【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ 店長の部屋Plus

日別記事一覧

2019/12/06 21:55

人々が生涯でテレビ視聴に費やす時間が7万8000時間以上であることが調査により判明。そして思う「テレビの最大の罪悪とは何か」

テレビとスマートフォンで人生のほとんどの時間が終わる現代

最近、アメリカのブログ「エンド・オブ・ジ・アメリカンドリーム」において、

「一般的な人々は、一生の間に 7万8000時間以上のテレビプログラムを視聴している」

というタイトルの記事が掲載されていました。

これは、英国での調査に基づいたもので、2000人の英国人を対象とした調査によって、

「生涯でのテレビ視聴時間は平均 7万8705時間」

であることがわかったというものです。

これは、1年に換算すると 1248時間に相当し、1日に換算すると、約 3時間半ということになります。

このような膨大なテレビ視聴時間の中で、生涯において自宅のテレビで、平均して「 3639本の映画」と「 3万1507本のテレビ番組」を見ているのだそう。

これがアメリカになると、さらにテレビ視聴時間は多くなり、英語版 Wikipedia の「テレビ消費」というページによれば、アメリカの一般的な人々は、平均して毎日「 3時間58分」テレビを視聴しているのだそう。

しかし、これはアメリカの人口全体に対してのもので、これを「成人」に限定しますと、さらにテレビ視聴時間は拡大し、

・アメリカの成人のテレビ視聴時間の平均は 1日 5時間4分

となるのだそうで、つまり、アメリカの多くの人たちは、毎日 5時間以上、テレビを見ている。

日本はアメリカほどではないにしても、総務省の「主なメディアの利用時間と行為者率」という 2017年の資料によれば、全世代では、

・平日のテレビ視聴時間の平均は 1日 2時間39分

・休日のテレビ視聴時間の平均は 1日 3時間34分


となっていて、日本でも平均すれば、「生涯で 7万時間以上、テレビを見て人生が終わる」というようなことになっているようです。

総務省の資料には、世代別のテレビ視聴率が出ているのですけれど、年代が上がるほど視聴率が増加していて、

・60代の人たちの平日のテレビ視聴時間の平均は 1日 4時間12分

・60代の人たちの休日のテレビ視聴時間の平均は 1日 5時間20分


となっていまして、日本の高齢者世代は、アメリカの成人の平均のテレビ視聴時間をも越えているというテレビ漬け状態であることがわかります。

このあたりの数字を見まして、

「そりゃ、世の中も変になるわな」

と思いました。

統計からは、「日本の高齢者たちはテレビばかり見ている」ような現実があるわけですけれど、それと関係しているとは言いませんが、日本では以下の 2014年の報道のような状態が拡大している。

このあたりの数字を見まして、

「そりゃ、世の中も変になるわな」と思いました。

統計からは、「日本の高齢者たちはテレビばかり見ている」ような現実があるわけですけれど、それと関係しているとは言いませんが、日本では以下の 2014年の報道のような状態が拡大している。

10年間で48倍!急増する「高齢者の暴力事件」
IRORIO 2014.10.01

65歳以上の高齢者犯罪の検挙数は、ここ10年で、傷害は9倍、暴行はなんと48倍にも増加しているという。

他の世代と比べて極めて高い増加率で、平成11年までは横ばいだったものの、その後一気に急増。しかし、その原因は不明で、警察庁も調査に乗り出しているのだとか。

また、検挙される高齢者の3分の2が初犯で、これまで犯罪に縁がなかった人が高齢になって事件を起こすことが多いそうだ。

特に、暴力事件が起きやすいのが病院で、私大病院の医療従事者で過去1年間に暴言・暴力などを受けた経験のある人は、44.3%。

暴言を吐いた人の年齢は、50代がトップで24%、次いで60代が21%。暴力をふるった人の年齢は、70代(24%)がトップで、次いで60代(22%)、50代、80代と、高齢者が上位を占める結果に。


テレビの最大の罪は「憎しみ」を世の中に拡大させていること

私は、今のテレビやマスメディアの報道などで「最も良くない」と感じることのひとつに、

「人々の憎しみの感情の増大をを助長していること」

があります。

たとえば、犯罪をおかした人、それも大したこともない犯罪でも、マスメディアはそういう人たちを徹底的に貶め、叩きのめして、立ち直れないようにする。

テレビ視聴者はそれを見て「悪人に対しては、憎しみを持つことこそが正しい感情なのだ」と認識していく。

何年も前、ワイドショーのようなものを偶然見たときに、そのいじめの構図があまりにもおぞましく、それ以来ワイドショーというようなもの(芸能などを扱う番組)は絶対に見ないことにしています。醜い心がスタジオに集合している。

