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記事詳細

2020/05/20 23:27

「地球は数十年続くミニ氷河期に突入した」可能性が高いとNASAの科学者たちが発表。現在の状況下では飢餓がとても心配な情勢に

2020年5月16日
5月12日の米フォーブスより
sun-deep-sleep2020.jpg

2030年を待たずに地球はミニ氷河期に突入したかもしれない

「地球はミニ氷河期に近づいている」ということを初めて知り、それを記事にしたのは、過去記事を遡って見ますと 2011年のことだったようです。

以下の記事は、2011年11月に NASA の太陽物理学者が「今後の太陽活動と地球の気温」について述べた内容を 5回にわたって記したものです。

あらかじめ予測されていた小氷河期の到来

2011年11月07日
米国のサイト アースファイルズ に、 NASA のマーシャル宇宙飛行センターに所属する太陽物理学者のデイビッド・ハザウェイという人のインタビューが掲載されていました。

その要旨は、


・サイクル24の太陽活動は過去100年で最も弱く、今後、太陽活動の極小期に入る可能性が高いというものでした。

それをご紹介したいと思います。

長い論文とインタビューということもあり、また、小さな氷河期(あるいは極小期)に入るということ自体、それなりに私たちの実際の生活などで準備や変化への対応が求められる部分もあるように思いますので、丁寧に取り扱いたいために何回かにわけて書きます。

ちなみに、ハザウェイさんによると、どうやらこのことは、米国やグローバルな科学界の認識としては、少なくとも数十年前から予測できていたようです。なので、今になって出てきたという問題ではないようですが、具体的な時期や、どのように気候が変化していくかはまだわからない部分が大きいと思われます。

まあ実際、日本なんかも毎日暑くて、氷河期の実感は今イチですしね。


なお、太陽には現在、黒点 1339という2005年以来、最も巨大な黒点群が地球面に向いてきています。これは地球から肉眼でも見えるほど巨大な黒点群です。
2011-11-07hmi200[1].gif

NOAA では高いフレア予測(Mクラス以上で70パーセント)を出していますが、そのあたりはどのようになるのかよくわかりません。現時点では、この黒点 1339が発生させた太陽フレアは M3クラスのものまでです。

flare-2011-11[1].png
▲ 11月1日から今日11月7日までの太陽フレア。4日前に小さなXフレアが発生していますが、地球に影響はほとんどなかったようです。

太陽活動の極小期とは

ちなみに、太陽活動の極小期とは、長期間にわたって太陽に黒点などが出ず、太陽活動が弱まることを言います。最近では、370年くらい前から 70年間近く続いたマウンダー極小期という期間があります。「マウンダー」とは人の名前で、他の意味はありません。

Wikpedia から抜粋します。

マウンダー極小期とはおおよそ 1645年から 1715年の間の、太陽黒点数が著しく減少した期間の名称。(中略)

マウンダー極小期は中世における小氷期中頃の寒冷期の遠因と目され、この時期のヨーロッパ、北米大陸、その他の温帯地域において冬は著しい酷寒に震え、暦の上では夏至であっても夏らしさが訪れない年が続いた。


という期間で、 Wikipedia には、他に、

マウンダー極小期における太陽活動の低下は、地球への宇宙線輻射量に影響を及ぼした。

というくだりや、

ある論文によれば、マウンダー極小期の真最中である1666年から1700年に掛けては太陽の自転が遅くなっていると指摘。
などがあります。

まあしかし、世界の他の国でも、あるいは日本などでも(マウンダー極小期の時の日本は江戸時代)、飢饉や不作はありながらも、滅亡せずに文明は存続しています。


地球の気温は10万年程度の周期で規則正しく上げ下げを繰り返している

私たちは地球に普通に生きているわけで、つまり、「地球の法則」から外れて生きるというわけにはいきません。

「氷河期が来る」なんて話は何となく大変そうなのですが、今でなくとも、来るものは来るわけで、氷河期という言い方ではなくとも、上に書いた太陽黒点がほとんど出ない数十年間が続く「極小期」というのは、Wikipedia によれば、


