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2019/12/23 17:56

「宇宙から星が次々と消えている」ことが天文学者たちの大規模調査により判明。宇宙で何が起きている? 

2019年12月23日
satrs-vanish-2019.jpg

空の光源が次々と消えている理由は

最近の科学メディアや天文学メディアで、やや奇妙なことが報じられています。

それは、

「空から星が消滅していることがわかった」

というものです。

VSACO という空の光源の過去と現在を比較研究するプロジェクトの調査により、50年前と現在の比較で、「少なくとも 100個の星が消えている」ことが以下の VSACO ページで発表されていました。
vasco-missing-stars.jpg

「星表」という、観測されている宇宙の星のすべてがデータ化されている表には「 6億個の星」がカタログ化されているのだそうですけれど、50年前と比較したところ、

「 15万個に及ぶ光源に対応する星が見当たらなかった」

のだそうで、その後、さらに詳しく分析したところ、その中で少なくとも

「 100個の星(光源)が消滅していた」

ことがわかったというものです。

しかし、これはまだ対応する物体がなかった 15万のうちの 2万ほどの星について調査した段階であり、今後の調査では、さらに「消滅した星」が出てくる可能性がありそうです。

現実として、たった 50年ほどのサイクルで「 100個などの惑星が消滅する」というようなことは、物理的にはあまりあり得ないことで、天文学者たちは何らかの合理的な理由を考察しているところのようで、また、「惑星に関しての物理学で何かまだわかっていない部分がある可能性」にも言及しているものもありました。

しかし、科学メディアでなく、一般メディアとなりますと、「高度なテクノロジーを持った文明による人口構造物ではないのか」というような話も出てきます。

つまり、人工的に作られた惑星のような存在や、移動する巨大な人工物などのような話ですね。

まあ、個人的には、

「何だか理由はわからないけど、次々と実際に宇宙から星が消えていっている」

と考えるほうが刺激的ではありますけれど、今回は、そのどちらも出てくる記事をご紹介します。

なお、ご紹介する文章の中に「ダイソン球」という言葉が出てきますが、私は知らない言葉でしたが、SF などでは有名な概念のようです。以下のようなものです。

ダイソン球 - Wikipedia
ダイソン球とは、恒星を卵の殻のように覆ってしまう仮説上の人工構造物。恒星の発生するエネルギーすべての利用を可能とする宇宙コロニーの究極の姿と言える。

このダイソン球という名前は高度に発展した宇宙空間の文明により実現していた可能性のあるものとしてアメリカの宇宙物理学者、フリーマン・ダイソンが提唱したことに由来する。


では、記事をご紹介します。

Mystery as 100 Stars Disappear in the Night Sky

100以上の星が不可解に「消滅」した

宇宙で何かが起きているのだろうか。古い星表と新しい星表を比較すると、一部の惑星が消えてしまったことに天文学者たちが気づいたのだ。

最近の新しい科学論文において、科学者たちの研究グループは、1950年代の星表と同じ場所の最近の星表との画像を比較したところ、以前にカタログ化されていた星のうちの 100個の星が今は見つからないことを発見した。

多くの星が消えている

天文観測プロジェクト「1世紀の間の観測で消えた星と出現した星(VASCO)」によって編集された新しいデータは、1950年代の米国海軍の天文台カタログ(USNO)にリストされているマップされた星と、全天をサーベイ観測し移動天体や突発天体を検出するプロジェクトである「パンスターズ(Pan-STARRS)」による最近の星のデータを比較することによって収集された。

パンスターズは、米国海軍天文台カタログでの惑星収集プロジェクトよりもはるかに暗い光源を検出できるが、その米国海軍天文台の古いカタログで見つかった 6億個の星のうち、150,000個は、新しい星の調査で容易に識別できる対応物が見当たらなかった。

論文の著者たちは、これらの 150,000個の異常のうちの 24,000個の候補を視覚的に検査し、これらの光源のうちの 100個が夜空から消滅したことを見出した。

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星は空から消滅するメカニズムは何なのか

星が消滅する理由となる自然現象は確かに存在はするだろう。準惑星や超新星の爆発やブラックホールに直接崩壊される星もあるだろう。今回、消滅したことがわかった星のうちのいくつかにはそのようなものもあるかもしれない。しかし、たった 50年間で 100個の星の消失は多すぎる。

このような数となると、すべてが自然現象によって起きたと説明することは難しいほどの驚きがあることは確かだ。

論文の著者たちは、これらの不可解な星の消失が未知の現象の結果である可能性や、またはテクノロジー的に高度な文明の遺物、特にダイソン球(恒星を卵の殻のように覆ってしまう仮説上の人工構造物)として知られるエンジニアリング・プロジェクトの可能性についても議論している。

これらの失われた星は何なのか

これらの失われた星が、高度な文明の物体であると推測できる可能性もあるだろう。しかし、これらはおそらくダイソン球ではない。

なぜなら、どれほど高度なテクノロジーがあったとしても、恒星の光を完全に遮るこのような巨大な建設プロジェクトが 50年というような短い期間内に行うことができる方法を説明するのは難しい。

