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2019/11/26 21:07

「人間は地球の磁気圏の外では生存できない」ロシア科学アカデミーの科学者が、アメリカの過去の月探査ミッション、そして将来の火星ミッションの「すべてを不可能」と断定

2019年11月20日
有人宇宙飛行研究の第一人者が

非常に興味深い記事をロシアのメディアで見かけました。

これは、ロシアの最高学術機関であるロシア科学アカデミーの著名な科学者が、科学的実験に基づいて「人間は地球の磁場圏の外へ出ることはできない」ということをインタビューで述べているもので、すなわち、そこから、

「アメリカは月に行っていないし、今後、火星に行くことも不可能」

だとしているものです。

おもしろいのは、それを言っている人が、「宇宙飛行研究の第一人者」であることで、世の一般的なアポロ陰謀論などとは、まったく関係のない話です。

これを述べているスヴォーロフ博士という科学者は、「マーズ 500 」という有人飛行の研究のトップにいた人です。

マーズ 500 (MARS 500)とは以下のようにものです。

MARS 500 - Wikipedia

MARS500とは将来の有人火星飛行の際、宇宙飛行士の人体や精神にどのような影響が出るのかを研究するため行われた実験である。

実験は2010年6月、欧州宇宙機関とロシア医学生物学研究所が協力して開始された。実験に参加した6名のクルーは、外部から隔離された模擬宇宙船の中で520日間を過ごし、2011年11月に実験は無事に終了した。

実験中には地球と離れて交信する際の遅れなども再現され、火星に降りるシミュレーションも行われた。実験に参加したクルーはロシア人3名、イタリア人、フランス人、中国人各1名の計6人であった。


このような国際的研究をおこなった人の発言と考えると、「宇宙旅行はできない」というこの内容はとても興味深いです。

非常に長い記事ですので、まずはその翻訳をご紹介します。

ここからとなります。

Человек не может выжить вне магнитосферы Земли
earth-chronicles.ru 2019/11/20

人間は地球の磁気圏外で生き残ることはできない

月に人類が行ったことはあるのだろうか。あるいは、地球の磁場圏の外側の空間に人類が存在することはあったのだろうか。この問いに対しての一般的な答えは古くから知られている。しかし、ここには、真実とは異なることが含まれているにも関わらず、多くの人々はいまだに、過去のアメリカの月への有人飛行と、将来の火星への有人飛行というおとぎ話を信じている。

これに関して、

「月でも火星でも、そこで人間は生きられない」

ことについて、MARS 500プロジェクトの執行役員であり、ロシア科学アカデミー生物医学問題研究所長であるアレクサンダー・ウラジミロヴィッチ・スヴォーロフ博士は、インタビューで以下のように説明している。

なお、これまで、宇宙空間での人体への脅威は、宇宙放射線が最大のものだとされてきたが、最大の問題はそれではないことが研究でわかっている。

問題は「地球の磁場から外に出る」ことなのだ。

ここから、スヴォーロフ博士のインタビューの一部を掲載する。

アレクサンダー・ウラジミロヴィッチ・スヴォーロフ博士のインタビュー
mars-500-top.jpg

地球の磁場は人体を安定させる

地球の磁場の外側の空間に滞在する際の低磁気の問題は、いまだに解決されていません。

地球の磁気圏から外に出て、変化した磁気条件へ人間が暴露したときに何が起きるかは予測不可能です。低磁場状態にあるという実際の経験に関するデータは、ヒトに関しては、いまだ得られていないのです。

しかし、人間が低い磁場の条件に曝露することにより、体内の「水」の特性が変化し、予測出来ないプロセスが発生する可能性があります。

宇宙飛行士の脳の温度を知ることは非常に重要です。脳は誰にとっても最も重要な器官ですが、実験で得られた驚くべき発見としては、たとえば、宇宙飛行士は地球から遠ざかるにつれて、訓練センターのインジケータと比較して内臓の温度が上昇するのです。

なぜ、内臓の温度が上昇するのかは、専門家たちもわかっていません。

ロシアの生物学者たちは、人間の低磁場条件での予備実験においてでさえ、すでに実験の被験者たちの精神的な混乱を記録していると述べています。

つまり、地球の磁場から人間が遠く離れると、脳に強い影響が加わるのです。

それなのに、アメリカのアポロ計画では、完全な地球の外側の宇宙空間で、6日間から 12日間の時間を過ごし、そして、月への飛行を 9回行い、うち 6回で月面に着陸したというのです。これは、私たちの実験で見られている傾向からは考えられないことです。

