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2019/08/22 23:30

妊娠中の女性の「フッ素の摂取」は、お腹の赤ちゃんの「大幅な知能指数の低下」と関係することがカナダの大学の研究で判明

2019年8月20日
fluoride-baby-mother.jpg

フッ素がお腹の赤ちゃんの「脳」に干渉することが明らかに

いわゆる「フッ素」については、過去にも何度か記事にしたことがあるのですが、昨年あたりからの科学的研究では、本人に対しての影響よりも、

「妊娠している女性がフッ素を摂取した場合に、その赤ちゃんの知的レベルに問題が起きる可能性がある」

ということについて、少しずつわかってきています。

今回は、8月19日にアメリカ医師会(JAMA)の小児科専門誌に発表された論文に関して、アメリカの医学メディアの記事をご紹介します。

簡単に書けば、「妊娠中にフッ素を多く摂取していた女性から生まれた子どもは、IQ が大きく低下していた」ことがわかったというものです。

アメリカとカナダでは、フッ素のほとんどは水道の飲料水から摂取されますが、日本では、水道の水にフッ素は添加されていませんので、事情は違いますが、赤ちゃんへの影響の問題ですので、気になる方もいらっしゃるかと思います。

わりと長い記事ですので、先にご紹介します。

なお、このカナダの研究を主導したのは、昨年の以下の記事で、妊娠中の女性のフッ素レベルと、生まれる子どもの ADHD のリスクに強い関係があることを見出した研究に参加していたカナダ・ヨーク大学のクリスティン・ティル准教授という女性の科学者の方です。

2012年7月20日 ハーバード大学の研究者がアメリカ政府機関の学会誌に発表した論文より

フッ素は、動物実験において経毒性を起こす可能性があり、ヒトの大人もフッ素毒により急性神経毒性を起こすことがわかっている。

しかし、フッ素が子どもの脳神経の発達にどんな影響を及ぼすかについては、これまでほとんど知られておらず、個人個人のレベルで、子どもの脳とフッ素の関係の研究が求められてきていた。

(略)

フッ素は簡単に胎盤を通り抜けることができるものだ。つまり、胎内で発達中の脳がフッ素にさらされると、成熟した脳より毒物による障害を受けやすくなり、生涯にわたるダメージにつながる可能性がある。


今回ご紹介する記事は、上にある

> 胎内で発達中の脳がフッ素にさらされると、成熟した脳より毒物による障害を受けやすくなり

という部分が「さらに確認された」というものであり、目新しいものではないですが、最近、カナダとアメリカの複数の大学の研究者たちによる「かつてない規模と期間による調査」であり、また、

「妊娠中のお母さんからフッ素が胎内の子どもにダイレクトに伝わる可能性」

を示したものです。

この「フッ素」は、世界中の多くの国や地域で水道水に添加されていて、アメリカなどでは、年々、水道水にフッ素を添加する地域は増えています。

先ほど地図を載せましたように、主要国で「完全に水道水がフッ化されていない国」は、日本とドイツくらいのもので、あとは程度の差はあっても、水道水にフッ素が添加されています(ただし、現在は西ヨーロッパではほとんどフッ化されていません)。

フッ素を使う最大の「理由」は、「虫歯を防ぐため」というようにされていて、水道水にフッ素を添加していない日本でも、たとえば、歯磨き粉などには、ほとんどがフッ素が入っていますし、歯科でも、積極的にフッ素を使うところもあります。

実際には、「フッ素に虫歯を抑制する効能はない」と主張する医師や科学者たちも多いのですが、しかし、ここでは、フッ素と虫歯の関係にはふれません。

フッ素が虫歯予防にいいのなら、それでもいいでしょう。

しかし、

「虫歯を予防できても、脳が破壊されるのはいかがなものか」

という話なのです。

2015年頃にはじめてフッ素のことを知って、いろいろと調べて以来、少なくとも、うちの子どもにはフッ素入りの歯磨きは使わないようにしてきました。

もちろん、フッ素は他にも生活の中のいろいろなところに存在しているものですが、今回の話の重大性は、

「妊娠している女性とフッ素の関係」

なのです。

尿で測定したフッ素濃度が高い妊娠中の女性から生まれてくる子どもは、日本でいえば、小学生高学年くらいから「ADHD (注意欠陥・多動性障害)と診断されるリスクが非常に高くなっていた」ことがわかったというものです。

