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日別記事一覧

2019/10/28 22:22

大西洋のスペイン領テネリフェ島上空に出現したアスペラトゥス波状雲の迫力

2019年10月26日 インスタグラムに投稿されたテネリフェ島上空の様子
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大西洋のカナリア諸島にスペイン領の「テネリフェ島」という島があります。

スペイン領とはいっても、場所的には、モロッコや西サハラなどの沖に位置する島です。

テネリフェ島
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このテネリフェ島に、10月26日、異常な迫力を持つアスペラトゥス波状雲が出現しました。

10月26日 テネリフェ島の上空
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アスペラトゥス波状雲は、21世紀に入ってから正式に雲の分類のひとつとして認定された比較的新しい区分の雲ですが、この数年は、非常によく現れます。

このアスペラトゥス (asperatus)というのは、英語で「荒れ狂った」というような意味で、今回、テネリフェ島に出現したアスペラトゥス波状雲も、まさにその表現が当てはまるものでありました。

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このテネリフェ島という場所は、印象的な雲が出現しやすい場所なのか、このブログで、過去にも以下のようなテネリフェでの雲をご紹介しています。

2017年11月にテネリフェ島に出現した壮大なレンズ雲
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2017年9月にテネリフェ島上空に長く出現し続けた雲
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このテネリフェ島には、テイデという火山がありまして、山のある場所には、奇妙な雲が出現しやすいものでもありますが、なかなか普通では見られない迫力のある光景が繰り返されています。

最終更新:2019/10/28 22:22

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2019/10/28 22:15

スペインやイタリアで記録的な豪雨による壊滅的な洪水被害が発生

2019年10月23日 豪雨で冠水したスペイン・オリウェラの街
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荒れた気象が世界中を駆け巡っていますが、10月23日、ヨーロッパの一部が徹底した悪天候に見舞われたことが報じられています。

特に、スペインとイタリア、そしてフランスの一部では、記録的な豪雨となり、各地で冠水や鉄砲水洪水が発生しました。

10月23日 豪雨による鉄砲水に襲われた後のスペイン・カタロニアの街
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以下の動画は、10月23日にスペイン各地から SNS に投稿された洪水の様子です。

https:●//youtu.be/AtrpaUchspY

スペインでは、これらの洪水により 6名が死亡したと伝えられています。

この豪雨は、イタリアとフランスの一部でも発生し、それぞれの地域で洪水が発生していたようです。

洪水に見舞われたイタリアのロッシリオーネ
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冠水したフランス南西部のベジエの様子
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さらには、スペインでは、豪雨と洪水と共に、悪天候の中で竜巻が相次いで発生し、これによる負傷者も相次ぎました。

竜巻で破壊されたスペインのイビザ
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豪雨と洪水の規模が増大し続けていることは、日本を見ていてもわかりますけれど、この状況が、今や北半球全体に広がっているといえるものとなっています。

最終更新:2019/10/28 22:15

2019/10/28 22:03

2019年、黒点が出現しない日の比率が太陽観測史上で最大を記録し、ついに太陽は歴史的な極小期に突入。この状態はこれから何年続くのか

2019年10月26日の太陽黒点の状況(黒点数0は222日目に)
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2019年は太陽観測史上で最も活動が弱い年に

10月26日、NASA は、

「 2019年に太陽黒点が出なかった日数が 10月26日の時点で 222日を超えた」

と発表したことが、スペースウェザーのニュースで伝えられています。

この「 222日」という数字に何の意味があるのかといいますと、実は、この数字は、

「 2019年は、過去の太陽観測の歴史の中で、年間で太陽黒点が最も出なかった年となった」

ことが 10月26日にほぼ確定したことを示すものなのです。

少しわかりにくい表現ですので、もう少し書きますと、宇宙時代、つまり観測衛星などにより正確な太陽観測が始まって以来、これまで「 1年間に最も黒点がでなかった年」は、2008年だったのです。

その 2008年は、1年間の 365日のうちで、黒点が出現しなかった日が 268日ありました。これが、今までの太陽観測史の中で、最も多い数で、つまり「 2008年という年は、観測史上で最も太陽黒点が出ない年だった」のです。

