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2020/07/13 22:15

ノルウェー南部は、雪の記録的な10メートル

2020年7月10日ウォッチャー
山の洪水を防ぐために清掃活動を行っているBKKエネルギー会社によると、7月までにノルウェー南部の一部に10m(32フィート)以上の雪が積もった。この地域は現在非常に寒いので雪はほとんど溶けられませんが、豪雨で状況が変わり、急速な融解を引き起こす可能性があります。
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BKKのコーステクニカルマネージャー、クヌート・キネ氏は「今年ほど大雪は降っていない」と語った。

貯水池はほぼ満杯で、雪と密閉された水路がたくさんあり、ノルウェー南部の山岳地帯を脅かしている、とKinneは言った。除雪の目標は、ほぼ完全なチャネルに溶け込むのを防ぐことだ、とBKKは言った。

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ノルウェー南部の除雪 - 2020年7月。

すべての雪がチャネルから取り除かれたとしても、Kinneは地域に洪水が起こらないかどうか確信が持てません。大量の降雨が急速な融解とオーバーフローのリスクを引き起こす可能性がある、と彼は説明した。

「激しく溶けると山の中ではかなり局所的になる可能性がありますが、気象予報ですぐに見られるものではありません」と水文学者のクヌート・オラ・アアモットは言います。

ノルウェー水資源エネルギー局(NVE)によると、洪水警報は現在、この地域が非常に寒く、雪がほとんど溶けないので緑色です。

ほんの数日前、リレハンメル近郊の南部に位置するオップランド郡は、海抜約2,000m(6 562フィート)で、-6.3°C(20.7°F)と登録され、1964年に設定された過去最高の低温を破りました。

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7月上旬、国の一部の地域で35cm(14インチ)の雪が降りました。7月には約5cm(2インチ)の蓄積が可能ですが、それ以上の合計はほとんど前代未聞です。

ノルウェー東部と西を結ぶ3つの主要道路が混乱し、ドライバーは冬のタイヤの使用に戻るように促されました。

最終更新:2020/07/13 22:15

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2020/07/13 21:53

人間界では新型コロナ、ペスト、デング熱、謎の肺炎が流行。さらにはウサギやミツバチ、ゾウなどの「動物のパンデミック」も進行中

2020年7月13日
滅亡的な渦中にある人間社会と生態系

日々の報道を見ていますと、今は実に「病気の時代」であることが強く実感されるときに生きていることを自覚します。

人間の世界では、いまだに主に新型コロナウイルスの話題が他を席巻している感じですが、この新型コロナウイルスにしても、「世界中でどんどん感染確認例が急増している」のです。

少し前よりはるかに加速していて、公式に発表されている世界の感染者数も 1300万人を超えました。

7月13日の感染状況
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いくつかの国や地域では、それぞれの国が 3月にロックダウンを実施した前よりも確実に感染例が急増しているのに、欧米を含む多くの国では、経済を再開させ、観光なども再開させたりしています。日本でも、Go Toトラベルとかなんとか。

新型コロナの感染力のもともとの強さと、その後の変異の状態を思えば、現在のように「どんな対策をとったところで時間の経過と共に感染者数が増えていく」ことは多少予想はついていたと思われるのですが、今、感染拡大に関係なく経済を再開させようとしているのなら、なぜ最初からそれをしなかったのかと思います。

ロックダウン後で壊滅的な影響を与えた後に、今さら何をどうやったって遅すぎる。

観光と飲食に関わる多くの人や小さな企業はそろそろ限界を迎えていると思われます。

こんな「雰囲気」が半永久的に続くのだとすれば、賢い経営者なら「今やめるのが得策」と思うわけで、この先さらに激しい閉店ラッシュが訪れるように思います。

7月7日の報道の「消費支出、5月16.2%減 減少幅は最大」によれば、5月は、

・宿泊料は前年同月比で 97.6%減
・居酒屋などでの飲酒代は 88.4%減


と壊滅的な数字となっていたそうで、6月に緊急事態宣言が解除されたとはいっても、今の日々の報道のように「夜の街が、夜の街が」と言われている限りは、復活は程遠いと思われます。