非常に長い追跡データの分析によるもので、この結果自体は、妊娠中の女性の体内のフッ素濃度と、その赤ちゃんの「脳の発達」の間に強い関係があることは疑うことのできないものとなっているように思います。

まあ、フッ素に関しては、いろいろと書きたいこともあるのですが、まずは、その研究結果についての記事をご紹介します。

紹介されていたメディアは専門誌で、難解な医学的表現などもあるのですが、ほとんどをわかりやすい日常的な表現に換えていますので、医学的には不正確な部分があるかもしれません。

Link Between ADHD and High Fluoride Levels in Pregnancy
neurosciencenews.com 20018/10/14

妊娠中の母親の体内のフッ素レベルと、その子どものADHD (注意欠陥・多動性障害)リスクには強い関係がある

カナダ・トロント大学と他の大学の研究者たちによる新しい研究によると、妊娠中の女性の尿中のフッ化物(フッ素)濃度の上昇は、学齢期の子どもの ADHD 様症状の増加と強く関連していることがわかった。

この調査結果は、メキシコで行われている子どもに対しての環境毒性を調査するプロジェクト(Early Life Exposures in Mexico to Environmental Toxicants)の一部としておこなわれ、そのデータが解析されたもので、論文は科学誌「エンバイロメント・インターナショナル(Environment International)」に掲載された。

この研究は、1994年から2005年にかけて、メキシコシティに住む母親と子どものペア 213人のデータを、女性が妊娠して子どもが成長するまでを追跡し分析した。

研究者のひとりであるトロント大学のモルテザ・バシャッシュ(Morteza Bashash)氏は、研究の結果について以下のように述べる。

「今回の調査結果は、母親の胎内で成長する胎児の神経系が、高いレベルのフッ化物の暴露によって悪影響を受ける可能性があるという証拠が最近増加していることと一致しています」

水道水および歯科用製品においては、虫歯を予防するためという目的のために 60年以上にわたり、カナダと米国の数々の地域でフッ素化されている。他の国では、牛乳や食塩もフッ素化されている場合がある。

しかし、近年では、水道水のフッ素化の安全性に関する激しい議論、特に子どもの脳の発達に対してフッ素が与える影響について、研究者たちが問題を探究しており、アメリカでも、国の飲料水に添加するフッ素の基準を示す証拠を提供するよう促している。

この研究の研究チームは、トロント大学とヨーク大学(共にカナダ)、そして、メキシコ公衆衛生研究所、ミシガン大学、インディアナ大学、ワシントン大学、ハーバード大学(以上、アメリカ)の専門家たちが含まれており、母親から得られた尿サンプルを分析し、その母親から生まれた 6歳から12歳の子どもたちの成長を追跡した。

研究者たちは、子どもたちの注意欠陥と多動性について測定し、ADHD (注意欠陥・多動性障害)に関連する総合スコアが提示される様々なテストとアンケートによって、子どもたちの認知力と、母親の妊娠中のフッ化物濃度のレベルの相関関係を分析した。

その際に同時に、出産時の妊娠年齢、出生時の誕生日、性別、妊婦の婚姻状態、喫煙歴、教育と経済状態および鉛への暴露など、神経発達に影響を及ぼすことが知られている他の因子についても分析した。

バシャッシュ氏は以下のように言う。

「私たちの今回の研究による知見によれば、出生前にフッ化物と曝露した子どもたちは、学童期年齢後期までに ADHD の症状を呈する可能性が高いことが示されています。 胎内でフッ化物にさらされることは、その子どもの注意力の欠如や、認知的な問題を持つことと強く関連していました」

ADHD は、小児期に診断される最も一般的な精神障害であり、全就学年齢の子どもの 5〜 9%に影響を及ぼしている。

ヨーク大学の心理学准教授であり、この研究の共同著者クリスタイン・ティル(Christine Till)氏は、「 ADHD の症状は成人期まで持続することが多く、日常生活で害を及ぼすことがあるのです」と言う。