メディアは、

「悪いことをした人を憎むのは当たり前」

としていますが、犯罪の当事者でもない関係ない人たちにまで「憎しみという感情を持たせる」ことについては、テレビは大きな悪影響を人に与えていると考えます。

これは少し話が逸れますけれど、ルドルフ・シュタイナーは、精神的な修行をしようとしている人にとって「持つことが良くない感情や態度」というものを、『いかにして高次の世界を認識するか』という著作で述べていますが、

「最も良くない感情は《憎しみ》」

だとしています。

憎しみを持つこと自体が、人間を堕落させてしまう。憎しみを持てば持つほど、その人間はどんどん低次の世界へと引きずり込まれていく。

なお、シュタイナーが述べる他の「良くない感情」は以下の通りです。

シュタイナーが言う「良くない感情や態度」

・憎しみ
・怒り
・不機嫌
・臆病な心
・迷信を信じること
・偏見心
・虚栄心
・名誉欲
・好奇心
・人間を地位や性別や血縁関係などから差別する態度


今のテレビは、このような感情や態度を持つことを全体的に「推し進めている」感じがします。「日本国民みんなにこのような感情を持ってもらいたい」と。

しかし前回の以下の記事でわかるように、本来の日本人は権威が嫌いで、要するに「素で平等を求める」集団だったのですから、本来なら上のような感情は持ちにくい人たちのはずです。

未来の世界で「日本人だけが違う」理由

全世界が「そのような方向」に進んでいる中だからこそ

アメリカの方のブログを見ていましたら、「未来が私たち人類を必要としている理由」というタイトルの記事がありました。

内容は、人工知能の支配による「機械的人間社会」的未来への、まあ警鐘というのか、そういう未来は良くないと。

私たち人類は、そういう機械的な方向ではなく、自然の法と良心に導かれるような進化の方向に進まなければならない、というような話です。

私自身もそのように思っていますが、このような主張自体は、いろいろなところで繰り返し言われていることで、本来は特筆するべきものでもないのですが、しかし、読んでいて、

「ふと」

ある統計を思い出しまして、人類の正しい進化の本質を持っている、あるいは知っているのは日本人だけなのかなあ……と思ったのです。

これだけでは何の話だかわからないと思いますが、それほど複雑な話ではないのです。

統計上の「ある事実」が存在しているというだけの話なのです。

まずは、そのアメリカのブログ記事をご紹介させていただきます。

この中に出てきます、

> 権威に対して疑問を呈する能力を備えた本物の人間が必要だ。

とか、

> エリートたちの最終的な目的は、権威に逆らったり良心を行使する人間の能力を消し去り

とか、そういう部分を気にされて読まれていただくと幸いです。

ここからです。

Why The Future Needs Us
Old Thinker News 2019/12/03

未来が私たち人類を必要としている理由

私たちの社会の未来には、良心と権威に対して疑問を呈する能力を備えた本物の人間が必要だ。

今から 19年前の 2000年に、米 IT サービス企業であるサン・マイクロシステムズのビル・ジョイ(Javaを開発した人物)は、「なぜ未来は私たち人間を必要としないのか」というタイトルの記事を書いた。

あるいは、現代でも、イーロン・マスク(テスラCEO)や、レイ・カーツワイル(人工知能研究の世界的権威)、その他のトランスヒューマニスト(人間は科学技術と融合して進歩するべきだという主張の人たち)を信じるなら、未来の私たちが生き残るためには、「機械と合併する」必要があるのだ。

しかし、実際には、その正反対が真実だ。

私たち人類が将来にわたり生存していくためには、残った人類と、そして、ポストヒューマン(人類進化)がどのようなテーマを持つかにかかっている。

最近のアメリカと中国での 2つのニュースは、私たち人類全員が直面している「反人間的未来」を鮮やかに示している。

ひとつは、米テキサス州オースティンで明らかになった驚くべき「現実」だ。ホームレスの人たちが保護施設に入るための条件として、体内にマイクロチップを注入する必要があることがわかったのだ。

報道では、ひとりのホームレスの男性が、このプログラムについて説明し、次のように述べている。


「体内に入れたのは、ある種のチップのようでした。いくつかの種類のデバイスを身体に装着し、あとはスキャンするだけです。それで保護施設に入ることができます。お金も何も支払う必要はないのです。スキャンするだけなのです」

