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日別記事一覧

2019/06/07 21:52

早くも世界各地でキノコ雲

2019年6月5日 チェコ共和国プラハに出現したキノコ雲
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夏が近くなりますと、積乱雲が出現しやすくなり、非常に迫力のある雲が見られることが多くなります。

昨年あたりからの世界の雲の様相は「迫力がありすぎる」ものも多くなっている感じもしますけれど、今年もそろそろ激しい様相の雲たちが、世界各地に出現しています。

例年ですと、アメリカで最も壮絶な雲の出現が多いのですけれど、今年の特徴は「ヨーロッパの雲の様相もすさまじい」ことです。

この 5月の後半から 6月の前半までの各地の「まるで示唆的な雲たち」をご紹介させていだこうと思います。

本格的に夏に入る前からこのような空模様ですと、この夏の空はすごいことになりそうです。

夏が近くなりますと、積乱雲が出現しやすくなり、非常に迫力のある雲が見られることが多くなります。

昨年あたりからの世界の雲の様相は「迫力がありすぎる」ものも多くなっている感じもしますけれど、今年もそろそろ激しい様相の雲たちが、世界各地に出現しています。

例年ですと、アメリカで最も壮絶な雲の出現が多いのですけれど、今年の特徴は「ヨーロッパの雲の様相もすさまじい」ことです。

この 5月の後半から 6月の前半までの各地の「まるで示唆的な雲たち」をご紹介させていだこうと思います。

本格的に夏に入る前からこのような空模様ですと、この夏の空はすごいことになりそうです。

2019年5月後半から6月前半にかけての世界の壮絶な雲

2019年5月22日 イタリアのミランにて
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5月22日 イタリア北部で撮影された雲
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6月3日 メキシコ・ポポカテペトル山の噴火の様子
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6月3日 ドイツのキールに出現した雲
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6月3日 米ニューメキシコ州ロズウェルのスーパーセル
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5月22日 イタリア北部で撮影された雲
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5月27日 セルビア・ベオグラードにて
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6月1日 米テキサス州のすさまじい様相の雷雲

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最終更新:2019/06/07 21:52

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2019/06/07 21:43

マザーシップのような彩雲あるいはクラウン・フラッシュ現象

2019年5月28日 マレーシア・クアラルンプール近郊のバンサーにて
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マレーシアの首都クアラルンプール近くに、富裕層の方々などが暮らす高級住宅街として知られるバンサーという街があります。

そのバンサーにおいて、5月28日、非常に印象的な彩雲が出現しました。

それは、まるで虹色の輝く円盤が雲間から姿を現したような、なかかな非日常的な光景にも見えなくもない空の様相でした。

2019年5月28日 クアラルンプール近郊バンサーの空に
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雲間から彩雲が見えている状態なのかなと思っていましたが、この写真が掲載されていた記事には、「クラウン・フラッシュ現象」と記されていました。

クラウン・フラッシュは、以下の過去記事で取り上げたことがあることを思い出します。

ロシアのモスクワ近郊で観測された極めて希な光学現象「クラウン・フラッシュ」

2016年7月4日にモスクワで観測された光学現象
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7月4日、ロシアのモスクワ近郊で、「クラウン・フラッシュ」(crown flash)と呼ばれる光学現象と思われる光景が撮影されました。

このクラウン・フラッシュという言葉を聞いたのは、これが初めてなのですが、非常に希な現象らしく、科学的に説明されているものは、今から 45年前の 1971年に、ネイチャーに発表された論文にクラウン・フラッシュという名称と共に記載されていたくらいの資料しか見当たらないです。

1971年のネイチャーの資料より
nature-1971.gif

それによれば、積乱雲などの雲の上層部に集まり帯電した小さな氷の結晶が、電磁界の変化で太陽光の反射を変化させるという現象ではないかとのことですが、ほとんど観測されない現象ですので、何らかの偶発的な条件が揃わないと出現しないものなのかもしれません。

下はモスクワで撮影された動画です。
後半に変化を見せます。

https:●//youtu.be/rVGStpYr0V8

モスクワでのクラウンフラッシュの変化の様子を画像で記録しておきます。

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クラウン・フラッシュというのは、確定した科学的説明はないのですが、「積乱雲などに帯電した氷の結晶が、電磁界の変化で太陽光の反射を変化させる」と推定される光学現象です。つまり、このような虹色の色が「次々と変化していく」という現象のことを言うようです。

