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2018/10/12 22:12

アルゼンチン ブエノスアイレス近郊の町の大地に原因不明の巨大な亀裂が広がり続けている

アルゼンチンの報道より
cracks-argentina-2018oct.jpg

アルゼンチンの首都ブエノスアイレからそれほど離れていないエントレ・リオス州のディアマンテという村で最近、

「原因不明の亀裂が拡大している」

ことが報じられています。亀裂は、写真や動画で見ても、かなりの面積にわたっており、崖沿いにあると見られるディアマンテという村の状態がかなり不安な感じになっていることがわかります。

上空から撮影されたディアマンテの亀裂の状況
ar-cracks-01.jpg

ar-cracks-03.jpg

このディアマンテという村は、下の位置にあります。

エントレ・リオス州ディアマンテの場所
diamante-argentina-map2018.jpg

ブエノスアイレス、ロサリオ、コルドバといったような、このブログでよく取りあげられる場所の近辺でもあります。

亀裂は近くから撮影された画像ですと、下のような感じです。
diamante-cracks-2018b.jpg

結構、深刻そうな亀裂ですが、アルゼンチンの民間防衛の専門家たちは、最近の大雨により地盤が不安定になっていることが原因かもしれないと述べています。

当局は原因について調査を進めていますが、今のところ公式の発表はありません。

南米での「地殻の崩壊」といえば、ペルーのクスコ周辺で、今年の 2月に突如巨大な亀裂が発生し、住民たちが移転を余儀なくされることをご紹介したことがありました。その後、このペルーの亀裂は 8月になってもまだ拡大を続けていることを以下の記事で取りあげています。

世界遺産でもあるペルー・クスコに巨大な亀裂が突如出現し、住民たちが移転を余儀なくされる

2018年3月5日
ペルーの報道より
cusco-crack-0227a.jpg

アンデス山脈中の標高 3000メートルを越える場所にあり、観光地としても名高いペルーのクスコ。かつてインカ帝国の首都だった街であり、その市街は世界遺産にも登録されています。

クスコの場所
cusco-map.jpg

そのクスコで、2月27日に、「突如として巨大な亀裂が発生した」ということが報じられていました。

クスコに発生した亀裂 2月27日
cusco-crack-003.jpg

場所によっては、深さが 50メートルから 60メートルに及ぶ、規模の大きな亀裂だと報じられています。

今年の春にペルーで発生した巨大亀裂は今も拡大を続けている…。非常事態宣言が5ヶ月間発令され続けている現地では村が消滅していた

7月24日のスペイン語版BBCの記事より
peru-crack-2018july.jpg

その後どうなったのかについては、あまり報じられていなかったこともあり、私は知らなかったのですが、冒頭の BBC の報道で、

「亀裂は現在も拡大し続けている」

ということがわかったのです。

そして、その今の現地の状態は、惨状としか言いようのないものだったのでした。

下の写真は、今年 3月から最近まで撮影された、ペルー・クスコ周辺の亀裂の発生した場所の状況です。なお、最も被害の激しい場所は、ルット・クトゥト(Lutto Kututo)という村で、写真を見る限りは、もはや「村は消滅した」というようなことになっているようです。

2018年3月から7月にかけて撮影されたペルーのルット・クトゥト村の周辺の状況
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今年 2月から亀裂が発生した土地の面積は 30ヘクタールに及んでいるそうですが、亀裂の発生していない周辺地域も地盤的に非常に不安定な状態となっており、さらに亀裂の発生が拡大していく可能性が強いようです。

ペルーでは最近大きな地震があったわけでもなく、他に周辺で異常な地質現象が起きているというわけでもありません。このクスコ周辺だけが、唐突といってもいいような感じで地盤が崩壊し続けているのです。

この土地には長く住んできた人々がいるわけで、少なくとも、そういう人々が暮らし始めてから起きたことのない事象であり、そして、今後この土地に住み続けることは、何ともいえないにしても、難しいような気がします。

今はいろいろな理由によって「人々がもともと住んでいた場所に暮らせなくなる」ことが多いです。

その理由には、洪水もあれば、地震もあります。そして、このペルーの地では、このような前例のない地質活動によって、それが起きているのです。

また、関係はないでしょうけれど、今回の出来事のあったディアマンテの周辺では、今年、いろいろなことが起きていまして、以下の記事はその一部です。

以下は、ブエノスアイレス近郊で川が「突如として赤くなった」ことをご紹介したものです。

アルゼンチンのブエノスアイレス近郊を流れる川の水が「一晩で血のような赤」に変色。原因は不明
2018年5月28日のアルゼンチンの報道より
river-red-tigre.jpg

川や湖の水が「突然、赤く染まる」という事例をご紹介することが多くなっていますが、今度は、南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに近い、ティグレという街を流れる川が一晩にして、鮮やかな赤色……というより、写真を見ますと、むしろ「血のような赤色」といったほうがいい感じの色に変わったのでした。

赤く染まったティグレの川
tigre-river-002.jpg

アルゼンチン・ティグレの場所
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ディアマンテと近いコルドバでは、今年、「 7200万匹」というものすごい数のミツバチたちが「突然の大量死」を起こしたことを以下の記事で取りあげました。

アルゼンチンのコルドバで7200万匹にのぼるミツバチたちの「突然の大量死」が発生。現時点で原因は不明

2018年3月27日の報道より
bees-dieoff-argentina.jpg

アルゼンチン中部のコルドバで、ミツバチの「突然の大量死」が発生したことが報じられています。

死亡したミツバチの数は「 7200万匹」という大変な数です。

3月27日のコルドバの養蜂場の風景
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コルドバの場所
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最初、ソーシャルネット等に投稿されたものが、アルゼンチンの全国的な報道で取りあげられ、その規模の大きさから、現在世界的な関心を集めているようです。

