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2019/05/13 19:55

全世界で一斉に激しい雹が降り落ちた黙示録的な三日間から知る「雹被害は21世紀になってから始まった災害」だということ

2019年5月10日 雹で埋め尽くされたロシアのエカテリンブルグ
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2019年5月10日 メキシコのモンテレイに降った雹のサイズ
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現在のアメリカでの雹による被害額は毎年「2兆円」以上

さまざまな気象の中でも、雹 (ひょう)というのは特に印象深いものですが、雹はこの数年、特に一昨年あたりから世界各地で急激に激しくなっていまして、ブログでもたびたび取り上げてもいました。

最近は、以下のような記事でもふれています。

虹が神と人間の契約なら雹(ひょう)の意味は? 皇居にかかった二重の虹と、ローマに降り落ちた異常な雹嵐を見て思う、最近の自然を介した示唆

2018年10月21日 異常な雹嵐に見舞われたイタリアの首都ローマの光景
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[首都ローマ]雹に打たれるとき
「雹がついにローマにやって来た」という表現は変ではあるのですが、ローマという場所はキリスト教と縁の深い場所でもあり、そして、そのキリスト教の聖典には「雹」の下りがよく書かれているというようなこともあるのですけれど、まずは、その 10月21日のローマでの雹嵐の後の様子をご覧いただきたいと思います。

冒頭の写真もそうです。

そして、おそらく、あるいは少なくとも近現代のローマがこのような状態になるのは、これが初めてのことではないかと思います。

2018年10月21日 イタリアの首都ローマにて
rome-car-1021b.jpg

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これは雪ではなく、雹ですからね。

明らかに異常な状態だというようにも思えます。

なお、2018年10月21日の動画もあり、下がその日のローマの様子です。

https:●//youtu.be/0WqWLkPmRHo

どのくらいの範囲でこれほどの雹が降ったのかは報道を読んでもよくわからないのですが、ふと、

「バチカンはどうだったのかな」

とは思いました。

というのも、2018年の 2月、「バチカンのすぐそばのローマの街中で、巨大なシンクホールが発生した」という出来事があったからです。

以下の記事でそのことをご紹介しています。

バチカンに近いローマ街中で巨大なシンクホールが発生。昨年末以来、イタリアの首都で繰り返され続けるシンクホール事象

イタリアの地質に何が起きているのか?

2018年2月14日の報道より
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シンクホールは非常に大規模なものですが、実はローマでは、2017年の12月頃からシンクホール事案が相次いでいます。

2017年11月にローマに発生したシンクホール
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2018年1月にローマに発生したシンクホール
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イタリアでは火山活動も盛んで、また、2017年より地震もとても活溌になってまして、イタリアの地質活動全体がやや不安定である可能性を指摘する専門家たちもいまして、今後のさまざまな地質的活動が注目されています。

壊滅的なシンクホールがバチカンに近づいて、そして、「雹も近づいているのかな?」というような思い出し方であります。

2017年からの世界の異常な雹嵐

2017年11月 コロンビアの首都ボゴタ
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2018年2月 サウジアラビア・メディナ (観測史上初めて)
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2018年4月14日 アフリカ大陸のアルジェリアの首都アルジェ
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2018年1月6日 赤道直下の南米エクアドル
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2018年10月1日 イタリアの地中海に面したアラッシオの様子
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2018年4月1日 サウジアラビアのメッカ
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何だかキリがないですが、2017年からだけでも、何十件とこのような事象を記事でご紹介しています。アース・カタストロフ・レビューのこちらのリンクなどをご参照くだされば幸いです。

いずれにしても、今の世界は、「雹がものすごい状態の世界」になっているのです。

過去にも激しい雹嵐はあったでしょうけれど、こんなに激しい雹が、こんなに多くの場所で、こんなに広範囲の地域を襲い続けるという光景が見られた時代は、少なくとも近現代では前例がないのではないかと思うのです。