この 2008年の状況を割合を含めて書きますと以下のようになります。

2008年 黒点が出現しない日は 268日 (73パーセント)だった

そして、今年 2019年は、まだ 10月であり、丸々2ヵ月を残した時点で、以下のようになったのです。

2019年 黒点が出現しない日は10月26日の時点で 222日 (74パーセント)となった

このように、宇宙時代で最も黒点が出なかった 2008年の「黒点が出現しない日が 全体の 73パーセントだった」という数値を、今年は 10月の時点ですでに超えたのです。

この 2008年の 73パーセントというのが、宇宙時代で「最も黒点が出現しない年だった」ということになっていますので、2019年は、まだ 2ヵ月あるので、絶対とはいえないですが、ほぼ確実に、

「今年 2019年は、宇宙時代が始まって以来、最も太陽に黒点が出なかった年」

ということになるようです。

ちなみに、過去14年間の「太陽に黒点が出なかった日数の割合」は、以下のようになっています。

2006年-2019年までの太陽黒点が出なかった日数の割合

・2019年 太陽黒点が出なかった日数は全体の 74% (現時点で222日)
・2018年 太陽黒点が出なかった日数は全体の 61%
・2017年 太陽黒点が出なかった日数は全体の 28%
・2016年 太陽黒点が出なかった日数は全体の 9%
・2015年 太陽黒点が出なかった日数は全体の 0%
・2014年 太陽黒点が出なかった日数は全体の 1%未満
・2013年 太陽黒点が出なかった日数は全体の 0%
・2012年 太陽黒点が出なかった日数は全体の 0%
・2011年 太陽黒点が出なかった日数は全体の 1%未満
・2010年 太陽黒点が出なかった日数は全体の 14%
・2009年 太陽黒点が出なかった日数は全体の 71% (260日)
・2008年 太陽黒点が出なかった日数は全体の 73% (268日)
・2007年 太陽黒点が出なかった日数は全体の 42%
・2006年 太陽黒点が出なかった日数は全体の 19%


「 0%」というのは、「黒点が出ない日はなかった年」で、つまり、2012年から 2015年頃は、毎日太陽に黒点が出ていたことになります。

そして、2018年から段階的に太陽黒点が出現しなくなっていき、ついに、この 10月26日に新しい記録が生まれました。

昨日までの時点で、黒点が出現しなかった日数が 222日となっていますので、今年の12月31日までに、仮に「 1日も黒点が出なかった場合」には、今年 2019年に黒点の出現しなかった日が、

「 287 日」

となり、2008年を大きく超えて、記録的に太陽黒点活動の弱かった年ということになる可能性があります。

実際には、数日程度は黒点が出る可能性のほうが強いですが、それでも、365日のうち、280日前後は黒点が出現しなかった日という数字に収まりそうで、「本当に太陽活動が弱いサイクルだったのだなあ」と改めて認識させられます。

そしてですね。

次の太陽活動は、「これよりさらに弱くなる」という予測を NASA が発表したことを以下の記事で取りあげたことがあり、状況がさらに「深化」していく可能性が強いのです。


Solar Activity Forecast for Next Decade Favorable for Exploration
NASA 2019/06/12

次の10年間の太陽活動は、宇宙探査にとっては有利なものであると予測される

NASA のアポロ計画の最後の宇宙飛行士たちはラッキーだった。このように書いているのは、彼らが、この月に飛行するミッションに選ばれたというだけの理由ではない。

このアポロ最後の飛行では、その途中で発生した宇宙飛行にとっては非常に悪い宇宙天気の被害を免れたからだ。

1972年8月、アポロ16号とアポロ17号のミッションの途中、巨大な太陽嵐が発生した。それと共に、危険な放射線が爆発的に宇宙空間に放出されたのだ。

地球上にいる私たちは、磁場によって、この太陽の放射線から保護されているが、宇宙空間では、その保護が少ないために、宇宙飛行士たちにとっては危険な状態となる。

今後の NASA の有人宇宙ミッションを計画する中では、このような宇宙天気を的確に予想する能力が必要となる。たとえば、NASA が、2024年までに再び月面への有人着陸を目指すアルテミス計画においては、ますます重要だ。

