【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ 店長の部屋Plus

記事詳細

2020/06/28 13:20

スーパー台風やハリケーンの異常な変化と「地球の磁場」に関係がある可能性。そして、ふと悟った「大気をコントロールしているのは地球の磁場かもしれない」こと

2009年1月の米報道より
magnetic-field-climate2009.jpg

地球の磁場と気象との関係は、10年ほど前までは、上のように報じられることもあったのですが、次第にその数は減り、今ではほとんど見かけなくなりました。

ある賢人の助言により思い浮かんだ地球の気象についての真実

台風19号の被害は、全容が判明するのがいつになるのかさえわからない様相を呈している甚大な災害となってしまいましたが、それにしても、気象が荒くなり激しくなることは予測され続けていたことではあるにしても、あまりにもその増大傾向が急激のように思います。

最大勢力がカテゴリー5になったハリケーンや台風がどれだけあったことか。

2019年にカテゴリー5まで発達した暴風雨の一部
category-5-2019b.jpg

その多くが、壊滅的な被害を人類の文明圏に与えたわけですが、かつて、カテゴリー5の暴風雨というものは、発生することはあったとしても、決してこんなに異常なほど頻繁なものではありませんでした。

そして、台風の勢力だけではなく、進路がまたひどい。ひどいというか、「史上初めての進路があまりにも多い」のです。

今回の台風19号にしても、カテゴリー3規模の勢力を維持したまま関東から東海に直接上陸した暴風雨は、日本の観測史上で初めてか、それに準ずるものだと思われます。

この2、3年はもう台風やハリケーンのコースは、文字通り「無軌道」になっていまして、たとえば、2018年7月、日本を直撃した台風12号(英名:ジョンダリ)の異常な進路を思い出します。

それは以下のように、「史上初めて、東日本から西日本に向かって進んだ台風」なのでした。

2018年7月の台風12号の進路
jongdari-2018-0731.jpg

これを見た時、多くの人たちが、「こんなの台風じゃない」と思われたのではないでしょうか。

大西洋などで発生する暴風雨をハリケーンと呼びますが、ハリケーンというものは、通常、アフリカ沖などの大西洋上で発生した後に、東へと進む、つまりカリブ海やアメリカ大陸に向かって進むのが普通です。

ところが、2017年10月にアフリカ沖で発生した「オフィーリア」というハリケーンは、何と、「東ではなく、西に向かって、つまりイギリスに向かって進んだ」のでした。

ophelia-course-2017b.jpg

これも、「観測史上初めて」のコースを進んだハリケーンでした。これについても、以下の記事で取り上げています。

Hurricane Ophelia on Rare Course Toward Ireland, U.K.
Livescience 2017/10/14
希なコースを取るハリケーン・オフィーリアがアイルランドとイギリスに向かっている

すでに 2017年のハリケーン・シーズンは終わったかのように思われている現在、ハリケーン・オフィーリア(Ophelia)がアイルランドとイギリスに向かうという珍しいコースを取っている。

アイルランドに到達する頃には勢力が落ち、ハリケーンから熱帯低気圧になると予測されているが、それでも、アイルランドや英国で暴風雨が吹き荒れる可能性があり、風速は最大で時速 130km にまでなると見られている。

オフィーリアは、非常にハリケーンの多かった今年のシーズンの 10番目に発生したハリケーンとなる。

今年 2017年は、カテゴリー5のハリケーンが記録された日数が過去最大となったことが、アメリカ大気研究大学連合(UCAR)のマイケル・ローリー(Michael Lowry)氏により発表されており、また、米国コロラド州立大学のハリケーン研究者であるフィル・クロツバッハ(Phil Klotzbach)氏によれば、熱帯低気圧が、10回連続してハリケーンに発達していることが記録されている、まさにハリケーンの当たり年となっている。

ハリケーン・オフィーリアはイルマやマリアのように注目されてはいないが、しかし、このオフィーリアが記録している風速時速 160km は、これはこれまで大西洋東部で発生したハリケーンの中で最も強い暴風だ。

