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2019/05/29 22:56

気象の異常が定着していく中、世界各地で春を飛ばして「冬から夏へ」。中国では、気象コントロールを行い続けているにも関わらず世紀の干ばつが拡大中

2019年5月21日の中国の報道より
yunnan-drought-2019.jpg

日常となった異常

この数日、東日本などでとても気温が高かったことが報じられていまして、北海道では、39.5℃として 5月としての日本での最高気温の記録が更新されていました。

気温自体も大変なものなのですけれど、「気温の動きがもはや異常だよなあ」と、つくづく思いましたのは、その気温の急激な変化の様子でした。

これは、5月28日の報道の「タイトル」だけを見てもわかります。

2019年5月28日の tenki.jp の報道タイトルより

・今朝 わずか4時間で20度近く上昇 北海道佐呂間

・正午の気温 帯広など前日より15度以上ダウン


4時間で 20℃気温が上がるというのは、尋常な現象ではないと思いますが、これよりも、今回の北海道の高温の報道で、ちょっと気になったのは、以下のものでした。

テレビ報道が文字にされたものですので、ややわかりにくいですが、北海道の帯広でこの高温により「チューリップ 10万本が枯れる」ということが起きたのです。

チューリップ10万本枯れる 「31年で初めて」 帯広の観光ガーデン
UHB 北海道文化放送 2019/05/27

5月26日に、39.5度と史上最高の気温を観測した道内は27日も気温が上がり、帯広市ではチューリップが枯れるなど影響も出ています。

26日、オホーツクの佐呂間町で39.5度の観測史上最高の気温を更新した北海道。27日も午前11時までに帯広で33.4度、北見で32.1度など真夏並みの気温となっています。

この影響で、帯広市の観光ガーデンでは。

八木隆太郎キャスター:「暑さの影響で花びらが枯れてしまってる。触るとぱりぱり音を立てて粉々に」

紫竹ガーデン 隈本和葉専務:「31年間で初めてです」

例年の見ごろは6月10日ごろまでですが、40万本中約10万本が枯れる被害が出て、27日朝から球根を抜く作業が始まりました。


北海道がこの異様な高温に見舞われたのは、たかたが 2日間ですが、その中で、

> 40万本中約10万本が枯れる被害

ということになったようです。

さすがにこのような気温には、短期間であったとしても、チューリップたちは耐えられなかったようです。

そして、枯れていないチューリップたちの中にも相当弱っているものがいると思われますが、問題は、

「影響を受けた植物がチューリップだけのはずがない」

ということです。

この帯広は、十勝(とかち)地区という場所で、広大な農業地となっています。

ご記憶の方もいらっしゃると思いますが、2016年8月に 4つの台風が北海道を襲いまして、特にこの十勝が甚大な被害を受けました。

その際に、ジャガイモの生産が壊滅的になり、翌 2017年春には、

「日本の店頭からポテトチップスが消えた」

という出来事が起きました。

十勝への台風の直撃で翌年ポテトチップスが消えたとき
potato-kieta-2017.jpg

このあたりは、カルビー社の「気象災害への対応について」という資料に詳しく書かれています。
http:●//chubu.env.go.jp/earth/mat/data/CS12-S2.pdf

今回、チューリップが大量に暑さのために枯れた場所が、まさにこの十勝なんですけれど、農業作物とかは影響は受けなかったのですかねえ・・・。

ジャガイモは暑さにはある程度強いだろうとはいえ、北海道の地で「ほぼ 40℃」という気温は、多くの植物や作物にとって想定外だったと思え、多くの植物種にある程度のダメージがあったのではないかという気はします。

そして今、このような「唐突な高温」が、東アジアの各地に出現しています。

それにしても、今の世界の気象のアンバランスさはものすごいものでして、ヨーロッパやアメリカのこの春は、つい数日前まで、以下のような記事にあります通り、「春が訪れない異様に寒い春」となっていました。