もうひとつの報道は、中国での話だ。

ひとりの男性が警察に拘束されているが、この男性は、ソーシャルメディアで警察を批判したことについて尋問されている。男性は、金属製の椅子に手錠をかけられており、「チャットで警察への不満を言った理由は何か」と尋問されている。

現在の中国では、社会的信用スコアシステムが実施されており、生活態度や中国政府への姿勢などで、社会的信用度が変更される。

世界のエリートたちは、このような世界が作られることを望んでいる。

人工知能が支配する悪夢を実現化しようとしている。

医療上の決定、法律、教育、ニュースなどは選別され、人工知能によって推奨されるものが決定される。私たちは次第に「アルゴリズムの専制下」に移行しているのだ。


ラニアー氏は「人類は社会を動かすソフトウェアに組み込まれていく」と懸念していた

コンピューター科学者であり「仮想現実の父」と呼ばれ、2010年の米タイム誌の最も影響力のあるトップ 100に選ばれたこともあるジャロン・ラニアー(Jaron Lanier)氏は、「サイバネティクス・トータリスト( ※ 正確な訳はないですが「人工頭脳絶対主義者」としておきたいと思います)のために、多くの人たちが苦しめられる」と述べていた。

ラニアー氏は 2000年の著作「One A Half Manifesto」に次のように書いた。


「今後、現実として、進化心理学や人工知能、ムーアの法則(大規模集積回路の製造生産における長期傾向の経験則に類する将来予測)に取り憑かれ、その製品が大々的に普及する。これは、かつてのフロイトやマルクスの存在と同じほどの影響力となっていく」

「あるいは、これらの考え方の根底には、私たちの社会と私たちの生活が、それを動かすソフトウェアに本質的に組み込まれる可能性が含まれている。このようなことが現実として起きると、人工頭脳絶対主義者である知識人たちのイデオロギーが社会の中で増幅されていく」

「最初は目新しいだけのものだったこれらの技術は、結局は、何百万人、何千万人という人々を苦しめるパワーへと変わっていってしまうだろう」


エリートは人類に対する最終的な革命を望んでいる

エリートたちの最終的な目的は、権威に逆らったり、あるいは神から与えられた良心を行使する人間の能力を消し去り、それを使えなくすることだ。

良心に基づく声を消し、問題のある医療の方向に疑問を抱く人々を押さえ込む。先見的な見方をする人たちに対しての AI による大きな技術検閲は、すでに始まっている。

同時に、キリスト教的な価値観に対しての文化的な粛正と追放が進んでいる。

これまで私たち人類の世界は、神の下にある「自然の法」へのすべての人類の敬意が、私たち人類が迷ったときに私たちを支配していた。

しかし、人工知能による最終革命は、これらの人類の本来の価値観が広く保持され実践されたままだと成功できないのだ。

その革命を成功するためには、人類の中から自然の法と神を消し去らなければならない。それが人工知能の最終的な目標だ。

しかし、実際には、未来には私たち人類が必要なのだ。

もし未来に、私たちが「ロボットのような進化人類」になってしまったとすれば、人類は終わりだ。


このようなアメリカ記事をご紹介している記事に、なぜ、今回の「未来の世界で日本人だけが違う」というタイトルをつけたのか。

それは、記事中に何度も出てくる

「権威」

という言葉と関係します。

ここから、ひとつの統計をご紹介します。

それを見るだけで、「日本人は突出して他の国の人々とちがう部分を持つ」ことが、ハッキリします。

実は、私は以前この統計を見て、とても感動しまして、「いつかご紹介したい」と思い続けていたのです。

しかし、それを単独でご紹介しても、この統計の意味がもつ「パワー」がわかりにくいなと思っていました。

今回のアメリカのブログ記事を見まして、

「ここだ」

と思った次第です。

何の統計かといいますと、「世界価値観調査」というものがありまして、これは Wikipedia の説明では以下のようなものです。

世界価値観調査 - Wikipedia

世界価値観調査(World Values Survey)は世界の異なる国の人々の社会文化的、道徳的、宗教的、政治的価値観を調査するため、社会科学者によって現在行われている国際プロジェクトである。


その 2010年版の調査項目の中に、

「権威や権力が今より尊重される将来が来ることを《良いこと》と考えますか?」

という質問項目があるのです。

つまり、現状の社会より、さらに「権威」と「権力」が増大する社会になってほしいかどうかという質問です。

これはですね、数字ではなく、ウェブサイトにありました「グラフ」で見ていただくのがいいかと思います。

日本があまりにも突出していることが「見える」ものです。

60カ国に対しておこなった大調査ですので、グラフがちょっと大きいですが、一番上を見ればいいだけですから。

ausority-2010.jpg

このダントツぶりは、すごいと思いませんか?

