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日別記事一覧

2018/11/07 19:47

サウジアラビアで過去最悪レベルとなる洪水が発生。少なくとも19人が死亡

11月1日 サウジアラビア・メディナの光景
saudi-arabia-car1101.jpg

中東での悪天候について最近よく記事にさせていただいていますが、アラビア半島の異常気象がいよいよ激しくなっています。

サウジアラビアでは、10月中旬から 2週間近く雨が降り続くという当地としては普通とはいえない気象が続いていましたが、10月31日から 11月1日にかけて、サウジアラビア西部で大きな洪水に発展しました。

報道では、サウジアラビア西部の都市であるメッカやメディナが洪水に見舞われていることが報じられています。

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10月30日から 11月1日までの間に、豪雨による洪水などのために、少なくとも 19名の方が亡くなったと伝えられています。

10月31日から11月1日のサウジアラビア西部の様子
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下は、11月1日のサウジアラビア各地の様子の動画です。

https:●//youtu.be/i2WhM87GfNg

サウジアラビアは 13州からなっていますが、そのすべての州が大雨に見舞われるという、これまでなかった事態になっていることが伝えられています。

これまでに 19人が亡くなったと報じられていますが、被害の詳細についてはよくわかっていません。

10日ほど前に、アラビア半島のカタールの洪水について、以下の記事でご紹介したことがありました。

中東の大洪水は続く アラビア半島のカタールで1日で1年分の雨が降り、街は洪水で大混乱

2018年10月20日 砂漠の国カタールのドーハにて
doha-qatar-1020.jpg

最近、洪水の記事がとても多いです。しかも、普通では「洪水」というような事態にまで発展する雨の降ることがほとんどない中東の砂漠地帯での洪水が多くなっています。

今度は、中東カタールで、やはり通常ではあり得ない量の雨が降り、大洪水が発生したことが報じられていました。

10月20日のカタールのドーハの様子
doha-city-floods2018.jpg

中東カタールの位置は下のようになります。そして、この周辺の国々もここのところ砂漠の国らしからぬ大雨や洪水に見舞われ続けています。

カタールの位置
qatar-map2018.jpg

この 10月に入ってからだけでも、中東での洪水に関しては、イエメン、シリア、イランに関しての洪水の以下の3つをご紹介しました。

さすがに、中東とい地域で起きる発生の回数としては以上で、また規模もそれぞれが相当な大洪水でありまして、もはや地球の気象の地域配置は、「完全に変わっていく」という渦中の中にあると考えても構わないのではないかと思われます。

ちなみに、カタールで最も降水量が多いのは 12月から 3月にかけてで、 10月は「ほぼまったく雨が降らない季節」です(カタールの 10月の月間雨量は たった 1.1 mm)。

砂漠の国々ばかりのアラビア半島では、こういうことは本来は非常に異常なことではあるのですけれど、その異常であるはずの砂漠の洪水がどんどんと多くなってきています。

平年の中東で雨が比較的多くなるのはこれからのシーズンですので、今後もこのような状況が続く可能性があります。

最終更新:2018/11/07 19:47

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2018/11/07 19:29

そこで何かが進行しているのか? アメリカのサンアンドレアス断層上で「1日に39回連続した地震」が発生。同時に「断層上を移動するシンクホール」という不思議な事象が出現中

san-andreas-2018nov.jpg

今年 2018年は、このブログを始めてからのどの年よりも「サンアンドレアス断層とカスケード沈み込み帯」での地質的な事象が多い年です。

この

・サンアンドレアス断層
・カスケード沈み込み帯

は、どちらも、過去に巨大地震あるいは超巨大地震を周期的に発生させていたことがわかっており、その意味では、将来的にどちらの断層でも巨大地震は起こり得るわけですが、今年はそのどちらについても、話題が多いです。

