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記事詳細

2019/06/26 23:28

アメリカでのトウモロコシと大豆の歴史的な収穫不足が決定的に。納豆、豆腐、油揚げ…日本の国民食の根幹の大豆はそのほとんどがアメリカから

2019年6月24日アメリカ農業の危機を報じるブルームバーグの記事より
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2017年の日本の大豆の国内生産と輸入状況
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今年は、春の早い段階から、主に気象の問題による「農業への影響」がかなり強く出ていることを、例えば以下のような記事を含めて、何度か取り上げさせていただいたことがあります。

世界的な食糧危機がやってくる フランス、アメリカ、オーストラリアなど農業輸出大国で記録にないような甚大な被害が進行していることが明らかに

2019年5月23日凍結して収穫不能となったフランスのトウモロコシ
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フランス 記録的な寒波で農作物に甚大な影響

まず、フランスの状況からです。

フランスという国は、トウモロコシの輸入で世界第3位であることを始め、ブドウ生産などを含めた農業大国ですが、そのフランスで、トウモロコシとブドウ畑が、異常といっていい寒波の中で甚大な影響を受けています。

以下が報道です。

フランスで寒波が続く中、種まきがさらに遅れる
electroverse.net 2019/05/17

フランスでのトウモロコシの種まきは今週(5月第3週)も再び停滞している。

中央ヨーロッパ諸国は、気温が低い状態が続いているために、多くの国や地域で農作物の種まきが遅れている。

フランスでは通常、4月下旬から 5月上旬は、植栽と種まきが始まる重要な時期だが、今年は残酷なほどの寒波がとどまり、多くの地域で農作業が始められていない。

フランスは世界第 3位のトウモロコシ輸出国であるため、この収穫の遅れや、おそらくは収穫量も大幅に減少するであろうことは、フランス国内の問題に止まらず、世界市場に大きな影響を与えることになるだろう。

フランスでは、ここ 4週間ほどの間、広い範囲で深刻な霜が広がっており、農家は霜の被害を受けやすい作物を保護するために、定期的に畑や果樹園で大規模な焚き火をおこなっている。

5月6日には、フランスで 1979年以来最も寒い 5月の朝となり、気温は平均 2.5℃だった。

この中央ヨーロッパの低い気温は、今週やや落ち着くが、来週(5月の第4週)には、冷たい大気が中央ヨーロッパに降りてくると予想されており、この異様に低い気温は、5月いっぱい続くと見られている。


ここまでです。

ここにあります、

>定期的に畑や果樹園で大規模な焚き火をおこなっている。

という「焚き火」は、フランスのぶどう園などで、寒波の際に行われることがあり、最近では、 2017年におこなわれていたはずですが、「焚き火」というのんびりとした響きとは違い、大変な大規模なものです。

作物を霜の被害から守るためのフランスでの大規模な焚き火
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このように農地全体で火が焚かれ、そして、火が焚かれるのは、気温が下がる夜間であるために、フランスの農業地帯では「大地が燃え上がる」ような状態が続いています。

オーストラリア 穀物の一大輸出国が輸入に転じる

オーストラリアが十数年ぶりに海外から穀物を輸入する事態に
ABC News 2019/05/15

オーストラリアの農業省は、カナダからの小麦の輸入許可を承認した。これによって、2007年以来の外国産の穀物の輸入に踏み切ることになる。

オーストラリアの卸売り業者マニドラ・グループは、加工品にカナダの小麦粉を使用すると発表した。同社によると、オーストラリアでの 116年ぶりの最悪の干ばつにより、オーストラリア産の高タンパクの小麦が不足しており、小麦製品の加工を続けるには、カナダ産の小麦を使用するしかないという。

オーストラリアの農業大臣は、「小麦の輸入はこれが初めてではなく、以前にも干ばつで穀物を輸入したことがある」と説明するが、小麦輸入に反対の立場を取る人たちからは以下のような発言がある。

「オーストラリアのような巨大な農業国が穀物を輸入するという事実をすべてのオーストラリア人は懸念すべきだ」

極端な干ばつがオーストラリアの東海岸の収穫を荒廃させ、穀物の国内価格を押し上げたために、輸入についての憶測は、この数カ月間繰り返されていた。当局のスポークスマンによれば、オーストラリアでは、1994 - 95年、2002 - 03年、および2006 - 07年にも、数カ国からの穀物の輸入を承認したことがあるのだという。

