【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ 店長の部屋Plus

日別記事一覧

2018/02/20 23:30

2018年「世界同時多発シンクホール」 : インドネシア、中国、イタリア、そして米国……この2月に突如として始まった世界中での「大規模な地盤の崩壊の連鎖」に思うこと

2月7日のインドネシアのシンクホールの報道より。この後、シンクホールの数はさらに増加
indonesia-sinkhole-2018jan.jpg

世界各地で連鎖するかのように同時期に発生している大規模シンクホール
この2月に入ってから、

「規模の大きなシンクホールが世界中で《連鎖するように》起きている」

ことが目につきます。

シンクホールも、小規模なものなら毎日のようにどこかで発生しているものですが、現在世界中で起きているシンクホール事案は、連日のように起きるものとしはて規模が大きすぎるものです。

2月7日に中国広東省のハイウェイ上に突如出現した大規模なシンクホール。十名以上が死亡

sf-005car.jpg

その中でも特に目立つ事象は、インドネシアのジャワ島にある地域で先週から起きているもので、「ある区域に次から次へとシンクホールが発生している」というものです。

この、やや異常な現象を含め、最近立て続けに起きている世界での大規模シンクホール事象についてご紹介しておきたいと思います。

それぞれに関係があるわけではないですけれど、何かこう、こんなに世界各地で、これだけの規模のシンクホール現象が続いているというのは不思議です。

インドネシアで起きている「かつて聞いたことのない」異常なシンクホール事例

インドネシアのジョグジャカルタ州にあるグヌンキルドゥルという場所で「突然各地に複数のシンクホールが開き、その数も大きさも成長している」というニュースが現地の報道で流れていたのを知ったのは、昨日のことでした。

発生したシンクホールのうちのひとつ

ish-002.jpg

グヌンキルドゥル地方というのは、ジャワ島の南側にある地区です。

インドネシア・ジョグジャカルタ州のグヌンキルドゥル地方

gunungkidul-indonesia-map.jpg

最初のシンクホールがその地区に発生したのは、2月7日のことだったようで、その際には、冒頭に載せましたように「 11個のシンクホールが同時に発生」したとの内容の報道でした。

ところが、時間が経つにつれ、報道でも「数十個のシンクホールが」というような見出しに変わってきたのです。シンクホールの正確な数が報じられているわけではないですが、その後、発生した数が増えてきたようです。

2月10日のインドネシアの報道より

indonesia-sinkhole-0210.jpg

報道では、シンクホールの大きさは、最も小さなもので直径 2メートルほど、最大のものは直径 12メートルにおよぶのだそうです。

insh-007.jpg

原因は調査中ということですが、現時点での推定では、最近この地域では降雨量が多かったため、「その雨水が地下の土壌を浸食したためではないか」という意見が専門家から出されています。

しかし、雨季にはいつも雨の多い土地でもある上に、現地の人たちによれば、

「このようなことがこの地で起きたのは、初めて」

とのことですので、雨だけが原因とするのは難しいところかもしれません。

インドネシアの大学の研究者チームが原因の調査を始めると報道にはありましたので、何かわかるかもしれません。

まあ、最近のインドネシアといえば、火山の噴火が活溌で、特にシナブン山とバリ島のアグン山の激しい噴火が継続していますが、今回のシンクホールの現場と、それぞれの火山の場所は以下のようになります。

volcano-sinkhole-indonesia.jpg

特にこれらに関係があるというわけではないでしょうが、「同時多発にいっせいにシンクホールが発生する」というのは、あまりあることではないですので、インドネシアの地質全体としての「何か」と関係する可能性もあったりするのかなと地図を載せてみました。

イタリアと中国の事例
つい2日ほど前には、イタリアの首都ローマのバチカンから近い場所で、

「道路が走る場所に大規模なシンクホールが発生し、複数の車が飲み込まれた」

という出来事が起きています。

2月18日 大規模なシンクホールで道路が陥没したローマの光景

rome-sh-003b.jpg

複数の車が飲み込まれたのですが、幸いにも負傷者は出ませんでした。

そして、その少し前の 2月9日には、中国で、「ハイウエイがシンクホールで崩壊する」という出来事が起きています。

これも、

中国仏山市:突然出現した直径30メートルの巨大なシンクホールによりハイウェイが崩壊。10名以上が犠牲に

道路に突如発生した巨大なシンクホールについて伝える2月9日の報道
sunkhole-foshan-0207.jpg

紹介していますが、こちらは車を運転していた複数の人が、自動車ごと穴に飲み込まれ、多数の犠牲者が出てしまっています。

2月9日 中国の仏山市に発生したシンクホールの上空からの撮影
above-sinkhole-foshan07.jpg

このイタリアや中国のような 20メートル、30メートル級のシンクホールが、都市部あるいは、そこに近い場所に出現するということはそう頻繁にあることではありません。

たとえば、2016年11月に福岡で大規模なシンクホールが発生したことをご記憶でらっしゃいますでしょうか。

2016年11月8日に九州・福岡市に突然発生したシンクホール

fk-2016-11.jpg

この福岡の事例は、その「都市部での巨大シンクホール」という稀少な現象のひとつでした。

福岡のシンクホールの直径は約 30メートルだったのですが、こんな事象がたびたび都会の中で起きていたら、どこの国や地域でもたまったものではないですが、今回都市部で発生しているシンクホールのいくつかはこの規模のものです。