ヨーロッパで過激化する「真冬のような春」の状態。スウェーデンでは5月としては異例の -10℃以下の気温が記録される

2019年5月6日のスウェーデンの報道より
sweden-cold-spring.jpg

スイスでは74年ぶりの5月の雪に

5月5日に、ヨーロッパで季節外れの雪や寒波が続いていることを以下の記事でご紹介させていただきました。

5月になってもまだ雪が降り止まないヨーロッパ各地

2019年5月4日の英国の報道より
may-snow-uk.jpg

2019年5月4日 五月の大雪に見舞われたドイツのアイフェル
eifel-germany-0504.jpg
その後、5月6日になり、欧州各地の寒波はさらに激しくなり、特に北欧やドイツ、フランスなどでは、とても 5月とは思えない異様な気温の状況となっています。

以下は、5月6日の北欧各地の最低気温の分布です。

2019年5月6日の北欧各地の最低気温
sweden-map-0506.jpg

たとえば、日本の北海道などでもそうですが、ある程度寒冷な地域であっても、5月に平地で氷点下を記録するというようなことは基本的にないわけですが、北欧では各地で氷点下、しかもスウェーデンなどでは -12℃などを記録している状況となっています。

なお、冒頭のスウェーデンの報道の「夏に何が起きているのか」というタイトルの意味は、スウェーデンの気象機関では、

「平均気温が 10℃以上の日が 5日間連続すれば、夏と定義される」

のだそうです。

このような極端な寒冷化の状況を作り出しているのは、北極からの冷たい大気「極渦」のためだそうで、現在、ヨーロッパの上空は以下のような大気の状況となっているようです。

5月はじめのヨーロッパの大気の状況
arctic-blast-2019.jpg

今の季節に、このように北極の大気がヨーロッパに流れこみ続けるというのは、なかなか珍しいことだと思われます。

ところが、ヨーロッパにも、一昨日あたりから「熱波に近い大気」が流れてきていまして、以下の気象図のように、スペインやフランスでは、

「春を飛ばして、いきなり冬から夏になった」

ような気温の状態となっています。

これは、平年の気温との差異で、赤が濃くなればなるほど「平年より気温が高い」ことを示します。ドス黒い赤だと、平年より 10℃以上高いことを示します。

2019年5月27日のヨーロッパの気温の平年との差異
kion-2019-0527.jpg

スペインとかウクライナ、そしてロシアの一部は、深刻なほどの気温の急上昇を見せていますが、スペインとウクライナは、これもまたどちらも農業大国でありまして、ロシアとウクライナについては、2010年にやはり異常な高温に見舞われて、小麦粉の生産が大幅に落ち、

「ロシア政府が小麦の輸出を禁止した」

という出来事がありました。

その際のことは以下の記事の報道にあります。

食糧援助小麦の95パーセントをロシアから購入していた国連世界食糧計画が陥った小麦不足

2010.08.10ロシアの小麦輸出禁止は食糧援助にむち打つものだ - 世界食糧計画

ロシアの小麦輸出禁止措置により、発展途上国に届けられる食糧援助の量が削減されることになり、世界のもっとも貧しい何百万人の人々は飢えていくことになるかもしれないと世界食糧計画( WFP )は警告した。

WFP のスポークスマンがダウ・ジョーンズ・ニュースワイヤーに語ったところによると、ロシアの輸出禁止によって小麦価格が急騰しており、このままでは小麦の入手が滞る恐れがあり、現在、ロシア側に人道支援用に関しての小麦輸出禁止の免除の方策を探しているという。 WFP は国連の機関で、人道的な食糧援助機関としては世界でもっとも大きい。

「この高い小麦価格がさらに多くの人々を飢えさせていくのは明白だ。現在、私たちは、人道援助のための輸出禁止の免除を求めている」と、 WFP のスポークスマン、キャロライン・ハーフォード氏は述べた。

