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2018/10/09 19:31

カルシウムサプリメントは「たとえ少量の摂取でも」脳の病変やアルツハイマー型の認知症を引き起こす可能性が極めて高くなることが判明

10月01日のアメリカ医学系メディアの記事より
brain-lesion-calcium.jpg

脳の病変との関係以前に、カルシウムは心臓血管の疾患と強い関係があることがわかっていた
最近、私の親しい方が「認知症の徹底的な検査で著名な病院で検査を受けることにした」とおっしゃっていたことがありました。自分から予約したのだそうです。

私よりずっと高齢ですけれど、ご自分から検査を受ける段取をつけているのですから、今現在どうだこうだということはないのでしょうけれど、「自分で確実に何かを感じる段階になった」ということなのかもしれません。

こういう話を聞いても、少し前なら人ごとでしたが、五十代中盤となった今の私には、もう人ごとだとは少しも思いません。

実際、かつてなら考えられないような固有名詞を忘れることが多くなりました。

「このままいろいろと忘れていくと、これからどのようなことになっていくのだろうか」と考えると、恐ろしくなることもあります。

しかし、このような個人個人の話は別としても、現実として世界の、あるいは日本の「認知症の増加」は以下のような「激増」が続いています。
alzheimer-Japan-2011c.jpg

上のグラフは、2011年までのものですが、その後もまったくペースは衰えることなく認知症の人たちの数は増え続けています。

どうして世の中がこんなことになってしまったのかということについては、いろいろな説があるとは思いますが、私個人としては、下のふたつの要因は大きいと思っています。

・大気汚染

・松果体の石灰化

大気汚染については、以下の記事で、「大気汚染が認知症のトリガーとなる」ことがアメリカの研究により明らかとなったことをご紹介させていただいたことがあります。

「PM2.5を含む大気汚染が認知症のトリガーとなる」ことがアメリカの研究でさらに明白に。しかし発症が物質からの影響だけではない事実もある中、私たちはどのように「防御」できるのか

2017年2月6日のニューヨークタイムズより
Air-Pollution-Contributes-to-Dementia02.jpg

「大気汚染と認知症」の関係を示唆するかもしれないデータとして、

これから全世界の92%の地域で進むこと。主要道路沿いに住む人たちの認知症リスクが異常に高い理由を考えているうちにわかった「ナノ粒子とPM2.5が脳機能(海馬、松果体)を破壊していくメカニズム」

kaiba-yoko.gif

ナノ粒子がマウスの脳と記憶機能に影響を与えることについて書かれた論文
hippocampa-nmda.gif

2016年9月28日の米国 CNN の報道より

世界人口の92%、大気汚染の中で生活 WHO

世界保健機関(WHO)は、世界の大気汚染物質の分布状況を示した双方向地図を公開し、世界の人口の92%がWHOの基準値を超す汚染された大気の中で生活している現状を明らかにした。

WHOの分布図は、2008~15年にかけて人工衛星や地上基地局を使って世界103カ国約3000カ所で測定した微小粒子状物質(PM)などの値をもとに作成した。

微小粒子状物質の中でも最も危険性が高いPM2.5について、WHOが定める環境基準値は年間1立方メートル当たり10マイクログラム以下。しかし世界の人口の92%は、この基準値を超す地域に集中していることが分かった。


脳の海馬や人間の記憶機能は何により破壊されるか

高速道路に近いところに住むことは認知症のリスクを上昇させる可能性があることが判明

国際的な科学者グループの最近の研究は、高速道路付近で生活することが認知症発症リスクの増加と関連していることを確認した。その研究では、混雑した道路などの騒音公害や大気汚染の特性が認知症発生の危険因子に属することが示されている。

しかし、その異常の発生メカニズムは十分に研究されていない。

この研究は、カナダ・オンタリオ州の公衆衛生研究室の科学者たちによって行われたもので、20 〜 85歳の 650万人以上のカナダ人住民に関する 2001年から 2012年までのデータを調査することで行われた。

もともと研究者たちは、道路周辺での生活と循環器疾患や糖尿病の発症リスクなどの研究をおこなっていた。

そして今回、研究者たちは、データ中にある 243,611例の認知症、31,577例のパーキンソン病、および、247例の多発性硬化症症例を患者の居住地を比較した。

その結果、高速道路から 50メートル以内の範囲に住んでいた人たちでは、高速道路からの距離が 300メートル以上の場所に暮らしていた人と比較して、認知症のリスクが7倍高かったことが示された。

多発性硬化症とパーキンソン病の発症リスクに関しては、高速道路との距離の相関は認められなかった。


という記事を書いたときに、その中に「高速道路沿いに住んでいる人は、そうでない人に比べて、認知症になるリスクが7倍高い」という海外の報道をご紹介しました。

カナダで 650万人を対象にした調査によって、

高速道路から 50メートル以内の範囲に住んでいた人たちでは、高速道路からの距離が 300メートル以上の場所に暮らしていた人と比較して、認知症のリスクが7倍高かったことが示された。

ということがわかったというものでした。

実は、これが気になっていました。

何となく高い、というのなら、そんなに気にならないのですが、

「7倍」

はすごいです。

どんな病気に関する調査でも、「7倍リスクが高い」というのは、あまり聞いたことがないです。

最近、ひどく悪者扱いされているタバコにしても、喫煙者と非喫煙者で発症率にこんなに差があるものはほとんどないはずですし、一般的な病気となると、「原因となるもの」が特定されていたとしても、「 1.2倍」とか、そういうようなのが普通で、この「7倍」というのは。ものすごい数値だと思ったのです。

そして、この「認知症7倍」のニュースを知った時に、「高速道路沿いだと認知症が異常に高くなる理由がわかれば、認知症の発生原因に大きく近づくはず」だと思ったのですが、今日、何となくボーッと考えていて、昔のニュースや論文などを思い出していましたら、非常に単純なメカニズムが浮かんでしまったのです。

