【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ 店長の部屋Plus

記事詳細

2020/06/24 21:01

ナイジェリアで歴史上最悪のアフリカ豚熱(アフリカ豚コレラ)の流行が発生中。すでに100万頭の豚が殺処分されている

2020年6月22日
asf-nigeria-2020.jpg

一昨年以来、世界の多くの場所で「アフリカ豚熱」が猛威を奮っていまして、以下の記事のタイトルにありますように、昨年 10月の時点で、この豚の感染症は、約50カ国に拡大し、世界の豚の 4分の 1を消し去ったとされています。

すでに「世界の豚の4分の1を消し去り」世界50カ国に感染拡大しているアフリカ豚コレラはさらに全世界に広がるか

2019年10月27日の米国ゼロヘッジより
worldwide-pigs-wipeout.jpg

中国だけで1億5000万頭の豚が死亡

アジアなどでのアフリカ豚コレラの感染拡大が大変なことになってきています。最近の米ニューヨーク・デイリーニュースの報道によれば、10月の時点で、

「世界の 4分の 1の豚がアフリカ豚コレラによって死亡したか殺処分された」

のだそうで、米ワシントンポストは、中国で飼育されていた 3億頭の豚のうちの半数がこの1年で消えたと推定しています。

なお、混同しやすいのですが、日本で流行している豚コレラは「アフリカ」がつかない「豚コレラ」であり、これにはワクチンがあります。ところが、現在世界中で流行しているアフリカ豚コレラには、ワクチンも治療法も何もないのです。

アフリカ豚コレラの死亡率は 100%です。

下は、アジアでのアフリカ豚コレラの発生状況ですが、9月には、東ティモールでも発生しており、東ティモールは、オーストラリアと比較的近い場所でもあり、オーストラリアでも警戒すべき状況となってきていることが報じられています。

アジアでのアフリカ豚コレラの発生状況
africa-sf-map2019.jpg

この感染マップを見ていますと、「感染拡大がまったく止まっていない」ことがわかるのですが、日本の隣の韓国と北朝鮮でも、すでにアフリカ豚コレラの感染は拡大しており、日本はアフリカ豚コレラの侵入を防げるのかどうかという感じにまでなっていることがわかります。

何しろ、中国のある大陸とは海を隔てたフィリピンや東ティモールにも感染が拡大しているのですから、日本もなかなか厳しい場所のようにもうつります。上の地図以外に、ヨーロッパとロシア圏内で、ベルギー、ブルガリア、ハンガリー、ラトビア、ポーランド、ルーマニア、ロシア、ウクライナでも発生したことが伝えられています。

中国では、1億頭以上の豚が死亡しているのですけれど、当然とはいえ、中国では豚肉の価格が急激に上昇しています。

2019年9月までの中国の豚肉価格の推移
china-pork-price2019.jpg

仮に今後もこの中国のような状況が世界に拡大していった場合、「世界的なタンパク質の不足状態が訪れるのではないか」という懸念も出始めているようです。現在、中国では、価格が上がった豚肉のかわりに、牛や鳥の肉を購入している人たちが増えており、最近では、「犬やウサギ」といったものも消費されていると報じられています。

結局のところは、このような連鎖で肉類全体の価格が上昇していくといったことにつながりそうで、それが世界的に起きる可能性についての懸念ですね。

今のところ、アメリカやオーストラリアなどの畜産大国には感染拡大してはいないですが、しかし、ワシントンポストによれば、

飼育する豚に有機大豆のエサを与えている養豚家は、しばしば、その大豆を中国から輸入している。また、中国でのみ製造されているビタミンBと微量ミネラルの飼料成分もある。

とあり、アメリカでも、アフリカ豚コレラの発生リスクはかなり高まっているとしています。

先ほども書きましたように、アフリカ豚コレラには、いかなるワクチンも現時点では存在せず、死亡率は、ほぼ 100%で、感染した場合、豚は死亡するか殺処分されるかしかありません。

そのようなアフリカ豚コレラの現状を各報道からまとめた冒頭の記事をご紹介いたします。現状では、感染拡大している多くの国で、打つ手がない状態のようです。

Global Authorities Brace For Worldwide Protein Shortage After "Quarter Of Earth's Pigs Wiped Out"
Zerohedge 2019/10/27
地球上の豚の4分の1がアフリカ豚コレラにより一掃され、国際機関は世界的なタンパク質不足を懸念する

アフリカ豚コレラが世界中で極めて多くの豚たちを殺しており、これが 2020年まで続いた場合、世界的なタンパク質の不足を引き起こす恐れがある。

アフリカ豚コレラの流行は 2018年に中国で始まり、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー、フィリピンへと感染は拡大し、現在は、韓国や北朝鮮でも猛威を振う状態となっている。

