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2019/12/19 00:13

雨が2ヵ月降り止まない 東アフリカのウガンダで歴史的な大洪水が発生中

2019年12月18日
子どもたちを救助するウガンダ赤十字のスタッフたち
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先日、アフリカ南部が「 100年ぶりの大干ばつに見舞われている」ことについて、以下の記事で取りあげさせていただきました。

アフリカ南部で100年に1度の干ばつ。世界三大瀑布のビクトリアの滝は干上がり、ナミビアでは建国以来最悪の水不足に

2019年12月4日 干上がったビクトリアの滝
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記録的な干ばつが発生しているのは、アフリカのナミビア、ジンバブエ、ザンビア、ボツワナ、南アフリカなどですが、そこから少し北にのぼった東アフリカに属するウガンダでは、「記録的な洪水」に見舞われています。

10月下旬から雨が降り止むことなく降り続けているようなのです。

2019年12月のウガンダ各地の様子
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このウガンダの洪水は、少なくとも過去数十年では最悪のものとされていまして、現在までに少なくとも 25人が死亡し、数十人が行方不明となっています。

このウガンダを含めて、東アフリカのブルンジ、エチオピア、ケニア、ソマリア、タンザニアなどでは、地域的に、11月以来ずっと雨が降り続けている場所があり、壊滅的な洪水が発生していることが報じられています。

位置関係としては以下のようになります。
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ビクトリアの滝が干上がるような極端な雨不足に見舞われているザンビアの隣国であるタンザニアは、記録的な大雨による大洪水が発生しているということになっているという、ややムチャクチャな気候配置となっているようなのです。

これら東アフリカの国々は、現在、約 200万人が洪水の影響を受けていると報じられています。

地域によっては「過去2ヵ月間、ほぼ絶え間なく雨が降り続けている」とのことで、歴史的にも例がないような大雨が続いているようです。

この雨は、少なくとも 12月末までは続くと予測されており、洪水の被害がさらに拡大することが懸念されています。

ウガンダなどでは、今回の洪水により都市機能やインフラそのものが大きく破壊されており、復興には莫大な費用がかかると見られていて、決して経済的に裕福な国ではないだけに、再興への道のりは厳しいものになる可能性があります。

最終更新:2019/12/19 00:13

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2019/12/19 00:04

海の異常は終末的なレベルへ 極端な魚類の消滅が世界各地で発生中。そしてカリフォルニア沖の海底では「原因不明の謎の巨大穴」が5000個以上見つかる

2019年12月14日
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カタストロフ的な局面に近づく世界の海洋

海の異常については、かなり以前から取り上げることがありましたが、ここに来て、いよいよ「終末的」ともいえる様相を呈しています。

アラスカ湾では、これまで一度も漁獲量が不足したことのないタラとサーモンが、ほぼ完全に海から消え、今年は史上初めて「アラスカ湾での漁が中止に追い込まれた」ということが報じられています。

日本でも、12月上旬、兵庫県の海岸に数万匹のイワシが打ち上げられていたり、あるいは、日本各地でも大変な不漁が続いていまして、今年 2019年は、

「マグロ、スルメイカ、サンマ、サケなどは戦後最低の漁獲量となる見込み」

だと報じられています。

今回は、アラスカと日本の壊滅的な状況を伝える記事をご紹介します。

まず、アラスカに関しては、カナダのメディアであるグローバルリサーチの報道をご紹介させていただきます。

Fish All Gone! Gulf of Alaska Fishery to Close for the First Time Ever: No More Cod: Salmon All but Gone: Millions of Small Sea Birds Died Since 2015
Global Research 2019/12/08

すべての魚が消えた! アラスカ湾の漁業が史上初めて中止という事態に。タラもサーモンもまったくいない。しかも、数百万羽の海鳥が2015年から死に続けている

アラスカ湾のタラの生息数が極端に少ないことを理由に、アラスカ湾での漁業が、史上初めて中止に追い込まれた。これは太平洋でのタラの生息数が歴史的に少ないことに対する前例のない対応といえる。

2020年のタラ漁のシーズンにかけて、漁は完全に停止される。漁獲量不足の懸念から漁業が閉鎖されたのはアラスカでは初めてのことだ。

このように極端にタラの生息数が減少した理由は、乱獲によるものではなく、気候変動によるものだ。海水が高温化していることにより、タラの他にも、アラスカの多くの漁業や地元の住人たちの間には大混乱が起きている。また、生物学者たちも状況を深刻に受け止めている。