それは、

「最新型の大気汚染」

です。

最新型というのは変な言い回しですが、古来からある通常の大気汚染ではなく、車などから排出される「ナノ粒子」、あるいは、中国からやってくることで話題になることも多い「粒子状物質( PM 2.5 など)」などによる「脳の破壊」について、さまざまな関連性が指摘されていたことを少しずつ思い出したのです。

ここに、過去記事で取りあげたことのある「松果体の石灰化」なども合わせて考えれば、ほぼ間違いないと思いますが、大気汚染だけが理由であるわけがないにしても、最近になって異常なほど全世界で認知症が増えている理由のひとつが、「新たな大気汚染」だと確信します。

「新たな」というのは、かつての大気汚染と違うナノ粒子や PM による大気汚染のことですが、報道や過去の学術論文などを合わせて、少しずつ「どうして新たな大気汚染が認知症に結びつくと考えられるのか」を記してみます。

こういうことを調べさせるほど、あの「7倍」という数値は強力なものだったのでした。

ただ、これは、今日(1月13日)、お昼ご飯を食べていて、ふと気づいたものですので、あまり資料とかをきちんと探していないのですが、手持ちのもので十分に説明できると思います。

まず、最初に、冒頭にはりました論文の概要をご紹介します。

アメリカに国立生物工学情報センターというものがありますが、そのデータベースに収められているもので、ナノ粒子や PM 2.5 が「アルツハイマー病」と関係する可能性を記したものです。

特筆すべきは、この論文は新しいものではないということです。

これは 2004年のものなのです。つまり、学術的には、ナノ粒子や PM 2.5 が認知症と関係する「かもしれない」という統計的データは、十数年前に存在していたことになります。

ここからです。

Brain inflammation and Alzheimer’s-like pathology in individuals exposed to severe air pollution
NCBI 2004

重度の大気汚染にみられる脳の炎症とアルツハイマー様の病理

大気汚染は、オゾンのようなガスや粒子状物質(PM)や有機物などによって引き起こされている。深刻な大気汚染に暴露した犬は、慢性の炎症と、アルツハイマー病のような病理を進行することが知られ、このことは、脳が大気汚染により傷害を受ける可能性を示唆している。

今回の研究では、このような重度の大気汚染の中で暮らしている人たちに脳の炎症が起きているのかどうかについて調べた。

この調査は、メキシコ国内の大気汚染が深刻な都市と、そうでない都市に住んでいる人たちの中で、病気や事故で亡くなった方々の脳を採取し、分析して行われた。それぞれの脳内のシクロオキシゲナーゼ(炎症反応を起こしている酵素)と、アミロイドβ(アルツハイマー病で、脳の神経の中に蓄積し、細胞を死滅させるタンパク質)の一部の AB42(アミノ酸 42個分の断片)の蓄積を調べた。

結果
大気汚染の深刻な都市(メキシコ市やモンテレー市などの 10人)に住んでいた人たちの脳には、シクロオキシゲナーゼの量が前頭皮質と海馬において、統計的に有意に高く、さらに AB42の蓄積も神経細胞と星状細胞で多かった。

さらに、臭球(匂いを感じる細胞)でもシクロオキシゲナーゼと AB42の蓄積が多かった。

これらの発見は、重度の大気汚染が脳の炎症と AB42の蓄積につながっていることを示唆し、さらには、それらがアルツハイマー病の前兆である可能性を示唆しているといえる。

解説
大気汚染が深刻なメキシコ市に住んでいる人たちには、大人も子供も犬も呼吸器官の炎症や、鼻の上皮細胞の破壊などが見られている。それらを顕微鏡で見ると、気管支にはマクロファージ(白血球の一種)が PM(大気汚染の粒子状物質。ナノ粒子で、とても小さい)を細胞内に取り込んで、集まっている。

メキシコ市の犬は、嗅球(嗅神経)の細胞が破壊されていることが分かっているので、人の場合も同様に、嗅神経の細胞が破壊されている可能性がある。

ナノ粒子の研究により、嗅神経を通過して、脳にナノ粒子が運ばれることが実証されているが、大気汚染物質の PM(粒子状物資)もナノ粒子なので、PM も嗅神経を通して、脳の中に運ばれ、脳の炎症を開始させている1つの原因である可能性がある。

ここまでです。

これを簡単に書きますと、

「大気汚染のひどい場所に住んでいる人の脳は炎症を起こしている痕跡が見られ、アルツハイマー病で多く見られる物質(アミロイドβ / ベータ)が多く蓄積されていた」

ということだと思われます。

ちょっと、いろいろな単語が出てきまして、混乱してきた感もありますので、ここまでに出てきた用語をまとめて記しておきます。

・ナノ粒子 → 自動車排ガス由来のナノ粒子で、アイドリング時や減速時の自動車排気に多く含まれる未燃焼軽油や潤滑油が主成分の微細な粒子(国立環境研究所)

・粒子状物質(PM) → 燃焼で生じた煤、土壌粒子、工場や建設によるる粉塵、燃焼による排出ガスなどからの微細粒子。PM2.5が有名(粒子状物質)

・海馬 → 脳の記憶や空間学習能力に関わる脳の器官(海馬 (脳))

・NMDA型グルタミン酸受容体 → 記憶や学習、また脳虚血後の神経細胞死などに深く関わる受容体であると考えられている(NMDA型グルタミン酸受容体)

・アミロイドβ → 認知症の多くはこのアミロイドβ(とタウタンパク質)の蓄積によって引き起こされる脳神経細胞の死滅が原因と考えられている(認知症予防協会)


そして、認知症を語る上では「松果体」の存在も欠かすことができないですが、そのことにも少しふれておきます。

Pineal calcification in Alzheimer's disease: An in vivo study using computed tomography