カスケード沈み込み帯とサンアンドレアス断層
cascadian-san-andreas2018bc.jpg

そして、今年の 8月には、このカスケード沈み込み帯で、「マントルが上昇している」ことを、アメリカの大学が突き止めたことを以下の記事でご紹介しました。

かつてマグニチュード9の巨大地震を発生させたアメリカ西海岸のカスケード沈み込み帯で「マントルが上昇している」ことが米オレゴン大学の調査により判明

アメリカの科学系メディアの7月25日の記事より
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318年前にマグニチュード9クラスの地震を発生させた場所での「異常」

1ヶ月半くらい前に、アメリカの「カスケード沈み込み帯」という、かつてマグニチュード 9クラスの地震が起きた歴史のある場所に関して、以下の記事を書かせていただきました。

318年前にマグニチュード9クラスの超巨大地震が発生した北米のカスケード沈み込み帯で2日間で数百回に及ぶ振動が発生中。「スロー地震」が起きている可能性が浮上

2018年6月22日
北米のカスケード沈み込み帯上で継続する「振動」を伝える報道(振動はその後500回規模に)
cascadian-zone-tremors2018.jpg

北米最大の懸念の「断層」でこの48時間に起きていること

北アメリカ大陸で有名な断層に「サンアドレアス断層」というものがあります。これは、2〜3年前にハリウッドで『カリフォルニア・ダウン』という、この断層での巨大地震の発生を描いた映画も作られましたが、これは邦題で、原題は「 San Andreas (サンアドレアス断層)」というもので、つまり、そのままのタイトルの映画でした。

サンアドレアス断層はそれだけアメリカでも認知度の高い「将来、巨大地震が起きると想定されている断層」として知られています。

そのようなこともあり、「アメリカで将来的に最も巨大な地震が発生するとすれば、サンアドレアス断層で起きるだろう」と思っているアメリカ人や、あるいは他の国の人々も多いのですが、ところが、実際には違うのです。

少なくとも、過去に遡った検証によれば、

「北アメリカで起きる可能性のある最も巨大な地震が発生するとすれば、それは、サンアンドレアス断層ではない」

のです。

では、どこかというと、そのサンアンドレアス断層の北にある、「カスケード沈み込み帯」という場所なのです。

大ざっぱに場所を示しますと以下のようになります。

サンアンドレアス断層とカスケード沈み込み帯の場所
cascadian-san-ansreas2018.jpg

上の図のカスケード沈み込み帯の後に、

「西暦 1700年にマグニチュード9の地震が発生」

とありますが、マグニチュード9というのは、2011年の東北の地震と同レベルの超巨大地震ということになり、つまり、ここは「そういう場所」なのです。

その地震が発生したのは、西暦 1700年1月26日のことでした。

西暦 1700年にはまだアメリカ合衆国はなく、当時の北アメリカに「文字の記録文明」はありませんでした。

では、どうして、この約 300年前の超巨大地震の存在がわかったかというと、実はこれは日本人研究者たちによって突き止められたのです。

今から 15年前の 2003年に、国立研究開発法人「産業技術総合研究所」の研究者たちが、米国地球物理学会誌に発表した論文によって明らかとなったのでした。

「日本の古文書から」とありますように、日本の300年前の文書記録に、1700年1月の「日本の大平洋側での巨大津波の被害の記録」があり、その津波の地震の発生源を突き止めていくうちに、「震源は北アメリカ大陸」だということがわかったのです。

その際、岩手や宮城などの沿岸では、最大で 6メートルの高さの津波に見舞われていたことがわかっています。

1700年1月26日 地震発生から6時間後の津波のシミュレーション
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この「カスケード沈み込み帯」は、ワシントン州オレゴンおよびカナダのブリティッシュコロンビア州南部の沿岸およそ80キロメートルに位置しており、全長がおよそ1100キロメートルに及ぶ。