WFP は2009年、人道危機や紛争地帯を含む73の国に食糧を供給した。 WFP が2009年に購入した食糧260万トンのうちの3分の1以上は小麦で、小麦の不足は、非常に多くの人道援助に影響する。

WFP の小麦の約95パーセントは、ロシアの黒海周辺で生産されたもので、この地域は、世界の小麦の約4分の1を生産している。しかし、この地域一帯は今年、猛烈な干ばつによって、多くの収穫を失った。そして、ロシア政府は、8月15日からロシアからのすべての穀物の輸出を禁止すると発表した。

2010年の最初の7ヶ月間に WFP が購入した55万トンの小麦のうちの68パーセントがロシア産で、残りはウクライナとカザフスタンからのものだ。

WFP のハーフォード氏は、ロシアの輸出禁止が WFP には免除されることを期待しているとしながらも、あまりにも WFP がロシアからの食糧供給に傾いていたことに関しては再考しなければならないかもしれないと語った。

「ロシアに過度に依存している現在の状態は警戒を要するのかもしれない」と付け加えた。

現在、小麦価格は急騰している。
生活必需品の安価な小麦の供給が不足するのではないかというおそれで、小麦価格は50パーセント以上急騰し、先週、過去2年間で最高の価格に達した。


今年のヨーロッパ、そしてロシアとウクライナなども気象と気温は不安定なままで進行していくことは確定的っぽいですね。

それをあらわす例としては、たとえば下の写真は、イタリアのガヴィア峠という場所ですが、普通ならそろそろ夏の風景になってきているものが、つい 2日ほど前の 5月26日には、こんな大雪の中の光景だったのですよ。

2019年5月26日のイタリア・ガヴィア峠の様子
gavia-snow-0526.jpg

人々の身長と比べますと、少なくとも 4メートルくらいは雪が積もっています。

雪が溶けるような気温がなかなか到来しなかったのです。

こんな気象だったヨーロッパに一気に夏がやってきた……ということになるようですけれど、「自然というものは唐突な変化に弱い」ものですので、どんなものでしょうね。

暖かかろうが寒かろうが「季節外れ」という状態が続いていくことが、自然にも植物にも一番良くない状況になるのだと思われます。

ところで先ほど、この高温は「東アジア各地に広がっている」というようなことを書きましたけれど、Yahoo! の気象ニュース「アジア異常高温 北朝鮮は100年来の干ばつ」という気象報道には以下のようにありました。

この暑さは日本だけの話ではありません。

中国

23日(木)には北京で36.9℃、河南省安陽で39.9℃、ピョンヤンで31.4℃まで気温が上昇しました。いずれも平年を10℃ほど上回る真夏のような陽気です。

北朝鮮

こうした暑さや、記録的な少雨の影響で、北朝鮮では100年来の干ばつが発生しています。

北朝鮮の労働新聞によると、今年初めから今月15日までに降った降水量は56.3ミリで、1917年以来の少雨となっているとのことです。国連は、北朝鮮で1,000万人が深刻な食糧危機に陥っていると発表しました。

韓国

韓国でも少雨の傾向が続いています。ソウルの5月の降水量はこれまで30ミリしかなく、これは5月の月間平均降水量の3分の1にしかすぎません。


中国も、5月にして 39.9℃というのは、何ともいえないですけれど、記録的な気温なのではないでしょうかね。

北朝鮮の干ばつも、最近までは「 30年ぶりの」というような形容となっていましたけれど、現在は「 100年来」ということになっているようで、しかも国連の予測では、これからさらに状態がわるくなる可能性があるとされています。

現在の世界は「大洪水」に繰り返し見舞われていると同時に、世紀の干ばつにも世界各地が襲われているというアンバランスな状態で、以下の記事でふれましたように、すでにいくつかの農業大国で、致命的な影響が出始めています。