もっと重要なのは、伝統的なダイソン球は重力的に安定していないことだ。たとえ太陽のような星の近くに構築できたとしても、太陽系のすべての惑星、月、小惑星で利用可能なものよりも大きな総質量が必要になる。

これらの消滅した星のいくつかは、その明るさが検出限界を下回った崩壊した星、またはブラックホールに直接崩壊した星として説明されるかもしれない。

しかし、特定の星に関しては「惑星の寿命」ということに関しての新しい考察の余地があるかもしれないし、あるいは、まだ私たちが知らない「新しい惑星の現象」をあらわしている可能性もある。これ自体、調査することがエキサイティングなものだといえるものだろう。

ここまでです。

最近は、この「宇宙で何が起きている?」というようなことを思わせる出来事は、わりと多いですね。

そもそも今、

「宇宙が不可解な物理現象によって破壊され続けている」

というような事実もあります。

これは以下の記事で取り上げさせていただきました。

「宇宙の終わりが始まった?」 現在、既知の宇宙すべての銀河が謎の物理現象に「殺されて」おり、急速に消えようとしている

2017年1月23日
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オーストラリアに拠点を置く国際電波天文学研究センターが研究結果を発表

最近、天文観測の国際研究チームによって、「宇宙の銀河たちが次々と殺されている」という研究発表がなされたことが報じられています。

冒頭は、そのニュースを動画にしていたものから拝借したものですが、内容が説明欄に簡単にまとめられていまして、翻訳しますと、以下のようになります。

宇宙の何かがすべての銀河を殺し続けている

深い宇宙の中、科学者を完全に困惑させるような方法で、数々の銀河が何かに殺され続けている。これは天体物理学上の非常に大きなミステリーだ。

全宇宙を通して銀河が殺されている中で、科学者たちが答えを求めているのは、何がそれらを殺しているかということだ。

2017年1月17日に国際電波天文学研究センター(ICRAR)に拠点を置く国際チームが発表した新しい研究は、この質問に答えようとしている。

研究では、「ラム圧ストリッピング」と呼ばれる現象が、銀河のガスを駆逐し、新たな星を作るために材料を奪うことによって、銀河を早期の死に送るという事実が明らかとなっている。

11,000個の銀河の研究で、星形成のための生命線であるガスが宇宙全体の広範なスケールで激しく剥奪されていることが示された。


というもので、実際に何が原因でこのようなことが起きているかはわかっていないようなんですが、観測上で「現実的に」銀河が次々と殺されているようです。

もしかしたら、本当に今、私たちの住む宇宙は消えていくプロセスにあるのかもしれないのかもしれない、というようなことも思わないでもないですが、それにしても、何がどうなっているのかとは思います。

理解できない部分が多くありますけれど、今回はこのことをわかる範囲でご紹介しようと思います。

銀河が「殺されている」原因は基本的には不明

なお、この「銀河が殺される」という表現は、こちらで勝手につけたものではなく、国際電波天文学研究センター自身が、ウェブサイトに下のように「 Murder (殺人、殺りく)」という言葉を使った見出しをつけています。

国際電波天文学研究センターウェブサイトより
icrar-01.jpg

今回は、このことを報道していた記事をご紹介したいと思いますが、どの報道も、物理学的素養のない私には、翻訳がとても難しいものではありました。なお、この「銀河の死滅」を導いている直接的な原因そのものはわかっているそうで、それは「ラム圧ストリッピング」と呼ばれる現象によるものなのだそうですが、これに関しては、調べても私にはよくわからないものでした。

そんなわけで、わからないことが多いながら、そのことについて報道していた記事をご紹介したいと思っていますが、ひとつだけ最初に注記しておきたいことがあります。

それは、どの記事にも、今回の研究チームの「推測」として、銀河の殺りくが起きている原因を

「暗黒物質」

だと言っている話が出てきます。ここだけは気になるので、先に少し書いておきます。

暗黒物質というものは、いわゆる教科書的には、下のようなものです。

暗黒物質(ダークマター)とは、天文学的現象を説明するために考えだされた「質量は持つが、電磁相互作用をしないため光学的に直接観測できず、かつ色荷も持たない」とされる、仮説上の物質である。 (暗黒物質 - Wikipedia)

というものです。

上にもありますように、「仮説上の物質」であるわりには、現在はどうも「これは当然のようにある」ことになっている気配が伺えます。そして、実際に、この暗黒物質というものが存在するのかしないのかは今でもわかっていませんが、科学者たちは必死でこの暗黒物質を探し続けています。

そして、私がこの「暗黒物質」というものに対して持っている思いは、これが実際に存在するのかしないのかにかかわらず、

「暗黒物質という概念は、科学者の《奢り》の最たるシンボル」

だと私は考えています。

もともと暗黒物質などいうものはかつてはなかったものですが、「実際に観測される宇宙での現象が、現在の宇宙論と合わないから作った」という、バリバリの架空の存在です。

そのひとつとして、たとえば、銀河系の中心と外側の回転の速度についての問題が、現在の物理学(一般相対性理論など)では説明できないので、「だったら、説明できるものを作っちゃえばいい」ということで作られたようなものです。