アルツハイマー病における松果体石灰化

今回の研究では、279人の記憶障害で病院を訪れた外来患者(アルツハイマー病 155人、認知症 25人、軽度認知症 33人、うつ病 66人)たちの松果体の石灰化の程度を決定するためにコンピュータ断層撮影を使用した。

そして、同様に石灰化していない松果体の組織の大きさと、個人内のメラトニンの不足の指標を調査した。

その結果、アルツハイマー病患者においては、石灰化していない松果体組織の大きさが、認知症の他のタイプの患者よりも有意に小さかった(松果体の石灰化している部分のほうが大きいという意味)。

また、アルツハイマー病患者における松果体の石灰化率は、他の認知症やうつ病よりも高かった。

数値として、アルツハイマー病では 76.2% が松果体が石灰化しているという結果となり、他の認知症では 63.7%、うつ病では 60.5%だった。

ということですが、大ざっぱにいえば、

「アルツハイマー病の患者の5人のうち4人の人たちの松果体が石灰化していた」

ということになりそうです。

アルツハイマー病と、松果体の石灰化の関係を示すデータは他にもありますが、いずれにしても、「松果体の石灰化と認知症にはかなりの相関関係がある」といえると思われます。

そして、先ほどのように、記憶などをつかさどる脳の「海馬」の機能の問題が、認知症と関係しているであろうことは疑う部分がありません。

要するに、

・海馬
・松果体

をダブルで破壊されると、かなりの認知症リスクを抱えることになる、ということになりそうです。

では、それらの「ダブル破壊」を達成し得るものは何かというと、それが、先ほどから書いている新しい大気汚染だと思われるのです。

というのも、松果体というのは、脳の中心にあって、血流の非常に多い器官です。

ですので、体内に入り込んだ後に、「血中に入り込む物質」の影響を受けやすいと考えられるのです。

では、「ナノ粒子や PM 2.5 などの大気汚染物質は血中に入り込む可能性があるのか」といいますと、たとえば、PM 2.5 などには、粒子状物質 - Wikipedia に以下の説明があります。

PM2.5は非常に粒子が細かいため人体内の肺胞の中に入り込み、炎症反応や血液中に混入するなどの恐れがある。

このように、PM 2.5 は、

> 血液中に混入するなどの恐れ

というようになっていまして、ディーゼルの排ガスなどから排出されるナノ粒子もその名の通り微細な粒子であるため、大ざっぱに考えれば、これも血中に混入して不思議はないものだと思われます。

そして、血中に入った物質は、おそらく、ほぼすべてが松果体を何度も通過し、物質によっては、松果体の石灰化を促進させながら、その物質の持つ「影響」を体や脳の細胞や遺伝子に与えていくと考えられます。

このように考えていきますと、ナノ粒子や PM 2.5 などの物質による大気汚染の本当の脅威とは、肺の疾患やアレルギーもあるでしょうけれど、それよりも、

「松果体と脳の海馬」の両方に影響を与える可能性のあるこれらの物質の増加が、世界の認知症の増加と関係している…かもしれない

ということになるのだと思われます。

という記事で、「高速道路などの幹線道路沿いに住む人たちの認知症リスクが異常に(カナダのデータでは7倍)高い」ということをご紹介したことがありました。

また、PM 2.5 などで知られる物質をはじめとする微細粒子が「脳にダメージを与える仕組み」を、ごく簡単にですが、記しました。

その後、アメリカの南カリフォルニア大学の研究チームの長期( 1995年から 2010年まで)の調査で、「大気汚染と認知症が関係していることは確定的なのかもしれない」ことを示すかもしれないという科学論文と、それに関しての報道がありました。

今現在、世界の非常に多くの場所で大気汚染が深刻な問題となっていますが、これらが直接、認知症に関わってくるとなりますと、先ほどリンクした記事のタイトルに入れました「これから全世界の 92%の地域で進むこと…」にある響きのように、

「これから全世界的に、認知症が感染症のように拡大していく」

という可能性は、それほど大げさな表現ではないのかもしれません。

今回は、その大気汚染と認知症の関係の論文を紹介した報道をご紹介すると共に、最近の記事で、いろいろと病気などのことについて書いていますが、「認知症も、また物質からの影響だけの問題だけではない」ということも、時間が足りれば、合わせて記しておきたいと思います。

まず、そのアメリカの研究論文について報じたニューヨーク・タイムズの記事をご紹介します。数値など明記されていない部分に関しては、もとのネイチャーに掲載された論文などから補足しています。

Air Pollution May Contribute to Dementia
NY Times 2017/02/06

大気汚染は認知症の原因である可能性がある

最近の新しい研究は、大気汚染が脳の老化を加速し、認知症の進行の原因となっていることを示した。

また、特定の遺伝子変異を有する女性は、他の人たちよりも、大気汚染による認知症リスクが極めて高いことも示唆している。

研究は、南カリフォルニア大学の予防医学のジゥチュアン・チェン(Jiu-Chiuan Chen)准教授らによって、 1995年から 2010年にかけておこなわれ、アメリカ 48州の 65歳から 79歳の高齢女性 3647人の、調査開始時には認知症にかかっていない女性たちのデータを分析した。

十分に検証されたアンケートにより女性の精神的能力を追跡し、大気汚染レベルに関しては、アメリカ環境保護局の公的データを使用して算出した。

PM 2.5 として知られる肺に容易に浸透する微粒子状物質の濃度が高い地域に住んでいた女性は、認知能力の低下の危険性が最も高く、PM 2.5 による曝露が最も少ない地域に住んでいた女性より、認知症になる率が 68%から 91%高かった。

このリスク水準をアメリカ全体の人口にあてはめると、認知症の症例全体の 21%が大気汚染が原因となっている可能性があるとしている。

しかし、これに加えて、他の要因の特殊性も見られた。この最も PM 2.5 への曝露が高い人たちの中で「 ApoE4 (アポリポ蛋白 E)遺伝子変異体」の2つの型を有する女性の間では、295 %のリスク増加が見られたのだ。 ApoE4 は、それ自体がアルツハイマー病のリスクを高めることが知られている。