それぞれの原因は、大雨や寒波、あるいは干ばつと、いろいろですが、「人類の食べる物」のフィールドが大きく荒らされ始めていることがわかります。

世界的な食糧危機がやってくる フランス、アメリカ、オーストラリアなど農業輸出大国で記録にないような甚大な被害が進行していることが明らかに

2019年5月23日凍結して収穫不能となったフランスのトウモロコシ
frost-corn-france.jpg

記録にない地球規模の農作物被害

世界各地で深刻な農業被害が起きていることを、アメリカのメディアが特集していまして、その記事のすべてに報道へのリンクがつけられていましたので、今回はそこで取り上げられていた「世界各地の農業被害」についてご紹介させていただこうと思います。

最初に書いておきますと、その破壊の規模は「すさまじい」ものです。

取り上げられていた国は、

・フランス
・オーストラリア
・イタリア
・メキシコ
・北朝鮮
・アメリカ
・アルゼンチン

です。北朝鮮は別として、他の国はどの国も「果実を含む農作物を大規模に輸出している農業大国」となるわけで、それらの国で、このようにいっせいに大規模な農業被害が発生するというのは、記録にもないのではないでしょうか。

穀物の大輸出国であるオーストラリアなどは、今年は、「穀物を輸入する」事態となったほどです。

まだ大きな被害が報告されていない他のいくつかの国々が、今後、農作物に影響を受けるような異常気象に見舞われ始めると、「食糧価格」あるいは「供給そのもの」に本格的に問題が出てきそうだというようなことを書かせていただいたのですが、5月中旬まで大きな農業被害が報告されていなかった中国でも深刻な干ばつが広がりつつあります。

中国は農作物の輸出国という側面というより、「何しろ人が多い」、つまり「どこの国より食糧がたくさん必要な国」であるわけです。

まして、今、豚コレラで豚肉の値段が今後急上昇することが避けられなくなっていて、そこに野菜や穀物も影響を受け始めますと、いろいろと周囲の国への影響も大きくなりそうです。というか、現時点で中国の食糧価格はすでにかなり上昇しているようです。

5月17日時点の中国食糧価格の推移
china-food-price0517.jpg

そして、この中国で、深刻な干ばつが拡大しつつあるようです。雲南省の干ばつについて、中国の英字メディアの報道をご紹介して、今回の締めさせていただこうと思います。

ちなみに、報道にも出ていますが、中国政府は「人工降雨」の試みも続けているようですが、今のところ大きな成果は出ていないようです。

以前、以下の記事で、中国が大規模な気象コントロール技術を始めたことを書きましたけれど、これが現在どの程度稼働しているのかどうかわからないですけれど、今のところ効果は見られないようです。

いよいよ中国で実行される人工降雨のための「人類史上最大の気象コントロール・プロジェクト」は日本の、そして地球の気候にどんな影響を与え得るか

2018年3月27日の科学技術系メディアの報道より
china-rain-system.jpg

China Is Building a Rain-Making System Three Times as Big as Spain
interestingengineering.com 2018/03/27

中国政府は巨大人工降雨システムを建築しており、その広さはスペインの国土面積の3倍にもなる

中国政府は、インドからのモンスーンの雲を遮る「天候修正システム」を導入する計画を進めている

中国は雨による恒久的な水供給を確保するために、大規模な気候変動プロジェクトを実施しようとしている。このシステムは、雲の播種(雲の元になる物質を散布等すること)に使用できる氷とよく似た構造の化合物であるヨウ化銀を生成する固体燃料の燃焼室の大規模な連結構造から作られる。

いったん設置されると、このシステムは、中国の該当地域で降水量を年間 100億立方メートルまで増加させられる可能性がある。

この装置は数万ユニットの燃料室からなり、そのすべてを設置すると、スペインの国土面積の3倍に及ぶ 160万万平方メートルの大地を覆うシステムとなり、これはチベットの高原に設営される。