虹色の部分の色がどんどんと変化していく様相は、確かに美しいでしょうね。

思い出しますと、比較的似たような現象が、タイとベトナムで観測されていたことがあり、東南アジアの気候条件で出現しやすいものなのかもしれません。

2017年9月 ベトナム・ダクラク省で撮影された雲と光
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2017年10月 タイ・チェンマイで撮影された雲と光
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こういう現象を見ていると、単なる光学現象を超えて、雲の中から何らかの意志を持った何らかの存在が出てくる、というような感慨も出てこないでもありません。

最終更新:2019/06/07 21:43

2019/06/07 21:31

地球では「絶滅に先んじて人口減が起きる」 ローマ帝国、古代ギリシャ、ネアンデルタール人これらの滅亡に共通しているのは「出生率の減少」だった。なら今の地球は

2019年6月5日フランスの大学の研究発表を報じるメディア記事より
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「地球全体が人口減」という現世史上初めての事態の渦中で

現在、日本をはじめとして、世界中が人口減少局面にありますが、この「人口が減少していく」ということを、今の時代の私たちの社会は、さほど重大なことだと考えていない感じもあるのですが、最近ふと、

「この人口減少ということが、今の人類が終焉に向かっていることの最も強い証左なのかな」

と思うことがありました。

それは、先月の以下の記事を書いている時に思ったことです。これは次の新しい太陽活動のサイクルについての海外の記事を翻訳したものでした。

戦争は? 革命は? … 次の新しい太陽活動「サイクル25」から考える2026年までの社会の動向

2019年5月20日 コロナホールによりボコボコになっているように見える太陽
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太陽はとても不安定ですが

海外のブログで、「太陽活動と社会の関係。そして、これからの状況」について記されていた記事がありました。

ちょっと読みますと、ロシアのチジェフスキー博士の名前なども出ていまして、おもしろそうなものでしたので、ちょっと長いものですけれど、ご紹介したいと思いました。

この、

「太陽活動と社会の関係」

については、In Deepでは、何度も取りあげてきたものですが、「太陽活動から考える今後の社会の予測」というものは、特にしたことがありませんでした。

太陽活動と社会にどういう関係があるのかといいますと、たとえば、下のグラフを見ていただきたいと思います。

黒点数の増減のグラフに、歴史上の著名な「革命」を書き入れたものです。

1750年-1990年までの大きな革命(下は太陽黒点数の推移)
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ほぼ全部が、「太陽黒点数が最も多い時期に起きている」ことがおわかりでしょうか。ここでは、革命ですが、大きな戦争も、そのほぼすべて(近代史での例外は、第一次世界大戦だけ)も、このような太陽活動の最大期に起きています。

これが「太陽活動と社会の関係」です。

もっとストレートにいえば、

太陽活動は、「人間の興奮性」と「暴力性」を支配している

といえるのです。

あと、太陽活動は、「景気」ともかなり密接に関係していまして、たとえば、以下のふたつのグラフだけでも、それがおわかりかと思います。

完全な連動性を見せる米国の「生産指数」と「黒点数」の推移
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世界恐慌の始まった1929年の株価と太陽放射の推移
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「太陽活動による今後の社会の予測」というようなことをしなかったのは、以下の2点の理由があります。

・次の太陽活動サイクルは、全体を通して「異常に弱い可能性」があり、今まで通りの考え方には沿わないかもしれない。

・太陽サイクルの移行の時期的な年月がズレてきており、現在の予測通りの時期に、黒点増加期と黒点最大期がやってくるのかどうかわからない。


ということがあり、予測はしていません。

私は、今後の太陽活動が、ある程度、不規則になりそうな予感を持っていますので、「社会も今までとは違う状況」となっていくと、やや感じています。

極端な話としては、マウンダー極小期のように、「いつまで経っても黒点が出現してこない」というような状態が出現した場合は、実質的に黒点最大期というような時期がやってこないことになるわけで、そういうようなことも絶対にないとは言えないほど、最近の太陽活動は不安定だと思います。

しかし、今後の太陽活動が、ある程度予測通りにやって来た場合、社会がどんなようになっていくかは、今回ご紹介する記事に書かれてある通りだと思います。

そのようなわけで、ご紹介させていただこうと思いました。

なお、翻訳した分だけでも結構長いのですが、オリジナルはさらに長く、しかし、作者の方はどうもドイツの方のようで、ドイツとヨーロッパの政治のことが延々と書かれている部分があり、そこは割愛しています。

繰り返しになりますが、これはあくまでも、「現在の予測通りに太陽活動が推移していった場合」です。

なお、この記事からわかるのは、太陽活動のことと共に、「今の地球の主要国は、ローマ帝国が滅亡した時と、とてもよく似ている」ことでした。

それでは、ここからです。

Solar History, Chapter 22: Presence and Future of Human Behavior in relation to solar cycles
abruptearthchanges.com 219/05/10

