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2019/08/12 19:21

システムは複雑

しかしながら、哺乳動物における遺伝子ドライブは、昆虫における試みよりも実施するのが困難であることが証明されている。

今回のカリフォルニア大学の新しい研究では、研究者たちは CRISPR / Cas9 システムというものを使用した。

これは DNA を正確な場所で切断することを可能とし、細胞自体がゲノムの必要な部分を切断してコピーし、損傷を受けた鎖を修復する。ゲノムのこの領域は失われたものと相同であるべきであり、研究者は、同じ遺伝子の 2つのコピーを得ることができる。

科学者たちは、チロシナーゼ(酵素の一種)をコードする CopyCat と呼ばれる DNA 要素を Tyr 遺伝子に挿入することにより遺伝子組み換えマウスを作成した。

結果として、Tyr はメラニンの合成に関与するチロシナーゼの正しいアミノ酸配列をコードすることをやめ、そしてマウスはアルビノ(白化した個体)になった。

さらに、CopyCat は、同種染色体上に位置する無傷の Tyr 遺伝子に対する Cas 酵素を示すガイド RNA を含み、そしてその切断に寄与する。

しかし、CopyCat のコピーで切断された Tyr 遺伝子を「修復」する代わりに、細胞は DNA の末端をさらに切り取って「縫い付ける」ことができるようになり、「個体にとって望ましくない遺伝子の変異」を引き起こす。

どのようなメカニズムが実装されているのかを知るために、科学者たちは、さらに試行をおこなった。

彼らはコピーした Tyr 遺伝子を持つ黒いマウスと CopyCat を交配させ、さらに白化を引き起こすもう 1つの二重突然変異を持つマウスと交配した。

この場合、3つのタイプの子孫ができるはずだ。つまり、アルビノの遺伝子を持つマウスと、無傷の Tyr 遺伝子を持つ黒いマウス、そしてアルビノの遺伝子とトリミングされた Tyr 遺伝子を持つ白いマウス、およびアルビノと CopyCat の遺伝子を持つ白いマウス……が生まれるはずだ。

しかし、科学者たちは胚における Cas9 の活性化時間を変えると、症例の 86%で CopyCat をコピーすることは、メスの胎児の特定の発達段階でのみ可能であることがわかった。

この研究の結果は、外来哺乳類と戦うために遺伝子ドライブを使用することについて話すにはまだ時期尚早であると科学者たちは述べている。

この方法は、昆虫ほど容易には機能せず、厳しい条件への準拠が必要だ。したがって、少なくともある望ましい効果を達成するためには、実験を継続し、そして方法を改良することが必要だ。それは長い時間がかかるであろう。

そして、科学者たちはこれまで、「遺伝子ドライブは遺伝子兵器になる」可能性が高いことを強調し続けてきた。

そのため、開発におけるすべてのリスクを考慮に入れ、環境や人間への影響として考えられる事象を防ぐ必要がある。

遺伝子ドライブというのは、人為的に遺伝子を改変することで、

「生物種全体を改変することができる」

と考えられている遺伝子技術で、こちらもわりと「狂気の世界」であるのですけれど、この遺伝子ドライブ技術の試験も成功していますしね。

ビル・ゲイツさんが関係すると、わりとよく実験が成功するみたいですので、今回のハーバード大学の実験も、ある程度の「成功」を収めることになるのかもしれないという念はあります。

実験成功後の気象は、どうなっちゃいますかね。

最終更新:2019/08/12 19:21

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2019/08/12 19:09

米ハーバード大学による「高層大気に大量の微粒子を噴霧し、太陽を暗くする」という狂気の実験が、ビル・ゲイツ財団からの莫大な資金提供の中でついに始まる

2019年8月3日の米ゼロヘッジより
dim-sun-program2019.jpg

史上最大の気象介入実験がもうじき始まる段階に

アメリカで「地球を寒冷化に導くための空中エアロゾル散布プログラム」が、名門ハーバード大学での科学者たちを中心に、計画が進められていることをご紹介したのは、昨年 1月の以下の記事でした。

存在しない地球温暖化に対抗するために実施が計画されている「地球の気象への人為的介入 / ジオエンジニアリング」が、さらなる超寒冷化と生態系の壊滅的破壊を招く可能性

2018年1月29日 米ハーバード大学が今年実施する「気象への介入実験」の概念図
planet-cooling-hvu.jpg

気象操作に懸念を表する2018年1月21日の米ラトガース大学のニュースリリース
rutgers-today-0121.jpg

太陽活動はますます沈静化し気温は下がり行く中で、さらに下げたいと?

少し前まで、右横のサイド部分に「今日の太陽」というコーナーがありまして、毎日、太陽の黒点情報を掲載していました。

今はそのコーナーは休止をしています。

その理由は、下のように「毎日黒点0なので、更新してもあまり意味がない」ためです。

最近10日間の太陽黒点数の推移
sunspot-2017-0128.jpg

太陽黒点の数が突然変化した場合に「社会に予期せぬ変動が起きる」ことについては、ずいぶん以前から書かせていただいていますが、もはや、今後しばらくは、「突然黒点が増加する」ということはあまり考えられにくい状況になってきました。

そして、「太陽活動の停滞が招くと考えられるもうひとつの大きな事象」が、

・地球の寒冷化です。

これについては、前に

ミニ氷河期の到来が確定的な中で、「太陽活動と地球寒冷化の関係」についての科学論文の掲載数が2017年だけで100本を超えていた

2017年12月29日地球寒冷化予測に関しての学術論文のグラフより
Cooling-Forecast-Solar-Abdussamatov-2012.jpg

太陽活動と地球寒冷化についての学術論文の数は2017年は120件に達する

今現在、アメリカやヨーロッパからアジアまで、北半球の各地がとんでもない寒波と大雪に見舞われているということもあるのでしょうけれど、英語などのニュースを検索していますと、「ミニ氷河期(Mini Ice Age)」とタイトルにあるものが、とても多くなっていることに今朝気づきました。

2017年12月29日のGoogle ニュース検索より
iceage-now.jpg

太陽自体に興味があったこともあり、いろいろと調べていくうちに、

・現在の太陽活動が過去にないほど弱いこと
・これは過去の寒冷期の時代とよく似ていること


などを知るにいたりました。

そして、その頃から「寒冷期は近いのかもしれない」という思いは確信に変わりました。5年くらい前のことでしょうか。

もっとも、その頃は……まあ今もかもしれないですが、「人為的な原因による地球温暖化」という概念が世の中に跋扈していまして、太陽に関する科学的なデータは隅に追いやられ、よくわからないデータが社会の表面に出てくるようになりました。