 > 過去8000年間に18の極小期があり

となっていて、特別なものではないことがわかります。

また、もっと大きな時間のサイクルで考えれば、地球の気温が10万年くらいのサイクルで大きく上下していることがわかっています。

下の図は、こちらの資料集にある「南極での気温の変化」を現したグラフです。
Temperature_Interglacials[1].gif

これを見ると、現在の地球の気温が、1万年少し前あたりから急激に上がっていることがわかります。そして、それ以前を見ても、同じように周期的に気温が上がる時期があり、そして、「上がると次は下がる」という繰り返しになっています。

ただ、見てみると、そのグラフは、気温の上昇は急激ですが、下り方はゆっくりとしていて、「数千年かけて平均気温が2、3度下がる」というもののようです。

もちろん、平均気温が2、3度変われば大変なことなのですが、しかし、たとえば今年とか昨年の気候に対して感じること。

実際の平均気温はそんなに変化していないとしても、

「なんだか異常気象だなあ」

と感じるのではないでしょうか。

要するにこんな季節の感覚がこれから何千年も続いていくような気もするし・・・まあ、そうではないかもしれないですが、いずれにしても、極小期とか小氷期といっても、寿命がせいぜい数十年の人間個人にとっては、その劇的な変化を感じ取れるようなものかどうかは不明です。食べ物とかは少なくなりそうですが。

そんなわけで、NASA の人が言うようにこれから太陽活動が小さくなっていくのかどうかは今はわからないですが、仮にそうだとしても、「突然、劇的に何かが変わるというものでもないかもしれない」という感じはします。


何しろ、ご存じの通り、すでに気候も天候も自然災害も十分に異常です。
今は私たち人類が「異常慣れ」していく期間だと最近は感じます。

ここから翻訳記事です。

今回は、インタビュー記事の概要を翻訳しました。

Will Solar Cycle 24 Maximum Be Weakest in 100 Years and Go Into Grand Minimum without Sunspots?
Earthfiles 2011.10.31

太陽活動「サイクル24」は過去 100年で最も弱い太陽活動なのか? そして、それは太陽活動の極小期へと布石へとなるのか

2011年10月の第三週、科学者たちは、アメリカ・ニューメキシコ州にあるサンスポットに集まった。ニューメキシコ州サンスポットは、米国の国立太陽観測所「アパッチ・ポイント天文台」がある場所として知られている。

今回の会合の目的は「今、太陽に何が起きているのか」に関してのワークショップを太陽物理学者たちで行うことだ。

現在の太陽活動であるサイクル24では、現在の期間の前に約3年間、太陽黒点のない状態が続いた。

多くの太陽学者たちは、これらの太陽の動きに対して、ずっと疑問を感じていた。

「何かが違う」。

多くの専門家がそのように思っていたが、今回の会合ではそれらの異変と、そして、これが、何十年もの間、太陽黒点の出ない期間のいわゆる「極小期」というものへの段階的に突入していくのかどうかについての議論を行う。

ニューメキシコ会議の1ヶ月前には、皮肉にも、太陽表面では、約 10万キロの長さにまで伸びた磁気構造による巨大なXフレアが発生しており、太陽活動は活発になってきているようにも見える。その際の、太陽黒点の中心部の黒いコアの面積は地球よりも大きかった。

1302[1].jpg
▲ 2011年9月24日にXフレアを発生させた黒点群 1302。

太陽黒点は強い磁場となっている。
その磁場は太陽の内部からの熱の表面への流れをさまたげる。

2011年まで、太陽にはほぼ3年間の間、黒点がない状態が続いたが、この時期には、科学界ではこの状態に関して大きな論争が起こっていた。

その最大の論争の論点は、

「サイクル24はこの100年間で最も弱い太陽活動なのだろうか」

という点だ。

そして、この状態はは次の太陽活動であるサイクル25から太陽活動の極小期の始まりとなることを示唆しているのだろうかと。


今回のニューメキシコでの会議に参加した中のひとりに、 NASA のマーシャル宇宙飛行センターの太陽物理学者、デイビッド・ハザウェイ博士がいる。

ハザウェイ博士は 2013年に最大期を迎える太陽活動サイクル24は、この100年間で最も弱い太陽活動になるだろうと推測している。

そして、サイクル25から太陽活動が極小期に入るかもしれないという予測を支持するデータが増加していると博士は言う。

そのハザウェイ博士にインタビューを試みた。

以上

それまで「太陽活動と地球の気温」に関係があるなどということ自体を知らなかったのですが、間接的にも直接的にも、太陽活動は非常に地球の気温に干渉していることを少しずつ知ることになりました。