(例1)
dark-matter-fact.jpg

この銀河については、ひとつの例えですが、それがどんな例えであっても、つまり科学者たちは、

「自然で実際に起きていることより、科学者たちの作り出した計算式のほうが価値があるので、そちらを立てる」

ということにしたということです。

「自然現象ごときが、現代物理学に反しているなどけしからん」

と。

宇宙の大部分は、一般相対性理論で完ぺきに説明できるのに、「ほんのいくつか」説明できないことがある。それでは困るので、「自然に合う理論を新たに考えるのではなく、自然のほうを理論でねじ曲げてみる」というものです。

このことが、私が「暗黒物質が実際にあろうがなかろうが、これを作り出した意志は人間と科学の奢りの象徴だ」と考える理由です。

真実の方を曲げることで新たな真実を作ろうとするのは、おそらく自然と神の意志に反した奢りのような気はします。人類が滅亡するとすれば、こういうことが原因なのかもしれません。

まあ、それはともかくとして、科学者の方々の立場としては、それ(ささいな矛盾で、物理の理論が根底からひっくり返る)もいろいろと大変なので、穏便に進んでほしいという部分はあるでしょうし、それは理解できます。

この暗黒物質のことに関しては、文句を書いているのではなく、今回の記事の中に「暗黒物質が銀河の大量死滅の原因」というようなことが書かれていましたので、「暗黒物質が原因ということはなさそう(存在しないから)」ということの説明として書かせていただきました。

では、暗黒物質が原因ではないとすると、「銀河を殺しているものの正体は何か」というと、それはわかりません。

文字通り、「何かが銀河を殺し続けている」という以外には言いようがないです。

それにしても、次々と銀河が死滅していっているとすると、その範囲はどこまで拡大するものなのですかね。

私たちの天の川銀河も、わりと急速に「殺されて」しまう可能性はあるのでしょうか。そちらも知りたいですね。

では、ここから記事です。

Something unknown is sucking the life out of galaxies
earth-chronicles.ru 2017/01/19

未知の何かが銀河の生命を殺している

天文学者たちは現在、非常に奇妙で、同時に恐ろしい現象を見ている。

宇宙の向こうに散らばっている銀河を「何かが」文字通り殺しているのだ。

この「殺りく」の加害者はまだ発見されていないが、オーストラリアにある電波天文学研究センター(ICRAR)の研究者たちは、この謎の事象を解決しようとする多くの努力を続けている。

世界有数の性能を持つ望遠鏡で 11,000個以上の銀河を研究している科学者チームは、この事象は、いわゆる「ラム圧ストリッピング」のプロセスに関連する可能性があるという結論に達した。

ラム圧ストリッピングは、銀河にガスを送るものだが、観測されたすべての徴候は、このプロセスが、これまで考えられたよりもずっと頻繁に宇宙で発生している可能性があるということだった。

実際には、ガス状銀河がなければ、宇宙は新しい星を作り出すことができないので、銀河はこのプロセスの中で速やかに死んでいく。

ラム圧ストリッピングで銀河が死んでいくプロセス
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この銀河に対しての犯罪の容疑者は誰なのかということについて確定的な答えは出ていないが、研究者たちは、おそらくは暗黒物質以外のなにものでもないだろうと述べている。

暗黒物質とは、宇宙における質量の大半を占めながら観測されていない仮説上の物質で、見ることのできない正体不明の物質とされている。現代の宇宙論では、これは、宇宙の全質量の少なくとも 27%を占めているとされる。宇宙の残りの 68%は暗黒エネルギーで構成されているとされている。

そして、銀河は暗黒物質の雲に埋め込まれているとされ、それは、暗黒物質ハロと呼ばれる(ハロは「丸い輪」とか「丸い光の輪」のような意味)。

これらの暗黒物質ハロが、既知の宇宙全体で銀河を殺しているのだ。

研究者は、これらの現象について以下のように語る。

「銀河はその生涯の間に、私たちの銀河系のような典型的なものから、その何千倍もある大規模ハロまで、さまざまな大きさのハロに存在することができます」

「より大きなハロを銀河が通過すると、それらの間で過熱された銀河間プラズマが、ラム圧ストリッピングと呼ばれる素早く作用するプロセスによって、銀河のガスを除去するのです。そして、銀河のガスを物理的に吸引して、巨大な宇宙の箒(ほうき)のように働いていると考えることができると思われます」