人口の全体の約 2 %の人たちが ApoE4 を持つ。

ここまでです。

記事に出てくる「 ApoE4 (アポリポ蛋白 E)」とは、かなり以前から、アルツハイマー病の危険因子と見なされている遺伝子型ですが、この論文では、「 ApoE4 を持つ人が大気汚染にさらされると、さらに高いアルツハイマー病の発症率となる」ことを示しているようです。

しかし、ApoE4 の遺伝子を持っていなくとも、「認知症になる率が 68%から 91% 高い」ということが示されているわけで、また、こちらの過去記事で報道をご紹介したカナダの 650万人を対象にした大規模な調査では、

高速道路から 50メートル以内の範囲に住んでいた人たちでは、高速道路からの距離が 300メートル以上の場所に暮らしていた人と比較して、認知症のリスクが7倍高かったことが示された。

とあり、大気の汚染の度合いに比例して(高速道路に近ければ近いほど)認知症発症の率が上がることが示されています。

7倍という数値はすごいですよね。

ところで、今回の南カリフォルニア大学の研究は「女性だけ」なのですが、これはどうしてなのかなと思っていました。

大気汚染が女性だけに特に影響を与えるというようなこともないでしょうし、こういう研究で男女をわける理由がわからなかったので、調べてみましたら、大気汚染の影響の問題ではなく、先ほど記しました遺伝子「ApoE4 (アポリポ蛋白 E)」の問題のようです。

下は、2012年6月の報道からの抜粋です。

遺伝子型「ApoE4」、アルツハイマーとの相関は女性限定
AFP 2012/06/18

アルツハイマー病の主要な遺伝性の危険因子とされている遺伝子型「ApoE」が、女性にだけ影響し、男性には影響を及ぼさないことを初めて示す研究が、米専門誌「神経科学ジャーナル(」に掲載された。

研究チームは論文で、今回の発見はアルツハイマーが女性により多く発症することの根拠になる可能性があると指摘。またApoE4の遺伝子型を保有する男性に、アルツハイマー発症の高いリスクがあると考えられるべきではないことも示唆した。


ApoE4 というものを持つ人は、女性にも男性にもいるわけですが、認知症に影響するのは女性だけということのようです。

今回の南カリフォルニア大学の研究が女性だけだったのは、そのことが関係しているのではないかなと思います。

また、松果体については、いろいろな記事で取りあげましたけれど、アルツハイマー病になった人たちの死後検体などでは、多くの方々の脳の「松果体が石灰化している」ことがわかっているのですが、今回ご紹介する「カルシウムサプリメントが認知症と関係する」という明らかな結果も、この「松果体の石灰化」と多少関係があるのかもしれません。

How to Decalcify Your Pineal Gland (And Why It’s Really Important for Higher Mental Performance)

松果体から石化を除去する方法(そして、それが高い精神性の遂行にどれだけ大事なことか)
pineal_glands.jpg

私たちの脳の中心深くに、松ぼっくりのような形をした器官がある。このコーンの粒ほどのサイズしかない小さな器官は、 私たちの睡眠 、行動、意志決定、そして現実を知覚する上で不可欠な役割を果たしている。

そして、この松果体が健全な機能を有していることが、心理的な成長や高いレベルでの行動力、そして精神的な覚醒には不可欠となる。

4部構成のシリーズのこのパート 1では、この松果体が何をしているのか、そして、この松果体が健全に働かないことがある理由、さらに、機能不全の松果体を復元する方法について説明する。

メラトニンと松果体
内分泌系の一部として、松果体は「メラトニン」と呼ばれるホルモンを合成し血流に直接分泌する。

このメラトニンは、睡眠パターンを調節するセロトニン由来のホルモンであり、また、メラトニンは、下垂体からの特定の生殖ホルモンの放出を阻害することにより、男性と女性の両方の生殖器官に影響を与える。

松果体はまた、早過ぎる性的発達を阻害すると考えられており、成人よりも小児においてメラトニンは多く分泌される。 思春期の後、松果体は収縮し、メラトニンの放出は少なくなる。

松果体で合成され分泌されるメラトニンの量は、私たちの目に入る太陽の光の量で決まる。

昼間はメラトニンの分泌は少なく、夜間は分泌が増える。

松果体の石灰化
私たちの脳には、血液と脳の組織液(脳脊髄液)との間の物質交換を制限する「血液脳関門」という機構がある。脳の他の大部分の部位とは異なり、この血液脳関門は松果体を私たちの身体から隔離しない。

その代わりに、松果体は、人体では腎臓に次いで膨大なの量の血流を受けている。

1990年代、英国の科学者ジェニファー・ルーク(Jennifer Luke)氏は、被験者の松果体に高濃度のフッ化物を発見した。

ほとんどの地方自治体の水道水や殺虫剤などによく見られるフッ化物(フッ素)は、体のどの部分よりも松果体に蓄積される。

フッ化物のこの蓄積はリン酸カルシウムの結晶を形成し、「石灰化」と呼ばれる松果体の周囲に硬い殻が形成される状態を作り出す。

松果体が石灰化した場合の科学的に判明している影響

これまでの研究で、松果体が石灰化した場合は以下の影響があることが医学的研究でわかっている。

・メラトニンの産生を低下させる

・睡眠と覚醒のサイクルを損なう

・概日リズム(いわゆる体内時計)の規則を混乱させる

そして、フッ素の添加された飲料水は、松果体の石灰化の主な原因の 1つと考えられている。

また、現代の子どもたちが、フッ素の添加された飲料水の結果として、通常より早く思春期に達していることを示唆する証拠がある。動物試験におけるフッ化物への曝露がメラトニンを減少させ、メスにおいて性的発達を加速させることも見出されている。