今回の輸入の許可は、キャノーラ、小麦、トウモロコシに適用される。


イタリア ほぼ全土的に雹と洪水で農業は壊滅的な状態

次はイタリアの話ですが、昨年以来、地中海の周囲の国では非常に気象が荒い状態が繰り返して起きていまして、今の季節の段階で、このような雹や洪水の影響を受けているということは、気象が本格的に荒れるシーズンとなるこれからは、さらに同じような事態が発生していく可能性は高いと思われます。

それは、トルコやギリシャなどを含めて、地中海周辺の農業国すべてに当てはまることのようにも考えます。

イタリア:洪水、雹、そして悪天候が果樹園や農作物に影響を与えている
freshplaza.com 2019/05/14

5月12日にイタリアのバジリカータ州とプーリア州で激しい雹嵐が記録され、その後、雹と雨とが混ざった「水爆弾」が、同じ地域に影響を与えた。この悪天候による果樹園の果物や、スイカ、ブドウなどの被害の拡大が懸念されている。

翌日には、エミリア・ロマーニャ州のいくつかの地域が、非常に激しい雨に見舞われ、河川の氾濫により洪水が発生し、桃、アプリコット、ネクタリンを含む果物が浸水により腐敗し、出荷できる状態ではなくなった。

これらの雹や洪水などにより地域の果物の 70%以上が失われたと考えられる。この地域の経済の礎石が農業であることを考えると、驚くべき被害といえる。

さらには、イタリアのプーリア州も大雨により、サクランボなどで最大で 50%の収穫が失われ、チェゼーナ州でも洪水で農作物の多くが失われた。

ラヴェンナ県も大雨により河川の氾濫が発生し、農作地が被害を受け、また、桃の木が長く水没してしていて、桃の木が枯死する地域が出る可能性があるという。


メキシコ 干ばつでユカタン半島のほぼすべての作物が消失

続いて、メキシコです。

これまでは、寒波や洪水による被害でしたが、メキシコでは、記録的な干ばつが進行しています。

メキシコのユカタン州における壊滅的な干ばつ。雨不足のために収穫の大部分が失われた
freshplaza.com 2019/05/17

ユカタン州での干ばつが厳しさを増している。同州には灌漑インフラがないために、3,000人以上の農業生産者たちが作物の収穫をすることができなくなった。

この干ばつに対して、メキシコ農地開発省から公的な支援がなかったために、状況はさらに悪化している。

これまでのところ、当局は、農業生産者たちに経済的補助や肥料、種子、電気資源などの重要な手段を提供していない。

生産者の代表は、当局による公的支援の欠如がユカタン州での生産者たちの破滅を引き起こしていると述べ、この壊滅的な干ばつに対して、農地開発省に対して、作物と果物の被害に対しての公的な支援を要求すると述べた。

ユカタン州農業連盟の代表は、現在の干ばつが長引いた場合、ユカタン州の収穫のほとんどが失われてしまい、農業州であるユカタン州が、他の地域から食糧を輸入しなければならないことになるだろうと述べている。


この「干ばつ」ですが、フィリピンでも、干ばつが続いていまして、特にひどかった 3月には、100万世帯が断水となったという以下のような記事もありました。

・フィリピン、深刻な水不足 100万世帯が3カ月断水に
 日本経済新聞 2016/03/16

次は北朝鮮の干ばつによる食糧危機です。

北朝鮮 1000万人以上が食糧不足に

北朝鮮の農業の状態と日本の食糧事情が関連するわけではないですが、これをご紹介する意味は、今の北朝鮮は、海外からの食糧支援を受けないと立ち行かない状態なのに対して、今回取り上げていますような「世界の農業大国の極端な農作の不振」が拡大しますと、

「食糧支援どころではない」

ということになる可能性が高まるように思うのです。

現在の北朝鮮では、1000万人の人たちが「即刻の食糧支援を必要としている」と国連は述べていますが、今年の収穫期などに、世界は、この 1000万人分というような食糧支援が出来る状態にあるのかどうかということですね。

その状況次第では、北朝鮮の国内状況がとても厳しいことになったり、あるいは政治的な混乱が発生する可能性もあるかもしれません。

そうなりますと、食糧という範疇の問題を超えて、政治的な意味での日本への影響が出てくる可能性があるかもしれないということが問題となりそうです。

北朝鮮 「過去37年間で最悪の干ばつ」 食糧不足が深刻化
BBC 2019/05/16

北朝鮮が干ばつに見舞われ、食糧不足が深刻化している。国営メディアは 1982年以降最悪の干ばつだとし、国民に農作物の不作と闘うよう呼びかけている。

北朝鮮の食糧事情については、最大 1000万人が「緊急の食糧支援を必要としている」と国連が指摘している。今年に入ってからは、同国民は1日300グラムの食べ物で暮らしていると報告している。