太陽の歴史 第22章 太陽周期に関連した人間の行動、そして私たちの未来

このシリーズ「太陽の歴史」では、第3章から第6章において、過去 1千年のあいだの大部分の戦争と大量虐殺が太陽活動最大期に起きていたという経験的証拠を提示したことがある。

その後、太陽サイクルから見た歴史的事象について考察をしたが、今回は、太陽サイクルから見た今後の社会的動向を考えてみたい。

太陽活動のサイクルは、11年の周期で最大期と極小期を行き来しており、これは、1843年にドイツの天文学者ハインリッヒ・ シュワーベが発見した。

その後、ロシア人科学者のアレクサンドル・チジェフスキーは、「太陽活動と地球での社会的動向には密接な関係がある」ことを 20世紀初頭に発表した。

チジェフスキーは、1964年に亡くなったために、 20世紀後半の世界がどのように太陽活動とリンクしたのかを知らないまま、この世を去った。

科学者アダム・ミカレック( Adam Michalec)は、西暦 1700年以降の人間社会の興奮性の事例を詳細に挙げ、その中で、 11年間の太陽活動サイクルの中での活動最大期に収束した政治的および社会的出来事との関係性を示した(下)。

solar-cycle-24-.jpg

太陽活動サイクルの最大期に入ろうとしていた 2011年には「アラブの春」が始まり、2015年9月にはヨーロッパの難民危機が始まった。

太陽活動が次に最も低くなるのは 2020年と予測されているが、太陽活動は、それ以前から低いままで、2018年から最低の水準の活動が続いている。

その次に太陽活動が黒点増加期に入るのは、2024年から 2025年頃と予測されている。ただし、次の太陽活動は非常に弱いものになると予測されているために、活動最大期になっても、太陽活動は弱いものになる可能性が高い。

このことが、社会的な興奮性や、暴動、および暴力、戦争などについて、これまでの太陽活動最大期とは違った影響をもたらす可能性はある。

アメリカでオバマ大統領が誕生した 2008年は、太陽活動が最も低いときだった。

2018年から2021年の大衆のテーマは「無関心」

太陽活動と社会の関係について、チジェフスキーによって明らかにされたことから、これからの社会を考える上で重要となるのは、これからの太陽活動が、かなり低いものとなる可能性が高いことだ。

現在のサイクル 24も予想以上に低い活動だったが、これは、社会的な雰囲気が無関心に向かうなどとの強い類似を示す。

チジェフスキーによれば、太陽活動が低い時の社会の大衆には、以下のような特徴がある。

「大衆は、政治指導者などからコントロールされやすい。特に、表現の自由、自己責任、言論の自由などについて操作をされやすくなる。合理性よりも、感情や利他主義に訴えられると、動かされやすい」

これが今の状態であり、そして、2021年頃まで続くと思われる。

そして、このような太陽活動が低い状態では、人々は「他者への不満」に動機付けされやすい。具体的には、社会の格差や自分の不利益に敏感となり、外国人や移民たちへの不満が高まり、あるいはヘイトスピーチなどに共感を持つ人さえ出てきやすい。

そして、人々は基本的に政治のために活動的になりにくい。

たとえば、データから見れば、アメリカ人の 30%、ヨーロッパ人では 80%が、トランプ大統領は実質的な独裁者であると確信している。しかし、そのように思っているほとんどの人たちは、それに対して政治的に活動的になる動機を持つことがないようだ。

チジェフスキーは、太陽活動が最も低い極小期の大衆の特徴として、以下のように述べている。

太陽活動極小期(第1期)の特徴
この時期の特徴:

・大衆の統合性の欠如
・大衆は政治的、軍事的な問題に関心を示さない
・穏やかで平和的な大衆
・寛容で忍耐強い大衆

こうした特徴のもたらす結果 : 正しい思想を守るために戦うことへの情熱の欠如。人々は闘争を放棄し、簡単に断念してしまう。

この時期に現れる社会的な現象 : 平和条約の締結、降伏、占領、問題解決の場としての議会の活発化、独裁や専制の強化、少数エリートによる統治の強化。


また、チジェフスキーは以下のように記している。

この活動極小期のサイクルでは、人々の軍事あるいは政治活動の緊張は最小になり、創造的活動に道を譲り、軍事的または政治的な熱意の全体的な減少を伴う。国家機関、国際関係、そして、科学および芸術の分野では平和的で創造的な仕事が行われる。

