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2019/04/16 23:09

フランス全土でカトリックへの攻撃と悪魔的暴動が連続して発生し続けている中、意味が「聖母マリア」であるノートルダム大聖堂が焼け落ちる

フランスでカトリック教会への「攻撃」が続いていることを報じる米ニューズウィークの記事
church-attacked-france2019.jpg

今のフランスでは、毎日のように、礼拝所と十字架が破壊されボウトクされ、聖餐のパンがゴミのように捨てられている

日本時間の今日 4月16日、フランス・パリのノートルダム大聖堂で大規模な火災が発生して、ほぼ現状を留めないような被害をうけたことが報じられています。

2019年4月15日 炎に包まれるパリ・ノートルダム大聖堂
notre-dame-04016.jpg

火災が発生して、わりとすぐに、アメリカの民主党の政治家らしい、クリストファー・ヘイルさんという方が、ツイッターに以下のように投稿していました。

4月15日 米国の政治家クリストファー・ヘイル氏の投稿
nd-fire-set.jpg

まだパリ当局から何の正式の発表もない時点で、「これは放火だ」というニュアンスを書いています。

普通に考えれば、「ちょっっとフライングでは」というように思われるかもしれないですが、「今のフランスのこと」を知っているのなら、こういうように書くのが普通なのかもしれません。

今回、火災が発生したノートルダム大聖堂は、パリで最も大きな聖堂ですが、パリでノートルダム大聖堂に次いで、パリ 2番目の規模を誇る聖堂である「サン=シュルピス教会」という歴史的な建物があります。実は、この教会も、ほぼ 1ヵ月前に「燃えている」のです。

2019年3月17日 炎に包まれるパリのサン=シュルピス教会
saint-sulpice-church0317.jpg

この時も、現地で消火をおこなっていた消防士の発言が、次のようにツイッターに投稿されていたのです。翻訳は、全部だとゴチャゴチャしますので、最後の一文だけを記入しています。

3月15日のツイッターへの投稿より
saint-sulpice-set.jpg

なぜ、たとえば消防士の人たちが、まだ原因も何も調査していない段階で、

「これは放火だ」

というようなニュアンスのことを言えるのか。

それは今のフランスの「異様な状況」があるからなのだと思います。

冒頭に、ニューズウィークの 3月の記事を載せていますが、まずはそれをお読み下さい。

フランスでは現在、教会とキリスト教関係施設への攻撃と破壊が続いていて、それは 2月だけで「47回」も記録されてします。

有史以来の西洋諸国で、こういうことは、ちょっと聞いたことがない話です。

まずは記事をどうぞ。

なかなかすごい内容ですよ。

CATHOLIC CHURCHES ARE BEING DESECRATED ACROSS FRANCE AND OFFICIALS DON’T KNOW WHY
newsweek.com 2019/03/21

フランス全土でカトリック教会がボウトクされ続けている。しかし、教会側はその理由がわからない

フランスで、2019年の初めからカトリック教会に対する攻撃が急増している。

それらの行為の中には、放火とボウトク(神聖なものを汚す)ことが含まれる。

破壊者たちは、教会の彫像を打ち砕き、礼拝所を打ち倒し、そして、聖体を巻き散らすか破壊し、十字架を破壊し、反カトリック的感情の高まりの懸念をフランス国内で引き起こしている。

3月17日の正午のミサの直後、歴史的な建造物であるパリのサン=シュルピス教会で火災が発生したと報じられた。負傷者はいなかったが、パリ警察は、消防隊員たちがこの火災が放火らによるものだと確信していることから、放火であるかどうかの調査をおこなっている。

サン=シュルピス教会は、17世紀に建てられ、ロマン派の画家ウジェーヌ・ドラクロワによる 3作品を収蔵しており、米映画「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台として使用された。

2月には、フランス北西部のウイユにある聖ニコラス・カトリック教会で、聖母マリアの像が打ち壊されているのが発見された。

同じ 2月には、フランス中南部ラヴァールの聖ラヴァール大聖堂で祭壇の布が燃やされ、十字架と聖人たちの像が破壊された。この襲撃後、ヴァールの市長は、以下のような声明を出した。