これらは簡単に言えば、松果体が石灰化すると、本来の自然との調和が取れず、成長など人間の適切な生物学的機能が妨げられることを意味する。

松果体の石灰化を除去することが重要な理由

先ほど書いたように、松果体の石灰化は以下の影響をもたらすことが明らかとなっている。

・メラトニンの産生の低下

・睡眠と覚醒のサイクルを損なう

・概日リズム(いわゆる体内時計)が崩れる

これらは松果体の石灰化の結果の影響のほんの一部に過ぎない。

たとえば、睡眠は毎晩私たちを回復させるために設計された重要な生物学的機能だ。これまでの研究では、松果体が石灰化すると 睡眠の質に影響を及ぼすと考えられる。睡眠の質の低下は、私たちを病気に陥りやすくする一方で、精神的能力や認知機能を低下させる。

多くの点で、松果体は私たちの身体と自然界とのつながりを持つものだ。

その自然との接続点である器官が石灰化により機能不全を起こすと何が起こるだろうか? それは、あなたが自らの生体本能から隔絶され、地球から隔絶され、また、周囲から隔絶させるということを意味するかもしれないのだ。

完全に機能している松果体がなければ、私たちの意志決定能力は乏しくなり、誤った情報やプロパガンダに導かれやすくなる可能性さえある。

そういう意味では、松果体の石灰化は、私たちが本来持つ素晴らしい可能性を制限することにつながると考えてもいい。あなたが、そして私も含めて、精神的・意識的に高い目覚めを欲しているのならば、松果体の機能が健全であることは重要なことだ。

松果体の石灰化を除去する3つのステップ

ステップ 1 : さらなる石灰化を引き起こす特定の食物および環境要因を排除する

ステップ 2 : 既存の石灰化を除去する

ステップ 3 : 健全な松果体機能をサポートする外部環境をつくる

さらなる石灰化を止める方法

人体の中で石灰化を起こす物質は数多くあるが、石灰化の主要な原因として挙げられる2つとして、フッ化物と合成カルシウムだと見られている。

ここから考えると、フッ化物の消費や、合成カルシウムへの曝露を生活の中で排除することは、あなたの体と脳のさらなる石灰化を止めるのに役立つはずだ。

なお、フッ素水道水については、数多くの議論となっていることを知っている。私はその専門家ではないが、しかし、多大な時間をかけて、入手可能な科学・医学研究の文献を調べた結論としてフッ化物の問題を書いている。様々な意見はあるだろうが、基本的には自分の主張は正しいと確信している。

フッ化物は本当に悪者なのか

現在、全世界の国々の飲料水の 50%がフッ化物水化(飲料水にフッ素が添加されている状態と)されている。ところが、ほとんどの先進国は水をフッ素化していない。

西ヨーロッパでは、全人口のわずか 3%しかフッ化物水を使用していないのだ。

あなたがアメリカに住んでいるとして、あなたの水源が公的な水の供給源からの場合、使用している水がフッ化水である可能性は 74%ある。アメリカは、世界の他の地域よりもフッ素化された水を飲み、それを浴びている人が多いのだ。

しかし、フッ素は虫歯を予防するとお聞きになったことはないだろうか?

もしそれが本当ならば、フッ素は本当に悪いものなのだろうか。

しかし、これまでの多くの科学的・医学的研究は、フッ化物消費の危険性をより多く示している。下はその論文の一部だ。

・フッ化物と松果腺の石灰化

・フッ化物が関節炎を引き起こす

・フッ化物が腎臓病を引き起こす

・フッ化物は IQ を低下させ、脳の損傷を引き起こす

・フッ化物は男性と女性の繁殖力を弱める

・フッ化物は骨格の健康を弱める(骨格フッ素症)

・フッ化物は心血管炎症およびアテローム性動脈硬化症を引き起こす

・フッ化物は鉛の吸収を増加させる

さらに、より多くのフッ化物に関しての研究論文がある。

アメリカ疾病対策予防センター(CDC)やアメリカ歯科医師協会(AIC)も、「子どもに対してのフッ素の使用」ついての警告が出されている。 (しかし、この両方の機関は、公共的にはフッ化物の使用を支持している)。

天然フッ化物と合成フッ化物の違い

フッ化物には、「天然のフッ化物」と「合成されたフッ化物」があるが、多くの人たちは、それぞれが違うということを知らないために、フッ化物に対しての誤解に基づいた議論がなされることがある。

天然のフッ素は「ホタル石」と呼ばれるフッ化カルシウムが主成分の微量鉱物で、他の鉱物のように地球に存在する水色の鉱石だ。

fluorite-crystal.jpg

ホタル石のフッ化カルシウムは、天然のミネラルであり、これは現在、飲料水や殺虫剤、除草剤に使われているものではない。

公共の飲料水で使用されるフッ化物は、フッ化水素酸またはフッ化ナトリウムのような医薬品ではない合成材料である。これらはアルミニウムやスチール、セメントなどの製造から出る毒性化学副産物だ。

合成フッ化物はまた、リン酸肥料産業の有害廃棄物でもある。

フッ化水素酸は、ガソリンの精製、エアコン、冷凍庫、コンピュータスクリーン、蛍光灯、プラスチック、農薬などの多くの製品の製造に使用されている。

そして、これらのフッ素化学物質が、世界中の水道水に少量ずつ加えられている。

フッ化物の場合

科学者ポール・コネクト氏らによる著作『フッ化物と戦った事例(The Case against Fluoride)』では、フッ化物が私たちの脳、骨、および腎臓をどのように傷つけるのかが説明されている。

他には、フッ化物が人間の知性を低下させることを示す 50以上の研究がある。

fi-51-studies.jpg

このトピックに関する別のよく研究された著作については、クリストファー・ブライソン(Christopher Bryson)氏の『フッ素の欺瞞(The Fluoride Deception)』が参考になると思われる。

フッ化物と塩素の消費を減らす方法
あなたがアメリカに住んでいて、公共の飲料水を使っているのなら、あなたが使う水道水には、フッ化物と塩素の両方が使われている可能性が約 50%ある。

