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記事詳細

2019/06/20 22:19

というわけで、地震の現況などを書かせていただきましたが、ここから本題です。

地震にも「惑星の配列」が関係している可能性が急浮上

まずは、以下の「地球の自転速度の低下が大地震をもたらしている」ことを突き止めた 2017年のアメリカ地質学会の発表を報じた米経済誌フォーブスの報道をご紹介した記事です。

「地球の回転が《謎の速度低下》を起こしている」アメリカ地質学会の衝撃的な発表。そして来年、大規模地震の発生数は大幅に上昇するという予測も公開

アメリカ地質学会が「大地震と唯一の相関関係を持つ過去の事象」を探り当てる。それは地球の回転速度の変化だった
2017年11月20日の米国フォーブスの記事より
forbes-2017-1120.jpg

地球の自転の速度が4年連続で減速している

「中規模以上の地震が奇妙に思えるほど増えている」ことについて、その理由がどうも明らかではない中、地震が増えているという事実についてのみを書きました。

そうしましたら、上の記事を投稿した数時間後に「その理由がわかったかもしれない」というようなことが、アメリカの経済誌フォーブスの記事に掲載されていたのです。

それは何かというと、今回のタイトルにあります通り、「地球の回転が遅くなり続けている」のでした。

そして、最近の大地震の増加と、このことが関係している可能性がとても高い可能性が出てきているのです。

地球の回転が遅くなっているといっても、私は知らなかったのですが、今だけ起きている異常事態ということではなく、地球のサイクルとして昔から続いているものなのだそうです。

そして、研究チームが大地震に関しての過去のデータと合わせた際に「唯一」の相関性が見出されたのが、この地球の回転と地震の発生数だったということなんですね。

「唯一」ということは、つまり、他のどんなデータも、大地震の増加と正確にリンクしている事象はなかったということで、この地球の回転速度の変化だけが、大地震の数の増減と一致した動きを見せたことがわかったということで、これは学問的にもかなり大きな発見ということになりそうです。

まずは、そのフォーブスの記事を最初にご紹介します。

Earth's Rotation Is Mysteriously Slowing Down: Experts Predict Uptick In 2018 Earthquakes
Forbes 2017/11/20

地球の回転速度が不可解に減速している : 専門家たちは2018年の地震発生数の上昇を予測する

科学者たちは、2018年に世界的に大規模な地震の発生数が大幅に増加する可能性についての強力な証拠を発見した。地球の自転は正確に周期的であることを私たちは知っているが、現在、その回転速度が 1日に数ミリ秒それが遅くなり続けているのだ。

このわずかな変化を地球上にいる私たちが気づくことはないが、もし、それに気づくとすれば、地球上で深刻な大地震を経験することが増えることによって、ということになるかもしれない。

地球物理学者は地球の自転速度をきわめて正確に測定することが可能で、それは、ミリ秒程度のわずかな変動を計算することもできる。そして現在、科学者たちは、地球の自転速度が遅くなっていることを計測しており、これが地震の周期的な増加の観測と結びついていると考えている。

地質学者による研究チームは、大地震の発生の傾向を探るために、はじめに、 1900年以来発生したマグニチュード 7.0 を超えるすべての地震を分析した。

そして、その中で研究者たちが見いだしたことは、約 32年ごとに世界の大規模な地震の数が増加していたということだった。

しかしながら、最初、研究チームは、地震のこの 32年ごとに増加するという周期性の根本原因について理解することができなかった。

その後、研究者たちは、それを数多くの世界的な歴史のデータセットと比較していった。

そして、その中で、地震発生数の上昇と強い相関関係を示した要因が「ひとつ」だけ見つかったのだ。逆にいえば、それひとつしか見つからなかったともいえる。

その相関関係とは「地球の自転の回転速度の減速」であり、このことと地震の増加が関係していたのだ。

具体的には、25〜 30年おきに地球の回転が減速し始めるが、減速は地震の増加の直前に起きていると指摘する。

地球の回転の減速は歴史的に 5年間続く。

昨年から地球での地震の発生数が増加しているが、2017年は 4年連続で地球の回転が遅くなった 4年目だった。そして、来年 2018年は地球の回転が減速してから 5年目にあたるということで、データから研究チームは、来年、大規模な地震がさらに数多く発生するという予測を結論として出した。

地球の回転を遅くする原因は何か?

