【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ 店長の部屋Plus

日別記事一覧

2019/12/30 18:37

イエローストーンの巨大間欠泉「スチームボート・ガイザー」の噴出回数が2019年に史上最大の記録を更新

2019年12月29日
steamboat-geyser-eruption2019.jpg

アメリカのイエローストーン国立公園に、世界で最も高く噴出する間欠泉のひとつでもある「スチームボート・ガイザー」という間欠泉があります。

このスチームボート・ガイザーが、昨年 2018年に、「過去にないほどの回数で噴出している」ことを昨年の以下の記事で取りあげたことがありました。

イエローストーンの間欠泉スチームボート・ガイザーの今年の噴出回数が30回を超え、54年前の記録を更新し過去最大に

2018年12月10日のアメリカの報道より
steamboat-geyser-nr2018.jpg

アメリカのイエローストーンにある間欠泉「スチームボート・ガイザー」の話題を何度か取りあげたことがあります。

その内容は、この間欠泉が「過去にないほど活発な噴出を起こしている」というもので、最初に取りあげたのは、以下の記事でした。

米イエローストーンの間欠泉の「尋常ではない噴出」についてのアメリカでの大々的な報道。そして、この2年ほど拡大しているように見える「徴候」のようなもの

2018年4月29日の米国ロイターの報道より
yellowstone-unusual-eription.jpg

"Unusual Eruptions" At World's Largest Active Geyser In Yellowstone Stoke "Supervolcano" Fears
zerohedge.com 20108/04/29

イエローストーンにある世界最大の活動間欠泉での 「異常な噴出」が、超巨大火山の噴火への懸念を燃え上がらせている

約1ヶ月前に、アメリカでは、イエローストーンの世界最大の間欠泉の噴出が増加していることが各メディアから報告されていた。ロイターの報道によれば、この場所での最後の噴出は 2014年のことで、今回はそれ以来のこととなる。さらに今年の最初の噴出からイエローストーンの間欠泉は6週間で3回以上噴出したという。

地質学者たちによると、この6週間で3回以上の噴出というパターンは 「普通のことではない」というが、しかし、この異常な間欠泉の活動がイエローストーンの地下で破壊的な火山活動が始まっていることを示すものではないという。

ただ、今回のイエローストーンの活動は、アメリカのメジャーメディアによって数多く報じられていることが気になるところだ。様々な報道で、今回の活動について「異常なこと」だとする専門家たちの記述がなされている。

報道によれば、イエローストーンの間欠泉は、3月15日と 4月19日に、それぞれ 約 91メートルの高さの噴出を発生させた。

そして、現地メディアの報道では、4月27日の午前 6時30分にイエローストーンの間欠泉「スチームボート・ガイザー(Steamboat Geyser)」で 3回目の噴出が報告された。現在、そこに至る通路は閉鎖されている。アメリカ地質調査所(USGS)のイエローストーン火山観測所によれば、イエローストーンの間欠泉で3回の噴出があったのは、 2003年が最後だという。

今年のスチームボート間欠泉の噴出は、これまでのところは通常の噴出よりも規模が小さくなっているが、それでも、4月の 2つの噴出はイエローストーン公園の有名な間欠泉「オールド・フェイスフル・ガイザー(Old Faithful Geyser)」の噴出水量の約 10倍だった。

そして、このことは予想されたことだが、今回の出来事が起きてすぐにアメリカの地質学者たちがメディアに次々と登場して、「イエローストーンで大きな噴火が近づいている可能性を示す徴候はない」と語った。

しかし、地質学者たちの言葉にもかかわらず、彼らは、今回の間欠泉の熱擾乱を示す可能性がある最新の一連の噴出の原因を突き止めることができてはいない。

イエローストーンのスチームボート・ガイザーより高く噴き上がる間欠泉は、ニュージーランドのワイマング・ガイザー(Waimangu Geyser)だけだが、しかし、その噴出は 100年以上起きていないという。

