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2020/07/01 22:08

またも中国から。パンデミックの可能性を持つ新型のH1N1豚インフルエンザ株が確認される

2020年6月30日
中国で発見された新型豚インフルエンザ「G4」の電子顕微鏡写真
g4-swine-flu.jpg

2020年の中国発パンデミック第二弾になってしまうのか

世界の新型コロナウイルスの毎日の新たな感染確認数は、いよいよ歯止めがかからなくなっていて、世界全体の増加ぶりは以下のようになっています。2、3ヶ月前よりはるかに激しい指数関数的な増加となっています。

coronavirus-css-0628.jpg

おおむね、世界が全体的にロックダウンを開始した 3月下旬から 5月下旬頃までに 1日あたりの世界の感染確認数は倍増し、そして、各国がロックダウンを解除し始めてから、さらに倍増したというような感じとなっています。

その中でも、この 1週間ほどが、過去と比較しても、最大の上昇を示しています。

新しいウイルスによる感染症というものが、人から人に感染していくというものだとして、そうなりますと、「感染者数が増えれば増えるほど、次の感染者数も増えていく」という理屈にもなりまして、今後もしばらくこの指数関数的な増加は続くと見られます。

結局、「ほとんどの人たちが感染する」までは、どのような方法を使っても、このようなグラフの形を変化させることはできないはずです。

私たちも、そして世界の保健当局者たちも、「ウイルス感染とは何か」という真実を理解しなければならないと思いますが、しかし、こんな病原体にかまっている間に、

「また中国から新しい病気が出てきた」

のです。

アメリカ科学アカデミーが発行する PNAS (米国科学アカデミー紀要)に、6月29日に以下の論文が発表されましたす。すなわち、「パンデミックを起こす可能性がある新型の豚インフルエンザ」が中国で発見されたのでした。

2020年6月29日のPNASより
pnas-novel-flu2020.jpg

各メディアが、この新型インフルエンザについて報じていますが、基本的には、多くの人が免疫を持たない新型インフルエンザであり、潜在的に、「パンデミックとなる可能性がある」もののようです。

このウイルスには「 G4 」という名称がつけられています。

以下は、ユーロニュースの報道です。

中国でパンデミックの可能性がある豚インフルエンザが発見された
Swine flu with pandemic potential discovered in China
euronews.com 2020/06/30

新たに発表された研究によると、「パンデミックの可能性」がある新型インフルエンザウイルスが、中国の科学者たちによって確認された。

中国農業大学と中国疾病予防管理センター、そして英ノッティンガム大学の研究者たちは、豚に対するインフルエンザウイルスの監視の中で、G4 という新しい H1N1 インフルエンザ株が発見されたことを明らかにした。

PNAS で発表された研究では、「この G4 ウイルスは、パンデミックを起こす候補としてのウイルスであるすべての本質的な特徴を持っている」と研究者たちは述べている。

また、以下のように記している。

「懸念事項としては、豚に関係する労働者たちが G4 ウイルスの血清有病率の上昇を示していることだ。豚における一般的な G4 H1N1 ウイルスの抑制と人間集団、特に豚と関係する産業の労働者たちの綿密なモニタリングが、緊急に実施されるべきだ」
この G4 ウイルスは、今のところブタからヒトに伝染することはわかっているが、ヒトからヒトへ伝染するという証拠はほとんどない。だが、研究者たちはこのウイルスが「ヒトへの感染の増大性を獲得している」ことを強調した。

中国の 338人の豚関係の労働者に対して実施された血清学的調査では、調査した中の 10.4%が G4 ウイルスに陽性であることがわかった。中でも、18〜35歳の参加者たちの陽性率は 20.5%だった。

「このような感染性は、ヒトにおけるウイルス適応の機会を大幅に拡大すると考えられ、このウイルスがパンデミックに発展する可能性に対する懸念を引き起こしている」と研究者たちは述べた。

研究者たちはまた、ヒトインフルエンザワクチン株(季節性インフルエンザ)は G4 ウイルスに対する免疫を提供しないことを発見している。

アメリカ疾病対策予防センター(CDC)によると、2009年の新型インフルエンザの発生では、世界中で 157,000〜 575,000人が死亡した。

死亡者の 80%は 65歳未満の人々であったと推定されている。CDC によると、60歳以上の 3分の 1近くが 2009年のパンデミックウイルスに対する抗体を保有していることがわかっていて、これは、「より古い時代の H1N1 ウイルスへの曝露が原因である可能性が高い」という。

ここまでです。

この新しいウイルスである「 G4 」は、2009年にパンデミックを引き起こした新型インフルエンザウイルス株の特徴を持っているようなのですが、この記事にもありますけれど、アメリカ CDC は、この 2009年の豚インフルエンザウイルスに関してのページで、以下のように記しています。

2009年 H1N1 ウイルスは、若い年齢層は、ほとんどウイルスに対する既存の免疫(抗体)を持っていなかったが、60歳以上の 3分の 1近くの人たちはこのウイルスに対する抗体を持っていた。

2009年 H1N1 ウイルスは、すでに存在していた H1N1 ウイルス(季節性インフルエンザ)とは非常に異なっていたため、季節性インフルエンザのワクチン接種は 2009年 H1N1 ウイルス感染に対する防御をほとんど提供しなかった。(CDC)


今回、中国で発見された新型インフルエンザが、この 2009年と、どの程度に同様なのかはわからないですけれど、2009年の新型インフルエンザは、

・60歳以上の人たちの多くは免疫を持っていた
・季節性インフルエンザのワクチンには予防効果がない


という特徴を持っていたようです。

60歳以上の人たちの多くが免疫を持っていた理由としては、過去のどこかの時点で、この抗体となり得るインフルエンザが流行していた時があり、その時に感染していたために免疫を獲得したと CDC は推測しています。

