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2019/03/01 22:29

「太陽フレアはガンを誘発する」 太陽活動が人間の細胞に与える影響についてのロシアでの大規模研究の結果、フレアは、ヒトの細胞に病的異常を発生させていることが判明

2019年1月30日のシベリアの報道メディアより
solar-flares-genetics.jpg

太陽活動の人体への影響についての知見がまたひとつ

今回は、ロシアの複数の大学による共同研究の内容についてご紹介したいと思います。

その研究は、

太陽フレアは、人間の細胞に影響を与えるか

ということについてのもので、このような研究が行われるのは、ロシアでも初めてのことのようですが、これほど大規模なものは、全世界規模でも、おそらく初めてだと思われます。

私は、数年前から「太陽と人間の身体と精神の関係」について興味を持つようになりまして、In Deep でも過去にずいぶんと、そのようなことを書かせていただいていました。

それらについては、後で簡単に振り返ることとしまして、まずは、そのロシアの研究についてご紹介します。

冒頭に貼らせていただいたニュースは、そのことを報じたメディアのものですが、本記事では、研究を主導したシベリアのトムスク大学のニュースリリースをご紹介したいと思います。

医学部のニュースリリースということで、オリジナルには難解な記述も多いのですが、このよう重要なことについては、わかりやすさが最も大切だと考え、説明をプラスしたりして、なるぺくわかりやすくしたつもりです。

ここからです。

Ученые исследовали влияние солнечных вспышек на генетику человека
tsu.ru 2019/01/30

ロシアの科学者たちが、太陽フレアが人間の遺伝子に及ぼす影響を調べた

トムスク大学を始めとしたロシアの複数の大学や研究機関による共同研究によって、太陽フレアが発生した際に、それが地球上の人間の遺伝物質の安定性にどのような影響を与えているかが調査された。

太陽活動の増加が、ヒトの血圧や循環系、赤血球の沈降速度などに影響を与えていることが、ロシアの以前の研究で示されており、他のロシアの研究では、太陽活動が、人間の光と音の信号への応答時間などの人間の生理的特徴に影響を与えることが示されていた。

そのような中で、トムスク大学、シベリア州立医科大学、ヴォロネジ州立大学、そしてハンティ・マンシースク州立医学アカデミーとセバストポール州立大学の科学者たちによって、人体に対する太陽活動の影響と、その因子や要因を評価しようとする大規模な共同研究がおこなわれた。

この研究では、仮説としてだが、太陽活動が悪性新生物(ガン)の出現を刺激している可能性があるという説も浮かび上がっている。

これは、太陽活動が、人間の細胞分裂に「反」規則的な安定性をもたらすことがわかったことによる。

しかし、人間の遺伝物質の安定性に対する太陽活動の影響は十分に研究されているわけではないので、この「太陽フレアが、人間の悪性新生物の出現を誘発させる」という仮定はまだ確認されているものではない。

今回の共同研究では、遺伝物質の分析のために、被験者の頬粘膜(きょうねんまく / 口の内側の粘膜)上皮の小核を試験に使用した。

この方法は、採取する際に、サンプルを提供してくれた人々の人体に傷をつけることなく取得できる上に、採取に対して、大きな経済的費用を必要とせずに人体の小核の細胞を取得できるのがメリットだ。研究のためのサンプルは、共同研究に参加した大学や教育機関に在籍する学生たちから採取された。

サンプルは、以下のように採取された。

・強い太陽フレア(X級)が発生した 3日後、7日後、10日後に、それぞれ採取

・中程度の太陽フレア(M級)が発生した 3日後、7日後、10日後に、それぞれ採取

・弱い太陽フレア(C級)が発生した 3日後、7日後、10日後に、それぞれ採取


強い太陽フレアに関しては、その 17日後にも追加のサンプルをとった。

科学者たちは、この方法で教育機関の学生たちから採取した 49万5000個の細胞を分析し、実験に参加した都市で得られたデータが加えられ、さらに分析された。

研究の結果によると、分析された男性の頬粘膜上皮には、小核などに構造異常を有する細胞(細胞分裂中の不正確な染色体の配列の結果による)、核の構造の病理学的変化を有する細胞、および上皮の壊死の症例が検出された。

そして、サンプルが採取されたロシアの4つの年(トムスク、ヴォロネジ、セバストポール、ハンティ・マンシースク)、季節、サンプルを摂取した日、および研究の対象に対する太陽フレアの発生の累積的な影響が確立された。