「神はきっとお許し下さる」

続いて、フランス南部のスペイン国境近くのニームにあるノートルダム・デ・エンファン(「聖母の子」の意味)教会の祭壇が略奪され、教会の十字架に、人間の排泄物が塗られるという事態が起きた。

さらには、カトリック教徒たちがイエス・キリストの体であると信じている、教会にあるパンから作られた奉献物が教会の外にゴミのように捨てられていた。

この教会の司教は、声明で以下のように述べた。

「十字架のしるしと聖餐のパンが重大なボウトクを受けました。この行為は私たちの教区社会に非常に大きな影響を与える出来事です」

「この行為は、深い信仰の中にある私たち全員を傷つけるものです」

フランスでは、2月だけで、カトリック教会やキリスト教と関係した宗教施設への攻撃が、47回記録されている。

また、ヨーロッパのカトリック教会への問題行動を統括している組織(Observatory of Intolerance and Discrimination Against Christians)によれば、2019年の最初の 2ヵ月間でのカトリック教会への攻撃は、昨年と比べて 25%増加しているという。

同組織の上級監督官は、ニューズウィークの取材に対し、これら一連の攻撃の動機は不明なことが多いが、一部、アナーキストやフェミニストグループによる反キリスト教的な暴力の問題と直面していると語る。

上級監督官は、以下のように言う。

「教会あるいは、教会の象徴に対してフランス国内で敵意が高まっているように感じています。そして、教会への反感は、キリスト教そのものへの反感より強いようなのです」

「今起きている一連の攻撃は、教区とカトリック教徒たちにとって本当に神聖な象徴に対して行われています。奉献された聖餐のパンへの冒涜はカトリックとキリスト教に対する非常に個人的な攻撃であり、これは、教会の外壁にスローガンをスプレーで落書きするよりも重大な攻撃なのです」

フランスは長く世俗主義の伝統を持っていたが、フランスは文化的にキリスト教の国であると見られてきたので、宗教の象徴としての教会への攻撃は、権威と愛国心への攻撃でもあると監督官は言う。