塩素はフッ化物と同じ種類の化学物質に含まれ、また、塩素も松果体に石灰化作用を及ぼす。

飲料水にこれらが使われているかどうかを確認するには、それぞれの地方自治体での飲料水についての報告を要求するなどによって知ることができる。使用している水がフッ素化されている上に塩素化されていると仮定すると、最良の解決策はろ過することだ。

飲料水フィルターを選択する方法
この課題は、フッ化物を水から濾過することが非常に難しいということだ。市販のほとんどのフィルターはフッ化物を濾過しない。 ただし、塩素はろ過されやすい。

フィルターには、逆浸透と炭素ブロックという主に2つのタイプがある。一般に、逆浸透フィルターはフッ化物の除去には優れているが、有益な鉱物も多く除去するために、大量の水を浪費する。

高品質のカーボンメッシュフィルターは、フッ化物以外のほとんどすべてを濾過するのに効果的だ。(この項目は以下略します)

(※ 訳者注 / 日本では、飲料水にフッ素は添加されていませんので、この項目は割愛しました。なお、記事では、水道水にフッ素が添加されている場合の最も評価される濾過フィルターを「アクアギア・ウォーター・フィルター」)ということで紹介していました。日本でもアマゾンで購入できることはできます。日本で使う意味はないですが、海外での用途はあり得るかと思います。
アクアギア・ウォーター・フィルター・ピッチャー / Aquagear Water Filter Pitcher
https:●//www.amazon.co.jp/gp/product/B016LLLXJS/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B016LLLXJS&linkCode=as2&tag=switchsimasit-22&linkId=7e5de855c6d8317940424aa1b95fdea0

代替の歯磨き粉を使用する
フッ化物は虫歯を予防するのだろうか。もし、そうでないのなら、なぜアメリカ等では最初から水道にフッ化物を入れるのだろう。

フッ素が虫歯の予防に関係しているかどうかを調べてみても、数ある研究は、フッ素が虫歯予防に役立っているという主張を支持していない。

1999年の研究データでは、水をフッ素化する国とそうでない国の間で虫歯に差はないことを示している。

ヨーロッパでは 97%の国が水道水へのフッ化物の使用を禁止しているが、虫歯は減っている。

医師と研究者たちのグループであるコクラン共同計画(Cochrane Collaboration)は、フッ化物が歯科医療に及ぼす影響を明らかにするために研究計画を立ち上げた。

彼らはフッ化物と歯科医療に関して、十分に科学的な厳密さを備えた 10の研究を見出し調査した。そして、これらの論文によれば、「フッ素は、永久歯において、う歯を統計的に有意な程度にまで減少させない」と結論された。

しかし現実として、市販(この場合はアメリカで)の練り歯磨き粉の 95%がフッ化物(フッ素)が配合されている。

コクラン計画の研究結果などを含めて、松果体の石灰化を進行させたくない場合は、フッ素入りの歯磨き粉を使用しないことをお勧めしたい。それらの商業ブランドの歯磨き粉には、フッ化物だけでなく、ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)などの多くの毒性化学物質が含まれている場合も多い。

ラウリル硫酸ナトリウムは、洗濯用洗剤を含むほとんどの石鹸に含まれる安価な増粘剤だ。これは(アメリカにおいて)出回っている歯磨き粉の多くで見出すことができる。

歯磨き粉の代替えとして、私は、オリーブオイル、ココナッツオイル、蒸留水、エッセンシャルオイル等を調合して作った「トゥース・ソープ(Tooth Soap)」という製品を使用している。

(※ 訳者注)日本では、フッ素の入っていない歯磨き粉は結構あります。Google で、「歯みがき フッ素なし」などで、いくつか表示されます。

ちなみに、私の家では、以前もらいものとしてもらってから使っている「プロポリス&マヌカハニーMGO400」というものを使っています。これは英語の説明文のところに「 NO FLUORIDE (フッ素不使用)」と明記されています。


https:●//www.amazon.co.jp/gp/product/B005C7BTHY/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B005C7BTHY&linkCode=as2&tag=switchsimasit-22&linkId=af07c033ccbe034bed5931ca2e39a7a4

カルシウムのサプリメントは慎重に
カルシウムは強い骨には欠かせないものだ。しかし、そのカルシウムが合成物であるときには、それは松果体や体の他の場所を石灰化させる効果もある。

米ハーバード大学のこの研究では、カルシウム・サプリメントが認知症と関係があることを見出している。

カルシウム・サプリメントはまた、高齢の女性においての心臓発作に関連していることがわかっている。

ほとんどのカルシウム・サプリメントには、既知の石灰化剤である炭酸カルシウムが含まれている。

ダイエットにカルシウムを追加する必要がある場合は、ホウレンソウ、ケール、ブロッコリー、ゴマ、キアの種子、キノアなどの有機食品をより多くとることだ。

カルシウム・サプリメントを取らなければならないと感じたら、食品由来の補給剤を使用している製品を検討したほうがいい。

テフロン調理器具等を使わない
ほとんどのテフロン・コーティングされた調理器具には、PFOA(ペルフルオロオクタン酸 )とPFC(パーフッ素化合物)が含まれている。これらの名前で見ることができるように、それらは石灰化を促進するフッ化物ベースの物質だ。

これらの調理器具を使わず、ステンレス、セラミック、ガラス、または鋳鉄製の調理器具を使用したほうがいい。

殺虫剤やとフッ化物
殺虫剤や除草剤のフッ化物の高い毒性は、商業的な農薬の有効成分になる。食品に散布される 2種類の農薬は、フッ化物(氷晶石とフッ化スルフリル)を使用する。

これらはブドウ製品にも多用されている。アメリカ農務省の 2005年の調査によると、白ブドウジュース、白ワイン、およびレーズンの平均フッ化物濃度は2ppmを超えていた。これは公共飲料水のフッ化物の 2倍だ。

