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2019/11/22 22:13
2.アメリカで市販されているベビーフード製品の「95パーセント」から有毒な重金属であるヒ素・カドミウム・水銀・鉛が検出される
遺伝子組み換えによる汚染は十分に文書化されている。国際的な食品汚染を報じるインターナショナル・ジャーナル・オブ・フード・コンタミネーションによれば、1997年から 2013年の間に 63カ国で約 400件の遺伝子組み換え汚染が発生している。
問題の一部は、自然の本質そのものから来ている。というのも、多くの植物の受粉は、昆虫、鳥または風により行われるが、それによって遺伝子組み換え植物からの花粉が近隣の野原または野生に移動していくことになるのだ。
この自然の中での「遺伝的漂流」は、遺伝子組み換え技術の自然界への拡散を防ぐことが非常に難しいことを示している。
遺伝子組み換えは、生命存在そのものを弄ぶものでもあるが、その長期的な影響がどのようになるのかは誰にもまったくわからない。
しかし、遺伝子組み換え食品が、人間に対して健康的ではないことを多くの科学的研究が示していることは確かなことでもある。アメリカ環境医学アカデミーによって発表された論文「遺伝子組み換え食品は、巨大な健康リスクをもたらす」は、動物実験で、遺伝子組み換え食品の健康上の問題を明確にしている。
論文では以下のように記される。
いくつかの動物実験では、遺伝子組み換え食品に関連した深刻な健康上のリスクが示されている。その中には、不妊、免疫の異常、加齢の早まり、インスリンの抑制、主要な臓器や消化器系の変化などが含まれる。
また、妊娠中の女性と赤ちゃんに大きなリスクが見出された。
私たちは、誰もこのようになることを望んで食品を摂取するわけではない。しかし、現実として私たちが遺伝子を組み換えられた食物を定期的に消費することで、上に挙げられているようなリスクを潜在的に負うことになる。
遺伝子組み換え食品の健康被害について懐疑的な考えを持つ人たちには、遺伝子組み換え大豆をラットに与えた実験で科学者たちが見出した以下の状態を提示させていただこうと思う。先ほどのアメリカ環境医学アカデミーの論文からだ。
遺伝子を組み換えたエサを使った動物での実験では非常に恐ろしい結果が出た。遺伝子組み換えの大豆をメスのラットに給餌すると、そのメスから生まれた赤ちゃんのほとんどは 3週間以内に死亡した。遺伝子組み換えではない天然の大豆を与えた対照群の死亡率は 10%だった。
遺伝子組み換え大豆で育てられたラットの赤ちゃんは、サイズも小さく、そして、その後、不妊になりやすかった。
オスのラットに遺伝子組み換えの大豆を与えると、それらのラットの精巣は実際に色を変えた。通常は、ラットの精巣はピンク色だが、それが濃い青となったのだ。
そして、遺伝子組み換え大豆を与えられた若いマウスは精子が変化した。遺伝子組み換えのエサを与えられた親のマウスの胚でさえ、その DNA には有意な変化があった。
オーストリア政府の研究では、遺伝子組み換えされたトウモロコシを給餌されたマウスは、生まれる赤ちゃんの数が少なく、大きさも通常より小さかった。
今日、アメリカでは、不妊が大きな問題となっているが、遺伝子組み換え食品の蔓延と関係があるのだろうか。
研究者たちはまた、牛や豚などの飼育動物が遺伝子組み換え作物を与えられた際にも同様の問題が発生することを見出している。以下は同じ論文からだ。
遺伝子組み換え食品は、飼育動物の繁殖に問題を起こす。インドのハリヤナ州での調査では、遺伝子組み換えの綿実を食べたバッファローの大部分が、早産、流産、不妊などの合併症を抱えていることが明らかとなった。それにより、多くの子牛が死亡した。
アメリカでは、特定の遺伝子組み換えトウモロコシをブタにエサとして与えた後に、数千頭のブタが不妊となったことが農家の生産者から報告された。牛と雄牛も同じトウモロコシを与えた後に不妊となった。
科学的にこのようなことがわかっているのに、なぜ、私たちの社会では、今のように、遺伝子組み換え作物が蔓延しているのだろうか。
結局、この問題は強欲ということに尽きるのかもしれない。現在、4つの大企業が種子の市場を仮想的に独占しており、数十億ドル(数千億円)規模の産業となっている。
そのため、遺伝子組み換え食品に懸念は何もないことをアメリカ国民に納得させるために膨大な時間とエネルギーが費やされ、そして、遺伝子組み換えを支援するアメリカの政治家たちのキャンペーンにも多額の資金が注がれている。