2009年に 60歳以上ということは、現在は 71歳以上ということになります。

これと同様のこと、つまり「過去にインフルエンザに感染しているから、パンデミック時に感染しない」ということに関しては、以前、以下の記事で、米国アリゾナ大学とカリフォルニア大学の研究についてご紹介しています。

Why being born before 1968 could save you from a bird flu pandemic
Telegraph 2016/11/10
1968年より以前に生まれた人たちは、鳥インフルエンザのパンデミックから守られる可能性がある

西暦 1968年以前に生まれた人たちは、危険性の高い鳥インフルエンザでの感染から守られ、死亡率が大幅に低い可能性があることを最近の研究は示している。

これまで、それぞれの個人の過去のインフルエンザウイルスへの感染(暴露)は、動物からヒトに感染するタイプの新型インフルエンザに対しては、免疫がほとんどないか、あるいはまったくないと考えられていた。

新型インフルエンザは、動物から人間に感染するウイルスで、たとえば、アジアなどで多くの人々に感染した H5N1 などがあるが、これまでは、そのような新型に対して通常のインフルエンザ感染では免疫力が獲得されることはないとされていた。

しかし、米国アリゾナ大学とカリフォルニア大学の最近の研究は、子ども時代に H1 型や H2 型のインフルエンザ(いわゆる通常のインフルエンザ)に暴露した人たちは、 H5N1 (新型の鳥インフルエンザ)に対しての耐性を持ち、保護される可能性が大きいことを示した。

1968年に インフルエンザの H3 株が大流行するまで、インフルエンザは H1 と H2 が一般的で、1968年以前の人たちはこの株に対しての免疫を持っている。

その一方で、1968年以降に生まれた人たちは、中国で死者を出した H7N9 インフルエンザに対しての免疫を持っている可能性が高い。

研究者たちは、この研究結果は、しばしばパンデミックで特定の年齢層がよりそのインフルエンザに対して脆弱である理由を説明していると述べている。

アリゾナ大学生態学進化生物学部長のマイケル・ウォロビー博士(Dr Michael Worobey)は、以下のように述べる。

「新型のインフルエンザに対して、私たちは何もわかっていないというわけではありません。たとえば、H5 や H7 に一度も感染したことのない人たちでも、私たち人間は、ウイルスに何らかの保護機能を持っていることがわかったのです」

今回の研究において科学者たちは、 H5N1 および H7N9 に起因する新型インフルエンザの重症疾患あるいは死亡例のすべての既知の症例のデータを分析した。

その結果、人間は最初に感染したウイルスの型によって、その後の免疫力のタイプが決定されることがわかった。この保護機能は「免疫刷り込み(immunological imprinting)」と呼ばれるプロセスの中で機能する。

個人がインフルエンザウイルスに初めて曝されると、その際に、免疫システムによって抗体が作られる。

インフルエンザウイルスの表面には、棒キャンディーのように飛び出しているタンパク質があり、抗体はこれを探し出してウイルスを体内から排除し、病気から守る免疫力となる。

研究者たちは、このメカニズムによって、重体となることを免れる確率は 75%で、死亡を免れる確率は 80%にのぼることを突き止めた。

ウォロビー博士は、1918年のインフルエンザのパンデミック(スペイン風邪)の際に見られた「高齢者より若年層の死亡率のほうが非常に高かったという異常な死亡状況」を説明することができるかもしれないと述べている。

博士は以下のように言う。

「 H1 型インフルエンザウイルスで死亡した若い成人たちの血液を数十年後に分析したところ、彼らが子どもの頃に感染していたのは H3 型だった可能性が高いことがわかりました。そのため、彼らには H1 型への耐性がなかったと思われます」

現在の H5N1 や H7N9 の場合にも同じ傾向が見られることから、今後、世界に大流行をもたらすかもしれないインフルエンザウイルスも 1918年に歴史的大流行を起こしたスペイン風邪のウイルスと基本的には同様の進行過程をたどるのではないかとウォロビー博士は考えている。

このため、「鳥からヒトへ感染するインフルエンザウイルスが出現しても、今の私たちには、それにより最も深刻な被害を受けそうな年齢層を予測できる可能性があるのです」と博士は語った。

毎年流行の度合いの差異はありますけれど、季節になるとインフルエンザが流行しますが、「季節性インフルエンザに感染することには大きな意味がある」と私自身は考えています。

何のために季節性インフルエンザにかかるかというと、「将来のパンデミックで生きのびるため」だと、少なくとも私自身は考えています。

このあたりは完全に個人的な考えですが、以下の記事などで記しています。

Why being born before 1968 could save you from a bird flu pandemic
Telegraph 2016/11/10
1968年より以前に生まれた人たちは、鳥インフルエンザのパンデミックから守られる可能性がある

これまでは、それぞれの個人の過去のインフルエンザウイルスへの感染は、動物からヒトに感染するタイプの新型インフルエンザに対しては、免疫がほとんどないか、あるいはまったくないと考えられていた。

つまり、今までは、通常のインフルエンザの感染で、新型インフルエンザの免疫力が獲得されることはないというのが医学上の見識だった。

しかし、米国アリゾナ大学とカリフォルニア大学の最近の研究は、子ども時代に H1 型や H2 型のインフルエンザ(いわゆる通常のインフルエンザ)に暴露した人たちは、 H5N1 (新型の鳥インフルエンザ)に対しての耐性を持ち、その免疫により保護される可能性が大きいことを示した。

1968年に インフルエンザの H3 株が大流行するまで、インフルエンザは H1 と H2 が一般的で、1968年以前の人たちはこの株に対しての免疫を持っている。しかし、それ以降に生まれた人たちは、 H1 と H2 に対しての免疫がない。

研究を主導したウォロビー博士は以下のように述べる。

「 H1 型インフルエンザウイルスで死亡した若い成人たちの血液を数十年後に分析したところ、彼らが子どもの頃に感染していたのは H3 型だった可能性が高いことがわかりました。そのため、彼らには H1 型への耐性がなかったと思われます」