激しい雹嵐が増えるということは、気象が荒くなったことに起因するものですが、では、その「根本」にあるものは何か(それはおそらく、わかりません)。

そして、重要なことは、「雹そのものが私たちの文明を滅ぼす」のではなく、「雹が異常に多くなった時代に《終わりの始まり》の時代が開始するということが示唆されている」というようなことを漠然と思った次第です。

科学者の方々は神話の示唆を鼻で笑うかもしれないですけれど、私は笑いません。

その雹が、この 5月9日から 11日に、

「まるで全世界でいっせいに降り落ちたような状態」

となっていたのですね。

もちろん、全世界というのは大げさな表現ですけれど、北半球も南半球も、そしてアジアでもアメリカでもヨーロッパでも、どこでもここでも、この 3日間は雹の報道や投稿が殺到していました。

後でそれらの概要をご紹介したいと思いますが、特に驚いたのは、ロシアのエカテリンブルグというロシア中央部にある都市が「雹で埋め尽くされた」という出来事があったことでした。冒頭の光景は動画で撮影されていまして、下がその様子です。

2019年5月10日 ロシア・エカテリンブルグ

https:●//youtu.be/oLW17c00bNU

ロシアでも、雹が降ることはあるでしょうけれど、まだ 5月にロシアがこのような雹嵐に見舞われたという光景は、おそらく初めて見ました。

このような光景が、その 5月9日から 11日にかけて、世界を駆け巡っていたのですね。

どの雹嵐も非常に激しいもので、また、最近は「雹のサイズが大きい」のです。

5月9日 メキシコのヌエボ・レオンに降った雹の大きさ
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果物か何かを「はいどうぞ」としているような感じのサイズですが、こういうようなものが「大量に空から降ってくる」わけですから、いろいろと被害は出ます。

4月には、インドとパキスタンを襲った嵐による雹と豪雨で 103名の方が亡くなったという出来事が報じられていました。

昨年までのブログでも、「世界中で急激に雹嵐の規模と被害が大きくなっている」というようなことを何度か記したことがありましたけれど、

「 2019年はさらに激しくなっている」

と断言できると思います。

先月のアメリカの CBS ニュースによれば、アメリカでは、2017年が最も雹による被害が多かったそうですが、今年 2019年は、すでにそれを超え始めているのだそうです。

その 2017年の雹による被害額は、保険の支払い額のベースで、何と「 2兆4千億円」だったとか。

雹被害の急激な増加を報じるアメリカCBSニュース
hail-us-2019.jpg

この記事の概要をご紹介しておきたいと思います。

面白いのは、この記事の中にミュンヘン最大の保険会社の調査が記されているのですが、

「 21世紀に入ってから雹嵐による顕著な被害が出現し始めた」

ということになっていることでした。

もちろん、それ以前にも、雹はどこでも降っていたでしょうけれど、「こんなに大きな被害を出し始めたのは、21世紀になってから」なのです。

Are hailstorms getting worse in U.S.? Why 2019 could produce record damage
CBS 2019/04/19

アメリカでの雹嵐が悪化している? 2019年は記録的な雹の被害が生じる可能性がある理由

2017年は、アメリカの歴史で最悪の雹(ひょう)が発生した年だったが、2019年は、すでに「それを越えてきている」と保険の専門家は言う。

雹は現在のアメリカで、住宅、車、作物、人的被害などへの損害で、年間 220億ドル (2兆4000億円)もの損害を与えている。

降る雹は、野球ボールのサイズが一般的だが、今年、アメリカで降った最大のものはグレープフルーツほどの大きさだった。雹はサイズが大きいほど、スピードも速くなり、野球ボールサイズの雹は最大で 170kmほどの速度で落ちてくる。

アメリカ南部では今年、複数の激しい天気の中で幾度となく雹が発生し、すでに 23人が死亡している。

雹では、物的な損害が壊滅的なものになる場合がある。雹の被害において、これまでの最悪の年である 2017年では、米国ビジネス&ホームセーフティ保険協会(IBHS)によると、米国は 220億ドル (2兆4000億円)の損害を被った。