今回のスチームボート・ガイザーでの「異常な噴出」の原因が何であろうと、ただちにパニックを起こす必要はもちろんない。

イエローストーンの最後の大規模な噴火事象は 7万年前とされているが、この地域は現在でも依然として非常に地質活動は活溌であり、イエローストーンは将来的に噴火する可能性がある。ワシントン・ポスト紙が先週報告したように、イエローストーンは、1980年のセント・ヘレンズ爆発よりも何千倍も強力な噴火を起こす可能性を持つ。

アメリカ地質調査所は、イエローストーンでそのような強力な噴火が起こるとは考えにくいと前置きしつつ、もしそのような噴火が起きた場合、イエローストーン北部のロッキー山脈の多くを灰の中に埋めてしまうだろうと述べている。また、溶岩流は中心から半径 50キロメートルから 60キロメートルを覆い尽くし、火山灰は、最大で 800キロメートルの範囲に及ぶだろうとしている。

もちろん、これは最悪のシナリオだが、いずれにしても、科学者たちは、イエローストーンに関しては「私たちの生きている間(この数十年でという意味)にそのような噴火が起きる可能性はほとんどない」と強調する傾向がある。

なお、イエローストーン火山観測所の科学者たちは、「噴火の際には、数週間から数年間の警告の兆候が先行する可能性が高い」とメディアに記している。

ここまでです。

ここ3年ほどのイエローストーンでは、いろいろとありましたが、印象的な出来事としては、ふたつほどありまして、ひとつはイエローストーンの近くの川が「沸騰した」という 2016年夏の以下の出来事でした。

yellowstone-boiling-river2.jpg

そんなイエローストーン国立公園を流れるイエローストーン・リバーで、かつてない規模の「魚の大量死」が発生していることが、アメリカの多数のメディアで報じられています。

2016年8月17日の米国報道より
yellowstone-fish-die-1.jpg

冒頭の写真のように、イエローストーン・リバーは、イエローストーン国立公園のかなり広範囲を流れているようなのですが、そのすべての流域で魚が死んでいるのが発見されているようです。

最初は 1.000匹ほどの大量死だと思われたのですが、後に、モンタナ州の魚類野生動物公園局(Montana Fish, Wildlife and Parks)は、「その 10倍が死んでいる可能性がある」と発表しました。

この川では、前代未聞の大量死だそうです。

原因はまだわかっていませんが、多くにおいて、水中での大量死の原因は、

・藻の大発生を含む酸素の欠乏
・水温の異常(高すぎる、低すぎる)
・化学物質など


などですが、時に、これらのどれにも属さない「原因が不明」の大量死も、しばしば見られます。

あとは、2017年のイエローストーンの群発地震の回数が「 2500回を超えた」ということでしょうか。下の記事は、群発地震が 2567回を超えた時のものです。

米国イエローストーンの群発地震の発生が2567回を超え、回数と継続期間が「観測史上最大」の規模に

2017年9月3日米国ニューズウィークの記事より
yellowstone-record-2017st.jpg
2017年6月からアメリカのイエローストーンで群発地震が始まったことは何度かお伝えしたことがありますが、8月31日に、群発地震が始まってからの回数が 2567回となり、過去に記録されたすべての記録を上回ったことが発表されました。

イエローストーンの場所
yellowstone-map2017.gif

イエローストーンの今年の群発地震は、始まった当初から、

収まらないイエローストーンの群発地震。発生以来の地震の回数は500回に迫る規模に
2017年6月22日
yellow-stone-swarm-cause-panic.jpg