このカスケード沈み込み帯はサンアンドレアス断層が持つ最大威力よりも30倍以上強力な、マグニチュード9の地震を引き起こす力を秘めている。


というようにあり、また、同じ記事には以下のようにあります。

幸運なことに、こうした断層による巨大地震は数百年に1回程度しか発生しない。だが不幸なことに、次の「数百年に1回」に、今日か明日にも遭遇する可能性があるのだ。

この「今日か明日にも遭遇する可能性があるのだ」はどういうことかといいますと、簡単に書けば、

カスケード沈み込み帯での巨大地震の発生間隔の平均は「 270年」だとわかっている。

あくまで平均値ですので、何も具体的なこととは関係しないですが、平均としては、その程度の間隔で、少なくともマグニチュード 8以上の地震が起きていることがわかっています。

前回のこの場所でのマグニチュード 9前後と推定される巨大地震が起きたのは西暦 1700年で、そして、今は 2018年です。

つまり、「すでに 318年経過している」ということで、巨大地震発生間隔の平均 270年をすでに上回っているというのが現在の状況です。

そういう意味では、「いつ起きても不思議ではない」というのは、それほど誇張でもないということもいえます。

今の状態で、西暦 1700年に起きたような地震が起きれば、少なくとも、アメリカのオレゴン州からワシントン州、そしてカナダのバンクーバーを含む州は基本的に壊滅するとされていて、「起きては困る地震」ではあります。

日本での南海トラフでの地震も「起きては困る地震」ということになっていますが、似ているのは、「起きては困るけれど、おそらく必ず起きる」という点です。

南海トラフ地震がいつかは必ず起きるということが地質学者たちの間で確定的になっているのと同様に、カスケード沈み込み帯での地震も必ず起きるといえる理由は、産業技術総合研究所の論文以降、本国アメリカでのこの場所についての研究が進む中で、このカスケード沈み込み帯では、「他にもマグニチュード 8クラスの地震が多数起きていた」ことが明らかになっているということがあります。

つまり、このカスケード沈み込み帯という場所は、西暦 1700年に1度だけ巨大地震が起きたという場所ではなく、歴史の中で、しかも 200〜 300年の間隔という比較的短い周期の中で、何度もマグニチュード 8以上の巨大地震が起きていた場所ということになります。

アメリカ合衆国という国は、「カスケード沈み込み帯での最後の巨大地震が起きた後に建国された」ので、そのような地震を知りません。

合衆国が建国されてからのアメリカもいろいろと大きな地震はありましたけれど、この 1700年のような地震をこの国は経験していません。

そのカスケード沈み込み帯で、おそらく現在、スロー地震が起きている。

という話なのです。

スロー地震と巨大地震の実際の関係性は曖昧ですけれど、「何らかの関係性はあるかもしれない」という中で、冒頭のカナダの報道にある出来事は、

「カスケード沈み込み帯でスロー地震が起きているかもしれない」

という示唆なのです。

ただし、カナダの地質学者は、「スロー地震が起きている」とは述べていません。

これについては、かなり慎重なようで、冒頭の報道には以下のように書かれてあります。

地震学者たちは、この数百回の振動がスリップ(スロー地震)事象となるかどうかを現在確認している。

スリップが発生しているかどうかを確認するための状況を監視するには 1週間ほどかかる。


とのことです。

なお、この「振動」(カナダ地質当局は「地震ではない」と強調していますので「振動」としています)の発生しているバンクーバー島は、先ほどのカスケード沈み込み帯の地図で示しますと、以下の位置となります。

vancouver-2018-0620.jpg

この 48時間ほどの間に発生した振動の数は、時間と共に増えていて、現在の正確なところはわからないですが、少なくとも 500回は越えているようです。

この振動がスロー地震などの地殻変動と関係しているのかどうかも明らかではないですし、何もなく過ぎていく可能性が強いかと思いますが、それでも書かせていただきましたのは、やはり「時期」というものがあります。