また、この大西洋東部で低気圧がカテゴリー2のハリケーンに発達したのは 1992年以来のことだとアメリカ国立ハリケーン・データセンターの予報官は述べている。

オフィーリアは、通常より高い海水温度のためだけではなく、より冷たい気温のおかげでハリケーンに発達したと考えられる。

クロツバッハ氏によれば、大気の状態が非常に不安定であったために予想以上にハリケーンの勢力が増したと伝えている。

オフィーリアのコースは、これまでにまったくないほどではないのかもしれないが、しかし、かなり異例といえる。

アイルランドを襲った暴風雨としては、1961年のデビー(Debbie)があるが、この時のデビーがアイルランドに到達した際にハリケーンの勢力だったのか熱帯低気圧だったのかどうかは当時の記録からは不明だ。

近年でアイルランドとイギリスに影響を与えた熱帯低気圧の中で顕著だったのは、1986年の暴風雨チャーリー(Charley)と、2011年の暴風雨エックス・カティア(Ex-Katia)のふたつがある。そういう意味では今回のオフィーリアのコースもまったく前例がないというわけではないのかもしれない。ただ、ハリケーンの勢力を維持して接近しているというのは極めて前例が少ない。

2013年に、科学誌ジオフィジカル・リサーチ・レターズに掲載された調査結果によれば、大西洋東部で発生したハリケーンによる風が西ヨーロッパに影響を与えることが増えている。気温が上昇し、ハリケーンの発生するエリアが拡大すると共に、ヨーロッパでも暴風雨が発生しやすくなっているという。

以前はなかったことだが、それらの暴風雨はヨーロッパに到着するまで勢力と熱帯暴風雨の特性を維持することが多くなったのだ。

そのため、ヨーロッパでの暴風雨による被害と経済的損失も拡大している。

ハリケーン・オフィーリアは、今後、アイルランドに向かい、より涼しい海域に移動しする中で低気圧に移行すると予想されている。

オフィーリアの正確なコースはいまだに確定していないが、月曜(10月16日)から、北アイルランド、スコットランド、ウェールズ、イングランドの西海岸などでは広く強風、大雨、高波による影響があると見られている。

このような、あまりにも異常な暴風雨の進路が出現するようになっている要因としては、大きな大気の流れに変化が生じているという理解しかありません。

たとえば、地球のジェット気流などが壊滅的な変化を起こしていることは、以下のような記事などで何度か取り上げたことがあります。

気象の専門家たちは「私たちは地球規模の気候緊急事態を宣言しなければならない」と語り、騒然が広がる

2016年6月30日
カナダ・オタワ大学の気象学の専門家ポール・ベックウィズ教授による事態の解説
jet-stream-equator.jpg

ベックウィズ教授の動画解説欄の翻訳

北半球のジェット気流が赤道を越えて進行し、そして、南半球のジェット気流と合流するという事態が起きています。

これは今までになかった新しいジェット気流の動きだと思われ、そして、このことは、気候システムの騒乱が進行中であることを示しています。

現在の私たちの気候システムの振る舞いは、私たちが予想していなかった状況、あるいは予想はしていても、過去に経験したことのない新しい、あるいは恐ろしい方法で私たちを驚かせ続けています。

混乱した気候の世界へようこそ。

私たちは今、地球規模の気候緊急事態を宣言しなければなりません。


「ジェット気流が赤道を通過している」とありますように、「ジェット気流が赤道を通過している」という壊滅的な変化が見られているのです。

下の写真は、アジアからオーストラリアくらいまでの位置の現在のジェット気流を示したもので、赤と緑で示されているジェット気流が「赤道」を通過して、しかも、寒帯ジェット気流と亜熱帯ジェット気流が「出会っている」という異常な光景が記録されたものです。

jet-stream-asia.gif

これまでの考え以上に気象と気温が混乱する可能性

ことの発端は、気象などの記事を記しているロバート・スクリブラー(Robert Scribbler)という方がブログ上で、このジェット気流の異常を指摘した

「巨大な重力波が冬と夏をゴチャゴチャにしてしまうのか? 壊れてしまったジェット気流が今、北極から南極に走っている」
というタイトルの下の記事の投稿以来、ソーシャルネットワーク上で大きな話題となり、冒頭のように、このことについて気象学の観点から状況を解説する専門家なども現れるというような騒動となっているという次第です。

wrecked-jet-stream0s1.jpg

これは「ジェット気流の動きが、これまで一度も見たことのないものとなっている」ということなんです。

先ほどのブログのタイトルに「冬と夏をゴチャゴチャにしてしまうのか」とあったり、冒頭のオタワ大学のベックウィズ教授は、「混乱した気候の世界へようこそ」と書いていたりしているのを見てもわかるように、今後、今まで想像していた以上の経験したことのない気象や気温が出現する可能性がより高くなっていると言えます。