しかし、その後、「太陽と地球の気候の関係」の科学的データや過去の資料が次々と出てくる中、寒冷化に関しての科学論文は増加していき、2017年に、科学誌に掲載されたものの中で「太陽活動と地球の気候の関係」に関しての論文は120 本にものぼったたのだそうです。

昨日、アメリカの科学系ブログで、最新の「太陽活動と地球の寒冷化」についての学術論文を一気に紹介しているものがあり、今回はその記事をご紹介したいと思います。

2017年12月28日のアメリカの科学系ブログより
mini-ice-age2017.jpg

オリジナルの記事では、論文から抜粋しているのですが、むしろ難解でわかりにくいですので、箇条書きにしました。

ただ、大量の数式が並んでいて私には理解しようがないものや、書いてある内容も難解すぎてわからないものなどは割愛していますので、記事の中の一部ということになりますが、しかし基本的には、どの論文も書いてあることの根底は同じようなテーマであり、すなわち、

・過去の記録と照らし合わせると、今後数十年間の太陽活動は非常に弱くなる

・それは過去の寒冷化していた歳の地球と似てくる可能性が高い
というものです。

「いつからミニ氷河期が始まるのか」ということに関しての主張はさまざまでして、2020年からという場合や、もう少し後の主張もあります。

それでは、ここから記事です。

7 New (2017) Papers Forecast Global Cooling, Another Little Ice Age Will Begin Soon
notrickszone.com 2017/12/28

ミニ氷河期と地球寒冷化がまもなくやってくる予測に関して 2017年に発表された最新の7つの論文

太陽黒点の減少と、太陽の活動の低下のため、気温は平均で 0.5℃〜 0.7℃下がる

太陽活動の変化による地球の歴史と現代の気候変動への影響との関連について、2017年には 120もの論文が科学誌に掲載された。

低い太陽活動(これは太陽黒点が少ないことを意味する)と、それによる雲の増加(雲は宇宙線によって調節されるため)が地球の寒冷傾向と大きく関係していることについての理論がますます確立されている。

この数十年、地球は非常に高い太陽活動の期間であったが、この高い太陽活動が、この過去 10年から 100年間の地球の温暖化期間を出現させた。

しかし現在、多くの太陽科学者たちが、今後数年間( 2020年から 2025年頃までに)のあいだ、非常に低い気温活動の期間が始まることを予測しており、その確信は次第に強まっている。

今回は、最近発表された地球寒冷化に関してのいくつかの論文の内容を列挙する。

論文「惑星系の軌道間のコントラスト解析と太陽活動の周期性」より

Contrast analysis between the trajectory of the planetary system and the periodicity of solar activity

・惑星系の周期的運動と太陽活動の周期は、その2つが 179.5年の周期変化の規則を持つことを示している。

・規則的な軌道は太陽活動の高周期に対応し、無秩序な軌道は太陽活動の低周期に対応する。したがって、惑星系の動きと太陽活動と地球規模の気候変動には一定の関係があることがわかった。太陽の動きと地球規模の気候変動の周期的な傾向を解釈するためには、惑星系の動きを使用することができる。

・現在、太陽は極端に低い太陽活動の期間であり、今後、極小期に向かう。西暦 1000年以来、地球は 6回の太陽活動極小期を経験している。それは、(1040-1080 年)、中世の小値(1150 1200 年)、(1270-1350 年)、(1430-1520 年) 、マウンダー極小期(1620-1710 年)、ダルトン極小期(1787-1843 年)となる。そして、惑星系の軌道は、その 6つの長い太陽極小の間に乱れていたことがわかっている。

論文「コーカサス地域の気候変動における長期的傾向 」より

Long Term Trends in Climate Variability of Caucasus Region

・様々な科学者たちによって推定された 1610年以降の総太陽放射照度は、マウンダー極小期に最小値を示して以来、約1.3W / m2の増加を示している。これは、地球の総土質量を考慮に入れると、膨大な量のエネルギーだ。

・黒点が多くなる場合、太陽の明度が増加し、太陽風が地球を暖める傾向があるために、地球の大気に多くのエネルギーを送る。太陽活動は地球に多くの点で影響を与えることは確かだが、まだ理解されていないものがある。

・アメリカ国立地球物理データセンター.(NGDC)の予測によると、次の太陽活動周期であるサイクル 24と 25は非常に弱くなる。これは、数値からの計算では、平均 0.5 〜 0.7℃の地球の温度低下につながると考えられており、特に北半球では大気の温度が低くなる。スイスのジュネーブでは 1.5℃低下すると予測される。

論文「全太陽放射の変動に対する太陽系振動の影響 」より

The Influence of Solar System Oscillation on the Variability of the Total Solar Irradiance

・西暦 1000年から現在までの太陽活動極小期と地球の気候とには密接な関係があり、過去のデータは、黒点の少ない太陽活動の減少期は寒冷期が続き、多くの黒点がある高い太陽活動の時期は暖かい気候の期間と関係していた。

・1940年に始まった、宇宙線同位体データと黒点データを用いた研究によれば、現在(1940年から 2000年)は、太陽活動の最大の活動レベルを記録した比較的稀な事象の期間だった。

・現在と同様に高いレベルの太陽活動が観測されるのは、今から 4000 〜 8000年前になる。

・過去 11,500年間の期間では 27回の太陽活動極小期が確認されており、それは全体の期間の 17%を占める。

・過去約 1000年間のあいだのすべての太陽指標は、1920年から 1940年の間に太陽活動レベルが最も高かったことを示す。

・西暦 1700年から 2013年までの時間では、1760年、1840年、1930年、2000年に太陽活動レベルの最大値を示しており、これは約 80年ごとに太陽活動の最大値が出現することを示す。

論文「 過去3000年間の太陽活動と二重の原動力の強化」より

Reinforcing the double dynamo model with solar-terrestrial activity in the past three millennia

・太陽活動周期であるサイクル 21からサイクル 24の分析から得られた太陽磁場振動の 2つの固有ベクトルのサマリー曲線を使用して過去と現在を比較した。その結果、私たちの研究では、2020年から 2053年にかけて、太陽の活動極小期の発生を確信した。