現在の H5N1 や H7N9 の場合にも同じ傾向が見られることから、今後、世界的に大流行をもたらすかもしれない新型インフルエンザウイルスも 1918年に歴史的大流行を起こしたスペイン風邪のウイルスと基本的には同様の進行過程をたどるのではないかとウォロビー博士は考えている。

このため、「鳥からヒトへ感染するインフルエンザウイルスが出現した場合、それにより最も深刻な被害を受けそうな年齢層を予測できる可能性があります」と博士は語った。

ここまでですが、この中で、最も大事な部分は以下の部分です。

子ども時代に H1 型や H2 型のインフルエンザに暴露した人たちは、 H5N1 に対しての耐性を持ち、保護される可能性が大きいことを示した。

インフルエンザ 今年は2回かかる人が増えそう…過去にひと冬4回罹患した人も
Yahoo! ニュース 2019/02/05

今冬のインフルエンザは昨年末から流行が始まり、特に1月は史上最悪の大流行となりました。
この理由は流行したタイプが、10年前メキシコで発生し、日本では神戸で初確認され、当時新型と騒がれたA型(H1N1pdm2009)が9割以上だったからです。
ところが2009年以降、流行したのはA香港型(H3N2)でしたので、この十年で私たちの体では2009型に対する抗体がどんどん減少し、そこに2009型が逆襲した大流行だと言えます。


そして、先ほどの Yahoo! ニュースのお医者様が書かれていた以下の部分を思い出されてください。

流行したタイプが、10年前メキシコで発生し、日本では神戸で初確認され、当時新型と騒がれたA型(H1N1pdm2009)が9割以上だった

アメリカでの研究と、今年の日本でのインフルエンザの流行の状況を照らし合わせますと、以下のようになると思われます。

2019年1月のインフルエンザの流行の真意

「 H1 型の通常の季節性インフルエンザに感染すると、パンデミックを起こすと考えられている新型インフルエンザ(H5N1)に対しての《免疫を獲得できる》可能性が高いことがアメリカの研究でわかった」

「なので、 H1 型の通常の季節性インフルエンザに感染するということは、将来的な新型インフルエンザのパンデミックの際に、感染から保護されるか、軽度の症状で済む身体を獲得することにつながる可能性がある」

「しかし、日本では、過去 10年間、H1 型のインフルエンザが流行していなかったため、日本の 10歳以下の子どもは、その免疫力を持っていなかった」

(問い:日本の 10歳以下の子どもたちが将来、パンデミックの中で生き残るためには「何が必要」か?)

(答え:それは「 H1型のインフルエンザに感染すること」)

「 2019年1月になり、その H1 型インフルエンザの大流行という子どもたち(の細胞)が待ち焦がれていた出来事が発生」

「日本中の子どもたちの間に、歴史的な数の H1型インフルエンザへの感染が発生し、非常にたくさんの日本の子どもたちが、パンデミックに《対抗できる体》を獲得することができた」


このようなことになると今の私は考えています。

別の側面からの言い方ですと、

「将来的な新型インフルエンザのパンデミックの中で生きのびるためには、 H1 型のインフルエンザにかかっておくという以外の方法は、今のところなさそう」

ということにもなるのかもしれません。

今年 1月のインフルエンザにかかることができた人々は、大人も子どもも、将来的な「生命のリスク」をひとつ回避できた可能性があるということになります。

なお、上に「日本の 10歳以下の子どもは、新型インフルエンザに対する免疫力を持っていなかった」というように書いていますが、今年の感染状況を振り返りますと、この「 10歳以下」という響きが強く出ています。

子どもたちが率先して大量に感染していたのです。

下は、1月30日の医療ニュースからの抜粋です。

インフルエンザ大流行、東京で過去最多の患者数  半数近くが10歳未満
医療介護CBニュース 2019/01/30

東京都のインフルエンザの1週間当たりの患者報告数が、 感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で過去最多を記録 したことが30日、 都がまとめた21日から27日までの週の患者報告で分かった。

小中学校などで学級閉鎖が相次いでおり、 患者が急増している自治体は警戒を強めている。

年齢別では、 10歳未満が全体の半数近くを占めている。


この記事には、

> 半数が 10歳未満

とあり、このニュアンスでは、何となく大人と子どもが半々というようなイメージを受けますが、「今の日本の人口年齢構成」を考えてみますと、今の日本は、圧倒的な少子高齢社会ですので、その状態で「半数以上が 10歳未満」というのは、子どもたちの感染数が壮絶なものだったことを物語っています。

そして、子どもたちの「防衛の準備」だと思っています。

もちろん、病気にかかれば、中には重症になる人がいて、あるいは亡くなってしまう人たちもいます。

でも、「それがこの世というものでは?」とも思います。

自然の摂理はこの世のすべてに関係するものだとは思います。

まあ、いずれにしましても、またも中国発の「新たな新型ウイルス」が登場してきたわけで、これがパンデミックに発展していってしまうのかどうかは今はわからないですけれど、ただ、これは、何ヶ月もの間、ずっと気になっていることですが、

「ロックダウンやステイホームで子どもたちの健康状態が悪くなっているのではないか」

という心配はあります。

大人も当然そうですが、しかし、特に太陽の光が必要で、動き回ることが必要である子どもたちが、それをできない期間を長く過ごしたということは、かなり致命的な健康の状態と関係してしまうのではないのかなという気はしています。