この記事は 2016年のものですが、この頃から「気象はさらに異常になっていく」ことは、このようなことによって示されていました。

しかし、このような大きな変化が起きているのは、最近の台風の動きなどを見ても、現実としては実感できるとしても、

「なぜ、そんなことになっている?」

というメカニズムはさっぱりわからないままでした。

その中に科学にお詳しい人がいらっしゃいました。

その方が、「台風などの進路の異常は、偏西風の変化によるもの」とおっしゃっていたのですね。

そして、問題はその次の言葉でした。

「その偏西風の変化は、地球の磁場の異常な変化と関係している」のだと。

順を追って説明させていただきますと、たとえば

「宇宙線と雲の関係」

地球に到達する宇宙線の粒子の数が多いと、雲が多くなる(曇や雨が多くなる)、数が少ないと逆に雲が少なくなると。

そして、その

「宇宙線をコントロールしているのは、太陽からの磁気」

であるわけです。

太陽から放出される太陽嵐などの磁気は、宇宙線を遮る作用がありますので、磁気の強さによって地球に到達する宇宙線の量はちがってきます。つまりは、太陽が地球への宇宙線の到達量をコントロールしているわけです。

そして、宇宙線というものは、極めて小さなものはいえ、「粒子」ですので、「磁気は、粒子をコントロールする」という観念から考えますと、

では、大気って何? というように考えていくと、大気とは「粒子」

なのですね。

つまり、

「地球の大気のコントロールには、地球の磁場が関与しているのかもしれない」

そして、当然、地球は自身の磁場を持っていますが、思い出したことは、「地球の磁場は数年前から異常なことになっているんだった」ということでした。

太陽と地球のポールシフト

このことを最初に取り上げましたのは 2012年の以下の記事で、これは地球ではなく、太陽に関してのものでしたが、太陽の磁場に異常が起きていることが確認されたことをお伝えしました。

太陽磁場、来月に4極化か…300年前は寒冷に
読売新聞 2012.04.20

国立天文台などは19日、5月にも太陽の磁場が反転し、北極と南極にN極(プラス磁場)、赤道付近に二つのS極(マイナス磁場)が出現する「4重極構造」に変化するとの予想を発表した。

同天文台の常田佐久教授(太陽物理学)らは、太陽観測衛星「ひので」を使い、磁場データを分析。昨年7月以降、北極の磁場がS極からN極に反転し始めたことを確認した。一方、ほぼ同時に反転するはずの南極はN極のままで変化せず、4重極構造が確実視される状況となった。


「太陽の磁場が 4極化した」ことを日本の国立天文台が確認したのでした。

磁場が4極化した2012年の太陽
magnetic-4-2012.jpg

> 太陽の磁場が大きく変化すると、太陽系の他の星は必ず影響を受ける

とその記事に書いていますが、その後、2019年になり、「地球の磁場の移動のスピードがいよいよ激しくなっている」ことが、科学誌ネイチャーに発表されたことを以下の記事で取りあげました。

地球の磁場をめぐる急激な「ポールシフト的事象」が発生中。北極の磁極が異常なほどの速さでシベリアへ移動していることが科学誌ネイチャーで発表される

2019年1月9日の「ネイチャー」より
nature-magnetic-field2019.jpg

地球の磁場がさらに暴走している

科学誌ネイチャーの最近の記事で、

「地球の北極の磁極の移動が、信じられないほど加速している」

ということを知りました。

ここでいう「北極」とは、磁極としての北極で、ややこしい話ですが、

・地理的な意味での「北極」

という、私たちが普通、北極と呼ぶものとは別に、

・北の磁場の頂点としての北極(北磁極)