地球の磁気から遠く離れた宇宙空間では、人体に過剰な予期せぬプロセスが経験されるはずです。

ここから言えるのは、「月にアメリカ人たちは行っていない」ということです。

新しく得られている科学データは、地球の安定化した磁場の外側の空間では、宇宙飛行士たちの身体と精神的状態に大きな変化が起こることを示唆しており、月飛行は現実的ではないのです。

磁場が存在しない場合は、宇宙飛行士の精神に影響が加わる

地球の磁場が存在しない場所、たとえば月への飛行や、火星への惑星間飛行などの移動中の宇宙空間に長時間滞在することは、宇宙飛行士の精神障害につながる可能性があります。

これは、ロシアの科学者たちが実施した実験の結果によって証明されています。

トムスク州立大学の生物学および生物物理学研究所とロシア科学アカデミーの生物医学問題研究所の研究者たちは、特別な装置により、ラットを地球の磁場から隔離する一連の実験を行いました。

実験の結果は、動物たちは社会的行動能力を失い、記憶障害を経験し、内臓の変化も観察したことを示したのです。

実験を行った生物物理学研究所の科学者たちは、地球の磁場はすべての生物に影響を与えていると述べています。

さらに、生物圏の歴史において、磁場は変化し、ある時点でゼロになりました。それは地球の生物相にいくつかの大惨事をもたらしました、たとえば恐竜の絶滅は、ある時点で磁場の消失と正確に関係しているという仮定があります。

磁場の欠如が生物にどのように影響するかを調査するために、科学者たちは電磁システムが地球の磁場を補償する特別な装置を作り、その内部の磁場が通常よりも 700 - 1000 倍弱くなるようにしました。

12匹の白い雄ラットをこの「超低磁場の装置」に 25日間入れ、その後さらに 10日間、別の 12匹のラットを対照グループにしました。両方のグループは、24時間体制のビデオ監視下にありました。

この実験で最初に目を引いたのは、ラットたちは、この磁場が弱い装置の中で「常に戦っていた」ということです。攻撃し続け、怒りを示し続けたのです。

普通は、ラットたちの戦いというのは、階層(立場の序列)を確立する手段です。ですので、グループ内の序列が確立されると、すぐに戦いは停止するものです。

ところが、科学者たちによると、地球の磁場を奪われたラットたちは、階層の確立方法を「忘れ」、社会的スキルを失っていました。

さらに、記憶障害がラットで観察されました。実験の前に、それらはすべて特別な装置内に短時間置かれ、励起または阻害が優勢であったかどうかを判定しました。

さらに、実験ラットに生理学的変化が観察されました。

以前、日本の科学者たちが、磁場の欠如がイモリの発達にどのように影響するかを研究したことがあります。その結果は、子孫の目と顔が誤って形成され、「双頭の個体」が現れたことを示しました。

地球の磁場は 50マイクロテスラで、地球の他の惑星、たとえば火星や水星の磁場よりも数千倍強いのです。

それは、太陽から発せられる荷電粒子の強力な流れから地球の表面とその上のすべての生命を保護する強力な磁場です。

既存の有人宇宙船や国際宇宙ステーションは比較的低い高度で飛行しているため、地球上より磁場は低いとはいえ、その欠如率は比率として 20%未満です。

ところが、月への飛行や火星への飛行などの惑星間探査では、宇宙飛行士たちは、完全な磁場の欠如に直面するのです。

宇宙船が惑星間距離を飛行する場合は、そこには地球の磁場は存在せず、惑星間の磁場だけが存在します。これは「磁場の断片」が、太陽が放出するプラズマに凍結するという事実によるものです。惑星間磁場は地球よりも何千倍も何万倍も弱いものです。

ラットでの実験が示すように、磁場の欠如は生物の精神に強い影響を及ぼします。磁場がない状態では、生物に重大な結果が生じる可能性があるのです。

したがって、誰も月には行っていないし、火星には行けない

なぜアメリカ人たちは、アポロ計画の際、人を月に飛行させる前に、宇宙空間の因子が生物に及ぼす影響を直接研究するために、サルなどの実験動物で試さなかったのかおわかりでしょうか。通常、宇宙飛行士の安全を考えれば、それは必ず行うべきことです。

彼らがそれを行わなかった理由は簡単です。元々、月飛行に行くつもりがなかったのです。何しろ、当時のアメリカのサターンロケットの推力は、350トン以下と推定されており、非常に低いものです。