これは平均的なハリケーンの被害のコストを上回っているが、雹は一度に大きな被害を出すのではなく、アメリカ国内のさまざまな地域で個別に発生するために、雹がこれほどまでに大きな被害を出していることは知られていない。

雹によってダメージを受けた住宅の修理も高価なものとなることが多く、家の修復が完了するまでには平均 5か月かかる。

気象学者によると、大気中の水の量が増えると雹の量が増える可能性が高いとのことだが、雹が降る量や、被害の程度を予測することは難しい。

世界最大の再保険会社の1つ、ミュンヘン再保険社によれば、世界全体として雹嵐をもたらす「対流性暴風雨」が数多く発生し始めたのは 21世紀初頭からだという。

2017年と 2018年は、世界的に大規模な暴風雨による被害が続いたが、21世紀に入ってから 2014年までに雹による被害は着実に上昇し続けていたという。

ここまでです。

現在、世界中でごく普通になってきている激しい雹嵐による被害というのは、基本的には、 21世紀になってからのものだということが、ある程度わかります。

そういえば、過去記事で、「山火事は 21世紀の災害」だということを以下の記事で記したことがあります。

20世紀から21世紀への推移の中に見えること<

2018年9月14日
21世紀が 20世紀と違うという点で、たとえばとてもわかりやすいものとして、「自然災害での経済敵損失の推移」というものがあります。

下のグラフがそれで、これは、ドイツのカールスルーエ工科大学が統計を発表した「 1900年から2015年までの経済敵損失の推移」を示したものです。

1900年から 2015年までの自然災害での経済的損失の推移
20-21-nd.jpg

このグラフは 2015年までですが、その後の状況を考えてみますと、特に森林災害や洪水被害では、さらに記録が更新されていると思われます。

これは「経済的損失」の推移であって、自然災害の発生数の増加そのものを示しているものではないですが、それでも自然災害自体が増えていないとこうはならないはします。

このグラフを見ますと、自然災害の中でも、「水と火」、つまり、

・洪水
・山火事

の被害の急激な増加ぶりは、21世紀に入ってから特に顕著です。

下はアメリカでのグラフですが、「山火事によって焼失などの被害を受けた建物の数」の推移です。
us-wild-fire2010.jpg

この山火事の推移も 2010年までのグラフであり、今年のアメリカなどの過去最悪級の山火事の発生数を見ましても、この 2010年の後も急激な増加を示しているはずです。

洪水は、データが 2009年までのものしかないですが、世界の2つの代表的な洪水のデータをまとめたものが下のグラフです。

1977年から2009年までの洪水の発生件数の推移
flood-20-21.jpg

これもまた、2009年以降も世界中で洪水の発生件数は尋常ではない上昇を見せていますので、この後のグラフも相当な上昇を示すはずです。

これらのような自然災害については「悪魔的…」というような概念と合うものなのかどうかはよくわからないですが、少なくとも地球は、

「 20世紀から 21世紀に向かって、穏やかではない方向に急速に進んだ」

とは言えると思います。

なお、ここでもそうですし、一般的にも「自然災害」というような「自然」という綴りが入る言葉を使う場合が多いのですけれど、冷静に考えれば、「自然とは一体その根源は何なのか」と考えると、このような変化が、単なる無機的で無意味な環境の変化だというように思うのは難しい部分もあるようには思っています。

しかしまあ、それはまた厄介な話でもありそうで、また機会があれば書いてみたいとも思っています。

ところで、自然のほうでは、このように、いわゆる自然災害の規模と件数が拡大しているのに対して、地球で「減っている」ものもあります。

それは、いろいろとありますが、私たちにとって重大なものとして、

・人間の子ども(特に主要国)



・人間以外の多くの生物

が大幅に減少していることがあります。

人間以外に関しては、以下のようないくつかの記事に書いたこともあります。

この世の昆虫の数は回復不能なレベルで減少していた 羽を持つすべて昆虫類の生息量が過去27年間で75パーセント以上減っていたことが判明。自然界の植物の80%が「昆虫による受粉で存在している」この地球の近い未来は