そして、ティル教授は以下のように述べた。

「この研究でわかった、フッ素と ADHD の関係性の背後にある理由を理解することができるようになれぱ、ADHD リスクを軽減するための予防戦略見つけ出すことができるはずです」

ここまでです。

フッ素については、このような子どもへの影響は深刻だとしても、他に、「フッ素は松果体に堆積して、松果体の石灰化に寄与している」ということもあります。

「松果体の石灰化」というのは、高齢者のアルツハイマー病患者の脳によく見られるもので、つまり、フッ素は「認知症とも関係している可能性が高い」ということです。

松果体に関しての英語版 Wikipdia には、「石灰化」の項目があり、以下のように記されています。棒線はこちらで引いたものです。

松果体の石灰化 / Pineal gland - Calcification より

最近のいくつかの研究では、アルツハイマー病や他の認知症において、松果体の石灰化の程度が非常に高いことを示した。

松果体の石灰化はまた、アルツハイマー病の病因に寄与し得る原因と関連していることを示す。

松果体中のカルシウム、リン、フッ化物の堆積物は、脳の年齢と比して、より多くなることを示し、加齢と相関している。


とありまして、このうちの「カルシウム」は、サプリメントで摂取した場合、「少量でも脳の病変を引き起こす」可能性が示されています。

Taking Calcium Supplements Causes Brain Lesions
greenmedinfo.com 2018/10/01

カルシウムサプリメントの摂取が脳病変を引き起こす

カルシウムのサプリメントを摂取することは、たとえそれが少量であっても、脳の病変と関係しているということが、この種の研究として初めてとなる調査によって明らかになった。

しかし、この研究が発表される以前から、ほとんどのカルシウムサプリメントの摂取には考えるべき多くの点があった。

一般的に、多くの人たちは、カルシウムのサプリメントを「骨を強く保つ」ために錠剤などの形で摂取していると思われるが、現実的には、私たち人間は食物からカルシウムを得るようにこの体は設計されているわけで、錠剤でカルシウムを摂取することにはあまり意味がない。

さらに、私たちの骨は生体組織であり、その骨の健全を保つには、カルシウムだけではなく、ビタミン Cやアミノ酸、マグネシウム、ビタミン D、ビタミン Kなどが必要だ。

これらの他の重要な要因を排除して、カルシウムを摂取するということは基本的に意味をなさない。

また、骨粗鬆症や骨減少症の原因が、カルシウムサプリメントを摂取していないからというような理由はない。

過去のいくつかの研究で、カルシウムのサプリメントに使われる石灰石、骨、牡蠣や卵の殻を消費することにより、カルシウムが軟部組織に沈着して心臓発作や脳卒中に至るという可能性があることがわかっていた。

また、高齢になってから若い時のように骨密度を保とうとする目標も危険に満ちていることがわかっており、最も高い骨密度を有する人は、乳ガン発症のリスクが、はるかに高くなるのだ。

質の低い無機質のカルシウムサプリメントは、心血管疾患のリスクを高めることが知られているが、しかし、それだけではない。

マグネシウムとビタミン K2 不足でのカルシウムサプリメントの摂取という因子の組み合わせによって、脳の松果体の石灰化、あるいは松果体以外の脳構造の石灰化の原因となり、最近の研究では、これがアルツハイマー病の発症機序に寄与する因子であるという仮説が組み立てられはじめている。

医学誌ブリティッシュ・ニュートリション・ジャーナルの特集「脳のカルシウム病変」

医学誌ブリティッシュ・ニュートリション・ジャーナル(英国栄養ジャーナル)に掲載された「脳のカルシウム病変」という画期的な研究がある。

(論文:Elevated brain lesion volumes in older adults who use calcium supplements: a cross-sectional clinical observational study)
https:●//www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24787048

この論文のタイトルは、「カルシウムサプリメントを使用する高齢者の脳病変体積の上昇:横断的臨床観察研究」で、この研究では、カルシウムサプリメントが心臓血管疾患に関連することを示す過去の複数の研究と共に、カルシウムサプリメントが「脳病変の発生」と関連している可能性があることを見出した。

これらの脳の病変は、MRI スキャンにおいて、より明るいスポットとして見られ、これは、血流の欠如(虚血)およびその後の神経学的損傷によって引き起こされることが知られている。