しかし、この危機は、実際にはジアに限ったことではない。米ワシントン・ポストによると、2019年には、これまでのところ、ヨーロッパのベルギー、ブルガリア、ハンガリー、ラトビア、ポーランド、ルーマニア、ロシア、ウクライナでもアフリカ豚コレラが発生しており、アフリカ豚コレラの発生は「全世界のほぼ 50カ国」で記録されている。

そして、アメリカでも感染が発生しないかどうかが大きな懸念とされている。

アフリカ豚コレラは非常に伝染性が高く、ワクチンも治療法もない。特定のエリアに広がり始めたら、「集団を殺処分して、その死骸を特定の廃棄場に積み込む」以外にできることはあまりないのだ。

これは、世界の食料供給に対する実存的な脅威といえるが、感染拡大は、日々悪化し続けている。

私たちアメリカ人の多くは、あまり豚肉を食べないが、世界的には、豚肉の需要は大きなもので、そして、ふだん豚肉を食べている人たちは、豚肉が不足することにより、他の肉を求めることになり、牛肉や豚肉などの流通にも影響する。

今回のこの危機の震源地である中国では、2018年にアフリカ豚コレラが発生して以来、13ヵ月で、1億3000万頭の豚が消えたと報じられている。

さらには、飼育していた豚を殺処分された農家の人たちは、再度の病気の感染を恐れ、改めて豚を補充することに積極的ではないという。

また、ワシントンポストは、中国でこの13ヵ月間で死亡した豚の数について以下のように報じた。

推定 3億頭いたと考えられる中国の豚の半数が、この病気が発生した13か月前以来、ウイルスで死亡または殺処分された。

なお、アメリカで飼育されている豚の数はたった 7000万頭だ。

そして、中国でのアフリカ豚コレラの危機は終わっていない。今もなお、このウイルスは山火事のように中国を一掃し続けており、英国ガーディアンは、中国の豚は最終的に全体の 70パーセントが死亡してしまうだろうという予測機関の推測を報じている。

中国には、世界で飼育されている豚の約半数がいると考えると、これはすさまじい数といえる。

言うまでもなく、この危機は中国で豚肉の価格を劇的に押し上げ続けている。中国の国家統計局が最近発表したデータによると、中国の豚肉の価格は、昨年のこの時期よりも 70%近く高くなっている。

中国の平均的な市民にとって、これは本当に大きな問題だ。なぜなら、豚肉は中国での肉の総消費の約 70%を占めているからだ。

そして、人々に豚肉を行き渡らせるために、中国政府は、世界中から大量の豚肉と牛肉を輸入し始めている。米 CNN は以下のように伝えている。

中国政府は、中国国内の消費者たちの不満を上昇させないために、世界中から豚肉をより多く購入している。

10月14日に中国政府から発表された税関データによると、同国は 2019年の最初の 9カ月間に 130万トン以上の豚肉を輸入している。これは、1年前と比較して 44%の急増を示す。

そしてまた、牛肉の輸入も 50%以上増加した。これは、多くの人々が豚肉の代わりに牛肉を使用するためだ。


アフリカ豚コレラは、現在も世界中に急速に広がり続けているため、肉類の供給の危機は悪化するばかりだ。

このままでは世界的な肉価格の上昇が起きる可能性さえある。豚肉の代替肉を購入するのが難しい経済的に厳しい世界の多くの人々が、肉を購入することが困難な時期が訪れるかもしれない。

問題なのは、このアフリカ豚コレラの危機が、今後 1年や 2年で好転することを期待している専門家がいないことだ。

実際、ある専門家は「中国が元の状態に戻るようになるにはさらに 4〜 6年はかかるだろう」と予測している。

農業専門誌には以下のような専門家の意見が記されている。

「アフリカ豚コレラの発生から 1年を過ぎていますが、現状ではまだ広がり続け、悪化し続けています」と専門家は言う。「中国が、豚の集団を再建し、元の養豚の状態に戻るようになるには、さらに 4年から 6年はかかるでしょうが、それは効果的なワクチンがいつ入手できるかにかかっています」

この専門家の予測では、ワクチンがある場合を想定しているが、現時点では、アフリカ豚コレラのワクチンはなく、今後、ワクチンが開発されるかどうかも定かではない。

最近、この伝染性が高く致命的なアフリカ豚コレラは、フィリピンでさらに 2つの州に入ったことが確認されている。
フィリピンは、世界で10番目に大きな豚肉消費国だ。

米ニューヨーク・デイリーニュースは、「これまで、アフリカ豚コレラで地球上の豚の4分の1が消えた」とし、いまだに制御不能の状態だと伝えている。

もしかすると、これはまだ「手始めの段階」といえるかもしれないのだ。

ここまでです。

なお、アフリカ豚コレラのワクチンについては、日経新聞の「アフリカ豚コレラ ワクチン開発を加速 農水省20年度から」という記事に、このタイトル通り、2020年からプロジェクトを起ち上げ、2024年までの5年間の研究開発に取り組むとしています。