2017年10月18日の科学系メディアPHY.ORGの記事より
flying-insect-vanished.jpg

生態系の根本を考えるとこれは結構壊滅的な事態だったり

今回は、10月18日に科学系のオープンアクセス・ジャーナル「 PLOS ONE 」に掲載された論文の内容を説明した記事をご紹介したいと思います。

まずはその記事の翻訳を最初に載せようと思います。それで起きていることは大体わかるかと思いますので。

なお、ここで説明される「羽のある昆虫」(Flying Insects)というのは、ハチや蝶やトンボなどの大きな羽を持つものから、バッタやカマキリ、蚊やカゲロウ、カブトムシやテントウムシなどもそうですし、あるいはカメムシやアブラムシなども羽のある昆虫で、とにかく非常に多岐にわたるのですが、下のように「昆虫と聞いてイメージするもの」の多くがそれに該当します。

要するにこれは、羽があるとかの分類というより、私たち一般人としてわかりやすい表現では、「昆虫の 75パーセント以上が消えた」という解釈で構わないのではないかと思います。

なお、昆虫が地球にもたらす影響は甚大で、見出しにも書きましたし、ご紹介した本文にもありますが、

・自然界の植物の 90パーセントが昆虫によって受粉されている

・鳥類の 60パーセントが昆虫を食べて生きている

などがあり、そして当然、農業などに直接関係することでもあります。

そういう意味では、

「昆虫が消えるということは、《自然界が消える》」ということと同義」

といっていいのではないかと思います。

何といっても、この研究は「27年間という時間」をかけた壮大な調査の結果でもあります。

まずは、ここから記事です。

More than 75 percent decrease in total flying insect biomass over 27 years
phys.org 2017/10/18

過去27年間で「羽を持つすべての昆虫類」の生息量の75%以上が減少していたことが判明

2017年10月18日に発表された研究論文によれば、すべての羽のある昆虫のバイオマス(ある空間内に存在する生物の量)は、自然保護区域において、過去 27年間で 75パーセント以上減少していたことがわかった。オープンアクセス・ジャーナル「 PLOS ONE 」に研究論文が掲載された。

昆虫は、野生の植物の 80パーセントの受粉を担っており、鳥類の 60パーセントに食物源を提供するなど、自然界の生態系機能に重要な役割を果たしている。

昆虫の多様性と生息量が全体として低下していることはわかっていたが、これまでの研究では、昆虫のバイオマスを長期間にわたって監視するのではなく、単一種かそのグループに対しての調査のみだった。

研究をおこなったのはオランダ・ラドバウド大学のキャスパー・ホールマン(Caspar Hallmann)博士で、ホールマン博士らの研究チームは、昆虫の減少の程度と根本的な原因をより深く理解するために、ドイツにある 63の自然保護区域に 27年以上かけて配備されたマレーズトラップを用いて、昆虫の総バイオマスを測定した。

そして研究チームは、これらの地域で、羽を持つ昆虫のバイオマスがわずか 27年間で 76パーセント(夏期は 82パーセント)にまで減少したことを発見したのだ。

彼らの結果は、それまで報告されていた、蝶や野生のミツバチ、蛾などの種の最近報告された自然界での減少と一致している。しかし、この調査では、特定の種類だけではなく、羽を持つ昆虫の全体的なバイオマスが大きな減少を起こしていることがわかり、事態の深刻さを示している。

研究者たちは、この劇的な減少は、生息地に関係なく明らかであるとしており、天候や、土地の利用状況、および生息地の特性の変化などの要因では、全体的な減少を説明することはできないことも判明した。

この減少は、大規模な要因が関与しなければ説明がつかないことを研究者たちは示唆しており、今後の研究では、昆虫のバイオマスに潜在的に影響を与える可能性のある全範囲をさらに調査すべきだとしている。