2月9日には、ブルゴーニュ地方のディジョンにあるノートルダム教会の祭壇が破壊された。ここでも、聖体拝領のパンが、地面にばら撒かれた。

フランスのエドゥアール・フィリップ首相は、2月にフランスの教会指導者たちに会い、声明の中で次のように述べた。

「このような破壊とボウトク行為は私に衝撃を与えている。これは満場一致で非難されなければならない」

ここまでです。

この「ボウトクの方法」がものすごくないですか。

> 教会の祭壇が略奪され、教会の十字架に、人間の排泄物が塗られる

> 教会にあるパンから作られた奉献物が教会の外にゴミのように捨てられていた


「考えてみれば、自分は、ノートルダム大聖堂がどんなものだかよく知らないな」

ということに気づきまして、Wikipdia を読んでみましたら、以下の記述につきあたりました。

ノートルダム大聖堂 Wikipediaより

ノートルダムとはフランス語で「我らが貴婦人」すなわち聖母マリアを指す。


もちろん、キリスト教関係の施設に聖母のお名前がつけられることは珍しくないのでしょうけれど、先ほどのニューズウィークの記事でも、最近攻撃された教会に、

・ニームのノートルダム・デ・エンファン教会

・ディジョンにあるノートルダム教会

というように、ノートルダムがつく教会が多いなとは思っていましたが、ノートルダムとは、聖母を現しているということなんですね。

火災となったパリのノートルダム大聖堂は、

「聖母マリア大聖堂」

であると。

フランスの聖母マリアの名のつく施設の代表がターゲットになったと。

これらの宗教施設への攻撃者の正体はわからないですけれど、何となく、その背後には、

「すべての聖母マリアを破壊せよ」

というような意志も見えてくるような……。

現在のフランスで起きている「教会への攻撃」ですけれど、どの報道を見ても、それを行った人が「捕まった」という記述がないのです。

そこから考えますと、

「いまだに一人も逮捕されていない」

ということになりそうなのです。

2月だけで 47件の教会等への攻撃とボウトク行為があったとすれば、4月の現在までには、相当な数の攻撃とボウトク行為が起きていたはずです。

しかし「誰も捕まってない」可能性が高い。

もちろん、いろいろな地域で起きていることを考えますと、複数のさまざまな個人やグループが絡んでいるということにはなるのでしょうけれど、そこには、もしかすると、

「中心的存在」

がいる(あるいは「ある」)可能性もないではないのかもしれません。

もし、そうだとすれば、ノートルダム大聖堂の火災ですべてが完結するとはとても思えないわけで、場合によっては、今回のパリの火災は、

「始まり」

である可能性も少し感じます。

悪魔というフレーズを使わなくとも、今、フランスで起きていることは「悪魔的」ではあるわけで、これが今後どうなるのか。

意外とすぐにわかってくると思います。

最終更新:2019/04/16 23:09

2019/04/16 22:45

「地球の磁場の急速な崩壊」と「北極の移動の超加速」が止まらない。地球の磁場と磁極のポールシフトを巡る状況はすでに緊急事態の渦中なのかもしれない

米国メディアの「地球の磁場の急激な弱体化」の記事をまとめた米記事より
earth-magnetic-field2019m.jpg

強烈な加速度で進行する地球の磁場の崩壊

最近、アメリカの報道メディアや科学メディアで、

「地球の磁場の衰退」

「それによる磁場の反転の懸念」


が、よく報じられています。

これについては、今年 2019年1月はじめに、科学誌ネイチャーに掲載された「地球の磁場が壊れた動きを見せているが、地質学者たちにはその理由がわからない」というタイトルの記事を以下でご紹介したことがあります。

地球の磁場をめぐる急激な「ポールシフト的事象」が発生中。北極の磁極が異常なほどの速さでシベリアへ移動していることが科学誌ネイチャーで発表される

2019年1月9日の「ネイチャー」より
nature-magnetic-field2019.jpg

地球の磁場がさらに暴走している

科学誌ネイチャーの最近の記事で、

「地球の北極の磁極の移動が、信じられないほど加速している」

ということを知りました。

この「北極の移動」というのは、私が In Deep を書きはじめた最初の頃から取りあげていたテーマのひとつでもあります。

ここでいう「北極」とは、磁極としての北極で、ややこしい話ですが、

・地理的な意味での「北極」

という、私たちが普通、北極と呼ぶものとは別に、

・北の磁場の頂点としての北極(北磁極)

があります。

この磁場の北極が、ものすごい速度で移動しているのです。

たとえば、今回ご紹介するネイチャーに掲載されていた図で、過去 120年くらいの間に、どれほど北極の磁極が移動していたかがわかります。

西暦1900年からの北極の磁極の移動
arctic-magntic-motion.jpg

この図だと、位置関係が少しわかりにくいかと思いますので、地球の地図で示しますと、以下のような移動をし続けているのです。

magnetic-1900-2015.jpg

現在、北磁極は、ロシアのシベリアに向かって進んでいて、「磁場としての北極はロシア本土にある」というようなことになるのは、そう遠いことではないと見られます。

すごいのは、ネイチャーの記事に書かれています以下の部分です。

1990年代の半ばには、それまで北磁極の移動する速度は年に約 15キロメートルだったものが、 1年に約 55キロメートル移動するほどまで加速した。

磁場の移動がどのように加速したかについては、以下のグラフは 2001年までのものですが、それでもおわかりになるかと思います。ちょうど世界が 21世紀に入る頃、地球の磁場は異常な移動を始めたのです。

magnetic-pole-shift2001.gif

しかし、現在これがさらに加速し続けているようで、地球のナビシステムなどね。大混乱状態に陥りそうになっていることが、ネイチャーに書かれています。

これは、いわゆる磁場のポールシフト、というような響きを含め、いろいろな状態が露骨化してきた可能性もあるのですけれど、まずはネイチャーの記事をご紹介ささせていただきます。

ここからです。

Earth’s magnetic field is acting up and geologists don’t know why
nature 2019/01/09

地球の磁場が壊れた動きを見せているが、地質学者たちにはその理由がわからない

北極の磁極の不規則な動きにより、専門家たちは、大急ぎで全地球の磁気ナビゲーションモデルを更新せざるを得なくなっている。

地球の頂点の北極で何か奇妙なことが起きている。

北極の磁極が、カナダからシベリアに向かって滑るように移動しているのだ。現在、磁極は急速に移動しており、この現象は世界中の地磁気学の専門家たちに行動を起こさせている。