世界最大の単一気象変動プロジェクト

この中国のシステムは、これまでに世界で試みられた中で最大の単一の気象変動プロジェクトでもある。

このシステムは、ヨウ化銀を生成する固体燃料を燃焼させる小くて、比較的低い技術水準で作ることのできる燃料室ユニット群に依存している。設置した地域の山に風が通過すると、雲となり得る粒子が大気中にばらまかれ、雲が形成されるというものだ。このシステムは中国国有の中国航空宇宙科学技術公社によって開発された。

システムに使われている燃焼室は、標高 5,000メートルを超える場所での酸素不足の環境下で高密度の固体燃料を効率的に燃やす方法を見つける必要があったが、この方法は、宇宙科学者によって見出されて設計された。

この燃焼室の設計は非常に正確であるため、メンテナンスなしで何ヶ月も燃焼させ続けることができ、蒸気や二酸化炭素のみを放出し、環境に敏感な地域でも使用することができる。

稼働した場合には、このシステムにより年間 5〜 100億立方メートルの水供給量を増加させることができると試算される。

このシステムはもともとは、中国の防衛プログラムの一環として、中国航空宇宙科学技術公社によって開発されたものだった。このような気象コントロール技術は、戦争の際に敵の侵入等を妨ぐことのできる可能性を作り出すための技術として、すでに中国とアメリカ、そしてロシアでも開発されていると報告されている。

干ばつや洪水などの自然災害の可能性を高める方法の開発に対しても、各国の調査が行われている。

中国の航空宇宙科学技術公社は、最近、中国清華大学、そして中国青海省と大規模な天候修正システムを導入する契約を結んだ。

この共同研究により、2016年には、インドのモンスーン雨雲を傍受する方法を模索する大学の研究と共に、研究者たちは、降雨システムで使う燃焼室の知見を得た。

航空宇宙科学技術公社のレイ・ファンペイ(Lei Fanpei)社長は、以下のように語っている。

「チベットの天候を変えることは、中国の水不足問題を解決するための重要な革新です。それは、中国の発展と世界の繁栄のみならず、人類全体の幸福にも大きく貢献できるはずです」

中国は様々な理由で気象変更テクノロジーを利用してきた。たとえば、2008年の北京オリンピック大会の開会式では、大会期間中に雨が降らないように気象をコントロールするために、ヨウ素銀が充填されたロケットを雲に発射して、北京に雲が到着する前に降水量を確実に落とした。

今回のチベットでのプロジェクトでは比較的低い技術が用いられているが、これは正確なデータを得ることができながらも、コストが抑えられていることを意味する。このシステムのすべての通信および他の電子機器は、太陽エネルギーによって駆動される。装置の各部は、スマートフォンアプリによって監視および制御することができる。

なお、このプロジェクトの詳細の多くは、高度なセキュリティ監視下にあり、開始される日付けはまだわかっていない。

ここまでです。

この「スペインの国土よりも広い」というような超巨大装置を設置し、稼働させる場所はどのあたりかというと、完全に正確なところはわかりようがないですが、「青海省(要するにチベット)」と契約を結んだということは、その位置のあたりになると思われます。

中国・青海省と周辺の地図
seikaishou-china.jpg

このあたりは、チベット文化やモンゴル文化の伝統が強く見られ、重要な仏教僧院等もある場所ですが、結局、その広い高原が「装置で埋められる」ことになってしまうのかもしれないですが、そのことはさておき、

「このあたりの気候に関与する大きな大気の流れはどうなっているか」

といいますと、これは一定したものではないとはいえ、たとえば大ざっぱに下のような図を見ますと、中国の青海省あたりは、日本などにとって、「大きな大気の流れのストライクゾーン」だということがわかります。

japan-seikai.jpg

このように、思いっきり日本への直接的な大気の流れのルートの途中で、「故意に気候が荒らされる」ということになりそうなのですね。

「現在、地球の大きな大気の流れのバターンが崩壊しつつあっるから」ということが中心です。

このような科学的な巨大プロジェクトの前提には、過去の気象データを含む膨大な数々のデータがあると思いますが、そんなデータも、数値として具体的なものが集まるのは、中国でもどこの国でもせいぜい数百年前くらいまでのものであって、今起きようとしている変化は、そういうものではない可能性があるからです。