この期間を例証する過去の歴史的事象は、平和条約、降伏、協定、占領、懲罰の減少、独裁性が強まる、および少数派による支配、などである。


このような現在の状態が、2021年頃までは続くと見られるのだ。

ここにある「平和であること」は、前向きな傾向には違いないが、しかし、独裁色が強まる中で、法の支配が欠如していくと、長期的には、より多くの紛争と破壊的事象につながっていくはずだ。

おそらく、太陽活動サイクルに社会的な雰囲気を支配されている地球の生物種は、人間だけではないかと思われる。

そして人間は、この太陽サイクルの中で、最も利他的な社会性を持つグループが繁栄し、文明と法による支配を形成することを可能にしたと考えられる。

しかしまた、そのような自由で自由な社会は、後に崩壊する。なぜなら、文明を守るためには最低限の防御的攻撃性が必要だからだ。

ローマ帝国の衰退と崩壊

イギリスの歴史家ヒュー・トレヴァー=ローパーは、ローマ帝国の崩壊は、紀元前 200年ころにすでに始まっていたと述べている。

彼はこのように書いている。

ローマ帝国のすべての素晴らしい建造物たち、水路、円形闘技場、そして城壁、などは 3世紀の初めまでに作られた。ところが、その後は、ローマ帝国では、何も作られなかったのだ。

より多くの歴史家が、当時のローマ帝国での「根本的な構造変化」を認識し始めた。

歴史家のオットー・ゼーク教授は、1920年、ローマ帝国後期の「生物学的秩序の問題」を指摘し、このように記した。

ローマ帝国後期の皇帝たちは残虐で、疑いやすかった。皇帝たちは、自分より能力や精神的な資質や活力が高い者たちを次々と殺害した。

皇帝たちは、独立性と独創性において「逆優性」の立場を取り、子孫を作ることに熱心ではなかった。そのため、社会の中で子どもを作るのは、当時の奴隷の人たちが中心となっていった。

そして、ローマ帝国の総人口は、西暦 100年ころから急激に減少し始める。最終的にローマ帝国が崩壊に向かう時には、出生率の低下を伴った。特に、上流階級の間で出生率が低下した。また、乱交や中絶、あるいは間引きが乱発した。

人口が減少する中で、ローマの兵士にローマ人以外が据えられ、皇帝にさえもローマ人ではない人物があらわれた。また、皇帝たちは性的な倒錯にとりつかれた。

これはまるで、現在の西側諸国と同じようにもうつる。

2016年に、英国議員のジョナサン・サックスは、以下のように警告した。

「もはやヨーロッパは、これまでにないレベルの移民によってしか人口を維持できなくなっている。これが原因でヨーロッパは死滅していくだろう」

古代ギリシャと古代ローマを研究する現代の歴史家たちは、これらの文明の衰退の始まりには、出生率の低下を伴っていたことを述べる。多くのギリシャ人やローマ人が、子どもを産み育てるということを望まなくなっていた。

現在のヨーロッパは、インフラの観点からも、ローマ帝国と似ている。今日の時点で、ヨーロッパのインフラのほとんどは 1800年代後半から 1960年の間に築かれたものだ。

ドイツでは、住宅の平均的な築年数は 築36年だ。つまり、私たちは、自分たちの祖父母の世代が建てた場所に住んでいるのだ。重要な発明と発明者の数もまた、1850年代以来減少し続けている。

太陽活動に話を戻そう。

現在、急速に減少している太陽活動は、以下のような状況をもたらすだろう。あるいは、すでにもたらしている。

・気象の不規則性
・極端な天候
・大衆は受動的になる


仮に現在の太陽活動の最大期が、非常に活動が激しかった 1850年代や、1917年、あるいは 1940年代のような太陽活動のピークだったなら、社会的興奮性の影響を受けて、大陸間の内戦や紛争がずっと続いていただろう。

しかし、今日、人々は戦争にも政治にも比較的無関心のままだ。

また、ほぼ全世界のエリート、ほぼすべての政治家たち、メディアリーダーたちが現在のアメリカの大統領に悪意を持ち、言動に反対しているが、このようなことはアメリカの歴史上初めてのことだ。

しかし、このような状況の中で、平和的な政治的関与への動機が高まっている面もあり、言論の自由や人権、個人の権利を擁護し、自由社会の価値観や個人のために働く若者たちも、少数派ではあるが、増えている。

近い未来はどうなるか

現在の太陽活動極小期が過ぎた後、次の太陽活動周期であるサイクル25が始まる。

太陽活動は、極小期の後に、チジェフスキーが「黒点増加期」とした時期に入るが、これは現在の予測では、2021年から 2023年に訪れる。

この黒点増加期をチジェフスキーは、第2期として、次のような特徴があると記している。

黒点増加期(第2期)の特徴
この時期の特徴:

