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2020/06/22 21:15

アメリカ人の3人に1人が「5年以内に内戦が起きる」と考えていることが代表的な世論調査で判明。そのアメリカはコロナの感染者数の再増加に歯止めが効かない状態に突入

2020年6月22日
世論調査により浮かび上がるアメリカ人の描く未来

アメリカで起きているとされることは、ときに「ホンマに起きているのかいな」と疑う気持ちになることも多く、これはアメリカでの映像の世界だけの出来事では?と思ったりすることもあります。

以下の記事など何度か取り上げた米シアトルの CHAZ (キャプトル・ヒル自治区)なども「現地に行ったら存在しなかったりして」というような気持ちになることもありました。

世界の出来1471 アメリカの内戦は進む ワシントン州シアトルに出現した武装を伴う独立ゾーン「自治区チャズ」の行方

そうしましたら、うちの奥さまが好きな、アメリカ在住のコラムニストの町山智浩さんの「アメリカの今を知る TV」を録画していたものを見せてくれまして、そこで町山さんが「 CHAZ を取材していた」のでした。

「あー、本当に CHAZ は存在していたんだあ」

と思いながら、町山さんが 6月12日に撮影した CHAZ の様子を眺めていました。
chaz-police-0612.jpg
・シアトル市キャピトル・ヒル自治区 / CHAZ を取材する町山智浩さん。
Youtube ht●●tps://www.youtube.com/watch?v=xYxebiET5Qg&feature=youtu.be

先ほどリンクさせていただきました CHAZ に関しての過去記事では、タイトルに、「アメリカの内戦は進む」というような表現を入れていますが、先日、アメリカの著名な世論調査である「ラスムッセン・レポート」でとても興味深い結果を見ました。

それは、以下のようなタイトルで示されるもので、ここでは、アメリカの共和党有権者の 40%がアメリカは内戦となると考えていることがわかったというものですが、「アメリカ人の全体の 30%以上が 5年以内に内戦が起きると考えている」ことがわかったというものでした。

civil-war-40percent.jpg

民主党などの有権者を加えた全有権者全体の 34%が「アメリカで 5年以内に新たな内戦が起きる」ことを想定しているようです。

この数値は、かなり高いものですが、今のアメリカに暮らしていると「そのような気配」を強く感じるということなのでしょうかね。

そのラスムッセン・レポートの世論調査の報告記事は、以下のようなものです。

アメリカの共和党有権者の 40% が内戦の可能性を考えている
40% of GOP Voters Think Civil War Likely
rasmussenreports.com 2020/06/15

現在、アメリカの全土で人種問題が主導する反警察抗議運動が起きているが、世論調査では、3人に 1人の有権者は、アメリカが新たな南北戦争(内戦)の瀬戸際にあると確信しているようだ。

最新のラスムッセン・レポートの全国での電話およびオンラインでの調査によると、アメリカの有権者の 34%が、今後 5年間のうちに、アメリカが第二次内戦を経験すると考えており、この中の 9%は、「内戦が起きる可能性が極めて高い」と考えていることがわかった。

共和党の有権者が最もそれを考える率が高く、40%であり、民主党の有権者で内戦が発生すると考える率は 28%、どちらの主要政党にも属さない有権者では 38%だった。

全有権者の 39%は、南北戦争で戦った人々を称えるアメリカにある南軍の象徴や記念碑を撤去することが人種問題の助けになると確信していた。しかし、27%は、それに同意せず、それはむしろ人種問題を傷つけると考えている。

なお、現在のアメリカでの抗議行動が、アメリカで長期的で意味のある人種価値観の変化につながると確信している黒人の人たちの率は 29%だけだった。

民主党の有権者の 64%は、南部連合のすべての痕跡を取り除くことが人種関係の助けになると考えており、この見解に同意するのは、共和党では 19%のみで、どちらの主要政党にも属さない有権者では 31%だった。

ここまでです。
なお、アメリカは、そういう抗議デモとか内戦とか、そのようなことを別として、現在とても荒れていまして、たとえば、米エポックタイムズの報道では、6月21日(父の日)に、アメリカのシカゴだけで、銃撃により 47人が負傷し、18歳未満の子どもを含む 9人が死亡したと伝えています。

