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2019/11/29 18:51
バルカン半島のアルバニアで同国として観測史上最大のマグニチュード6.4の地震が発生。少なくとも23人が死亡
2019年11月26日 地震で倒壊したアルバニアのティラナの家屋
東ヨーロッパのアルバニアで、11月26日、マグニチュード 6.4の地震が発生しました。
11月26日 アルバニア・ティラナ
今回の地震に匹敵する記録に残るアルバニアの大きな地震は、「1701年3月19日のマグニチュード6.4の地震」で、この際には 300人が死亡しましたが、マグニチュード 6.4の今回の地震はそれ以来のものとなり、318年前と同様に「アルバニアの観測史上で最大の地震」といえると思われます。
いずれにしましても、このような地震のない場所で、9月と今回と続けて大きな地震が起きたことになります。
震源は、ティラナという場所で、実はこの場所では、今年 9月にもマグニチュード5.6の地震が起きており、今回の地震はそれを上回るものとなっています。
今年 9月の地震は、以下の記事でご紹介しています。
東欧のアルバニアで、記録的には過去318年で最大となるマグニチュード5.6の地震が発生。100人以上が負傷
アルバニアの地震を報じる2019年9月22日のニュースより
地震で崩れた壁に押しつぶされた車
アルバニアという国は、地震の少ない国で、このマグニチュード 5.6という規模の地震は、少なくとも、過去 30年間では経験のない規模の地震となるそう。
しかし、今年 6月に以下の記事で、このアルバニアでマグニチュード 5.2の地震が起きたことをご紹介しましたが、この時には、「300年ぶりの大きな地震」と報じられていました。
記録に残るアルバニアの大きな地震は、318年前の以下の地震だけです。
1701年3月19日 アルバニア・テペレナ県でM6.4の地震 死者300人
ですので、今回の地震もまた、「 318年ぶりの大きな地震」といっていいのかもしれません。
いずれにしましても、このような地震のない場所で、6月と今回の 9月と、続けて大きな地震が起きたということになります。
しかも、今回の地震の震源は、6月のアルバニアの地震の震源とはまったく違う場所であり、6月の地震の余震とは関係ないことになりそうで、どうも、東欧あたりの地質に何か「変化」が起きているのかもしれません。
マグニチュード 5.8程度の地震でしたら、耐震設計の建物が多い日本などで起きた場合は、実質的な被害はほぼ出ないですが、アルバニアでの今回の地震の被害はかなり大きかったようで、600棟を超える建物が損傷したと報じられています。
負傷者も現時点では、100人以上となっています。
2019年9月21日 アルバニアでの地震後の様子
今回の地震では、少なくとも 23人が死亡し、600人以上が負傷したとのことで、また、建物の倒壊現場では、行方不明の人たちが多数いるとのことです。
行方不明者の捜索を行う住民とレスキュー隊
過去300年間、大きな地震がほぼなかった場所で繰り返し比較的大きな地震が発生し続けているというあたり、バルカン半島の地質活動が新たな段階に入ったということも言えるのかも知れません。
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