 ・新しい指導者等が出現して大衆は次第に団結する

 ・政治的、軍事的な扇動が行われる

 ・新しい方針や計画が試される

 ・報道機関の影響力の拡大

 ・政治的、軍事的な問題が持ち上がり、大衆はそれに強い関心をもつようになる

 ・大衆は神経質でいらいらしているため、この時期の後期になると社会は次第に荒れてくる

このような期間がどのくらい続くかは太陽活動の状況、黒点の活動、あるいは社会的な要因に依存して変動する。

また、この時期に多く見られる政治的、軍事的な現象として、共通の敵に対処するためにいくつかの国々が新しい安全保障条約を締結したり、また、異なった政治団体が共通の敵に対処するために団結して一つになるような現象がある。

この時期には以下の三つの特徴が顕著になる。

 1. 大衆を引きつける新しい思想や考え方の出現

 2. そのような思想による新たなグループ分け

 3. 思想的な傾向の異なるさまざまな集団が結集することができる統一した思想の登場


その次に、チジェフスキーが「黒点最大期」としている第3期がやってくる。この時期は、社会の興奮性が増加するが、次にその黒点最大期が訪れるのは、予測では、2023年から 2026年の間だと思われる。

この黒点最大期をチジェフスキーは、第3期として、次のような特徴があると記している。

黒点最大期(第3期)の特徴
この時期は、戦争などの国家の狂気が実行されやすいと同時に、偉大な事業が達成される時期でもある。

歴史を決定的に転換した大戦争や大革命などは大抵この時期に起こっている。この時期の特徴は以下に集約される。

 1. 政治的、思想的な指導者たちが出現し、大衆に大きな影響を与える

 2. 大衆に大きな影響を与える思想が出現する

 3. 思想の中心場が出現し、大衆を鼓舞・扇動するようになる

 4. 大衆運動の拠点が多数出現する

 5. 大衆は、団結し、自己主張を始める

第2期までは政治的に関心を示さなかった大衆が、政治的指導者の言動に敏感になる。

そして、この時期には、歴史に残る政治指導者や精神的な指導者が多数出現する。

大衆は、とても気が短くなり、自分たちの目標の実現の障害となるものはすべて破壊し突っ走るようになる。

暴動、革命、衝突、紛争など流血を伴う惨事が相次ぐ。

このような特徴の結果として、黒点最大期には、革命、暴動、大殺戮、戦争、新しい指導者の出現、反乱、社会変革、専制政治への反発、移民、処刑などの激しい現象が発生する。


太陽黒点最大期は、このように、最も社会が激動する時期となる。

基本的には、この時期は、「社会は暴力的になる」ということになり、太陽活動が予想通りに進行すれば、2023年から 2026年の頃にそのような状態がやってくる。

ただ、何度か述べたように、現在の太陽活動は予想以上に低く、そして、次の太陽活動もかなり低いものとなる可能性がある。

太陽の影響も、それに準じるものとなるかもしれない。

それでも、太陽活動最大期は、他の時期よりは黒点活動が活発になるはずで、それに伴い社会的な状態の変化はあるだろう。

しかし、その前の問題として、現在の太陽活動の極小期がもたらす悪影響に私たちは対処していかなければならない状況にある。

具体的には、極端な気象、農作の不振、それによる食糧の問題、気象災害等による多数の難民の発生、そして、それらから発生する可能性のある地政学的問題。

それを乗り越えて行かなければならない。

しかしまた、別の見方をすれば、この太陽活動の極小期は、歴史的に暴力が減少する。

そのような環境を提供してくれる極小期は、人間社会の合理性と人間の本質の理解に基づいて、私たちが、環境と調和した新しい社会を作り出せる機会でもある。

極小期は、将来の世代が、平和で持続可能な繁栄の歴史を歩むことのできるようになる計画を立てられる時でもあるのだ。

その文章の中に、どう考えても太陽活動とは関係のないと思われる話が出てきまして、それは、

「ローマ帝国も、古代ギリシャも、文明の滅亡に先んじて人口減が起きていた」

ということが書かれていたのでした。

少し抜粋しますと、以下のように記されています。

ローマ帝国の衰退と崩壊

皇帝たちは、独立性と独創性において「逆優性」の立場を取り、子孫を作ることに熱心ではなかった。そのため、社会の中で子どもを作るのは、当時の奴隷の人たちが中心となっていった。