日本は、「権威や権力が今より尊重される将来が来ること」について、

・良いと思う人 → 4.7 %
・悪いと思う人 → 76.1 %

という、他のどんな国とも比較にならないほど、「権威と権力が嫌い」なのです。

2位は、「スウェーデンの憂鬱」について書きましたこちらの記事で取り上げさせていただきましたスウェーデンですが、それでも、

・良いと思う人 → 22.5 %
・悪いと思う人 → 50.2 %

と比較にならない差です。

その後に、台湾、韓国と続きますが、日本とはあまりにも数値がちがいます。

いくつかの国をピックアップしますと、以下のようになっています。

「権威や権力が今より尊重される将来が来ること」についての考えの比率

アメリカ
・良いと思う人 → 55.2 %
・悪いと思う人 → 7.1 %

ロシア
・良いと思う人 → 56.9 %
・悪いと思う人 → 3.5 %

ブラジル
・良いと思う人 → 76.4 %
・悪いと思う人 → 6.3 %

これらの数値を見た後、日本の数値を見ますと、改めて驚きます。

日本
・良いと思う人 → 4.7 %
・悪いと思う人 → 76.1 %


とにかく、地球の全人類の中で、日本人は異常なほど「権威が嫌い」なのです。

それが本当のところのようなのです。

しかし、それが本来なのに、現実の社会や生活がそうなっていない。

だから、精神もシステムも知性もおかしくなる。

テレビ朝日の報道で以下のようなものがありました。

「国や社会を変えられる」と思う若者は5人に1人
テレビ朝日 2019/12/03

「自分で国や社会を変えられる」と思う日本の若者は5人に1人しかおらず、国や社会に対する意識の低さが浮き彫りになりました。

日本財団が日本やアメリカ、イギリス、中国、韓国やインドなど9カ国の17歳から19歳、それぞれ1000人を対象にした調査によりますと、「自分で国や社会を変えられる」と考える日本の若者は18.3%で、残り8カ国で最も低い韓国の半数以下となっています。

また、「将来の夢を持っている」「国に解決したい社会課題がある」という質問への回答も他国と比べて30%近く低い数字でした。さらに、「自分の国の将来についてどう思うか」という質問に「良くなる」と答えた日本の若者は9.6%で、9カ国中最低となり、トップの中国の10分の1にとどまりました。


どうして、こういうことになったのかということもまた、先ほどの統計からわかるのです。

すなわち、

日本の若者たちが絶望しているのは、

「自分たちの中にある《本来の日本人の資質》と、実際の日本の社会のシステムの間に軋轢がありすぎる」

からです。

第二次大戦後に西洋人主導で進められた現在の日本社会のスタイルは、私たちに合っていない。

権威と権力が大っ嫌いな私たちには合っていない。

少なくとも、戦前は「権威と権力が大っ嫌い」という考え方に則って日本人が生きていたことは、渡辺京二さんの『逝きし世の面影』などにも数多く出てきます。

たとえば、19世紀には西洋では「権威の頂点」だった「宗教」というものに対しても、日本人は以下のようなものでした。

渡辺京二著『逝きし世の面影』より

1871年に来日したヒューブナーはこのように記した。「私はこの国(日本)の有力者たちに信仰を持っているかどうか幾度も尋ねてみた。するといつも判で押したように、彼らは笑いながら、そんなことは馬鹿らしいと答えるのだ」。

バードは1878(明治11)年の東北地方縦断の際、久保田(現秋田)の師範学校を見学したが、校長と教頭に対して生徒たちが宗教について教えられているかどうか尋ねると、二人は「あからさまな軽蔑を示して笑った」。

「われわれには宗教はありません。あなたがた教養のおありの方々は、宗教は偽りだとご存じのはずです」というのが教頭の答だった。

リンダウは、「宗教に関しては、日本人は私の出会った中で最も無関心な民族である」と言う。日本には数多くの寺社があるにもかかわらずそうなのである。

日本では僧侶は「いかなる尊敬も受けていない」。

仏教と神道の区別もはっきりしない。民衆は「宗派の区別なく、通りすがりに入った寺院のどこでも祈りを捧げる」。しかし彼らは信仰からそうするのではなく、神聖とされる場所への礼儀としてそうしているのである。