太陽フレアの後に、最も多くの細胞に異常が検出されたのは、セバストポールで、以下、ヴォロネジ、トムスク、ハンティ・マンシースクだった。

研究者によると、細胞の不規則性の頻度は、季節によって異なる。 最も異常が多くなるのは、冬の終わりで、最も異常が少なくなるのは、秋の終わりだった。

研究者たちは、冬の終わりに細胞の異常が最も多くなることについての原因は、(太陽活動が原因ではなく)この期間に特徴的なヒトの身体の弱体化と、ビタミンの欠乏によるものである可能性について除外していない。

トムスク大学のニコライ・リンスキー教授は、以下のように述べている。

「太陽フレアの後、同じような構造の異常を持つ細胞がヒトの体内に存在するようになるからといって、それにより、ヒトが何らかの不可逆的な過程(肉体や精神の異常など)につながっていくというわけではないと思われます」

「太陽活動を考えなくとも、私たち人間の体内には、絶えず病理学的な異常構造を持つ細胞が形成されています。しかし、健康であるならば、人は自らの体内に持つ修復と保護の機能により、異常な構造の細胞に対するプロセスはうまく働いているのです」

「今回、太陽フレアの人間の細胞に対する異常形成が認められたとはいえ、実際には、太陽活動と太陽エネルギーが、私たち人間の身体に与えるプラスの影響も、マイナスの影響も詳しくわかっていないのです。そのために、私たちは、今回のような研究を継続しておこなう必要があると考えています」

なお、以前、トムスク大学・宇宙物理生態学部の科学者が、太陽フレアによって引き起こされる地球の磁場のゆらぎが人間の脳に及ぼす影響を調べたことがある。

さらに、トムスク大学の学生が、太陽からの磁気嵐を「捕まえ」、それに対する人々の心理物理学的状態の簡単なテストを行ったことがある。 その結果、太陽磁場を摂動させると、ヒトは、音や光に対しての反応速度が遅くなる可能性があることがわかった。

太陽のフレアは、たくさんの異なる粒子を地球に向ける。アルファ粒子、ベータ粒子、陽子、電子、中性子と陽電子などだ。それらは異なる速度で動き、太陽フレア発生から 2日から 4日で地球の表面に到達する。しかし、それらのほとんどは地球の磁場の上層大気にとどまる。

ここまでです。

49万5000個のサンプルを調べるという、やや途方もない大規模な研究の結果、

「太陽フレアの後に、ヒトの細胞には異常が発生する」

ことが判明したというものです。

さらに、研究者たちは、細胞に異常が発生することから、

「太陽活動が、悪性新生物(ガン)の形成と関係しているのではないか」

という仮説を立てます。

これに関しては、確証がないことではありますけれど、太陽フレアが、細胞に異常を形成していることがはっきりしているならば、ある程度は関係している可能性も高そうです。

たとえば、一般的に「発ガン性物質」というものの定義を見てみると、以下のようになります。

遺伝毒性発がん物質

・ 遺伝子(DNA)や染色体を損傷することにより発がん性を示す


そして、発ガン性物質の試験は、以下のようになります。

遺伝毒性試験(変異原性試験)

細菌、培養細胞、ラット・マウス等を用い、被験物質がDNAや染色体を損傷し、遺伝子突然変異や染色体異常を起こす性質があるかどうかを調べることを目的とした試験


どちらも、食品安全委員会の資料からの抜粋ですが、このように、

> 被験物質がDNAや染色体を損傷し、遺伝子突然変異や染色体異常を起こす性質があるかどうか

ということを調べて、DNA や染色体を損傷する可能性があるものを発ガン性物質というならば、今回の太陽フレアも、遺伝子の突然変異、染色体異常を起こす可能性があるわけで、そのようなものかもしれないですね。

太陽フレアが人間の細胞に異常を形成するということは、もちろん初めて知りましたが(世界中の人たちが初めて知ったことだと思われます)、太陽は本当にいろいろと人間に対しての影響が大きいものだと思います。

今回、このロシアの大学での研究をご紹介したかったことには、別の意味もあります。

それは、

「もう何十年も、太陽と人体の関係についての科学研究が中断したまま」

だからです。

過去には、太陽と人体における科学的な研究をさまざまにご紹介したこともありましたが、それらは、おこなわれたのが古いものばかりでして、1900年代の初頭から、新しいものでも、1970年代くらいまでのものなのです。それ以降の、特に、西側諸国では、まったくといっていいほどおこなわれなくなりました。