この知見は、地球の自転の回転速度が減速すること、あるいは回転が加速することについてのデータを得られたことから始まった。

現在の地球地質学では、なぜ、このように地球の回転速度が減速するのかということについての正確なメカニズムはわかっていない。

しかし、いくつかの仮説はある。ひとつの仮説は、地球のマントルの下を循環する外殻と関係があるとするものだ。この外殻が、時にマントルに「固着」して、その流れが中断することによって起きるというものだ。これにより地球の磁場が変化し、地球の回転の中で一時的な問題を生み出すという仮説だ。

しかし、地球の回転の減速と地震発生数の関係については、データ上は顕著な相関関係を示してはいても、学問的な因果関係を説明することは現在はできない。

したがって、科学者たちは、地球の回転の変化が本当に地震の発生数上昇の原因であるかどうかは確定していない。

とはいえ、過去 1世紀のデータから得られた傾向からは、来年 2018年が地震が異常に活発な年となることを示唆している。

通常、地球では 1年間に 15回から 20回の大きな地震(マグニチュード 7.0以上)が発生するが、しかし、地球の回転の減速の 5年目となる来年は、データの傾向からは、平均で 25回から 30回以上のマグニチュード 7以上の地震が起きると予測される。

地震は、予測するのが最も困難な自然災害のひとつであり、地震は予兆を見せずに突然発生する傾向があるために、場合によっては信じられないような破壊を生み出す。

科学者たちの地震の予測は、地震が起こる可能性を過去のデータの傾向から探ることに限定される傾向にあるが、今回の新しい知見は、私たちが直面している短期的な災害リスクについての新しいデータを提供するものとなりそうだ。

ここまでです。

要するに、簡単にまとめますと、

「地球の回転は周期的に遅くなっていて、1度遅くなると、5年間その状態が続く」

ということで、その 5年目は、データでは

「通常の 1.5 倍から 2倍ほどの数のマグニチュード 7 以上の地震が発生する」

ということになるようです。

現在わりと規模の大きな地震が異様なほど増加していることも、これと関係があるというように考えられるということのようです。

ちなみに、この記事にありますけれど、「なぜ、地球の回転速度が変化するのか」ということに関しては、

「そのメカニズムはわかっていない」

というのが事実で、記事には付けて足したような回転速度の変化の仮説が記されていますけれど、私はそういう外殻だとかマントルだとかは関係だろうとは思います。

なぜなら、「規則正しく変化を起こしているのだから、そういう偶発的な地質学の事象で説明するのは無理」だと思うからです。

「規則正しく変化を起こす」という概念を支配できるものは何かということが問題になってくるわけではあります。

このあたりを突き進めて考えていきますと、神がかったところに足を踏み入れていかなければならなくなるわけですが、しかし、そういう形而上的な考えに至らなくても、結局こういうことは、以下のような考え方でいいのではないかとも思います。

「地球は宇宙にあり、宇宙の物理の法則に従って存在しているのだから、地球の回転速度を変化させているのも宇宙だ」と。

このタイトルに、「謎の速度低下」とありますが、今回ご紹介するものは、「それは謎ではなかった」ことがわかるものでもあります。

これは、アメリカの2つの大学の科学者が、地球物理学に関しての世界最高権威であるアメリカ地球物理学連合で発表した論文で、「地球の回転を遅くしているのは、月」だと結論つけたのです。