銀河に影響を及ぼすラム圧ストリッピングは、科学者には知られている現象だった。

新しい星の形成においては、銀河の周囲のガスを消費するが、同時に、銀河が死ぬ過程も加速されると考えられている。

銀河の周囲のガス雲を使って星が形成される現象を、科学者たちの間では「絞殺」( strangulation / 絞め殺すこと)という名称で知られている。

この研究の結果は、王立天文学会の月報に掲載される。

そこでご紹介した翻訳記事の内容から抜粋しますと、以下のようなことが起き続けているのです。

宇宙の何かがすべての銀河を殺し続けている

深い宇宙の中、科学者を完全に困惑させるような方法で、数々の銀河が何かに殺され続けている。これは天体物理学上の非常に大きなミステリーだ。

全宇宙を通して銀河が殺されている中で、科学者たちが答えを求めているのは、何がそれらを殺しているかということだ。

2017年1月17日に国際電波天文学研究センター(ICRAR)に拠点を置く国際チームが発表した新しい研究は、この質問に答えようとしている。

研究では、「ラム圧ストリッピング」と呼ばれる現象が、銀河のガスを駆逐し、新たな星を作るための材料を奪うことによって、銀河を早期の死に送るという事実が明らかとなっている。

11,000個の銀河の研究で、星形成のための生命線であるガスが、宇宙全体の広範なスケールで激しく剥奪されていることが示された。


このラム圧ストリッピングという現象に関しては、あまりきちんと理解しているわけではないですが、こういうような現象がさらに加速しているのかもしれません。

いろいろな変化が「宇宙単位で起きている」はずだというように考えますと、星が消えたり、また出現したりといったことが起きていても不思議ではない気もしないでもないです。

せっかくなら、太陽系の惑星がどれかひとつ消えたりすれば、本格的に異変に気づかされることになるのかもしれないですけれど。

ヨハネの黙示録(口語訳)
第8章:12
第四の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれて、これらのものの三分の一は暗くなり、昼の三分の一は明るくなくなり、夜も同じようになった。

最終更新:2019/12/23 17:56

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2019/12/23 17:35

西暦536年からの十数年間「地球から太陽の光が消え暗黒の世界となった」。無数の人々の命を奪ったこの現象の原因は海底火山の噴火である可能性が高まる

2019年12月22日トンガ沖の海底火山の2009年の噴火
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西暦536年から十数年続いた地獄の季節の原因は

2012年頃、英国のジャーナリストであるデヴィッド・キースという人が記した『西暦535年の大噴火』 という本を読み、そのことを何度か記事にしたことがあります。

「西暦535年の大噴火」というのは邦題で、原題は「カタストロフィ(Catastrophe)」というもので、つまり「壊滅的な大災害」というような意味です。

これは、西暦 536年から少なくとも 10年以上「世界中」が巨大な厄災に包まれたことがわかっていまして、それがどんな厄災かといいますと、

「地上に届く太陽の光が極端に弱くなった」

のでした。

その影響は、地球のほぼすべてに及んだようで、文書や記録が残っている国家の「ほぼすべて」に、

「西暦 536年から、地獄のような年が始まった」

ことが書かれているのです。

たとえば、それは各国でどんなものだったかを当時の資料で見てみますと、以下のような状態でした。

西暦536年からの世界

東ローマ帝国の歴史家プロコピオスが西暦 536年に書いた記述より

昼の太陽は暗くなり、そして夜の月も暗くなった。太陽はいつもの光を失い、青っぽくなっている。

われわれは、正午になっても自分の影ができないので驚愕している。太陽の熱は次第に弱まり、ふだんなら一時的な日食の時にしか起こらないような現象が、ほぼ丸一年続いてしまった。

月も同様で、たとえ満月でもいつもの輝きはない。



東ローマ帝国の宗教家ヨーアンネースの541年の記録より

美しくて理想的な家庭が、人員の多少を問わず、突如として墓場と化した。召使いも同時に急死し、その腐敗はいっしょに寝室に横たわった。

死体が裂けて路上で腐っていることもあったが、埋葬してくれる人などいなかった。

街路で朽ち果てた遺体は、見る者におぞけを震わすだけだった。腹はふくれ、口は大きく開き、膿はどっと吐き出され、目は腫れ、手は上に伸びていた。

遺体は、街角や路上、中庭のポーチや協会内で、腐りながら横たわっていた。



『日本書紀』に記された西暦530年代後半の日本の様子

異常事態が起こった。ひどい伝染病(おそらく天然痘)が日本で発生したのである。多くの人びとが亡くなった。日本では何世代も前から天然痘が流行したことはなかったので、免疫もほとんどなかったに違いない。

「国に疫病がはやり、人民に若死にする者が多かった。それが長く続いて、手だてがなかった」と『日本書記』には書いてある。

伝染病が流行した地域は、おそらく人口密度の高い地域だったのだろう。そうした地域では、人口の六割が死亡したと推定される。とくに被害に大きかった地域では、住民の九割が罹患し、生き残れたのは三割だけだったと思われる。



アジアの他の地域

『北史』によれば、干ばつの悪化に伴い、中国中部の陝西地方では 536年に人口の7~8割が死亡した。人々は人肉を食べざるを得なかった。

何ヶ月か経過するうちに、天候はますます奇妙になってきた。『北史』の記述によると、 536年 9月には中国北部の各地でひょうが降り、「大変な飢饉になった」。

537年 3月になると、中国北部の9つの地域であられが降り、干ばつが発生した。538年に入ると干ばつは終焉を告げたが、気象異変は依然として続き、今度は大洪水が何度も発生した。