論文の著者たちは、この減少の原因とその地理的範囲、およびその潜在的影響が生態系にどのように影響するかについて、さらに調査するように促している。

ここまでです。

文中に出てきた「マレーズトラップ」というのは、テント型に張ったネットを昆虫の通り道に設置し、そこに飛来した飛翔性昆虫を採集するものです。

今回の調査で使われたマレーズトラップは下のようなものです。
malaise-traps.jpg

調査自体はドイツでおこなわれたものですが、「自然保護区」を対象ということで、自然の状態が比較的保たれている環境下でこの状況ですから、都市部を含めたものとなると大変なことになるのかもしれません。

そして、この記事のポイントは、

> この劇的な減少は、生息地に関係なく明らかであり、天候、土地の利用状況、および生息地の特性の変化などの要因では全体的な減少を説明することはできない

という部分だと思います。つまり、たとえば、最近では農薬などを含めた化学薬品などについてが昆虫の減少と関係付けられることがありますが、少なくとも今回の調査では、「そういう個別の要因ではない可能性がある」ということになりそうなのです。

理由や原因はわからないながらも、

「その背後に何かとても大きな共通の要因があるのではないか」

ということです。

英国のガーディアンの「虫たちはどこに消えてしまった」という記事も翻訳しました。

そこには、

2016年9月に公開された「イギリス自然状態報告書」には、 1970年以降、昆虫の数が 59%の減少を示しているという昆虫たちの苦闘を明らかにした。

とあるのですが、数値としては 59パーセントどころではない実態が今回初めて判明したといえます。

何だかこう……まるで虫たちはこの地球から消えようとしているようです。

私たち人間が「害虫」と呼ぶ昆虫たちはよくメディアなどで取りあげられますけれど、それらも含めて、とにかく消えていっているようなのです。

微生物がいなくなってもこの自然界は成り立たないですが、昆虫には、微生物にはできない「自然界の受粉」を担っているという最大の役割があります。

つまり「植物の命運を昆虫が握っている」ということは、

・昆虫がこれ以上減る → 植物の消滅

という最悪の環境状態に突き進む可能性だってないではないかもしれません。

「そんな大げさな」と思われるかもしれないですが、現に昆虫は 80パーセント近くも減っています。27年間で 80パーセント減少なら、この先?

ちなみに、過去記事の、「磁場で行動して生きている生物」 2015/11/23、つまり、蝶や鳥などがものすごいペースで減少しているのです。

cho-hato.png

減少の原因は、はっきりしていないとはいえ、空を飛ぶ生物の多くが「磁場によって移動して生きている」ということがあり、現在、地球の磁場である地磁気の強度が著しく低下していることが関係している可能性もあると言われています。

mag-1880-2000d.gif

地球から昆虫が減少していることにはいろいろな要因はあるのでしょうけれど、農薬や化学薬品などでの汚染もあるのかもしれないですが、「それらの要因が見当たらない場所でも減少している」ということを考えますと、それらと同時に「磁場などを含む地球の環境が宇宙レベルで変化している」という事実が関係している可能性もあるのかもしれません。今の地球は、昆虫だけではなく、ほとんど種類にわたって「生き物は何もかも減っている」のですから。

いずれにしても、この地球から昆虫が今より少なくなっていったとした場合、植物や鳥類や人間も含めて、あらゆる生き物が地球上で生きていくことが難しくなるはずです。

そういうような、人間を含めた「すべての生物種にバイオマスの減少が及ぶ」という時期がそんなに遠くないことも今回の調査でわかった気がします。

なぜなら「今後、昆虫が増えていく要因がまったく見当たらない」からです。

この状況で近い未来の地球の生物種の全滅を語るのは大げさでしょうか。

上の記事にあります「鳥類と昆虫の減少ぶり」はものすごいもので、

「 21世紀は、鳥と虫が消えた時代」

といっても差し支えないのではないかと思われます。

身近な話としても、たとえば、「スズメは減ったなあ」と思われる方は多いと思いますが、下のグラフは、東京都の自由学園が行っている鳥類の数の観察による「 1965年から 2005年までのスズメの個体数の変化」のグラフです。