以前の研究で、「太陽活動と、人間の身体や精神とは明らかに影響がある」ことがわかっているのに、その後の研究はほとんどおこなわれていません。

日本もそうだと思います。

日本人科学者も、「血液と太陽活動の関係」を発見していますが、それは何と、今から 68年前の 1951年、あるいは、84年前の 1935年の研究です。

以下のような業績でした。

嶋中雄二著『太陽活動と景気』より抜粋

1951年に東邦医科大学の血液学者、高田蒔教授は、血液中のアルブミン水準を検査する指標である「高田反応指標」が太陽活動の変化により変動することを発見した。アルブミンは、血液の凝固を促進する有機コロイドである。

すでにそれ以前にも 1935年に、日本の科学者たちは、人間の血液凝固速度が太陽活動と関係していることを見いだし、太陽黒点が太陽の中央子午線を通過するとき、血液凝固速度は二倍以上に高まったと報告している。


かつては、世界中の科学者たちが、

「太陽活動の影響は、人間のあらゆる身体と精神に介入している」

ことを発見し続けていたのですが、近年ピタリとそのような研究が止まりました。

太陽と人間の関係は、私たちの身体や精神の衛生と関わることでもあり、この研究には意義があるとは思うのですが、そのような研究はなされなくなりました。

ふれた記事はたくさんありますけれど、たとえば、以下のようなものもそうです。

急停止した太陽活動 2010年4月以来最も長い「16日間連続で黒点ゼロ」を記録した日に「太陽活動は人間社会のすべてを牛耳っている」という概念を思い出す

2017年3月6日から続いている「太陽黒点数ゼロ」の日
sun-03-06-03-21.jpg

太陽活動がますます小さくなっていく中、3月19日に 2週間連続での太陽黒点0が記録されました。これは、黒点のない期間の連続日としては 2010年以来7年ぶりのものとなったことが NASA などから報告されています。

下は、スペースウェザーの記事からです。

SUNSPOT COUNTS REACH 7-YEAR LOW
Spaceweather 2017/03/21

太陽黒点数は7年ぶりの低さとなった
太陽は、今や 15日間連続して黒点のない空白の状態となっている。歴史の記録の中で同様の空白期間が広がる太陽を見出すには 2010年4月まで遡らなければならない。この 2010年4月は、太陽が「活動最小期」から出つつある時で、そこから太陽活動は活溌になり、黒点が増え始めた。

この太陽黒点のない状態は、 2019年から 2020年に到達すると予測されている新しい太陽活動最小期の到来を告げるものでもある。

現在と、そしてこれからの期間は、このような黒点のない期間はさらに増えていくことが予測される。

これは宇宙天気予報が意味をなさなくなる期間ということになるのだろうか? 

そうではない。それどころか、太陽活動が最も弱い時には、たとえば、地球に到達する宇宙線の量が激化するということになったり、また、ピンクのオーロラが観測されたりなど興味深いことが次々と起きる。


このような「太陽活動の完全な沈静期」が、いよいよやってきました。

急停止するかのようにゼロへと

下の図は、NICT 情報通信研究機構の太陽黒点情報からのもので、今年の3月に入ってからの黒点数を赤いカコミで示してします。
sunspot-nict-march01.jpg

3月も最初の2日間あたりは「黒点数 55」など、それなりに多い黒点数だったのが、3月4日に唐突に「0」となり、そのまま 3月6日から現在に至るまで太陽黒点ゼロの状態が続いています。

何となく「急停止」というような黒点の消滅でした。

太陽フレアなどの太陽表面活動も3月に入ってからは「まったくない」というような状況となっています。

solar-flare-march01.jpg

こんなような感じで、事実上、太陽表面の爆発的な活動は「何も行われていない」という状態となっています。

まあ、穏やかな話ではあるのですが、このような状態下で増えるのが、先ほどのスペースウェザーの記事に

> 地球に到達する宇宙線の量が激化する

とありましたように、太陽活動の現象とシンクロして地球に到達する宇宙線が増え続けていることは、昨年頃から NASA から報告されていました。

2015年3月から2016年11月までの地球高層の宇宙線の推移
stratosphere-11-nov16.jpg

また、フィンランドのオウル大学に設置されている「宇宙線観測ステーション」のリアルタイムデータを見ますと、現在の宇宙線の到達量が、すでに、過去 50年の中で最も宇宙線の値が高かった 2010年の値に近づいています。