さらに、 NASA のアポロ計画での医療報告に、アポロ乗組員たちの深宇宙での低磁気状態での健康に関する言葉がないのはなぜでしょうか。先ほどまで述べたように、深宇宙の低磁場状態では必ず健康に影響が出るのです。

アポロ計画での医療報告に、乗組員たちの健康の問題に関する報告がひとつもないということは、乗組員たちは、身体にダメージを与える場所にはいなかったということです。つまり、乗組員たちは、深宇宙にはいなかった。

それがハリウッドなのか、どこなのかはともかく、そのような場所では、放射線のレベルは正常であり、純粋な酸素は生体を侵害せず、無重力による身体へのマイナスの影響も与えず、低磁気因子もない場所にいたのです。乗組員たちは、地上の安全な場所にいました。

宇宙での健康の問題が報告されなかったのは、アメリカだけではありません。

1968年からのソ連の有人飛行でも、地球の軌道にだけ行った宇宙飛行士の健康上の問題は、ソビエトの報道では決して報告されなかったことを思い出してください。

宇宙飛行士アンドリアン・ニコラエフとヴィタリー・セバスチャノフが、当時として最長の宇宙滞在記録を作った後(※ 1970年にソユーズ9号が18日間、宇宙空間に滞在した)、ニコラエフは、その後、2度の心臓発作を起こし、合計 5回の心臓発作を起こして死亡しました。

地球の高層大気でさえ問題を起こす

宇宙空間だけではなく 、重力と磁場が弱められている地球の上層大気でも、人体に影響が出ることがわかっています。

宇宙船やステーションでの宇宙での長期滞在は、循環系に悪影響を及ぼし、深刻な健康問題を引き起こす可能性があることが国際的な科学者グループにより見出されているのです。

ロシア科学アカデミーの生物医学問題研究所のイリナ・アルエロバ博士たちの研究グループは、国際宇宙ステーションで平均で約 6ヶ月を費やした宇宙飛行士たちの健康状態をチェックしました。

フライトの前と、ISS滞在 50日目と 150日目および帰還後 40日目に、頭部の血管の超音波検査を実施しましたが、その結果、7人の被験者たちが血流の停滞を示し、人によっては、頸静脈の血液が「逆流」している場合があったのです。そのうちの 2人は脳に血栓が見出されました。

頸静脈は、人体で最も大きな血管の1つであり、首、顔、脳への血液供給に関与しています。潜在的に肺に到達する可能性のある血栓は、特に軌道上では致命的な状態です。

科学者たちは、このような血流障害は重力の欠如に関連している可能性が最も高いと指摘しています。地球の重力は私たちの体のほぼすべてのプロセスを調節しているため、無重力状態は深刻なストレスを引き起こします。

まして深宇宙では、その影響は甚大です。

結局、地球の磁場圏を超えて、月に飛んだ人類は一人もいません。

地球の大気と磁気圏の外側では、生きている細胞は死滅します。

人類は地球上にしか生きられません。あるいは、人類が他の惑星に行くことができないように、私たちは作られているのかもしれません。

地球からの出口は人類にはないのです。

ここまでです。

私は、数年前に、「人類は遠い宇宙空間には行けないし、他の宇宙人も地球には来られない」と翻然と悟ったことがあります。宇宙というのは、「他の惑星同士の生物同士は行き来できなくなっている」と。

以下の記事で書いたことがあります。

人類は月より遠くの宇宙へは行けない

2014/10/29
マサチューセッツ工科大学の研究については、新華社 日本語版の記事「米国の最新研究、人類は火星で68日間しか生きられない」と予想」などにあり、こちらは、「火星に到着後」の問題を書いていて、食糧や空気などのことについてを解析したものです。

それによると様々な条件により、火星到着後 68 日後には移住した人々は死亡するとしたものですが、こちらに関しては、上のリンクの記事は日本語記事ですので、詳しくお知りになりたい場合はそちらをお読み下さい。

それよりも、ニューハンプシャー大学の研究者たちによって発表された研究。

これは、

「そもそも火星にまで到着することができない」

という可能性を発表したものでした。
mars-mission-radiation.gif
2014年10月22日の英国デイリーメールより。

これは、ニューハンプシャー大学のネイサン・シュワドロン( Nathan Schwadron )という科学者が、火星への有人飛行をおこなった場合、現在の太陽活動の減少によって宇宙飛行士たちは壊滅的な放射線量を浴びることになり、火星への有人飛行は事実上不可能だ、という研究結果を導き出したというものです。