Go Toトラベル何とかにしても、世論調査を見れば、「今後も旅行の計画を立てるつもりはない」という人が 6割ほどを占めていることがわかり、元に戻るのは難しい世界だとわかります。

この新型コロナウイルスについて、最近、アメリカのスタンフォード大学の疫学教授が、ギリシャの報道メディアのインタビューに答えていて、

「新型コロナウイルスの致死率は、45歳未満はほぼ 0%です」

と述べていました。

もうずいぶんと症例の数が集まってのこの数値ですから、ある程度信頼できるものだと思いますが、基礎疾患や肥満がない限り、45歳未満の人は、死亡する可能性がない病気だと述べています。

ですので、現実として、「いったい、何を恐れて社会を止めているのかよくわからない」という形而上的な世界に今の私たちは生きているということはいえそうです。

さて、そのような新型コロナウイルスのような感染症が流行している中で、今、いろいろな「他の感染症」が流行の気配を見せていまして、それは人間も動物もなんですが、少しご紹介したいと思います。

いくつかは以前のブログなどでもご紹介したことがあり、羅列のような形となりますが、まあ、本当に「病気の時代だなあ」と思わせるものがあります。

人間の病気

カザフスタン:きわめて致死率の高い謎の肺炎

中央アジアのカザフスタンで、今年になって以来、「謎の肺炎」が流行していることが、カザフスタンにある中国大使館からの警告で明らかになっています。

カザフスタン
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以下の記事で、「半年で 1700人が死亡した」ことをお伝えしています。

世界の出来1505 新型コロナウイルスではない可能性が高い「謎の肺炎」が流行。

しかし、この謎の感染症の流行と死者は、ここに来て急激に増えていることが、その後のイギリスなどの報道で伝えられています。

イギリスのデイリースターは、カザフスタンの保健省の発表を引用して以下のように伝えています。

6月29日から7月5日までの 1週間に 3万2000件以上の肺炎の症例の患者が発生し、この肺炎で 451人の死亡が記録されている。

この数値が正確であるなら、現在のカザフスタンでは、

・毎日平均 4500人ほどの患者が発生している(カザフスタンの人口は1800万)

ということになり、そして、

・その致死率は 14%に達している

ということなります。

新型コロナウイルスと比較して、あまりにも致死率が高いために、新型コロナウイルスの変異体ではないと思われますが、カザフスタン保健省は、「まだウイルスを特定していない」と述べたと報じられています。

そして中国の内モンゴルでは、「黒死病」として知られる腺ペストが発生しています。

中国:腺ペストが発生

中国の内モンゴルで住民が「腺ペストに感染した」と発表されています。

感染経路は今のところ不明ですが、腺ペストはげっ歯類の動物(ネズミやマーモットなど)が保菌している場合が多く、そのルートからの感染が疑われるとのことです。

現在のところ、人から人に感染する兆しはないとしていて WHO は「感染が拡大するリスクは低い」と述べています。

中国・内モンゴル自治区内のバヤンノール市当局は5日、前日に病院から腺ペストが疑われる症例が報告されたことを受け、警報を発令した。

WHOのマーガレット・ハリス報道官は「中国での感染状況を注視しており、中国および内モンゴル自治区の当局と連携している。現時点では高リスクとは考えていないが、注意してみていく」と述べた。

中世に「黒死病」と呼ばれた腺ペストは感染しやすく、死に至るケースもある。ペスト菌はネズミやリスなどの齧歯動物が保有していることが多い。 (ロイター 2020/07/07)


世界各地でデング熱の史上最悪の流行

そして、東南アジアでは過去最大級の「デング熱」の流行が起きており、シンガポールでは「過去最悪」になる見込みであることが報られています。以下の記事で、ご紹介しています。