この記事は、カスケード沈み込み帯の北端にあたるカナダのバンクーバー島で「 500回を超える振動が起きていた」ことをご紹介したものです。

おそらくはスロー地震などに近いものなのではないかと推定されますが、その後の発表が見当たらず、結果的にどうだったのかはよくわかりません。

このカスケード沈み込み帯についての詳しいところは、上にリンクしました記事などをご参照いただければと思いますが、 WIRED の記事から簡単に抜粋しますと、以下のような場所です。

「カスケード沈み込み帯」は、ワシントン州オレゴンおよびカナダのブリティッシュコロンビア州南部の沿岸およそ80キロメートルに位置しており、全長がおよそ1100キロメートルに及ぶ。このカスケード沈み込み帯はサンアンドレアス断層が持つ最大威力よりも30倍以上強力な、マグニチュード9の地震を引き起こす力を秘めている。(略)

カスケード沈み込み帯での巨大地震の発生間隔の平均は 270年だとわかっている。


というもので、つまり、

「平均 270年の周期でマグニチュード 9クラスのような超巨大地震が起きている地質的な場所」

だということがわかっています。

前回の巨大地震は、西暦 1700年に発生していまして、つまり現時点で、「すでに 318年経過している」ということになり、サイクルの話だけでしたら、いつ起きてもおかしくはないと言えなくもないのかもしれません。

先ほどリンクしました記事では、このカスケード沈み込み帯の北端にあたるバンクーバー島で、連続した振動(地震ではないと地質学者たちは述べています)が観測されたことをご紹介したのですが、今回ご紹介する冒頭の記事は、

「このバンクーバー島で、地下のマントルが上昇していることがわかった」

ということが書かれているものです。

具体的には、カスケード沈み込み帯の「北端」と「南端」のそれぞれの場所で、マントルが浮上していることが発見されたという論文についての記事です。

記事の内容から、マントルが浮上している場所を特定してみますと、厳密ではないかもしれないですが、下の位置で間違いないと思われます。

マントルが上昇していることがわかった場所
mantle-us-2018a.jpg

現在、火山の噴火などを含めて、世界中で地質活動が活溌であることは確かで、そのような中での出来事としてご紹介したいと思いました。

最近、地球の記録でご紹介した以下のペルーでの出来事などもそうですが、前例のない地質活動が世界のいろいろなところで見られています。

今年の春にペルーで発生した巨大亀裂は今も拡大を続けている…。非常事態宣言が5ヶ月間発令され続けている現地では村が消滅していた

7月24日のスペイン語版BBCの記事より
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2018年2月27日 ペルー・クスコ
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ペルー・クスコの場所
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その後どうなったのかについては、あまり報じられていなかったこともあり、私は知らなかったのですが、冒頭の BBC の報道で、

「亀裂は現在も拡大し続けている」

ということがわかったのです。

そして、その今の現地の状態は、惨状としか言いようのないものだったのでした。

下の写真は、今年 3月から最近まで撮影された、ペルー・クスコ周辺の亀裂の発生した場所の状況です。なお、最も被害の激しい場所は、ルット・クトゥト(Lutto Kututo)という村で、写真を見る限りは、もはや「村は消滅した」というようなことになっているようです。


今年 2月から亀裂が発生した土地の面積は 30ヘクタールに及んでいるそうですが、亀裂の発生していない周辺地域も地盤的に非常に不安定な状態となっており、さらに亀裂の発生が拡大していく可能性が強いようです。

ペルーでは最近大きな地震があったわけでもなく、他に周辺で異常な地質現象が起きているというわけでもありません。このクスコ周辺だけが、唐突といってもいいような感じで地盤が崩壊し続けているのです。

この土地には長く住んできた人々がいるわけで、少なくとも、そういう人々が暮らし始めてから起きたことのない事象であり、そして、今後この土地に住み続けることは、何ともいえないにしても、難しいような気がします。