論文「 宇宙線と太陽活動と地球の気候変動」より

Cosmic rays, solar activity, and changes in the Earth’s climate

(訳者注 / この論文は数式が並びまくっていて、理解できなかったので、翻訳はできないですが、数値の証左はともかく、そこから計算されたのは下のグラフということになります)
cooling-decades-2023.jpg

論文「政策の定義の基準となる太陽活動周期あるいはエルニーニョ南方振動」より

The Solar Cycle or El Nino Southern Oscillation (ENSO) as a Criterion for the Definition of Public Policies

・提示された資料と論議された論考を分析することから、太陽活動の周期は、長期的に地球の気候条件に影響を与えると結論付けることができる。太陽活動周期のサイクル5とサイクル24の類似点に基づけば、次の太陽活動周期であるサイクル24から サイクル25に対応する 2022年から 2034年は寒冷期間が長くなると予想される。

きりがないですので、このあたりまでとさせていただきますが、こういうような科学論文が1年間で 120も科学専門誌に掲載されていたという現状についてお知らせしたかったというようなことだとご理解いただければ幸いです。

という記事を書かせていただきまして、そのタイトルにありますように、2017年の科学界では、

「今後の太陽活動の停滞が地球の寒冷化を導くと予測する科学論文だけで 2017年には 100本以上も発表されていた」

という事実があるのです(2016年も 130本ありました)。

数が多いから正当な意見だと言う気はないですが、これからの太陽活動の停滞が「長い地球の寒冷化を招く」という意見を持つ科学者が、世界中にこんなにたくさんいるという事実は、少なくとも、「そういう考えにも、ある種の合理性がある」とは言えるのではないでしょうか。

現実としては、今年から始められる「気象に関しての大規模な科学的試行」のひとつは、いわゆるジオエンジニアリングというものの実行で、ジオエンジニアリングというのは直訳すれば「地球工学」となりますが、実際には、地球の気象に人為的に介入することを言います。

これは最近出た言葉ではなく、ずいぶん昔からありますが、たとえば、8年前の日本経済新聞の下のような記述がわかりやすいのではないでしょうか。

気候変え地球を冷やす ジオエンジニアリングに脚光
日本経済新聞 2010/06/04

ジオエンジニアリング(地球工学)という言葉をよく聞くようになった。地球の気温を下げるために、人工的に雲を増やしたり、空に微粒子をまいたり、宇宙に太陽光を反射する鏡を置いたりするといった各種の気候改変の技術を指す。

こういうことをジオエンジニアリングというのですが、今年おこなわれようとしているのは、上にあるうちの「空に微粒子をまく」ほうで、具体的には、

「大気中への化学物質の散布によって、ある種の雲を作り出して太陽光線を遮る」

です。

これがどういうメカニズムかといいますと、たとえば、大規模な火山の噴火があった場合に、過去には「地球の気温が長期間にわたって寒冷化した」ことが知られています。

膨大な量の火山の噴煙などが高層大気に達し、それが地球全体を「覆う」かたちとなり、太陽からの放射を遮るのです。

これについて、冒頭に図を貼りましたアメリカ・ハーバード大学のジオエンジニアリングのページには以下のように書かれています。

なお、ハーバード大学は、今年実際に「化学物の噴霧」を実行する予定です。

ハーバード大学のジオエンジニアリングのページより抜粋翻訳

成層圏エアロゾル噴射とは、硫酸エアロゾルやダイヤモンドダストなどの小さな反射粒子を上空の大気中に噴射することによって地球を冷却する技術を指します。

これらの粒子は太陽光を空間に押し戻すことができ、地球への太陽の放射を減少することができるのです。

科学的な研究から、自然界の事象が太陽光の地球への到達を減らし、地球の平均気温を低下させることがあることが知られています。私たちは火山の噴火でこれを見ています。例えば、フィリピンのピナツボ山が 1991年に噴火したとき、大気中に放出された二千万トンの二酸化硫黄が太陽からの放射熱を宇宙に戻したために、地球の気温は 1年半にわたり、0.5℃低下し続けたのです。


とあります。

彼らハーバード大学のプロジェクト・メンバーたちは、この

> 地球の気温は 1年半にわたり、0.5℃も低下し続けたのです。

を実践しようとしている。

地球の気温を0.5℃下げたピナツボ火山の噴火 1991年
pinatubo-1991.jpg

これを読んだ時には、「これ以上、地球の気温を下げるつもりなのかね」と、思わずつぶやきましたが、何しろ彼らすべての立脚点にある概念は、いわゆる「地球温暖化」ですので、こういう手のつけられない無謀に簡単に走る傾向があります。これからの地球は、理由の論拠は曖昧でも、とにかく気温がどんどん上がっていくという支離滅裂な主張に支えられている。

しかし、過去の何千年、あるいは何万年、あるいはもっと遡った地球の気温の推移を見ても、

「人間の介入などない中で、正確なサイクルで地球の気温は淡々と上下している」

という現実があるだけです。

下は、過去 45万年の長いサイクルの地球の気温の変動ですが、もっと短いものでも同じように「自然のサイクル」がそこにあるだけなのです。

intergracial-period-45m.jpg

いずれにしても、これから地球が温暖化しようが、あるいは寒冷化しようが、基本的にそれらの地球の気温の上下は「放っておいても訪れる」ものであるわけで、つまり「自然の摂理そのもの」なのです。

自然の摂理そのものに人為的に手を加えるということはどうなるか。その結果は、おそらく、

「悪い結果はあっても、効果的なものは何もない」

と断言していいと思います。

しかし、それをじきに始めようとしている。

今回ご紹介します冒頭にも貼りました米ラトガース大学のニュースリリースに関しての記事は、この気象操作に対しての警告を発した科学者たちの話です。

ただ、このラトガース大学の科学者たちも「地球温暖化派」の人たちで、基本的に、考え方が間違っている可能性がある中での研究であることは否めません。

それでも「気象操作が環境に壊滅的な影響を与える可能性が《はじめて》科学の世界で論文で提出された」ということもあり、ご紹介したいと思います。

もう一度書きますけれど、「はじめて」ですよ。つまり、それまで、地球の気象に大規模な操作を加えることが環境にどう影響するかが一度も論議されたことも考慮されたこともないという。

科学というものが、誰のための何なのかというものが最近どんどんわからなくなっていて、遺伝子実験や何とか細胞実験から地球への環境介入まで、どれもすでにマッド・サイエンス以外のなにものでもなくなっているのに、「止める力が今の社会にはない」という。