そして、ローマ帝国の総人口は、西暦 100年ころから急激に減少し始める。

最終的にローマ帝国が崩壊に向かう時には、出生率の低下を伴った。特に、上流階級の間で出生率が低下した。また、乱交や中絶、あるいは間引きが乱発した。

人口が減少する中で、ローマの兵士にローマ人以外が据えられ、皇帝にさえもローマ人ではない人物があらわれた。また、皇帝たちは性的な倒錯にとりつかれた。

古代ギリシャと古代ローマを研究する現代の歴史家たちは、これらの文明の衰退の始まりには、出生率の低下を伴っていたことを述べる。多くのギリシャ人やローマ人が、子どもを産み育てるということを望まなくなっていた。


この状況、特に、

> 多くのギリシャ人やローマ人が、子どもを産み育てるということを望まなくなっていた。

というのは、まさに今の地球の主要国の人たちの価値観と一致しています。

過去には、そういう集団は「必ず滅亡した」らしいのですが、確かに、現代の地球では、どの国の人ということもなく、子どもを産んで育てるということを望まなくなっている民族の集団になっているようで、地球人が比較的全体として子どもを望まなくなっている状況です。

ちなみに、この少子化とか人口減の問題について語られる時には、必ず「経済」とか「格差」とかの言葉が添えられますが、それが根本的な問題ではないことは、過去には「多くの人たちが、ものすごい貧困状態でも、こんなに激しい少子化など起きなかった」ことからわかります。日本もそうです。

それは、過去 50年くらいの「出生率の変化」のグラフを見てもわかります(たった 50年!)。全世界は、どこもくまなく出生率は下がっていますが、それが顕著なアジアの例です。

asia-birthrates-2016.jpg

日本の少子高齢化は強く言われてきていることですが、こう見ると、他のアジア諸国の方が、減少の速度が速すぎて「危機的」な感じがします。

タイなどは、1970年に特殊合計出生率(一人の女性が一生のうちに出産する子どもの平均数)が「 5人」を超えていたのに、今は、日本より低い( 1.4人)のです。

香港や台湾などは、一時的に「 1人」を下回っています。

なお、人口置換水準という言葉で現されますが、「人口を維持できる合計出生率」は、

「 2.08人」

なのだそうです。

これを上回っている国がアジアにはひとつもないですので、これらすべての国において、移民政策等は除いて、純粋な人口は減っていくことになります。

これは西欧諸国も同じで、数字だけで示しますと、2016年の出生率は以下のようになっています。

主要国の特殊合計出生率

・日本 1.44
・アメリカ 1.82
・フランス 1.92
・ドイツ 1.59
・イタリア 1.34
・イギリス 1.79
・スウェーデン 1.85
・タイ 1.40
・シンガポール 1.20
・台湾 1.17
・韓国 1.17


主要国に、人口を維持できる水準の出生率の国が基本的にないのです。

先ほどあげましたローマ帝国とか古代ギリシャなどのように、社会が子どもを望まなくなったコミュニティが地域的に出現することはあったでしょうけれど、今の世界のものすごいところは、

「地球全体の単位で、子どもを望まなくなっている」

ということです。

出生率の低下が一部の民族と文明に発生しているのではなく、地球全体であり、こういうことは、現在の地球の文明史上初めてのことではないでしょうか。

そんなことを思っていた中、数日前、フランスのエクス=マルセイユ大学の研究者たちによる調査で、

「ネアンデルタール人の絶滅は、出生率の低下による人口減が原因である可能性」

についての仮説が科学誌に発表されたのでした。

「ネアンデルタール人も?」と驚きましたけれど、この研究は、一種の統計学的なアプローチによるもので、科学的にこの仮説が最も正しいというようなものではないです。

それでも、「人口減に突き進んだ民族は滅びる」という掟を考えている中で、古代人たちでも同じようなことが起きていたのかなと興味を覚えました。

その研究を報じていた記事をご紹介したいと思います。

なお、ネアンデルタール人の滅亡に関しては、現在の人類学では、仮説はたくさんありますが、以下の Wikipedia の記述の通りとなっています。

ネアンデルタール人 - Wikipedia の項目「絶滅」より

ネアンデルタール人が絶滅したのは2万数千年前だが、その原因はよくわかっていない。


ここからです。

Declining Fertility Rates May Explain Neanderthal Extinction
efreenews.com 2019/06/01