世界の出来1498 30年間出現していなかった古いウイルス株の復活

シンガポールでのデング熱の記録は、2013年の症例 2万 2170件が過去最大でしたが、 3週連続で週単位の感染者数が過去最大を記録しており、過去最悪の流行となると見られています。

シンガポールで最悪のデング熱の流行が起きた理由はふたつで、

・過去 30年間見られていなかったウイルス株が「復活」して出現したため、住民に免疫がない

・長期間のロックダウンの影響で、蚊が住宅地での繁殖を増加させる機会が増えた


と推測されているのだそうです。

時期はもう少し前ですが、スリランカでも壊滅的なデング熱の流行で 300人以上が亡くなっており、過去最悪の流行が続いているようです。

また、アメリカのフロリダ州でも、これまで見られたことのないデング熱の患者が発生していると FOX ニュースは伝えています。

ちなみに、このデング熱は「蚊」が媒介しますが、東南アジアや一部アメリカなど各地で患者が発生しているため、多くの地域で、

「大規模な消毒作戦」

がおこなわれ続けています。

スリランカでの殺虫剤散布の様子
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以下の記事など、何度かふれましたけれど、

・新型コロナウイルスに対しての街頭での消毒剤の散布
・イナゴの大群に対しての殺虫剤の散布


が続けられている中、それに加えて、現在、

・蚊に対しての殺虫剤の散布

も、非常に広範囲に行われていると思われまして、これもまた後々影響が出そうです。

世界の出来1401 人類絶滅への道 : コロナウイルスとイナゴに対しての「殺菌と消毒の嵐」

このようなことは、生態系全体に良くないことですけれど、単純な話として「人体にも悪い」と思われます。

おそらく、現在の過剰な殺菌・消毒環境は、人間の免疫を弱める(常在菌や腸内細菌が多少なりとも損なわれるので)ことにつながると見られ、感染症の流行はさらに拡大していくのかもしれません。

四六時中、環境中に噴霧されて、それでも人の体に優しいというような殺虫剤は基本的には存在しないはずです。

かといって、蚊を野放しにすれば、デング熱(あるいはジカ熱)が拡大し放題ということで、消毒せざるを得ないという・・・やや地獄の雰囲気となっていますねえ。

地球全域が、こんなにたくさん消毒された時代ってこれまでなかったでしょうね。

私たちは、いろいろな面で「初めての世界」に生きていることになりそうです。

そして、あと、「動物のパンデミック」も続いていまして、これは簡単にご紹介しておきます。

動物たちのパンデミック

ミツバチのパンデミックによる大量死が世界中に拡大中
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ミツバチのパンデミック

世界各地で、ミツバチの大量死や「消失」が続いていますが、その理由は、例えば農薬などが挙げられることが多かったですが、ミツバチが大量死し続けている理由のひとつが、

「真菌病原体によるパンデミック」

であることが最近わかってきたと報じられています。

これは、「ノゼマ病」といわれるミツバチの感染症なんですが、これが「どうやら過去 20年間、拡大を続けている」ことが、米カリフォルニア大学ボルダー校の研究によって突き止められたことが報じられていました。

ただ、このノゼマ病の拡大についてのメカニズムはわかっておらず、今後どのようになっていくのかもわからないようです。

ミツバチに関して、もうひとつ心配なことは、以下の過去記事で取り上げたことがありましたが、米ウィスコンシン大学とアメリカ農務省の科学者たちが、

「ミツバチがエサにしているのは花粉ではなく、花の中の微生物だ」

ということを突き止めたことと関係があります。

Surprise: Bees Need Meat
Scientific American 2019/08/23

驚きの発見 : ミツバチが生きるためには肉が必要だった

花に棲息している微生物は、ミツバチの餌として不可欠であり、微生物叢の変化は、ミツバチを飢えさせる可能性がある

ミツバチとスズメバチの違いを尋ねると、多くの昆虫学者たちは、「スズメバチは肉食で、ミツバチは草食」と答えるだろう。しかし、新しい研究での発見は、それは真実ではないことを示している。

