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2019/06/18 23:11

地球の植物は、予測されていたより「500倍の速度で絶滅し続けて」いる。そのような大量絶滅局面の中で「人間の最大の共生者としての植物」を振り返る

2019年6月11日の科学メディア「ライブサイエンス」より
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人類の最大の共生者である植物は今

今はいろいろな生物が絶滅していっていまして、昆虫も両生類も哺乳類も鳥類も魚類も何もかもが、かつてない速度で絶滅しています。

山も海もどちらも、大変な速度で環境が変化していっており、多くの生物種にとって、今の地球の多くの場所は、「生きる極限の環境を越えてきている」ことを示しているのかもしれないです。

しかし、今年 2月に、以下の記事を書かせていただきました。「過去の大量絶滅は、まず植物から先んじていた」ことがアメリカの研究で判明したというもので、つまり「植物が絶滅の徴候を見せていない限りは大丈夫」だと思っていました。

2億5000万年前の地球史上最大の大量絶滅では「まず植物が先に絶滅」し、それから他のすべての絶滅が始まったことが判明。そこから思う「今まさに進行している地球の6度目の大量絶滅事象」

2019年2月1日の米ネブラスカ大学のニュースリリースより
plants-first-died22500.jpg

すべての他の生命の登場に貢献した「植物」という存在。その植物が消えた時には他のすべての生命は再び消える
このブログでは、「植物」というものについて取りあげることが多いです。

植物に対しては、いろいろな考え方があると思いますが、私自身の植物に対しての考え方、そして最近では、微生物に対してもそうですが、おおむね以下のような考えでここ数年固定されています。

これは、以下の過去記事から抜粋させていただきます。

過去記事からの抜粋

昨年、「植物が「緑色」であり続ける理由がわかった…」という記事を書いている時に、「植物がこの世にある意味」というようなことが、おぼろげながらわかってきたのです。

その意味は、おごった意味としてではなく、

「植物は人間のために存在している」

ということです。

「植物は人間のために存在している」というような響きはおごっているように響くかもしれないですが、なぜ、これがおごっていないかというと、

「人間も植物のために存在しているから」

です。

完全な共生。
完全な表裏一体。

それが植物と人間の関係だと認識するようになりました。

そして、今、「微生物もそうだった」ということが、今回のマイクロバイオームについて知ったことで理解できてきたのです。

「微生物(細菌、真菌、ウイルス)は人間のために存在している」

と共に、

「人間は、微生物のために存在している」

とも言えるはずです。

どちらが「上」ということはなく、すべてが共生しているということなのだと理解します。


こういう感じなのですけれど、そもそも、この地球の生命体系というのは、「海にいた古代の藻が、4.5億年前に地上のバクテリアと共生して最初の植物に進化した」ことによって始まり、この時の植物の誕生から他のすべての生命が花開いていったということが、2015年に国際共同研究者たちによって突き止められたのですけれど、これは当時、私は大変に感動したものでした。

海にいて「水のない場所での生活を知らないはずの《藻》」が、地上のアーバスキュラー菌という微生物と「共生する」ことで、

「この地球に最初の植物が誕生した」のです。

当然、この地球には、植物が最初になければ、他の生命の息吹は何も生まれなかったはずです。

さて、このこの地球の生命体系は、植物がいなければ成り立たない

ということがはっきりしたというようなことが、最近の米ネブラスカ大学の研究で明らかになったのです。

それは、地球の歴史上最大の大絶滅があったときに、

まず最初に植物が絶滅していたことが判明したのでした。

この地球では、5回の大量絶滅が起きたとされていますが、この研究は、その中で最大の事象であった大量絶滅に対してのもので、以下のような事象です。

ペルム紀末の大量絶滅 - Wikipedia
古生代後期のペルム紀末、P-T境界(約2億5100万年前)に地球の歴史上最大の大量絶滅がおこった。

海生生物のうち最大96%、全ての生物種で見ても90%から95%が絶滅した。


これらの生物種の大絶滅に先駆けて、「まず地球上から植物たちが消えていた」ということのようなのです。

とりあえず、ネブラスカ大学のニュースリリースをご紹介しますので、お読みくだされば幸いです。

Nickel and died: Earth’s largest extinction likely took plants first
unl.edu 2019/02/01

ニッケルと植物の死 : 地球の歴史上最大の大量絶滅は、まず植物から起きたと見られる

大絶滅として知られる地球の歴史上最大の大量絶滅では、当時の地球上にいたほとんどの生命が生き残ることができなかった。しかし、ネブラスカ大学リンカーン校が率いる新しい研究は、多くの動物たちが絶滅するよりずっと以前に、まず植物から絶滅が始まったという強い可能性が見出された。