群発の回数は、6月20日の時点で地震発生開始以来 460回を超えていて、500回に達するのも時間の問題となりつつあります。

2017年6月20日の米国の報道より
ys-2017-0619m.jpg

アメリカ地質調査所のデータでは、過去1週間でのイエローストーン領域での地震の数は 441回となっていました。

2017年6月21日までの1週間でのイエローストーンでの地震
yellowstone-week-swarm.png

このデータを見てみますと、地震の起きている範囲が「比較的広い」ということが言えそうな気もします。

イエローストーンは群発地震がわりとよく起きますけれど、このように広い範囲であるというところが最近の群発地震とは違うところのような気がします。

イエローストーンが噴火した際の予測される影響の範囲
yellowstone-kill-zone02.gif

イエローストーンでの地震発生数が「1000回」を超える

2017年7月のアメリカ地質調査所による月例報告書
yellowstone-observatory.png

は群発地震の回数が 500回に達しようとしていることをご紹介しましたが、7月1日のアメリカ地質調査所(USGS)のイエローストーン火山観測所による月例報告で、群発地震発生からの地震の総回数が、

1171 回

に達していることを知りました。
今回は、そのニュースリリースをご紹介します。

特に頻度が増えているわけでも、規模が大きくなっているわけでもないですが、「収まっていない」ことは確かです。

それでは、ニュースリリースをご紹介させていただきます。

YELLOWSTONE VOLCANO OBSERVATORY MONTHLY UPDATE
アメリカ地質調査所 イエローストーン火山観測所 2017/07/01

イエローストーン火山観測所 月例報告 2017年7月1日

イエローストーン火山
位置 : 44°25'48 "N 110°40'12" W 標高 2805 m
現在の火山警報レベル : 通常
現在の航空警報コード : グリーン(通常)

地震活動について

イエローストーンの地震観測網の運用と分析を担当しているユタ大学地震観測ステーションは、2017年6月に、イエローストーン国立公園地域で 1171 回の地震があったと報告した。

最大の地震事象は、6月16日午後6時48分に、イエローストーン西部で起きたマグニチュード 4.4 の地震だった。この地震は 6月12日に始まったこの地域の活発な地震のひとつだ。

イエローストーンにおける 6月の地震活動は、下の 4つの異なる場所の群発にわけられる。

1)6月16日の最大の地震(マグニチュード4.4)を含む 1027回の地震が 6月12日から、イエローストーンの西部から約 9.6キロ離れた場所で始まり、現在も進行中だ。この群発では、マグニチュード3クラスの地震が5回、マグニチュード 2クラスの地震が 72回あった。

2)西部イエローストーンの東北部から 22キロの狭い範囲で、6月14日と 15日に発生した群発活動を含めて 41回の地震があった。最大の地震の規模はマグニチュード 2.3だった。

3)6月1日と 2日、ワイオミング州マンモス(イエローストーンのエリアにある地名)の南西 22キロで 22回の地震が発生。最大の地震はマグニチュード 2.6だった。

4)イエローストーン西部から東北に約 26キロ離れた場所で 13回の地震が 6月13日に発生した。最大の地震はマグニチュード1.7だった。

イエローストーンの地震活動は現在、通常と比較して高いレベルにあるが、このような連続の地震はこのエリアで一般的なものであり、イエローストーン地域の全地震活動の約 50%を占める。

などのように、500回とか 1000回などの節目の回数で記事にしていましたが、気づくと、8月の終わりに 2500回を超えていたのでした。

これまでの一連の群発地震の中で、最大だったのは 6月15日に記録されたマグニチュード 4.4で、過去1ヶ月では、8月21日のマグニチュード 3.3が最大の地震でした。

このイエローストーンの群発地震は、基本的にはマグニチュード1以下の小さな地震が大部分ですが、いずれにしても、これほど長期間、イエローストーンの群発地震が続くことはあまりないことです。

過去には 1985年と 2010年に、やはり 2000回を超えたことがありましたが、しかし現在のイエローストーンはいまだに群発地震が続いているため、過去最長となる可能性が高いようです。

下の記事は、それが始まった頃にマグニチュード 4.5という、イエローストーンでのものとしては異例の規模の地震が起きた時のものです。

2017年6月17日の米国の報道より
yellowstone-m45-earthquake-1.jpg

アメリカのイエローストーン国立公園で 6月15日にマグニチュード 4.5の地震が発生し、それと前後して、この1週間ほど 200回を超える群発地震が続いています。

このマグニチュード 4.5というのは、規模としては 2014年3月のマグニチュード 4.8以来ということで、3年ぶりの大きな地震ということになります。3年ぶりだと、大した感じではないと思われるかもしれないですが、そもそも、その 2014年3月の M4.8 の地震は「イエローストーンでの観測が始まって以来最大の地震」だったのです。