今はいろいろな理由によって「人々がもともと住んでいた場所に暮らせなくなる」ことが多いです。

その理由には、洪水もあれば、地震もあります。そして、このペルーの地では、このような前例のない地質活動によって、それが起きているのです。

近いうちにカスケード沈み込み帯で大きな地震が起きるということもないでしょうが、しかし、「ないと言える根拠はない」というのも事実で、日本もそうですが、かつてないほど地質的事象のリスクに直面しているのかもしれないことを感じます。

では、冒頭の記事をご紹介させていただきたいと思います。

Geologists Find Anomalies, Pieces of Mantle Found Rising Under Cascadia Fault
scitechdaily.com 2018/07/25

地質学者たちは、カスケード沈み込み帯の下にあるマントルが上昇しているという異常を発見した

研究者たちは、海底に設置された 268個の地震計と、陸地に設置されている数百に上る地震計から得られた 4年間のデータを分析する中で、北アメリ大陸の西海岸に位置するカスケード沈み込み帯の南北両方の端に異常を見出した。

彼らが発見した異常は、アメリカ太平洋北西部で発生する可能性のある地震事象の起きる位置、頻度、強さに影響を与える可能性がある。

これは、断層の下の他の場所より地震波の速度が遅い地帯があることを見出したことによるものであり、そこは岩石が溶けて温度が上昇している可能性があるため、地球の上部マントルが浮上していることを示しているというものだ。

この研究は、米国オレゴン大学の博士課程の学生であるマイルズ・ボマー(Miles Bodmer)氏により、地質学の専門誌「ジオフィジカル・リサーチ・レターズ (Geophysical Research Letters)」に発表された。

このカスケード沈み込み帯では、西暦 1700年に超巨大地震が発生したことが判明しているが、それ以来、大規模な地震を経験していない。

この場所は、北米大陸プレートの下にファンデフカ・プレート(Juan de Fuca)が沈み込む場所だ。この断層帯は、カナダのバンクーバー北部からカリフォルニア北部のメンドシノ岬までの沖合に広がっており、その南北の長さは、620マイル(約 1,000キロメートル)におよぶ巨大な地層帯だ。

今回の研究で判明した「マントルの浮上」の位置は、サンアンドレアス断層の南端にあるゴルダ変形帯の下と、そして、オリンピック半島から南バンクーバー島の下で、それぞれで浮上が起きている。

ボマー氏は、以下のように言う。

「カスケード沈み込み帯の北と南の沈み込み断層の二カ所で異常が見出せます。これらの地域は、他のカスケード沈み込み帯全体と同じ状態となっていません。独自の地質的特性を持ちます。そして、この北と南の部分では、断層の緊張(locking)が高まり、震動の密度も増加しているのです」

断層の緊張とは、2つのプレートがどれだけ強く張っているかを指す。

「この北と南の部分でこのように見られるようなことが緊密につながっていれば、この地帯はストレスを溜めており、大きな地震の発生により、そのストレスやエネルギーを解放する可能性があります」とボマー氏は語る。

ただ、そのような状態で起きる地震は、それなりの規模とはなる可能性はあるにしても、カスケード沈み込み帯のすべてが一度に崩壊して起きると想定されているマグニチュード 9以上のクラスの超巨大地震のようなものにはならないとボマー氏は言う。

プレート同士の緊張状態は、カスケード沈み込み帯の中央部ではかなり弱い。

今回の調査結果は、地震発生の予測に役立つものではないが、地震についての探査や測地解析のリアルタイム性の必要性を指摘するものともいえる。

カスケード沈み込み帯とサンアンドレアス断層の交差する場所は複雑性が高く、北米で最も地震活動の活発な連続した場所だ。これらの地域では、最終的には、大きな地震として、そのエネルギー放出されるような蓄積がある。