約 2億2500万年前、地球では、パンゲアと呼ばれる超大陸が激しく大地の分裂を起こしていた。地球内部からはスーパープルームが上昇し、世界各地の火山活動が活発となり、現代のシベリアにある火山群が次々と噴火し始めていた。

その中で、多くの火山の噴火は、約 200万年間ものあいだ、地球上の大気に炭素とメタンを吹き込み、これらの噴火により、海洋生物の約 96パーセントが絶滅し、陸上の脊椎動物の 70パーセントが姿を消した。これは地球の歴史上で最大の大量絶滅だった。

しかし、新しい研究によれば、噴火の副産物である「ニッケル」が、およそ 40万年前にオーストラリアの植物を絶滅させたかもしれないことを示唆している。

ネブラスカ大学リンカーン校の地球大気科学部の教授で、論文の執筆者であるクリストファー・フィールディング(Christopher Fielding)氏は以下のように述べる。

「これは大きなニュースです。これまでも、そのことについての示唆はあったのですが、そのことが具体的に突き止められたことはなかったのです。今回の研究で、地球の歴史がまたひとつ明らかになろうとしています」

研究者たちは、化石化した花粉、岩石の化学的組成と年代、そしてオーストラリア南東部の崖の底から採取した堆積物の層を研究することによって、今回の結論に達した。

研究者たちは、オーストラリアのシドニー盆地の泥岩の中で、驚くほど高濃度のニッケルを発見した。

地球大気科学部の教授のトレイシー・フランク(Tracy Frank)氏は、この調査結果はシベリアのニッケル鉱床を通じた溶岩の噴火を示していると述べる。

その火山活動がニッケルをエアロゾルに変え、そこから、地球上の植物の生命の大部分がニッケルに毒されるほど南に何千マイルも大気中を流れた可能性がある。ニッケルの同様の急増は、世界の他の地域でも記録されたとフランク教授は言う。

フィールディング教授は以下のように言う。

「それは状況の組み合わせでした。そして、それは地球の歴史における5回の主要な大量絶滅のすべてを通じて繰り返しされています」

もし、そうなのだとすれば、確かに、その後の大量絶滅でも、植物の絶滅が先駆けた後に、他の大半の動物たちが絶滅する引き金となったかもしれない。

植物の不足で死ぬ草食動物、そして草食動物の不足で死ぬ肉食動物、そして、毒性の物質が川から海に流れ、結果として二酸化炭素が上昇し、酸性化と気温の上昇が進む。

研究チームはまた、別の驚きの証拠を見出した。これまでは赤道近くの場所で行われることが多かった、この地球上最大の絶滅に関する以前の研究の多くでは、その間に堆積した堆積物の急激な着色の変化を明らかにしていた。

灰色から赤色の堆積物への変化は一般的に、火山活動による灰と温室効果ガスの放出が世界の気候を大きく変えたことを示していると研究者たちは述べていた。

それでも、その灰色 - 赤色のグラデーションは、シドニー盆地でにおいては、はるかに緩やかなものであり、噴火からの距離は当初、他の場所で見られる激しい気温上昇と乾燥からそれを緩衝するのに役立ったことを示唆した。

この 2億2500万年前の大量絶滅の時間的進行とその規模は、地球の現在の生態学的危機を超えたものではあるが、しかし、 2億2500万年前の大量絶滅と現在には類似性がある。

研究者たちは、特に温室効果ガスの急増と種の絶え間ない絶滅の連続が似ているとして、これらは研究の価値があるものになるだろうと述べている。

そして以下のように述べた。

「地球の歴史の中でこれらの大量絶滅事象を振り返ることは、私たちに何ができるかということを知ることができるという意味において意味があります」

「地球の状況は過去にどのように混乱したのか? いったいどんなことがあったのか? そして、その変化はどのくらいのスピードで進んだのか。そのようなことを研究することは、私たちが、『今の地球で何が起きているのか』を知り、研究することの基礎になるのです」

この研究は、アメリカ国立科学財団とスウェーデン研究評議会よって資金が供給され、論文は、科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表された。

ここまでです。

これは簡単にいいますと、当時の大規模な火山活動によって、地球のあらゆる場所において噴火の副産物である「ニッケル」が広がり、それによって植物が消えてしまったという事象が他の生物種の大絶滅に先駆けて起きていたということが、ほぼ確実になったということのようです。