2014年に、突如「塊のような海洋熱波の領域」が出現するまで、アラスカ湾のタラ漁は順調だった。ところが出現したこの海洋熱波は、周辺の海水温度を 4〜 5℃上昇させた。科学者たちによると、これにより、若いタラが死に始めた。

最初に海洋熱波が出現した後、タラの漁獲量は、2014年の 11万3830トンから2017年には 4万6080トンまで現象し、半数以上が消えた。その後も着実に減り続け、そして、今回のタラ漁の停止という事態に至った。

アラスカでは、ピンクサーモン漁も悲惨な状況となっている。今年は、ほとんど雨が降らず、非常に少ない流量になり、産卵前のサケの前例のない数の絶滅と、時期として異常に遅い移動を観察した。

その後、川は再び干上がり、大量のサーモンたちは海に戻るのに十分な水がない潮溜まりに止められ、魚たちはすべて死亡した。9月の最初の 10日間だけで、3万匹近くのサーモンが死亡した。

過去にアラスカでこのようなことが起きたことは一度もない。

2019年11月には、アラスカから渡航した数千羽の海鳥アオアシカが、シドニーのビーチで大量に死んで海岸に打ち上げれた。原因は、太平洋の信じられないほどの「魚不足」であることが確認された。

これらの海鳥は、夏をアラスカで過ごした後、繁殖するためにオーストラリア南部に移動する。その 1万4000キロメートルの距離を移動するためには、大量のエサを食べ、体力を最大にする必要があるが、現在の太平洋には、彼らがエサとするオキアミや他の魚類などが決定的に少なかった。

今年、アラスカの海岸で確認された海鳥の大量死は、6月から 8月まで各所で発生し、ロシアのチュコトカ半島でも多くの海鳥が大量死を起こした。

アラスカとカナダでの海鳥の大量死は、2015年から続いており、原因は調査中だが、ほとんどの場合で、海鳥たちは衰弱しており、胃や腸に食べ物がまったくなく、やせ衰えている。そのため、大量死の原因は、魚類などのエサ不足である可能性が高い。

ここまでです。

記事の中に出てきました、

「塊のような海洋熱波の領域」

というのは、以下の記事で取り上げたことがあるものです。

New Marine Heatwave Emerges off West Coast, Resembles "the Blob”
NOAA 2019/09/05

新たにアメリカ西海岸沖に出現した高温の海域は「塊」のようだ

研究者たちは、アメリカ西海岸沖に出現した新しい高温海域が、海洋生態系へどのように影響するのかについて監視している。

今から 4年-5年前、やはりアメリカ西海岸沖に「塊 (Blob)のような熱帯海域」が出現し、西海岸の海洋生態系を混乱させたことがある。

そして現在、またも異常に温かい海水の新たな広がりが、以前とほぼ同じエリアで、ほぼ同じサイズに急速に成長している。

この西海岸沖の暖かな高温海水域は、アラスカ南部からカリフォルニア州沖にまで大きく広がっている。今回の高温海水域は、北太平洋において、過去 40年間で 2番目に大きな面積の海洋熱波となっている。

この新しい熱帯海域は、以前起きたものの初期段階と様相が似ている。それは、2014年から 2015年にピークに達したもので、この時には、アメリカ西海岸沖の海水温度は、平均で華氏 7度近く上昇した。

新しい高温海水域は過去数ヶ月にわたって現れている。高温海水域は比較的新しい状態で、主に海洋の上層部に影響を与えているが、今後急速に破壊される可能性もある。

しかし、この高温海水域は緩和されるという予測がある一方で、すでに、数か月間継続している。

その中で重要な問題は、この新しい高温の海域が、今後、海洋生態系に影響を与えるほど長く続くかどうかになる。

生物学者たちは、この海域のサイズの巨大さから、すでに影響を与えている可能性を示唆する。

2014年から2015年の高温海域の出現の際には、サケのアメリカ本土への回遊が妨げられ、アメリカ西海岸では、過去最大の有害な藻の大発生が起きた。そのために、海では大量死が相次ぎ、何千頭もの若いアシカたちが海岸で座礁した。