ミツバチは実は雑食動物であり、肉を食べることがわかったのだ。
肉というのは、花の中の微生物のことだ。

現在、世界中でミツバチに関しての大量死やコロニーの崩壊の問題が大きくなっているが、今回の発見は、ミツバチがこのような問題を抱えている理由について新しい洞察を開く可能性がある。

このミツバチがエサとしている微生物の群の状態を混乱させるようなものは、それはミツバチの餓死に結びつく可能性があるということだ。現在のところ、微生物群の状態を混乱させるものとして可能性のあるものとして、殺菌剤や、高い気温などによる微生物の状態の変化が考えられている。

ミツバチは、その幼虫にとって、花粉の媒介者として最高の存在だ。

花にやって来て、蜜を食べる昆虫や他の生物は多くおり、それらは、花から花に移動する際に花粉も移動させることができる。しかし、ミツバチは、花粉と蜜を故意に一緒に集め、それを巣の幼虫のもとに運ぶのだ。

微生物が花粉に存在すること自体は、何十年もの間、科学者たちに知られていたことだ。

しかし、それらの微生物がミツバチにとって重要な食物であるかどうかということを考える科学者はこれまでいなかった。

花粉の微生物は、花粉の一部を分解する役割を持っており、言うなれば、「外部にある消化のための胃」のような存在だ。

ミツバチが、花粉中のこれらの微生物を摂取する可能性があることは理にはかなっているが、しかし、これまでそれを調べた科学者はいなかった。

今回、 2人の科学者が、ミツバチが雑食であるといえるほどの量の微生物を食べているのかどうかを調査することにした。

米ウィスコンシン大学マディソン校のプラターナ・ダランパル(Prarthana Dharampal)教授と、アメリカ農務省農業研究局(ARS)のショーン・ステファン (Shawn Steffan)博士の 2人は、それに関しての、6つのコロニーの 14種類のミツバチに関して評価をおこなった。

その調査の中で、研究者たちは、ミツバチは肉食であるという評価を与えるのに十分な量の微生物を食べていることを発見したのだ。

微生物を肉と見なすという考えは過激に思えるかもしれないが、過去 4年間、ダランパル氏とステファン氏を含む研究チームは、微生物がミツバチを含む、さまざまな食物網の中の重要な部分であるという証拠を示す一連の論文を発表している。

彼らの発見は、真菌やバクテリア、またはその他の微生物たちが、食物網のどこにでも収まり、捕食者と獲物の関係に新しい洞察を与え、そして「ミツバチは草食」という概念を逆転させた。

ステファン氏と彼の同僚たちはまた、ミツバチの幼虫の成長の状態を調べる中で、微生物の肉は、ミツバチの食事として必要なものであることを示した。

調査では、ミツバチの幼虫に与えるエサの花粉を除菌し、それを少しずつエサに配合した。

その調査の中で、滅菌されているエサ(微生物がいない花粉)の割合が増加するにつれて、ミツバチの幼虫の死亡率が増加していった。また、幼虫の体重も軽くなり、成虫になるのに時間がかかった。このことから、花粉の微生物は、ミツバチの幼虫にとって重要な栄養だと考えられる。

ダランパル氏はこのように言う。

「微生物が、ミツバチにとって非常に重要な栄養源であることがわかったのです。彼らミツバチの食事から、微生物という、この重要な部分が奪われると、彼らはひどく苦しむのです」

ミツバチが菜食であるという考えは昆虫学に完全に根付いており、ステファン氏が最初、ミツバチは肉食でもあることに関しての論文を掲載しようとした時には、かなりの逆風にさらされたという。