その後、「宇宙線」というような存在も知りました。

この宇宙線は、地球の「雲」を生成しているのですが、この宇宙線の量をコントロールしているのも太陽活動であることも知りました。

たとえば、以下は、約 20年間の「宇宙線の量と、地球の雲の量」の関係です。

赤いラインが宇宙線、青いラインが雲の量で、ほとんど完ぺきな相関を示していることがおわかりかと思います。
cosmic-ray-clouds2007.jpg
宇宙線量と地球の雲の量には完全な相関があり、宇宙線が増加すると、地球の雲が増えるのです。

あくまで一般的ですが、地球の雲が増加すれば、雨の日が増えることになり、同時に気温も低下傾向になるということは言えると思われます。

つまり、「宇宙線が増加すると地球は低温傾向となり、全体として雨が増える」ことになります。

これに関しましては、この数年の「豪雨と洪水ばかりの世界」を見ていても、ある程度ご理解いただけることだと思います。雨が増えているのです。

それで、この宇宙線というのは「太陽の磁力に進行を遮られる」ものですので、つまり地球に到達する宇宙線は、

「太陽活動が強い(磁気が強い)と減少する」

ということになり、逆に、

「太陽活動が弱い(磁気が弱い)と宇宙線は増加する」

ということになるのです。

今現在の太陽活動はどのような状態かといいますと、冒頭の米フォーブスの記事に「太陽は深い眠りについた」とありますように、「太陽活動は、記録にないほど弱い」のです。

これは昨年あたりから NASA などによって予測されていたことでもあり、以下の記事などで取りあげましたが、今後の太陽活動は「過去 200年間で最も弱いものとなる」ことが確実となっていました。

米NASAが次の太陽活動周期サイクル25は「過去200年間で最も弱くなる」という予測を公式に発表。

2019年6月23日
sunspot_numbers-nasa-1610-2019.jpg

NASAが発表した最新の太陽活動予測の予想以上の「弱さ」

太陽活動は、約 11年の周期で繰り返されていまして、現在は「サイクル24」という活動周期の最後の時期にあたります。
そして、2020年から新しい太陽活動周期であるサイクル25が始まります。

これについて、先日、アメリカの NASA はウェブサイトで、公式に、

「次の太陽活動は、過去 200年で最低のレベルとなる」と発表しました。

そのページの内容自体は、太陽活動が極端に弱くなることに対して肯定的なものでして、つまり、太陽活動が弱いと強い太陽フレアなどがあまり起きないため、太陽から放出される放射線が現象することにより「有人宇宙飛行には最適な環境」だとしています。

まあ、それはそれとして、次の太陽活動が、NASA が発表したような「極端な弱さ」だとした場合、やはり気になるのは、地球への影響なんですね。

いちばん影響があるのは、気象と気温でしょうけれど、NASA の予測通りですと、次の約 11年間、私たちは、

「過去 200年間、誰も過ごしたことのないような弱い太陽活動の下で生きる」

ことになりそうなのです。

現在の太陽活動サイクル24も、とても弱い太陽活動だったことについては、数年前からたまに取り上げていまして、以下は 2016年の記事ですが、この頃には、サイクル24が、「過去数百年の中でも記録的に弱い太陽活動だった」ことが明確になってきていました。

SOLAR CYCLE CRASHING
Spaceweather 2016/03/28
太陽活動周期がクラッシュしている

太陽活動は最近異常なほど静かだが、そのことを疑問に思われる方はいらっしゃるだろうか。太陽活動が異常に静かな理由は下のグラフに示されている。

11年周期を持つ太陽黒点活動サイクルが終わりに入っているのだ。
solar-cycle-sunspot-number-23.jpg

過去2年間、太陽活動が最大期から最小期へと転換していく中で、黒点の数は減少し続けてきた。太陽黒点が少なくなっていくということは、太陽フレアやコロナ質量放出(CME)も、より少なくなることを意味する。

太陽表面での爆発現象が収まっていき、私たちは今、太陽が「静かになった」と判断する。

しかし、本当はどのような意味で静かになったのかがおわかりだろうか?