朝鮮半島でも事態は急を告げていた、 535年から 542年は、前後 90年間で最悪の天候が続いたと記録されている。


他のどこでも、世界中がこのような状況だったようです。

日光が著しく減少することにより、

・極端な農業の不作

・激しい食糧難

・それに伴って大流行する感染症


などが「太陽光があまりない暗い世界」の下で、十数年にわたり続いたのです。

感染症は、西洋では主にペストで、東洋では天然痘だったようですが、そのどちらも流行した地域もあったかもしれません。

世界中の感染症の大流行に関しては、食べるものが極端に少なく、栄養状態が極めて悪い上に、人間は太陽光によって機能する体内のシステムがかなりありますが、免疫系やビタミンDなども含めて、それが機能しなくなる。

こういうことなどにより、どんどん感染症が拡大したのだと思われます。

日本の場合だと、以下のような感染症が流行していたことが、日本書紀の記述からわかります。

『西暦535年の大噴火』 第7章 東洋の悲劇より

まずインフルエンザに似た徴候が現れ(高熱、腰痛、頭痛)、次にしばしば咳と下痢の症状が出る。次いで、猩紅熱にも似た発疹が現れる。

患者は体を焼かれるような、あるいは、絶えず熱湯でやけどをさせられているような感じになる。『日本書記』はのちに、患者たちがこう言ったと記している。

「体が焼かれる・・・・・ように苦しい」

その後、発疹に変化が現れる。そして発疹は顔面を中心に始まって、体の下のほうへ広がっていく。

とくに多く出現するのは手足だ。そして皮膚に無数の水疱が現れ、最後には、直径七 - 八ミリという大きめの膿疱になる。

患者の五パーセントは、内出血のため数日で死亡した。別の五パーセントは発疹が広がり、熱が四十度まで上がった。

もっとも、患者の大半は天然痘で死ぬことはなく、結局は肺炎と敗血症でおのおの三割が亡くなったものと思われる。天然痘ウイルスが鼻腔、口腔、目の保護粘膜を剥ぎ取ったあと、二番手のバクテリアが侵入したのだ。

とくに被害に大きかった地域では、住民の九割が罹患し、生き残れたのは三割だけだったと思われる。


おそらくこれは、日本の有史時代の疫病の記録としては最も重大なものだと思われ、これはどこの国でもそうだったと考えられます。

しかし、「なぜ、太陽の光がそんなに極端に弱まる状態が長く続いたのか」ということは正確にはわかっていませんでした。

基本的には、

535年に何らかの大災害が起き、それによって世界全体でその後の数年から十数年、深刻な気象変動が発生した。

という考え方は科学者たちの間での共通認識でしたが、それは一体どんな出来事だったのか。

このような極端な現象を引き起こす原因となると思われる事象は多くはなく、おおむね、以下の2つに絞られていました。

・巨大な火山噴火

・彗星や小惑星などの巨大な天体の地球への衝突


先ほどの『西暦535年の大噴火』の著者は、太陽が暗くなった前年の西暦 535年に発生したことがわかっているインドネシアのクラカタウ火山の噴火が原因だった可能性が最も高いのではないかとする主張を展開しています。

ところが、今回ご紹介する研究で、この西暦 536年からの厄災は、

「海底火山の噴火によってもたらされた可能性が高い」

ことが明らかとなったのです。

グリーンランドの氷床を分析したところ、西暦 536年頃の時代の氷床コアには、確かに地上の火山の噴火によって降り注いだと思われる堆積物が見つかったのですけれど、「その量では、あのように地球が暗くなることはない」という程度のものだったそうです。

つまり、535年のクラカタウ火山の噴火が、西暦 536年から十数年に及んだ「暗い時代」をもたらしたとは考えにくいということになったようです。

さらには、そのグリーンランドの氷床からは、「グリーンランドの海では絶対に見られることのない微生物の化石が多数含まれていた」のでした。

そのことから、研究者たちは、「西暦 536年からの地球の暗黒化は、赤道付近の海域での海底火山の噴火によってもたらされたと考えられる」と結論付けています。

その記事をご紹介します。

Undersea volcanism as the cause of 'year of darkness' and upheaval period from 536 - 555 A.D.
watchers.news 2019/12/19

「暗闇の年」と西暦536年から555年までの地球の大変動がもたらされた原因は海底火山活動だった

研究者たちは、西暦 536年から 1年以上にわたって地球の全域で不可解に空が暗くなった理由の新しい解釈として、海底火山の活動を提示した。

西暦 536年からの 18ヵ月間、世界の日射量は大幅に減少し、それは地球規模での寒冷化、農業の不作、そして飢饉、疫病と壊滅的な影響を中世の各地に与えた。

米国コロンビア大学にあるラモント・ドハティ地球観測所で古気候と地球外からの(天体などの)衝突の影響を研究しているダラス・アボット(Dallas Abbott)博士は、以下のように言う。

