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2020/11/16 23:33

ロックダウンの目的、それは「言うことを聞けば自由にしてやる」 スロバキアが全国民に対して新型コロナのほぼ強制的なテストを実施。欧州の他の国々も追随する雰囲気に

2020年11月12日
約4万5000人の医療従事者、軍隊、警察がテストを実施するためにスロバキア全土に配備
slovakia-moonshot-11.jpg

テストを受けなければ夜間外出禁止の強制継続

以前、以下の記事で、イギリスにおいて「全国民への新型コロナウイルス検査」のブロジェクト「ムーンショット計画」についてご紹介したことがありました。

ムーンショット計画 (Operation Moonshot)

ムーンショット作戦は、イギリスにおいて、新型コロナウイルスの大量同時検査を導入し、ウイルスの制御を維持しながら、イギリスにおいての大規模な集まりを可能にする方法として、英国政府のプログラムに与えられた名称だ。

ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルによると、このプログラムは 2021年までに 1日あたり 1000万件のテストを実施することを目指している。

リークされた政府文書によると、ムーンショット作戦に予想される費用が 1000億ポンド (約 13兆 4000億円)であるため、このプログラムは懸念を引き起こしている。この額は、NHS (イギリス国民保健サービス)の年間総費用の約 4分の 3 にあたる。

統計学者たちはさらに、あらゆる検査で生じ得る不正確さを考えると、この規模での大規模検査は 1日に数十万の誤検知(偽陽性)を引き起こす可能性があり、非常に多くの人々が、感染していないのにも関わらず感染しているという結果になることを警告している。 (Wikipedia)


これは「イギリスのすべての国民(約6500万人)に新型コロナウイルス検査を実施する」というプロジェクトで、英首相が導入に積極的であったのですが、予算の問題に加えて、「実効性に意味がない」と、イギリスの科学者たちから多くの反対意見が出されて、中止、あるいは延期となっています。

その「ムーンショット計画」と同じ思想の「全国民へのテスト」をスロバキアが発表したのは、10月のことでした。

私が最初に見たのは、医学誌ランセットのレポートにおいてでした。

・Slovakia to test all adults for SARS-CoV-2
(スロバキアがSARS-CoV-2についてすべての成人をテストする)
ht●●tps://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(20)32261-3/fulltext
The Lancet 2020/10/31


具体的には、10歳以上のすべての国民に対して、新型コロナウイルスの抗体検査を行うというもので、対象人口は約 400万人です。

11月に入って、それが「本当に実行されていた」ことを知りました。

そして、驚いたのが、

「対象人口の約 97%が政府の指示に従った」

ということでした。

つまり、ほとんどの人たちが強制的ともいえる新型コロナウイルスのテストに自主的に参加したわけですが、その理由は?

その10月の終わりから、スロバキアは事実上のロックダウン状態にあり、

・全土の夜間外出禁止令
・感染事例の多い地域は完全な封鎖
・全国のほぼすべての学校が11月27日まで閉鎖


というようなことになっているのですけれど、政府は、以下のふたつのことを提示しました。

・テストで陰性判定が出た場合、ロックダウンと外出禁止令は解除

・テストを受けなかった人は、自主隔離と外出禁止令が継続


としたのでした。

つまり、「テストは受けない」とした場合、いつまで(その人の個人的な)ロックダウン状態が続くのかわからない条件を提示したのですね。

そして、テストを受けて「陰性」が出た場合「規制は解除」という、

「規則と自由の交換条件」

を出したわけです。これで、国民のほとんどが自主的にテストに臨んだようです。

を出したわけです。これで、国民のほとんどが自主的にテストに臨んだようです。

後述しますが、イギリス政府系の民間組織が、このスロバキア政府のやり方を賞賛しまして、「あめとむちを上手に使い分けた良策」と褒めていました。

イギリスもそのうち全国民検査に踏み込みそうですが、スロバキアの全国民テストの状況についての報道をまずは短くご紹介しておきます。

スロバキアは全国的な新型コロナテストを開始する

スロバキア政府は、10歳以上のすべての国民を対象としたテストを実施する計画を発表した後、11月2日までに人口の約半分のテストを行った。

11月1日の大量テストの初日に約 250万人のスロバキア人がテストされ、その中の 2万5,850人が陽性だった。これは、検査数の 1%が陽性を示したことになり、陽性判定が出た人たちは自己隔離を余儀なくされた。

人口 550万人のこのスロバキアは、新型コロナウイルスの第二波を封じ込めるのに苦労しており、当局は、今回の野心的なテストプログラムを行わないとした場合、その代替案は全土ロックダウンしかないと主張した。