広く考えられている誤解として、たとえば、太陽活動が静かになると、宇宙天気も同様に停止するように静かになる、あるいは、太陽黒点の少ない期間の間は、宇宙天気が退屈なものになるのだろうということがある。

ところが、実際には、太陽活動が弱く転換していくことは非常に興味深い現象を私たちにもたらすのだ。

たとえば、それにより地球の上層大気が崩壊し、そのことは宇宙ゴミが私たちの地球の周囲に蓄積する可能性を作り出す。あるいは、太陽活動が弱くなると共に太陽圏は縮小する。そして、そのことにより地球と星間空間の距離が縮むのだ。

さらに、太陽活動が弱くなると、銀河宇宙線が比較的容易に太陽系の内側に入ってくることができるようになる。

実際すでに地球での宇宙線の量も増大し続けている。

cosmicrays-2016-01.jpg

太陽黒点の数が減少し続けると共に何が起きていくのかを共に楽しみに待ちたいところだ。

ここまでです。

しかし、次の太陽活動周期サイクル25は、「それより弱い」と予測されているのです。

いろいろと思うところはありますが、まずは、その NASA の公式ページの記事をご紹介いたします。

Solar Activity Forecast for Next Decade Favorable for Exploration
NASA 2019/06/12

次の10年間の太陽活動は、宇宙探査にとっては有利なものであると予測される

NASA のアポロ計画の最後の宇宙飛行士たちはラッキーだった。このように書いているのは、彼らが、この月に飛行するミッションに選ばれたというだけの理由ではない。

このアポロ最後の飛行では、その途中で発生した宇宙飛行にとっては非常に悪い宇宙天気の被害を免れたからだ。

1972年8月、アポロ16号とアポロ17号のミッションの途中、巨大な太陽嵐が発生した。それと共に、危険な放射線が爆発的に宇宙空間に放出されたのだ。

地球上にいる私たちは、磁場によって、この太陽の放射線から保護されているが、宇宙空間では、その保護が少ないために、宇宙飛行士たちにとっては危険な状態となる。

今後の NASA の有人宇宙ミッションを計画する中では、このような宇宙天気を的確に予想する能力が必要となる。たとえば、NASA が、2024年までに再び月面への有人着陸を目指すアルテミス計画においては、ますます重要だ。

アルテミス計画は、月面に初めて女性を送り、そして次に男性を送ることになっている。

現在進行中の NASA の太陽活動に関する研究は、太陽活動の予測に対して信頼できる新しい方法を見つけた可能性がある。

太陽活動は 11年周期で増減するが、NASA の研究所の科学者の最近の研究では、「次の太陽サイクルは、過去 200年間で最も弱くなる」と推測された。

太陽活動レベルは、黒点の数で測定されるが、次のサイクルの黒点数の最大値は、現在のサイクル 24より、さらに 30〜 50%低くなる可能性がある。

この次の太陽活動(サイクル25)は、2020年に始まり、2025年にその活動最大期に達することを示している。

太陽黒点は、地球の何千倍も強い磁場がある太陽表面の領域だ。太陽活動最大期においても、太陽活動が弱いことにより、その黒点の数が少ないということは、それだけ、太陽フレアなどの危険な放射線の爆発が少ないことを意味する。

この新しい研究は、カリフォルニア州シリコンバレーにある NASA エイムズ研究センター内の「ベイエリア環境リサーチ研究所」の科学者であるイリーナ・キチャシュビリ (Irina Kitiashvili)研究員によって主導された。

研究では、NASA の2つの太陽観測ミッションである太陽観測衛星 SOHO と太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリーのデータと、そして、アメリカ国立太陽観測所の 1976年からのデータをすべて照会した。