下の図が、カルシウムサプリメントによる脳の病変を MRI 撮影したものだ。
culcium-brain-lesions.jpg

まずは、この研究の概要は以下のようなものだ。

脳腫瘍は脳の高信号域(hyperintensities)という用語でも知られており、MRI で観察される損傷領域だ(※ 上記の図の赤い部分)。これらの病変は、高齢の成人では一般的であり、うつ病、認知症、脳卒中、身体障害、股関節骨折および死亡を含む致命的な健康リスクを増加させる。

観察研究では、高齢者 227人( 60歳以上)を対象として、食物とカルシウムサプリメントの摂取量を評価した。そして、病変容積を脳 MRI スキャンで評価した。


そして、この研究の主な調査結果は次のとおりだ。

カルシウムサプリメントの使用者には、非使用者よりも脳においての大きな病変量が見られた。カルシウムサプリメントの影響は、高血圧が脳に与える影響と同等の大きさであり「脳の病変に対しての確立された危険因子」といえるものであった。

この研究では、使用されるカルシウムの量は病変の容積に関連しておらず、「低用量のサプリメントでさえ、高齢者によっては、脳の病変容積が大きくなる可能性がある」ことも分かった。

食生活からのカルシウム摂取量、年齢、性別、人種、教育年数、エネルギー摂取量、うつ病、高血圧などの要因をコントロールした後でさえ、カルシウムをサプリメントで補給することと脳の病変容積との関連は強く保持されていた。


研究者たちは、サプリメントによるカルシウム補給と虚血性脳卒中リスクの増加の関連性についてすでに議論している。

サプリメントによるカルシウム補充は、主に血管の内腔の閉塞に寄与する脂肪沈着物(アテローム)として、血管におけるカルシウム沈着(すなわち動脈の石灰化)に寄与し得ることを示す。

研究者たちは、このプロセスが血流の欠如、およびその後の虚血につながる可能性があると述べる。そして、これは最終的に脳病変の発症につながる。

余分なカルシウムが脳に直接的な神経毒性作用を及ぼし得る別のメカニズムは、過剰なカルシウムの脳細胞への流入であり、これは細胞死を引き起こす。

研究者たちは、サプリメントによるカルシウム補給が脳病変に有害な影響を及ぼす可能性があるという知見の重要性を強調している。

論文では、研究者たちは以下のように論文を締めくくっている。

高齢者のカルシウムを含む食品サプリメントの使用は、通常の食事等から摂取するカルシウム摂取量を管理した後でさえも、より大きな脳病変の体積増加と関連することが見出された。

これらの知見は、カルシウムの用量にかかわらず、高齢者に対してカルシウム補充をすることによる有害な生化学的影響が存在する可能性があることを示している。


そして、上に「フッ化物の堆積」という記述もありまして、カルシウムとフッ化物の摂取は、松果体を石灰化させやすいわけですが、大事なのは、

「高齢者の脳の松果体だけが石灰化するわけではない」

のです。

さきほどの、英語版 Wikipedia には、

> 松果体の石灰化は成人では典型的なものだが、2歳児などの年齢の低い児童たちで観察されることもある。

とあり、赤ちゃんに近い年齢のような幼少期ですでに、松果体が石灰化しているということが実際に観察されているわけです。

子どもたちの松果体の石灰化の理由がわかっているわけではないですが、それでも「外部からの何らかの物質の影響」ということにはなるのではないでしょうか。

「フッ素が引き起こすことが実験や研究で示されたこと」について、すべて研究論文のリンクつきで取りあげています。

そこでは、以下のようなことが確認されています。

過去の研究でフッ素と関係あると医学的研究で認められたもの
・フッ化物が松果体を石灰化する

・フッ化物が関節炎を引き起こす

・フッ化物が腎臓病を引き起こす

・フッ化物は IQ を低下させ、脳の損傷を引き起こす

・フッ化物は男性と女性の繁殖力を弱める

・フッ化物は骨格の健康を弱める(骨格フッ素症)