そして、このインドネシアや中国、イタリアなどで大規模シンクホールが発生し続けている同じ時に、アメリカでもテキサス州やバージニア州で、共に住宅街において巨大なシンクホールが発生していて、それらもまた同じような規模のものでもあります。

2月9日 米国テキサス州ウィリアムソンで陥没した住宅街の大地

texas-cave-0209.jpg

2月9日 米国バージニア州フェアファクスに発生した巨大シンクホールの報道

giant-sh-virginia.jpg

これら一連の出来事は、場所はバラバラとはいえ、

「全部数日のうちに起きている」

というのは、なかなかのことではないでしょうか。

シンクホール事象は、これまでずいぶんとご紹介していますし、報道も目にしてきましたけれど、今回の「連鎖」は、感覚的には初めてのものです。

「感覚的には」と書いたのは、調べれば他にも事例があるかもしれないからですが、こういうことを気にするのも、「今年の地球の地質は通常年とは違うかもしれない」ということが念頭にあるからかもしれません。

過去記事でいえば、

「地球の回転が《謎の速度低下》を起こしている」 :アメリカ地質学会の衝撃的な発表。そして来年、大規模地震の発生数は大幅に上昇するという予測も公開

アメリカ地質学会が「大地震と唯一の相関関係を持つ過去の事象」を探り当てる。それは地球の回転速度の変化だった
2017年11月20日の米国フォーブスの記事より
forbes-2017-1120.jpg

環太平洋火山帯の目覚めの予兆 : 1月22日から25日の4日間に全世界で「13の火山が噴火」し、マグニチュード5以上の地震が23回起きていた

2018年1月22日から25日までの主要な地震と火山の噴火
earth-2018-jan.jpg

急激に活溌化した環太平洋火山帯

主に環太平洋火山帯を中心にして非常に活溌な地質活動が起きた時でもありました。

冒頭の地図は、1月22日から 25日のあいだの世界での顕著な地震と火山の活動を示したものです。地震については、被害や影響のあったものがマークされていますが、この4日間、アメリカ地質調査所(USGS)のデータを見ますと、マグニチュード 5以上の地震が 20回以上起きていました。

アメリカ地質調査所は、マグニチュード 4.5以上を「中規模以上の地震」と分類していますが、そのマグニチュード 4.5以上の地震は過去1週間に 89回起きていまして、活溌な感じです。

下は、アメリカ地質調査所による過去1週間の M4.5以上の地震が発生した場所です。

for-2018-jan.jpg

青いラインで示しました円内に沿うあたりが環太平洋火山帯ですので、この期間の中規模以上の地震のほとんどが環太平洋火山帯で起きていたと言えそうです。

そして、それに伴うかのように、このエリアで火山活動が活溌化しています。

というようなものでご紹介させていただいています「これまでとは、やや違う地質活動を見せている地球」について書いたことなどもあるからかもしれません。

そして、こんなことは当たり前のことに聞こえるかもしれないですが、

「何の理由も原因もなく発生するシンクホール事例はない」

ということがあります。何らかの理由があるから発生したと。書けば書くほど当たり前のことなのですけれど、これは重要な事柄でもあります。

それまでなかった「何か」がそこに生じているということになるのです。

もちろんシンクホールが発生する理由は、それぞれでケースバイケースなんでしょうけれど、今回ご紹介したような大規模なものとなると、曖昧なままで済ませられないような事象に発展していくものとなるのかもしれません。

少しずつではあっても「地球の地質」が全体的に大きな変化を見せていっているのではないかという予徴があちこちに見え始めている気がします。

最終更新:2018/02/20 23:30

このお店で1週間以内に売れた人気アイテム

2018/02/20 23:07

バチカンに近いローマ街中で巨大なシンクホールが発生。昨年末以来、イタリアの首都で繰り返され続けるシンクホール事象

イタリアの地質に何が起きているのか?

2018年2月14日の報道より
rome-sinkhole-2018feb.jpg

rome-sinkhole-002.jpg

イタリアの首都ローマで 2月14日、突然巨大なシンクホールが発生し、その場所が道路だったために少なくとも6台の自動車が穴に飲み込まれるという出来事がありました。発生したのは、バチカンに近いローマ北西のバルドゥイナ(Balduina)という場所においてでした。

rome-sh-003.jpg

rome-car-01.jpg

rome-map.jpg

穴の深さは 10メートルに及ぶものだそうですが、飲み込まれた車は停車中で、人が乗っていなかったために、これだけ大規模なシンクホール事案にもかかわらず、負傷者などは報告されていません。

rome-car-02.jpg

今回のシンクホールは非常に大規模なものですが、実はローマでは、2017年の12月頃からシンクホール事案が相次いでいます。

昨年11月にローマに発生したシンクホール

rome-2018-november.jpg

今年1月にローマに発生したシンクホール

rome-2018-0116.jpg

イタリアでは火山活動も盛んで、また、一昨年より地震もとても活溌になってまして、イタリアの地質活動全体がやや不安定である可能性を指摘する専門家たちもいまして、今後のさまざまな地質的活動が注目されています。