アルテミス計画は、月面に初めて女性を送り、そして次に男性を送ることになっている。

現在進行中の NASA の太陽活動に関する研究は、太陽活動の予測に対して信頼できる新しい方法を見つけた可能性がある。

太陽活動は 11年周期で増減するが、NASA の研究所の科学者の最近の研究では、「次の太陽サイクルは、過去 200年間で最も弱くなる」と推測された。

太陽活動レベルは、黒点の数で測定されるが、次のサイクルの黒点数の最大値は、現在のサイクル 24より、さらに 30〜 50%低くなる可能性がある。

この次の太陽活動(サイクル25)は、2020年に始まり、2025年にその活動最大期に達することを示している。

太陽黒点は、地球の何千倍も強い磁場がある太陽表面の領域だ。太陽活動最大期においても、太陽活動が弱いことにより、その黒点の数が少ないということは、それだけ、太陽フレアなどの危険な放射線の爆発が少ないことを意味する。

この新しい研究は、カリフォルニア州シリコンバレーにある NASA エイムズ研究センター内の「ベイエリア環境リサーチ研究所」の科学者であるイリーナ・キチャシュビリ (Irina Kitiashvili)研究員によって主導された。

研究では、NASA の2つの太陽観測ミッションである太陽観測衛星 SOHO と太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリーのデータと、そして、アメリカ国立太陽観測所の 1976年からのデータをすべて照会した。

太陽の活動を予測するために研究をする科学者たちの前に立ちはだかる問題としては、私たちは、いまだに太陽の内部の働きを完全には理解していないということがある。さらには、太陽の奥深くに出現する現象のいくつかの要因は特定できない。

そのため、それらの現象は、太陽黒点のような太陽の表面上に出現する現象の測定から推定しなければならない。

今回のキチャシュビリ氏の研究方法は、これまでの太陽活動の予測の推定法とは異なるものだ。これまでは、太陽の磁場活動の強弱は、黒点の数からあらわされた。

しかし、新しいアプローチでは、太陽の表面に現れる磁場の「直接観測」のデータを使用した。これは、過去4回の太陽活動サイクルの間のデータだけが存在する。

この 3つの太陽の観測源からのデータを、その内部活動の推定値と数学的に組み合わせることで、黒点数か、磁場の観測かを、それぞれ単独で使用するよりも信頼性が高くなるように設計された予測が生成された。

研究者たちは、2008年にこの方法を用いて予測をおこなった。それ以降、 10年間にわたって現在の太陽サイクルが展開し、このサイクルが終わろうとしている今、この方法による予測を評価できる段階となった。そしてこの方法は、太陽の活動の最大値の予測と、その時期について、現実とよく合致していた。

太陽がどのように振る舞うかを知り予測することは、深宇宙に進出する私たちの次の宇宙探査のために、宇宙飛行士たちを保護するための重要な洞察を提供することができる。

NASA は現在、今後 5年間のあいだに、アメリカの宇宙飛行士たちを、月の南極に着陸させる準備を続けている。

そして、今後 10年間の太陽活動の予測は、宇宙天気は非常に静かになる見込みで、宇宙探査には絶好の機会だといえる。


ここまでです。

私は今は、宇宙探査というものへの興味をほぼ完全に失っていますので、「アルテミス計画」という、月に女性と男性を送る計画があることも知りませんでした。

それにしても、NASA の予測による太陽活動の弱さは、事前に予測していた以上のものでした。

文中に、次のサイクルの太陽活動は、今より「30〜 50%低くなる可能性がある」とありますが、今のサイクルの太陽活動もとても弱かったのです。

今回の NASA の研究者の方の方法は新たなものということで、精度も高いものとなっているようですが、冒頭に示しましたグラフを再度示しますと、過去 200年の太陽活動と比較して、次のサイクル25は「現在のサイクル24の半分くらい」の活動しかないことが予測されています。

sunspot_numbers-nasa-1610-2019.jpg

これを最近の太陽活動のグラフで大きく示してみますと、以下のようになります。サイクル24が唐突な感じで弱い太陽活動となっているのですが、次のサイクル25は、「この半分くらいにまで下がる」というのです。

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以前にも、太陽活動が「今後弱くなる」という予測は、さまざまになされてきました。

その中で際立っていたのが、ロシア人科学者たちによる複数の研究でした。

Russian scientist: 'The new Little Ice Age has started'
SOTT 2016/10/28

ロシアの科学者 : 「新しい小氷期はすでに始まっている」

地球温暖化に懐疑的な新著『エビデンスに基づく気候科学』(Evidence-Based Climate Science) : 地球温暖化の主要な要因が CO2 排出によるものだという点に反論する数々のデータ