ネアンデルタール人の絶滅の原因が出生率の低下で説明できる可能性

ネアンデルタール人が地球から消滅した理由について、これまで活発な科学的議論がおこなわれ、彼らの絶滅を説明するために多くの仮説が提唱されてきた。

このたび、オープンアクセスの科学誌 PLOS ONE に、このネアンデルタール人の絶滅に関しての新たな仮説が発表された。

人口モデリングを基盤とした説を発表したのは、フランスのエクス=マルセイユ大学のアンナ・デジョアンニ (Anna Degioanni)助教授と、研究チームだ。

ネアンデルタール人の絶滅を研究する人たちにとっての最大の課題のひとつが、仮説の検証を可能とする実証的なデータが存在しないことだ。

これまでのネアンデルタール人の絶滅に関しての仮説では、疾患の流行や気候変動などのカタストロフ的事象が説明されることが多かったが、今回、研究チームは、これまで出された仮説とは異なる絶滅シナリオを調査するために、人口統計学的要因を調査することを可能にするネアンデルタール人の人口モデルを作成した。

その結果、既知のネアンデルタール人の歴史として認識されている時間枠の中で、ネアンデルタール人たちの間に人口減少が発生し、4,000年から 10,000年の時間軸の中で絶滅した可能性があるという。

デジョアンニ助教授らは、現代の狩猟採集者集団と現存する大型類人猿の観察データ、そして、以前の科学的研究から入手可能なネアンデルタール人の遺伝学的および経験的データを用いて、ネアンデルタール人の絶滅モデル(生存率、移住率、出生率、等)のための人口統計パラメータを作成した。

研究者たちは、人口が 5,000人を下回った時点で「絶滅」と定義した。

このモデルによれば、ネアンデルタール人の若年層の出生率の低下とともに、1万年以内に絶滅に至った可能性がある。

研究者たちは、この研究によって決定的な説明をする意図はなく、「ネアンデルタール人の絶滅に関して、そのような経過も起こり得ていた」という別の角度の探究を提示することが目的だ。

それでも、この研究は、出生率の低下や、乳児死亡率の上昇といった比較的小規模な人口統計学的変化がネアンデルタール人の絶滅につながったという可能性を示唆するために実証的なデータを使用した最初の研究であると研究者たちは述べる。

デジョアンニ助教授は次のように記している。

「本日 PLOS ONE で発表したネアンデルタール人の絶滅に関するこの研究は、『なぜ』ネアンデルタール人が消えたのかを説明するものではない。そうではなく、この研究は、ネアンデルタール人は『どのように』消えていったのかを識別するためのものといえる」

「この独自のアプローチは、人口統計モデリングに基づいている。そのモデリングによる結果は、出生率の非常にわずかな減少が、ネアンデルタール人の人口全体の消滅を説明するかもしれないということを示唆している」

「なお、この研究によれば、この人口の減少は、すべての女性のネアンデルタール人と関係していたのではなく、最も若い年代層の女性たち(20歳未満)と関係していた」

ここまでです。

この記事の最後の部分もいろいろと感じるところがあります。つまり、この統計学的モデルが語るところは、「ネアンデルタール人の最も若い年代の女性たちの出生率が下がった」ということを示しているようで、つまり、ネアンデルタール人のコミュニティで、「若い女性たちが、子どもをつくらなくなった」と。

これはもう、ローマ帝国、古代ギリシャ、そして「現代」とほとんど同じだなと思います。

ちなみに、この、やや変わった視点からの研究を行ったアンナ・デジョアンニさんは、女性人類学者で、エクス=マルセイユ大学の助教授だそうです。

今から 2年ほど前に、「今後の地球の人口の構成がものすごいことになる」ということについて、以下の記事で取りあげさせていただいたことがありました。

The Demographic Timebomb: A Rapidly Aging Population
VISUAL CAPITALIST 2017/06/07

人口統計的な時限爆弾 : 急速に高齢化が進む世界

21世紀に生まれた学生世代の若者たちは過去最高のクレジット負債を抱え、多くが仕事の将来の見通しも危うい中で、割の合わない人生となっていく可能性を持つ。

しかし、彼ら若い世代が直面しているもうひとつの経済的な逆風がある。

それは、世界的な高齢化だ。

全世界の 65歳以上の高齢者の人口比率は、現在の 10%から 2050年には 20%に倍増する。

今の学生世代の人たちが働き盛りとなっている頃には、この地球には 16億人の高齢者がいることになる。

誰かが払い続けなければならない

今回は、世界の人口統計がどのように変化しているのか。そして、急速に高齢化している世界人口の経済的課題を示す。

高齢になれば、働き口も減り、それと共に周囲からの援助が必要となる。しかし、今後の高齢者の増加した社会では、サポートする側とされる側の比率に問題が生じる可能性がある。

結局のところ、主要国の各国はすでに医療と社会保障について、毎年何千億ドルも費やしている。しかし、現在のそれらのシステムはずいぶん以前に設計されたもので、今後の高齢者比率の増大の中でも働くようにはできていない。

今後、逆風にさらされる国はどこか?