1965年から2005年のスズメの個体観察数の推移
suzume-1965-2005.jpg

1965年には「 300」だったものが、2005年には「ほとんど 0」になっていることがわかります。

この最後の調査の 2005年から 10年以上経っていますけれど、少なくとも「増えた」ということは考えづらく、さらに減少し続けている可能性があります。

おそらく、日本中どこでも同じような感じで、この数十年で、スズメの数は「何百分の1」ということになったのだと思われます。

絶滅にも近いようなこの数値は他のあらゆる野生の鳥類に当てはまる可能性があるだけではなく、さまざまな生物の個体数が同じようなグラフを描いているはずです。

「 20世紀にたくさんいた生き物たちが、21世紀にはいなくなった」

というのも、今世紀の特徴なのかもしれません。

この状態が加速しますと、21世紀中には、非常に多くの生物たちが絶滅に近い状態となっていくだろうと思われます。

「回復の可能性」があるのならいいですが、現時点で、たとえばスズメでさえも、個体数の回復の兆しも、その方法も存在しないことが示しているように、多くの生物に、もはや個体数回復の可能性はほとんどないと思われます。

アメリカの 50年間の山火事での被害総数の推移のグラフを載せていますが、「 21世紀とそれ以前は桁違い」であることが示されます。

us-wild-fire2010.jpg

このグラフは 2010年までですが、それ以降も飛躍的にアメリカの山火事の被害は増加し続けています。おそらくですが、昨年 2018年が、アメリカでのも史上最悪の山火事被害となっていたのではないかと思われます。少なくとも、過去最悪に並ぶほどではあるはずです。

雹に関して、このようなグラフを作成しても、ある程度同じような曲線になるかと思います。

水と氷の災害である雹と、炎の災害である山火事は、共に 21世紀という時代を象徴する災害ではあるといえるようです。

雹に関しては、たとえば旧約聖書の出エジプト記に以下のようなくだりがあります。

出エジプト記 09章 23-24節

モーセが天に向かって杖を差し伸べると、主は雷と雹を下され、稲妻が大地に向かって走った。主はエジプトの地に雹を降らせられた。

雹が降り、その間を絶え間なく稲妻が走った。それは甚だ激しく、このような雹が全土に降ったことは、エジプトの国始まって以来かつてなかったほどであった。


今の時代、つまり 21世紀というのは、この中のいくつかの言葉を他の言葉にかえるとわかりやすいのかもしれません。

このような雹が地球に降ったことは、文明史が始まって以来かつてなかったほどであった。

そして、この 5月9日から 11日の 3日間は、まさに「かつてないほどの規模で、世界中で雹が降りまくった」のでした。

この 3日ほどの間に発生した激しい雹嵐のうちのほんのいくつかをご紹介させていただきます。

2019年5月9 - 11日 地球が雹の攻撃を受けた日

5月10日 雹に覆われたオーストラリア・ケイプ・パターソンの海岸
cape-paterson-haol0510.jpg

5月10日 雹で覆われたイタリア・ミラノにあるマルペンサ空港
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5月10日 爆撃のような雹が降った米ルイジアナ州のサルファーの様子
sulphur-louisiana-0510.jpg

5月10日 激しい雹嵐の中のメキシコ・モンテレイ
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5月11日 パキスタンのパンジャブに降った雹のサイズ
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5月11日 ロシアのロデイノイェポリェが雹嵐に見舞われる
leningrad-russia-0511.jpg

5月10日 米テキサス州に降った雹のサイズとその形
texas-hail-0510.jpg

このあたりまでとさせていただきます。

これらのような事象や光景を「黙示録的[今は警告]」と表現していいのかどうかはわかりませんけれど、しかし、21世紀に入ってからの、たった 20年ほどの間のこれほどの気象の急激な変化というものは、

「現実の生活への影響という意味では、十分に黙示録的」

ではあると思います。

何しろ、アメリカだけで、毎年 2兆円などという規模の経済被害を出しているわけで、世界全体で雹嵐が増加していることを考えますと、地球規模での経済的被害や人的な被害は壮絶なものとなっているはずで、そして現状の気象状況を見れば、この雹による影響は今後も拡大する一方であることは間違いはないはずです。

最終更新:2019/05/13 19:55

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