太陽の活動を予測するために研究をする科学者たちの前に立ちはだかる問題としては、私たちは、いまだに太陽の内部の働きを完全には理解していないということがある。さらには、太陽の奥深くに出現する現象のいくつかの要因は特定できない。

そのため、それらの現象は、太陽黒点のような太陽の表面上に出現する現象の測定から推定しなければならない。

今回のキチャシュビリ氏の研究方法は、これまでの太陽活動の予測の推定法とは異なるものだ。これまでは、太陽の磁場活動の強弱は、黒点の数からあらわされた。

しかし、新しいアプローチでは、太陽の表面に現れる磁場の「直接観測」のデータを使用した。これは、過去4回の太陽活動サイクルの間のデータだけが存在する。

この 3つの太陽の観測源からのデータを、その内部活動の推定値と数学的に組み合わせることで、黒点数か、磁場の観測かを、それぞれ単独で使用するよりも信頼性が高くなるように設計された予測が生成された。

研究者たちは、2008年にこの方法を用いて予測をおこなった。

それ以降、 10年間にわたって現在の太陽サイクルが展開し、このサイクルが終わろうとしている今、この方法による予測を評価できる段階となった。そしてこの方法は、太陽の活動の最大値の予測と、その時期について、現実とよく合致していた。

太陽がどのように振る舞うかを知り予測することは、深宇宙に進出する私たちの次の宇宙探査のために、宇宙飛行士たちを保護するための重要な洞察を提供することができる。

NASA は現在、今後 5年間のあいだに、アメリカの宇宙飛行士たちを、月の南極に着陸させる準備を続けている。

そして、今後 10年間の太陽活動の予測は、宇宙天気は非常に静かになる見込みで、宇宙探査には絶好の機会だといえる。

ここまでです。

私は今は、宇宙探査というものへの興味をほぼ完全に失っていますので、「アルテミス計画」という、月に女性と男性を送る計画があることも知りませんでした。

それにしても、NASA の予測による太陽活動の弱さは、事前に予測していた以上のものでした。

文中に、次のサイクルの太陽活動は、今より「30〜 50%低くなる可能性がある」とありますが、今のサイクルの太陽活動もとても弱かったのです。

今回の NASA の研究者の方の方法は新たなものということで、精度も高いものとなっているようですが、冒頭に示しましたグラフを再度示しますと、過去 200年の太陽活動と比較して、次のサイクル25は「現在のサイクル24の半分くらい」の活動しかないことが予測されています。

sunspot_numbers-nasa-1610-2019.jpg

これを最近の太陽活動のグラフで大きく示してみますと、以下のようになります。サイクル24が唐突な感じで弱い太陽活動となっているのですが、次のサイクル25は、「この半分くらいにまで下がる」というのです。

sunspots-1975-2019b03.jpg

以前にも、太陽活動が「今後弱くなる」という予測は、さまざまになされてきました。

さらにいえば、アメリカ政府や NASA などは、それよりかなり以前から「太陽活動がきわめて弱くなっていく」ことを予測していたようです。

というのも、2013年に、全米研究評議会の「地球の気候変動に太陽変動が及ぼす影響」という報告書にそのことが書かれてありました。NASA が太陽活動が記録的に弱くなるという予測を発表したのは 2019年でしたが、実際にはそれ以前から研究されていたようです。

2013年の全米研究評議会報告書「地球の気候変動に太陽変動が及ぼす影響」より

現在(2013年)進行している太陽のサイクル 24の太陽活動は、過去 50年以上で最も弱い。

さらに、議論の余地はあるとはいえ、太陽黒点の磁場強度の長期的な弱化傾向の証拠が存在している。アメリカ国立太陽天文台では、次の太陽サイクル 25が到着するまで太陽の磁場は非常に弱く、太陽黒点が形成されることはほとんどないだろうと予測している。 (NASA)


そして、現在、まさにその通りの状況となっているのですが、ただ、「予測を上回るほど太陽活動が弱くなりつつある」ということにもなっているようなのです。

スペースウェザーに残されている過去 15年間ほどの記録では、この期間で最も太陽活動が弱かった(太陽表面に出現する黒点が少なかった)のは 2008年で、この年には、