今後、NOAA の科学者たちは、西海岸沖の環境変化を追跡し、生態系への影響を見極めたいと考えているが、生態系への影響が出ることは間違いがなく、問題は、この異常な海水域がどれほど強く、そして長く続くかということになってくる。

ここまでです。

場所については、冒頭の図だけですと、ややわかりにくいかと思いますので、少しご説明いたしますと、場所は、以下の赤いラインで囲んだあたりの海域です。

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その海域の海水温度が、下のような「あまりに異常な高温」となっているという現象があらわれているのです。赤ければ赤いほど通常より海水温度が高いことを示します。

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というように「起きているかもしれない」としていますが、今回の報道で見られるように、「現実としてそれが起き始めている」ことがわかります。

この「塊のような海洋熱波の領域」は、以下のような領域に 2014年に出現した後、拡大し続けており、この周辺は非常に高い海水温度となっているために、多くの海洋生態系が影響を受けています。

2014年から拡大し続ける「太平洋の海洋熱波」
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先ほどの記事には「気候変動」という言葉が出てきますが、この海洋熱波の出現の仕方は、気候変動と関係しているとはとても思えないものです。

それよりも、

「海底で何か起きている」

と考えたほうが合理的です。

そういえば最近、これに関して、アメリカの太平洋の海底で「異常なこと」が起きていることが、アメリカの非営利海洋研究センターである「モントレー湾水族館研究所」から発表されていました。ご紹介します。

太平洋の海底に「穴が開き始めて」いる

モントレー湾水族館研究所ニュースリリースより
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これは、

「正体不明の穴が 5000 個以上、カリフォルニア沖の海底に広がっている」

というもので、それが「 1300平方キロメートル」にわたって広がっているというのですね。日本の本州が 1500キロメートルですので、相当な範囲であることがわかります。

穴は大きなものも小さいものもありますが、平均して、

・幅 175メートル
・深さ 5メートル

だそう。

遠隔操作の水中潜水艇で撮影し、コンピュータで 3D 化した、その穴の様子は以下のようなものです。

カリフォルニア沖の海底で発見された「謎の穴」のひとつ
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このようなものが「5200個」発見されたのです。

これがどういう現象かということについては、今のところ不明ですが、科学者たちの中には、「海底から噴出するメタンと関係がある」と推測している人たちが多いようです。

2017年のこちらの記事で取り上げたことがありますが、現在、世界中のあちこちで「海底からメタンが噴出している」のです。

なお、この 5000を超える海底の謎の穴が発見された海域も、先ほどの「塊のような海洋熱波の場所」と重なります。

以下の黒いラインで囲んだ部分が、海底の謎の穴が発見された場所です。

海底の謎の穴が発見された場所
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この謎の穴と、太平洋の「異常な速度での魚類の減少」が関係あるものかどうかはわからないですけれど、このあたりの海域の海水温度が異常に高くなったままだということを含めて、「何か」が進行していることは間違いなさそうです。

そして一方で、やはり海産物が食物流通の中で大きな比重を占める日本もまた、漁に関して相当に厳しい状況となっています。

これは 12月13日の週刊現代で特集されていましたが、長い記事ですので、概要を箇条書きします。全文をお読みになりたい場合は、以下のリンクからどうぞ。

週刊現代 https:●//gendai.ismedia.jp/articles/-/69118

日本を襲う「海の異変」マグロ・イカ・サケ…漁獲激減の恐ろしい意味

四方を海に囲まれた日本列島で、私たちは豊かな海の恵みを享受してきた。
しかしその海は今、大量死や外来種の侵入などで危機に瀕している。
続々と起こる異変は凄惨な異常気象の前兆なのか。


「地獄絵図です」

「富山湾では、時々リュウグウノツカイという胴長の深海魚が打ち上げられますが、今年はちょっと異常です。去年まで多くて4体の発見ペースで、見つからない年もあった。それが今年は、すでに13体も打ち上げられています」

こう語るのは、魚津水族館の館長を務める稲村修氏だ。

リュウグウノツカイは、東南アジアなど南方系の魚で、太平洋の比較的暖かい海域に生息している。稲村氏が言うように、死んだ個体が浅瀬に打ち上げられることは時折あるが、それが13体にもなると話は別だ。

「回収したリュウグウノツカイは水族館で展示をすることも多いのですが、今年はあまりに多く発見されたので、お祭りムードというよりも、『こんなに発見されて大丈夫か』という心配の声のほうが多いです。