そういう意味では、過去数十年と比べて、この2〜3年はイエローストーンでの地震は、規模も回数も増えてきているというようなことは言えるのかもしれません。

とにかく、ことあるごとに話題となるイエローストーンですが、「どうして話題となりやすいのか」ということを再度確認しておきますと、科学的な意味での予測として以下のようなことが考えられているからです。イエローストーン国立公園 - Wikiipedia からの抜粋です。

今後予想される噴火

イエローストーンは 60- 70万年前後の周期で巨大噴火を起こしており、前回の巨大噴火より既に 60万年が経過しているので、いずれ近いうちに巨大噴火が起こることが予想されている。

噴火の規模は最悪ピナトゥボ山の噴火( 1991年)の 100倍以上の規模になるとされる。 ユタ大学イエローストーン火山観測所のボブ・スミス所長によれば、超巨大噴火が起きた場合、イエローストーン国立公園は完全に消えてなくなるという。

イギリスの科学者によるシミュレーションでは、もし破局噴火が起きた場合、3-4日内に大量の火山灰がヨーロッパ大陸に着き、米国の 75%の土地の環境が変わり、火山から半径 1000km以内に住む 90%の人が火山灰で窒息死し、地球の年平均気温は最大10度下がり、その寒冷気候は 6年から 10年間続くとされている。


という予測になっているのだそうです。

なお、上に、

> 火山から半径 1000km以内に住む 90%の人が火山灰で窒息死

とありますが、この 1000キロメートルという範囲は実感が湧きにくいと思いますので、図で示しますと、下の円の真ん中の KILL ZONE と書かれた「真っ赤な部分」が、イエローストーンから半径 1,000メートルのエリアです。
yellowstone-kill-zone02.gif

他のピンクの部分も、降灰による大きな影響を受けるとされています。

参考として同じ縮尺の日本列島を添えてみましたが、その日本がほとんどすっぽり入るエリアで、科学者たちの予測が現実となれば、影響は大きそうです。

もっとも、イエローストーンの大噴火のサイクルは「 60万年ほど」だとされていますので、このサイクルだと、かなり大ざっぱなレベルの推測でも、噴火の次のサイクルを予測することは不可能ですので、結局は「いつ噴火するのかはわからない」という以上のものにはならないです。

多いことには多いですが、イエローストーンは群発地震を起こすことが比較的多い場所でもあり、この群発地震だけで、どうだこうだということは言えません。

ただ結局、「この 10年ほどのイエローストーンでの緩慢な地質的な異変」が拡大し続けている感じもないでもなく、それが続いた先に「噴火」ということもあるのかもしれないということは言えるのかもしれないですが。

この 20年ほどのイエローストーンでの異変としては、

・2004- 2006年にかけてイエローストーン公園の東西 80km南北 30kmの範囲で地盤が最大 12cm上昇。過去にはなかった現象

・1999年にイエローストーン公園内の湖の底で高さ 30m以上、長さ 700mの巨大な隆起が発見される

・イエローストーンの地下 20kmから 50kmまでに、東西 80km南北 40Km(容積は約 4.6万km3)の世界最大のマグマだまりがあることが判明


というようなことがあり、少しずつではあるけれど、「何か変化してきている」ということは言えるようです。

さらに、今年4月に、イエローストーンの地下・・・というより、アメリカ大陸の非常に広い範囲の地下に、「炭素の湖」があることが、英国ロイヤル・ホロウェイ大学の地質学者たちによって発見されたことが、2017年4月のフォーブスで報じられていました。