があります。

この磁場の北極が、ものすごい速度で移動しているのです。

たとえば、今回ご紹介するネイチャーに掲載されていた図で、過去 120年くらいの間に、どれほど北極の磁極が移動していたかがわかります。

西暦1900年からの北極の磁極の移動
arctic-magntic-motion.jpg

この図だと、位置関係が少しわかりにくいかと思いますので、地球の地図で示しますと、以下のような移動をし続けているのです。

magnetic-1900-2015.jpg

現在、北磁極は、ロシアのシベリアに向かって進んでいて、「磁場としての北極はロシア本土にある」というようなことになるのは、そう遠いことではないと見られます。

すごいのは、ネイチャーの記事に書かれています以下の部分です。

1990年代の半ばには、それまで北磁極の移動する速度は年に約 15キロメートルだったものが、 1年に約 55キロメートル移動するほどまで加速した。

磁場の移動がどのように加速したかについては、以下のグラフは 2001年までのものですが、それでもおわかりになるかと思います。ちょうど世界が 21世紀に入る頃、地球の磁場は異常な移動を始めたのです。

magnetic-pole-shift2001.gif

しかし、現在これがさらに加速し続けているようで、地球のナビシステムなどね。大混乱状態に陥りそうになっていることが、ネイチャーに書かれています。

これは、いわゆる磁場のポールシフト、というような響きを含め、いろいろな状態が露骨化してきた可能性もあるのですけれど、まずはネイチャーの記事をご紹介ささせていただきます。

ここからです。

Earth’s magnetic field is acting up and geologists don’t know why
nature 2019/01/09

地球の磁場が壊れた動きを見せているが、地質学者たちにはその理由がわからない

北極の磁極の不規則な動きにより、専門家たちは、大急ぎで全地球の磁気ナビゲーションモデルを更新せざるを得なくなっている。

地球の頂点の北極で何か奇妙なことが起きている。

北極の磁極が、カナダからシベリアに向かって滑るように移動しているのだ。現在、磁極は急速に移動しており、この現象は世界中の地磁気学の専門家たちに行動を起こさせている。

来たる 1月15日に、地磁気学の専門家たちは、世界の磁気モデルを新たに更新して設定することになっている。

この磁気モデルは、地球の磁場を描写するものだが、これは船舶を操縦するシステムからスマートフォンでのグーグルマップまで、現代のすべてのナビゲーションの基礎となるものなのだ。

この磁気モデルの最新版は 2015年に発表され、その際には、西暦 2020年まではこのモデルの状態が続くと考えられていた。

しかし、地球の磁場が急速に変化しているために、専門家たちは地球の磁気モデルを早急に修正しなければならなくなったのだ。

米コロラド大学の教授であり、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の国立環境情報センターの地磁気学者であるアーノード・チュリアット(Arnaud Chulliat)氏は以下のように述べている。

「エラーは常に増え続けています」

問題は、部分的には動いている極にあり、部分的には地球の奥深くにある他の変化にある。

地球の大部分の磁場は、中心部での液体撹拌により発生している。磁場は深い流れが変化するにつれて時間と共に変化する。

例えば 2016年には、南アメリカ北部と太平洋東部の下で磁場が一時的に加速した。欧州宇宙機関の磁場観測ミッション衛星 SWARM がその変化を追跡した。

2018年の初めまでに、世界の磁気モデルは問題を抱えていた。

アメリカ海洋大気庁と英エジンバラのイギリス地質調査所の研究者たちは、モデルが地球の磁場のすべての変動をどれほどうまく捉えているかについて、年に1度チェックしているが、2018年の初め、研究者たちは現行の磁気モデルが、ナビゲーションエラーの許容限度を超えようとしているほど不正確であることに気づいた。

さまよう極磁

チュリアット氏は、「私たちが見つけたことは、とても興味深い状況でした」と述べる。

研究者たちは「いったい何が起こっている?」と考え、そして、それに対しての2つの答えについて、ワシントン DC で開催されたアメリカ地球物理学連合の会議で報告した。

まず、南アメリカの下にある 2016年の地磁気パルスは、2015年の全世界の磁気モデルの更新の直後という最悪の時期に発生した。

これは、モデルの設計者たちが予想していないような状態で最新のモデルの更新の直後に地球の磁場が急増したことを意味していた。

第二に、北極の磁極の動きが問題を悪化させた。

ジェイムス・クラーク・ロスがカナダの北極圏で 1831年に北磁極を最初に測定して以来、北の磁極は探検家たちと科学者たちを惑わすかのように、予測不可能な方法でさまよい続けている。