他の街でも、抗議デモが最初に起きたミネアポリスでは、同じ父の日に、銃撃で 11人が負傷し、1人が死亡したと報じられています。ニューヨークでは、6月20日に、13件の銃撃事件が発生して 1人が死亡したと伝えられています。それぞれの事件の背景はよくわかっていません。

アメリカはもともと銃撃が多いですが、それでも、上のどの街も、昨年までよりも今年は確実に増えているようです。

今のアメリカがこれほどまでに荒れた要素はいろいろとあるとはいえ、「人種」という問題は今になって初めて浮上した問題であるわけでもなし、やはり、ロックダウンとか、失業など、そういう直接的な問題はあるようには思います。

ロックダウンといえば、それが何のために行われてい」かというと、名目上は「新型コロナウイルスの感染拡大の抑制」の目的だったわけですが、以下の記事でもふれさせていただきましたが、現在のアメリカは、新型コロナウイルスの感染拡大の抑制に制御が効かない状態となっています。

世界の出来1476 ますます加速する突然変異 新型コロナウイルスの現在

世界全体として、新型コロナウイルス感染確認事例の急増は、ほとんど歯止めの効かない状況となっていますが、アメリカもすごいです。

歯止めが効かない状態の感染者の急激な増加

この「数日」で、アメリカで感染確認事例が急増している州は以下のようなグラフとなっていまして、このグラフで「赤いライン」で示されている部分は、最近 2週間となり、つまり、今になって感染確認事例が急増していることを示します。

パンデミックが始まって以来最大の増加が、これだけの州で起きています。ここでは 15州をピックアップしていますが、過去 2週間で「これまでで最大の増加数を記録」した州は、アメリカ全体の 22州にのぼります。

6月21日までの2週間で過去最大の感染者増加を記録した州
us-cs-0620.jpg

もちろん、新たな感染確認数が減少している州も多くありますが、ここ最近に関しては、「増加した州が優性」となったせいもあり、

「アメリカ全体の新たな感染確認数が再び急増」

しています。

6月16日に平均線を上回って以来、アメリカ全体の新たな感染者数は急増し続けており、4月に記録された 1日の感染確認数の最高値に近づいています。

us-css-31697.jpg

5月のロックダウンの渦中時よりも明らかに感染確認数は増加しているのですから、これまでと同様の政府の対策方針を貫くのなら、「再びロックダウンしなければならない」ことになります。

このグラフが示していることは、ロックダウンというものは、2ヶ月や3ヶ月おこなったところで意味のあるというものでもなく、(仮に効果があるのだとすれば)おそらく、パンデミックが続く限り、

「永遠にロックダウンを続ける必要がある」

ということになります。

過去の大きなパンデミックでは、その期間が、短くて 2年、長い場合は 5年くらい続きましたから、5年間くらい「社会を完全に停止する」というような覚悟が必要だと思いますが、そういう心持ちは最初からあったのかどうか。

アメリカは3ヶ月間の社会のロックダウンに対しての経済的支援の財務出動に約 300兆円を支出しましたが、仮にロックダウンが 5年間続けば、大ざっぱにその 20倍として、6000兆円の財政支援が必要で、仮にロックダウンが期間が 10年間に及べば、財政出動には 1京 2000兆円が必要となります。

冗談のようなことを書いていると思われるかもしれないですが、現実の感染症推移のグラフが示すことは、このような帰結になるはずです。

「まったくしないか、最後までやるか」

その選択しかないはずです。

今後、何か深刻な「新たなパンデミック」が発生した場合、この長期間にわたる過剰殺菌生活により、

「基本的な抵抗力を失った人類の集団」

というものが、どのようなことになっていくのかとは思います。

たとえば、人類史での過去のパンデミックを振り返りますと、500年から1000年に1度くらいは、「とんでもないパンデミック」が起きています。

最近、ドイツ銀行がまとめたデータによりますと、過去に起きたパンデミックの「人口比での死亡率」は、以下のようになっています。

こちらのリンクにある表にはすべて掲載されていますが、ここではいくつかを抜粋します。

まずは、現在流行しています新型コロナウイルスの死亡率を書いておきますと、2019年末から流行が始まり、現在までの「全世界の人口に対しての死亡率」は以下のようになります。