国営朝鮮中央通信によると、北朝鮮の今年 1~ 5月の降水量は計 54.4ミリメートルで、過去 37年間で最も少ない。

国連の世界食糧計画(WFP)と食糧農業機関(FAO)が先月公表した共同報告書では、北朝鮮の昨年の農作物の生産量は 2008年以降で最低レベルだったとされる。
また、全人口の 40%に当たる 1000万人が食糧不足に直面していると記した上で、「 5~ 9月の収穫が少ない時期に状況は悪化する恐れがある」と警告している。


次はアメリカです。

アメリカ 寒波と洪水で農作開始の目処が立たず

現在のアメリカは、

「記録に残る中で、このように春の農作業の開始が遅れた年はない」

という状態となっているようです。

寒波と洪水によるものですが、特に、トウモロコシと大豆が甚大な影響を受けていまして、このふたつは、農業分野でも非常に重要なものですので、先行きが懸念されます……というか、春の作付けができないままシーズンに入りましたので、好転する可能性はないと思われます。

アメリカの食糧危機 : アメリカの一部地域で春の記録的な遅れの到来が食品業界に壊滅的な影響を与えている
strangesounds.org 2019/05/17

アメリカの気象当局のデータによると、カンザス州とオクラホマ州の一部では、春の到来が 38年ぶりに遅い中での記録的な寒さが続いている。

また、サウスダコタ州、ネブラスカ州、さらにはオクラホマ州でも春の到来が遅れており、それらの州で、今年のように春が訪れないのは 10年に 1度もない。そのために、多くの農業分野が停滞しており、種まき等も壊滅的に遅れている。

1981年までさかのぼることのできるデータを使用すると、カンザス州とオクラホマ州の一部、そしてワシントン州とオレゴン州の一部、さらには、サウスダコタ州、ネブラスカ州、さらにはオクラホマ州などで記録的に春の到来が遅くなっている。

これは、3月と 4月の大半にわたって、アメリカ北西部、平野部、中西部の一部でジェット気流が南向きに落ち込んだためで、そのため、これらの地域に異常ともいえる寒波が停滞し続けた。

平野部と中西部の気温の低い地域では、同時に非常に降水量が多かった。この寒さと大雨の組合せが、農業に深刻な影響を与えている。

また、融雪と豪雨は 3月にアメリカ平野部と中西部の一部に重大な洪水をもたらし、これにより、同地域で多くの農業分野が壊滅的な被害を受け、今年は種まきや植樹ができなくなっている。

特に同地域のトウモロコシ被害は甚大で、5月12日までに、アメリカでのトウモロコシ栽培は、作付面積の 30%しか植えられておらず、5年平均より 36ポイント遅れている。イリノイ州でのトウモロコシの植栽は、記録が残る中で、最も遅いものとなっている。

大豆の作付けも予定より遅れており、5月12日の時点で、アメリカ農務省(USDA)は、アメリカの大豆作付面積はわずか 9%しか進んでいなと発表した。これは 5年平均と比較すると、20ポイント遅れている。


このアメリカの農作の不振の影響は、世界的なものとして強く出てきそうですね。

アルゼンチン 洪水で広大な農地が放棄される

最後は、アルゼンチンですが、アルゼンチンも農業大国であり、ここでも、トウモロコシや大豆が大きな被害を受けています。

アルゼンチンで洪水の影響で60万ヘクタールの農場が被害を受けている
Telam 2019/05/13

サンティアゴの南東地域が洪水に見舞われ、農作地が大きな被害を受けた。

この洪水で、現地の農業従事者 700人が避難し、農地は洪水で水に覆われた。アルゼンチンの農業技術研究所は、推定として 600,000ヘクタールの土地のトウモロコシやアルファルファの栽培が不可能になったと報告した。

洪水は、いくつかの地域で、水深 40cm に達しているが、農作の被害の他、畜産関係の牛や家禽類が、いまだに洪水の地域に閉じ込められたままとなっている。


ここまでです。

その中でも、食糧品の超輸出大国のひとつであるアメリカは、特に中西部を中心に洪水によって農作地が壊滅的な影響を受けたことが伝えられました。

その後も、アメリカ中西部での大雨は断続的に続き、主力農産物のひとつであるトウモロコシなどが「植え付けできない」状態が拡大しています。

そして、最近、米ブルームバーグなどの調査で、この記録的ともいえる植え付け不能の状態が、「大豆」にも広がっていることがわかりました。

その「大豆」の日本での生産状況はどのようになっているかといいますと、冒頭に示しました通りなのであります。
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大豆の国内生産は 7.3%のみ。

