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2019/06/20 22:37

ネイチャーに掲載された論文で「月が縮んでいる」ことが判明。さらには「月面での地震《月震》を起こしている原因は地球」であることも

2019年5月24日の科学メディアの報道より
moon-shrinking-2019.jpg

月と地球の関係

以下の記事で、「地球の地震に、惑星の配列状況が関係している」という新しい科学的見解についてご紹介しました。

その後、海外の科学系のメディアを見ていた時に、冒頭の記事を目にしたのでした。

「月が縮小している」

というタイトルのもので、これは、科学誌ネイチャー・ジオサイエンスに掲載された以下の論文を紹介したものでしたが、論文の中心のテーマは、「月での地震」についてのものだったのでした。

米メリーランド大学の研究者たちによるネイチャーへの掲載論文
nature-moon-earthquake.jpg

そして、この論文には、その月での地震というものが、

「地球の重力によってもたらされている」

という可能性が書かれているのです。

それを読んで、私は「へえ」と思いました。

前回の記事にありますように、

・地球は、他の惑星の配列によって地震を誘発されている場所

という事実が明らかになってきている中で、

・その地球は月に地震をもたらしていると。

本当に相互にいろいろと作用しているのだなあと思います。

まずは、その記事をご紹介したいと思います。

なお、この研究で用いられたのは、「アポロ計画により、月面に設置された地震計」なのでした。

この「アポロ計画」というものについては、以前いろいろと思っていた部分もあったのですけれど、話が複雑になるのはよくないですので、今回は基本的にふれません。いずれにしましても、複数のアポロが、数多くの地震計を月面に設置していたようです。

New Analysis Shows the Moon Shrinking
R&D 2019/05/24

新しい分析は月が縮んでいることを示す

過去数十年の古いデータと画像を、新しいデータと比較することによって、月は縮んでいる可能性があることがわかった。これは、月の内部が冷却するにつれて起きているものだと考えられる。

米メリーランド大学の研究者たちが、月が縮小し続けていることを示すアルゴリズムを開発した。そしてそれは、月が縮むにつれて形成される推力断層や崖に沿って進行する月面での地震が活発に発生していることを示した。

研究者たちは、NASA の月周回無人衛星ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)から取得した画像を分析した結果、月が縮んでいることを 2010年に初めて発見した。

そして、その画像を、1960年代と 1970年代に NASA のアポロ計画によって月に設置された計器からの地震データを再分析した。1969年と 1977年に月で記録された 28回の地震のための位置データを分析し、より正確な震源を突き止めた。

その後、研究者たちは、その 1969年と 1977年の月での地震の位置データを、月の衝上断層(上位の地層が下位の地層に対して緩い角度でずり上がった断層)の 2010年の画像と重ね合わせた。衝上断層は少なくとも 8つ見つかった。

これらの断層は、月で発生した地震が、断層に沿った地殻活動から生じた可能性がある場所となる。

アポロの計測機器に最後にデータが残された月面での地震は、1977年に記録された。これは、これらの地震計の使用が終わった年でもある。

それ以降、月での地震の計測はおこなわれていないが、研究者たちは、1977年の後のこの 40年間も、月では地震が起き続けていたと確信している。

メリーランド大学の地質学助教授ニコラス・シュマー(Nicholas Schmerr)氏は、声明の中で以下のように述べた。

「アポロの機器データに記録された地震の多くは、月周回衛星ルナー・リコネサンス・オービターの画像に見られる断層と非常に近いところで起きていることがわかりました」

「これらの断層は、今日でも、まだ活発である可能性が高いと思われます。私たちは、地球以外の場所で、このような活発な地質のテクトニクスを目にすることはあまりないですので、これらの月の断層が依然として月の地震を引き起こしているのではないかと考えることは非常にエキサイティングなことです」

月の地殻は非常に脆いために、内部が収縮すると地殻がバラバラになり、その結果として、地殻の 1つの部分が隣接する部分の上に押し上げられる。

シュマー氏はまた、月周回衛星の画像は地すべりや転落した岩のような、地質学的に最近起きたと考えられる断層運動の物理的証拠を示しているとも述べた。

アポロ計画は、月面に初めて人間を着陸させることを目的とした NASA が運営した計画だった。このプログラムは 1960年から 1972年の間に運営され、1966年に AS-201 が初飛行し、1972年にプログラム最後となったアポロ17号のミッションが始まった。

アポロ計画では、アポロ11号、12号、14号、15号、16号のミッション中に、月面に上陸した宇宙飛行士たちが月面に 5つの地震計を設置した。

そのうち 4つの地震計が 28回の浅い場所で発生した月の地震を記録した。それらは、マグニチュード 2から 5までの範囲の地震に相当するものだった。

改訂された場所の推定により、研究者たちは、8つの地震の震源が 2010年の画像に見られる断層の 19マイル(30キロメートル)以内にあることを確認した。

このことにより、研究者たちは、これらの地震が断層によって引き起こされた可能性が高いということについて合理的な推論として結論付けた。

そして、このモデルから揺れの分布を示すマップを作成し、断層のサイズを考慮した上で、最も強い揺れがどこで起こり得るかを予測した。

今回の研究での,もう一つの発見は、記録された 8つの地震のうち 6つの地震が、月がその軌道が地球から最も遠い点である「遠地点」またはその近くに位置していたときに発生したことが判明したことだ。