上にリンクした記事にありますように「地球の回転の速度低下と大地震の関係」は証明されていますので、その地球の回転を遅くしている要因が月だというのなら、結果として、

「地球の大地震は、月の作用によって起こされている」ことになります。

それほど長い記事ではないですので、先にご紹介しておきたいと思います。

アメリカのインターナショナル・ビジネス・タイムズの報道です。

Moon Is Slowing Earth’s Rotation, Could Cause Major Earthquakes
IB Times 2019/06/19

月は地球の自転を遅らせており、それにより大地震が引き起こされている可能性がある

最近発表された研究は、月は地球の自転を減速させており、それが将来的に、より大きな地震が、より頻繁に発生する状態につながっている可能性があることを示唆した。

さらに、研究者たちは、月の地球への別の影響として、地球の生態系を破壊している可能性があると指摘している。

地球は運動エネルギーを使って、自らの潮汐を月の軌道より先に保っている。しかし、運動エネルギーは限られているので、地球の回転は月に先行しようとするために遅くなるのだという。

専門家たちは、この地球の回転速度の低下が地球の地殻コアに影響を及ぼし、それが強い地震につながる可能性があると考えている。

この理論を検証するために、米コロラド大学のロジャー・ビルハム(Roger Bilham)氏と、米モンタナ大学のレベッカ・ベンディック(Rebecca Bendick)氏のふたりは、1900年以降の地震のパターンを示すデータを分析した。

彼らは、20世紀初頭以来、異なる年に発生したマグニチュード7.0に分類される強い地震をデータから探した。 そして、その記録された地震が、地球の回転速度が減速した年と一致していることを見出した。

彼らが集めたデータに基づいて、研究者たちは地球の自転が減少するにつれて、激しい地震の数が、将来的に増加するであろうと結論を下した。

ビルハム氏とベンディック氏の研究成果は、アメリカ地球物理学連合 (AGU)の科学誌ジオフィジカル・リサーチ・レターズ (Geophysical Research Letters)に掲載された。

また、この地震活動に関する研究とは別に、月の地球への影響として、気温の上昇や生態系の破壊と関係している可能性があることも見出されている。

海洋潮汐の動きは地球の自転に依存しているため、地球の回転速度の低下は、地球の水域に大きな変化をもたらしている可能性がある。これらが、地球のさまざまな場所に極端な気象パターンを形成している可能性があるのだ。

米アリゾナ州ツーソンにある研究財団「惑星科学研究所」(Planetary Science Institute)は、「地球と月の位置と配列の結果として生じる天候パターンの変化を私たちは想像することができるはずです」と声明を出している。

ここまでです。

なお、月が地球に与えている作用のイメージとしては、この記事にあった図ではないですが、以下のような図がわかりやすいのではないかと思います。

月のような小さな天体の作用が、地球のようにそれよりもはるかに大きなものに影響できるメカニズムについては後で書かせていただきます。

moon-earth-effects.jpg

地震の実相

さて、上の記事では、研究者の方々は、地球の自転に影響を与える作用を持つものを「月」だけに限定して、この事象を説明していますが、ここで、もうひとつの最近の過去記事を思い出すのです。

先週の以下の記事です。

太陽系ではすべての惑星と恒星が共生しているかもしれない

2019年6月4日の科学メディア「ニューサイエンティスト」より
planets-control-sun02.jpg

この記事では、太陽で約 11年周期で繰り返される太陽活動は、太陽の単独の働きではなく、「金星と地球と木星の配列」によって、太陽活動周期と状態が定められていることが見出されたというものでした。

そして、もちろん太陽もまた他の惑星たちに、太陽活動によるさまざまな影響を与え続けているわけで、ここにあるの概念は、「支配する星と支配される星」という構図ではなく、

「太陽系の惑星同士は、物理的作用を介して、お互いに共生している」

というものであることがわかります。

惑星というものは、「お互いに影響を与えて、そして受けている」ものだということがよくわかるのです。

そこから考えますと、「地球の回転への影響と、それによる地震の要因」についても、月だけの影響ではなく、もう少し複雑な惑星の作用があるのだろうなと思った次第です。複数の惑星の配列によって地震が起きやすい状態や、そうではない状態が、かなり短い周期で繰り返されているのかもしれません(複数の惑星の配列の状態は複雑なので、決して同じような周期を繰り返すということはないでしょうけれど)。