非常に長い記事ですので、内容の要点だけ箇条書きで記しますと、

・現在、太陽活動が減少している。太陽活動が減少している時は、宇宙放射線量が増えることが知られている。

・今後さらに太陽活動は減少すると見られ、その場合での放射線の推定値から計算すると、30歳の男性を想定した場合、約 320 日間で放射線量が生命に危険が及ぶレベルに達する計算となる。

・この計算からだと、火星に到着する前に身体が破壊される可能性がきわめて高い。


というものです。

その火星なんですが、太陽系での位置関係としては下のようになっています。
solar-system-2014.gif

こういう図で見ると、「火星などすぐ隣」というように見えるのですが、それでも「行くのは無理」だというのが、あくまでも今回のシミュレーションですが、そのような結論となるということです。

宇宙放射線については、JAXA の放射線被ばく管理というページに以下のように説明があります。

宇宙には、宇宙放射線と呼ばれる放射線があります。

宇宙放射線は、地球の大気と磁場に遮られて、地上にはほとんど届きません。しかし、宇宙では、宇宙放射線が宇宙飛行士に与える影響が問題になってきます。

しかし、ふと、「それだと、長い期間、宇宙空間にいる国際宇宙ステーションの搭乗員は大丈夫なんだろうか」ということを思うわけですが、 JAXA によると、

ISSが周回している高度400km前後の上空では、非常にエネルギーの高い粒子が降り注いでいます。宇宙船の船壁や遮へい材によって、ある程度は遮ることができますが、宇宙滞在中の宇宙飛行士は、宇宙放射線による被ばくをすべて避けることはできません。

とあり、やはり影響はあるようです。

国際宇宙ステーションに滞在中の乗務員の1日の被ばく線量は、地球上での約6ヶ月分にも相当するのだそうで、乗務員たちはかなりの放射線を浴びているようです。

しかし、それでも乗務員たちが命に関わるような致命的な状態にならないのは、国際宇宙ステーションも実際には地球の磁場に守られている場所」にあるからです。

下の図で、国際宇宙ステーションはそれほど遠い宇宙空間ではなく、地球に近い磁場の中の宇宙空間にあることがわかります。

iss-2.jpg

火星というか、火星以外でも、宇宙空間を進んで他の惑星に行く場合は、地球の磁場の保護が完全にない空間を進むわけで、上の「乗務員の1日の被ばく線量が地球上での約6ヶ月分に相当する」どころではない放射線を浴びることになります。

ニューハンプシャー大学の科学者たちは、このことから「火星に行くのは事実上不可能」としたということのようです。

この不可能性を解消するためには、

1. 宇宙船の速度を上げる
2. 放射線に負けない材質の壁を持つ宇宙船を作る
3. 放射線に負けない強い体を作る(苦笑)


くらいしかないわけですが、現時点では3つとも不可能だと思われます。

さて、こうなってくると、「人類は、宇宙的にはほんの隣に見える火星にさえ行けない」ということになり、宇宙に対しての夢は非常に小さくなります。

もっと言えば、

人類は磁場で守られている地球近隣の宇宙空間以外には行くことができない

ということにもなります。

これはもちろん、この物理的な宇宙のことですが、多次元宇宙の解釈ではまた違ったものとなるでしょうけれど、そういう意味で、「月には本当に行ったのかな」とも思う部分はずっとありますし、火星に行くことなどは基本的に不可能にもほどがあるとも思っています。

まあしかし、そのような「行った、行かない」ということより、今回の内容が興味深かったのは、

「私たち人類を正常に保っているのは、地球の磁場だ」

ということでした。

思えば、これについても、数年前に「地球上のあらゆる生物は、地球の磁場に生かされている」ということに気づき、以下の記事を書いたことがあります。

磁場の影響を受けやすいと思われるハトが欧州で90%激減していることが示唆する、これからの地球の全生物

2015年07月03日米国アイダホ州の南西部で、道路に沿って死亡した鳥が延々と広がっている光景
10idaho-birds-01.jpg

上の記事では、アメリカの各地で「鳥が空から落下している」という出来事に対して、「各地で鳥が落下しているのは、磁場の異変が原因ではないか」ということについてふれたもので、多くの渡り鳥たちが、