このこと自体も「植物と生命体系の関係」ということについて大きな示唆を与えてくれる重要な研究でもありますが、これは、単に過去の研究ではなく、実際には、「現在の地球と照らし合わせて考えることができること」であることにも気づきます。

記事の中に、以下のような下りがあることがおわかりでしょうか。

しかし、 2億2500万年前の大量絶滅と現在には類似性がある。

という部分です。

そして、この数年に In Deep で書いた記事のいくつかを思い出しますと、

「今もまた、植物が絶滅し続けている時代」

だということが言えるのです。

以下のような記事は、そのタイトルからも、内容がご想像できると思われます。

2016年6月18日のタイの報道より
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グレート・バリア・リーフの93%でサンゴ礁白化
ナショナルジオグラフィック 2016/04/25

グレート・バリア・リーフは、2900の小規模なサンゴ礁から構成される。今回調査したのは911のサンゴ礁で、このうち実に93%に上る843のサンゴ礁が、何らかのかたちで白化していることが判明した。

サンゴ白化の拡大によって、副次的な影響が大きくなることは明らかだ。というのも、グレート・バリア・リーフには1500種を超える魚、世界のウミガメ7種のうち6種、30種のクジラやイルカが暮らしている。
さらに、主に北部にある手つかずの316のサンゴ礁において、そこに生息するサンゴの60~100%が白化していた。


2016年4月28日のロシア・トゥディより
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2013年11月26日の米国 KUOW より
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このほんの2週間ほどの間に、オレゴン州沿岸のヒトデの消耗性疾患は、歴史的な範囲に拡大しており、ヒトデの種類の中には、全滅するものもあると予測されるという事態となっている。

消耗性疾患の発生を監視してきたオレゴン州立大学の研究者によると、オレゴン州沿岸では、局所的に一部の種類のヒトデが絶滅するかもしれないという。

この消耗性疾患は、アメリカ西海岸で広く知られていたが、今回のオレゴン州のように、急速に広範囲に拡大するのは異常としか言えないと研究者たちは語る。

2015年09月24日の NASA Earth Science News より。
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NASA Study Shows Oceanic Phytoplankton Declines in Northern Hemisphere
NASA 2015.09.24

NASA による研究で、北半球の海洋植物プランクトンが減少していることが判明

新しいNASAの研究は、世界の海では、海洋の食物連鎖の基礎となる海洋植物プランクトンの数が大幅に減っていることを見出した。

NASA は、衛星データによる駆動モデルに基づいた長期的な植物プランクトンの状態の動向について、今回初めてとなる調査を実施した。この調査結果論文は、9月23日の、アメリカ地球物理学連合の科学誌グローバル・バイオジオケミカル・サイクルズ( Global Biogeochemical Cycles )に発表された。

調査の結果、植物プランクトン類の最大のタイプである珪藻は、1998年から 2012年の間に、全世界で、年間1パーセント以上減少していた。

「植物プランクトンは、木々や草花のように、光合成のための二酸化炭素を必要としています」と、今回の論文の主筆である NASA ゴダード宇宙センターのセシール・ルソー博士( Dr. Cecile Rousseaux )は述べる。

植物プランクトンが大発生する時には、数百キロメートルなどの広範囲に及ぶこともあり、そのような場合は、宇宙の人工衛星からも観測することができる。

大気中の二酸化炭素は、冷たい海水に溶解する。

小さな植物プランクトンたちは、動物がエサを食べて育つのと同じように、海に溶解した二酸化炭素を摂取し、有機炭素に変換する。

これは、すべての海洋食物系の中の重要な拠点となる。

そして、植物プランクトンの細胞が死ぬ時には、自らの体の中に炭素を蓄えたまま、海底に沈んでいく。

それらのプランクトンたちの死骸の一部は、海流の作用で、再び海面へと上昇し、他の植物プランクトンの群にエネルギーを供給することになるのだ。

しかし、残りの死骸は、海底の堆積物中に蓄積され、数千年間、または、数百万年間というような長期間にわたり海底に保存され続ける。

これが、大気から除去された二酸化炭素の長期間にわたり(海水に含まれないで)海底で保存されるシステムのひとつとなる。

珪藻類の減少は、15年間の研究期間中に何種類かの植物プランクトンの減少の変化があった、いくつかの地域で見られている。

ルソー博士と研究チームは、海域のクロロフィル(葉緑素)の海の色の測定値を取得するという方法を取った。

クロロフィルは、植物の光合成の一部として生成される。

観測は NASA の海域調査衛星「シーウィフス( SeaWiFS )」から行われた。

それより得られた下のデータ(例)は、すべてのタイプの植物プランクトンからなるクロロフィルの総量を示している。

plankton-decline-01.gif
(訳者注)実際は動画です。赤い部分が植物プランクトンの量が少ない海域で、青くなればなるほど多いことを示すようです。