この研究では、遠方の地震から来る様々な形態の地震波を使用した深いイメージングが行われている。

今回の研究は、カスケード沈み込み帯の過去の地震記録を理解するのに役立つだけでなく、プレートの結合力を調査することにも役立つことを示唆しているとボマー氏は言う。

マントルが上昇していることがわかった場所
mantle-us-2018a.jpg

何らかの活動が少しずつ(あるいは急激なのかもしれないですが)始まっているという感じを強くする今年のさまざまな話題ですが、そのサンアンドレアス断層上で、11月2日に、

「 39回の地震が連続して発生した」

ということが起きました。

39回連続した地といっても、最大の地震の規模がマグニチュード 4.1ですので、それほど大きな地震というわけではないですが、このサンアンドレアス断層上で、このような「群発地震」が起きることは、かなり珍しいことではあります。

そして、これらの地震の震源が、「サンアンドレアス断層に沿って移動している」ということが注目されているところでもあります。

また、10月の終わり頃から、カリフォルニアのソルトン湖という湖の近くで、

「腐った卵の匂いを排出しながら《移動する》シンクホールが出現した」

という、ちょっと聞いたことのないような事象が起きており、これはさらに大きく報道されています。下は、それを報じたロサンゼルス・タイムズの記事です。

カリフォルニアに出現した「移動する泥火山」についての報道
slow-moving-volcano.jpg

「移動するシンクホールって何だ?」とは思いますが、よくわからないだけに、上のロサンゼルス・タイムズの記事のタイトルにも「ミステリー」という単語が使われていて、これもまた、

「サンアンドレアス断層に沿って動いている」

のだそうです。

この夏あたりからこれらの場所で起きていたことを地図に書き出すと、以下のようになります。

2018年にその断層上で起きた出来事
sa-cascadia-2018.jpg

これらのことが、ただちに巨大地震につながるということでもないでしょうが、しかし、インドネシアなどの例を見るまでもなく、今、地球は大変に地震活動が活発な時期に入っています。

そういうものが発生しても「不思議ではない」とはいえます。

今回は、最近のカリフォルニアで起きていることについてまとめていた、冒頭のアメリカのブログ記事を翻訳してご紹介します。

California Hit By 39 Earthquakes Within 24 Hours As Scientists Warn Of “Movement Along The San Andreas Fault”
Economic Collapse Blog 2018/11/03

カリフォルニアで24時間のうちに39回の地震が発生した事象について、科学者たちは「サンアンドレアス断層に沿って動いている」と警告する

一連の地震が過去 24時間にわたってカリフォルニアで発生しているが、科学者たちは、この揺れが「サンアンドレアス断層に沿った動き」の結果であると伝えている。

ここ数ヶ月のあいだ、「環太平洋火山帯」に沿って驚くほど多くの地震活動が起きている。また、世界の地震の数が通常より極端に多くなった時期もあった。

この異常な地震活動のすべてが何かにつながっている可能性はあるのだろうか?

アメリカの専門家たちの中には、「次の巨大地震」がカリフォルニア州に発生するのが遅れていると話す人たちがおり、その直撃があった場合、被害は想定よりも、はるかに悪くなる可能性がある。

過去 24時間以内にカリフォルニアを襲った 39回の地震の大部分は、サンアンドレアス断層に沿って起きている。以下は CBS ニュースからの抜粋だ。

サンアンドレアス断層に沿った群発地震は、最大の規模がマグニチュード 4.1で、11月2日の午前中にホリスター地区とサリナス渓谷を横断した。CBSサンフランシスコは、地震での揺れはあったが、大きな被害はないと報告している。

アメリカ地質調査所(USGS)によると、11月2日の午後5時58分(米国時間)に、トレス・ピノスの南西 19キロメートルの場所を震源とするマグニチュード 4.1の地震が発生した。その後、M 3.6、M 3.2、M 3.0 の地震が続いた。


サンフランシスコの報道によれば、当局は、この揺れが「サンアンドレアス断層に沿った動き」によって引き起こされたと述べ、最初のマグニチュード 4.1の地震に続いて、20回以上の余震が続いたという。