・フッ化物は心血管炎症およびアテローム性動脈硬化症を引き起こす

・フッ化物は鉛の吸収を増加させる


では、ここからです。

Could fluoride be bad for your baby during pregnancy?
Medical Xpress 2019/08/19

フッ化物は妊娠中の赤ちゃんに悪影響をもたらすのだろうか

カナダの新しい研究は、妊娠中の女性の水道水でのフッ化物への曝露が、胎内の子どもの知能を低下させる可能性があると述べている。

この研究は、トロントにあるヨーク大学の研究者たちが、カナダの 6都市からの 601組の母子のペアの研究に基づいたものだ。この調査では、尿中のフッ化物のレベルが高い妊婦から生まれた赤ちゃんたちは、3歳を過ぎたときに平均 IQ が低い傾向が顕著だった。

平均すると、妊娠している母親の尿中のフッ化物が 1リットルあたり 1ミリグラム増加した場合、その子どもたちは、 3〜 4歳に達するまでに、男児で IQ ポイントが 4.5ポイント低いと研究者たちは報告した。

このカナダの研究で、研究者たちは、妊娠期間中に妊婦の女性たちから尿サンプルを収集し、彼女たちひとりひとりのフッ化物レベルをテストした。また、彼女たちが飲んだ水、お茶、コーヒーおよび他の水道水ベースの飲料に関するアンケートに記入してもらうことによって、フッ化物への女性の潜在的な暴露を追跡している。

その後、彼女たちの子どもが 3〜 4歳になった時、その子どもの IQ スコアを評価し、これらのスコアを妊娠中の母親の尿中フッ化物レベルと比較した。

ヨーク大学で心理学を教える上級研究員のクリスティン・ティル (Christine Till)准教授は、次のように述べている。

「 IQポイントが、平均して 4.5ポイントも低いということは、社会的および経済的に大きな懸念事項だと言えると思われまして、これはとても大きな問題です。私たち科学者は、ヒトの鉛への暴露の重大性について語ることがありますが、それと匹敵するものです」

ティル准教授は、さらに次のように続けた。

「この平均値からは、おそらく、(フッ素の影響によって) IQスコアが 70未満の知的障害の範囲に入る子どもたちが何百万人もいるだろうと考えられます」

この研究は、アメリカ医師会の発行する小児科専門誌「 JAMA ペディアトリクス (Pediatrics)」で 8月19日に公開された。しかし、この研究は、観察的性質を持つため、研究者たちは、現段階では、関連性のみを発表している。

フッ素に関しての論争は、1950年代に北米の都市部の公共水道にフッ素が添加され始めて以来続いており、それは激化しているとティル准教授は言う。

研究者たちによると、アメリカ居住者の 3人に 2人が、現在、フッ素化された飲料水を使用している地域に暮らしている。

カナダでは、38%の人たちがフッ素化された飲料水の地域に住んでいる。なお、ヨーロッパでは、3%に過ぎない。

しかし、今回のような発見があるにもかかわらず、フッ化物の安全性の厳しい再考を促すためには、同様の結果を伴うさらなる研究が必要であると、ハーバード大学医学部の神経学教授である小児神経心理学者のデイビッド・ベリンジャー (David Bellinger)氏は述べる。

ベリンジャー教授は以下のように述べた。

「私の見解では、独立して実施された複数の研究が一貫した結果をもたらす場合は、強力な仮説の事例となり得ます。フッ化物の神経毒性に関しては、まだそこに至っているとは思いませんが、この研究の結果は、その方向へのさらなる研究への刺激となる可能性があります」

「疫学に関しては、いずれかの研究の結果に重点を置きすぎることは賢明ではありませんが、しかし、ティル准教授たちの研究チームは、非常に優れた環境疫学研究をおこなったと言えます」

このカナダでの研究結果を受けて、アメリカ歯科医師会は、以下のように声明を出した。

「公共水道のフッ素化は、虫歯予防に役立つ最も効果的な公衆衛生対策という側面を持っています」

さらに、歯科医師会は次のように声明を続けた。

「水道水のフッ素化は、70年以上の科学的研究と、実務経験による信頼できる証拠の圧倒的な重みを持ちます、それが一貫して示すことは、飲料水のフッ素化は体に対して安全であるということです」

「エビデンスに基づいたフッ素化の研究は、地域の飲料水のフッ化物処理に使用される推奨フッ化物濃度( 1リットル あたり0.7ミリグラム)が公衆にとって有益で安全であることを示し続けているのです」