「 1年間のうちで、太陽黒点の出現しない日が 73%(268日)を占めた」

のですが、今年 2020年は、5月16日までの時点で、太陽黒点が出現しない日が、105日に上っており、率として、

「 2020年は、太陽黒点の出現しない日が 77%に上っている」のです。

今後の状況で変化するかもしれないですが、今後さらに太陽活動は弱くなっていくと推測されていますので、そのような状態で進行しますと、今年 2020年は「近年で最も太陽活動が弱い」ことが確定的になる可能性があります。

上の NASA の表に「ダルトン極小期」という文字がありますが、これは、やはり、太陽活動が非常に弱かった時期(西暦 1790年から 1830年の約 40年間)でして、そして、この時にも地球は全体として寒冷化に包まれていました。

地球の過去の歴史においては、「おおむね、太陽活動が弱かった期間は、ミニ氷河期の時期と一致している」という歴史的な事実があります。

そのようなことで、先ほどの 2011年の記事を記して以来、「 2030年頃までに、地球はミニ氷河期に入るのではないか」というように考えるようになっていました。

しかし、NASA の科学者たちの数日前の発表などを見ますと、どうやら、予測より早くミニ氷河期がやってきたのかもしれません。

なお、私が、ミニ氷河期の到来を意識するようになった 2011年以降、地球の気温は下がるのではなく、上昇し続けていましたが、ところが、

「 2016年から、地球全体の気温は、寒冷化に方向を変えた」のです。

それは以下の記事などで記しています。

Delingpole: Earth in ‘Greatest Two-Year Cooling Event in a Century’ Shock
breitbart.com 2018/04/26
この2年間の地球は「過去1世紀で最大の寒冷化を示した」という衝撃の中にある

私たちの地球はこの2年間、過去1世紀で最も極端な寒冷化事象を経験した。しかし、このことを報じた大手メディアがあっただろうか? 人によっては、今初めてこのことを聞いたという方もいるのではないだろうか?

メディア「リアル・クリア・マーケット」は以下のように報告している。

2016年2月- 2018年2月の 2年間で、世界の平均気温は 0.56℃低下した。

これは、それまで過去最大の平均気温の低下を見せた 1982年- 1984年の 2年間の気温の低下 0.47°Cを上回る数字だ。

このデータの数字はすべて NASA ゴダード宇宙科学研究所による GISS 地球表面温度分析(GISS Surface Temperature Analysis)からのものであり、これは、世界の平均気温の報告について、世界中のほとんどのジャーナリズムの報道で使用される標準的データソースだ。

2016年から 2016年のこの「大寒冷化」は、2つの小さな寒冷化に主導された。ひとつは、2016年2月- 6月と、もうひとつは 2017年2月 - 6月/の期間だ。

そして、仮に 2018年2月から 6月までも同様の事象が起きた場合、地球の平均気温は、1980年代よりも低くなる。


この 2年間の気温の低下に関しては、現在の地球が 19世紀の終わりから経験している地球温暖化全体の半分以上を相殺するのに十分であると考えていいものだ。

1880年代のミニ氷河期の終わり以来、地球は約 0.8℃ほど暖かくなっている。実はこの程度の気温の上昇は、ローマ時代や中世の温暖化期などのような歴史的な温暖化に比べれば、それほど劇的な速度ではないことは指摘されている。

それにもかかわらず、この 0.8℃の気温の上昇は、過去数年十間、地球温暖化として「恐ろしいこと」と警告され続け、あたかも地球の歴史で最悪の出来事が起きているような喧伝をされ、私たちを心配させ続けてきた。

しかし、ここにきて、突然の寒冷化となったわけだ。

まず、指摘したいことは、寒冷化についての統計的異常値は、メディアの注目を集めないという現実がある。

現在でも、毎月のように地球温暖化についての数値はメディアから発表され続けているが、寒冷化についての異常値は出されることがない。

地球の年間の平均気温が最も高い記録を出した時には、大きな話題として取りあげられる。また、月単位でも、前月より今月の気温が上昇した時には、やはり大きく取りあげられる。しかし、逆の寒冷化に関しての記録は取りあげられない。