幸い、大きな被害は報告されていないが、揺れは感じられたようだ。英国エクスプレスのインタビューに答えた住民は以下のように述べている。

ホリスターに住む住民の 1人はこのように述べた。「地震の時は眠っていたのですが、誰かがベッドをゆさぶっているかのように感じました」

モントレーベイに住む 1人の住民は、今回の一連の地震が、巨大地震の前に起きる地震である可能性に懸念を抱いていると語った。

そして、住民たちは次のように語る。

「私たちは、過去数ヶ月の間に、多くの地震の揺れを感じていました」


今回のような連続した地震の後に何もなく過ぎる可能性はあるだろうが、しかし、専門家たちは、カリフォルニアでの巨大地震は、「間違いなくある時点で起きる」と、以下のようにエクスプレスに述べている。

専門家たちは、カリフォルニア州での巨大地震は、その発生が遅れており、今後 30年以内に、マグニチュード 7.0の規模の地震が予想されると警告している。

アメリカ地質調査所の 2008年の報告では、サンフランシスコの東に走っているヘイワード断層について、サンフランシスコに住む 700万人の住民たちを脅かす可能性のある時限爆弾的な断層として説明している。


そして、「次の巨大地震」が発生した場合、その被害は、ほとんどの人々が想像しているよりも悪化する可能性がある。

以前ご紹介した記事では、カリフォルニアでの巨大地震は、「カリフォルニア州の大部分を、ほぼ即座に海に沈める可能性がある」と結論づけた最近の研究についての次のようなニュースを引用した。

カリフォルニア州の巨大地震は、発生が遅くなる可能性もあるが、しかし、ロサンゼルスの科学者たちは、巨大地震の発生時に、この地域に生じる新たなリスクを見出した。

巨大地震がこの地域を直撃した場合は、カリフォルニアの大部分をほぼ即座に海に沈める可能性があると彼らは主張しているのだ。

これは、南カリフォルニアの危険地帯の一つであると長い間信じられているニューポート・イングルウッド断層についての研究の中で発見された。


この話は、カリフォルニアの住民ではなくとも誰でも驚くだろうと思うが、専門家によると、これはいつか実際に起こる可能性が非常に高いという。

下は、それが取りあげられた記事からの抜粋だ。

この研究にあたったひとりであるカリフォルニア州立大学の教授、マット・カービー(Matt Kirby)氏は、巨大地震の発生の際、大地の沈没は迅速に起こり、それによりカリフォルニア州の一部が海に覆われる可能性が高いと述べている。

カービー教授は、「それは比較的、瞬時に起こるものです」と言う。

「おそらく、地震が発生した瞬間に、海水が急上昇しているのを見ることになるでしょう」


ちょうど数週間前、カスケード沈み込み帯に沿って、この地では珍しい複数の地震が発生した。

また、カリフォルニア州南部では、「動くシンクホール」が 1日 1.8メートルずつ移動している。それはその通り道にある「すべての道を破壊している」という。

下は報道からの抜粋だ。

この「動くシンクホール」が移動している場所は、サンアンドレアス断層の始まりの場所となる。今回の群発化した地震と共に、専門家たちが「次の巨大地震」を懸念する理由がここにある。

また、ソルトン湖の近くの場所において、「腐っている卵の臭い」を放出させている小さな泡立つ泥のプールが発生したことも懸念されている。

この現象を研究している専門家たちは、この現象は「シンクホールの移動」という表現が合うと言い、現在は移動の速度をスピードアップさせており、その経路にあるものすべてを破壊している。


現在の真実は、このように、私たちの周りに差し迫った変化の兆しが見えるということだ。

もちろん、これは単なるアメリカの西海岸だけの話ではない。

私たちは世界中で異常な地震活動を目撃し続けており、地球がますます不安定になっていることは非常に明白だといえる。

最終更新:2018/11/07 19:29

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