多くの人々は自主的にテストに向かったが、しかし、スロバキア政府は、テストに参加しなかった人々には個人的なロックダウンを課すと述べていた。

40,000人以上の医者、軍隊、警察が 5,000のテスト施設に配置され、抗原テストが実施された。

スロバキア首相は、国民にテスト参加を迫ったことを謝罪したが、しかし、スロバキアは岐路に立っている(ので仕方ない)と述べた。

しかし、この全国民テスト計画は、そのようなことは意味をなさないとして、一部の科学者や医療者たちから非難されている。

スロバキアの開業医協会は、テスト施設が混雑していることを問題視しており、社会的距離の規範に反していることを指摘した。

また、専門家は、このテストに使用された抗原検査は、実験室ベースの検査よりも精度がかなり低く、より多くの偽陰性および偽陽性の結果を返すと主張した。

スロバキア政府は、次の週末に第 2回目の全国民テストを計画しており、第 1回目で見逃されたケースや、その間に感染したケースを把握する。 (The Nation 2020/11/02)


ここまでです。

> 次の週末に第 2回目の全国民テストを計画

とあり、一度だけではなく、何度も行うつもりのようです。

それにしても、「 250万人のうちの約 2万5000人が陽性」って 1%なんですけれど、これは「偽陽性率」の観点から見ると微妙に何ともいえない数値であり、「ほとんどはそれでは…」という感じもないではないです。

しかし、問題は、それがどこの国であろうと、

「本当に全国民テストを行ってしまった」

ということです。

そして、

「テストを受ければ自由をあげよう」

という条件を提示したと。

「ああ、ロックダウンの意味ってここにあるのかもなあ」と、ふと思います。

自由を餌にする。

その後、イギリスの公共サービスの改善に関する組織であるビヘイビアール・インサイト・チーム( Behavioral Insights Team / 行動洞察チームの意味)は、このスロバキア政府の試みを賞賛する公式文書を発表しました。

この組織は、資料によれば、イギリスの内閣府の人たちから始まったもので、現在も、「政府、地方自治体、非営利団体、民間組織と協力して、主要な政策問題に取り組む」と記されている政府系に近い組織です。

このチームが発表したレポートのタイトルは

・スロバキアが1つの週末に360万人のCOVID-19をテストを成功させた方法 - 英国のための3つの教訓
How Slovakia tested 3.6 million people for COVID-19 in a single weekend
ht●●tps://www.bi.team/blogs/how-slovakia-tested-3-6-million-people-for-covid-19-in-a-single-weekend/


というもので、

「このようにすれば、大集団に対して一気に集団テストを受けさせられますよ」

と英政府に提言している内容でした。

少し抜粋しますと、最初は以下のように始まります。

スロバキアがCOVID-19のテストを全国民にどのようにして行ったか

10月31日から 11月1日まで、スロバキアは 10歳〜65歳の全人口、約 360万人をテストすることを決定し、国民の約 97%のテスト参加率となった。検査結果は、15分の待機時間の後に判明する。

このテストで陰性となった人たちは、陰性の証明書が渡され、その人たちは厳しい夜間外出禁止令から解放された。

軍が主導するこの作戦は、40,000人の担当者(軍と 15,000人の医療従事者とボランティア)の準備等、計画開始から実行まで は 17日かかった。

イギリスがスロバキアと同じことをする場合には、人口 100万あたり 1,000カ所のテスト施設と 8,000人のスタッフが必要だ。


そして、ずっと続いた後に、次のような興味深い部分も見当たります。

計画とテスト施設

スロバキア内閣は、全人口へのテストを迅速に組織することを決定した。コードネームを「共通の責任作戦」として、以下の 2つの一致する目的を達成するためにおこなわれた。

・人命を救うために(ウイルスの)拡散を避ける。感染数の曲線を平坦化することで、病院の危機は回避される。

・スロバキア経済を救うために、さらなる厳格なロックダウンを避けるために行う。


今回のテストでは、 10歳未満および 65歳以上はテストから除外された。

テストへの参加は義務ではなかったが、参加を拒否する市民には 10日間の自己隔離が義務づけられた。

テストを受けた場合、ロックダウンからの早期の解放の恩恵を受けられる。


ここに、

> 65歳以上はテストから除外された

とありますが、「一番重症化する年齢じゃないかよ」とは誰もが思うところですが、スロバキア政府は「スルー」したようです。

さらに絶望的なくだりとして、スロバキアが今回のテストで使用したのは、PCR ではない「ラテラル・フロー・テスト」と呼ばれる抗原検査方法で、韓国のメーカーのものを使ったようですが、以下のようにありました。

ラテラル・フロー・テスト (Lateral Flow Test)

スロバキア政府は、70%の感度の韓国製のラテラル・フロー・テストを使用したが、これは検査した人たちの 10分の 3は陽性でも陰性と判断されることになる。

この検査では、すべての陽性が捕らえられるわけではないことを考えると、政府は、陰性判定だったすべての人たちにも次の感染余波まで注意を払い続ける必要がある。


70パーセントの精度の検査…。

このラテラル・フロー・テストいうもので、「感染していないのに陽性と出る」方の確率的な数字は書かれていないので、それはわかりませんが、感度 70%って大ざっぱな…。