・くちばしの細胞で磁場を感知する
・光受容体細胞の中にあるたんぱく質(クリプトクロム)で磁場を「見て」いる


ことなどから、地球の磁場が消滅する、あるいは、弱くなりすぎた場合に、鳥は生きていくことができなくなるのではないかというようなことを書いたものです。

そして、何度もふれていることですが、地球の磁場は過去 100年で一貫して弱まり続けています。

1880年から2000年までの地球の地磁気の強度の変化
mag-1880-2000c.jpg

また、2015年5月には、英国などの調査で、「ヨーロッパでは、3分の1の鳥が消滅する危機にさらされている」ことが報告されています。

europe-birds-threat.jpg

その中でも、先ほどから出ています「ハト」は、

・ヨーロッパのハトは、1980年代から 90パーセントの減少

となっていて、この三十数年は異常といっていい減り方を見せています。アメリカのモナーク蝶も、過去 20年間ほどで、80パーセント減っていることがわかったのだそうで、磁場で旅をする代表的な生物たちが確実に消滅し続けています。

もちろん、磁場の減少以外にいろいろな理由はあるでしょうけれど、これほどまでの急激な減少は、通常の理由では探りづらい感じもします。

そして、

「人間を含めた非常に多くの生物が磁場によって生きている可能性がある」

ということなどを考えますと、近づいているかもしれない「磁極の逆転」(その際、磁場は「ゼロ」になると見られています)の際に、どんなことが起きるのかは、本当によくわからなくなってきた感じもあります。

ちなみに、最後の磁場の逆転が起きたのは、日本の国立極地研究所などのグループの最新の発見(報道「77万年前に地磁気逆転の証拠発見(ハザードマップ)」)によれば、77万年前ということで、「現世人類が地球に登場する以前」のことです。

なので、今の私たち現世人類が、仮に磁場の逆転を経験するとなると、「まさに初めてのこと」となるわけで、やはり大きな出来事になるのかもしれません。

そして、現在の地磁気のものすごい減少を見ていますと、徐々にではあっても、やはり「すでに始まっている」と考えるのもそれほど奇妙な考え方ではないかもしれないとも思います。

ここから、シエ博士のグループの発表について説明していたデイリーメールの記事をご紹介します。

The secret of how pigeons find their way: Magnetic proteins in their EYES act like a compass...and humans have them too
Daily Mail 20105/11/18

ハトたちが自分の行き先を見つける方法に関しての秘密:彼らの瞳の磁気タンパク質は、まるでコンパスのように振る舞う...そして人間にもそれがある

ハトは、動物界で最も大胆な旅をおこなうもののひとつで、数千キロを越えるような移動をした後にでも、正確な位置に到達することができる。

今、科学者たちは、鳥や蝶、そして他の動物たちが、どのように地球の磁場を自分たちの行き先を決めるために使用しているかの解明をしている。

すでに、科学者たちは、網膜と神経細胞で生産され、目から脳へと走る「コンパスのように振る舞うタンパク質」を発見している。

この複合体は、地球の磁場に関する情報と、太陽の位置を組み合わせることにより、動物たちに彼らが旅行する方向を検出させることができる。

そして、これは驚くべきことだとも思われるが、研究者たちは、人間にも、これらと同じタンパク質が発現することを発見したのだ。

鳥などよりも、はるかに少ない量ではあるが、私たちにも磁場を感知するいくつかの能力があるということになる。

研究を率いた中国北京大学の分子生物学専門のカン・シエ博士は、そのタンパク質は、コンパスの針のように作用し、神経系に情報を送信するように見えると述べている。

「かつて、動物が地球の磁場を検出することができるという概念は、一笑に付されていたものでした。しかし、今、それが事実であることが確立したのです」

この研究は、科学誌ネイチャー・マテリアルに発表された。

シエ博士は以下のように述べる。

「この生物コンパス( biocompass )モデルは、動物の磁気のナビゲーションと磁気受容( magnetoreception )の分子機構の完全な解明に向けてのステップとして機能すると私たちは考えています」

「人間に磁気を感じる感覚が存在するかどうかは議論もありますが、地磁気の磁場は、人間の視覚系の光感度に影響を与えると考えられるのです」

サメ、ウミガメ、鳥類、昆虫、オオカミ、クジラ、さらには線虫など、多くの動物たちが、自身の移動を助けるために、地球の磁場を使用すると考えられている。

しかし、彼らがどのようにそれをおこなっているかについての正確なところは、いまだ謎のままだ。

一部の研究者たちは、以前から、ハトのような鳥の持つ、磁場に反応しているように見える特定の目の細胞や、くちばしを同定しているが、その正確なメカニズムは不明であり、一部の研究者たちは、分子によって結合された鉄の塊を特定し、そこに源があるのではないかとした。

また、他の研究者は、クリプトクロム( cyrptochromes )と呼ばれる感光性のタンパク質に起因していると主張した。

しかし、シエ博士と彼のチームによる研究では、実際には、これら2つのシステムは、これらの動物の細胞内でのナビゲーション複合体を形成するために一緒に働くことを見出した。