ロシア・サンクトペテルブルクにあるロシア科学アカデミーの天体物理学者であり、ロシア・プルコヴォ天文台の宇宙研究所所長でもあるハビブッロ・アブドゥッサマトフ(Habibullo Abdussamatov)博士は、新しくリリースした新著の中で以下のように述べている:

1990年以来の太陽は、全太陽放射照度(※物体に時間あたりに照射される面積あたりの放射エネルギー量 / TSI )において、太陽の「準 200年周期変動」の中での減少期の期間にある。

1990年以降の地球が吸収した放射照度の減少は、それは、世界の海洋の熱循環が緩慢であるために、以前の高いレベル時に地球から宇宙空間に放出された長波放射によっても補填されていないままである。

その結果、地球は、年間の平均エネルギー収支と、長期の熱的条件の悪影響が続いており、そして、それは今後も続いていくだろう。

新しい小氷期の準 100年周期の時代は、第 24太陽活動(サイクル 24)の活動最大期だった 2015年の終わりに始まった。

太陽活動の極小期の始まりは、サイクル 27の前後 ± 1 (サイクル 26から 28まで)になると予測される。

そして、西暦 2060年 ± 11年 ( 2049年から 2071年の間)に、新しい小氷期の最も凍結する時代(最も気温が低い時代)が始まる。

メキシコ湾の海流の流れの段階的な弱体化は、西ヨーロッパにおいての領域において寒冷化が強くなり、それは米国とカナダの東部にもつながる。

フィードバック効果の連続と共に、太陽活動の準 200年周期のサイクルの変化による太陽放射照度は、温暖化から小氷期へと気候が変動していくための根本的な原因である。


次の太陽活動周期が始まる来年からしばらくは、今と同じような、あるいはもっと強力に「極めて弱い太陽活動が続く」という可能性が高くなっています。

以下は、NASA が発表した、これまでの太陽活動(黒点数)の推移と、今後の予測です。

西暦1750年から2030年までの太陽活動の推移(2019年からは予測)
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この予測では、これから始まるサイクル25は、これまで続いたサイクル24の半分ほどしか黒点が出ない予測となっています。

予測通りになるとすれば、これほど黒点が少なくなるのは、1800年代初頭に約 40年間続いたダルトン極小期と呼ばれる太陽黒点の少ない時代まで遡るほどのものとなりそうです。

このダルトン極小期は、世界中で気温が低下した状態が 40年間近く続きましたが、次の太陽活動の際にそのようなことになるのかどうかまでは今はわかりません。

なお、「記録的な黒点の少なさ」だった、先ほどもご紹介した 2008年から 2010年くらいには、その時にも、太陽黒点の少なさについて非常に多く報じられていました。

・太陽の黒点が約100年ぶりにゼロに、地球の気候に大影響か (2008年9月4日 GIGAZINE)
https:●//gigazine.net/news/20080904_sunspot/

・太陽黒点がやっと出現:異例の「太陽活動低下」は今後どうなる? (2009年9月28日 WIRED)
https:●//wired.jp/2009/09/28/太陽黒点がやっと出現:異例の「太陽活動低下」/

・太陽の黒点が消えた2年間の理由 (アストロアーツ 2011年3月4日)
https:●//www.astroarts.co.jp/news/2011/03/04sunspot/index-j.shtml

2011年になってからは、太陽の「磁場」に異変が起きていることを、JAXA の太陽観測衛星「ひので」などが観測したことが報じられました。
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以下は、2011年9月2日の読売新聞の報道からの抜粋です。

地球環境に変動?太陽北極域で異例の磁場反転
読売新聞 2011年09月02日

宇宙航空研究開発機構の太陽観測衛星「ひので」が、太陽の北極域で磁場が反転し始めた様子を観測することに成功した。

太陽の北極、南極の磁場は約11年周期で反転することが知られているが、今回は予想時期より2年も早いうえ、南極域では反転が見られないなど異例の様相を呈している。地球の環境変動につながる恐れもあるという。