来たる 1月15日に、地磁気学の専門家たちは、世界の磁気モデルを新たに更新して設定することになっている。

この磁気モデルは、地球の磁場を描写するものだが、これは船舶を操縦するシステムからスマートフォンでのグーグルマップまで、現代のすべてのナビゲーションの基礎となるものなのだ。

この磁気モデルの最新版は 2015年に発表され、その際には、西暦 2020年まではこのモデルの状態が続くと考えられていた。 しかし、地球の磁場が急速に変化しているために、専門家たちは地球の磁気モデルを早急に修正しなければならなくなったのだ。

米コロラド大学の教授であり、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の国立環境情報センターの地磁気学者であるアーノード・チュリアット(Arnaud Chulliat)氏は以下のように述べている。

「エラーは常に増え続けています」

問題は、部分的には動いている極にあり、部分的には地球の奥深くにある他の変化にある。

地球の大部分の磁場は、中心部での液体撹拌により発生している。磁場は深い流れが変化するにつれて時間と共に変化する。

例えば 2016年には、南アメリカ北部と太平洋東部の下で磁場が一時的に加速した。欧州宇宙機関の磁場観測ミッション衛星 SWARM がその変化を追跡した。

2018年の初めまでに、世界の磁気モデルは問題を抱えていた。

アメリカ海洋大気庁と英エジンバラのイギリス地質調査所の研究者たちは、モデルが地球の磁場のすべての変動をどれほどうまく捉えているかについて、年に1度チェックしているが、2018年の初め、研究者たちは現行の磁気モデルが、ナビゲーションエラーの許容限度を超えようとしているほど不正確であることに気づいた。

さまよう極磁

チュリアット氏は、「私たちが見つけたことは、とても興味深い状況でした」と述べる。

研究者たちは「いったい何が起こっている?」と考え、そして、それに対しての2つの答えについて、ワシントン DC で開催されたアメリカ地球物理学連合の会議で報告した。

まず、南アメリカの下にある 2016年の地磁気パルスは、2015年の全世界の磁気モデルの更新の直後という最悪の時期に発生した。これは、モデルの設計者たちが予想していないような状態で最新のモデルの更新の直後に地球の磁場が急増したことを意味していた。

第二に、北極の磁極の動きが問題を悪化させた。

ジェイムス・クラーク・ロスがカナダの北極圏で 1831年に北磁極を最初に測定して以来、北の磁極は探検家たちと科学者たちを惑わすかのように、予測不可能な方法でさまよい続けている。

1990年代の半ばには、それまで北磁極の移動する速度が年に約 15キロメートルだったものが、 1年に約 55キロメートル移動するほどまで加速した。

2001年には、北磁極は北極海の位置に移動していた。そこで、2007年に、チュリアット氏を含むチームは、北磁極を見つけるために海氷に飛行機を着陸させた。

2018年に、北磁極は国際日付線を越えて東半球に入った。

現在、その北極の磁極は、シベリアに向かって一直線に進んでいる。

このような地球の磁場の幾何学的配置は、北極など、磁場が急速に変化する場所でのモデルの誤差を拡大している。

チュリアット氏は、以下のように言う。

「北磁極の動きが加速しているという事実が、より大きなエラーをもたらしやすくしています」

世界の磁気モデルを修正するために、チュリアット氏と同僚たちは、2016年の地磁気パルスを含む 3年間分の最近のデータを提供した。

チュリアット氏は、新しいバージョンは 2020年に予定されている次のモデルのアップデートまで正確であるはずだと述べる。

なぜこのようなことが起きているのか

科学者たちは現在、なぜ磁場がこれほど劇的に変化しているのかを理解しようと努力している。

2016年に南アメリカの下で起こったような地磁気パルスは、コアの深部から発生する「流体磁気」波にさかのぼるかもしれない。

そして、北磁極の速い動きは、カナダの真下での地球内部の溶鉄の高速の動きと結びつく可能性がある。

この溶鉄の高速の動きが、カナダ直下の磁場を弱めているようだと英リーズ大学の地磁気学者フィル・リバーモア(Phil Livermore)氏は、アメリカ地球物理学連合の会合で述べている。

それは、カナダが本質的にシベリアとの磁気の綱引きを失っていることを意味している。

リバモア氏は、「北磁極の位置は、カナダの真下とシベリアの真下の2つの大規模な磁場の領域によって支配されているようなのですが、現在、シベリアの領域が勝っているようです」と述べる。