今後、子どもたちの熱中症や食あたりなどが、ふだん以上に増えるのではないかなと思っていますし、まして、新たなパンデミックが起きるとイヤだなと思っていました。

それでも、状況を考えますと「今後も何度もパンデミックが起きていくのだろうな」とも思ってもいました。

そして、パンデミックが起きるかどうかはともかくとして、そのようなことに結びつく可能性のあるウイルスが実際に出現してしまったと。

今は、大人も子どもも、世界的にみんな心身共に弱っている気がしますし、やや心配ではあります。

ところで、ウイルスには「干渉」という作用があることが知られていまして、それは、以下のようなものです。

干渉 (ウイルス学) - Wikipedia
ウイルス学における干渉とは 1個の細胞に複数のウイルスが感染したときに一方あるいはその両方の増殖が抑制される現象。


平たくいえば、「何らかのウイルスに感染している時は、他のウイルスの感染からは免れる」というようなことで、つまり、たとえば、「新型コロナウイルスとインフルエンザには同時には感染しない」というような原則です。

今後どのウイルスが社会を席巻していくのかは、今はまだわかりません。

今回見つかった中国の新型インフルエンザも、今後、世界に拡大していくかどうかはわからないですが、仮にそうなったとすれば、新型コロナウイルス対策で疲弊した人々には、重くのしかかる事象となるのかもしれません。

最終更新:2020/07/01 22:08

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2020/07/01 21:37

「Covid-19 は HIV」米ペンシルバニア大学の研究で新型コロナウイルスが人間の重要な免疫細胞を「エイズ同様に消滅させている」と結論付けられる

2020年6月28日
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新型コロナウイルスはHIVと同様であると結論付けられる

今回は冒頭の米ニューヨークタイムズの記事をご紹介します。

内容としては、「新型コロナウイルスは、HIV のようにヒトの免疫細胞を《消失》させる」ということが確定的になったことについてです。

この「新型コロナウイルスが免疫細胞を攻撃する」というについては、ずいぶんと以前からわかり始めていまして、たとえば、4月の以下の記事では、上海とニューヨークの研究者チームによっっておこなわれた研究で、新型コロナウイルスが、 T細胞(人の重要な免疫システムを司る)を破壊することが判明したことをご紹介しています。

新型コロナウイルスは免疫細胞を標的にすることで HIV のように免疫系を攻撃する可能性があると科学者たちが警告
Coronavirus could attack immune system like HIV by targeting protective cells, warn scientists
South China Morning Post 2020/04/12

中国とアメリカの研究者たちは、Covid-19 を引き起こすウイルスは、本来なら有害な侵入者から体を保護するはずの T細胞を破壊する可能性があることを発見した。中国の一人の医師は、HIVと同様の影響を懸念する医療関係者たちが増えていると述べた。

中国とアメリカの科学者たちが、Covid-19 を引き起こす新型コロナウイルスは、体内のウイルスを殺すための強力な免疫細胞を攻撃する可能性があると警告した。

上海とニューヨークの研究者チームによって行われたこの驚きの発見は、新型コロナウイルスが人間の免疫システムを攻撃し、HIV (エイズ)患者に見られるものと同様の損傷を引き起こす可能性があるという最前線の医師の観察と一致した。

上海復旦大学のル・ル(Lu Lu)博士とニューヨーク血液センターのジャン・シボー(Jang Shibo)氏は、実験室で増殖させた Tリンパ球細胞株に、新型コロナウイルス Sars-CoV-2 を結合させる実験をおこなった。

T細胞として知られている Tリンパ球は、体内に外部から侵入した病原体など異物を特定して排除する上で中心的な役割を果たしている。

Tリンパ球は、ウイルスに感染した細胞を捕獲し、その膜に穴を開け、有毒な化学物質を細胞に注入することによってこれを行う。これらの化学物質は、ウイルスと感染細胞の両方を殺し、それらをバラバラに引き裂く。

ところが、今回の実験で科学者たちが驚いたのは、本来はウイルスを排除する役割を持つ T細胞が、実験ではコロナウイルスの餌食となったのだ。また、研究者たちは、ウイルスのスパイクタンパク質に独特の構造を発見した。

それらが接触すると、ウイルスのエンベロープと細胞膜の融合を引き起こすと思われる。

その後、コロナウイルスの遺伝子は T細胞に入り、 T細胞の保護機能を無効にしてしまった。

研究者たちは、同じコロナウイルスの SARS ウイルスでも同じ実験をおこなったが、SARS ウイルスには、T細胞に感染する能力がないことを見出した。

つまり、新型コロナウイルスだけが、T細胞を攻撃する能力を持っているのだ。

2003年の大流行で数百人が死亡した SARS は、ACE2 と呼ばれる特定の受容体タンパク質を運ぶ細胞にのみ感染する能力を持つが、この ACE2 タンパク質は T細胞には非常に低いレベルでしか存在しない
(※ T細胞には SARS の受容体がないために、SARS は T細胞に感染できないが、新型コロナウイルスは受容できる能力を持つということ)。

T細胞への新型コロナウイルス感染をさらに調査した後、研究者たちは、「病原性メカニズムと治療的介入についての新しい考え方」が喚起されるだろうと査読付き科学誌(Cellular&Molecular Immunology)に掲載された論文で述べた。

中国北京の公立病院で Covid-19 の患者たちを治療している一人の医師は、この発見により、新型コロナウイルスが人間の免疫システムを直接攻撃する最も悪名高いウイルスのいくつかのように振る舞う可能性があるという医学界の懸念の高まりに対する新しい証拠が追加されたと述べた。

センシティブな問題であるため、医師は匿名を条件に以下のように述べている。

「新型コロナウイルスを HIV と比較する医療関係者たちがますます増えているのです」

中国人民解放軍・免疫学研究所の科学者であるチェン・ヨングェン(Chen Yongwen)氏たちは、 Covid-19 の患者たちのうち、特に高齢者あるいは集中治療室での治療を必要とする患者たちでは、T細胞数が著しく減少する可能性があることを警告する臨床報告を 2月に発表した。T細胞数が少ないほど、死亡のリスクは高くなる。