これは、感染者の致死率ではないですので、数値はかなり低いです。

・新型コロナウイルス(2019年 - 現在) 死亡率 0.0056%

比較的直近で、これよりはるかに死亡率が高かったのが、スペインかぜです。

・スペインかぜ (1918 - 1919年) 死亡率 2.73%

1918年のスペインかぜは、新型コロナウイルス感染症の(現時点で)480倍の死亡率を持つパンデミックでした。

もう少し歴史を遡りますと、メキシコの歴史の中で過去最悪のパンデミックが、1545年に始まりました。

このウイルスは何かはっきりとはわかっていなかったのですが、エボラのような感じの「ウイルス性出血熱」だったようで、アステカ文明では、「ココリズトリ (cocoliztli)」という病原体として呼ばれていました。

このパンデミックでは、4年間で、最大1500万人が亡くなったとされていまして、死亡率は以下のようになります。

・ココリズトリ感染症 (1545 - 1548年) 死亡率 3.10%

これは推定値ですが、新型コロナウイルスの500倍以上の死亡率となります。

さらには、1347年から 1351年のペスト(黒死病)の世界的な流行では、ヨーロッパの人口の最大 60%が死亡したとされています。

当時の世界人口は、ペスト流行前までは、推定 4億7500万人でしたが、1351年にペストのパンデミックが終わった後は、世界人口は、3億5000万人に減少した可能性があるそうです。

この14世紀のペストの死亡率は圧巻です。

・ペストの流行 (1347 - 1351年) 死亡率 42.11%

このようになりまして、この時のペストの死亡率は、新型コロナウイルスの 7500倍となっていたと推定されます。

この時のペストのパンデミックが、なぜこれほどの死者をもたらしたのかということについては、英語版の Wikipeidia には以下のようにあります。

「1331年に始まった多くの自然災害により、1330年代には飢饉が蔓延し、その直後に致命的なペストのパンデミックが発生した。戦争、飢饉、気象などの他の条件が黒死病の被害の深刻さをもたらした」

このような深刻な事態となったのは、「食糧危機と異常気象」に起因していたようで、また、「戦争」も関係したようです。
この、
・食糧危機
・異常気象
・戦争
は、以下の記事でふれましたけれど、まさに今の時代はそこに近づきつつあるようです。

世界の出来1474 戦争の噂に満ちた世界、そして民は民に、国は国に敵対して立ち上がっている今

話が逸れましたけれど、つまり、新型コロナウイルスなどとは比較にならない「本当に恐ろしいパンデミック」というものは、人間社会がある限り、発生し得るものです。

なお、そういうものに対抗する根本的な部分は、「自分の免疫の力」しかないようにも思うのですね。

それが今のように、過剰な殺菌と、あるいは、「常時、消毒剤を大気中に噴霧している中で生活している」ということにより、多くの人々の抵抗力が失われているというのが現実だと思います。

ペストのパンデミックは 5年続きましたけれど、ペスト云々ということではなく、

「今後そういうものが起きないという保証は特にない」

わけで、そして、そういう事態が訪れた時にこそ、「真実のパンデミックへの対策」とは何かを考え直すキッカケになるのではないかとも思います。

数千兆円などを永遠に支出し続けられる国や機関は基本的には存在しません。

あるいは、それができたとして、それなら「ビジネス自体が必要ない社会」ということになるわけで、もはや世界は別のものという認識に至るとも思います。

よくわからない話になってしまいましたが、ともかく、今再び、アメリカの新型コロナウイルスの感染者は増えています。

そして、ここで仮に、再封鎖などを含めた「対策」を行えば、さらに経済への影響と失業の増加などの問題が拡大します。

すでにアメリカにしても、他の国にしても先はほとんど見えないですが、その中でも、特にアメリカは内戦という方向に突き進んでいることが今回の世論調査からもわかります。

最終更新:2020/06/22 21:15

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