以前の研究で、北半球において、総クロロフィル量が減少していることが確認されていた。しかし、減少した植物プランクトンの種類はわからなかった上に、「なぜ減少しているか」という理由もわからなかった。

そこで登場するのが、海洋コンピュータモデルだ。

衛星からのデータと、海域での実地観測データの情報から NASA の海洋生物地球化学的コンピュータモデルは、海の条件を再現した。

たとえば、その海流、日光の当たる量、その海域で植物プランクトンたちが利用可能な栄養素の量などの条件を NASA のコンピュータは正確にはじき出した。

このコンピュータモデルは、大きなサイズのプランクトンである珪藻と、小さなサイズのタイプの、たとえば、円石藻や緑藻植物門と呼ばれる植物プランクトンとを研究者たちが区別できることにも貢献した。

「生物地球化学的モデリングのデータに、衛星データを含めることは、非常に興奮する試みです」と NASA の海洋学者のジェレミー・ワーデル( Jeremy Werdell )氏は述べる。

衛星データは、異なる植物プランクトンの種類や、それらに影響を与える可能性がある栄養素レベルを明確に区別することはできない。

それは、船などによる直接的な採取等によるサンプリングを加えることで、世界の海洋の全体の状況を把握することができるのだ。

こんコンピュータモデルによれば、珪藻の減少は、混合層と呼ばれる海水の最も上の層が浅くなってきていることに起因していることがわかる。

季節変動を考慮しても、混合層は 15年間の研究期間の間に 1.8メートル浅くなった。

混合層は、波と海流が絶えずぶつかり合い、泡立つ場所であり、それより下の深い海水の層から栄養分を引き出される。

mixed-layer.jpg

上層部の状態は、混合層がどの程度深いか、そしてどの程度の太陽光量を受けているかに依存し、この状態が植物プランクトンの増殖を促進する条件と直結する。

しかし、混合層が浅いと、海水の容積が少なくなり、海水の栄養素の保持が少なくなるのだ。

そうなると、植物プランクトンたちの栄養分が不足する可能性がある。これは、コンピュータモデルで報告された珪藻の必須栄養素の濃度からも確認されている。

しかし、混合層が浅底化している理由については、依然として不明だ。

混合層が浅底化するひとつの可能性として、海の上層部の撹拌を引き起こす「風の変化」ではないかとルソー博士は言う。

珪藻の減少は、統計学的には顕著である一方で、ルソー博士は、「現時点では深刻な状態ではない」とも述べる。

しかし、これが、自然変動や気候変動によるものかどうかなどを監視すねために、海の条件の変化に応じて、将来的にモニタリングが続けられる。

上の記事にありますように、現在は「まず海の植物が消えている」ということになっています。

そして、地上のほうですけれど、地上の植物の 80パーセントほどは、「昆虫による受粉によって生きている」のですね。

その昆虫が「壮絶な勢いで消滅していっている」ことを以下の記事でご紹介したことがありました。

More than 75 percent decrease in total flying insect biomass over 27 years
phys.org 2017/10/18

過去27年間で「羽を持つすべての昆虫類」の生息量の75%以上が減少していたことが判明

2017年10月18日に発表された研究論文によれば、すべての羽のある昆虫のバイオマス(ある空間内に存在する生物の量)は、自然保護区域において、過去 27年間で 75パーセント以上減少していたことがわかった。オープンアクセス・ジャーナル「 PLOS ONE 」に研究論文が掲載された。

昆虫は、野生の植物の 80パーセントの受粉を担っており、鳥類の 60パーセントに食物源を提供するなど、自然界の生態系機能に重要な役割を果たしている。

昆虫の多様性と生息量が全体として低下していることはわかっていたが、これまでの研究では、昆虫のバイオマスを長期間にわたって監視するのではなく、単一種かそのグループに対しての調査のみだった。

研究をおこなったのはオランダ・ラドバウド大学のキャスパー・ホールマン(Caspar Hallmann)博士で、ホールマン博士らの研究チームは、昆虫の減少の程度と根本的な原因をより深く理解するために、ドイツにある 63の自然保護区域に 27年以上かけて配備されたマレーズトラップを用いて、昆虫の総バイオマスを測定した。