数々の遺体を見た医師たちは、死亡者の内臓の損傷が「SARSとエイズの組み合わせと似ている」と語っている。

新型コロナウイルス Sars-CoV-2 の結合機能の背後にある遺伝子は、他のコロナウイルスでは見つかっていない。新型コロナウイルスだけのものだ。

しかし、エイズやエボラなどのいくつかの致命的なウイルスが同様の遺伝子配列を持っているため、今回のパンデミックが起きる前に、新型コロナウイルスは、長い期間、人間の社会で静かに広がっていたのではないかという憶測を促している。

しかし、新しい研究によると、新型コロナウイルス Sars-CoV-2と HIV (エイズウイルス)の間には 1つの大きな違いがあった。

エイズウイルスは T細胞内で複製し、 T細胞を複製工場に変えて、他の細胞に感染するためのより多くのコピーを生成することができる。

しかし、この実験では、 T細胞に入った後の新型コロナウイルスの成長を観察することはなかった。

これは、T細胞に入った後、新型コロナウイルスが T細胞が一緒に死滅してしまう可能性を示唆している。

この研究はいくつかの新しい疑問を引き起こす。

たとえば、新型コロナウイルスでは、多くの人々が、何週間もの間、症状を引き起こさずに体内に存在している可能性がある。

症状がない場合、新型コロナウイルスは、これらの患者の中の T細胞とどのように相互作用するかは不明のままだ。

一部の重症患者では、免疫システムが過剰反応して健康な細胞を攻撃する「サイトカインストーム」も引き起こされている。

しかし、なぜ、新型コロナウイルスがサイトカインストームを誘発するのかはよくわかっていないままであり、そのメカニズムもわかっていない。

それまで、新型コロナウイルスは、風邪やインフルエンザなどと比較されるような呼吸器感染症的なイメージが強かったのですが、この頃すでに、「実際には、新型コロナウイルスは、呼吸器感染症よりエイズに近い」ということが判明しつつありました。

また、以下の記事では、このウイルスが「どのように免疫系を攻撃するか」というメカニズムが、中国の科学者たちによって判明してきたことを取り上げました。

新型コロナウイルスが HIV と同じ戦略を使って人間の免疫反応から逃れていることを中国の研究者たちが発見
Coronavirus uses same strategy as HIV to dodge immune response, Chinese study finds
South China Morning Post 2020/02/27

中国の研究者たちによると、HIVと新型コロナウイルスは共に、人の細胞への侵入者(病原体など)を特定するために使用する感染細胞の表面上のマーカー分子を除去する。これは、Sars-CoV-2 が長い間(体内に)存在する可能性があることを意味するかもしれないと研究者は言う。

中国の科学者たちによる新しい研究によると、新型コロナウイルスは HIV (エイズウイルス)と同じ戦略を使用して人間の免疫システムからの攻撃を回避していることが判明した。

HIVも新型コロナウイルスも、どちらのウイルスも、感染した細胞の表面にある、細胞が侵入者を特定するために免疫システムが使用しているマーカー分子を除去していると研究者たちは 5月24日に、 bioRxiv.org に投稿した未査読の論文で発表した。

彼らは、この共通性により、新型コロナウイルスが HIV のように、しばらくの間、体内に存在し続ける可能性があることを意味すると警告した。

ウイルス学者のツァン・ヒュイ(Zhang Hui)博士と広州の孫文大学のチームは、新型コロナウイルスが「慢性感染を引き起こすウイルスのいくつかの特徴」を示しているという臨床観察に重みを加えたとも述べている。

彼らの研究は、新型コロナウイルスによって引き起こされる Covid-19 から最近回復した 5人の患者から、人の重要な免疫細胞であるキラーT細胞を収集することが含まれた。

これらの免疫細胞は、新型コロナウイルスに感染した後、生成される。彼らキラーT細胞の仕事は、ウイルスを見つけて、それを破壊することだ。

ところが、研究で使用された(新型コロナウイルスから回復した人たちの細胞から採取された)キラーT細胞は、感染した細胞内のウイルスを除去することができなかったのだ。

科学者たちがさらに詳しく調べたところ、これら回復した人たちの細胞には、「主要組織適合性複合体(MHC)」として知られている分子が欠落していることがわかった。

この MHC と呼ばれる分子は、通常、健康な細胞の膜の細胞に存在する識別タグだ。

MHC は、感染によって変化し、体内の細胞が健康か、それともウイルスに感染しているかを免疫系に警告する働きを持つ。

この MHC は、重症急性呼吸器症候群(SARS)や、他のコロナウイルスに感染した場合でも細胞内に見出される。

しかし、新型コロナウイルスに感染した細胞からは見出されないのだ。

HIV も同じように、MHC 分子を細胞内から除去することが知られている。

エイズウイルスに感染した細胞にもまた、新型コロナウイルスに感染した細胞と同様に、MHC 分子が存在しないことがわかっている。

ツァン博士は以下のように述べる。

「新型コロナウイルスにあるこの機能(このような免疫系の攻撃システム)は、同じコロナウイルスである SARS にはありません」

新型コロナウイルスは ORF8(あるいはORF8遺伝子)と呼ばれるタンパク質を生成することでこれらのマーカーを取り除く。

ORF8 は MHC 分子と結合し、感染した細胞内にそれらを引っ張り破壊する。

ORF8 はウイルスの複製に重要な役割を果たすことが知られており、ほとんどの市販のウイルスのテストキットはこの遺伝子を標的にして鼻や口腔のウイルス量を検出している。

新型コロナウイルス感染症の患者の治療に使用されている薬物は、主にウイルス複製に必要な酵素または構造タンパク質を標的としたものだが、ツァン博士とチームは、「 ORF8 による MHC の障害を特異的に標的とすることで、 Sars-CoV-2 の免疫監視を強化する化合物」を開発することを提案している。

以前の研究では、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質は多くのタイプのヒト細胞に入り、それらの受容体と結合することを可能にする構造を持っていることがわかっている。