1990年代の半ばには、それまで北磁極の移動する速度が年に約 15キロメートルだったものが、 1年に約 55キロメートル移動するほどまで加速した。

2001年には、北磁極は北極海の位置に移動していた。そこで、2007年に、チュリアット氏を含むチームは、北磁極を見つけるために海氷に飛行機を着陸させた。

2018年に、北磁極は国際日付線を越えて東半球に入った。

現在、その北極の磁極は、シベリアに向かって一直線に進んでいる。

このような地球の磁場の幾何学的配置は、北極など、磁場が急速に変化する場所でのモデルの誤差を拡大している。

チュリアット氏は、以下のように言う。

「北磁極の動きが加速しているという事実が、より大きなエラーをもたらしやすくしています」

世界の磁気モデルを修正するために、チュリアット氏と同僚たちは、2016年の地磁気パルスを含む 3年間分の最近のデータを提供した。

チュリアット氏は、新しいバージョンは 2020年に予定されている次のモデルのアップデートまで正確であるはずだと述べる。

なぜこのようなことが起きているのか

科学者たちは現在、なぜ磁場がこれほど劇的に変化しているのかを理解しようと努力している。

2016年に南アメリカの下で起こったような地磁気パルスは、コアの深部から発生する「流体磁気」波にさかのぼるかもしれない。

そして、北磁極の速い動きは、カナダの真下での地球内部の溶鉄の高速の動きと結びつく可能性がある。

この溶鉄の高速の動きが、カナダ直下の磁場を弱めているようだと英リーズ大学の地磁気学者フィル・リバーモア(Phil Livermore)氏は、アメリカ地球物理学連合の会合で述べている。

それは、カナダが本質的にシベリアとの磁気の綱引きを失っていることを意味している。

リバモア氏は、「北磁極の位置は、カナダの真下とシベリアの真下の2つの大規模な磁場の領域によって支配されているようなのですが、現在、シベリアの領域が勝っているようです」と述べる。

将来的に、地球の地磁気学者たちはこの磁場の変化に関して、さらに忙しくなる可能性もある。

ここまでです。

なお、捕捉として書きますと、この北極の極の移動は、以下の点が特徴的です。

これは、今から 7年前の記事に書いたもので、その記事では「ポールシフト」という言葉を使っていますか、極の移動という言葉を英語にしたという程度の意味で、それ以上の意味はありません。ここでは、「磁極の移動」と表現します。

北極の磁極の移動の特徴

・1860年以降、磁極の移動距離は 50年ごとに約 2倍ずつ増えている。
・過去 150年の間、磁極は同じ方向に移動している。
・北磁極は、過去 50年間で移動した距離のほぼ半分の距離をこの 10年のあいだで移動した。


つまり「どんどん加速してきている」のです。

地球の磁場は、今、大きな変化、あるいは「壊れかけている」ように見えるほどの移動ぶりを見せているのです。

これは、いわゆる北と南の磁極が急速に入れ替わるとされる「ポールシフト」現象を彷彿させるものでさえあります。

というのも、北と南の磁極の移動は現実として地球の歴史上で何度も起きていることですけれど、地質学者の方々は、磁極の逆転は何万年も何百万年もかけて進行するもの、というように述べます。

しかし、上の地図でわかりますように、すでにたった120年などの時間軸の中で、北半球の直径の何分の1といったような「シフト」を見せているのです。

The Weakening Of Earth’s Magnetic Field Has Greatly Accelerated, And That Could Have Apocalyptic Implications For All Of Us
theeconomiccollapseblog.com

地球の磁場の弱体化は非常に加速しており、それは人類全員にとって黙示録的な意味を持つ可能性がある

地球の磁場が著しく弱まっており、北磁極の位置は過去と大きく変化しており、その上、磁極の移動の速度はどんどん加速している。

科学者たちの中には、突然発生するポールシフトが、潜在的に「数兆ドル (数百兆円)」の損害を引き起こす可能性があることを認めている人たちもいる。

現在の私たちは、地球の磁場によって保護されていることを、まったく当然だと考えている。この地球の磁場という存在は、本質的に私たちの地球を囲み生命を生存可能にしている巨大な力の場だ。

そして、そのような磁場の保護があっても、巨大な太陽嵐は依然として地球を襲うことがあり、私たちの電力網に影響を与えるときもある。

しかし、現在、地球の磁場がどんどんと弱くなっている中では、非常に弱い太陽嵐でさえも、今後は地球に強い影響を与えるようになる可能性がある。

さらに地球の磁場が弱くなると、私たちはさまざまな問題に直面するだろう。

磁場の保護が消えていくにつれて、これまでよりも膨大な太陽放射が地球に到達し始めることになり、それは地球の生命存在そのものを脅かすものとなり得る。

地球の磁場の弱体化については、以前は、「地球の磁場は 100年ごとに約 5%弱まっている」というのが科学的な基本状況であった。

しかし今、私たちは、SWARM衛星(欧州宇宙機関の地磁気観測衛星)から収集されたデータにより、地球の磁場の崩壊率が、「 10年あたり 5パーセント」であることを示していることを知ったのだ。