富山湾を含む日本海や、太平洋の生態系そのものが変わってきているのかもしれません」(稲村氏)

いま、日本近海で「異変」が相次いでいる。

12月2日には、兵庫県西宮市の御前浜公園の海岸で数万匹にも及ぶイワシの死骸が見つかった。

イワシ以外の魚はほとんど死んでおらず、水中の酸素などの数値にも異常はみられなかったため、未だに事態の真相は不明だ。

海岸の整備を行った尼崎港管理事務所の竹田純一氏が語る。

「発見当時、周辺には強烈な生臭いにおいが立ち込めていました。魚に群がる鳥も大量にいて、まさに地獄絵図だった。堺市など複数の自治体の職員とも協力しましたが、全て片付け終えるまでには3日もかかりました」

異変は海の生物が「死んで」しまうだけではない。「いてはならない」生物が日本近海で見つかる事態も生じている

「咬まれると吐き気を催したり、呼吸困難に陥ったりする恐れがあり、絶対に触らないでください」

神奈川県横須賀市がホームページ上でそう警告するのは、猛毒を持つヒョウモンダコについて。本来亜熱帯に生息する危険なタコが、神奈川県沖で相次いで発見されている。

このタコの体長は10cm程度と小さいが、唾液にフグと同じ猛毒「テトロドトキシン」を持つ。かまれても食べても危険で、海外では死亡例も発生しているほどだ。

さらには、「海のダイヤ」と呼ばれるマグロにも異常が発生している。

青森県大間町といえば誰もが知るクロマグロの産地だ。しかし、その大間のクロマグロの水揚げ量が、今年は前年比で6割も減少してしまったのだという。

戦後最低の水揚げ量

大間町など日本近海で獲れる太平洋クロマグロは、乱獲などの影響もあり、その数が激減している。

国際自然保護連合から「絶滅危惧種」に指定され、水産庁は、都道府県ごとに「漁獲枠」を設け、全国津々浦々まで厳格な数量管理を行っている。

最近の大間町では、40隻が漁に出ても、釣れるマグロはわずか4~5本という日が珍しくなく、事態は深刻だ。

異変は九州でも起きている。長崎県で20年以上定置網漁業を営んできた石田水産社長の石田和広氏が語る。

「五島列島では10年前まで、1日最大10トンのスルメイカが網にかかりました。獲りきれないくらいの大漁で、当時は約6000万円ある売り上げの半分をスルメイカが占めていた。

ですが、徐々に漁獲量が減っていき、最近ではパタッと獲れなくなってしまった。現在では、ほぼゼロです」

イカ漁が壊滅したことで、地元では倒産した会社も少なくない。魚などの市況情報を管理する漁業情報サービスセンターで、流通情報グループリーダーを務める緑川聡氏が解説する。

「ほかにも、日本の食卓に欠かせないアキザケやサンマの漁獲量も激減しています。サンマは'14年の9月には6万2962t獲れ、1Kgあたりの平均価格は132円でした。それが、今年9月には2920tしか獲れなかった。

値段も、1Kgあたり638円とおよそ5倍に膨れ上がっています。同様にアキザケも今年11月は、漁獲量が前年の6分の1に減り、値段が1.4倍になってしまった」

サンマもサケも、2019年の最終的な漁獲量は、戦後最低の水準になる見込みだという。

まさしく日本列島の北から南まで、有り得なかったことが次々と起きている。これら奇怪な現象はいったい何が原因なのか。そして何を意味するのか。

「大きな要因は、地球温暖化による海水温度の上昇でしょう。スルメイカやサンマ、アキザケは高い水温が苦手な『冷水系』の魚なので、ロシア方面など、より低い海水温度を求めて日本近海を避けてしまうのです。

海水温度が下がらない限り、元の漁獲量に戻るのは難しいかもしれません」(緑川氏)

海水温度は、世界平均で見ると、100年で0.54度上昇している。それが日本海では1・70度も上昇しているのだ。なぜ、日本海はこれほど温度上昇が激しいのか。

ウニしかいない海

科学ジャーナリストの大宮信光氏が語る。

「中国大陸の気温上昇や黄砂の影響を受けている可能性など、原因は諸説あります。しかし、まだ正確に突き止められていないのが現状です。そして、あらゆる異変が日本の海で起こっています」