最終的には、これらの論文は、科学誌アメリカン・ナチュラリスト (American Naturalist)と、英国王立協会の議事録に掲載された。

このミツバチの研究の結果は、特定の微生物がミツバチの食事から消えると、ミツバチは苦しんだり、あるいは飢える可能性があることを示唆している。

現在、世界中で発生しているミツバチの減少について、現在の科学者たちは、生息地の減少や、疾患や病害虫、そして農薬、気候変動などがさまざまに複合的に絡んだことが原因だと考えており、これまでは、このような「ミツバチに直接的に影響を与える原因」から、ミツバチの減少の理由を研究するのが基本的な方法だった。

しかし、今回の研究結果から、このような直接的な要因以外に、「花粉の微生物に与えられている環境ストレス」が要因となっている可能性も考慮するべきことになってきたと考えられる。

つまり、ミツバチそのものがダメージを受けなくとも、花の中の微生物が減少すれば、結果的に、ミツバチは飢えて、あるいは成長することができなくなる。

ステファン氏は次のように言う

「花粉の微生物がいなくなることは、間接的にミツバチを殺すことになっている可能性があるかもしれません」

そのような要因の 1つは、気候変動による気温の上昇だ。

ステファン氏はこう言う。

「気温の上昇あるいは高温は、ミツバチそのものへの影響としては致命的ではないでしょう。しかし高温は、花粉の中の微生物の共生状態を崩壊させる可能性があります。それによって、微生物が減少し、ミツバチたちが苦しむということは、非常にあり得ると考えられます」

ふたりの研究者は、現在このようなことが起きる可能性も調査している。

また、「殺菌剤」も、間接的にミツバチを殺しているかもしれないという。これについては、「さらなる研究が必要ですが」と前置きし、ステファン氏は次のように述べた。

「現時点で、殺菌剤が花粉の微生物群の共生状態を劇的に変化させているという十分な証拠があります。殺菌剤の農業での利用は、花の中の微生物に対して、大きなストレス要因となっている可能性が非常に高いです。そして、微生物が衰退していくと、それは結局、ミツバチたちの衰退につながります」

ミツバチの個体数が減少していくと、受粉に役立つ作物や野生植物を損なう可能性がある。地球の顕花植物および農作物の約 4分の 3 は、生物による受粉に依存している。数としては、世界で 115種類ある主要な食用作物のうち、87種類が、受粉動物によって成り立っているのだ。

受粉はミツバチだけによっておこなわれるわけではないが、しかし、ミツバチは、大部分の主要な作物の最も重要な受粉者であることは事実だ。

花粉の中の微生物の役割を知ることは、例えばミツバチの生息地の回復のために、花の選択を指示することにより、最終的にミツバチの保全の課題を解決することに役立つ可能性がある。

カナダ・ヨーク大学の科学者サンドラ・レーハン (Sandra Rehan)教授は、野生のミツバチに関連する微生物の生態を研究しており、以前の論文では、「花、環境、そして微生物を関連づければ、長期的なミツバチの保全に応用できるだろう」と述べている。

2017年の研究で、レーハン教授と研究チームは次のように書いている。

「主要な花粉媒介生物(※ミツバチのこと)の生息地の回復の取り組みは、花、成虫、ラクトバチルスやサッカリバクテリアなどの花粉の供給に見られるバクテリアの存在を増やす花の植えつけを考慮する必要があるかもしれない。 どのような花とバクテリアの組み合わせが、健康なミツバチのコミュニティの回復に必要なのか、そして、最も重要な細菌の役割はどのようなものなのか。それらを決定するために、今後さらなる調査が必要だ」

花粉の微生物に関する、これらの新しい洞察は、生命のあらゆる領域において微生物叢がいかに重要であるかを示す最新の例にすぎない。

私たちは、脊椎動物や哺乳類などを中心とした食物網を見る傾向があるが、微生物は、脊椎動物や哺乳類よりずっと長くこの地球に存在していた。

ステファン氏やダランパル氏は、「地球上の生命をどのように見るべきか」という根本的な事柄に対しての修正を求めている。

今回の論文の最後に、彼らは次のように記した。

「微生物を中心とした観点から、ハチと微生物の共生を考えると、微生物こそ熱心な養蜂家と見なすことができる。微生物が、毎年のハチによる花粉の収穫における動物相の共生を促進および支援しているのだ」