何に対しても、権威には、この態度だったと思います。

本質的な日本人は、「関係のない人に対して、憎しみの感情など持ちたくない」のに、扇動によって「むりやり誰にでもかれにでも、憎しみの感情をもたらされている」とすれば、それで精神や感情が安定するわけはないです。

「世界中に狂気が蔓延している理由」というようなことを書いたことがありますけれど、日本においては、狂気の蔓延の原因のひとつが、この「テレビ」だと思います。

1877年(明治10年)に来日し、東京大学の教授などを勤めたアメリカの動物学者エドワード・S・モースという人は、日本に関しての著作を二冊のこしていますが、そこには以下のような記述が含まれます

エドワード・S・モースの著作より

私は日本が子どもの天国であることをくりかえさざるを得ない。

世界中で日本ほど、子どもが親切に取り扱われ、そして子どものために深い注意が払われる国はない。ニコニコしているところから判断すると、子どもたちは朝から晩まで幸福であるらしい


1899年(明治 22年)に来日したイギリスの作家エドウィン・アーノルドという人は以下のように記しています。

エドウィン・アーノルドの著作より

この日本の子どもたちは、優しく控え目な振る舞いといい、品のいい広い袖とひらひらする着物といい、見るものを魅了する。手足は美しいし、黒い眼はビーズのよう。そしてその眼で物怖じも羞かみもせずにあなたをじっと見つめるのだ。

日本ほど子どもが、下層社会の子どもさえ、注意深く取り扱われている国は少なく、ここでは小さな、ませた、小髷をつけた子どもたちが結構家族全体の暴君になっている。


江戸時代の日本は「女性と子どもたちの天国だった」ことが外国人たちの記述によってわかるのです。

そういえば、前回の記事で、「日本人は権威が嫌い」だということを書いたのですが、江戸時代の日本がどれだけ「自由な国」だったかもまた、外国人たちは、その様子を目の当たりにして驚きと共に記しています。多くの西洋人は、日本に来るまでは、「日本は専制君主の国である」と思い込んでいました。ところが、実際はまったくちがった「完全な自由の国」だったのです。

たとえば、これはもう 200年以上前となりますが、1820年から 1829年まで、出島のオランダ商館に勤務していたフィッセルという人は、著書に以下のように書いています。

フィッセルの記述より

日本人は完全な専制主義の下に生活しており、したがって何の幸福も享受していないと普通想像されている。

ところが私は彼ら日本人と交際してみて、まったく反対の現象を経験した。

専制主義はこの国では、ただ名目だけであって実際には存在しない。

自分たちの義務を遂行する日本人たちは、完全に自由であり独立的である。奴隷制度という言葉はまだ知られておらず、封建的奉仕という関係さえも報酬なしには行われない。

勤勉な職人は高い尊敬を受けており、下層階級のものもほぼ満足している。

日本では、上級者と下級者との間の関係は丁寧で温和であり、それを見れば、一般に満足と信頼が行きわたっていることを知ることができよう。


それから 200年が経った今、日本人たちは、ここにあるように、

> 完全に自由であり独立的である

でしょうか。

話を戻しますと、テレビ視聴に関しては、国や世代により異なるとはいえ、日本を含めた主要国では「 1日 3時間から 5時間、テレビを見ている」ということになりそうですが、今の時代は、「さらに、スマートフォンに費やす時間もある」ということになっています。

これが、日本の場合だと、MMD研究所の「2018年版:スマートフォン利用者実態調査」によれば、

「 1日平均 2時間から 3時間」

となっています。

これも、年代によって異なりますが、テレビとは逆に、若い世代になればなるほど、スマートフォンの使用時間は多くなっていき、10代の女性の1割は「 1日 10時間以上、スマートフォンを使用している」との回答でした。

テレビは完全に「受動型の端末」ですし、スマートフォンは受動型ではないにしても、その主要な用途は「コミュニケーションツール」であり、このどちらにも当てはまることが、

「自分ひとりで考えるときがない」

ものだということです。

テレビとスマートフォンの時間が増えれば増えるほど、人は「考えなくなる」。

考えなくなる上に、メディアから「憎しみを持つ訓練」を毎日受けているわけですから、それで社会が良くなっていくと考えるのは難しいです。

最終更新:2019/12/06 21:55

このお店で1週間以内に売れた人気アイテム

ページ上部へ

カレンダー

2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

今月

過去の日記

2020年
  • 01月
  • 02月
  • 03月
  • 04月
  • 05月
  • 06月
  • 07月
  • 08月
  • 09月
  • 10月
  • 11月
  • 12月
2019年
2018年

このお店で1週間以内に売れた
人気アイテム