特に、「ジェット気流の変化、あるいは崩壊」は、今後も頻発する可能性があるように思います。

ジェット気流の崩壊については、以下の過去記事などをご参照いただければ幸いです。

《特報》地球の気流が壊れた ジェット気流が赤道を通過して北極から南極に進むという異常すぎる事態。このことにより、この先の気象と気温はこれまでに考えていた以上のカオスとなる可能性が極めて濃厚に

2016年6月30日気象の専門家たちは「私たちは地球規模の気候緊急事態を宣言しなければならない」と語り、騒然が広がる

カナダ・オタワ大学の気象学の専門家ポール・ベックウィズ教授による事態の解説
jet-stream-equator.jpg

ベックウィズ教授の動画解説欄の翻訳
北半球のジェット気流が赤道を越えて進行し、そして、南半球のジェット気流と合流するという事態が起きています。

これは今までになかった新しいジェット気流の動きだと思われ、そして、このことは、気候システムの騒乱が進行中であることを示しています。

現在の私たちの気候システムの振る舞いは、私たちが予想していなかった状況、あるいは予想はしていても、過去に経験したことのない新しい、あるいは恐ろしい方法で私たちを驚かせ続けています。

混乱した気候の世界へようこそ。

私たちは今、地球規模の気候緊急事態を宣言しなければなりません。


今回ご紹介することは本当に驚くべきものですが、最初に何が問題なのかを簡単に記しておきます。

まず、そもそも、ジェット気流とは通常はどのような動きを見せるものかということと、そして、今はどのようになっているのかということから入らせていただきますと、まず、通常のジェット気流というのは、Wikipedia の説明では、以下のようになります。

ジェット気流 - Wikipedia
ジェット気流とは対流圏上層に位置する強い偏西風の流れ。

主要なものとして北緯40度付近の寒帯ジェット気流と北緯30度付近の亜熱帯ジェット気流がある。


図で示しますと、下のようになります。

通常のジェット気流の一例
jetstream-past.jpg

地図の下に「赤道」の位置を加えましたが、寒帯ジェット気流も、亜熱帯ジェット気流も、どちらも赤道などとはまったく関係しない場所を循環するのが普通だということがおわかりかと思います。

しかし、冒頭の動画のタイトルに「ジェット気流が赤道を通過している」とありますように、「ジェット気流が赤道を通過している」という壊滅的な変化が見られているのです。

下の写真は、アジアからオーストラリアくらいまでの位置の現在のジェット気流を示したもので、赤と緑で示されているジェット気流が「赤道」を通過して、しかも、寒帯ジェット気流と亜熱帯ジェット気流が「出会っている」という異常な光景が記録されたものです。

jet-stream-asia.gif

これまでの考え以上に気象と気温が混乱する可能性

ことの発端は、気象などの記事を記しているロバート・スクリブラー(Robert Scribbler)という方がブログ上で、このジェット気流の異常を指摘した

「巨大な重力波が冬と夏をゴチャゴチャにしてしまうのか? 壊れてしまったジェット気流が今、北極から南極に走っている」

というタイトルの下の記事の投稿以来、ソーシャルネットワーク上で大きな話題となり、冒頭のように、このことについて気象学の観点から状況を解説する専門家なども現れるというような騒動となっているという次第です。

wrecked-jet-stream0s1.jpg

これは「ジェット気流の動きが、これまで一度も見たことのないものとなっている」ということなんです。

先ほどのブログのタイトルに「冬と夏をゴチャゴチャにしてしまうのか」とあったり、冒頭のオタワ大学のベックウィズ教授は、「混乱した気候の世界へようこそ」と書いていたりしているのを見てもわかるように、今後、今まで想像していた以上の経験したことのない気象や気温が出現する可能性がより高くなっていると言えます。