いずれにしても、

「地球の地震の要因は、宇宙にある」

ということが、地球物理学で世界最大の学会であるアメリカ地球物理学連合において発表されたということは、次第に、「地震は宇宙からの影響で発生する」ということが、今後さらに研究されていくのではないでしょうか。

ちなみに、私自身が、「大地震のトリガーは、宇宙から来ているのでは?」とはじめて思ったのは、宇宙飛行士たちが目撃し続けていた「宇宙の銀色の雲」のことを知った時でした。

それは、今から 10年ほど前のことで、東北の震災以前のことでした。

旧ソ連の宇宙ステーションに「ミール」というのがありますが、 1994年から 1995年にかけての、そのミールで長期の宇宙ミッションをおこなったロシア人宇宙飛行士のワレリー・ポリャコフさんという方の『地球を離れた2年間』という著作を読んだのです。

その中に、ポリャコフ飛行士が、「銀雲」というものにふれる部分があるのです。

せっかくですので、抜粋させていただきます。

ワレリー・ポリャコフ著『地球を離れた2年間』より

忘れられない現象がある。それは"銀色の雲"のことで、地上で起きる災害と関連があると言われている。それは不思議な雲だ。銀色の雲という、まことにロマンチックの名前は、地表が円形になる地平線上の 60キロメートルから 70キロメートルの上空にしか現れないところからきている。(中略)

その後、仕事の忙しさもあってこのエピソードは忘れられていた。ところがその晩、地上との定期無線交信のときに、アルメニアで大地震があり、膨大な数の犠牲者が出て、街は壊滅状態だという連絡があった。(中略)2回目のフライトの際には、ロケットが打ち上げられ、安定飛行状態にはいるやいなや、巨大な銀色の雲を目にし、不吉な感情に襲われた。(中略)

管制センターとの無線交信によって、アメリカ合衆国のロサンジェルスか、あるいはその近郊地域に大型の地震が発生し、大きな被害が出ているというニュースが伝えられた。


このように、ソ連の宇宙ステーションの乗務員たちは、

「高層大気に銀雲が出ると、その後、必ず地上で巨大地震が起きる」

ことを経験的に知っていたことが書かれてあります。

高層 60キロメートルというのは、つまり宇宙空間なのですが、地球には 60キロメートルなどの高層大気圏にまで影響を与えるような自然現象は存在しないはずで、それを考えた時に、この「銀雲」は、地球からではなく、宇宙からの作用で発生しているはずと思いました。

そして、この銀雲が出た後に必ず大地震が起こるというのなら、「巨大地震のトリガーは宇宙から来ているということなのかね」というように感じた次第です。

もっとも、当時の私は、「そんなわけないよな」と自分で自分を説得していましたけれど、その後、2011年3月11日の東北の巨大地震が発生する直前に「高層大気の電子数と赤外線に変化が起きていた」ことが、米マサチューセッツ工科大学の科学者たちによって突き止められたことを知り、「巨大地震のトリガーは宇宙から来ている」ことを確信するようになっていきました。

2011年3月10日から3月12日までの赤外線のエネルギー量の変化
3-11-orl.gif

また、下の図は、3月8日の TEC値と呼ばれる、GPSでの解析による「電離層全電子数」の分布です。

2011年3月8日の電離層全電子数
3-11-tec.gif
赤い部分が電離層中の電子の数の多い場所です。日本周辺の真っ赤ぶりがおわかりでしょうか。これと、上の赤外線のエネルギー量の変化を見ると、ここから地震に関しての何らかの研究が導き出される可能性は「非常に高い」と感じます。

その頃から、「地震のトリガーが宇宙から来ているということが証拠として、これだけ顕著になっているならば、巨大地震の発生要因が宇宙にあるということは、オカルト的な話ではなく、正式な科学の世界から発表される時が近いうちに来るはず」だとも思っていました。