これと同じ構造が HIV にも見られるが、しかし、コウモリやセンザンコウなどの動物に見られる他のコロナウイルスには、このような性質は見られない。

ニューヨークと上海の研究者たちによる別の研究でも、新型コロナウイルスがキラーT細胞を殺すことができることが判明している。この発見は、中国の検死の中で、死亡した患者が、エイズによって引き起こされたものと同様の免疫系の破壊が発見された後に行われた研究で見出されたものだ。

世界保健機関によると、免疫システムを攻撃するウイルスである HIV が出現してから 40年が経ち、これまで、世界中で約 3200万人が亡くなっているが、今もなお完全にエイズを治療できるワクチンや薬は開発されていない。

上海公衆衛生クリニカルセンターの主任研究者であるチャン・シュエ氏は、今回の広州のこれらの研究結果は、「まったく驚きではない」と言う。

無関係のウイルス(たとえば、HIV と新型コロナウイルスのようなまったく関係のないウイルス)でも、同様の選択的圧力にさらされた場合、同じような特性を示す可能性があると述べた。

MHC 分子の抑制は、一部のヘルペスウイルスなどの他のウイルスでも起こったとチャン氏は述べた。

チャン氏は、新型コロナウイルスは、キラーT細胞をハイジャックはしておらず、 HIV のように T細胞を増殖させる手段に変えていないことを指摘し、新型コロナウイルスは、はるかに遅いペースで変異しており、死亡率は「エイズよりはるかに低い」と付け加えた。

「この新型コロナウイルスには、私たちがまだ予期していない特徴があるという可能性はあります。しかし、大多数の患者は回復するのです」とチャン氏は述べる。

新型コロナウイルスというのは、風邪ではなく、「飛沫感染するエイズ」だと考えるほうが妥当だということが、ずいぶん以前からわかっていたのです。

今回ご紹介させていただくニューヨークタイムズの記事は、「新型コロナウイルスが HIV と同じ特性を持つ」ことが決定的になったということと共に、

「なぜ、子どもは感染しても、ほとんど発症しないか」

という理由がわかってきたということにふれていることもあり、ご紹介しようと思いました。

そのメカニズムの根本は、免疫細胞の T細胞を作り出す「胸腺」という部位の働きにあるようです。

簡単に書きますと、「子どもが新型コロナウイルスに感染しても、ほとんど発症しない理由」、「高齢者が重症化しやすい理由」は、以下のようになります。

新型コロナウイルスが子どもが発症せず、高齢者で重症化する理由

・子ども(あるいは若い世代)は、胸腺の働きが活発なので、新型コロナウイルスが T細胞を破壊する前に、新たな T細胞を作り出すため、免疫が破壊されることがない(そのために重症化しにくい)。

・高齢者は、胸腺の働きが弱いので、T細胞が次々と破壊される(そのために免疫不全に陥り、全身が深刻な状態になりやすい)。


ということになるようです。

このような新型コロナウイルスの攻撃メカニズムを知りますと、

「子どもはムチャクチャ安全」

だということがますますよくわかります。

奇跡的な話ですが、「子どもは新型コロナウイルスから守られている」のです。

胸腺の働きを考えますと、おそらく、「若ければ若いほど安全」で、基礎疾患がない健康な子どもの場合、感染しても発症や重症化することはほぼないと思われます。

そんなわけで、ニューヨークタイムズの記事をご紹介させていただきます。

この記事は、あまりわかり良い内容とは言えないのですけれど、簡単にいいますと、以下のようなことを述べていると思われます。

新型コロナウイルスの免疫系への作用

・人間には T細胞などの免疫細胞があり、病原体の侵入時にはそれが免疫システムとして、ウイルスと戦う。

・ところが、新型コロナウイルスは、そのT細胞を「消失」させてしまう場合があることがわかった。

・そのメカニズムは、「T細胞を起動させる IP10という分子の作用を無秩序にしてしまう」作用が新型コロナウイルスにあるため。これは、人から免疫系を奪う HIV (エイズウイルス)と同じ仕組みといえる。

・重症化するしない、は胸腺の働き(若いほど活発で、高齢種ほど弱い)と関係がある。

・そのため、治療には HIV 治療と同様の抗ウイルス薬の混合剤が効果がある可能性がある。


では、ここからです。

コロナウイルスがヒトの免疫系を機能麻痺させるメカニズム
How the Coronavirus Short-Circuits the Immune System
NY Times 2020/06/26

最近の研究によると、新型コロナウイルスは人間の重要な免疫細胞の破壊を引き起こす可能性がある。そして、この仕組みは HIV (エイズウイルス)と同様なのだ。

パンデミック初期の頃、新型コロナウイルス感染症は呼吸器疾患の一種であるように見えた。しかし、その後、このウイルスは、肺だけでなく、腎臓、心臓、循環器系にも影響を与えていることがわかってきている。

そして現在、研究者たちは、新たな「不愉快な驚きを伴う事実」を見出した。

新型コロナウイルスで入院している多くの患者で、人間の免疫に必須の特定の免疫細胞が消失することにより免疫系が脅かされていることがわかったのだ。不気味なことに、ここには HIV との類似性が示唆されている

この調査結果は、重症患者の免疫システムを低下させるための一般的な治療法の恩恵を受けるのは少数であり、他の多くの重症患者には有害である可能性があることを示唆している。

また、この研究は、新型コロナウイルスに感染しても、子どもの場合、非常に発症する事例が少ない理由についての手掛かりを提供をしてもいる。

そして、新型コロナウイルスを制御するためには、HIV に対しての場合のように、薬物の混合が必要になる可能性があることを示唆している。

米ペンシルベニア大学の免疫学者で、Covid-19 患者の免疫システムを詳細に調べているジョン・ウェリー博士(Dr. John Wherry)は「新型コロナウイルスの非常に複雑な免疫学的特徴」を指摘する研究が増えていると述べる。