そして、輸入大豆の大部分がアメリカ産。

「豆腐は日本の国民食」とか「納豆は東日本の心」とかいうようなことを、いくら言ってみたところで、すでに今の日本は「自力では、豆腐も納豆もほぼ作ることができない」という状況なのが現実です。

この状況はずっとそうですから、今後もそうなのだと思いますけれど、「大豆だけは何とかならんのか」と昔から思っています。

大豆を原料とした日本特有の食べ物がどれだけあることか。

輸入大豆の大部分がアメリカ産と、先ほど書きましたけれど、そのアメリカで、トウモロコシに続いて、大豆の植え付け状況も、「過去最悪級」となっていることが報じられています。

今回は、その状況について、ブルームバーグの記事やアメリカ農務省などの資料をまとめた、アメリカのブログ記事を翻訳したいと思います。

現段階では、日本に対して、どの程度の影響になるかはわかりません。

しかし、すでにアメリカの大豆の植え付け面積は平年より極めて低い上に、今後、仮に、夏の気候などに異常なことがあれば、さらに農作物の状況は壊滅的になる可能性もあります。

ここからです。

US farming crisis: It’s not only corn! American farmers now face the prospect of also failing to plant soybeans because of rampant rainfall
strangesounds.org 2019/06/21

アメリカの農業危機 : それはトウモロコシだけではない。アメリカの多くの農家が、雨のために大豆の植え付けに失敗するという見通しに直面している

今年のアメリカは、記録的な数のトウモロコシの植えつけができない農場の面積が記録されている。そして今、アメリカの多くの農家は、雨のために大豆の植え付けにも失敗する見通しに直面している。

トウモロコシ関連産業について

イリノイ州で 1957年からトウモロコシの栽培をおこなっているマッキューン氏は、「この時期にトウモロコシの高さがこの程度だとは考えもしなかった」と言い、手で腰のすぐ下あたりを示した。

イリノイ州は、アメリカで2番目にトウモロコシの生産量が多い土地だが、今年は、あまりにも条件が悪く、そのため、農家の人々の士気も著しく低い。この日、マッキューン氏を含む地元の 125人の農家の人々が、地元のレストランに集った。

農作物の生産者たちが直面している逆風の要因は複数ある。

記録的な大雨がアメリカ中西部を浸水させ、ミシシッピ川の交通を奪った。これらは、農家の人々が必要とする物資を引き入れるため、そして彼らが農作物を出荷するためのルートに極めて重要なのだ。

この春、トウモロコシの植え付けが失速したため、6月の報告書でアメリカ農務省は、今年のトウモロコシの収穫予測を引き下げることを余儀なくされた。

マッキューン氏と他の農家の人々は、今年のトウモロコシの収穫が、どれほど悪いものになるかについてのアメリカ農務省の報告書はまだ完全に把握はしていないと述べた。

マッキューン氏によれば、現在まで、彼の 2500ヘクタールの農場の面積のうち、まだ 380ヘクタールしか植え付けできていない。悪天候が原因だという。

同じイリノイ州で農家を営むスネッチャー氏は、トウモロコシの植え付けを行ったが、「それは戦いだった」と述べる。

「1週間かけて植え付けをした。そうしたら、その3日後に激しい雨に見舞われ、結局その1週間後には、はじめから植え付けをやり直すしかなかったんだ。今年は、大雨の泥に対処することにうんざりしているよ」

大雨以外にも、農家の人々で、ドナルド・トランプ大統領による中国との貿易戦争を非難している人も多い。しかし、マッキューン氏とスネッチャー氏は、トランプ大統領を支持しており、彼らはむしろ、アジア諸国による不公正な取引慣行が問題だと述べる。

イリノイ州タンピコで農家を営んでいるウェッツェル氏は、トウモロコシ生産地帯の影響は長く続くだろうと警告する。ウェッツェル氏は、およそ 400ヘクタールの畑のうちの 75%に植え付けすることができたが、しかし、彼は次のように言う。