特に、研究チームの発見した、円筒形の複合体を形成するクリプトクロムと結合するタンパク質を産生する MagR と呼ばれる磁気受容体の遺伝子の存在が大きい。

MagRは、感光性タンパク質のクリプトクロムと結合し、外部磁場の方向に自発的に整列するのだ。

この MagR は非常に磁気を帯びており、そのため、研究者たちは、研究をおこなうための特別なプラスチックのツールを開発しなければならなかったほどだ。

そして、これらの分子が、眼から脳に向かって走っている網膜神経細胞の中で特に発現していることがわかった。

ショウジョウバエ、オオカバマダラ(モナーク蝶)、ハト、そして人間のすべては、これらの分子を生成する。また、ミンククジラやハダカデバネズミ(げっ歯類)、などの他の生き物も、これらの磁気タンパク質を有している。

研究者たちは、これらの発見は、多くの生物学分野の研究、および産業用への応用研究のための新たな領域につながる可能性があると述べる。

また、この発見は、磁場、または、磁気感度を増加させる方法に応答する遺伝子治療の新しいタイプにつながる可能性もある。

研究者たちは述べる。

「 MagR ポリマーおよび、クリプトクロムと MagR の複合体の磁気的な特徴は、異なる分野全体での、数多くの用途の可能性が秘められていると考えます」

米国マサチューセッツ大学の神経生物学者、スティーブン・レパート博士( Dr Steven Reppert )は、この研究結果は、巨大な影響を与えると科学誌ニュー・サイエンティストに語った。

「これは極めて挑発的で、非常に画期的な可能性を秘めています。息をのむような発見といっていいと思います」


この記事のタイトルにも含まれていますが、現在のひとつの事実として、

「この地球の磁場が崩壊している」

ということがあります。

以下のグラフは、地球の磁場の減衰を特集したアメリカの経済誌フォーブスに載っていたもので、過去 300年、地球の磁場は減少し続けており、それは「加速」しています。

米フォーブスに掲載されていた地球の磁場の状況
earth-m1600-2015forbes.jpg

この「磁場の崩壊」については、以下の記事で取りあげています。

The Weakening Of Earth’s Magnetic Field Has Greatly Accelerated, And That Could Have Apocalyptic Implications For All Of Us
theeconomiccollapseblog.com

地球の磁場の弱体化は非常に加速しており、それは人類全員にとって黙示録的な意味を持つ可能性がある

地球の磁場が著しく弱まっており、北磁極の位置は過去と大きく変化しており、その上、磁極の移動の速度はどんどん加速している。

科学者たちの中には、突然発生するポールシフトが、潜在的に「数兆ドル (数百兆円)」の損害を引き起こす可能性があることを認めている人たちもいる。

現在の私たちは、地球の磁場によって保護されていることを、まったく当然だと考えている。この地球の磁場という存在は、本質的に私たちの地球を囲み生命を生存可能にしている巨大な力の場だ。

そして、そのような磁場の保護があっても、巨大な太陽嵐は依然として地球を襲うことがあり、私たちの電力網に影響を与えるときもある。しかし、現在、地球の磁場がどんどんと弱くなっている中では、非常に弱い太陽嵐でさえも、今後は地球に強い影響を与えるようになる可能性がある。

さらに地球の磁場が弱くなると、私たちはさまざまな問題に直面するだろう。

磁場の保護が消えていくにつれて、これまでよりも膨大な太陽放射が地球に到達し始めることになり、それは地球の生命存在そのものを脅かすものとなり得る。

地球の磁場の弱体化については、以前は、「地球の磁場は 100年ごとに約 5%弱まっている」というのが科学的な基本状況であった。

しかし今、私たちは、SWARM衛星(欧州宇宙機関の地磁気観測衛星)から収集されたデータにより、地球の磁場の崩壊率が、「 10年あたり 5パーセント」であることを示していることを知ったのだ。

これについて、米フォーブスは以下のように説明する。


地球の主要な磁場の軸方向双極子成分が 1世紀あたり約5%減少していることは現代の科学ではよく知られている。

ところが、最近、SWARM 衛星を用いてデータを収集している科学者たちは、そのデータがかつての 10倍速い崩壊の速度、すなわち 10年ごとに 5%の磁場の弱体化を示すと発表した。(Forbes)

これは簡単に書けば、地球の磁場の崩壊が、かつての 10倍の速度で進んでいるということを意味する。

今後も、地球の磁場の崩壊が、このペースで継続するとした場合、または、それがさらに速くなるとした場合、それは将来的な「大量絶滅」と関係する事象へと結びつく可能性がある。