いつのまにか、「科学が神」になってしまっている。その証拠は、多くの一般の人々がすでに科学者の意見に逆らえなくなっているところにもあります。

では、ここから、米ラトガース大学のニュースリリースを紹介している科学メディアの記事です。

それほど参考になるというようなものではないですが、環境の影響に科学者たちが初めて気づいたということで、掲載しておきたいと思います。

Chemically Engineering the Sky to Cool the Planet "Would Be Devastating" Warn Researchers in New Study
ineffableisland.com 2018/01/25

地球を寒冷化させるために上空の大気に化学的な操作を加えることは「壊滅的な事態を招く」とアメリカの科学者たちが新しい研究で警告した

気象に人為的に化学的な処理を与える気候工学は、一度開始してしまった場合、仮にそれを停止した場合に深刻な影響を及ぼすことが米国ラトガース大学の研究者たちによって示された。これは、地球の気候を寒冷化するための人為的努力が突然停止された場合の生物学的に与える影響が初めて研究された報告だ。

気候の危機に直面している私たちは、いつか地球の大気中に二酸化硫黄を噴霧し、地球を寒冷化する雲の形成をし始めるのかもしれないが、この行為の生物学的影響と、気候変動への人間の介入に関しての初めての研究によれば、一度始めたジオエンジニアリングの噴霧を止めることは、地球の動植物に深刻な影響を及ぼすだろうことが示された。

この論文は、米国ラトガース大学の著名な教授アラン・ロボック(Alan Robock)博士たちのグループによって発表された。共著者は、メリーランド大学、イェール大学、ストーニーブルック大学の科学者たちだ。

ロボック教授は、以下のように述べる。

「ジオエンジニアリングを止めた後の急速な温暖化は、自然環境や生物多様性にとって大きな脅威となるでしょう。ジオエンジニアリングが突然停止した場合、それは壊滅的な状況を招くことになり、行うのなら、それを徐々に停止することができるようにしなければなりません。それを防ぐシナリオを考えるのは難しいことではないはずです」

いわゆる「ケムトレイル」と呼ばれるものに関しての陰謀理論がある。その支持者たちによれば、ケムトレイルと呼ばれる長年にわたる空中からの飛行機による噴霧が行われており、それは大気中に残るようになっているという。そして、それは一般には公開されていない目的のために意図的に散布される化学物質または生物剤からなるという主張だ。

Chemtrail_sticker_in_Spanish.jpg

しかし、現実におこなわれようとしているジオエンジニアリングは、そのようなものではなく、地球温暖化の主な原因である化石燃料の燃焼による効果を止めることに加えて、気象をコントロールしようとしていることを意味している。

科学者たちはジオエンジニアリングの気候の影響を詳細に研究しているが、それが及ぼす地球の生物多様性と生態系への潜在的な影響については科学者たちは、ほとんど何も知らないとロボック教授たちの研究ノートは指摘する。

最も注目を集めているジオエンジニアリングの考え方は、大規模な火山噴火の際のように、地球の上部の大気中に硫酸の雲を作ることだ。

飛行機が二酸化硫黄を噴霧した後に形成される雲は、太陽放射を反射して地球を冷やすだろう。しかし、飛行機からの噴霧が止まると約 1年しか続かないので、この雲を維持するために上層大気に連続的に噴霧し続けなければならないとロボック氏は述べている。

ロボック氏たちの研究では、科学者たちは地球工学を通じた適度な冷却を伴うグローバルシナリオを使用し、突然ジオエンジニアリングを停止した陸上および海洋への影響を調べた。研究者たちは、飛行機が 2020年から 2070年にかけて赤道域の上層大気に年間 500万トンの二酸化硫黄を噴射すると想定した。これは 1991年に噴火したフィリピン・ピナツボ山の噴火の間に噴出した二酸化硫黄の約 4分の1に相当する。

噴霧は、北半球および南半球の硫酸雲の均一な分布につながる。それは、地球温暖化を約 1℃低下させると予測される。しかし、ジオエンジニアリングを停止すると、それは、急速な温暖化につながるという。

気候工学のための成層圏粒子噴射(SPICE)は、日射管理のために繋留気球から粒子を成層圏に噴射する可能性を評価することを目的としたイギリス政府が資金調達した気候工学(地球工学)研究プロジェクトだ。

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地球を寒冷化させる気候を制御するための雲を作る類似のプロジェクトは、政府と民間の研究者たちによっていくつも提案されている。

ロボック氏たちは、生物がその環境に慣れ、生き残ることができる気候にとどまるための時間的推移を計測した。その結果、国立公園、森林、および野生動物の避難所は、動物、植物および他の生物の保護地として役立つと指摘したが、しかし、急速な温暖化が彼らをその場所から強制的に動かした場合、動物たちに、生き残るための移動の時間が足りない可能性があった。

「特定の生物への影響や、ジオエンジニアリングが突然停止した場合に、どのようにそれらが適応するかについて、より詳細に検討する必要があります」とロボック氏は言う。

これは、歴史上、巨大火山の噴火の後に、火山灰が太陽光を遮断するために、地球全体の平均気温が下がったという観測がなされて以来、

「その火山の噴火と同様の状態を人工的に作り出す」

という一種の「狂気の発想」なんですけれど(巨大な火山噴火のエアロゾルの噴出量は人工的にどうこうできる量ではないですので)、それでも、このジオエンジニアリングという名の地球の気象への人為的介入計画は進んでいたようです。

7月30日の科学誌ネイチャーには、ハーバード大学に、このプログラムの諮問委員会が設置され、そして、資金提供も、ビル・ゲイツ氏が全面的におこなうことになりまして、現在、

「ほとんど実行直前の段階」

になっているようです。

2019年7月30日のネイチャーより
nature-2019-0730.jpg

これについて、昨日の米ゼロヘッジは、アメリカのメディア記事を引用して、このことを伝えていました。

今回は、この記事をご紹介したいと思います。

わりと長いですので、まずその記事をご紹介させていただきます。

Harvard Scientists Funded by Bill Gates to Begin Spraying Particles Into the Sky In Experiment to Dim the Sun
Zero Hedge 2019/08/03

ハーバード大学の科学者たちがビル・ゲイツ氏の資金援助を受け、太陽からの光を暗くするための実験のために高層大気に粒子を噴霧するプログラムに着手した

米ハーバード大学は、太陽からの光を暗くするというジオエンジニアリングをテストするために、成層圏に粒子を噴霧するという彼らの計画を推し進めるための諮問委員会を創設した。