ウェリー博士と研究チームは今年 5月、人間がウイルスなどの病原体と戦うための必須の免疫細胞である「 T細胞」の喪失を含む、重症の患者における一連の免疫系の欠陥を示す論文を発表した。

別の研究では、研究者たちは 3つのパターンの免疫欠損を特定し、免疫応答の調整に役立つ T細胞と B細胞は、調査した 71人の Covid-19 患者の中の約 30%で不活性であると結論付けた。中国の研究者たちもまた同様の、新型コロナウイルス重病患者の「 T細胞の消失」を報告している。

Covid-19 患者に見出される最も印象的な異常の 1つは、「 IP10 」と呼ばれる分子レベルの著しい増加だ。この IP10 分子は T細胞を身体の必要な領域に送る役割を持つ。

通常なら、この IP10 分子は、免疫細胞である T細胞が送られる間に、短時間だけ、そのレベルが上昇する。しかし、Covid-19 患者の場合では、コロナウイルスによって引き起こされる SARS および MERS の患者の場合と同様に、IP10レベルが上昇し続けるのだ。

このような状態は、身体内に無秩序な合図を作成する可能性がある(※ 免疫反応が無秩序になる)。

その結果、身体はほぼランダムに T細胞にシグナルを送り、免疫反応を混乱させる可能性があるのだ。一部の T細胞はウイルス(病原体)を破壊する準備ができているが、これによりその機能が損なわれ、異常な動作をするようになる。

多くの T細胞が明らかに死滅してしまうため、体の免疫対応力は消失する。特に、40歳を超えると、新しい T細胞を生成する器官である胸腺の効率が低下するために、影響が大きくなる。

今回の研究はまた、新型コロナウイルスの治療のためにポピュラーとなっているアイデアはほとんどの人を助けないかもしれないことを示唆している。

ヒトの免疫系がウイルスに非常に強く反応するため、一部の患者の場合、コロナウイルス感染によって深刻な影響を受ける。

その結果、いわゆる「サイトカインストーム (免疫過剰反応)」が起きる場合がある。これは、腫瘍を攻撃するために T細胞を過給する薬物で治療されたガン患者にも見られる。

これらの過剰反応は、免疫細胞のもう 1つの主導役である IL-6 と呼ばれる分子を遮断する薬剤で鎮めることができる。

そのため、新型コロナウイルスの重症患者に対しても、このようなサイトカインストームに対応する薬剤での治療が有効だろうと考えられてきたが、しかし、これらの薬はほとんどの Covid-19 患者で効果的ではない可能性があるのだ。

また、新しい研究は、以前からの「なぜ子どもはコロナウイルスで発症することが稀なのか?」という疑問に答えるのに役立つかもしれない。

若い年齢の人たちは、新しい T細胞の供給源である胸腺が非常に活動的であり、そのために T細胞が多く作り出され、ウイルスが免疫細胞を破壊するより前に新たな T細胞を迅速に作り出すことができる。

そのため、子どもたちは、免疫細胞の破壊を免れるようだ。

しかし、高齢者では、胸腺が機能しないために、新型コロナウイルスにより免疫細胞が破壊されていく。

このような状況が判明してきた中で、抗ウイルス薬の混合剤である HIV 治療の薬物モデルが、新型コロナウイルスの軽度の症状の人、そして重症患者の両方にとって、有効になる可能性があるかもしれないことを示している。

一部の専門家たちは、重症になる理由が、免疫系の過剰反応であるとしたなら、抗ウイルス治療が重症 Covid-19 患者にとっては意味があるのか考える。

しかし、ウイルスが直接免疫系の機能不全を引き起こしているとした場合、抗ウイルス剤は理にかなっていると考える研究者たちが多い。その理由は、T細胞を消失させて免疫系の他の部分に害を与える前に感染を止めることが重要であるためだ。

英ロンドン大学キングズカレッジの免疫学者であるエイドリアン・ヘイデイ (Adrian Hayday)博士は、「私は楽観的な見方を崩していません」として、ワクチンがなくても、ウイルスに対して直接作用する薬物によって新型コロナウイルスが、コントロールできる病気になることを予測している。

「確かにワクチンができるのなら素晴らしいでしょう」とヘイデイ博士は言う。

「しかし、ワクチンの世界的展開の物流計画は非常に困難であるため、ワクチンだけに依存しない治療の可能性を考えることが安心につながります」

ここまでです。

新型コロナウイルスに「 HIV の要素が挿入している」ことは、今年 1月にインド工科大学の科学者たちによって見出されていました。以下の記事でそれを取りあげています。

インド工科大学の論文より
ht●●tps://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.01.30.927871v1.full.pdf

新型コロナウイルスのタンパク質は、 SARS と最も近い祖先を共有しているため、その2つのウイルスのタンパク質をコードする配列を比較した。そうしたところ、新型コロナウイルスから、SARS ウイルスにはない、以下の 4種類のタンパク質の挿入が見つかった。

inserts-04-gag.jpg

「GTNGTKR」(挿入1)
「HKNNKS」(挿入2)
「GDSSSG」(挿入3)
「QTNSPRRA」(挿入4)

驚いたことに、挿入しているこれらの配列は SARS ウイルスのタンパク質に存在しなかっただけではなく、コロナウイルスの他の種にも見られないものだった。

ウイルスがこのような独自な挿入を短時間で自然に獲得することはほとんどあり得ないため、これは驚くべきことだった。

この 4種のタンパク質の挿入は、最近の臨床患者の分離株から入手可能な新型コロナウイルスのすべてのゲノム配列に存在することが観察された。

これらの挿入源を知るために、さらに解析を進めると、予想外に、すべての挿入がヒト免疫不全ウイルス-1(HIV-1)と一致した。


その後、 HIV を発見した功績で 2008年にノーベル医学賞を受賞したリュック・モンタニエ博士が、「新型コロナウイルスの中の HIV 要素は、人為的に挿入された」という可能性について言及しました。