しかし、遺伝子組み替え食品の影響が明確となってきた今では、多くのアメリカの医師たちが以下のような行動に出ている。
アメリカでは、ますます多くの医師たちが、すでに遺伝子組み換えフリーの(遺伝子組み換え食品をとらない)食事療法を処方している。
ミシガン州の内科医で、アメリカ緊急医学アカデミー(AAEM)の役員であるエイミー・ディーン (Amy Dean)博士は、「疾患を持つ方々には、遺伝子組み換えをされていない食品を食べることを厳密に実行することを強く勧めています」と述べている。
オハイオ州のアレルギー専門医であるジョン・ボイルズ (John Boyles)博士は、以下のように述べている。
「私は長く大豆アレルギーの検査をしていましたが、大豆は遺伝子組み換え技術で作られているため危険です。そのため、人々には大豆を絶対に食べないようにするように言っています」
世界的に有名な生物学者プシュパ・ミトラ・バルガヴァ (Pushpa M. Bhargava)博士は、遺伝子組み換え食品の研究をさらに前進させた。
600以上の科学誌を検証した後、バルガヴァ博士は、遺伝子組み換え作物(GMO)が、急激に悪化し続けるアメリカ人の健康状態の主要な原因であると結論を下した。
人生を成功に満ちたものにしたいのなら、何よりも重要なことは健康を保つことだと思われる。しかし実際には、ほとんどのアメリカ人は、遺伝子を組み換えたトウモロコシを日常的に消費しており、それは「すべての細胞に組み込まれた農薬」を摂取しているということに気づいていない。
組み込まれた農薬(built-in pesticide)については、アメリカ環境医学アカデミーの論文に以下のようにある。
遺伝子を組み換えられたトウモロコシと綿花は、すべての細胞に、独自の内蔵農薬を生産するように設計されている。これは、作物を虫からの食害から防ぐためで、虫が植物を噛むと、組み込まれた細胞内の毒が虫の内部に入り殺すようになっている。
バイオテクノロジー企業は、有機農家などが自然の害虫駆除に Bt と呼ばれる天敵微生物のバクテリアスプレーを使用しているため、土壌バクテリアのバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)から製造された農薬 Bt は安全な使用の歴史を持っていると主張している。
遺伝子組み換えテクノロジーでは、トウモロコシと綿花に、このバクテリアから作られた農薬 Bt を遺伝子に注入することで、その作物は虫を駆除する。
しかし、遺伝子組み換え作物で生成される Bt の毒素は、天然の Bt スプレーよりも数千倍濃縮されており、つまり、より毒性が高く、アレルゲンの性質を持つ。
そして、農薬としてのバクテリアのスプレーは、作物の表面を洗えば落とせるが、遺伝子組み換え作物の植物には、すべての細胞に挿入されているため、作物から排除することができない。
このような「食べ物」は実際、安全だと思われるだろうか。
そして、残念ながら、遺伝子組み換え食品を食べることによる健康への影響は一時的なものではないかもしれないのだ。実際、以下にある研究によると、遺伝子組み換え食品を食べたことによる影響は、予想していたよりもずっと長く続く可能性がある。以下も論文からの抜粋だ。
遺伝子組み換え食品のヒトの摂取に関しての研究では、遺伝子組み換え食品の摂取において、何が最も危険な問題であるかを明らかにした。遺伝子を組み換えられた大豆に挿入された遺伝子は、ヒトの腸内に住むバクテリアの DNA に移動して機能し続けることがわかったのだ。
これはつまり、遺伝子組み換え食品の摂取をやめてからでも、長い間、潜在的に有害な遺伝子組み換えタンパク質が体内に継続的に生成され続ける可能性があるということを意味する。
もっと簡潔に言うと、すべての細胞に 農薬 Bt が配合されているトウモロコシから作られたコーンチップを食べることは、その後の私たちの人生の長い期間、私たちの腸内細菌を「生きた農薬工場」に変える可能性があるということにもなる。
この記事を書いていて、私自身が食事について再評価しなければならないと思う。遺伝子組み換え食品のことを調べれば調べるほど、そこに無頓着だった自分を反省しなければならないとも感じる。
今日、私たちが食べる加工食品の大部分は安全ではない。そして状況は年々悪くなっている。
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