「正常な状態に戻るには、2年から 3年の歳月が必要だろう」

1000ヘクタールの農場を営むクリステンセン氏は、今年はふだんの収穫量の 3分の1さえ植えることができなかったと述べる。

先祖がドイツからアメリカに移住して現在に至るコスター氏は、イリノイ州の一部の農家は、この深刻な状況を乗り切ることができなかったと語る。

「この小さな町では、農業の影響がすべてに波及するんだよ。肥料の事業、種子の事業、農作機械の事業、輸送、エレベーター関係、すべてが農業に依存している」

大豆関連産業について

深刻な農作状況に陥っているのは、トウモロコシだけではない。アメリカの農家は現在、あまりにも降雨量が多いために、大豆の植え付けにも失敗する見込みに直面している。

アナリストの平均推定によると、大豆の生産者たちは 89万ヘクタールという広大な面積で大豆の植え付けができなかったとして、保険会社に保険金の請求をおこなうと予測している。

トウモロコシについては、19人のアナリストの調査によると、大雨や洪水など自然の状況により植え付けができなかった農地面積は、総計 270万ヘクタールとなっていた。

これは、5月30日にブルームバーグがおこなった世論調査の平均値である 240万ヘクタールから増加している。

なお、アメリカの過去 1年間は、過去 125年の記録の中で最も雨が多かった。アメリカ農務省が、平年より早い時期に、トウモロコシの予想収穫量を引き下げたのは、ここに理由がある。

大豆についても、7月11日に発行されるアメリカ農務省の月例報告で、予想収穫量が引き下げられる可能性がある。

人工知能と機械学習を使用して農業を分析する企業 Gro インテリジェンス社の最高経営責任者(CEO)サラ・マンカー氏は次のように述べている。

「予測は現時点でも良くありません」

今年の雨の見通しは、農作物の損失や収穫時の価格の下落をカバーする保険契約の植え付け期限に間に合わなかった。

Gro インテリジェンス社の上級アナリストは次のように述べる。

「農家の方々は、トウモロコシを植えることができませんでした。そして今は大豆を植えることができていません。作物の植え付け面積の減少のリスクが最も大きい地域としては、イリノイ州、インディアナ州、アイオワ州、ミネソタ州、サウスダコタ州があります」

「長い大雨によって荒れた畑が乾燥するまでには、かなりの時間がかかります。乾燥するのを待つあいだに、植え付けできる期間が終わってしまうのです」

ここまでです。

なお、このアメリカ中西部の今後の中長期の気象予測は「 7月は冷夏」ということになっています。

そして、雨が多い状況はさらに続くと予測されています。

以下の図は、アメリカ海洋大気庁 (NOAA)による今年 7月のアメリカの降水量の予測です。「緑」は、平年より雨が多い予測であることを示します。

そして、この緑の地域こそ、今回ご紹介した記事に出てきた地域です。

NOAAによる2019年7月の米国の降水量予測
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また、この地域は、気温もとても低くなる予測が出されていて、つまりは、

・寒い7月
・日照の少ない7月
・雨の多い7月


ということになっていまして、場合によっては、再度の洪水などもあり得ないわけではなさそうです。

日本の農作の状況も、地域によってはなかなか厳しくなっているようで、読売新聞の報道には、以下のような話も出ていました。

「田んぼを50年以上やっているが、6月半ばでまだ田植えができない年は初めて。収量はせいぜい平年の半分程度だろう」。12日、矢吹町のコメ農家高久正美さん(72)は、ようやく水が流れ込んできた水田を見つめ、無念そうに語った。

矢吹町やJA夢みなみによると、田植えが遅れているのは同町東部の沢尻地区など4地区の約3ヘクタール。まだ水を張れてもいない田もある。


というように、

> 50年で初めて

というような状況になっている場所もあるということで、日本も、地域によっては厳しい状況のところも出ているのかもしれません。

全世界的な農作の危機というものが拡大している気配がさらに強くなっています。

聖書のヨハネの黙示録には、以下のような下りが出てきます。

新約聖書「ヨハネの黙示録」 06章06節

すると、わたしは四つの生き物の間から出て来ると思われる声が、こう言うのを聞いた、「小麦一ますは一デナリ。大麦三ますも一デナリ。オリブ油とぶどう酒とを、そこなうな」。


「デナリ」は当時の通貨単位で、具体的にはどれほどなのかはわからないですけれど、「価格というものによる統制が効かなくなる時代」ということなのかもしれません。

・小麦一ますは一デナリ。大麦三ますも一デナリ。
 1 デナリ(当時の大人一日分の労賃)くらいです。

 簡単にいえば超インフレ警告です。

オリブ油とぶどう酒とを、そこなうな意味は?

 2つの意味が隠れていると思います。
 1つは、物理的の備え
 2つは、霊的の備え です。

もし、自宅に庭があるかたは家庭菜園をおすすめします。

最終更新:2019/06/26 23:44

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