ここ1、2年のイタリアの地資質関連の過去記事から印象的なものをリンクしておきます。

イタリアの地質活動
・イタリア沖で「海底からの謎の爆発・噴出現象」が確認される。未知の海底火山が活動し始めた可能性も
イタリアの報道より
mysterious-sea-explosion.png

イタリアで、「原因不明の爆発現象が海で起きている」ことが現地メディアで報じられています。既知の海底火山がある場所ではないようで、専門家たちが現在、海底の調査を進めているようです。

確定した原因はわかっていませんが、イタリアの地質学専門家たちは「未知の海底火山の活動の可能性がある」としています。

爆発が起きているのは、イタリアのティレニア海にあるピアノーザ島という島の近くです。

ピアノーザ島の場所
pianosa-island-map.gif

イタリア国立地球物理学火山学研究所(INGV)の専門家たちが該当海域の水質や水中の状況を調査しましたが、海底ではメタン濃度が高くなっていることが確認されたそうです。

methane-iatly-01.png

それにしても、昨年以来、イタリアでの地質活動は非常に顕著なものがあります。

記事にしただけでも、昨年9月には「イタリアで未知の海底火山が6つ同時に発見される」という出来事が起きています。

6つの未知の海底火山が見つかった場所
vesuvio-volcanoesmap.gif

イタリア中部では「泥火山」の活動が確認されています。

連続した地震に見舞われているイタリア中部の村に謎の「泥火山」が形成され、泥の噴火が続く

2016年11月4日の報道より
italy-mud-volcano.jpg

イタリア中部では、8月24日にマグニチュード 6.2の地震が発生した後、10月26日にはマグニチュード 6.1の地震、そして、10月30日には、イタリアの近代史でも最大級のマグニチュード 6.6の地震が発生し、その後も非常に多くの余震が続き、連続する地震におさまる気配が今のところは見えていない状態です。

そのイタリア中部のサンタ・ヴィットーリア・イン・マテナーノという場所で、「泥火山が形成されつつある」という報道がなされていました。

形成されつつある泥火山
mv-02.jpg

サンタ・ヴィットーリア・イン・マテナーノの場所
santa-vittoria-in-matenano-map.gif

また、イタリア中部では、昨年来、数多くの地震に美馬分けていますが、その中で「イタリア半島を縦貫するアベニン山脈が 40センチ低くなった」ということもわかっています。

連続する地震の中、イタリア半島を縦断するアペニン山脈の中央部が40センチメートル「沈んだ」ことが明らかに

2016年10月31日のロシアの報道より
apennine-40cm-dropped.jpg

アペニン山脈はイタリア半島を縦貫する山脈であり、長さ約1,200キロメートルあります。

今回のイタリア国立地球物理学火山学研究所の発表では、その中央部が、最近一連の地震活動の中で「 40センチ低くなった」というのです。

アペニン山脈の場所
apennine-mountains.gif

8月と 10月に起きたマグニチュード 6以上の3つの地震の震源を見てみますと、この山脈を含む一帯に影響を与えても不思議ではないような位置関係ではあります。

sug-today2-map.gif

イタリア中部地震から9ヶ月で、余震の数は「6万5000回」を突破。いまだに群発地震は止まらず

被災地で祈りを捧げるフランシスコ法王 2016年10月4日
pope-francis-prays.jpg

イタリア中部で、昨年 8月24日にマグニチュード 6.2の地震が発生してから9ヶ月が経とうとしていますが、その「余震」が収まる気配がありません。

イタリア国立地球物理学火山学研究所(INGV)のデータを見ますと、今年1月に余震の回数が「5万回」を超えてからも地震の発生は続いており、この4月の終わりには、ついに 65,500 回に達しました。

昨年8月以前の穏やかな環境に完全に戻るには、まだ時間がかかるか、あるいは、地質活動の異変そのものが継続している可能性もあります。

下は、イタリア国立地球物理学火山学研究所の 2016年8月24日から 2017年4月28日までのイタリア中部での地震発生回数と、その累積数を示したものです。

2016年8月24日からのイタリア中部での地震の発生回数
italy-earthquake-9months.png

少しずつ地震の発生回数は減っているとはいえ、最初の地震のマグニチュードが 6程度だったと考えますと、ずいぶんと長い間、影響が続いていると言えそうです。

何しろ、この場所は、昨年 8月24日以前は、長い間「地震ゼロ」の地域だったのですから(過去に、大きな地震はありました)。

2016年8月24日のイタリア中部地震の前後の同じ場所
be-af-italy.jpg

そして、下は今年 2017年に入ってからの地震の震源です。

2017年4月28日時点のイタリア中部の地震の発生状況

ie-epi-01.gif

最終更新:2018/02/20 23:07

ページ上部へ

カレンダー

2018年2月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28

今月

このお店で1週間以内に売れた
人気アイテム