そして、レポートの後半のほうには、「真核の意志」が書かれています。

優遇措置の施行

スロバキア政府は、非常に効果的な飴と鞭の戦略を選択した。

この規定が制定されたテストの 1週間前には、スロバキアでは厳しい夜間外出禁止令が出されていた。つまり、自分の仕事に行く、または必需品を買うため以外には家から出ることを許されていなかった。

このテストは「自発的」であると言われていたが、次のような「規定」を課すことで、多くの人々が自発的にテストに参加することになった。

・テストを受けなかった人たちは、夜間外出禁止令の対象となる。

・テストで陰性だった人たちは、仕事、ショッピング、旅行に出かけることができる。ただし、マスクは必要。

・テストで陽性となった人たち、およびその世帯は、自己隔離する必要がある。

これは事実上、ほとんどの人が(元のように)働くことができるようにするためには、テストを受けるしかない状況を作ったことを意味する。テストを受けない場合、在宅勤務ができない人々は、仕事を休むしかなくなる。

政府は、テスト結果を検証するために、紙の証明書を発行した。紙幣タイプの保護手段(透かしなど)を使用したものだ。

さらに、新しい規制を発行し、店舗や雇用者がその証明書を要求して、テストを受けて陰性だったかどうか確認できるようにした。現在、陰性だった人々は証明書を携帯している。


このようになっていくわけですね。

これが、イギリス政府系の公共サービス組織の「提言」であり、人口 6500万人のイギリスでも「不可能ではない」ということへの布石となりそうです。

ここに科学的な基準っていうものはまるでないのですけれども。

以下の記事で書きましたように、「冬になればコロナウイルス感染は増える」という元々の性質と共に、「すでにある抗体に耐性のある変種がものすごく増えている」ということもあります。

世界の出来1606 コロナウイルスと冬。そして未知の作用のRNAワクチンへの狂想

すでに世界の科学者たちが知りうる抗体を「回避できる」新しいコロナウイルスがたくさん出ているのです。

最近も、新しい変種についての論文が出されていました。

米ワシントン大学、ハーバード大学医学部などの共同研究で、

「抗体に耐性のある新しい新型コロナウイルスの変種が 48株発見された」

というものがありました。

11月10日に発表された論文です。

・Landscape analysis of escape variants identifies SARS-CoV-2 spike mutations that attenuate monoclonal and serum antibody neutralization
ht●●tps://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.11.06.372037v1

大変な勢いで次々と変異していっているようで、すでに従来型の抗体は効かないのです。一度感染していようが、とても効率のいいワクチンが開発されようが。

そういう面から見れば、このスロバキアの国民全員テストの意味は、実際的には「無意味」となるはずですが、それはもうどうでもいいのかもしれません。

政府として喜ばしかったことは、「自由を与える」といえば、97パーセントの国民がそれに従ったと。

その部分だと思います。

これは今後も何度でも使える。

ヨーロッパでは、今後、他の国でもあり得る方策だと思われます。

何しろ、これから冬になり「感染が増えることは確実」なのですから。

日本がどうなるかはわからないですが、前回の記事にも書きましたように、季節性の要因で、やはり、今後 3月くらいまではとめどなく増えていくと思われます。

最終更新:2020/11/16 23:33

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2020/11/16 21:29

ほんの1週間ほどの間に世界各地で巨大な火球が連続して爆発

2020年11月15日
11月7日 スウェーデン南部の上空で爆発した天体とみられる火球
sweden-fb-1107.jpg

この 1週間ほど、世界の各地で比較的大きな「火球の爆発」が観測されています。

どれも隕石あるいは小型の小惑星などの天体だと思われますが、ここまで連続するのも珍しいです。

特に、冒頭の 11月7日にスウェーデン南部とノルウェーで目撃された火球は非常に明るいもので、夜の光景が爆発の瞬間、昼のようになり、爆音も記録されたと報告されています。

11月7日のスウェーデンの火球
sweden-fireball-1107b.jpg

他にも、この一週間ほどで各地で火球が報告されています。

それらを簡単にご紹介します。

11月初旬の各地の火球

ブラジル 11月8日
bright-fireball-brazil.jpg

ゴイアニアという街の上空で崩壊した非常に明るい火球が観測されました。

北米12州 11月9日
ck-fb-night003.jpg

11月9日には、アメリカのマサチューセッツ州、デラウェア州、メリーランド州、ニューハンプシャー州、ニュージャージー州、カナダのケベック州など 12州で、非常に明るい火球が観測されたことが報告されました。

east-coast-us-fireball.jpg

米国ミズーリ州 11月12日
albany-fb-11.jpg

アメリカのミズーリ州アルバニーに隕石が衝突したという報告を複数受理。

プエルトリコ 11月13日
fireball-pt-1113.jpg

プエルトリコのカボロホという場所で明るい火球が観測されました。

火球の爆発というものは連続して発生する傾向もありまして、しばらくの間は天体が爆発する様子が世界中で観測され続ける可能性があります。

最終更新:2020/11/16 21:29

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