磁場の反転と、太陽の黒点数増減の周期は、通常約11年で一致していたが、2009年初頭まで続いた黒点の周期は12・6年に延びた。

活動周期が延びる時期は、地球が寒冷化することが知られている。

研究チームの国立天文台 常田佐久教授は「観測されたことのない事態だ。地球環境との関係を調べるため、太陽活動を継続的に監視していく必要がある」と話す。


そして、翌年の 2012年には、異変が極まってきた感があり、日本の国立天文台が、

「太陽の極が 2つから 4つになった」

と発表するに至ります。

つまり、太陽は、以下のようなことになっちゃったのです。

国立天文台が発表した2012年の太陽の変化
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太陽も地球と同じように、北に磁極としての北極があり、南に磁極としての南極があるのですが、それが「 4つになってしまった」のでした。

以下は、そのことを報じた 2012年の読売新聞の報道です。

太陽磁場、来月に4極化か
読売新聞 2012.04.20

国立天文台などは(2012年4月)19日、 5月にも太陽の磁場が反転し、北極と南極にN極(プラス磁場)、赤道付近に二つのS極(マイナス磁場)が出現する「 4重極構造」に変化するとの予想を発表した。

同天文台の常田佐久教授(太陽物理学)らは、太陽観測衛星「ひので」を使い、磁場データを分析。2011年 7月以降、北極の磁場がS極からN極に反転し始めたことを確認した。

一方、ほぼ同時に反転するはずの南極はN極のままで変化せず、 4重極構造が確実視される状況となった。


2009年頃ですが、その頃、これらの太陽の異変についての数多くの報道を見ているうちに、「太陽を中心とする何か大きな変化」と感じまして、太陽について何も知らなかった私が、少しだけ勉強したりし始めたのも、この「太陽の異常」を知ることになってからでした。

しかし、その後のこの地球の約 10年間の「異常」の中心は、太陽だけの問題ではなく、もはや書くまでもないような「自然の変化」が激しく、そして、日本は今もその自然災害や気温や気候の影響を最も強く受け続けている場所のひとつです。

太陽活動と気象や天候が非常に密接に関連していることは、このブログでもよく取り上げさせていただいていますが、特に、歴史的には、

太陽活動は、「気温」と「降雨量」に強く関係する

ことが今では科学的に明らかとなっています。

ただし、「太陽活動がこうなると、このように変化する」という単純な図式を書くことはできず、地域や季節によって異なるものですので、「これからの日本の気候はこうなる」というような単純なことは書けません。

しかし現時点で、日本の気象は、降雨量だけ見てみても、もう過去とはちがったものとなっていることがはっきりしていまして、そして、

「このような異変は今後も拡大する」

と言えると思われます。

それが、単に雨量が増えることだというようには言いません。

しかし、これまでの常識とはちがう自然の状態が、今後さらに進むと思われる「太陽の異変」の中で、進行していくのではないかと思われます。

ところで、太陽活動がこのように弱いのですから、太陽からの磁気嵐も非常に少ないと思われるかもしれないですが、実際には「太陽からの磁気嵐は恒常的になっている」というのが現実です。

10月26日にかけても、地球は G2クラスという下から 2番目の規模にあたる磁気嵐に見舞われていました。

この理由は、やはり何度も取りあげたことがありますが、

「太陽表面に、コロナホールという領域が日常的に発生するようになったから」

だと思われるのです。

以下の写真は、今日( 10月27日)の太陽の様子です。黒い部分は、すべてコロナホールです。

2019年10月27日の太陽
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この黒い領域からは、磁気が噴出し続けており、それが地球にもたらされます。そのために、地球はかなり日常的に何らかの磁気嵐に見舞われ続けているというようなことになっているのです。

このコロナホールというものは、二年ほど前までは「太陽の両極周辺(北極と南極のあたり)」にしか出現しないものだったのですが、今は上の写真のように、どこにでもコロナホールが出現するようになりました。

これについて初めて記事にしたのは、以下の 2018年12月の記事ですから、太陽がこのようにコロナホールだらけになったのは、つい最近のことだと言えそうです。

「半分、黒い。」 磁気を噴出するコロナホールが太陽の大部分を占める異常な状態が「定着」し、人類が太陽からどんな影響を受けるのかがもはや分からない

太陽観測衛星から撮影された12月6日の太陽。ほとんど半分黒いのです
coronal-1206.jpg

太陽が「本格的におかしい」と多くの人が感じ始めていたことを記事にしたのは、2018年 5月の以下の記事でした。

Solar modulation of galactic cosmic ray flux on the wane? Something extraordinary is happening
watchers.news 2018/05/09