「しかし、今後、この問題のさらなる科学的研究を私たちアメリカ歯科医師会は歓迎します。そして、より決定的な証拠を実証する方法で、今回の調査結果を再現できるかどうかを確認したいと思っています」

カナダの研究者たちの実験室での研究では、フッ化物は胎盤を通過し、そして、胎盤を通過したフッ化物は、胎児の脳領域に蓄積することを示した。その領域は、脳の記憶と学習に関与する領域だった。

また、フッ化物は、中枢神経系のタンパク質と神経伝達物質を変化させることも示されている。

研究者たちは、妊娠中の尿中フッ化物レベルは、男児の IQ スコアの低下と関連しているが、女児では統計的に有意な関連性は見られないことも見出している。

2017年に、メキシコの首都メキシコシティで、妊娠中の母親の尿中のフッ化物のレベルと生まれた赤ちゃんの IQ スコアの比較に関する研究が行われたたが、その際には、男児女児ともに 6.3ポイントの IQ の低下が関連付けられたがあるが、今回のカナダの研究は、それに続いて行われた。

この結果から、少なくとも妊娠中の女性たちは、フッ化物への暴露を減らすことを検討すべきだとティル准教授は述べる。

そのためには、フッ素化された公共の飲料水を避けなければならないかもしれない。なぜなら(アメリカとカナダでの)成人のフッ化物への曝露の 70パーセントは水道水からとなっているためだ。

ティル准教授は以下のように言う。

「歯のないお腹の中の胎児や、生まれた赤ちゃんたちに、フッ化物の利点は何もありません。むしろ妊娠中の女性がフッ化物の摂取量を減らすことで、赤ちゃんへの害が減ることになり、そして、お母さんがフッ化物の摂取をやめれば、お腹の赤ちゃんたちは元気に健やかに育つはずです」

ここまでです。

この記事の中には、以前の記事以来、確認したかったことが書かれています。

それは以下の部分です。

フッ化物は胎盤を通過し、胎盤を通過したフッ化物は、胎児の脳領域に蓄積することを示した。その領域は、脳の記憶と学習に関与する領域だった。

フッ素は胎盤を通過し、赤ちゃんの「脳の領域」に影響を与えるようなのですね。

カナダのエンバイロンメンタル・ワーキングという環境団体による 2005年の調査ですが、

「アメリカの赤ちゃんのへその緒から 287種類の化学物質が検出された」

というもので、そこから一部抜粋しますと、以下のようなことがわかったのです。

エンバイロンメンタル・ワーキング(EWG)が実施した調査で、二つの主要な研究所の研究者たちは、アメリカの病院で 2004年 8月と 9月に生まれた 10人の赤ちゃんの臍帯中から、平均 200種類の産業化学物質と汚染物質を検出した。テストの結果この赤ちゃんのグループから合計 287種類の化学物質が見出された。

臍帯血から検出した287種類の化学物質のうち、180種類がヒト又は動物に発がん性があり、217種類が脳や神経系に有毒で、208種が動物テストで先天異常又は発達異常を引き起こすことが知られている。

(体内汚染:新生児の汚染物より)


現代の赤ちゃんたちは、ここにありますように、217種類もの、脳や神経系に有毒なものから、まだ胎内にいる時から影響を受けている可能性が高いわけですけれど、その中でも、北米などで最も大きな影響を赤ちゃんに与えているもののひとつが「フッ素」だと思います。

なぜなら、北米では、水道水にフッ素が添加されている地域が多いために、飲み水にしても料理にしても、その摂取量は膨大なものとなっているはずで、今回ご紹介しましたような「影響」が真実ならば、少なくとも、妊娠している間だけでも、フッ素(北米では水道水)は避けるべきなのではないかとも思います。

ちなみに、先ほども書きましたけれど、日本では、水道水にフッ素は入れられていませんので、ふだんの生活で過剰に気にすることはないはずです。

現在、世界の国々で、「水道水にフッ素が添加されている国」は、以下のようになります。

赤が濃ければ濃いほど、「添加されている地域が多い」ことを示します。アメリカやブラジル、オーストラリアなどは真っ赤ですが、これは、全体の 60%以上の人々がフッ化された水道水を使用しているということを示しています。