1965年から2017年までの宇宙線の観測数値の推移(フィンランド)
cosmicray-1965-2017.jpg

太陽活動が弱まり、宇宙線の到達量が圧倒的に増え始めるという、ある意味では「大方の予測通りの世界」に突入しつつあるわけですが、これからしばらくはどんな世界になるのでしょうか。

太陽黒点ゼロの下の社会は

太陽活動が活溌な時には、人の精神が乱され、暴力が多発し、社会は荒れる

ということが、ロシアのチジェフスキー博士などの研究で比較的はっきりとしています。

ということは、今とこれからの時代は、その逆の「太陽活動が小さくなっていく時期である」ため、上の逆のような時代となっていくということになります。

これはもう最近を見ても、太陽活動が活溌だった2〜3年前の、たとえば IS (イスラム国)などを思い出してみても、

・2〜3年前(太陽活動が活溌だった頃)のISの行動
・現在のISの行動

などを比べてみたり、他のあらゆるテロやテロ組織など、あるいは一般の暴動なども含めて、2〜3年前の太陽活動が活溌だった時代との「暴動や暴力行為の数と、その継続状況」を現在と比べると、この傾向は今でも明らかな感じはします。

今は暴動が起きても長続きしません。

韓国などのあの政治状況でも、人はそれ以上に荒れていません。もっと衝突が起きてもおかしくない紛争地でも無軌道な攻撃はあまり見られません。「計画された暴力やテロや殺人」だけが、スケジュール通りに淡々とこなされていく状況です。

太陽活動が人間社会を広大に支配している

太陽活動と社会との関連の歴史を見ている限り、これからの数年、あるいは状況(現在、長期的な傾向で太陽活動がどんどん弱くなっていることとの関係)によっては十数年、または数十年となる可能性もありますが、無軌道な暴力が支配する時代にはならないとは思います。

それでも、人々や国家などの対立する心や、反発する心はどこにでも転がっている世の中でもあります。

最近の地球の人々に蔓延する「他者への不寛容」や「物質的な不満ばかり」ということが起訴になり、全体的に、敵対と欲求不満に満ちた地球になっているのが現在の姿ですので、暴力はなくとも「平和とも遠い」とも思います。

では、どんな感じが「これからっぽいのか」と想像しますと、直接な暴力を迂回した「何だか陰湿な感じ」というるキーワードはあるかと思います。

そして、全体として、過去と照らし合わせると、以下のようなものが、これからの社会に出現しやすいような気がします。

「計画された支配と暴力」

「絶対的な支配者の登場」

「コントロールされる市民たち」


また、「宇宙線の激化」に関しましては、先ほどのオウル大学の宇宙線モニターを見てわかる「過去数十年で宇宙線が多かった時」がどのような年代だったかなどを振り返っても、わかる部分はあるのかもしれません。

たとえば、先ほどのグラフでは、

・1965年
・1972年 - 1977年
・1987年
・1995年 - 1998年
・2006年 - 2010年

などが「宇宙線が激化したとき」のようです。

これに関しても、そのうち、それらがどんな年だったか調べてみたいと思っています。

そんなわけで、黒点ゼロ時代がますます定着してきていますが、さきほどの『太陽活動と景気』をご紹介してから、ずいぶんと時間も経っていますし、その中の、チジェフスキー博士について書かれたくだりを一部抜粋して締めたいと思います。

チジェフスキーと太陽生物学

嶋中雄二著『太陽活動と景気』 第6章「太陽活動と人間の生理」より

1915年から24年にかけて、ロシアの科学者で歴史家でもあったA・L・チジェフスキーは、紀元前 600年にまで遡り、戦争、民族大移動、革命、流行病のような社会的大変動に及ぶ資料を 72の国から集め、これら地球上の人間活動と太陽活動との関係を徹底的に調べた。

彼は、1764年から1900年に至るペテンブルグ、1800年から1900年にかけてのロシアの総死亡率を分析し、それらが太陽黒点周期と一致していることを見いだした。また彼は、ペストをはじめ、コレラ、インフルエンザ、回帰熱、脳脊髄膜炎、ジフテリアその他の伝染病、それに病害虫といったものが、いずれも太陽活動と驚くほど対応していることを発見した。

チジェフスキーは、ペストの流行は6世紀以来、太陽黒点が最小のときに比べて最多のときには、約二倍も多く生じていると主張し、この原因を太陽からの有害な放射線(たとえば紫外線)の増減に求めた。