下の赤い部分が、炭素、正確には「溶融炭素」というものの湖となっていることがわかったのだそうです。

2017年4月30日の米国フォーブスより
molten-carbon-lake-1.jpg

この地図を見た時、

「噴火(火)と炭素の組合せは……最高の二酸化炭素発生コンビなのでは……」

と思いましたが、「炭素が燃えると、二酸化炭素になる」と記憶していますので、イエローストーンではなくてもいいのですが、何らかの「噴火などの地下の巨大な火の事象」があった場合、北アメリカ大陸は「おびただしい二酸化炭素に包まれる」というような可能性があるのかなあと考えてしまいました。

フォーブスの記事の中にも、

融解した炭素(主に炭酸塩)の貯留層は、それらが放出されたならば、劇的かつ即座に地球の環境を 10年間以上変化させる可能性がある。

炭素は、上部マントルの地球の表面の 350キロメートル下にあり、その量は、合計で 110万平方キロメートルの広さに及び、メキシコの国土面積とほぼ同じ大きさとなる。

ありがたいことに、近い将来にこのような放出の事態が起こるリスクはほとんどない。


という下りがあり、この炭素が放出された場合、アメリカのみならず、地球の環境を劇的に変化させてしまう可能性を持つようです。

それにしても、地球というのは、「いたるところに、すべてをリセットする仕組みが出来ているものだなあ」と、つくづく思います。

・巨大な小惑星一発

・超巨大火山の噴火が一発

というようなもので、全世界ではなくとも、非常に大きな範囲を「滅ぼす」ことができるわけですし、それらは「いつでも起きる可能性がある」上に、さらに重要なことは、

「これらの事象の勃発は絶対に防げない上に、予防法も存在しない」

ということがあります。

つまり、「噴火しそうな火山の噴火を止める方法は存在しない」ですし、そして、「火山の噴火を止め続ける方法」も存在しないということです。彗星や小惑星の衝突についても同じです。

そして、1度発生すれば、それが契機で「リセット」されて、長い時間の経過の後でまた再生する。

おそらく、ずーっと昔も、そういう「リセットの積み重ね」で地球はやってきたのかもしれないです。

2017年の 4月に「世界で最も危険な火山 10」の元も新しいデータが発表されています。

これは、予測される火山の噴火の規模だけの比較ではなく、「周辺にどのくらい人や文明が存在してているか」などを含めた「予測される被害の大きさ」の順位といっていいかと思います。

今回は、その順位を記して締めたいと思います。

世界で最も危険な10の火山 2017年版
1. フレグレイ平野(Campi Flegrei / イタリア) 半径100km以内の人口は600万人

2. ミチョアカン・グアナファト( Michoacan Guanajuato / メキシコ) 半径100km以内の人口は580万人

3. 姶良カルデラ(日本) 半径100km以内の人口は260万人

4. イロパンゴ山(Ilopango / エル・サルバドル) 半径100km以内の人口は670万人

5. ヴェスヴィオ山(Vesuvius / イタリア) 半径100km以内の人口は600万人

6. 大屯(タトゥン)火山郡(Tatun / 台湾) 半径100km以内の人口は980万人

7. コルベッティ・カルデラ(Corbetti / エチオピア) 半径100km以内の人口は980万人

8. コアテペケ・カルデラ(Coatepeque / エル・サルバドル) 半径100km以内の人口は650万人

9. タール火山(Taal / フィリピン) 半径100km以内の人口は2480万人

10. サンタマリア火山(Santa Maria / グアテマラ) 半径100km以内の人口は620万人


このようにして、「少しずつ活動(徴候)が拡大しているように見える」というのが、この2年ほどだったように思います。今後の短い期間で何がどうなるというものではないでしょうけれど、確かに「少しずつ」いろいろな活動の徴候のようなものが出てきているような気はします。

そして、イエローストーンは別にしても、今後、世界各地で火山活動についての報告が増えていくと予測されてもいますので、そのあたりも含めて、今年、そしてそれ以降の地球の地質活動がどのようになっていくのかということに注目している人の数は増え続けているのが現状です。