このアフリカ豚熱は、今年 2月までは、日本では「アフリカ豚コレラ」と呼ばれていたのですが、日本の豚の感染症である「豚コレラ (CSF)」と混同しやすいことなどもあり、農林水産省は 2020年 2月に、「アフリカ豚熱 (ASF)」と名称を変えたことを伝えていますので、それに倣い、アフリカ豚熱とさせていただきます。

アフリカ豚熱は、ワクチンも治療法もない上に、死亡率はほぼ 100%という壊滅的な感染症で、感染が発生した場合、殺処分しかないとされています。

昨年、このアフリカ豚熱が大規模に発生した中国では、少なくとも、約 1億頭の豚が殺処分されたと考えられています。

その後も、各地で少数のアフリカ豚熱の報告はあったのですが、ここにきて再度増加に転じてきている気配があります。

最近の報道では、アフリカのナイジェリアで、大規模なアフリカ豚熱のアウトブレイクが起き、現在までに少なくとも 100万頭の豚が殺処分されていると報じられています。

ナイジェリア
nigeria-map-2020.jpg

中国でアフリカ豚熱の大規模な流行が発生した後には、中国で豚肉価格が高騰したということがありましたが、今年の場合、特にアフリカでは、新型コロナウイルスの問題やイナゴの被害などにより、全体として、食糧問題への懸念がある中で、ナイジェリアで豚熱の史上最悪級の流行が起きたことになります。

仮に、今後、ナイジェリアの周辺国への影響が出てきた場合、アフリカは全体的にかなりの食糧不安に直面する可能性もありそうです。

英ガーディアンの記事から概要をご紹介します。

「史上最悪のアウトブレイク」:アフリカ豚熱によりナイジェリアで100万頭の豚が殺処分
'Worst outbreak ever': Nearly a million pigs culled in Nigeria due to swine fever
Guardian 2020/06/18

貧しい農園の管理手段によりナイジェリア全土へ感染が拡大している中、飼育農家は壊滅的な損失を報告している

ナイジェリアで、アフリカ豚熱(ASF)が爆発的な感染の拡大を見せており、ナイジェリアの農家は、これまでに 100万頭近くの豚を殺処分した。

養豚農家によると、発生はラゴス州の一部で今年初めに始まったが、現在ではナイジェリアの他の多くの地域にも広がっている。

ラゴスに本拠地を置く西アフリカ最大の豚協同組合によれば、同協同組合だけでも、約 50万頭の豚を殺処分したと語った。これまでのところ、アフリカ豚熱は、ナイジェリア 36州のうちの 4分の1以上に広がっている。

過去10年間、アフリカ豚熱は、アフリカ大陸のいくつかの地域で定期的に発生していた。2016年から 2019年の間に、アフリカ大陸全体で 60件を超える発生が報告されている。

しかし、今回のナイジェリアでのアウトブレイクは、最近のアフリカでの感染流行の中で断然最悪なものといえる。

ナイジェリアの養豚家のひとりは以下のように述べる。この養養豚家は、今回のアウトブレイクで、800頭飼育していた豚のうちの 600頭を失っている。

「これまで、このような規模のアフリカ豚熱の流行を経験したことはありません。これは史上最悪かつ最大の集団発生です」

ナイジェリアの多くの養豚家が壊滅的な経済的損失を受けていると見られ、また、国内の養豚業で 2万人以上の雇用が危険にさらされていると推定されている。

ナイジェリアは、新型コロナウイルスの影響も受けている。ナイジェリア疾病対策センターによると、ナイジェリアでの新型コロナウイルスの発生数は 17,148例で、455人が死亡している。

多くの養豚農家が、少なくとも今後 2年間は損失から完全に回復しない可能性があると専門家たちは述べる。すでに農家をやめた人たちも多い。この業界がどのように回復するかについて明確な見通しはないという。

近年、ナイジェリアでは養豚の人気が高まっていた。

低所得世帯の貧困からの脱出する方法と見なされており、中産階級の人にも人気がある。

統計によると、ナイジェリアの豚の個体数は、1984年には 200万頭だったものが、2009年には 700万頭以上に増加した。そして、それから現在まで、数字はおそらく 2倍になっている。

アフリカ豚熱は人間には無害だが、豚やイノシシでは、死亡率はほぼ 100%であり、それに対するワクチンはない。

感染拡大を阻止するには、動物の動きを制御し、農場、食肉処理場での衛生を確保することにかかっている。

しかし、ナイジェリアでは、多くの農場がその任務を果たせていない。

最終更新:2020/06/24 21:01

このお店で1週間以内に売れた人気アイテム

コメント 0件 コメントを書く

コメント入力欄
お名前(必須)
タイトル(必須)
本文(必須) ※全角で800文字まで記入できます。

書き込みに際しては店長の部屋規約の禁止事項や免責事項をご確認ください

ページ上部へ

カレンダー

2020年6月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

今月

過去の日記

2021年
2020年
2019年

このお店で1週間以内に売れた
人気アイテム