太陽の影響力は、彼によれば、個体から集団、群生に至る生物系のすべての組織レベルにおよんでいるとされた。

そして彼は、動物の血液、リンパ液、原形物質等のコロイド電気変化が、太陽活動の変化やバクテリアの成長と平行関係にあることを突きとめた。

こうして、チジェフスキーは、地球上のあらゆる生物の発達は、太陽宇宙因子の直接的影響下に進んだものであり、人類もその例外ではないと考えた。

彼は、戦争や革命など人間の不穏状態に関する徴候、あるいは「大衆の興奮も太陽の周期に従っている」とした。

チジェフスキーによって先鞭をつけられたこの「太陽生物学」(ヘリオ・バイオロジー / Helio-biology )は、その後ロシアの科学者の間で支持され、研究が盛んとなっていったのだが、西欧やアメリカではあまり受け入れられず、今日に至ってもなお、受け入れられていない。

とはいえ、あまりにも斬新で意表をつくような彼の研究は、当時のソ連でも反発を買い、彼自身はスターリンによりシベリアへ送られ、フルシチョフの時代にやっと釈放されている。これは、チジェフスキーの説が正しいとすると、歴史の大変動の背後にあるものは、唯物弁証法よりもむしろ太陽であることになってしまうからであった。

ここまでです。

このような学説が存在することを知った時には嬉しかったですねえ。

なお、チジェフスキー博士は、このような「太陽と人間の関係」の学説を発表した後、スターリンにシベリアに送られてしまいました。スターリンは、この「太陽が人間社会を支配している」という説が非常に気に入らなかったようです。

いずれにしましても、歴史的に、このような数多くの研究があったいうことからも、今回のロシアの大学による発見である

「太陽活動が悪性新生物をつくる可能性」

も、それほど意外な感じはしません。

しかし、なぜ太陽が「人間の病気を作り出すことまで」するのか・・・ということに関しては、ひとつには、この 10年近く続いている「太陽の異常」が関係しているのかもしれません。

太陽の異常についてもいろいろと書かせていただきましたが、最近のものでは以下のような異常が大きなものでした。

「太陽と宇宙線の関係」が観測史上初めて「崩壊」したかもしれない。そして今、太陽に勃発し続けているきわめて異常な事態とは

2018年5月10日の米メディア「ザ・ウォッチャー」の記事より
something-extraordinary-is-happening-on-the-sun.jpg

Solar modulation of galactic cosmic ray flux on the wane? Something extraordinary is happening
watchers.news 2018/05/09

太陽活動の変化による銀河宇宙線への影響が消えた? 何か異常なことが起きている

コロナホールの出現が現在の太陽活動である「サイクル23」の間に話題に上がることはあまりなかった。しかし、次のサイクル24では違うかもしれない。
2013年8月はじめ、米フォックスニュースの記者が、科学誌ディスカバリー・マガジンに、以下の巨大な太陽のコロナホールについて、これがどのようなものかを質問したたことがある。この時期は、サイクル23の活動最大期の狭間だった。

2013年7月13日の太陽(NASA)
2013-0718-chole.jpg

その後の数年間、コロナホールは出現し続け、ニュースやインターネット上の記事では、散発的にコロナホールに関しての記事が取りあげられることがあった。

それは、過去の太陽活動の極小期に見られたものよりも、はるかに大きなコロナホールが太陽活動の「最大期」に出現していることについてのもので、「巨大な穴」というような見出しで報じられていた。

しかし、実はその頃すでに太陽のコロナホールは「何かが普通とは違って」いた。

以前の太陽サイクルでは、巨大なコロナホールは、太陽の極域(※ 北極や南極に近い部分。写真では上部や下部)に出現した。太陽の極域にコロナホールが出現することは、以前からよく観測されていたことで、珍しいことではない。

ところが、この 2013年頃から出現し続けていたコロナホールは、太陽表面の中央部分(写真で横の部分)に現れ続けたのだ。

2016年5月の終わり頃にかけて、太陽上に巨大なコロナホールが周期的に何度も出現し始めた。

この際にも、メディアでは「巨大な」、あるいは「広大な」という表現の見出しの記事が出された。英国のあるメディアでは「太陽がバラバラになった (The Sun is Ripping Apart!)」という表現さえしていた。あるいは、「デススターのような形をしたコロナホール」と伝えているメディアもあった。