7月には、2018年の噴出回数が 11回となり、1年間の噴出回数としては近年最大となっていました。それは以下の記事でご紹介しています。

イエローストーンの間欠泉スチームボート・ガイザーがついに今年11回目の噴出を記録し、近年最大の噴出回数に

2018年7月7日の米国のローカルニュースより
steamboat-geyser-11th.jpg

ほぼ1ヶ月前の以下の記事を書かせていただいたことがあります。

通常ほぼ噴出しない米国イエローストーンの世界最大の間欠泉スチームボート・ガイザーが「今年はすでに半年で8回の噴出」を起こしている…。過去に一度も観測されたことのない、この事態に対しての適切な説明はない

6月7日の米国CNNの記事より
yellowstone-geyzer-erupt2018.jpg

この記事のタイトルに、「通常ほぼ噴出しない」とあります、アメリカのイエローストーンにあり、世界最大の間欠泉でもある「スチームボート・ガイザー」が、7月6日、

「 今年 11回目の噴出を起こした」

のでした。

リンクしました記事では、6月に「 8回目の噴出を起こした」ことを取りあげたてのすけれど、この「同じ年に 8回の噴出」ということ自体が、

> 観測が始まって以来、「一度もない」こと

だったのですが、その後も噴出が続き、7月6日には、「 2018年になって以来、11回目の噴出」が発生するに至りました。

このスチームボードガイザーは、「記録されている過去の噴出」については公開されていまして、たとえば、「過去 20回の噴出」については以下のようになっています。

スチームボード・ガイザーの過去20回の噴出と前回の噴出からの間隔
出典 : geysertimes.org

・2018年07月06日 (前回噴出からの間隔:20日と20時間)

・2018年06月15日 (前回噴出からの間隔:4日と15時間)

・2018年06月11日 (前回噴出からの間隔:6日と16時間)

・2018年06月04日 (前回噴出からの間隔:7日と13時間)

・2018年05月27日 (前回噴出からの間隔:7日と21時間)

・2018年05月19日 (前回噴出からの間隔:6日と17時間)

・2018年05月13日 (前回噴出からの間隔:8日と4時間)

・2018年05月04日 (前回噴出からの間隔:7日と16時間)

・2018年04月27日 (前回噴出からの間隔:7日と14時間)

・2018年04月19日 (前回噴出からの間隔:35日と11時間)

・2018年03月15日 (前回噴出からの間隔:3年と 193日)


 ※ ここから下は2018年以前の記録

・2014年09月03日 (前回噴出からの間隔:1年と 34日)

・2013年07月31日 (前回噴出からの間隔:6年と162日)

・2007年02月21日 (前回噴出からの間隔:1年と 274日)

・2005年05月23日 (前回噴出からの間隔:1年と 213日)

・2003年10月22日 (前回噴出からの間隔:178日)

・2003年04月27日 (前回噴出からの間隔:32日)

・2003年03月26日 (前回噴出からの間隔:193日)

・2002年09月13日 (前回噴出からの間隔:140日)

・2002年04月26日 (前回噴出からの間隔:1年と 359日)

となっていて、2003年の「年に 3回」という例がある以外は、1年に1度もないのが普通のようです。2013年の時のように、6年間噴出していなかった時期などもあり、今年の噴出の回数が非常に多いことは確かのようです。

過去には、1911年から 1961年までの 50年間、噴出しなかった時もあります。

アメリカ地質調査所の科学者たちは、一貫して、このスチームボードガイザーの噴出と火山活動の間には「関係がない」と説明し続けています。

まあしかし、火山活動とは関係がないにしても、このイエローストーンの周辺の地質的活動が活溌化しているということを示唆している可能性はありそうです。

その後も噴出は続いていましたが、 12月8日、「今年 30回目の噴出」が発生しました。

アメリカ地質調査所(USGS)の記録では、これまで 1年間で最も噴出回数が多かったのは 54年前の 1964年のことで、その年にスチームボート・ガイザーが 1年間で 29回の噴出を起こした記録が最高でした。