ミツバチたちが「微生物を食べている」ということは、先ほど書きましたけれど、「現在の新型コロナやイナゴや蚊に対しての大々的な環境の消毒」は、結果として、花の中のミツバチのエサを消滅させてしまう事態に結びつくと思われるのです。

恐らくですが、現在、対象がイナゴであっても蚊であっても、草原や畑やその他の環境中に消毒剤・殺虫剤を噴霧している地域では、今後、ミツバチも急速に消滅していく可能性が考えられます。

それに加えて、ミツバチは、感染症のパンデミックの渦中にあり、存続自体が危ぶまれているのかもしれません。

ウサギのパンデミック

アメリカを中心として、「ウサギの感染症」が爆発的に拡大しています。

ウサギ出血病と呼ばれる致命的な病気で、これは以下の記事で取りあげました。

世界の出来1461 アメリカで「ウサギの致命的な出血性ウイルス」が拡大

この記事でご紹介したアメリカ CNN の記事の冒頭は以下のようなものでした。

アメリカ西部の複数の州で、ウサギに感染するウイルス性の疾患が散発的に発生している。

もしも感染が拡大し続ければ、米国に生息する数十種類のウサギ全てが壊滅的な打撃を受け、生態系が脅かされる恐れがある。

見つかっているのは「ウサギ出血病」を引き起こす致死性のウイルスで、このウイルスは感染力が強く、ウサギやナキウサギなど、ウサギの仲間にのみ感染する。(CNN)


ボツワナ:ゾウのパンデミック

アフリカのボツワナで、この 2ヵ月間、「次々とゾウが死に続けている」と報じられています。

英国 BBC によれば、これまで 350頭以上のゾウの死体が発見されたとのことですが、原因は不明で、密猟や事故などとは無関係であり、調査にあたった英国の科学者は、「干ばつ以外の原因でこれほどの数のゾウが一度に死ぬのは前代未聞だ」と述べています。

その後、アメリカのブルームバーグは、ボツワナ政府の声明を引用し、

「この大量死はゾウの新しい感染症を示唆している可能性がある」

と述べたと報じています。

これが事実なら、つまり未知の感染症による死であるなら、今後もゾウの大量死が続く可能性があります。

そして、「魚のパンデミック」も起きています。

カリフォルニア州の「由来不明の病原体」による魚の大量死

米カリフォルニアの養殖場で、今までカリフォルニアでは知られていない細菌により、数万匹のマスなどが死亡したことが、カリフォルニアのメディアで報じられています。

症状としては、感染した魚たちは、目が膨らみ、泳ぎが不安定となり、皮膚が黒ずみ、腹部が腫れて、そして死亡します。

検査の結果、ラクトコッコス・ガルビアエ(Lactococcus garvieae)という既知の細菌だとわかったのですが、この地域にはないものでした。魚の病理学者たちは、「そもそも細菌がどこから来たのかわからない」と述べています。

そして、問題なのは「今のところ対策がない」のです。

学者たちは、大量の抗生物質を飼料に混ぜて与えましたが、感染症の蔓延が止まることはありませんでした。

いろいろと書かせていただきましたが、今、人間の社会にも、動物たちの社会にも「近年見られたことがなかったような病気の時代」が訪れているようなのです。

今後、これらの状況がどのようになっていくのかはわからないですが、病気そのものもそうですが、それぞれの対策としての消毒、殺菌、抗生物質の多用、などによる生態系の乱れも相当激しいものとなっていきそうです。