しかし、歴史の現実を見れば、人為的な原因による温暖化という「ストーリー」が始められた以前に、地球では温暖化よりも寒冷化のほうが長く存在していた。

その一方で、主流のメディアからの大部分の報告が取りあげる地球温暖化の予測のために使用しているコンピューター・モデルに対しては、その懐疑論者たちが何年もの間、研究と反論を続けている。

ビジネス・メディア「インベスター・ビジネス・デイリー」の最近の記事では以下のように述べられている。

最近の科学論文で、ふたりの科学者たちが実際の気温の推移のデータと、気候変動のために使われているコンピュータモデルの数値とを比較した。

そして、発見されたことは、地球は、気候変動モデルが言うように CO2 の増加に対して敏感ではないことを示したということだった。

この結果、仮に今後、大気中に CO2 を排出し続けたとしても、地球はそれにより温暖化することはないだろうと著者たちは述べる。そして、この研究による将来の温暖化のシナリオは、「気候変動に関する国連政府間パネル」のコンピュータモデルを大幅に下回るレベルとなる可能性を示した。


これらのような様々な研究証拠は、潜在的に危険だとされている地球温暖化の管理は実際には容易であることを意味する。

しかし、これらが科学的な立場から注目されることはまずないだろう。

地球温暖化に関しての証拠は実際には脆弱であるにも関わらず、ほとんどのメディアは地球温暖化の恐怖を増加させることに賛成の立場をとっている。

ここまでです。

ちょうど同じ頃、太陽活動について、NASA のデータが出ていまして、現在の太陽活動「サイクル24」が、

「予想より早く減衰している」

ことが発表されています。

2019年1月までの太陽黒点数の予測と実測値
solar-cycle-sunspot-number-03-2018.jpg

この時点でも「地球温暖化」という言葉を用いるメディアが多かったですが、地球の気温を調べる上で最も信頼性の高いデータである NASA ゴダード宇宙科学研究所の気温のデータでは、

「2016年 - 2018年の間に、地球の気温はかつてないほど急激に低下していた

ことが示されていたのです。

「太陽活動が弱いと、地球の気温が低下する傾向がある」というように書きまして、そこに宇宙線の影響を書きましたが、当然、「太陽放射の直接の影響」もあります。

これについては、「太陽が暗くなってきている」という 2017年の記事で、スペースウェザーの記事を取り上げたことがあります。

THE SUN IS DIMMING
Spaceweather 2017/12/15
太陽が薄暗い

12月15日、フロリダ州ケープ・カナベラルにあるケネディ宇宙センターにおいて、スペースX社は、国際宇宙ステーションに「 TSIS-1 」という新しいセンサーを導入した。

このセンサーは、太陽光の明るさを測定するというミッションを帯びている。

現在、太陽は黒点が少なくなり、その 11年の活動周期の最小期に近づいており、それにつれて NASA の衛星は、太陽からの全放射照度(TSI / 太陽からの面積あたりの放射エネルギーを表す量)の低下を追跡している。

そして現在、太陽からのすべての電磁スペクトル(波長)において、その出力は、2012年から 2014年までの太陽活動最大期と比較して、0.1%近く低下した。

太陽からの放射照度は 1978年から歴代の 9基の人工衛星による観測がなされており、下がその全データだ。

tsi-1978-2017.jpg

0.1%の変化と書くと、それほどの変化に聞こえないかもしれないが、太陽は、地球表面に 1平方メートルあたり約 1,361ワットのエネルギーを蓄える。

ここから地球全体へのエネルギー供給を合計すると、太陽からの放射照度の 0.1%の変動は、地球の他の自然エネルギー源をすべて合わせたものを超えるのだ。この他のエネルギー源には、地球中心部からの自然放射線も含まれている。

太陽の光度が上昇する、あるいは下降するということについては、これは太陽サイクルの自然な現象だ。

全米研究評議会(NRC)が発行した 2013年の報告書「地球の気候変動に太陽変動が及ぼす影響」は、太陽からの全放射照度の周期的な変化が地球の大気の化学的な組成に影響を及ぼし、さまざまな地域、特に太平洋地域で気候パターンを変える可能性について述べている。