地球から最も遠い地点に位置しているときには、地球の重力からの潮汐力が通常よりも強くかかり、それが月の地殻への総応力のピークを引き起こす場所では、推力断層に沿って滑りを起こして地震を発生させる可能性が高い。

米スミソニアン協会の地球惑星研究センター(Center for Earth and Planetary Studies)の上級科学者トーマス・ワッターズ(Thomas Watters)氏は、以下のように述べている。

「これらの 8つの月の地震は、月の地殻が、地球の潮汐力によって圧縮されたときに発生した応力が原因となっている可能性が高いと思われます。そしてこのアポロの地震計は、月が縮小していることを記録したことを示すと同時に、月の地質活動は、いまだに構造的に活動的だといえます」

月周回衛星ルナー・リコネサンス・オービターは、2009年の運用開始以来、3,500点以上の月の断層痕跡を画像化してきた。研究者たちは、これらの分析が、異なる時代からの特定の断層領域の写真を比較する研究を続ける必要性を証明すると確信している。

シュマー教授はこのように言う。

「これらの月の調査結果は、私たちがふたたび月に向かう必要があることを強調していると思います。私たちは、アポロのミッションから多くのことを学びましたが、アポロ計画では、月の表面に地震計を設置しただけでした」

「現代の地震計の、より大きなネットワークによって、私たちは月の地質学の理解において大きな進歩を遂げることができると思われます。そして、これは将来、人類がふたたび月へ向かうミッションに関する科学のための非常に有望な情報を提供していると確信しています」

ここまでです。

前回の記事「地震にも「惑星の配列」が関係している可能性…」に、以下のような図を示させていただきました。

月による地球への重力と遠心力の影響
moon-earth-effects.jpg

この図では、地球が月から受けている重力と遠心力の関係を描いていますが、「月でも地球の重力と自らの遠心力により地震が発生している」ということになるようなのです。

ちなみにですね。

私は今回初めて知ったのですが、「月の地震」はすごいですよ。

半端なものではないです。

月の地震は、日本語では「月震」というらしいですが、その特徴は、すべてアポロが設置した地震計によって確かめられたもので、Wikipedia には、以下のようにあります。

これらの地震計による観測は1977年まで行われ、観測時間は通算8年10ヶ月、12558回の地震が記録された。これが現在のところ月震に関する観測データのすべてである。

その「揺れの特徴」ですが、Wikipedia に以下のようにあります。太字はこちらで入れています。

月震は揺れのピークに達するまでの時間が長く、時に数十分もかかることがある。揺れがおさまるまでの時間も長く、数時間も揺れが続くこともある。

数時間……。月での地震の規模は小さいそうで、最大でもマグニチュード 5程度までらしいですけど、仮にマグニチュード 5であっても、

「数時間も続く地震に耐えられる建造物などあるのだろうか」と思います。

もう少し探してみましたら、2006年3月の NASA のサイエンスニュースに、この月の地震についての記事がありまして、それによりますと、月では、

「最大マグニチュード 5.5の地震が記録されている」のだとか。

しかも、それが 10分以上続いたと。

よく「月面に基地を建てる」というような話が SF でも、あるいは現実の計画の中にもありますけれど、マグニチュード 5などの地震に 10分間、あるいは数時間耐えられる建物というものを、機器も資材も少ない月面に建築することが可能なのかどうか・・・と改めて思います。

アポロの着陸船みたいに「薄い銀紙でつくられたような物体」などは瞬殺ではないでしょうかね。

着陸の時に地震がなくてよかったです。

下の写真は、アポロ11号のバズ・オルドリン宇宙飛行士が、1969年のアポロ11号のミッションの際に、月面に地震計を設営する様子だそうです。

月面に地震計を設営するバズ・オルドリン宇宙飛行士
buzz-aldrin-seismometer.jpg

すさまじい月の地震というものを起こしている原因のひとつは「地球」であるということになりそうです。

ということは・・・結局、この太陽系のすべての惑星には、地震が存在するということになるのかもしれないですね。

そして、惑星の表面に「流体が豊富」だと考えられる惑星、たとえば地球や木星は、テイラー不安定性という現象により、地質活動だけではなく「気象」も他の惑星の動きや配列に影響を受けていると思われます。

たとえば、今、地球はかなり異常気象的な状態だといえると思うのですが、木星も「やや異常気象」に見舞われているのですよ。

木星を特徴付ける「大赤斑」というものがありますが、それが今、「消えようとしている」ことが、アメリカなどで多数報じられています。

2019年5月29日の報道より
red-spot-shrinking.jpg

それと、前回の記事などは、「惑星の配列からの影響」についてのものでしたが、ちょうど、日本時間の今日 6月18日から 19日にかけて、地球から見て、

「火星と水星がまっすぐに並ぶ」

ということが、海外の天文専門サイトで報じられていました。

なかなか珍しいことなのだそうです。

火星と金星が並ぶことを報じる天文メディア

mars-mercury-conjuction03.jpg

前回の記事などにありました「惑星の配列が、他の惑星にさまざまな影響を与えている」というようなことがわかってきている中では、このような火星と水星のささやかな「地球に対しての配置」というのも、何らかの影響はあるものなのかもしれません。

最近どんどん、星と地球と人間のことが、科学的に解明されてきています。

地球で起きる大地震も異常気象も「宇宙からの影響」ということが明らかになりつつある今、これからのさまざまな事象に対して、「これは何の影響だろう」ということについて、これまでとは違った考えで臨むことができるのかもしれません。

最終更新:2019/06/20 22:37

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