これらの記事の表現は誇張ではないかもしれないが、しかし、実は、問題はそのようなことではない。

そして、実際には、現在の太陽周期活動に起きていたコロナホールの異常性について、過小評価されていると思えてならないのだ。

下は、非常に顕著な様相を見せたもののひとつで、2016年10月25日の太陽のコロナホールだ。

2016年10月25日の太陽(NASA)
2016-1025-chole.jpg

私は、このコロナホールを見た後、スペースウェザーの過去記事のすべての太陽画像を検索し調査した。その結果、以前の太陽活動極小期が続いていた 2007年と 2008年、そして 2009年の 3年間のすべての太陽画像において、この 2016年10月25日のような「巨大な」コロナホールは見当たらなかったのだ。

私は、NASA の科学者の「過去の太陽活動最大期には、太陽フィラメントの爆発が頻繁に起きていた」という言葉を引用した知人から送られてきた電子メールを思い出した。

それは、コロナが「何らかの影響により太陽表面から "はがされて" いる」ことを述べたものだった。

おそらくは、2016年頃から頻繁に出現している巨大なコロナホールは、私たちが想像している以上に「普通ではない」ものなのかもしれない。しかし、それを理解するほど、私たち人類の太陽観測の歴史は長いものではないかもしれないともいえる。

つまり、これらの巨大なコロナホールは本当に異常な「何か」を示しているものなのかもしれないし、そうではないかもしれない。

さて、しかし実は、今回の記事の本題はこれらのことではないのだ。

太陽のコロナホールは、高速の太陽風の発生源となる。

そして、太陽風と銀河宇宙線(GCR)との間には逆の関係があることが広く知られている。つまり、太陽からの太陽風が強い時には、通常、宇宙線の流れは低下する。

今回の記事のタイトルで言及した「何か異常なこと」というのは、これと関係している。

じつはこの数日間、「太陽風と宇宙線の逆の関係」が崩壊しているのだ。

今の太陽にもコロナホールがある。下がその画像だ。

2018年5月7日の太陽
2018-0507-chole.jpg

この太陽の表面を覆い尽くす巨大なコロナホールは、2018年5月5日以来、秒速 700キロメートルを超える太陽風を生成している。

通常は、このような強力な太陽風に直面した場合、銀河宇宙線は約 2%の大幅な低下を示す。

ところが、「それが起きていない」のだ。

データを見ると、太陽風も銀河宇宙線もどちらも上昇しているのである。

私は科学者ではない。あくまでコンピュータプログラマーであり、太陽の専門家ではない。しかし、私は過去 5年間にわたり、スペースウェザーのデータと、フィンランド・オウル大学の宇宙線観測ステーションのモニターを毎日徹底的に調べた。そして、太陽活動と銀河宇宙線の関係を研究した。

その中で、私が他の人々と共に気付いたことのひとつに、太陽活動が長い活動休止状態の後に「プロトン事象(陽子密度が高い太陽風)」が発生した時には、巨大な地震が起きることだ。

実際、2018年2月16日のメキシコの M7.5 の地震の直前にそれが起きていて、私は大きな地震が発生すると予測した。これは地震の予測の自慢しているのではなく、現実として、インターネット上には多数の、いわゆる専門家ではない観測者たちがいて、それらは主観的科学の観測とは違うものであっても、そこにメリットがないわけではないということを言いたいだけだ。

少なくとも過去 5年間に関しては、主流の科学者たちの多くが太陽風と宇宙線の関係を綿密に観察してきたかどうかは疑わしい部分がある。

過去 30日間のフィンランド・オウル大学の宇宙線ステーションのチャートは次のとおりだ。

gcr-now2018.jpg

過去数日では、銀河宇宙線の数値は 6700付近の直近のピーク値に止まっている。本来なら、現在のような強力な太陽風にさらされている中では、銀河宇宙線は、2%、あるいはそれ以上に下がるのが普通なのだ。これは、過去「必ず」起きてきた。

しかし、今回はそれが起きていない。

このようなことを、少なくとも私は過去一度も見たことがない。

このようなことが続くと、どうなるのか。それはわからない。わからないにしても、興味は湧く。

なお、宇宙線は(雲の生成と関係しているため)その量は極端な降雨と関係する。これに関しては主流の科学でも認められていることであり、宇宙線の増加は極端に多い雨と関係していると考えられている。

現在の世界での極端な悪天候や雹や洪水、異常な雲や竜巻、そして、火山活動や地震……。

何か普通ではないことが始まっているのかもしれない。

最終更新:2019/03/01 22:29

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