そして研究チームは、これらの地域で、羽を持つ昆虫のバイオマスがわずか 27年間で 76パーセント(夏期は 82パーセント)にまで減少したことを発見したのだ。

彼らの結果は、それまで報告されていた、蝶や野生のミツバチ、蛾などの種の最近報告された自然界での減少と一致している。しかし、この調査では、特定の種類だけではなく、羽を持つ昆虫の全体的なバイオマスが大きな減少を起こしていることがわかり、事態の深刻さを示している。

研究者たちは、この劇的な減少は、生息地に関係なく明らかであるとしており、天候や、土地の利用状況、および生息地の特性の変化などの要因では、全体的な減少を説明することはできないことも判明した。

この減少は、大規模な要因が関与しなければ説明がつかないことを研究者たちは示唆しており、今後の研究では、昆虫のバイオマスに潜在的に影響を与える可能性のある全範囲をさらに調査すべきだとしている。

論文の著者たちは、この減少の原因とその地理的範囲、およびその潜在的影響が生態系にどのように影響するかについて、さらに調査するように促している。

この

> 昆虫類の生息量が過去27年間で75パーセント以上減っている

というのは、ちょっとした「大量絶滅レベル」なのですが、仮にこのようなペースで地球の昆虫が減少していった場合、それに続いて、同じようなペースで、かなりの種類の植物が消えていくということになると思われます。

このように、現在の昆虫の減少は、

大規模な要因が関与しなければ説明がつかない

というように、個別の要因とは関係なく、あるいは昆虫の種類とも関係なく、とめどなく拡大していています。

これらの一連の流れを見ますと、どうしても、

「今の地球では6度目の大量絶滅事象が急ピッチで進行している」

と言わざるを得ないと思われます。

それは、何万年で進行するとか、そういう穏やかなペースのものではなく、「非常に急ピッチ」で進んでいることは、昆虫が「 27年間で 75パーセント減少した」ということからもおわかりかと思います。

おそらくは数十年単位の中で「あっという間に進行する大量絶滅事象」というものが起きていても不思議ではないと思われます。というよりすでに、起きていると言えそうです。

今、地球ではさまざまな動物・植物あるいは、あらゆる生命体系がものすごいペースで絶滅し続けていますけれど、根本的な要因はほとんどわかっていません。

ただ、今回の大量絶滅と植物の関係から、「植物が本格的に絶滅し始めたら」その後、速やかに他の生物の大量絶滅も進むと見て間違いないと思われます。

ところが、実は、

「植物が最も早いペースで地球から消えていっていた」のでした。

絶滅率の、他の生物種との正確な比較は難しいにしても、このことを取り上げていた英国テレグラフは、以下のように「植物は、動物や両生類などの2倍の速さで絶滅している」と記していましたので、他の動物と同様、あるいは、さらに早いペースで植物は絶滅していっている可能性が高いようです。

英国テレグラフの報道より
plants-extinction-telegraph.jpg

こうなってきますと、「現在の地球が、六回目の大量絶滅の渦中にある」という説が、信頼性のある話ともなってくるわけでもあります。今回の植物の絶滅に関しての研究は、かなり細かくなされたもので、数値としては、ある程度の信頼を置けるものだと思いますが、ただ、ご紹介するライブサイエンスの記事にもありますが、この数も「過小評価されている」可能性が高いです。

おそらくは、もう少し高い率で、植物は消えていっているように思われます。

いずれにしましても、いよいよ本格的に、地球は「新しい段階に移行するため」の最終局面にさしかかっているのかもしれません。

まずは、冒頭のライブサイエンスの記事をご紹介します。その後は、植物に関して、ちょっと科学とは方向性の違うことを付け加えさせていただこうと思います。

The World's Plants Are Going Extinct About 500 Times Faster Than They Should, Study Finds
Livescience 2019/06/11

世界の植物は予想より約500倍早く絶滅している

6月10日に科学誌「ネイチャー エコロジー&エボリューション (Nature Ecology&Evolution)」に発表された新しい研究によれば、今、地球は「植物を生かせておくことができない病」に苦しんでいる。

世界中の 33万種を超える種子を持つ植物の個体数を分析した後、研究者たちは、西暦 1900年以来、地球上で、毎年約 3種類の植物が絶滅し続けていることを発見した。