なお、この記事の内容は、陰謀論的なものとは関係ない。ここで取り上げる情報は、事実であり、正確なものであることを先に書いておきたい。

この「地球の気象を操作する」ためのジオエンジニアリング技術は、たびたび物議を醸してきた。かつては、ケムトレイルというような単純化された表現で呼ばれていたが、ハーバード大学の科学者たちは、太陽からの光を遮断し暗くするために、高層上空に粒子を散布する実験を世界で初めておこなうことを計画しており、そして、もうじき、それは現実となりそうだ。

「大気中に粒子を散布する」という、かつては陰謀論の話題であったものが、議会で議論されており、今やハーバード大学の科学実験の主題となっている。

ハーバード大学の科学者たちは、世界初の太陽光に対してのジオエンジニアリング実験で、火山の噴火による地球の冷却効果と同様の状態を再現しようとしている。同大学は、この 8月、ハーバードの研究者たちによって開発されたこのジオエンジニアリング・プロジェクトの倫理的な問題、環境的な影響、そして地政学的な影響を調べるための外部諮問パネルを創設したと発表した。

7月30日の科学誌『ネイチャー』によると、持続可能性と経済的繁栄を促進する州機関であるカリフォルニア戦略成長評議会(California Strategic Growth Council)の上級代表者であるルイーズ・ベッズワース(Louise Bedsworth)氏は、7月29日にハーバード諮問委員会の代表に就任すると発表した。 他の 7人のメンバーは、地球科学の研究者たちと、環境および気候政策の専門家を含む。

この実験は「成層圏制御摂動実験(SCoPEx)」と呼ばれており、地球の高層大気に炭酸カルシウム粒子を噴霧し、太陽光を遮る火山灰の影響を模倣して、地球に冷却効果を生み出すものとされている。

この実験の具体的なことについては、昨年のネイチャー誌に以下のように発表されている。

すべてが計画通りに進んだ場合、ハーバード大学のチームは太陽光へのジオエンジニアリングの実行場所を、研究室から実際の成層圏へと移行させ、世界初の戦略的成層圏制御摂動実験(SCoPEx)を行う。

試験の第一段階は、アメリカ南西部で上空 20キロメートルにある操作可能なバルーンを 2回飛行させ、テストを行う。この第一段階の予算は 300万ドル ( 3億3000万円)だ。このテストは、2019年の前半には早くも開始することが可能となっていた。

いったん配置されると、実験では、炭酸カルシウムによる「粒子の煙」を放出することになる。これは、それぞれが約 100グラム程度で、市販の制酸剤の平均的なボトルに含まれる量とほぼ同じだ。その後、バルーンが粒子の分散状態を観察する。


当然のことながら、この実験に対して、環境団体を含む多くの人々が懸念を表明していることが、科学誌ネイチャーに記されている。実験に反対する科学者たちは、このような試みは、気候変動に対する恒久的な解決策には結びつかず、一時的な気晴らしのようなものに過ぎないと言う。

この実験の概念にある「地球を寒冷化させるために、大気中に粒子を注入する」という考えは、1991年にフィリピンのピナツボ火山が噴火した後、地球の平均気温が下がったことによる。

この時のピナツボ火山の噴火は、20世紀に起きた火山の噴火の中で二番目に大きなものだったが、この噴火は、成層圏に 2000万トンの二酸化硫黄エアロゾルを噴出させた。このエアロゾルが地球の気温を下げた。

2000万トンというような大量のエアロゾルが大気中に噴出されたにも関わらず、下がった気温は 0.5℃であり、気温の低下が続いたのは 1年だけだった。

ハーバード大学の研究チームは、数年間、戦略的成層圏制御摂動実験に取り組んでいるが、参加しているすべての科学者たちが、このプログラムの内容に完全に同意しているわけではない。

たとえば、気候科学者ではないフランク・クーチュ (Frank Keutsch)氏は、以前は、この考え方を「まったく狂気の沙汰だ」と考えていた。しかし、クーチュ氏はその後、考えを変え、この実験に賛同するようになったことがネイチャーの記事に書かれている。

この実験の疑わしい性質をさらに増しているのは、この実験の資金のほとんどが、マイクロソフト社の創業者であるビル・ゲイツ氏によって行われているということもある。

ビル・ゲイツ氏が、世間的に物議を醸すような科学的実験に資金を提供することは、これが初めてのことではない。ゲイツ氏は、数多くの科学実験やプロジェクトに公的に資金を提供している。

たとえば、「赤ちゃんに自動的にワクチンを接種するためのインプラント装置」の研究に資金を提供していることが、2017年に報じられている。

この「上空に人工的に粒子を噴霧して、地球の気象を変えようとする」というハーバード大学の実験は、初めて聞かれる方には、ディストピア的 SF 映画の話のように響くかもしれないが、現実は、このジオエンジニアリング的な考え方は、長い間、各国の政府の検討議題でもあり、また、世界中のシンクタンクが検討していたものだ。

実際、2018年11月に英学術誌「エンバイロメンタル・リサーチ・レターズ(Environmental Research Letters)」に掲載された研究は、地球温暖化を防ぐためのジオエンジニアリング実験として、航空機により大気中に微粒子を噴霧するという、ハーバード大学の実験とまったく同じことを行うことについてのものだった。

他にも、いくつかの同様の科学的研究がある。

さらに、2016年に当時の中央情報局(CIA)長官であったジョン・ブレナン (John Brennan)氏は、外交問題評議会で演説した際に、地球を寒冷化に導くために大気中に化学微粒子を散布する同様のプロセスを詳述した。

会議でブレナン氏は、外交問題評議会との会議で、世界の安全保障に対する不安定性と、国境を越えたアメリカへの脅威について述べた。その中で、ブレナン氏は、ジオエンジニアリングのトピックを提起した。

また、地球規模の気候変動による温暖化の影響を逆転させるための、もうひとつの公的プログラムとして、「 SAI プログラム」がある。これは、成層圏へエアロゾルを注入することで、やはり火山の噴火と同じ効果を作りだし、太陽の熱を反射させるというものだ。

SAIプログラムは、地球規模の気温上昇を制限し、気温の上昇に関連するリスクを減少するとされる。また、このプロセスは比較的安価に実行できる。とはいっても、アメリカ国立研究評議会は、 SAI プログラムが完全に展開された場合、毎年約 100億ドル( 1兆1000億円)かかると見積もっている。

私たちは、ジオエンジニアリングについて、ますます多くの話を聞くようになっているが、1つ明らかなことがある。それは、ジオエンジニアリングにより故意に地球の気候を変え始める前に、まだ議論されることは数多くあり、そして、私たちが学ばなければならないことがまだたくさんあるということだ。

ここまでです。

これについては、以下の記事など、わりと多く取り上げてきていますけれど、そもそも、地球の気温自体が、公的なデータでは、3年前から「下降局面」に入っていまして、

「この 3年間は、過去 1世紀で最大の寒冷化を記録している」

のです。

この記事で、取り上げましたアメリカのメディアの記事は以下のようなものです。

Did You Know the Greatest Two-Year Global Cooling Event Just Took Place?