「その当時、これは世界の終わりだと人々は感じていました」

米ハーバード大学の歴史家マイケル・マコーミック(Michael McCormick)氏によると、西暦 536年は、人々が生きていた中で最悪の時期のひとつだという。

ビザンチンの歴史家プロコピウスは、以下のように記している。

「その年、これまでで最も恐ろしい状態が現れた。太陽は一年中、月ほどの明るさしかない光を放ち続けているのだ」

この暗闇と冷却の期間は、西暦 536年から 555年にかけて続いたが、なぜ、このように「太陽が極端に暗くなったのか」は、専門家たちにも正確な理由はわかっていなかった。

今回、アボット博士とアメリカ地質調査所(USGS)のジョン・バロン(John Barron)氏は、アメリカ地球物理学連合の会議で彼らの分析を発表した。彼らの研究は、グリーンランドの氷床のコアを分析したもので、この研究で彼らは海中での噴火を指摘した。

海底火山の噴火が、堆積物と海洋微生物を大気中に運び、それが地球の日光を暗くすることにつながったことを示した。

火山の噴火は、硫黄などの粒子を大気中に噴き出すことにより、太陽からの日光を遮ることが知られている。地質学的記録では、地上の火山で大噴火があったのは、西暦 536年と 541年だった。

しかし、樹木の年輪からは、536年から少なくとも 9年間は植物が成長できない状態(植物が成長するのに必要な太陽光がない状態)だったことが示されているが、この二回だけの噴火では、その説明になり得ないのだ。

西暦 536年からのような極端に暗い状態が作りだされるためには、これ以上に大量の硫黄と灰が必要となる。

その物質の一部はグリーンランドの岩の層と氷のコアに存在するはずだ。

しかし、アボット博士は以下のように述べる。

「堆積した硫酸塩(陸上の火山噴火で排出される物質)の量は、536年からのような極度の太陽光の減光をもたらすほどの噴火ではありませんでした」

研究者は、532年〜 542年の間に敷設された氷コアの氷層を調べ、融解水の化学的性質を測定した。また、微視的な化石も抽出した。

「その分析過程の中で私たちは、氷のコアの中に、グリーンランドでは見つけられたことがない最も低緯度の微生物の化石の数々を見出したのです」とアボット博士は言う。高緯度の微生物は 1種類しか特定されなかった。

このことから、これは、赤道近くの海底の火山噴火によって大気中に吹き上げられたと考えた。

西暦 536年と 538年頃に起きたと考えられる、これらの海底噴火は、海水を気化させ、上昇した蒸気がカルシウムを含んだ堆積物と微細な海の微生物を大気中に運んだと考えられる。

粒子の一部は、最終的には北極圏に落ち着いたであろう。

赤道での海底火山の噴火は、地球全体に影響を与える可能性がある。

白い堆積物と微生物が大気中にある状態では、太陽光が宇宙空間に反射されやすくなり、結果として、地球への日光は減光する。

あるいは、赤道付近の海域に宇宙から来た彗星や小惑星などの天体が衝突し、その衝突の際に、堆積物と微生物の化石が大気中にもたらされた可能性もある。

しかし、氷床のコアの化学的性質はこれを否定しており、また、氷床内に宇宙塵がなかったことから、天体の衝突の影響である可能性は非常に低い。

アボット博士と研究チームは、次には、今回の驚くべき発見が他の時にも起きる可能性があるかどうかを確認するために、グリーンランドの別の氷床コアを研究したいと述べた。

ここまでです。

なお、この研究を主導したダラス・アボットさんという科学者は女性科学者です。ダラスさんというお名前ですので、男性かと思っていたのですが、コロンビア大学のウェブサイトで女性と知りました。

最近ご紹介する科学記事の研究者は、もうほとんど女性科学者によるものばかりであることに驚きます。自分の興味の行く研究は女性科学者の方によるものが多いということになるんでしょうかね。

それはともかくとして、「西暦 536年からの暗黒」が海底火山によってもたらされたのだとすれば、いったい、どれほど巨大な海底火山の噴火だったのかと思いますが、いずれにしても、壊滅的な噴火ではあったのでしょうね。

たとえば、以下の記事などで取りあげたこともあります九州の沖の鬼界カルデラというのも海底にあるわけで、7300年前に、「西日本を壊滅に追い込んだ」超巨大噴火が起きたことが判明しています。そういう超巨大な噴火だったのでしょうかね。

あと、「地球で最大の海底火山」は、日本海のすぐ東側にあったりもします。

以下のシヤツキー海台という場所の海底に、2013年に、地球で最大の海底火山が発見されたのですね。

biggest-undersea-volcano.jpg

これは、以下の記事で取りあげています。

「太陽系で最大の火山」が太平洋で発見される

2013年09月06日太陽系で最大の火山が日本のお隣に
米国のヒューストン大学のニュースリリースで、下のような記事を見かけました。
big-vol-01.png

読みますと、地球最大どころか、「太陽系で最大の火山が発見された」ということなんですね。

これまで太陽系で発見された中で最大の火山は、火星にある「オリンポス山」というものだとされています。まあ、もちろん未発見のもののほうがはるかに多いはずですけれど、現時点まで確認された火山で、ということになると、その火星の火山が太陽系で最も巨大な火山だったのですが、それより大きなものが見つかったと。

sp6.jpg
▲ これまで太陽系で最大の火山とされていた火星のオリンポス山。山体はエベレストの3倍程度の約27,000メートル。裾野の直径は550キロメートル以上とのことです。