そして、最近になって、次々といろいろな科学的な研究により、「地球に影響を与える宇宙の作用」がわかってきていまして、この分野はまだまだ研究途中とはいえ、興味深い科学ジャンルとして育っているようです。

なお、今回ご紹介した記事の中でも少しだけふれていますが、

「月の影響は、地球での異常気象や異常気温とも関係している」こともわかり始めているようです。

これも、その後よく考えてみますと、非常にわかりやすいことでして、たとえば、普通に考えれば、月は地球から見れば、とても小さな星であり、その重力の作用ごときが地球に大きな影響など与えるはずがないと私は思っていました。

しかし、さきほどもリンクさせていただきました先日の記事「太陽は太陽系のそれぞれの惑星のリズムに従っている」の中で翻訳しました記事において、

The Sun follows the rhythm of the planets
HZDR 2019/05/27

太陽は太陽系のそれぞれの惑星のリズムに従っている

新しい研究は太陽活動に対する惑星潮汐力の影響を裏付けた

太陽物理学における大きな疑問の 1つには、太陽活動が 11年という規則的なサイクルをたどるメカニズムをもつ理由がある。この太陽活動のサイクルが正しく発生する要因について、ドイツを代表する科学研究機関であるヘルムホルツ協会「ドレスデン・ルッセンドルフ研究所(以下、HZDR)」の研究者たちは、新しい発見を発表した。

それは、金星、地球、木星の潮力が太陽磁場に影響を及ぼし、太陽周期を支配していることを示したという内容のものだった。

太陽のような恒星の磁気活動が周期的なサイクルを持つこと自体は珍しいことではない。しかし、過去のモデルは、太陽が示し続ける非常に規則的な活動の時間的周期を適切に説明することができなかった。

そのような中で、 HZDR の研究チームは、太陽系の惑星潮汐力が、太陽に対して、外時計のように振舞っており、それが太陽活動周期の安定したリズムを支える決定的要因であることを実証することに成功した。

この結果を達成するために、科学者たちは、過去 1000年間の太陽活動の歴史的な観測と、惑星の配列を系統的に比較し、その結果、惑星の配列と太陽活動という2つの現象が関連していることを統計的に証明したのだ。

この研究の主執筆者であるフランク・ステファニ (Frank Stefani)博士は、非常に興奮した様子で以下のように述べる。

「惑星の直列と太陽活動のあいだに驚くほど高いレベルの一致が見出されたのです。私たちは、90サイクル(約 90回におよぶ太陽周期活動 → 約 1000年)にわたって続く、惑星配列と太陽活動の完全な平行性見出したのです」

月の重力による牽引が、地球に潮汐を引き起こすのと同様に、惑星は太陽の表面の熱いプラズマを移動させる力を持っているということになる。

研究では、太陽に対しての潮力が最も強くなる時は、「金星 - 地球 - 木星」の3つの惑星が太陽に対して整列する時だった。この整列は、11.07年ごとに起きる。

実際には、この金星 - 地球 - 木星の整列と、太陽活動周期の時間的サイクルが一致することは以前から知られていたが、しかし、巨大な太陽に対しての潮力の効果はあまりに弱く、それが太陽の内部の流れまでを乱すことはできないと考えられきたために、このふたつの「一致」は長く科学的に無視されてきていた。

しかし、HZDR の研究者たちは、潮力によって太陽磁場に影響を与える可能性のある潜在的な間接メカニズムの証拠を発見した。

それは、「レイリー・テイラー不安定性」と呼ばれる現象による震動であり、これは、ある電流から導電体の挙動を変えることができる物理的な効果で、液体またはプラズマに作用する。太陽でいえば、太陽表面のプラズマに作用することができる。

この概念に基づいて、科学者たちは 2016年に彼らの最初のモデルを開発した。彼らはそれ以来、より現実的なシナリオを提示するために、新しい研究においてこのモデルを進歩させてきた。