これについて、米フォーブスは以下のように説明する。

地球の主要な磁場の軸方向双極子成分が 1世紀あたり約5%減少していることは現代の科学ではよく知られている。

ところが、最近、SWARM 衛星を用いてデータを収集している科学者たちは、そのデータがかつての 10倍速い崩壊の速度、すなわち 10年ごとに 5%の磁場の弱体化を示すと発表した。(Forbes)


これは簡単に書けば、地球の磁場の崩壊が、かつての 10倍の速度で進んでいるということを意味する。

今後も、地球の磁場の崩壊が、このペースで継続するとした場合、または、それがさらに速くなるとした場合、それは将来的な「大量絶滅」と関係する事象へと結びつく可能性がある。

たとえば、より多くの太陽放射が地球に届くにつれて、私たちのガンの発生率は上昇していくだろう。このことは、ナショナルジオグラフィックでさえ以下のように認めているのだ。

地球の磁場がかなり弱くなり、かなりの期間、そのままの状態が続いた場合、地球は宇宙を飛び回る高エネルギー粒子からあまり保護されないことになるだろう。

これは、地球上のすべてのものが、現在より高いレベルの放射線にさらされることを意味する。それは時間の経過とともに、ガンのような病気の増加を引き起こすだけでなく、地球上の繊細な宇宙船や電力網にも悪い影響を及ぼすことになる。(National Geographic)


しかし、私たちは、現在すでに世界中でガンの発生率が上昇していることを知っている。たとえば、アメリカの場合は、一生のうちにガンになる確率は3分の1だ。

磁場が弱まり続けるにつれて、さらに事態は悪化するだろう。

地球の磁場が弱くなればなるほど、私たちに届く放射量は増え、最終的には人類全体が危険にさらされるほど悪くなる可能性さえある。これについて、最近の米メディアは以下のように伝えている。

長期間の宇宙飛行に関しては、その放射線レベルと宇宙線レベルについてが NASAにとって重要な関心事になっている。

たとえば、火星探査の任務を行う宇宙飛行士たちは、その宇宙飛行の過程で、地球に到達するであろう放射線と宇宙線への曝露の最大 1000倍の被ばくを経験する可能性がある。

そして、仮に地球の磁場が消滅した場合にもまた同じような状況が出現することになり、人類全体、そして地球の生命全体が深刻な危険にさらされる。

宇宙線は私たちの DNA を損傷する可能性があり、ガンやさまざまな疾患の世界的な危険性を増加させるだろう。 (Futurism)


地球の磁場があるからこそ、地球に生命が存在できているということについて、ライブサイエンスは以下のように述べる。

地球の磁場がなければ、 太陽から流れ出る荷電粒子の流れである「太陽風」 が、地球の大気と海洋を消してしまう。

つまり、地球の磁場があるからこそ、私たちの地球上に生命が存在することが可能となっていると研究者たちは語る。(Livescience)


しかし、このような悪夢のシナリオは実際に起こり得るのだろうか。

科学者の発言を引用した米メディアは以下のように報じている。

科学者たちの中には、地球の磁場は「今後 500年以内に消滅する可能性がある」と述べる人たちがいる。しかし、その場合は、地球の磁極が「反転」するものの、その後、また元に戻るので心配する必要はないという。 (PRI)

地球を取り巻く磁場は弱まっており、そして、科学者の中は、磁場が 500年以内に消えるかもしれないと主張する人たちもいるということのようだ。

そして、磁場が消えた時には、地球の北と南の磁極が「反転」するのだ。

もちろん、ほとんどの科学者たちは、このような地球の磁場の反転が起こるのには数百年から数千年かかると考えているが、しかし、実際に地球の磁場の反転の発生を知っている人はこの地球にはいない。

そして、科学者たちの中にはまた、そのような磁場の反転が発生した場合には、送電網や電気インフラなどを含めた「数兆ドルの被害」をもたらす可能性があると考える人たちが多い。