「過去最大の寒冷化事象が起きていることをご存じだろうか」より

2016年2月- 2018年2月の 2年間で、世界の平均気温は 0.56℃低下した。

これは、それまで過去最大の平均気温の低下を見せた 1982年- 1984年の 2年間の気温の低下 0.47°Cを上回る数字だ。

このデータの数字はすべて NASA ゴダード宇宙科学研究所による GISS 地球表面温度分析からのものであり、これは、世界の平均気温の報告について、世界中のほとんどのジャーナリズムの報道で使用される標準的データソースであり、公的な記録がそのようになっているのだ。

2016年から 2016年のこの「大寒冷化」は、2つの小さな寒冷化に主導された。ひとつは、2016年2月- 6月と、もうひとつは 2017年2月 - 6月/の期間だ。

そして、仮に 2018年2月から 6月までも同様の事象が起きた場合、地球の平均気温は、1980年代よりも低くなる。


つまり、過去 3年くらいの正確なデータ分析を見れば、(それまで温暖化していたとしても)「 2016年には、すでに温暖化は終わっていた」わけです。

ですので、このハーバード大学の計画のようなプログラムは、実際には、実行目的そのものに意味がないということにもなります(気温を下げる局面ではないため)。

それでも彼らはやると。

それに、そもそも今年の 2019年は、アメリカも、そして日本なども、7月頃まで「何が問題だったか」ということについて、たとえば、アメリカでしたら、以下の記事のように、

「異常な日照不足が続いた」

ことが問題だったのです。

日本でしたら、ほんの 1週間ほど前の以下のような報道タイトルだけでも思い出しますけれど、やはり、信じられない日照不足が問題でした。

記録的な日照不足、小売業に影響じわり-衣料品販売など低迷
ブルームバーグ 2019/07/28
https:●//www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-28/PV88WNDWX2PS01

記録的な日照時間の少なさで冷夏となった7月。長引いた梅雨が、衣料など小売り業界のさまざまな分野の売り上げを圧迫している。

  衣料品販売のしまむらは23日、記録的な日照不足や天候不順の影響で夏物商品の販売が伸び悩み、7月の既存店売上高が前年同月比17.5%減少したと発表した。同社の広報担当によると、同社の店舗には自転車での来店が多く、雨天が売上高に大きな影響を与える傾向があるという。

今年の7月は昨年より日曜日が1日少なく、週末に雨天や曇天が多かった。気象庁のデータによると、7月に入ってから27日までの東京の日照時間は44時間と、1890年の観測開始以来で最低の水準となっている。

ジェフリーズ証券のアナリスト、マイク・アレン氏は、特に「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングなど小売り各社の事業は天候に大きく左右されるとし、間もなく発表される7月の売上高の数値は弱気なものになりそうとの見方を示した。

アレン氏はリポートで「すべてのアパレル小売業者が影響を受けた可能性が高い」と指摘。7月1日から25日までの東京の平均気温は22.7度だったのに対し、前年は28.3度だったとした。

  カジュアル衣料販売のライトオンも7月の既存店売上高が 5.9%減少したと発表。ニトリホールディングス は記録的な梅雨寒で気温の上昇が進まず、寝具や寝装品など季節品の販売が伸び悩み、売上高が5.6%減となったことを明らかにした。

  しまむらの7月の既存店売上高の減少率が2003年以来最悪となったことから、同社の株価は24日、前日比3.5%下落。ニトリの株価も先週やや弱含んでいる。

  気象庁は関東甲信地方で梅雨明けを宣言しておらず、昨年は平年より21日早い6月29日に発表されたことから、昨年との比較では大幅な減少率となる可能性が高い。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、キャサリン・リム氏は、梅雨がアパレル企業の来店者数に影響を与えることはあるものの、「消費者は恐らくオンラインでの購入に切り替えている」とみている。

  そのため「ファーストリテイリングのようにネット通販のプラットフォームを確立させた企業の場合には、影響はそれほど深刻にはならない可能性もある」と指摘した。


今後の太陽活動の推移の予測から考えますと、来年も、またその次の年も次の年も、このような状況は続く可能性が高いと考えられまして、むしろ「太陽の光が貴重になる」地域が、とても多くなりそうな感じはあるのです。

今年に関していえば、アメリカでも日本でもヨーロッパでも、現時点では、猛暑が問題となったのは「ほんの数日から 1週間ほど」であり、それ以外の春から夏の多くの日々は、ひたすら、日照が不足していたのです(ただし、アラスカやシベリアは異常な熱波が続いています)。

このハーバード大学ののような実験が成功するとは、あまり思っていませんけれど、もし成功した場合は、それはそれで、

「ただでさえ日照不足に苦しんでいるのに、これ以上それを加速させてどうする」

という話でもあり得ます。

しかも、以下の記事で取り上げさせていただきましたが、現在の太陽の放射照度、つまり「太陽からの光の強さ」は、観測史上で過去最大級に弱いのです。

現在の太陽は「過去41年間で最も暗い状態」であることが判明。そして、今後もますます暗くなっていくと予測されます

2019年3月1日の米メディアの記事より
sun-dimmest-2019.jpg

歴史的に弱い活動の太陽であると共に、歴史的に「暗い」太陽

太陽活動は、ほぼ極小期に入りましたが、3月1日の時点で、ついに、

「1ヶ月間のあいだ、1つの黒点もでなかった」

という状態となっていたことが、スペースウェザーなどで報じられています。

下は NASA の太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)の撮影した 2月28日の太陽で、ご覧のように黒点はまったくないツルツルの状態が1ヶ月間続いています。