多くの農家はまた、ブロッコリー、ケール、およびキャベツを含む農産物にそれらを噴霧する。

加工食品とフッ化物、合成カルシウム
実質的にすべての加工食品には、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、あるいはリン酸二カルシウムのような合成カルシウムが含まれている(これはあくまでアメリカでの事例です)。これらのカルシウムの形態は、「すべて」石灰化をもたらす。

さらに、食品加工施設では、フッ化スルフリルを使用して、食品とフッ化物で汚染された食品を燻蒸している。

このような状況を考えると、松果体の石灰化から脱したいと思うのであれば、できるだけ有機的で未加工の食品を食べる理由が明白になる。

という記事で翻訳したものの中に、カルシウムについて以下のようなくだりがあります。

カルシウムは強い骨には欠かせない。しかし、そのカルシウムが合成物であるときには、松果体や体の他の人体の部位を石灰化させる影響もあるのだ。

米ハーバード大学の最近の研究では、カルシウムサプリメントが認知症と関係があることを見出している。(ハーバード大学の論文)

カルシウムサプリメントはまた高齢の女性においての心臓発作の増加と関連していることがわかっている。


というように、かつてから、「カルシウムのサプリメントが認知症と関係がある可能性」については、いくつかの研究があったのですが、今回ご紹介するものは、それはかなり「強い影響」であり、しかも、「摂取する量と関係ない」ようなのです。

つまり、少ない量のカルシウムサプリメントの摂取でも、脳に病変が発生するということがわかったというもので、まだいろいろと異論の出る余地のある説なのかもしれないですが、ご紹介したいと思います。

実は、私自身、数年前に激しいめまいに襲われていたことがありまして、その時に「めまいにはカルシウムがいい」と聞き、しばらくの間、カルシウムサプリメントを服用していたことがあるのです。

その後、2年くらい前だったか、上にもあるようなハーバード大学などの「カルシウムサプリメントはどんなものであれ、認知症と心臓疾患のリスクを伴う可能性がある」ということを知りまして、それ以来飲んでいません。

Taking Calcium Supplements Causes Brain Lesions
greenmedinfo.com 2018/10/01

カルシウムサプリメントの摂取が脳病変を引き起こす

カルシウムのサプリメントを摂取することは、たとえそれが少量であっても、脳の病変と関係しているということが、この種の研究として初めてとなる調査によって明らかになった。

しかし、この研究が発表される以前から、ほとんどのカルシウムサプリメントの摂取には考えるべき多くの点があった。

一般的に、多くの人たちは、カルシウムのサプリメントを「骨を強く保つ」ために錠剤などの形で摂取していると思われるが、現実的には、私たち人間は食物からカルシウムを得るようにこの体は設計されているわけで、錠剤でカルシウムを摂取することにはあまり意味がない。

さらに、私たちの骨は生体組織であり、その骨の健全を保つには、カルシウムだけではなく、ビタミン Cやアミノ酸、マグネシウム、ビタミン D、ビタミン Kなどが必要だ。

これらの他の重要な要因を排除して、カルシウムを摂取するということは基本的に意味をなさない。

また、骨粗鬆症や骨減少症の原因が、カルシウムサプリメントを摂取していないからというような理由はない。

過去のいくつかの研究で、カルシウムのサプリメントに使われる石灰石、骨、牡蠣や卵の殻を消費することにより、カルシウムが軟部組織に沈着して心臓発作や脳卒中に至るという可能性があることがわかっていた。

また、高齢になってから若い時のように骨密度を保とうとする目標も危険に満ちていることがわかっており、最も高い骨密度を有する人は、乳ガン発症のリスクが、はるかに高くなるのだ。

質の低い無機質のカルシウムサプリメントは、心血管疾患のリスクを高めることが知られているが、しかし、それだけではない。

マグネシウムとビタミン K2 不足でのカルシウムサプリメントの摂取という因子の組み合わせによって、脳の松果体の石灰化、あるいは松果体以外の脳構造の石灰化の原因となり、最近の研究では、これがアルツハイマー病の発症機序に寄与する因子であるという仮説が組み立てられはじめている。

医学誌ブリティッシュ・ニュートリション・ジャーナルの特集「脳のカルシウム病変」

医学誌ブリティッシュ・ニュートリション・ジャーナル(英国栄養ジャーナル)に掲載された「脳のカルシウム病変」という画期的な研究がある。

(論文:Elevated brain lesion volumes in older adults who use calcium supplements: a cross-sectional clinical observational study)

この論文のタイトルは、「カルシウムサプリメントを使用する高齢者の脳病変体積の上昇:横断的臨床観察研究」で、この研究では、カルシウムサプリメントが心臓血管疾患に関連することを示す過去の複数の研究と共に、カルシウムサプリメントが「脳病変の発生」と関連している可能性があることを見出した。

これらの脳の病変は、MRI スキャンにおいて、より明るいスポットとして見られ、これは、血流の欠如(虚血)およびその後の神経学的損傷によって引き起こされることが知られている。

下の図が、カルシウムサプリメントによる脳の病変を MRI 撮影したものだ。
culcium-brain-lesions.jpg

まずは、この研究の概要は以下のようなものだ。

脳腫瘍は脳の高信号域(hyperintensities)という用語でも知られており、MRI で観察される損傷領域だ(※ 上記の図の赤い部分)。これらの病変は、高齢の成人では一般的であり、うつ病、認知症、脳卒中、身体障害、股関節骨折および死亡を含む致命的な健康リスクを増加させる。

観察研究では、高齢者 227人( 60歳以上)を対象として、食物とカルシウムサプリメントの摂取量を評価した。そして、病変容積を脳 MRI スキャンで評価した。


そして、この研究の主な調査結果は次のとおりだ。

カルシウムサプリメントの使用者には、非使用者よりも脳においての大きな病変量が見られた。カルシウムサプリメントの影響は、高血圧が脳に与える影響と同等の大きさであり「脳の病変に対しての確立された危険因子」といえるものであった。