将来的に、地球の地磁気学者たちはこの磁場の変化に関して、さらに忙しくなる可能性もある。

ここまでです。

極の移動という言葉を英語にしたという程度の意味で、それ以上の意味はありません。ここでは、「磁極の移動」と表現します。

北極の磁極の移動の特徴

・1860年以降、磁極の移動距離は 50年ごとに約 2倍ずつ増えている。

・過去 150年の間、磁極は同じ方向に移動している。

・北磁極は、過去 50年間で移動した距離のほぼ半分の距離をこの 10年のあいだで移動した。


つまり「どんどん加速してきている」のです。

下の磁極の移動の地図で、

・1860年から 1910年の 50年間に移動した距離

と、

・2000年から 2010年の 10年間に移動した距離

を比べてみれば、その加速ぶりがおわかりになるかと思います。

magneitic-50-year.jpg

この地球の磁極の移動と、「地球の磁場の力の衰退」は、年を追うごとに顕著になっていまして、

「では、そのまま磁場の異変か進んだ場合はどうなるのか」

ということについて議論されることがありますが、たとえば、「地球の磁極の反転」ということにつながる可能性も高いですが、それが起きた場合についての正確な予測は「存在しない」のです。

このネイチャーの記事は、あまりにも北極の磁極の「移動スピード」が早すぎて、GPS システムなどを含むナビゲーションが「このままでは、もうすぐ機能しなくなる」ということで、磁気モデルの緊急のアップデートをおこなうことを科学者たちが発表したことなどが記されたものでした。

以前から、地球の磁場の弱体化と、北極の急激な移動については記事にすることがありましたが、どうも、

「今、急速にいろいろ進展している」

という感じが強いのです。

以前のこちらの記事でも記しましたけれど、過去 120年間で、地球の「北極の磁極」は、以下のように大きく移動しています。

西暦1900年から2015年の115年間の北の磁極の移動距離
magnetic-1900-2015.jpg

これは、少しずつこのように移動したということでもなく、「 1990年代の中頃から急速に移動距離と移動スピードがアップしている」のです。

また、地球の磁場も一貫して弱くなり続けています。

これまで、1900年代からの磁場の弱体化についてだけ知っていたのですけれど、最近、アメリカのフォーブスに、「西暦 1600年からの磁場の推移」のグラフが載せられていました。下がそのグラフです。

earth-m1600-2015.jpg

これを見て初めて知ったのですが、地球の磁場の強さは、「西暦 1700年頃までは上昇していた」ようなのです。

そして、そこから下がりはじめて、今はさらに弱体化が加速しています。

いずれにしても、「今現在」、地球の磁場に関して、いろいろなことが急速に加速・進行し始めていまして、何が起きようとしてるのかはよくわからないですが、これ以上進行していくと、顕著な状態も出現するのかもしれません。

先日、アメリカのブログで、地球の磁場についてのさまざまなメディアでの報道をまとめて解説しているものがありましたので、ご紹介したいと思います。

記事では、さまざまな懸念が書かれていますが、最も身近で「誰も逃れられないこと」としては、地球の磁場がさらに弱体化することにより、地球の「磁場による保護機能」が弱くなり、

「これまで何の影響もなかった放射線や宇宙線などが致命的なものになる可能性」

が説明されています。

しかも、おそらく、この状態の地球では「サバイバル」という概念が通用しません。

地球のどこへ逃れようとも、磁場の保護のない中では「どこも同じ場所」となるからです。中途半端な地下などもあまり関係ありません。

そして、そのような状況が生じるとすれば、それは人類に対してだけではなく、他の多くの生物たちにとっても致命的な環境になるはずでして、相当な規模の大量絶滅事象となっていくと考えられます。

科学者たちは、磁場の徹底的な弱体化が起きた場合に、そのような状態になるであろうことは否定していませんが、ただ、現在の多くの科学者たちは、「そのような状態が来るのは数千年後などの遠い未来だろう」だと述べています。