そして、特筆すべきというのか、今回見つかった超巨大火山は場所が日本と比較的近いのです。太平洋にあるシャツキー海台という場所の一部だということで、大ざっぱにいえば、日本とハワイの間あたりのやや日本寄りにあるものだと思います。

シャツキー海台というのは下のあたりにあるもので、これも巨大の超巨大火山の名残といわれているものです。

biggest-undersea-volcano.jpg

まあ、そんなわけで、「なんかすごいのが見つかったなあ、日本の近くで」と思って、翻訳して終えようとしていた時・・・ふと、Yahoo! のトップニュース見てみましたら、なんとすでにちゃんとした日本語の報道となっていたんですね。

読内容的にはヒューストン大学のニュースリリースとほぼ同じでしたので、それなら私の素人翻訳よりも、報道のリンクを提示したほうがいいかなと思いまして、 AFP の記事を少し短く概要化してご紹介します。

大体の大きさの比較

ところで、この新しく見つかった火山は「タム」と名付けられたのですけれど、その火山の面積は「約31万平方キロメートル」とのこと。でも、数字ではまったくその規模がわかりません。

記事では「英国とアイルランドを合わせた面積に相当する」とあるのですけれど、これでも今ひとつわからないですので、「もう少し丸い国土の国」で探してみますと、ドイツの面積が、
german-357.png

ということで、わりと近いかと思いまして、この「タム」という火山はドイツを丸で囲んだくらいの面積になるのかなと、地図に赤丸で囲んでみました。
german-men.jpg

噴火したのは1億年以上前と見られるということなんですけれど、こんなのが噴火した時はそれはもう地球全体がムチャクチャになったことでしょうね。

高さとかを含めた比較としては、富士山から火星のオリンポス山まで比較してみます。

まず、富士山とエベレスト山(チョモランマ)の比較。
fujitakasa.jpg

そして、エベレスト山と、火星のオリンポス山の比較。

oly-eve.jpg
▲ Daily Galaxy より。

これらよりさらに大きな火山だということになるようです。

というわけで、AFP の記事より。

太平洋海底に超巨大火山を発見、太陽系で最大級
AFP 2013.09.06

地球上で最大で、太陽系で最大の火山にも匹敵する超巨大火山を発見したとの論文が英科学誌ネイチャージオサイエンスで発表された。

論文によると、タム山塊と呼ばれるこの火山は、太平洋の海底にある台地、シャツキー海台の一部で、日本の東方約 1600キロに位置している。タム山塊は、約 1億 4400万年前の噴火で吹き出した溶岩が盾状に固まった単一の巨大な丸いドームから成っている。

面積は約 31万平方キロで、英国とアイルランドを合わせた面積に相当する。海底から頂上までの高さは約 3500メートルに達する。

研究チームは論文の中で「タム山塊は、世界で知られている中で最大の単一の中央火山だ」と報告している。

面積では「太陽系内で最大の火山とみなされている火星のオリンポス山とほぼ同じ」だが「オリンポス山は標高が 2万メートル以上なので巨人のように見えるが、体積は(タム山塊と比べ)約 25%大きいだけだ」という。

海洋測量士らはこれまで、タム山塊を複数の火山から成る広大な火山系だと考えていた。この種の火山系は、世界中に十数個ほど存在する。

研究チームは、海底掘削プロジェクトで採取されたデータと、深部地震探査装置で得られた海底地図を組み合わせ、タム山塊の全体像の解明を試みた。

その結果、タム山塊が超巨大な単一の火山であることが分かり、他の太陽系惑星にある超巨大火山と同類の火山が地球上にも存在することが示唆されたという。

「地球にある超巨大火山は、海の下という良い隠れ場所があるために、理解がほとんど進んでいない」と論文は指摘している。 AFP の電子メール取材に応じたセーガー氏は、タム山塊が活火山である可能性は低いとみられると述べた。

「タム山塊は百万~数百万年という(地質学的にみて)短期間で形成され、それ以来活動を停止していると、われわれは考えている」

また、世界中に十数個ほど存在する広大な海台の中には、モンスター級の巨大火山が他にも潜んでいるかもしれないとセーガー氏は考えている。

「ソロモン諸島の東方、太平洋の赤道近くにある世界最大のオントンジャワ海台は、タムよりずっと大きく、フランスくらいの大きさがある」という。

シヤツキー海台だとか、オントンジャワ海台だとか、耳慣れない名前がたくさんでてくると思いますが、これらは、すべて「地球の7つの超巨大火山」とされているものです。

参考までに、過去記事の「7つの超巨大火山」について載せておきます。


7つの超巨大火山
7つの超巨大火山より。

1.イタリアのセージア渓谷

場所:イタリア・アルプス
最後の大噴火:約2億8000万年前
噴火の規模 :セントヘレンズ山の大噴火のおよそ1000倍

リンク:内部のねじれた超巨大火山、イタリア(ナショナルジオグラフィック)