そして、私たち人間のほうの社会も、病気そのものとは別に、歪んだ状態が続きそうです。

最終更新:2020/07/13 21:53

2020/07/13 21:20

カザフスタンで、新型コロナウイルスではない可能性が高い「謎の肺炎」が流行。すでに1700人以上が死亡したと中国大使館が警告

2020年7月11日
香港のメディア「サウスチャイナ・モーニングポスト」が、カザフスタンの中国大使館の発表として、

「カザフスタンで謎の肺炎が流行している」

と警告したことを伝えています。

死亡率が新型コロナウイルスよりも「はるかに高い」と中国大使館は伝えていますが、カザフスタン当局そのものは、これについて今のところ公式な発表はしていないようです。

2020年の6月の終わりまでに、少なくとも 1772人がこの謎の肺炎で死亡したと伝えられています。

カザフスタンは、人口 1800万人ほどの国ですが、地図で改めて見ますと、大変に広大な国土面積を持つ国です。

カザフスタンの位置
kazakhstan-map-0711.jpg

現在、カザフスタンで流行しているとされるこの感染症がどのようなものなのか、今のところまったくわかっていないですが、こんなご時世に、「また何か強力な病原体が出現したのかよ」と思いますと、やや暗澹とした気分にもなります。

kazakhstan-new-virus2020.jpg
・カザフスタンのヌルスルタンの街頭を消毒する衛生局員。

サウスチャイナ・モーニングポストの報道をご紹介させていただきます。

カザフスタンで新型コロナウイルスよりも致命的な「未知の肺炎」が流行していると中国大使館が警告
‘Unknown pneumonia’ deadlier than coronavirus sweeping Kazakhstan, Chinese embassy warns
scmp.com 2020/07/09

カザフスタンの中国大使館が、死亡率が新型コロナウイルスよりも「はるかに高い」感染症が流行していると声明を出した。地方自治体は原因を特定していないと述べている。

カザフスタンにある中国大使館は、6月以来、同国で肺炎の症例が急増していることを報告し、この疫病が致命的な「未知の肺炎」だと警告した。

大使館は、同国に住む中国人に向けて、ウェブサイトで以下のように述べている。

「この未知の肺炎疾患の死亡率は、新型コロナウイルスよりもはるかに高い。大使館は中国人市民へ注意を呼びかけると共に、現在、この肺炎ウイルスに関する比較研究を行っているが、今のところウイルスを特定できてはいない」

中国大使館はこの病気を「未知の肺炎」と説明したが、カザフスタン当局はそれを「肺炎である」とだけ言っており、未知とは述べていない。大使館がこの病気を「未知」と説明した理由や、この肺炎についてどのような情報を持っているのかは明らかではない。

大使館のウェブサイトは、地元メディアの報道を引用し、6月中旬以降、この肺炎の症例の大幅な急増を報告していると述べており、カザフスタン全体で、今年の前半だけで 1772人がこの肺炎により死亡したと伝えている。

そのうちの 628人は 6月に発生したという。死亡した中には中国人も含まれると大使館は述べた。

カザフスタンの中国大使館は、同国にいる中国国民に状況を認識し、感染のリスクを下げるために予防策を強化するよう呼びかけている。

カザフスタンの首都ヌルスルタンの公衆衛生部門の責任者は、報道に「肺炎と診断される人々が、毎日 300人ほど入院している」と語った。

カザフスタンは、新型コロナウイルスの蔓延に取り組むために 3月16日に緊急事態宣言とロックダウンをおこなっている。ロックダウンは 5月11日に解除されたが、その後の肺炎の症例の急増の中で、カザフスタンの一部地域では移動の制限と検疫措置が課されている。

カザフスタンの大統領は、7月8日のテレビで、状況は依然として深刻であり、規制を緩和するには時期尚早であると述べている。

ロシアのタス通信は、大統領はカザフスタンが、新型コロナウイルスの流行の第二波と同時に、肺炎の症例が急増していると述べたと伝えた。

最終更新:2020/07/13 21:20

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