ちなみに、ジェット気流のこの異常に関しては、「こういうことが起きている」という事実があるだけで、「理由」や「原因」は誰にもわかるものではないもののはずです。

どうしてこんなことが? ということに対しての答えは出ないと思われます。

しかし、現実として起きている。

この現象が、どのような異常気象や異常気温をもたらすのかも予測はできません、

しかし、最近言われていたような、「今年の夏は、エルニーニョからラニーニャに移行するから猛暑」というような単純な図式で、これからの気候や気温を考えることはできないと思われます。

完全に変わってしまった地球の大きな大気の流れ

今回のジェット気流の異常ともいえる位置の変化を見まして、この2、3年の間に書いたいくつかの記事の現象の理由がわかったような気がします。

2013年の6月に、ハワイから消滅しつつある「そよ風」。でもその理由は誰にもわからない

Hawaii's gentle breezes disappearing, but scientists don't know why
CTV News (カナダ) 2013.06.04

ハワイのおだやかなそよ風が消えつつある。しかし、科学者たちはその理由がわからないという

人々がハワイに住みたいと思う理由のひとつに、ハワイ特有の心地よい「そよ風」もその中に含まれているように感じる。それらの穏やかな風は北東からやってくるもので、ハワイの湿度を追い払ってくれることにも十分に役立っている。

ハワイでは人々が涼むために、家のリビングではなく、庭や駐車場などでリラックスしている光景は珍しくない。涼しいそよ風と冷たい飲み物があれば、扇風機もエアコンもなくとも、快適に過ごせるのだ。

ところが現在、専門家が言うには、貿易風と呼ばれるこれらのそよ風が減少し続けていて、ハワイの人々の生活にも少しずつ変化をもたらしている。

それは見た目に大きな変化ではないが、湿気に弱いハワイの人々は以前より扇風機やエアコンを使う機会が増えていたり、あるいは、火山からのスモッグをすべて吹き飛ばすには現在の風はあまりにも弱いために、街にモヤが増えてきているということなどがある。

さらには、風は雨が降る手助けをする。貿易風が減少することは、水そのものが少なくなることをも意味する。当局は、ハワイでの給水の保持と、人々へ節水を促しているが、その理由にこの「風が消えてきている」ということがある。

水の減少は森林が健全に維持することに影響し、また、農作への影響についても、科学者たちは検討している。

なぜ風が減ったのか?

その背景に何があるのかはよくわかっていない。

マノアにあるハワイ大学の気象学者、パオ・シン・チュー博士は、風の減少について次のように述べる。

「そのことはいつもハワイの人々に質問されるのです。どうして風がなくなってきているのかと。しかし、私たち科学者にはまったくその理由がわからないのです」。


地球物理研究ジャーナルで発表された昨年(2012年)の秋の調査では、 1970年以来、ホノルル空港での測定で、貿易風がこの数十年で 28パーセント減少していることが示された。

ハワイに住む住人たちは、体感的にこのことに気づいている。釣りやカヌー、あるいはサーフィンを楽しむ人々は、風が変化したことを直接的に感じているという。

それだけではない。

風が消えてしまってから、時に、ハワイ島のキラウエア火山から出る二酸化硫黄によって産み出された風がホノルルにまで立ちこめ、白や茶色の「もや」を残すことがある。現在のハワイの風は火山のスモッグを完全に飛ばすにはあまりにも弱いのだ。

これは、喘息やその他の呼吸器系の問題を悪化させる懸念がある。

そして、パオ・シン・チュー博士が懸念していることは、今後、ハワイの人口が増えた場合、より多くの水が必要となるが、現在の風の弱い状況は、雨の減少と、その結果としての水の供給の低下に繋がることだという。

ハワイの議会は、予測される雨の減少から森林を守る対策のひとつとして、雑草を除去すること、そして森林植物を掘る野生動物を締め出すことなどを含む森林保護のための 850万ドル( 8億 5000万円)の国家予算を承認した。