たとえば、より多くの太陽放射が地球に届くにつれて、私たちのガンの発生率は上昇していくだろう。このことは、ナショナルジオグラフィックでさえ以下のように認めているのだ。


地球の磁場がかなり弱くなり、かなりの期間、そのままの状態が続いた場合、地球は宇宙を飛び回る高エネルギー粒子からあまり保護されないことになるだろう。

これは、地球上のすべてのものが、現在より高いレベルの放射線にさらされることを意味する。それは時間の経過とともに、ガンのような病気の増加を引き起こすだけでなく、地球上の繊細な宇宙船や電力網にも悪い影響を及ぼすことになる。(National Geographic)


しかし、私たちは、現在すでに世界中でガンの発生率が上昇していることを知っている。たとえば、アメリカの場合は、一生のうちにガンになる確率は3分の1だ。

磁場が弱まり続けるにつれて、さらに事態は悪化するだろう。

地球の磁場が弱くなればなるほど、私たちに届く放射量は増え、最終的には人類全体が危険にさらされるほど悪くなる可能性さえある。これについて、最近の米メディアは以下のように伝えている。


長期間の宇宙飛行に関しては、その放射線レベルと宇宙線レベルについてが NASAにとって重要な関心事になっている。

たとえば、火星探査の任務を行う宇宙飛行士たちは、その宇宙飛行の過程で、地球に到達するであろう放射線と宇宙線への曝露の最大 1000倍の被ばくを経験する可能性がある。

そして、仮に地球の磁場が消滅した場合にもまた同じような状況が出現することになり、人類全体、そして地球の生命全体が深刻な危険にさらされる。

宇宙線は私たちの DNA を損傷する可能性があり、ガンやさまざまな疾患の世界的な危険性を増加させるだろう。 (Futurism)


地球の磁場があるからこそ、地球に生命が存在できているということについて、ライブサイエンスは以下のように述べる。

地球の磁場がなければ、 太陽から流れ出る荷電粒子の流れである「太陽風」 が、地球の大気と海洋を消してしまう。

つまり、地球の磁場があるからこそ、私たちの地球上に生命が存在することが可能となっていると研究者たちは語る。(Livescience)


しかし、このような悪夢のシナリオは実際に起こり得るのだろうか。

科学者の発言を引用した米メディアは以下のように報じている。


科学者たちの中には、地球の磁場は「今後 500年以内に消滅する可能性がある」と述べる人たちがいる。しかし、その場合は、地球の磁極が「反転」するものの、その後、また元に戻るので心配する必要はないという。 (PRI)

地球を取り巻く磁場は弱まっており、そして、科学者の中は、磁場が 500年以内に消えるかもしれないと主張する人たちもいるということのようだ。

そして、磁場が消えた時には、地球の北と南の磁極が「反転」するのだ。

もちろん、ほとんどの科学者たちは、このような地球の磁場の反転が起こるのには数百年から数千年かかると考えているが、しかし、実際に地球の磁場の反転の発生を知っている人はこの地球にはいない。

そして、科学者たちの中にはまた、そのような磁場の反転が発生した場合には、送電網や電気インフラなどを含めた「数兆ドルの被害」をもたらす可能性があると考える人たちが多い。

以下は、磁場の反転の際に起きうる被害について科学者の説を引用したライブサイエンスの記事からの抜粋だ。


オーストラリア国立大学の科学者アンドリュー・ロバーツ氏によると、地球の磁場が逆転している最中に、太陽風などの磁気嵐が地球に直撃した場合は、それがさほど大きな太陽嵐でないものであったとしても、地球に大きな損害を与える可能性があるという。

磁場が逆転の際にそのようなことが起きた場合、私たちの電気インフラに何兆ドル(何百兆円)もの損害が発生する可能性があるが、今のところ、そのような事象に対処できる方法はない。

ロバーツ氏は以下のように述べる。

「うまくいけば、そのような事象は、遠い未来にしか起こらないものであるとは思います。それまでに、このような被害に対応できる技術を開発していけば、地球はこの大きな厄災に対処できるようになるかもしれません」 (Livescience)


ほとんどの専門家たちは、こような地球の磁極の反転という事象は、まだ遠い先のことであると確信している。

しかし、それでも科学者たち誰もが同意せざるを得ない事実は、北磁極がペースを加速させながら、北極点からロシアに向かって移動し続けているということだ。

本当の問題は、「加速していること」だと、スペース・ドットコムは以下のように記事で述べている。


しかしながら、本当に注目を集めているのは動きの加速だ。

かつては磁極の移動のペースは、1年間で 15キロメートルだった。ところが、1990年代の半ばごろに、突然その移動速度が、年間 55キロメートルに急激に上昇したのだ。