2019年2月28日の太陽
blank-sun-0228.jpg

もちろん、太陽がこのように周期的に活動を弱めていくこと自体は普通のことなのですけれど、

「太陽活動の弱まり方が極端」なのです。

「放射照度」という言葉がありまして、これは、物体へ時間あたりに照射される面積あたりの放射エネルギー量を示すものですが、太陽の放射照度の推移は、観測が始まった 1978年から以下のようになっています。

1978年から2018年までの太陽からの放射照度の推移
solar-irradiance_from_1975.jpg

このグラフは放射照度つまり「太陽からの光の強さ」を示しているもので、必ずしも太陽活動の大小と比例するものではないかもしれないですが、少なくとも、この期間においては、

「現在が最も太陽が暗い」ことは、わりと明らかになっているものだと思います。

1978年からの 41年間では、現在より前に太陽が「暗かった」のは、2004年のようですが、それよりさらに低い数値となっています。

グラフでは、2018年の時点に、ガガガッという感じで下がっているのですけれど、太陽活動が本格的に極小期に入ったのは、このグラフの後ですから、現在はさらに、「太陽からの光」は暗くなっているものと思われます。

文字通り、私たちは今、過去 41年間で最も暗い地球に生きているということになりそうです。

太陽の明るさと共に、太陽活動そのものの比較(黒点の出現数の比較)でも、この 11年間の太陽活動周期のサイクル24は、「並外れて弱い太陽活動だった」と言えそうです。

下のグラフは、1975年から 2019年までの太陽黒点数の推移ですが、直近の太陽活動周期のサイクル24は、きわめて弱い太陽活動だったことがわかります。

1978年から2018年までの太陽黒点数の推移
sunspots-1975-2019.jpg

なお、このサイクル24の活動と、今後については、以下の記事などで、ここ数年書かせていただいていたことですが、多くの科学者たちの見解としては、

・サイクル24は過去約 200年間で最も弱い太陽活動だった

・太陽活動が弱い傾向は次のサイクルでも続くか、あるいはさらに弱くなる可能性が高い


というようなことになっています。

なお、このサイクル24は、太陽黒点観測が始まった 1755年からの約 260年の間で「 4番目」に黒点が少ない太陽活動周期でした。

1755年の「サイクル1」から「サイクル24」までの黒点数の偏差
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仮に次のサイクル25が、「さらに太陽活動が弱くなった場合」には、19世紀のはじめに、40年間ほど気温が低い状態が続いた「ダルトン極小期」という時代と同じような太陽活動になっていく可能性もあります。

その場合は、今の地球にもすでに見られていますけれど、いわゆるミニ氷河期という状態とかなり近いものとなっていくのではないでしょうかね。

このまま「太陽が眠りにつく」ということになるかどうかは今はわからないですけれど、それと近い状態となっていく可能性は高いような感じです。

では、太陽活動がほとんどない太陽からの磁場や磁気嵐の地球への影響が消えていくかというと、そういうことでもないのです。

太陽観測衛星から撮影された2018年12月6日の太陽。ほとんど半分黒いのです
coronal-1206.jpg

太陽が「本格的におかしい」と多くの人が感じ始めていたことを記事にしたのは、2018年 5月の以下の記事でした。

問題としたのは、

かつては太陽で、その極地以外には、ほとんど出現することのなかった「コロナホール」と呼ばれる磁気を放出する領域が、異様なほど頻繁になり、その面積も拡大し続けている。

ということでした。

少なくとも、2015年頃までは、小さなコロナホールでも出現すること自体が比較的珍しいことだったのです。

たとえば、上の記事で翻訳してご紹介した海外のサイトの記事では、著者は以下のように書いていました。

私は、現在の太陽周期活動に起きているコロナホールの異常性については、過小評価されていると思えてならない。

たとえば、下の写真は、2016年10月25日の太陽のコロナホールで、非常に顕著な様相を見せたもののひとつだ。

2016-coronal-hole003.jpg

このような巨大なコロナホールを私は見たことがないと感じ、このコロナホールを見た後、スペースウェザーの過去記事のすべての太陽画像を検索し調査した。

その結果、以前の太陽活動極小期が続いていた 2007年と 2008年、そして 2009年の 3年間のすべての太陽画像において、この 2016年10月25日のような「巨大な」コロナホールは見当たらなかったのだ。(The Watchers 2018/05/09)


コロナホールは、磁場を噴出する黒く見える領域ですが、かつては、こんなに頻繁に、そしてこんなに広い面積で出現することはなかったコロナホールが、「もうずっと出現しっぱなしの状態」が今も続いているのです。

冒頭のほうで、

> ご覧のように黒点はまったくないツルツルの状態で、これが1ヶ月の間続いています。

と書かせていただきましたけれど、黒点観測の衛星写真では、そのように映るのですけれど、コロナホールの観点から見ますと、

「今の太陽は、病気のようなボロボロの状態」

であるという現実が浮かび上がります。

下は、3月1日の NASA の太陽観測衛星による太陽の光景です。
黒い領域が、すべてコロナホールとなります。

2019年3月1日の太陽。黒い領域がコロナホール
coronal-hole-201903.jpg

このことを最初に記事にした 2018年12月の以下の太陽の状態より黒い領域が多いような気もします。

2018年12月6日の太陽
coronal-2018-1206.jpg

何だかこう、コロナホールの状態が次第に激しくなっているようにも感じますが、そのたびに地球も磁気嵐の影響を受けています。

最近では毎日のように弱い磁気嵐が地球で起きている状況で、太陽活動はまったく起きていないのに、磁気嵐だけはどんどん地球に送ってくるという今の太陽です。

いずれにしましても、太陽活動が完全に極小期に入ったことは間違いないようで、今後、黒点を観測できる日々は稀なこととなっていくでしょう。

普通のサイクルであれば、数年後にはまた再び黒点が活発に出現し始めることになるのですけれど、異様に弱い太陽活動周期になるという予測が多い中、太陽が次の数年の間にどのようになるのかは気になります。

予想以上に早くミニ氷河期に突入していくのか、あるいは、もう少しの間、太陽活動は何とか復活していくのか。どちらでしょうね。

それにしても、ビル・ゲイツさんは、科学の研究に資金提供することに熱心で、特に「物議を醸しやすい科学的研究」に積極的に資金提供しているようで、過去記事でも、以下のような「遺伝子ドライブ」というようなものに多額の研究資金を提供しています。