ところが、12月8日の噴出により、その記録は更新されたのでした。

噴出するスチームボート・ガイザー
steamboat-geyser-eruption2018.jpg

今年30回目の噴出までの記録
sg-eruption-1208.jpg

この上の表のそれぞれの後ろに「 9d 4h 30m 」等とありますが、これは前回の噴出からの間隔を示していてます。

たとえば、「 9d 4h 30m 」なら、「前回の噴出から 9日と 4時間30分」で今回の噴出が起きたことをあらわします。

その点を見てみますと、今やイエローストーンのスチームボート・ガイザーは、「およそ 1週間に 1度ほどは噴出している」という過去には見られない極めて活発な噴出活動を続けていることがわかります。

この間隔で噴出が進むと、今年中にあと 2〜 3回の噴出が発生する可能性もあり、前代未聞の活動になっていくと思われます。

これがイエローストーン自身の火山活動や地質活動と関係しているかどうかはともかく、「これまでにないこと」が起きていることは事実です。

上の記事は、昨年 12月11日のものですが、その後も噴出は続き、結果として昨年のスチームボート・ガイザーは「 32回の噴出」という、史上最大回数の噴出を起こしました。

ところが、最近のアメリカの報道で、「今年 2019年は、さらに記録を更新した」ことが伝えられていました。

その回数は 45回で、昨年の記録を更新し、過去最大の活動となっています。

2015年から 2017年までの前年 3年間は 1度も噴出していなかったことを考えますと、間欠泉に関して、急激に活動が活溌化していると言えます。

これがイエローストーンの火山活動と関係するものなのかどうかはわかっていないですが、2年連続で間欠泉の活動が過去最大となっていることは、少なくとも、地下の活動も活溌化している可能性もありそうです。

この間欠泉の活動についてのアメリカの報道をご紹介いたします。

Yellowstone’s Steamboat Geyser breaks eruption record, stuns scientists
NY Post 2019/12/26

イエローストーンの間欠泉の噴出回数が記録を破り、科学者たちを困惑させている

米ワイオミング州のイエローストーン国立公園に行った際に、多くの人たちがまず行うことは間欠泉を巡ることだろう。

2019年にイエローストーン国立公園を訪れた観光客たちは、地球上で最も高く噴出する間欠泉であり、現在、活動状態にある間欠泉スチームボート・ガイザー(Steamboat Geyser)で、多くの噴出を目撃しただろう。

というのも、今年、スチームボート・ガイザーの噴出は「過去最大の回数」となる 45回の噴出を記録したのだ。これまでの記録は、昨年 2018年の 32回で、昨年に続き記録を更新したことになる。

このイエローストーンのあまりにも活発な間欠泉の活動に、地質学者たちは頭を抱えている。

というのも、スチームボート・ガイザーは 2015年、2016年、そして、2017年の 3年間は、1度も噴出しなかったのだ。

ところが、2018年になってから突如として活動が活発となり、そして今年 2019年は、さらに活動が顕著となって、過去最大の回数の噴出を見せた。しかし、「なぜ突然のように活動が活発になったのか」という理由を地質学者たちには理解できていない。

多くの人たちが知るように、イエローストーン国立公園の地下には、超巨大火山があるが、このような間欠泉の活動状態とその活動との関係は誰にもわからない。

この超巨大火山の最後の噴火は 63万1000年前だったと考えられている。

科学者たちは、いつかはまたこの火山が噴火すると確信しているが、それがいつなのかということについての意見はさまざまだ。

最終更新:2019/12/30 18:53

このお店で1週間以内に売れた人気アイテム

ページ上部へ

カレンダー

2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

今月

過去の日記

2020年
  • 01月
  • 02月
  • 03月
  • 04月
  • 05月
  • 06月
  • 07月
  • 08月
  • 09月
  • 10月
  • 11月
  • 12月
2019年
2018年

このお店で1週間以内に売れた
人気アイテム