貿易風の減少は、ハワイの一部が干ばつとなっている理由の一つだ。たとえば、マウイ島は、今年、観測史上最も乾燥した4月となった。干ばつは農業に影響を与える。

そして、貿易風の減少は、最大の産業であるハワイの観光にも影響を与える可能性がある。毎年 800万人の観光客がハワイを訪れる。しかし、貿易風がなくとも、ハワイの気候は東京や香港に比べても十分に穏やかだ。気温もテキサスやアリゾナのように上がるわけでもない。

なので、観光客の減少ということへの懸念は少ないと現地では見ている。

というタイトルの記事を書きましたけれど、今はその理由がわかります。地球の大きな大気の流れがその頃から変化していたのだと思われます。

2013年には、ヨーロッパで大規模な洪水が発生しました。

その原因は複合的ではありながらも、ドイツの気候変動ポツダム研究所の科学者が、AFP に、以下のように語っていました。

気候変動ポツダム研究所は、(この大洪水は)地球上空のジェット気流が乱れたことによって、豪雨をもたらした低気圧が移動せず1か所に停滞してしまったためと指摘している。

同研究所は、現在ロシアで起きている干ばつも、ジェット気流の乱れに関連しているとの見方を明かした。


しかし、それでも、中国が、ひとつの国家ほどの面積を消費して、これほど巨大な水獲得プロジェクトを行わなければならないという事実そのものが、「驚異的な水不足」が、もはや遠いことではないことを示しているのかもしれません。

2012年ですが、ウィキリークスが、「あと 25年で 30億人分の水が足りなくなる」という機密文書をリークしたことがあり、その原因は「世界的な過剰な肉食」にあるそうなのですけれど、報告書には以下のようにあります。

「もし、全世界の食肉消費量がこのレベル(圧倒的な肉食の現在のアメリカの食事のレベル)に移行していった場合、60億人分の人口分の水資源しかなくなる。今世紀半ばには人口が 90億人を超えると予測されている中、60億人以外は水を利用できない可能性がある」

ということで、特に、現時点で水不足をかかえているような国や地域は、今後 10〜20年くらいの間に、想像を絶する水不足に陥る可能性があるそうなのです。

では、ここから報道です。

Severe drought continues to rage in Yunnan Province
CGTN 2019/05/24

雲南省で深刻な干ばつが悪化し続けている

中国南西部の雲南省における深刻な干ばつは、農業生産の大きな損失と、地元住民の日常生活の混乱を引き起こしている。

中国気象局のデータによると、雲南省での 4月1日から 5月17日までの平均降水量は 35.3ミリメートルで、これは前年同期の平均降水量より約 63パーセント少なく、1961年以降で最低の降水量の記録となる。気温は平年より 1.9℃高く、1961年以来最高の平均気温となっている。

この極端な気象は、雲南省の大部分を襲った。中国防災委員会の予備調査によると、36の郡の都市で 116万人以上が被災したと推測される。

被害を受けた作物は、コメ、トウモロコシ、ジャガイモ、ゴム、タバコ、そして他の様々な野菜を含めて、広い面積で作物が枯れた。

状況がますます厳しくなっている中で、当局は、絶え間ないひどい干ばつを軽減するための行動を取っている。

5月19日から22日にかけ、雲南省の気象局は、条件が許されている地域で、大気中および地上からの人工降雨作業を行った。このような努力は今後も続く。

また、5月上旬以来、消防士は、干ばつの激しい地域に 6,000トンの水を届けるキャンペーンを実施してきた。

中国国立気候センターの主任予報官は、雲南省では平年の場合、5月中旬から後半にかけて雨季が訪れるが、今年は雨季がやってくるのが遅くなると予測しているため、この干ばつ状態はまだしばらく続くと見られると語った。

最終更新:2019/06/02 14:54

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