以下の記事でご紹介しています。

HIVを発見したリュック・モンタニエ博士は、中国発の新型コロナウイルスが人工ウイルスだと結論付けた
Chinese Coronavirus Is a Man Made Virus According to Luc Montagnier the Man Who Discovered HIV
gilmorehealth.com 2020/04/17

これまで、メディア等での主流なストーリーは、SARS-CoV-2 コロナウイルスは自然の中での突然変異の結果、生じたものであり、それはたとえば、センザンコウを中間宿主としてコウモリからヒトに伝染したというタイプの物語が推し進められてきていた。

ところが、それとは対称的に「このウイルスは人工的なものです」と断言する人物がいる。それは、1983年に HIV (エイズウイルス)を発見した功績でノーベル賞を受賞したリュック・モンタニエ博士(Professor Luc Montagnier)だ。

彼は、新型コロナウイルスは人工だという。

2008年にノーベル医学賞を受賞したモンタニエ博士は、SARS-CoV-2 は中国武漢にある研究所から誤って流出したものであり、このウイルスには人為的な操作が組み込まれていると主張している。

HIV の DNA 断片が、SARS-CoV-2 のゲノムから見出されており、博士によると、中国の研究者たちがエイズのワクチンを開発している中で、コロナウイルスを使用したと考えていると述べる。

新型コロナウイルスが、どのように中国で出現して拡大していったかについて、私たちも含めた医学関係者の多くは、武漢の海鮮市場からヒトに感染が始まったと考えてきた。

しかし、現在死者は 15万人を超えているこのパンデミックのウイルスについて、エイズの蔓延の原因としての HIV ウイルスを「発見」したモンタニエ博士は、完全に異なるストーリーを論文で発表した。

それは、SARS-CoV-2 は、中国の武漢にある研究所で人為的に操作され、2019年の後半に、誤って外部に流出したウイルスだと述べる。

モンタニエ教授によると、この武漢の研究所は、もともとコロナウイルスに関する研究で知られていたが、研究室では、コロナウイルスの 1つをエイズ・ワクチンの開発のためのベクター(細胞への遺伝子運搬因子)として使用したというのだ。

フランスの医学者であるジャン=フランソワ・ルモワン博士からのインタビューに対して、リュック・モンタニエ博士は以下のように述べた。

「私の同僚である生物数学者のジャン・クロード・ペレツ氏と共に、この RNA ウイルスである新型コロナウイルスのゲノムを注意深く分析したのです」

なお、モンタニエ博士は、これについての分析は、すでに他の科学者たちによっても分析されていることを付け加えた。

以前、インドの研究者たちが、このコロナウイルスのゲノムに「別の HIV ウイルスの配列が含まれている」ことを示す分析結果を含む論文を発表しようとしたが、科学界の主流からの圧力が大きすぎたために、調査結果を撤回せざるを得なかったのだという。

HIV配列をコロナウイルスのゲノムに挿入するには、分子ツールが必要

ルモワン博士は、「この新型コロナウイルスは、HIV に感染している患者から来たのではないかとする推測」についての刺激的な質問をモンタニエ博士に向けた。

答えは「違います」というものだった。モンタニエ博士は以下のように述べた。

「 HIV 配列をコロナウイルスのゲノムに挿入するためには、分子ツールが必要なのです。そして、それは、研究室でのみ行うことができることです」

博士によると、もっとも可能性の高い説明は、武漢の研究所での事故による流出だろうと述べ、その研究目的はエイズワクチンを探すことであったはずだと付け加えた。

真実は最終的に出てくる

いずれにせよ、この「新型コロナウイルスが人工的なもの」だということを示した論文は、リュック・モンタニエ博士の存在に守られているために、現在、前向きな方向を向いている。

モンタニエ博士によると、このコロナウイルスの改変された要素は、感染が拡大していくにつれて排除されるとして、以下のように述べた。

「自然にある存在は、分子の人為的な改変を一切受け入れないのです。自然の存在は、これらの不自然な変化を排除していきます。特別、何もしなくても、このような人為的な改変は消えていきます」

「そのために、状況は次第に良くなっていくでしょうが、残念ながら、それは多くの人々の死を伴った後になってしまうかもしれません」

そして、モンタニエ博士は次のように述べた。

「(ウイルスの)干渉波の影響の中で、ウイルスの中の人為的な配列が排除されていき、結果としてパンデミックは止まるでしょう」

このモンタニエ博士の主張は、これまで科学の世界で行われてきたいくつかの白熱した議論(新型コロナウイルスの発生の由来についての議論)に十分に対応できるものだ。

しかし、この発言は、モンタニエ博士のような立場の人物を「陰謀論者」の範疇に入れる可能性もないではない。

モンタニエ博士は、誰かを非難するようなことをしたいわけではないが、中国人科学者たちが、彼らの研究室で起こったことを彼ら自身が認めることを期待しているという。

博士はこのように言う。

「いずれにせよ、真実は必ず出てきます」

しかし、これらの主張は、さまざまに掻き消されて現在に至ります。

それにしましても、前回ご紹介した米ロサンゼルスタイムズの以下の記事では、「新型コロナウイルスが人の細胞の動きをコントロールしている」ことがわかったりと、なかなか新しい情報に尽きないウイルスです。

世界の出来1487 新型コロナウイルスは「人間の細胞をゾンビ化してコントロールしている」

ちなみに、アメリカの新たな感染者数の増加に歯止めがかかっていないことを最近の記事で取り上げたりしていましたが、状況はさらに加速していまして、6月27日には 1日の新たな感染確認例が 4万人を超えました。

以下は、過去約 4ヵ月のアメリカの 1日での新たな感染確認数の推移です。

us-css-31697.jpg

このような病原体に、くまなく今回ご紹介しました HIV の要素が含まれていると考えると、いろいろと思うところもあります。

最終更新:2020/07/01 21:37

2020/07/01 11:07

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