この研究では、使用されるカルシウムの量は病変の容積に関連しておらず、「低用量のサプリメントでさえ、高齢者によっては、脳の病変容積が大きくなる可能性がある」ことも分かった。

食生活からのカルシウム摂取量、年齢、性別、人種、教育年数、エネルギー摂取量、うつ病、高血圧などの要因をコントロールした後でさえ、カルシウムをサプリメントで補給することと脳の病変容積との関連は強く保持されていた。


研究者たちは、サプリメントによるカルシウム補給と虚血性脳卒中リスクの増加の関連性についてすでに議論している。

サプリメントによるカルシウム補充は、主に血管の内腔の閉塞に寄与する脂肪沈着物(アテローム)として、血管におけるカルシウム沈着(すなわち動脈の石灰化)に寄与し得ることを示す。

研究者たちは、このプロセスが血流の欠如、およびその後の虚血につながる可能性があると述べる。そして、これは最終的に脳病変の発症につながる。

余分なカルシウムが脳に直接的な神経毒性作用を及ぼし得る別のメカニズムは、過剰なカルシウムの脳細胞への流入であり、これは細胞死を引き起こす。

研究者たちは、サプリメントによるカルシウム補給が脳病変に有害な影響を及ぼす可能性があるという知見の重要性を強調している。

論文では、研究者たちは以下のように論文を締めくくっている。

高齢者のカルシウムを含む食品サプリメントの使用は、通常の食事等から摂取するカルシウム摂取量を管理した後でさえも、より大きな脳病変の体積増加と関連することが見出された。

これらの知見は、カルシウムの用量にかかわらず、高齢者に対してカルシウム補充をすることによる有害な生化学的影響が存在する可能性があることを示している。

最終更新:2018/10/09 19:31

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2018/10/09 18:06

米国ハリケーン・フローレンスによる洪水が去った後に「通常の蚊の数倍から十数倍の大きさの巨大な蚊」が大量に発生

ノースカロライナ州の巨大な蚊の蔓延を報じるアメリカの報道
mega-mosquitoes-carolinas.jpg

今年 9月に、アメリカの東南部をとても強力なハリケーン・フローレンスが襲いました。

フローレンスの特徴は「経験したことのない豪雨」だったのですが、そのために、特に、ノースカロライナ州とサウスカロライナ州では、ハリケーンが去ったあとも長く洪水の影響が続きました。

カロライナ各地が長期間の洪水に見舞われた9月中旬
floods-nc-2018.jpg

ノースカロライナ州とサウスカロライナ州
carrickmacross-ireland-map2018.jpg

そして、9月の下旬になり、水は引いたのですが、その後に登場したのが、

「超巨大な蚊の大群」

でした。

それは、この地域には本来はいない種類の蚊で、学術名は、「プロソフォラ・シリアタ(Psorophora ciliata)」というものですが、そのサイズ。

それは通常の 3倍から、大きなものでは「通常の20倍近くの体積がある」のです。

下の写でそれがおわかりかと思います。

ハリケーン後にカロライナに出現している巨大な蚊のサイズ
big-mosquito-size01.jpg

big-mosquito-size02.jpg

monster-mosquito-size03.jpg

これは、巨大でも、いわゆる普通の「蚊」ですので、人間の血を吸います。さらには、サイズが大きいために、血を吸われる時にかなりの痛みを感じるのだそう。

このような蚊を見たことのない住民たちは、これらの蚊の大発生に非常に悩まされているようです。

報道などでも、バケツなど屋外に蚊の繁殖する条件となる水を貯めないようにするよう忠告が繰り返されています。

バケツなどに水を貯めないようにテレビで警告
water-dt-stk.jpg

蚊の駆除をおこなっている企業によれば、ノースカロライナ州とサウスカロライナ州では、蚊の駆除の依頼が通常の 3倍はあるとのこと。

今後、気温が下がると共に蚊は減っていくとみられていますが、それまでの間は、カロライナの人々は、この超巨大モスキートに悩まされそうです。

いろいろなものが登場しますね。

でも、日本に生息している蚊トンボに似ているような思います。

最終更新:2018/10/09 18:12

2018/10/09 17:56

アイルランドのサッカーグラウンドが突如出現した巨大な亀裂とシンクホールにより崩壊

アイルランド・キャリックマクロスにあるサッカー場に発生した亀裂とシンクホール
ireland-fobos-02.jpg

アイルランドのキャリックマクロスという町の近郊にあるサッカーグラウンドに、「突如、巨大な亀裂とシンクホールが発生した」という出来事が英国のメディアで報じられていました。

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アイルランド・キャリックマクロスの場所
carrickmacross-ireland-map2018.jpg

このサッカー場は、アイルランドを拠点とするサッカークラブ(Magheracloone Gaelic Football Club)の所有するものだそう。

サッカークラブの半分以上に亀裂が入り、おそらくは、今後サッカー場として使用するのは難しくなりそうです。

crack-dailymail-01.jpg

この場所の周辺には、かつて鉱山があったそうで、それと関係して、地下で「大量の水の移動が起きたことが理由ではないか」というように言われています。

いずれにしても、今後この状況が拡大するかどうかを含めて、調査しないとわからないため、周囲の道路は閉鎖され、近くにある小学校からも子どもたちは退避しています。

現場周辺の道路を封鎖する警察
polices-sinhole-01.jpg

ireland-fobos-03.jpg

地下の状態からの予測では、さらに地盤の沈下が拡大する可能性があるそうです。

比較的大きなサッカーグラウンドを作ったということは、もともとは地盤の崩落の可能性などは蚊が得られていなかった場所ではありそうで、どのような理由により巨大な亀裂とシンクホールが発生したのかを調査しているとのことです。

最終更新:2018/10/09 17:56

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