を高めるので、利尿作用は同じです。しかし、アルコールの場合は血管が収縮するので、高血圧の原因になったり、飲んだ以上に出てしまうため脱水症状になったりする場合もあるので注意が必要です。

※尿中には0.9%前後の塩分が含まれますが、強いアルコールを飲むと、おしっこの塩分濃度がなんと0%になります。つまり、アルコールが血中に残っている間は塩分が排出できなくなり、身体の塩分量が増え、結果、血液量が増え血圧が上昇する理由です。高血圧の方は、過度なアルコール摂取は禁物です。



カフェインは眠れないとか交感神経が高まるとか色々と悪いことばかり言われて、体に毒なイメージがありますが、実は非常に役に立っている側面も多いのです。

特にお茶に含まれるテアニンはカフェインの興奮作用を抑えてくれる効果があるので、正しく飲めば眠れないなどの心配はなく、安眠に効果があるとされています。


ケルセチン

お茶の特定の品種(そうふう、さえみどりなど)には、玉ねぎで知られるケルセチンを多く含みます。

※2019年1月22日放送「名医とつながる!たけしの家庭の医学」でも、緑茶のケルセチンが老化の原因となる身体のサビを減らす効果も紹介されています。

ケルセチンは、カテキンと同様の抗酸化作用で高血圧予防の効果がありますが、さらにもう一つの作用があります。血管を収縮させ、さらに腎臓の塩分回収(塩分濃度を高める)を促進して血液量を増加させる機能の「アンジオテンシンII」という物質があります。ケルセチンは、「アンジオテンシンII」を増やさないようにすることで、高血圧を防ぐ効果があるのです。

*血圧を下げる医薬品にも、ケルセチンの作用と同様にアンジオテンシンIIに変換する酵素(ACE)を阻害するものや、アンジオテンシンIIが受容体に結合するのを阻害する働き(ARB)のものがあります。

*ケルセチンだけでなく、カテキンの一種であるエピガロカテキンガレートやメチル化カテキンにもアンジオテンシンII活性阻害効果があることがわかっています。ケルセチンの多い緑茶を飲むと二重にアンジオテンシンIIの活性を抑制することが期待できます。


ストレスが原因の高血圧にも効果がある

ストレスが溜まっていくと高血圧になる話は、よく耳にします。ストレスが溜まりイライラすると、交感神経が高まり、心拍数が上がり、動脈が収縮し、結果として、血圧が上昇します。緑茶のテアニンにはリラックス効果があるので、副交感神経を高めてストレスや疲労を軽減し、血圧を下げる効果につながります。玉露や抹茶の他、うま味の高い高級茶やさえみどりという品種にテアニンは多く含まれます。

・ストレスと高血圧について

・お茶のリラックス効果について


お茶を飲んで実際に血圧は下がるのか?日本や海外の臨床結果


日本の2318人を対象とした調査では、緑茶を飲む回数が多いほど、高血圧の人が少ないことがわかっています。ポーランドやイギリスの研究でも2カ月~3カ月の摂取で血圧が下がることが確認されています。さらにメチル化カテキンの多いべにふうきの緑茶は、2カ月の飲用で血圧が8.65mmHg下がったとの報告があります。

いずれにしても、最低2か月間、お茶を飲み続ける必要がありそうです。


まとめ</font>



このように、高血圧は大変危険な疾患です。

普通は病院で薬をもらって対処すると思います。医薬品は血管を拡張したり、利尿を良くして血圧を下げてくれますが、服用を止めると元に戻るので根本の原因を治療するものではありません。一生、ずっと飲み続けなければなりません。しかも、薬品には副作用もあります。

そこで、まず心がけてほしいことは、塩分を控えた食生活をおくること。血液中の塩分濃度が減ることで血液量が減り、血圧も下がるからです。

そして、適度な運動をすること。ウォーキングなどの体全身を使う有酸素運動が良いとされています。血圧が平均で5~7mmHG下がるそうです。また、最新の研究では筋トレでも、有効ということがわかってきています。

そして、お茶を飲むこと。緑茶のカフェインの利尿作用が血圧を下げることに加えて、動脈硬化や血管がもろくなることを防ぎ脳卒中や心筋梗塞などの大きなリスクを減らしてくれます。さらにストレスによる高血圧症の方にも、テアニンのリラックス効果でストレス軽減に役立ちそうです。近年はテレビなど様々なメディアで高血圧改善なでのお茶の効能が度々紹介されています。手軽でお茶の成分をまるごと摂れる粉末緑茶も人気になってきました。

健康は、生活習慣で大きく変わってきます。お茶を飲んで健康的な生活を目指しましょう。

最終更新:2019/08/05 19:42

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