遺伝子ドライブ - Wikipedia

遺伝子ドライブとは、特定の遺伝子が偏って遺伝する現象である。この現象が発生すると、その個体群において特定の遺伝子の保有率が増大する。

人為的に遺伝子ドライブを発生させることにより、遺伝子を追加、破壊、または改変し、個体群、または生物種全体を改変することができると考えられている。

具体的な応用例として、病原体を運搬する昆虫(特にマラリア、デング熱、ジカ熱を媒介する蚊)の拡散防止、外来種の制御、除草剤や農薬抵抗性の除去がある。しかし、改変された生物を自然環境に放つ行為は、生命倫理上の懸念がある。


救いなし : アメリカの科学者たちが、動物や人間に対しての遺伝子兵器を作った。それはどれほど危険なものなのか?
lenta.ru 2019/01/25

米国カリフォルニア大学サンディエゴ校の分子生物学者が、史上初めて哺乳動物 - マウスにおける遺伝子ドライブのテストに成功した。動物集団において変異遺伝子を増殖させるように設計されたこの遺伝子ドライブという方法は、昆虫に対してのみ試験されてきたもので、哺乳類に対しておこなわれたのは、これが初めてだ。

遺伝子ドライブによって特定の種の数を制御したり、あるいは、ある種を完全に消滅できるようになることが期待されている。

しかし、我々は、この技術がどのようなものであるのか、そして、なぜそれが必要なのか、さらに、この技術が人々にとってどれほど危険なものなのかを述べたいと考えている。

遺伝子のオーバークロック

遺伝子ドライブの本質は、子孫が特定の遺伝子を受け継ぐことができる確率を変えることだ。

本来、遺伝子の大部分は、50%の確率で遺伝する対立遺伝子が対となって染色体上に存在している。哺乳類の体細胞には、母親と父親から受け継がれている二組の染色体がある(そのような染色体のペアは相同染色体と呼ばれる)。

精子から変異遺伝子が体内に入ることがあっても、それが子孫に引き継がれる可能性は 2つのうち 1つだけだ。

自然淘汰は、突然変異が多数の集団となっていくことを助長させる可能性があるが、しかし、このようなことが起こるためには、それが生存の可能性を高めたり、体に有益な変異でなければならない。さらにそれには非常に長い時間がかかる。

gene-drive-inheritance.jpg

しかし、遺伝子ドライブは、通常は引き継がれない突然変異を遺伝させていく可能性を最大 100パーセント高めることができるのだ。

改変された遺伝子がある染色体から別の染色体へと単純にコピーされ、その結果、さらに多くの生殖細胞が子孫に突然変異を受け継ぐ準備が整う。

時間が経つにつれて、ほぼすべてが変更された DNA を運ぶことができる個体となり、その結果、種の 100パーセントが突然変異体となる可能性があるのだ。

このテクノロジーが成功するかどうかは、汎血統の程度(個体が互いに交差しているかぎり)や遺伝子変換の頻度など、さまざまな要因に左右されるが、それでも、約 90パーセントはそうなるはずだ。

遺伝子ドライブは、有害な突然変異でさえ、その突然変異が受け継がれていくことを促進する可能性がある(通常は、有害な突然変異は遺伝していかない)。

これまで、遺伝子ドライブ技術は、昆虫に対しての試験で成功している。

特に蚊の駆除に適用されようとしており、マラリアの蔓延との闘いに使われているとされる。これは、蚊にマラリア原虫を運ぶ能力を奪う遺伝子を注入し、その蚊が自由に彼らの同属種の蚊と交配できるよう、改変された蚊は環境中に放出されることになるだろう。

科学者たちは、野生の蚊の人口の 1パーセントが遺伝子ドライブに暴露されたならば、マラリア感染は 1年以内に打破できると予想している。

誰との戦いなのか

これまでのところ、蚊などの昆虫では遺伝子ドライブが試験されているが、哺乳類で遺伝子ドライブが試されたことはこれまでなかった。

哺乳類の外来侵略生物の被害は世界各地である。最も深刻な被害を受けている国には、他の大陸の哺乳動物の被害が多いオーストラリアとニュージーランドがある。ラット、マウス、オコジョ、ウサギ、そしてポッサムなどの被害が相次ぐ。

彼らは繁殖し、地元の有袋類を追い払い、その食糧供給を弱体化させている。またそれらの動物たちは、植生を破壊し、土壌の侵食と破壊を増やす。

オーストラリアとニュージーランドでは、ウサギの数を減らすための多くの手段を講じてきた。射撃、巣穴の破壊、毒と罠の使用、さらにはフェンス。しかし、これらはすべて失敗した。

そしてここに、遺伝子ドライブという真の生物兵器が登場する。

粘液腫症(ウサギの感染症)を引き起こす粘液腫ウイルスと、ウサギの出血性疾患の原因物質であるカルシウイルスというのがある。この粘液腫は、感染したほとんどすべてのウサギの死亡につながったため、粘液腫の流行は、ウサギの個体数の大幅な減少につながった。

しかし、ウサギがウイルスの免疫を獲得するに従い、感染の流行は終息し、また個体数は増えた。

このウイルスには、ウサギの数を減らすには欠陥があったのだ。このウイルスは、極度に暑い条件でウサギをよく殺したが、穏やかな気候の条件下では病気の症状があまり出なかった。つまり、穏やかな気候は、ウサギに対しての「ワクチン」のような効果となっていた。

ここで遺伝子ドライブが助けとなる。

遺伝子ドライブを使って、ウイルスや農薬へのウサギの感受性を広げ、様々な病気への耐性をウサギから奪い去り、ウサギを死にやすくする。それにより、ウサギの数が無制限に増えていくことを阻止するというわけだ。

システムは複雑

しかしながら、哺乳動物における遺伝子ドライブは、昆虫における試みよりも実施するのが困難であることが証明されている。

今回のカリフォルニア大学の新しい研究では、研究者たちは CRISPR / Cas9 システムというものを使用した。

これは DNA を正確な場所で切断することを可能とし、細胞自体がゲノムの必要な部分を切断してコピーし、損傷を受けた鎖を修復する。ゲノムのこの領域は失われたものと相同であるべきであり、研究者は、同じ遺伝子の 2つのコピーを得ることができる。

科学者たちは、チロシナーゼ(酵素の一種)をコードする CopyCat と呼ばれる DNA 要素を Tyr 遺伝子に挿入することにより遺伝子組み換えマウスを作成した。

結果として、Tyr はメラニンの合成に関与するチロシナーゼの正しいアミノ酸配列をコードすることをやめ、そしてマウスはアルビノ(白化した個体)になった

最終更新:2019/08/12 19:09

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