大きな影響を与える小さな引き金「潮汐」は不安定性によって作用する

太陽の熱いプラズマでは、テイラー不安定性が磁束と磁場を乱し、それ自体が小さな力に非常に敏感に反応する。

テイラー不安定性の作用は、わずかなエネルギーの推力でも、かく乱が右巻きと左巻きのヘリシティ(運動量の方向へのスピンの射影)の間で振動を発生させるのに十分なのだ。

これに必要な運動量は 11年ごとに金星 - 地球 - 木星の惑星直列の潮力によって引き起こされている可能性があると研究者たちは考えた。これは最終的には、磁場が太陽の極性を逆転させるリズムを設定するものだ。

ステファニ博士は以下のように述べる。

「太陽活動の原動力(太陽ダイナモ)を、地球や木星や金星等の惑星の直列と結びつける考え方には、当初、私は非常に懐疑的で、そのような関係性を信じませんでした」

「しかし、私たちがコンピューター・シミュレーションで、ヘリシティ振動を受けて駆動しているタイラー不安定性を発見したとき、私は自分自身に次のように尋ねたのです - 太陽表面のプラズマが、小さな潮のようなかく乱の影響を受けた場合はどうなるだろう? と」

「その結果は驚異的でした。この振動は本当に、外部からのかく乱のタイミングと同期するようになったのです」

> 「レイリー・テイラー不安定性」と呼ばれる現象

を知るのですね。

これは難解な部分を省いて Wikipedia から抜粋して書きますと、「流体の表面の微小な起伏から擾乱が成長することにより、流体の運動が不安定化する現象」となっていまして、このテイラー不安定性の理論に従えば、

「どんなに小さな作用でも、相手が流体であれば、そこに驚異的に大きな作用をもたらすことができる」

ようなのです。

太陽の表面は「流体そのもの」ですから、太陽よりはるかに小さな地球と金星と木星の連合によって「太陽の磁場を変化させるような作用をもたらすこともできる」のです。

しかし「地球は流体ではない」です。固体です。

ところが、冷静に考えますと、「地球の表面の大部分は海」なんです。

つまり、実際は地球の表面は限りなく流体であると。

ここから考えますと、テイラー不安定性は、地球の海には作用できるのだと思ったのです。月のような小さな天体が、地球の海の潮位を上下していることを見てもわかりますように、月は、地球の海にさらにもっとさまざまな影響を与えている可能性があるはずだと。

では、「海の変化」は何をもたらすか。

地球の気象や気温に大きく影響を与える現象として、どんなものがあるかと考えます。

そこにはたとえば、「エルニーニョ現象」というものがあります。これは海で起きる現象です。そして、そのエルニーニョの気象と気温への影響は著しいものであることもおわかりかと思います。

他にも数々の地球の気象を作用する現象の多くが「海で起きる現象」なのです。

もう少し具体的には、海の海水温度が通常と異なると、地上の気象も大きく変化します。

つまり、「地球の流体の部分である《海》への影響が、地球全体の気象を左右している」

という事実がある中で、地球のように「表面に流体の多い惑星」は、このテイラー不安定性という現象によって、気象と気温において大きな影響を受けているのだと思われます。

そして、その地球の海に干渉できるのは「月を始めとする他の天体」だけだということが、ここにおいて理解できるのです。

ここから確信されることは、

「地球の気象も気温も、海を通じた干渉によって、太陽系の惑星にコントロールされている」

という理解は、それほど理論的に破綻してはいないと私は思っています。

このあたりのことが先ほど頭に浮かんで来た時に私は、「そうか、そうか、そういうことだったのか」と深く納得し、地球と他の惑星と、そして人間を含めた地球の生命の関係性が、少し明確になってきた気がいたしました。

宇宙はすべてつながっているという概念は曖昧なものではなく、物理作用を通して、結果として惑星内で起きることも含めて、すべてつながっているのだということもわかりました

最終更新:2019/06/20 22:20

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