太陽活動の変化による銀河宇宙線への影響が消えた? 何か異常なことが起きている

コロナホールの出現が現在の太陽活動である「サイクル23」の間に話題に上がることはあまりなかった。しかし、次のサイクル24では違うかもしれない。

2013年8月はじめ、米フォックスニュースの記者が、科学誌ディスカバリー・マガジンに、以下の巨大な太陽のコロナホールについて、これがどのようなものかを質問したたことがある。この時期は、サイクル23の活動最大期の狭間だった。

2013年7月13日の太陽(NASA)
2013-0718-chole.jpg

その後の数年間、コロナホールは出現し続け、ニュースやインターネット上の記事では、散発的にコロナホールに関しての記事が取りあげられることがあった。

それは、過去の太陽活動の極小期に見られたものよりも、はるかに大きなコロナホールが太陽活動の「最大期」に出現していることについてのもので、「巨大な穴」というような見出しで報じられていた。

しかし、実はその頃すでに太陽のコロナホールは「何かが普通とは違って」いた。

以前の太陽サイクルでは、巨大なコロナホールは、太陽の極域(※ 北極や南極に近い部分。写真では上部や下部)に出現した。太陽の極域にコロナホールが出現することは、以前からよく観測されていたことで、珍しいことではない。

ところが、この 2013年頃から出現し続けていたコロナホールは、太陽表面の中央部分(写真で横の部分)に現れ続けたのだ。

2016年5月の終わり頃にかけて、太陽上に巨大なコロナホールが周期的に何度も出現し始めた。

この際にも、メディアでは「巨大な」、あるいは「広大な」という表現の見出しの記事が出された。英国のあるメディアでは「太陽がバラバラになった (The Sun is Ripping Apart!)」という表現さえしていた。あるいは、「デススターのような形をしたコロナホール」と伝えているメディアもあった。

これらの記事の表現は誇張ではないかもしれないが、しかし、実は、問題はそのようなことではない。

そして、実際には、現在の太陽周期活動に起きていたコロナホールの異常性について、過小評価されていると思えてならないのだ。

下は、非常に顕著な様相を見せたもののひとつで、2016年10月25日の太陽のコロナホールだ。

2016年10月25日の太陽(NASA)
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私は、このコロナホールを見た後、スペースウェザーの過去記事のすべての太陽画像を検索し調査した。その結果、以前の太陽活動極小期が続いていた 2007年と 2008年、そして 2009年の 3年間のすべての太陽画像において、この 2016年10月25日のような「巨大な」コロナホールは見当たらなかったのだ。

私は、NASA の科学者の「過去の太陽活動最大期には、太陽フィラメントの爆発が頻繁に起きていた」という言葉を引用した知人から送られてきた電子メールを思い出した。

それは、コロナが「何らかの影響により太陽表面から "はがされて" いる」ことを述べたものだった。

おそらくは、2016年頃から頻繁に出現している巨大なコロナホールは、私たちが想像している以上に「普通ではない」ものなのかもしれない。しかし、それを理解するほど、私たち人類の太陽観測の歴史は長いものではないかもしれないともいえる。

つまり、これらの巨大なコロナホールは本当に異常な「何か」を示しているものなのかもしれないし、そうではないかもしれない。

さて、しかし実は、今回の記事の本題はこれらのことではないのだ。

太陽のコロナホールは、高速の太陽風の発生源となる。

そして、太陽風と銀河宇宙線(GCR)との間には逆の関係があることが広く知られている。つまり、太陽からの太陽風が強い時には、通常、宇宙線の流れは低下する。

今回の記事のタイトルで言及した「何か異常なこと」というのは、これと関係している。

じつはこの数日間、「太陽風と宇宙線の逆の関係」が崩壊しているのだ。

今の太陽にもコロナホールがある。下がその画像だ。

2018年5月7日の太陽
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この太陽の表面を覆い尽くす巨大なコロナホールは、2018年5月5日以来、秒速 700キロメートルを超える太陽風を生成している。