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どの地域でのミツバチの大量死でもそうですが、このアルゼンチン・コルドバの大量死においても、確定した原因はわかっていません。原因の「推定」に関しましてはさまざまに出ていまして、その中には、「農薬が原因では」というものもあります。おそらく、ネオニコチノイド系農薬のことを言っているのだと思います。

ただ、今年になって急にコルドバ周辺でネオニコチノイド系を大量に使い出したのならともかく、実際には周辺農家の栽培方法などの状況がほとんど変わっていない中で、突然の 7200万匹の大量死という出来事が起きたわけでして、原因を農薬だけに絞るのは少し無理がありそうです。

原因についてのアルゼンチン当局の調査は続いているようですが、いずれにしても、前代未聞の出来事だったようで、コルドバの養蜂家のひとりは取材に対して以下のように述べています。

「私は現在 62歳で、生涯この地で養蜂家として暮らしていますが、こんな大量のハチの突然死は見たことがありません」

原因はともかく、数十年起きたことのなかったことが起きたということは事実のようです。

アルゼンチンというのは、現実としての接点の意味では馴染みのない国ではあるのですけれど、このブログでは、相当な回数で取りあげさせていただいている国でもあります。

地質あるいは、それを含む環境全般に何か異変が起き続けている感じがしないでもない地域ではあります。

最終更新:2018/10/12 22:12

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2018/10/12 21:30

地中海に浮かぶ有数の観光地であるスペインのマヨルカ島で前例のない激しい洪水が発生。死者行方不明者は20名以上に

スペインの観光地マヨルカ島での大洪水を報じるスペインのメディア
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地中海に浮かぶスペインのマヨルカ島は、数多くの歴史ある名所がある観光地として有名ですが、このマヨルカ島の広範囲において 10月9日、大規模な洪水が発生しました。

10月9日 スペイン・マヨルカ島
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最も被害が大きかったのは、大規模な鉄砲水が発生したマヨルカ島東部にあるサン・ロレンツォ・デ・カルデッサールという町だったようで、3名の方が洪水で亡くなったと報じられています。

サン・ロレンツォ・デ・カルデッサールの場所
san-lorenzo-spain2018ln.jpg

下は 10月9日の洪水の様子の動画です。

https:●//youtu.be/i4ZkEAxRLpQ

著名な観光地ということもあっり、この日の洪水は、多くの人たちによって撮影され、SNS に投稿されていました。

sl-cars-005ln.jpg

mallorca-f005.jpg

このマヨルカ島は、先ほどの地図にありますように、地中海に浮かんでいる島ですが、この夏からの「異常に高い地中海の海水温度と、それによるものと思われる地中海の周辺の荒れた気象」については、以下の記事などをはじめとして何度かご紹介しています。

地中海で発生する珍しいタイプのハリケーン並の暴風雨「メディケーン」によりギリシャで壊滅的な洪水での大きな被害

9月29日 地中海で発生した暴風雨を報じるギリシャの報道より
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暴風雨による洪水で破壊されたギリシャの街並み
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基本的には、年中穏やかな気象であるのが普通のマヨルカ島で、このような過去に経験がないような豪雨と洪水が発生するという理由も、地中海の海水温度と関係しているかもしれません。

北半球は本来なら、かなり秋も深まっているシーズンのはずですが、まだ夏の延長そのものの荒れた気象が世界的に続いています。

特に、この時期としての「洪水の多さ」は、ちょっと異常な規模となってきているようにも思います。

最終更新:2018/10/12 21:30

2018/10/12 21:15

iran-flood-men.jpgイラン北部で過去数十年間で最大の雨量

イランの大洪水を報じる中東メディア
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この 1、2年、「中東の砂漠で大雨による洪水が起きる」ことは、それほど珍しいことでもなくなっている感じもありますが、それでも、聖書などともゆかりの深い地域での「大洪水」という現象には、黙示録的なイメージがついてまわります。

先週末、イランの北部で少なくとも過去 20年間で最大の雨量を記録した大雨が降り、砂漠地域を含むいくつかの場所で大規模な洪水が発生しました。

10月6日 イラン北部各地の状況
iran-floods-001.jpg

iran-floods-003.jpg

iran-river-005.jpg

下は、10月6日のイラン北部各地の動画です。

https:●//youtu.be/zxcXoHGrT_g

この洪水で被害を受けた場所は、報道などから推測するには、以下のあたりの地域だと思われます。

iran-floods-map1006.jpg

イランでは、昨年 4月に、「 40年ぶりの大雨」により多数が犠牲となった洪水が発生していまして、その際は以下の記事でご紹介しました。

イランで40年ぶりの大雨による黙示録的な大洪水。現在までに25人が死亡、多数が行方不明

2017年4月15日の中東ヨルダンの報道より
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中東のイランで、数十年に1度というような大雨により大変な洪水が発生しているようです。

冒頭の報道では、死者 25名、行方不明者 16名とありますが、その後の別の報道では、死者は 40名近くになっていて、さらに「被害報告はいまだに入り続けており、今後、さらに被害が拡大するおそれがある」と報じられていて、被害はかなり拡大し続けているようです。

川と化した道路
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今回の雨は、雨量だけだと、この時のものを上回っていたようです。

最近の気象の大幅な変化は、中東に度重なる洪水を引き起こしていますが、今現在も、アラビア半島にサイクロンが接近していて、10月12日頃からイエメンやサウジアラビアなどを直撃する可能性が出ています。

下がそのサイクロンの進路予想図です。

サイクロン「ルバン」の10月8日から10月12日までの予想進路
cyclone-luban-2018.jpg

地球規模での気象パターンの大きな変化が続いています。

最終更新:2018/10/12 21:15

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