2.米国イエローストーン

場所:米国
最後の大噴火:64万年前
噴火の規模 :セントヘレンズ山の大噴火のおよそ1000倍
噴火によって:噴火山灰は上空約3万メートルにまで達し、噴出物は西部一帯を覆い、南はメキシコ湾にまで達した

リンク:特集 超巨大火山 イエローストーン (ナショナルジオグラフィック)


3.薩摩硫黄島

場所:日本・鹿児島県
最後の大噴火:約7300年前
噴火の規模 :雲仙普賢岳の1回の火砕流噴の数十万倍
噴火によって:到達範囲は、半径100キロにも及び、鹿児島県では、屋久島、種子島、大隅半島では鹿屋市、薩摩半島では鹿児島市くらいまでを瞬時に埋め立て、焼きつくした。

リンク:薩摩硫黄島。巨大噴火に埋もれていた幻の縄文文化


4.インドネシア・トバ火山

場所:インドネシア・スマトラ島
最後の大噴火:約7万4000年前
噴火の規模 :セントヘレンズ山の大噴火のおよそ3000倍
噴火によって:地球の気温が5℃低下したと言われる。当時の人類の大半が死滅したという説もある(トバ・カタストロフ理論)。

リンク:スマトラ:スーパー噴火の現実味


5.ニュージーランド北島のカルデラ群(タウポ)

場所:ニュージーランド・北島
最後の大噴火:西暦150年頃
噴火の規模 :不明
噴火によって:不明

リンク:「スーパーボルケーノ 超巨大噴火の脅威」より抜粋(日経サイエンス)


6.シャツキー海台

場所:日本の太平洋側
最後の大噴火:不明
噴火の規模 :不明
噴火によって:不明

リンク:茨城大学地質情報活用プロジェクトのブログ


7.オントンジャワ海台

場所:ソロモン諸島
最後の大噴火:1億2000万年前という予測
噴火の規模 :不明
噴火によって:不明

以上です。

何より、地球の海底には「 1万以上の海底火山がある」ことが、2014年の調査で判明しています。

これについては、以下の記事で、ロサンゼルス・タイムズの報道をご紹介したことがあります。

sea-volcano-map.gif

Thousands of undersea volcanoes revealed in new map of ocean floor
LA Times 2014.10.03

何千もの海底火山の存在が新しい海底地図で明らかに

最近、科学者たちにより最高解像度の海底地図が作成された。そして、その地図によって現在は活動していない火山を含めて、今まで知られていなかった数多くの海底火山の存在が明らかとなった。

この地図と研究結果は 10月 23日に発表された。この地図は 20年前に作成された海底地図より少なくとも2倍正確だという。

研究を主導したカリフォルニア大学サンディエゴ校のデヴィッド・サンドゥエル( David Sandwell )教授は以下のように述べる。

「良い話には聞こえないかもしれないですが、海底には 5,000 以上火山の海底火山があると思われていましたが、今回の解像度の地図では、10,000 以上の古い海底火山を見ることができます」

深海の海底の状態については、科学者たちもいまだにほとんどのことを知らない。サンドゥエル教授は、海底の探査は、太陽系の別の惑星を探査することと同じようなものだと考えている。

新しい海底地図を作成するに当たっては、欧州宇宙機関( ESA )の地球観測衛星 CryoSat-2 と、米航空宇宙局( NASA )とフランス宇宙機関 CNES が運営する海洋観測マッピングミッションでの宇宙艇「ジェイソン-1 ( Jason-1 )」が使用された。

両宇宙船は、海洋表面の形状をインチ( 1インチは約 2.5センチ)単位で計測することができる機器を搭載している。海底の巨大な山や火山は、海の表面の水位に影響を与えるため、海水面を計測することが海底で起きていることを知るための手がかりとなる。

今回の研究以上に正確な海底地図の作成ができるかどうかについて、サンドゥエル教授は「不可能ではないですが、予算と時間がかかりすぎるのです」と述べる。

観測衛星ではなく、船に機器を搭載して計測すれば、さらに正確な海底地図を作成することが可能だが、 10隻程度の船に機器を搭載したとしても、計測が完了するのに10年間かかるという。しかし、そのためには莫大といえる予算がかかり、それを喜んで拠出してくれる機関は存在しないだろうという。

本当に地球全体の地質活動の状態が奇妙なことになっていけば、「噴火の可能性のある海底火山は地球にいくらでもある」のです。

そしてまた、いつかは必ず、先ほどの鬼界カルデラの 7300年前の超巨大噴火のような現象が起きることには必ず起きるのですね。いつ起きるかわからないだけで。

それが地球の自然のシステムということになっています。

最終更新:2019/12/23 17:35

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