そうなのかもしれないですが、21世紀に入ってからの磁場の異変の急速な進行、あるいは、ここ最近の磁場に関する異変はあまりにも急激で、科学者たちの言う、

「数千年後」

というような概念が、むしろ夢物語のようにも響きます。

そんなわけで、冒頭のアメリカのメディア記事をご紹介させていただきます。

The Weakening Of Earth’s Magnetic Field Has Greatly Accelerated, And That Could Have Apocalyptic Implications For All Of Us
theeconomiccollapseblog.com

地球の磁場の弱体化は非常に加速しており、それは人類全員にとって黙示録的な意味を持つ可能性がある

地球の磁場が著しく弱まっており、北磁極の位置は過去と大きく変化しており、その上、磁極の移動の速度はどんどん加速している。

科学者たちの中には、突然発生するポールシフトが、潜在的に「数兆ドル (数百兆円)」の損害を引き起こす可能性があることを認めている人たちもいる。

現在の私たちは、地球の磁場によって保護されていることを、まったく当然だと考えている。この地球の磁場という存在は、本質的に私たちの地球を囲み生命を生存可能にしている巨大な力の場だ。

そして、そのような磁場の保護があっても、巨大な太陽嵐は依然として地球を襲うことがあり、私たちの電力網に影響を与えるときもある。しかし、現在、地球の磁場がどんどんと弱くなっている中では、非常に弱い太陽嵐でさえも、今後は地球に強い影響を与えるようになる可能性がある。

さらに地球の磁場が弱くなると、私たちはさまざまな問題に直面するだろう。

磁場の保護が消えていくにつれて、これまでよりも膨大な太陽放射が地球に到達し始めることになり、それは地球の生命存在そのものを脅かすものとなり得る。

地球の磁場の弱体化については、以前は、「地球の磁場は 100年ごとに約 5%弱まっている」というのが科学的な基本状況であった。

しかし今、私たちは、SWARM衛星(欧州宇宙機関の地磁気観測衛星)から収集されたデータにより、地球の磁場の崩壊率が、「 10年あたり 5パーセント」であることを示していることを知ったのだ。

これについて、米フォーブスは以下のように説明する。

地球の主要な磁場の軸方向双極子成分が 1世紀あたり約5%減少していることは現代の科学ではよく知られている。

ところが、最近、SWARM 衛星を用いてデータを収集している科学者たちは、そのデータがかつての 10倍速い崩壊の速度、すなわち 10年ごとに 5%の磁場の弱体化を示すと発表した。(Forbes)


これは簡単に書けば、地球の磁場の崩壊が、かつての 10倍の速度で進んでいるということを意味する。

今後も、地球の磁場の崩壊が、このペースで継続するとした場合、または、それがさらに速くなるとした場合、それは将来的な「大量絶滅」と関係する事象へと結びつく可能性がある。

たとえば、より多くの太陽放射が地球に届くにつれて、私たちのガンの発生率は上昇していくだろう。このことは、ナショナルジオグラフィックでさえ以下のように認めているのだ。

地球の磁場がかなり弱くなり、かなりの期間、そのままの状態が続いた場合、地球は宇宙を飛び回る高エネルギー粒子からあまり保護されないことになるだろう。

これは、地球上のすべてのものが、現在より高いレベルの放射線にさらされることを意味する。それは時間の経過とともに、ガンのような病気の増加を引き起こすだけでなく、地球上の繊細な宇宙船や電力網にも悪い影響を及ぼすことになる。(National Geographic)


しかし、私たちは、現在すでに世界中でガンの発生率が上昇していることを知っている。たとえば、アメリカの場合は、一生のうちにガンになる確率は3分の1だ。

磁場が弱まり続けるにつれて、さらに事態は悪化するだろう。

地球の磁場が弱くなればなるほど、私たちに届く放射量は増え、最終的には人類全体が危険にさらされるほど悪くなる可能性さえある。これについて、最近の米メディアは以下のように伝えている。

長期間の宇宙飛行に関しては、その放射線レベルと宇宙線レベルについてが NASAにとって重要な関心事になっている。

たとえば、火星探査の任務を行う宇宙飛行士たちは、その宇宙飛行の過程で、地球に到達するであろう放射線と宇宙線への曝露の最大 1000倍の被ばくを経験する可能性がある。