長期の気候変動の観測や気象予測の強化などのために NASA が運用している人工衛星『ソース( SORCE )』は、主要ミッション期間を越えており、今後、太陽光の観測は、衛星 SORCE から TSIS-1 に引き継がれ、そこに搭載されている機器による前例のない精度での記録を続けることになるだろう。

TSIS-1 のミッション期間は 5年で、その間には 2019年から 2020年にかけて到来すると予測される太陽活動極小期の観測とも重なることになるだろう。

したがって、TSIS-1は今後、太陽の光度が継続的に低下していくのを観測し、次の太陽サイクルが始まる時にふたたび光度が上昇していく様子を観測していくことになる。

TSIS-1 の運用の準備とデータのチェックには時間がかかり、最初のデータ取得は来年 2月となることが予定されている。

ここまでです。

圧倒的な太陽の活動の低下が数十年間続いている

記事には、「 0.1%という小さな割合でも、それは、地球の他の自然エネルギーの総和より大きい」とありますが、その「その他のエネルギー量がどのくらいあるか」ということを含めて、後で記しますが、ここにある約 11年間ごとの太陽活動周期(太陽サイクル)の中での増減は自然な現象であり、それはそれでいいのですが、それと共に、記事の中のグラフを見てますと、

「 11年周期のサイクルとは別に、この約 40年間、一貫して太陽のエネルギーが低下し続けている」ことがわかってしまいます。

このように、

> 太陽からの放射照度の 0.1%の変動は、地球の他の自然エネルギー源をすべて合わせたものを超える

というような影響があるのです。

これは 2017年のデータの時点のもので、それ以降、太陽活動はさらに弱くなっていますので、これ以上の影響を地球は受けているはずです。

そして、最近になって、NASA の科学者たちが、「地球は、予想以上の長期間の日照不足の時代に突入する可能性がある」と述べていたことが報じられていました。

もちろん今すぐどうなるということではないですけれど、現実として、昨年の日本などもそうでしたけれど、雨の状態が年々ひどくなってきていたり、天候不順が長引いたり、あるいは「気温が不安定になってきている」といったことは今では普通となってきていますが、その気温と気象の不安定さが、さらに進行する可能性があるのです。

科学者たちの予想通りに、実際にミニ氷河期に突入していくかどうかはともかくとしても、気温と気象の不安定さはすでに現実化しています。

その NASA の科学者たちの発表を報じていた記事をご紹介して締めさせていただきます。

低い太陽活動が気温の急激な低下の原因になると科学者たちは言う

Low Solar Activity to Cause Temperatures to Plummet, Say Scientists
Summit News 2020/05/14

専門家によると、現在、太陽は「太陽活動の極小期」に入っており、これにより、地球の気温が過去 20年間と比較して最大 2℃下がる可能性があるという。これが地球規模の飢饉を引き起こすことが懸念されている。

太陽活動は深刻な衰退期に突入しており、科学者たちは 5月14日の時点で、太陽が黒点をまったく示さない日がすでに 100日を超えたと述べている。

NASA の科学者は、この弱い太陽活動は、地球が新たな「ダルトン極小期」を経験する可能性があることを意味すると述べる。ダルトン極小期とは、1790年から 1830年のあいだの太陽活動の長い極小期であり、この時期、地球は長時間の深刻な寒冷化を経験し、また大規模な火山噴火が連続して発生したときでもある。

英国デイリースターは、NASA の科学者たちの発言から、「地球は現在、日照不況の最深期の 1つに突入した可能性があり、今後長期間にわたる寒冷化と、それに起因する食糧問題や飢饉、その他の問題を引き起こす可能性があることを意味する」と報告している。

太陽は現在、2年連続で、記録的な低い太陽活動を示し続けており、2019年には全体の 77%の日で太陽黒点が観測されなかった。今年も黒点の出現しない日が 77%に達しており、今後の状況次第では、この記録的な数値を超える可能性がある。

太陽は、地球の気候に対して最も影響のある原動力であり、いわゆる人工の気候変動の影響とは比較にならないほどの大きな影響力を持っている。

最終更新:2020/05/20 23:27

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