2018年の時点で、北極点は、国際日付変更線を超えて、ロシアに向かっている。 (SPACE.com)


そして今年 2019年の初めに、当局は「磁場が急速に変化している」ために全地球測位システムに緊急の最新情報を適用したと発表しなければならなくなった。

以下は、今年 1月の科学誌「ネイチャー」の記事からの抜粋だ。


この磁気モデルの最新版は 2015年に発表され、その際には、西暦 2020年まではこのモデルの状態が続くと考えられていた。 しかし、地球の磁場が急速に変化しているために、専門家たちは地球の磁気モデルを早急に修正しなければならなくなった。

米コロラド大学の教授であり、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の国立環境情報センターの地磁気学者であるアーノード・チュリアット氏は「エラーは常に増え続けています」と述べる。 (nature)


地球の磁場が急速に弱まっていることは、すべての科学者が同意している。

しかし、多くの専門家たちは、それは差し迫った脅威とは関係しないと述べる傾向にある。

本当に今の地球に差し迫った脅威は存在しないのだろうか。


そして、今回のロシアの科学者の言葉により、この磁場の崩壊という現象は、考えているより「大変なこと」なのかもしれないと改めて知りました。

地球の生物体系の崩壊、あるいは人類の個体数の激減などに結びついていくものなのかもしれないです。

今回の話は、宇宙飛行がどうだこうだという話より、私たちの存亡そのものに結びつくものでもり、そこが興味深くもあり、また、いろいろと考えてしまう部分でもありました。

最終更新:2019/11/26 21:07

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2019/11/26 00:22

北欧からロシアにかけての上空に突如「オゾンホール」が出現

2019年11月22日のオゾン濃度の状況。黒い部分がオゾンホール
ozone-hall-1122.jpg

オゾンホールとは、成層圏にある「オゾン層」という大気の層のオゾン濃度が低くなる現象で、オゾンが減少した場所が、画像では「穴が開いたように見える」ことからつけられたものです。

オゾンは、危険な UV 紫外線から人や動物を保護する保護層であり、オゾンホールが発生しているその下では、その保護層がなくなることにより有害な太陽紫外線がより多く地上に透過するとされています。

そのため、オゾンホールが増加すると、 地上の生物が UV 放射線により頻繁に曝露されやすくなるため、ヒトを含めた動物に皮膚ガンなどが増加するとされています。

11月22日の NASA の観測データによりますと、北欧からロシアにかけての上空に、その「ほぼオゾンがないエリア」があることが確認されました。すなわち、オゾンホールの発生です。

冒頭の図に多少説明を入れたものが下の図です。

ozone-jall-1122b.jpg

グラフと照らし合わせますと、ヨーロッパからロシアの黒いエリアは、オゾン層のオゾンが、通常より極めて低いことがわかります。

下の図は、表示色が異なる 11月22日のオゾン濃度の分布ですが、こちらでは、紫色の部分がオゾン濃度が非常に低い状態となっている場所です。

2019年11月22日のオゾン濃度の状況
ozone-anomaly-1122c.jpg

こちらを見ますと、北欧やロシアのように極端なものではなくとも、オゾン濃度が低い場所が、わりと各地にできていることがわかります。

このオゾンホールは、季節的な要因によるものであろうと、ヨーロッパの報道は伝えていますが、どのくらいの期間続くかは不明です。

オゾンホールは、一般的には南極の上空に発生するものですが、南極のオゾンホールは、近年は減少しており、ちょうど3日ほど前に、南極上空のオゾンホールが、「過去最小」になったことが報じられていました。

南極上空のオゾンホール最小 高温が拡大抑制―気象庁

時事通信 2019/11/20

気象庁は20日、今年の南極上空のオゾン層が薄くなる「オゾンホール」の面積が、1990年以降で最も小さかったと発表した。南極の冬季である8月末に上空の気温が異例の高さとなり、オゾン層の破壊が抑制されたという。

同庁によると、オゾンホールは9月7日に最大1100万平方キロまで拡大。南極大陸の面積の8割に相当し、大規模なオゾンホールが見られるようになった90年以降で最小だった。消滅は11月10日で、90年以降最も早かった。


南極のオゾンホールは減少していますが、今度は「人が暮らしている上空」にオゾンホールが発生し始めているようです。

最終更新:2019/11/26 00:22

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