そして、仮に地球の磁場が消滅した場合にもまた同じような状況が出現することになり、人類全体、そして地球の生命全体が深刻な危険にさらされる。

宇宙線は私たちの DNA を損傷する可能性があり、ガンやさまざまな疾患の世界的な危険性を増加させるだろう。 (Futurism)


地球の磁場があるからこそ、地球に生命が存在できているということについて、ライブサイエンスは以下のように述べる。

地球の磁場がなければ、 太陽から流れ出る荷電粒子の流れである「太陽風」 が、地球の大気と海洋を消してしまう。

つまり、地球の磁場があるからこそ、私たちの地球上に生命が存在することが可能となっていると研究者たちは語る。(Livescience)


しかし、このような悪夢のシナリオは実際に起こり得るのだろうか。

科学者の発言を引用した米メディアは以下のように報じている。

科学者たちの中には、地球の磁場は「今後 500年以内に消滅する可能性がある」と述べる人たちがいる。しかし、その場合は、地球の磁極が「反転」するものの、その後、また元に戻るので心配する必要はないという。 (PRI)

地球を取り巻く磁場は弱まっており、そして、科学者の中は、磁場が 500年以内に消えるかもしれないと主張する人たちもいるということのようだ。

そして、磁場が消えた時には、地球の北と南の磁極が「反転」するのだ。

もちろん、ほとんどの科学者たちは、このような地球の磁場の反転が起こるのには数百年から数千年かかると考えているが、しかし、実際に地球の磁場の反転の発生を知っている人はこの地球にはいない。

そして、科学者たちの中にはまた、そのような磁場の反転が発生した場合には、送電網や電気インフラなどを含めた「数兆ドルの被害」をもたらす可能性があると考える人たちが多い。

以下は、磁場の反転の際に起きうる被害について科学者の説を引用したライブサイエンスの記事からの抜粋だ。

オーストラリア国立大学の科学者アンドリュー・ロバーツ氏によると、地球の磁場が逆転している最中に、太陽風などの磁気嵐が地球に直撃した場合は、それがさほど大きな太陽嵐でないものであったとしても、地球に大きな損害を与える可能性があるという。

磁場が逆転の際にそのようなことが起きた場合、私たちの電気インフラに何兆ドル(何百兆円)もの損害が発生する可能性があるが、今のところ、そのような事象に対処できる方法はない。

ロバーツ氏は以下のように述べる。

「うまくいけば、そのような事象は、遠い未来にしか起こらないものであるとは思います。それまでに、このような被害に対応できる技術を開発していけば、地球はこの大きな厄災に対処できるようになるかもしれません」 (Livescience)


ほとんどの専門家たちは、こような地球の磁極の反転という事象は、まだ遠い先のことであると確信している。

しかし、それでも科学者たち誰もが同意せざるを得ない事実は、北磁極がペースを加速させながら、北極点からロシアに向かって移動し続けているということだ。

本当の問題は、「加速していること」だと、スペース・ドットコムは以下のように記事で述べている。

しかしながら、本当に注目を集めているのは動きの加速だ。

かつては磁極の移動のペースは、1年間で 15キロメートルだった。ところが、1990年代の半ばごろに、突然その移動速度が、年間 55キロメートルに急激に上昇したのだ。

2018年の時点で、北極点は、国際日付変更線を超えて、ロシアに向かっている。 (SPACE.com)


そして今年 2019年の初めに、当局は「磁場が急速に変化している」ために全地球測位システムに緊急の最新情報を適用したと発表しなければならなくなった。

以下は、今年 1月の科学誌「ネイチャー」の記事からの抜粋だ。

この磁気モデルの最新版は 2015年に発表され、その際には、西暦 2020年まではこのモデルの状態が続くと考えられていた。 しかし、地球の磁場が急速に変化しているために、専門家たちは地球の磁気モデルを早急に修正しなければならなくなった。

米コロラド大学の教授であり、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の国立環境情報センターの地磁気学者であるアーノード・チュリアット氏は「エラーは常に増え続けています」と述べる。 (nature)


地球の磁場が急速に弱まっていることは、すべての科学者が同意している。

しかし、多くの専門家たちは、それは差し迫った脅威とは関係しないと述べる傾向にある。

本当に今の地球に差し迫った脅威は存在しないのだろうか・・・。

時には、科学も嘘つきます注意して下さい。

最終更新:2019/04/16 22:45

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