この絶滅の率は、自然に植物が絶滅するとされる率より 500倍高い。ここには、ほとんどの木や花、そして果実をつける植物が含まれている。

当然のことながら、この非常に高い絶滅率には、人間活動が大きく関与している。

研究者は以下のように言う。

「この現代の植物の絶滅の地理的パターンは、動物の絶滅の地理的バターンと驚くほど類似しているのです」

研究チームは、報告されたすべての植物の絶滅の約半数は、人間の活動によって引き起こされた環境の変化に対して植物種がより脆弱な、孤立した島々で起こったことを見出した。

たとえば、ハワイ島では、1900年以来 79種の絶滅が報告されており、ハワイ島は、植物種にとって最も危険な場所であることが証明された。

他に植物の絶滅率が高いのは、南アフリカのケープ州、モーリシャスの島々、オーストラリア、ブラジル、インドなどだった。

これらの結論に達するために、研究者たちはあらゆる科学誌と植物のデータベースを徹底的に調べた。それは、先駆的な植物学者であるカール・リンネによる 1753年の植物概論『植物の種』から始まり、国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種を定期的に更新するレッドリストにまで至る。レッドリストは、世界中の絶滅の危機に瀕している動植物の包括的なリストを示すものだ。

さまざまな絶滅報告を組み合わせてクロスチェックした後、研究チームは、その結果を植物の自然な状態での絶滅率と比較した。

2014年の調査では、植物の自然の状態での絶滅率は、1年間で 100万種あたり 0.05から0.35になることが計算された。

1753年以来およそ 1,300の種子植物が絶滅の危機にあると宣言されていたが、それらの主張の約半分が最終的には誤りであることが証明されたことも研究者たちは見出した。

その時代からの過去 250年間に、絶滅したと考えられていた 400種以上の植物が再度発見されており、他の 200種が他の生物種として再分類されている。

これにより、過去 250年間で約 571種の絶滅が確認され、年間 100万種あたり約 18〜26種の絶滅が起きていると計算された。

そして、この研究が示す、もっと厄介なことは、研究者たちが見出したこの高い植物の絶滅率は、すでに絶滅したか、または絶滅の危機に瀕している植物種の実際の数として過小評価である可能性が非常に高いことだ。

ここまでです。

ここからは、聖書の大量絶滅に思われる文章です。

ホセア書(口語訳) 第4章

イスラエルの人々よ、主の言葉を聞け。主はこの地に住む者と争われる。この地には真実がなく、愛情がなく、また神を知ることもないからである。
ただのろいと、偽りと、人殺しと、盗みと、姦淫することのみで、人々は皆荒れ狂い、殺害に殺害が続いている。
それゆえ、この地は嘆き、これに住む者はみな、野の獣も空の鳥も共に衰え、海の魚さえも絶えはてる。
しかし、だれも争ってはならない、責めてはならない。祭司よ。わたしの争うのは、あなたと争うのだ。

ゼパニヤ書(口語訳) 第1章

主は言われる、「わたしは地のおもてからすべてのものを一掃する」。
主は言われる、「わたしは人も獣も一掃し、空の鳥、海の魚をも一掃する。わたしは悪人を倒す。わたしは地のおもてから人を絶ち滅ぼす」。
「わたしはユダとエルサレムのすべての住民との上に手を伸べる。わたしはこの所からバアルの残党と、偶像の祭司の名とを断つ。
また屋上で天の万象を拝む者、主に誓いを立てて拝みながら、またミルコムをさして誓う者、主にそむいて従わない者、主を求めず、主を尋ねない者を断つ」。

ミルコムは、簡単に言いますと、バアルとかアシュラとか一緒の悪魔崇拝です。

ヨハネ黙示録(口語訳) 7章

この後、わたしは四人の御使が地の四すみに立っているのを見た。彼らは地の四方の風をひき止めて、地にも海にもすべての木にも、吹きつけないようにしていた。
また、もうひとりの御使が、生ける神の印を持って、日の出る方から上って来るのを見た。彼は地と海とをそこなう権威を授かっている四人の御使にむかって、大声で叫んで言った、「わたしたちの神の僕らの額に、わたしたちが印をおしてしまうまでは、地と海と木とをそこなってはならない」。

ここまでです。

今の植物と昆虫の絶滅のペースの速さを見ていますと、このペースでさまざまに絶滅が続いていけば、過去のどの大量絶滅よりも、ずっと早いペースで地球の多くの生命は大量絶滅に向かうと思われます。

最終更新:2019/06/19 10:28

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