世界の水道水のフッ化の状況
fluoride-map2015b.jpg

この中で、「フッ化率が 0%の国」は、白で示されていますが、主要国では、日本とドイツだけです。

主要国では、日本とドイツの2カ国だけが、水道水をフッ化していません。

ですので、通常の生活で、私たち日本人が大量のフッ素に曝露する可能性はあまりないですが、唯一、フッ素と「日々の接点」があるのが「歯磨き剤」です。

私自身は、フッ素に関しての記事を書いて以来、ずっとフッ素の入っていない歯磨き製品を使っていて、子どもにもそうしていますが、これがまた探すのが大変なんですね。

普通のスーパーや、ドラッグストアで販売されているものは、ほぼ 100%といっていいほどフッ素が入っています。これは実際にスーパーなどでご覧になるとおわかりになると思います。「フッ素配合」という文字のないものを探すのがどれだけ大変か。

下のグラフは、日本の市販の歯磨き剤で、フッ化が配合されたものの比率の推移を示したものです。2002年頃からは、ほぼ 90%の製品がフッ素配合となっていることがわかります。これは現在も同じだと思われます。

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まあしかし、歯磨き剤は、基本的には食べたり飲んだりするものではないですので、それほど気にするものではないとは思いますけれど、妊娠されている時だとか、あるいは、「認知症の気配がある」といった場合には、避けられるのなら避けてもいいような気もします。

何となく「認知症」と書いたのですけれど、以前、以下の記事で「認知症の人たちの多くの松果体(脳の部位)が石灰化している」ということを記すと同時に、その石灰化を招く原因のひとつが、フッ素だということをご紹介しました。

How to Decalcify Your Pineal Gland (And Why It’s Really Important for Higher Mental Performance)

松果体から石化を除去する方法(そして、それが高い精神性の遂行にどれだけ大事なことか)

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私たちの脳の中心深くに、松ぼっくりのような形をした器官がある。このコーンの粒ほどのサイズしかない小さな器官は、 私たちの睡眠 、行動、意志決定、そして現実を知覚する上で不可欠な役割を果たしている。

そして、この松果体が健全な機能を有していることが、心理的な成長や高いレベルでの行動力、そして精神的な覚醒には不可欠となる。

4部構成のシリーズのこのパート 1では、この松果体が何をしているのか、そして、この松果体が健全に働かないことがある理由、さらに、機能不全の松果体を復元する方法について説明する。

メラトニンと松果体

内分泌系の一部として、松果体は「メラトニン」と呼ばれるホルモンを合成し血流に直接分泌する。

このメラトニンは、睡眠パターンを調節するセロトニン由来のホルモンであり、また、メラトニンは、下垂体からの特定の生殖ホルモンの放出を阻害することにより、男性と女性の両方の生殖器官に影響を与える。

松果体はまた、早過ぎる性的発達を阻害すると考えられており、成人よりも小児においてメラトニンは多く分泌される。 思春期の後、松果体は収縮し、メラトニンの放出は少なくなる。

松果体で合成され分泌されるメラトニンの量は、私たちの目に入る太陽の光の量で決まる。

昼間はメラトニンの分泌は少なく、夜間は分泌が増える。

松果体の石灰化

私たちの脳には、血液と脳の組織液(脳脊髄液)との間の物質交換を制限する「血液脳関門」という機構がある。脳の他の大部分の部位とは異なり、この血液脳関門は松果体を私たちの身体から隔離しない。

その代わりに、松果体は、人体では腎臓に次いで膨大なの量の血流を受けている。

1990年代、英国の科学者ジェニファー・ルーク(Jennifer Luke)氏は、被験者の松果体に高濃度のフッ化物を発見した。

ほとんどの地方自治体の水道水や殺虫剤などによく見られるフッ化物(フッ素)は、体のどの部分よりも松果体に蓄積される。

フッ化物のこの蓄積はリン酸カルシウムの結晶を形成し、「石灰化」と呼ばれる松果体の周囲に硬い殻が形成される状態を作り出す。

松果体が石灰化した場合の科学的に判明している影響

これまでの研究で、松果体が石灰化した場合は以下の影響があることが医学的研究でわかっている。

・メラトニンの産生を低下させる

・睡眠と覚醒のサイクルを損なう

・概日リズム(いわゆる体内時計)の規則を混乱させる


そして、フッ素の添加された飲料水は、松果体の石灰化の主な原因の 1つと考えられている。

また、現代の子どもたちが、フッ素の添加された飲料水の結果として、通常より早く思春期に達していることを示唆する証拠がある。動物試験におけるフッ化物への曝露がメラトニンを減少させ、メスにおいて性的発達を加速させることも見出されている。