以下は、磁場の反転の際に起きうる被害について科学者の説を引用したライブサイエンスの記事からの抜粋だ。

オーストラリア国立大学の科学者アンドリュー・ロバーツ氏によると、地球の磁場が逆転している最中に、太陽風などの磁気嵐が地球に直撃した場合は、それがさほど大きな太陽嵐でないものであったとしても、地球に大きな損害を与える可能性があるという。

磁場が逆転の際にそのようなことが起きた場合、私たちの電気インフラに何兆ドル(何百兆円)もの損害が発生する可能性があるが、今のところ、そのような事象に対処できる方法はない。

ロバーツ氏は以下のように述べる。

「うまくいけば、そのような事象は、遠い未来にしか起こらないものであるとは思います。それまでに、このような被害に対応できる技術を開発していけば、地球はこの大きな厄災に対処できるようになるかもしれません」 (Livescience)


ほとんどの専門家たちは、こような地球の磁極の反転という事象は、まだ遠い先のことであると確信している。

しかし、それでも科学者たち誰もが同意せざるを得ない事実は、北磁極がペースを加速させながら、北極点からロシアに向かって移動し続けているということだ。

本当の問題は、「加速していること」だと、スペース・ドットコムは以下のように記事で述べている。

しかしながら、本当に注目を集めているのは動きの加速だ。

かつては磁極の移動のペースは、1年間で 15キロメートルだった。ところが、1990年代の半ばごろに、突然その移動速度が、年間 55キロメートルに急激に上昇したのだ。

2018年の時点で、北極点は、国際日付変更線を超えて、ロシアに向かっている。 (SPACE.com)


そして今年 2019年の初めに、当局は「磁場が急速に変化している」ために全地球測位システムに緊急の最新情報を適用したと発表しなければならなくなった。

以下は、今年 1月の科学誌「ネイチャー」の記事からの抜粋だ。

この磁気モデルの最新版は 2015年に発表され、その際には、西暦 2020年まではこのモデルの状態が続くと考えられていた。

しかし、地球の磁場が急速に変化しているために、専門家たちは地球の磁気モデルを早急に修正しなければならなくなった。

米コロラド大学の教授であり、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の国立環境情報センターの地磁気学者であるアーノード・チュリアット氏は「エラーは常に増え続けています」と述べる。 (nature)


地球の磁場が急速に弱まっていることは、すべての科学者が同意している。

しかし、多くの専門家たちは、それは差し迫った脅威とは関係しないと述べる傾向にある。

本当に今の地球に差し迫った脅威は存在しないのだろうか。

ポールシフト的な事象が発生するかどうかはともかく、現在、地球の磁場は非常に危うい状態にあるわけです。

仮に、先ほど書きましたことのように、

「地球の磁場が、地球の大気の流れを支配している」

のなら、地球の大気の状態が、このようにムチャクチャになっていることは、不思議ではないことかもしれないと。

何しろ、地球の磁場自体がムチャクチャになりつつあるのですから。

今、地球は「磁場の異常の真っ只中」であるわけです。

西暦1900-2000年の地球の磁場の推移
mf-decay-2000abc.jpg

基本的には、地球の磁場は弱くなり続ける一方であり、それは止まる気配を見せません。それに加えて、太陽にも、地球にも「新たな磁場が形成されつつある」という異常も加わっています。

磁場が大気の流れをコントロールしているという、この仮説が正しければ、現在のような台風やハリケーンの異常な発達や進路が出現する理由はそこにあるということになるのかもしれません。

そして、ここまで磁場が異常を示し続けているということは、今後も地球の磁場の変化あるいは崩壊の中で、さらに激しく、そして異様なコースを進む台風やハリケーンが出現していくということにもなっていく可能性がありそうです。

それに加えて、このような激しい磁場の異常の状態を見ていますと、何百万年という間隔「ではない」ポールシフト的な事象の発生も近いかもしれないことも示されているのかもしれません

最終更新:2020/06/30 13:09

このお店で1週間以内に売れた人気アイテム

コメント 0件 コメントを書く

コメント入力欄
お名前(必須)
タイトル(必須)
本文(必須) ※全角で800文字まで記入できます。

書き込みに際しては店長の部屋規約の禁止事項や免責事項をご確認ください

ページ上部へ

カレンダー

2020年6月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

今月

このお店で1週間以内に売れた
人気アイテム