通常は、このような強力な太陽風に直面した場合、銀河宇宙線は約 2%の大幅な低下を示す。

ところが、「それが起きていない」のだ。

データを見ると、太陽風も銀河宇宙線もどちらも上昇しているのである。

私は科学者ではない。あくまでコンピュータプログラマーであり、太陽の専門家ではない。しかし、私は過去 5年間にわたり、スペースウェザーのデータと、フィンランド・オウル大学の宇宙線観測ステーションのモニターを毎日徹底的に調べた。そして、太陽活動と銀河宇宙線の関係を研究した。

その中で、私が他の人々と共に気付いたことのひとつに、太陽活動が長い活動休止状態の後に「プロトン事象(陽子密度が高い太陽風)」が発生した時には、巨大な地震が起きることだ。

実際、2018年2月16日のメキシコの M7.5 の地震の直前にそれが起きていて、私は大きな地震が発生すると予測した。これは地震の予測の自慢しているのではなく、現実として、インターネット上には多数の、いわゆる専門家ではない観測者たちがいて、それらは主観的科学の観測とは違うものであっても、そこにメリットがないわけではないということを言いたいだけだ。

少なくとも過去 5年間に関しては、主流の科学者たちの多くが太陽風と宇宙線の関係を綿密に観察してきたかどうかは疑わしい部分がある。

過去 30日間のフィンランド・オウル大学の宇宙線ステーションのチャートは次のとおりだ。

gcr-now2018.jpg

過去数日では、銀河宇宙線の数値は 6700付近の直近のピーク値に止まっている。本来なら、現在のような強力な太陽風にさらされている中では、銀河宇宙線は、2%、あるいはそれ以上に下がるのが普通なのだ。これは、過去「必ず」起きてきた。

しかし、今回はそれが起きていない。

このようなことを、少なくとも私は過去一度も見たことがない。

このようなことが続くと、どうなるのか。それはわからない。わからないにしても、興味は湧く。

なお、宇宙線は(雲の生成と関係しているため)その量は極端な降雨と関係する。これに関しては主流の科学でも認められていることであり、宇宙線の増加は極端に多い雨と関係していると考えられている。

現在の世界での極端な悪天候や雹や洪水、異常な雲や竜巻、そして、火山活動や地震……。

何か普通ではないことが始まっているのかもしれない。


この記事で問題としたのは、

かつては太陽で、その極地以外には、ほとんど出現することのなかった「コロナホール」と呼ばれる磁気を放出する領域が、異様なほど頻繁になり、その面積も拡大し続けている。

ということでした。

少なくとも、2015年頃までは、小さなコロナホールでも出現すること自体が比較的珍しいことだったのです。

たとえば、上の記事で翻訳してご紹介した海外のサイトの記事では、著者は以下のように書いていました。

私は、現在の太陽周期活動に起きているコロナホールの異常性については、過小評価されていると思えてならない。

たとえば、下の写真は、2016年10月25日の太陽のコロナホールで、非常に顕著な様相を見せたもののひとつだ。

2016-1025-chole.jpg

このような巨大なコロナホールを私は見たことがないと感じ、このコロナホールを見た後、スペースウェザーの過去記事のすべての太陽画像を検索し調査した。

その結果、以前の太陽活動極小期が続いていた 2007年と 2008年、そして 2009年の 3年間のすべての太陽画像において、この 2016年10月25日のような「巨大な」コロナホールは見当たらなかったのだ。(The Watchers 2018/05/09)


この方は、前回の太陽活動極小期の「3年間分の毎日の太陽の写真」、それは数としては、1095枚となりますが、それを全部見て、

「こんなコロナホールはひとつもなかった」

と確認したことを書いています。

このように、上のような巨大なコロナホールは、太陽観測衛星による記録が残っている分には「基本的に存在しない」ものでした。

ところが。

今では、そんなものは「出放題」なのです。

「放題」といえば、食べ放題とか、野菜を袋に詰め放題とか、いろいろとありますが、本当に頻繁に出現し続けています。

2018年の 10月にも以下の記事で、このコロナホールの異常について書いています。

太陽表面の異常が顕著になって久しいですが

現在、太陽表面に出現しているコロナホールは冒頭の写真のものですが、文字などを入れていない状態で示しますと、次のようになります。

黒い部分がコロナホールで、現在、ほぼ地球に正面の位置に向いてきています。
coronalhole-sdo-1006.jpg

コロナホールとは、低密度のプラズマ領域とされている場所で、黒く見えるということはともかくとして、この場所は、

「磁場が開放されている領域」

となります。

つまり、ここから太陽の磁気が、宇宙空間にどんどん放出されている場所ということになるのです。

それで、現在、この巨大なコロナホールが地球に向いているということは、地球はあと2、3日のうちに「磁気嵐の渦中となる」ことを意味します。日本では 2018年10月8日頃から地磁気の影響が多少出るかもしれません。