これらは簡単に言えば、松果体が石灰化すると、本来の自然との調和が取れず、成長など人間の適切な生物学的機能が妨げられることを意味する。

他にも、この記事では、過去のフッ素に関する多くの研究をリンクと共に示していますが、まあ、一方の意見だけを主張するのもアレですが、いろいろと問題のある結果は出続けてはいるようです。

この記事で翻訳しましたアメリカの記事から一部抜粋しますと、以下のような部分があります。

現在、全世界の国々の飲料水の 50%がフッ化されている。ところが、ほとんどの先進国は水をフッ素化していない。西ヨーロッパでは、全人口のわずか 3%しかフッ化物水を使用していないのだ。

しかし、アメリカでは 74%がフッ化されている。アメリカは、世界の他の地域よりもフッ素化された水を飲んている人が多いのだ。

フッ素は虫歯を予防すると言われてもいる。それが本当ならば、フッ素は本当は悪いものではないのではないだろうか。しかし、これまでの多くの科学的・医学的研究は、フッ化物消費の危険性をより多く示している。下はその論文の一部だ。

・フッ化物が松果腺の石灰化を招く(論文)https:●//www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11275672

・フッ化物が関節炎を引き起こす(論文)https:●//www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/4052272

・フッ化物が腎臓病を引き起こす(論文)https:●//www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21109289

・フッ化物は IQ を低下させ、脳の損傷を引き起こす(論文)https:●//www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18695947

・フッ化物は男性と女性の繁殖力を弱める(論文)https:●//www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8169995

・フッ化物は骨格の健康を弱める(骨格フッ素症)(論文)https:●//www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20858781

・フッ化物は鉛の吸収を増加させる(論文)https:●//articles.mercola.com/sites/articles/archive/2017/06/17/our-daily-dose-fluoride-documentary.aspx


このように、いろいろな研究が示されているのですけれど、虫歯予防にいいという一点の理由から、フッ素は歯科の世界で多用されています。

むし歯予防にいいのか悪いのかという論争はあまりなさそうですので、フッ素は虫歯予防にはいいのかもしれませんけれど、今回のカナダの研究を見ていますと、「そういう問題ではない」ということがハッキリしてきたような気がします。

何しろ、「下がる必要のない人々の知能指数が下がってしまっている」わけですから。しかも、お母さんのお腹の中で、それが起きている。

ティル准教授もおっしゃっていましたけれど、これは、社会的にも重大な影響を与えていると思います。

そんなわけで、フッ素に関しての「お腹の中の赤ちゃんへの影響」については、かなり実態が明らかになった面があります。

水道水がフッ化されていない日本では、過度に気にする必要はなくとも、妊娠されている方や、その可能性のある方、あるいはアメリカなどで暮らしている方などは、少し気にされるのもいいかとも思います。

「歯磨き剤」ですが、以下のものです。

・ラクレッシュ L8020 乳酸菌 マウスウォッシュ

・L8020 ラクレッシュ 歯みがきジェル

フッ素不使用の歯磨きは他にもありますけれど、なぜこれを使っているのかといいますと、この製品は、「殺菌剤も使っていない」のです。マウスウォッシュなどには殺菌剤を使うものが多いですが、それだと、「もともとの口内の細菌環境も死んでしまう」わけで。

腸内細菌環境ということを知った時から、「腸内細菌の環境がそんなに大事なものなら、他の人間の体のどこにでも、本来の大事な細菌環境はあるはず」と思うようになりまして、口内などにしても、過剰な殺菌はできるだけしないほうがいいのかなと探していたら、これがあったのでした。

というわけで、久しぶりとなりましたが、「フッ素」というものについての論文をご紹介させていただきました。

最終更新:2019/08/22 23:30

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