ほとんどの国が高齢化の問題に直面しているが、その中のいくつかの国での問題はより深刻だ。

日本、イタリア、ドイツ、カナダ、フランスそしてイギリスなどの国々では、65歳以上の高齢者に対しての就労者(15-64歳)の割合の尺度である潜在的支援率(Potential Support Ratio:年金生活者を支える現役勤労者の割合)が 5.0 以下( 1人の高齢者を 5人以下で支えるという意味)になると予想されている。

これらの国々はすべて 2050年までに、高齢者人口が国全体の人口の 30%以上を占める。

米国は若干良い状況だが、それでも 2050年までに人口の 27.9%が 65歳以上になると予想される。

出生率の低下と世界的な高齢化と対峙していく 21世紀の若者世代は、この人口統計的な時限爆弾を緩和していくことができるのだろうか。

ここから、そのイラストをご紹介します。イラストの中に記した日本語が読みにくい部分もあると思いますので、イラストの下に文字として記しておきます。

全体としててわりとものすごく暗澹とした気分になる内容ではあります。

概要
future-old-01.gif
・2050年までに世界の65歳以上の高齢者比率は現在の10%から20%に
・その80%にあたる13億人の高齢者が低所得国家に住む
・そして、その時には世界の70%の人口が都市部に住んでいると予測される
・アメリカでは2014年に7人に1人にあたる4620万人が65歳以上
・2050年までに地球の人々の食糧を確保するためには現在の70%以上食糧生産をアップする必要がある


2015年現在、人口の20%以上が60歳以上の国
2015-over-60.gif
・2015年時点で、世界で日本だけが高齢者比率が人口の30%超
・ヨーロッパの主要国は25%を上回っている国が多い
・カナダ、アメリカ、ロシア、オーストラリア、ヨーロッパ各国なども20%以上


2050年に人口の20%以上が60歳以上になると予測される国
2050-old-earth.gif
・2050年には、カナダ、ヨーロッパの大半、中国、韓国、日本などが人口の30%以上が65歳以上の高齢者に
・他にも、アフリカやオセアニアの一部を除き、全世界のほとんどの国が人口の20%以上が高齢者となる
・アジア全域の高齢者比率は62.3%に


世界各地の65歳以上の人を支える現役勤労者の割合
psr-65.gif
状況が「悪い」とされた国は日本を筆頭に以下の通り

・日本 高齢者1人を支える現役人世代は 2.1 人
・イタリア 高齢者1人を支える現役世代は 2.6 人
・ドイツ 高齢者1人を支える現役世代は 2.9 人
・フランス 高齢者1人を支える現役世代は 3 人
・スペイン 高齢者1人を支える現役世代は 3.3 人
・イギリス 高齢者1人を支える現役世代は 3.3 人
・ポーランド 高齢者1人を支える現役世代は 3.6 人
・カナダ 高齢者1人を支える現役世代は 3.8 人
・ウクライナ 高齢者1人を支える現役世代は 4.2 人
・ロシア 高齢者1人を支える現役世代は 4.9 人

2030年までに最も60歳以上の人口が増える国は?
2030-oldest.gif
順位(人口100万人以上の国のみを抜粋)
1位 日本
2位 フィンランド
3位 韓国
4位 香港
5位 台湾

そのページの図の中で、「2050年に、人口の 20%以上が 60歳以上になると予測される国」を示したものがありました。

2050年に人口の20%以上が60歳以上になると予測される国
2050-old-earth.gif

このように、アフリカと南アジアの一部を除いて、「地球のほぼ全部が高齢化となる」ことが予測されていまして、場合によっては、この 2050年の状況に至る時期は、さらに早まる可能性もあります。

こうなってくると、どの国も「いろいろなことを維持するのが難しい」状態となってくるはずです。

そして、こういうような状況が来るのは、そんなに遠いわけではなく、しかも「確実に現実として訪れる」ことが決定していることを考えますと、どうしても、「将来的にいろいろと維持していくのは無理なのだろうな」とは思ってしまいます。

ただ、ローマ帝国にしてもネアンデルタール人にしても、人口減から「滅亡」にまでの時間軸は、数百年とか数千年という長い時間が示されていましたが、現在の状況はそれとは違います。

このような事態は「たった数十年で進行した」わけで、その分、滅亡までの時間軸もどうしても過去と比べて早いものとなりそうです。

最終更新:2019/06/07 21:31

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