世界でも突出した海水温度の上昇は、想像を超えた影響を日本の近海に及ぼしている。本来、南の海に生息するはずのサンゴがどんどん北上し、漁場や生態系が激変しつつあるという。

長崎県五島列島の元漁師で現在はダイビングショップを経営する今田哲也氏が語る。

「このあたりでも、かつて生い茂っていた海藻が壊滅してしまい、代わりにサンゴが大量に増えています。

サンゴばかりになって海藻がなくなると、それをエサにするサザエやアワビなども減ってしまう。アワビなどが獲れたとしても、食べている海藻が少なく、身が詰まっていないため、高く売れません」

本来、暖かい海水域に生息するサンゴだが、いまや新潟県佐渡島付近まで北上している。太平洋側は千葉県館山市、日本海側は佐渡島や柏崎市まで、サンゴが確認されているのだ。

サンゴの生態に詳しい国立環境研究所の熊谷直喜研究員が解説する。

「その一方で、これまでサンゴが生息していた沖縄の石西礁湖などでは、海水温度が高くなりすぎて、サンゴの白化が確認されています。

白化とは、サンゴに共生する藻類の減少で、体の奥の白い骨が透けて見えることです。白化が続くと、十分なエネルギーが得られず弱っていきます」

このまま海水温度が上がり続けると、北上したサンゴもやがて白化していく可能性がある。海藻が消え、サンゴまで白化してしまった海は、「死の海」と化す。

最終的に魚も貝もいなくなった海ではウニだけが残るという。ウニは絶食性で何も食べなくとも生きていけるからだ。

熊谷氏が語る。

「地球温暖化が海に及ぼす悪影響については、三十年も前から言われていました。海の温度変化の幅は、陸に比べると小さい。

陸では1日のうちに10度以上違うこともありますが、海の温度の昼夜差はせいぜい1~2度。平均水温が少し上がるだけで、想定外の異変が起きているのではないでしょうか」

日本の海を一変させた温暖化の影響は実はそれだけではない。前出の大宮氏が警告する。

「海水温度の上昇は、台風の強大化をもたらします。台風は海面の水蒸気をエネルギーにして発達しています。

海水温度が高くなるほど、水蒸気の蒸発が盛んになり、台風は大きくなる。強力な勢力の台風が接近しやすい環境になっています」

昨年7月に西日本で200名以上の死者を出した記録的豪雨や、今年10月に日本列島を襲った台風は、海の異変とリンクしていたのである。

「海の異変は異常気象の前兆です。今年だけでこれだけの『異変』があったということは、来年も甚大な被害を及ぼす洪水や台風などの天災が起こることを示唆しているのかもしれません」(大宮氏)

気候変動によって、地球はいまや壊れかけていると言われている。その被害をもっとも受けてしまうのは、私たち日本人なのかもしれない。

他にもいろいろ書かれてありましたが、日本でも、いくつかの海産物について「前例のない漁獲高の激減」に見舞われているようです。

また、日本の海域では、「デッドゾーン」と呼ばれる海洋生物が生きられない海域がどんどんと増えていまして、以下のような記事でも取りあげたことがあります。

2018年のサイエンスに掲載された世界のデッドゾーン(死の海域)の分布
dead-zones-worldwide2018.jpg

今回はアラスカと日本について書かせていただきましたが、このような海の異変は世界中で起きていると思われ、そして、アラスカの例でわかるように、

「事態の進行のペースが早い」のです。

アラスカでは、2014年から先ほどの「塊のような高温水域」が出現し、それと共に海水温度が上がり、タラが減少し始めましたが、たった 5年後の今「タラがいなくなった」のです。

たった 5年でこのような事態になっています。

このアラスカの事例を見ていますと、日本の一部の魚類の漁の不振も、あるいは、さらに進行していくのかもしれません。

まだ世界は本格的な食糧の問題とは対峙していないように見えますが、

・食肉(アフリカ豚コレラ)

・農作物(極端な気象と気候)

・海産物


など、今の世の中では、人間の主要な食糧体系のすべてに問題が起き始めている。

このような状態が今後も続けば、いつか「食糧問題がどうしようもなく大きな問題となる」時期が来ても不思議ではないです。

それがいつかはわからないですけれど、その時期が近づいているようです。

最終更新:2019/12/19 00:04

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