このコロナホールの長さは、約 90万キロメートルとされていて、もう少し発達すれば、100万キロメートルの長さの、今年の記録では最大級のものとなります。

そして、どうにも、さらにこの「コロナホールの異様」は、さらに進行しているように見えて仕方ないのですよ。

冒頭には、今日 12月6日の太陽の写真を載せていますが、今現在のコロナホールの様相が顕著になってきて、もう2週間以上になります。

今年だけでも、そういう期間は何度もありました。

現在のコロナホールの状況としては、11月20日頃までは、太陽には特に顕著なコロナホールは見当たりませんでしたが、その後「 長さ 100万キロメートルクラス」のコロナホールが出現し始め、どんどん面積を拡大していきました。

下の写真は、11月20日から 3日位ずつの太陽の変化の様子を示したものです。

2018年11月20日から 12月3日までの太陽表面の様相の推移
11月20日過ぎから太陽を分割するような派手なコロナホールが出現し始める
corona-hole-1123.jpg

どんどん面積が大きくなります
corona-hole-1130.jpg

12月はずっと太陽の半分くらいが黒いままです
corona-hole-1203.jpg

数日前には、「黒点がないのに、つまり太陽フレアが起こりようがないのに CME (コロナ質量放出)が発生した」という事象も太陽で起きています。

この CME は地球方向に向いていたため、地球が磁気嵐の直撃を受ける可能性がありましたが、先ほど、NOAA (アメリカ海洋大気庁)が、「直撃は避けられた」と述べていまして、今回のコロナ質量放出による地磁気の影響はないようです。

しかし、コロナホール自体が地球に磁気の影響を与えているということもあるのか、黒点などほとんど出ていない日々の中でも、磁気による現象であるオーロラは、非常に活発に出現し続けています。

少し前ですが、11月19日には、

「虹色のオーロラ」

などという、私自身、聞いたことがない色彩のオーロラがノルウェーのトロムソで観測されていました。

2018年11月19日 ノルウェーで撮影された虹色のオーロラ
rainbow-clorored-auroras.jpg

なぜ、このような色のオーロラが出現し得るのかということについては、スペースウェザーは以下のように説明しています。ちなみに、一般的には、オーロラという現象は「圧倒的に緑色が多い」です。

オーロラの色についての説明

オーロラの色は、地球の大気中の特定の原子や分子と関連する。

オーロラで多い「緑」は、上空 100 kmから 200 kmの間の高度で酸素原子にぶつかる活発な粒子によるものだ。「赤」は、酸素原子によっても引き起こされるが、緑色と違い、それが上空 200 km以上で起きる。

ピンク色に輝くオーロラには、窒素分子が関係している。これは上空 100 km以下ではピンク色に輝き、窒素イオンは上空 100km 以上で青色に輝く。


要するに、「オーロラが発生する高さと、ぶつかる原子の種類によって、オーロラの色が決まる」ということらしいのですが、そこから考えると、先ほどのような、「さまざまな色にあやどられているオーロラ」というものは、「いろいろな高さで、いろいろな原子とぶつかって発光する現象が一度に起きている」ということになり、そういう意味では、「やや異常な現象」と言えなくもないのかもしれません。

オーロラのほうのことはともかくとして、

「太陽に巨大なコロナホールが頻繁に出現するようになっている」

ということと、

「それは磁気の影響を地球に与えている」

ということもまた今後の人類社会への影響と関係するのだろうなあと思います。

何しろ、現在の太陽のコロナホール現象については、「以前なかったことが、今は日常的に起きている」わけで、しかも、それは一辺の長さが数十万キロから 100万キロメートル以上という、直径 1万2000メートルの地球から見れ、超巨大な現象なわけです。

このように、太陽は過去 10年間ほど、「ずっと異常な状態」でした。

そして今、過去最も太陽黒点の出現が少ない年という記録を作り、来年以降、記録はさらに伸びていく可能性もある中、地球の状態はどのようになっていきますでしょうかね。

最終更新:2019/10/28 22:03

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