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記事詳細

2019/06/20 22:17

地震にも「惑星の配列」が関係している可能性 「巨大地震を誘発する地球の回転速度の低下」を引き起こしているのが「月」であることがアメリカ地球物理学連合において発表される

地震も異常気象も含めた地球で起きる現象の「すべて」が太陽系の惑星の所作かもしれない

2019年6月10日のインターナショナル・ビジネス・タイムズより
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最近の地震の状況
今日、ニュージーランドの北方の海域で、マグニチュード 7.2の地震が発生していました。

少し前の以下の記事のタイトルなどでもふれていますが、最近のニュージーランド近辺では、やや規模の大きな地震が続いていまして、現地のメディアでは、「次は巨大地震が来るのではないか」という懸念が数多く報じられています。

世界の地震発生状況の奇妙さが進行し、カリフォルニアでの群発地震が警報レベルに達した今、日本やニュージーランドを含めた環太平洋火山帯の各地で囁かれる「次の巨大地震」。それはいつなのか

2019年6月11日カリフォルニアの群発地震への懸念を報じる米ロサンゼルス・タイムズ
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世界各地で高まる巨大地震への懸念

1週間ほど前に、以下の記事で、地球全域で「謎の地震波」が観測されることが継続していることと、アメリカのカリフォルニア州において、激しい回数の群発地震が続いていることをご紹介しました。

2019年5月21日の米ナショナルジオグラフィックより
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カリフォルニアの群発地震を伝える2019年5月31日の報道
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400回超す小規模地震、カリフォルニア南部で集中発生
CNN 2019/06/04

米カリフォルニア州南部のジュルーパバレーで小さな地震が集中的に発生している。米地質調査所は3日、同地で観測された地震が5月25日以来、432回に上ったと伝えた。

地質調査所の専門家、ロバート・グレーブズ氏によると、地震の規模を表すマグニチュード(M)は0.8~3.2の範囲内で、揺れを感じる大きさの地震は数回程度だった。


Not an earthquake: San Diegans report strange shaking
地震ではない奇妙な揺れがサンディエゴで報告される

5月21日、サンディエゴで、多くの人たちから激しい揺れが報告された。しかし、アメリカ地質調査所(USGS)によれば、現地ではその時、地震は記録されていないという。

USGSの地震の専門家たちは、サンディエゴで人びとが揺れを感じた時間に地震の発生はなかったことを確認した。

この揺れの原因を突き止めるために、当局は米軍とも連絡を取った。しかし、現時点で、米軍の当局者たちは、サンディエゴで広範囲にわたって揺れを引き起こした原因についてはわからないと述べている。


謎の地震が世界を駆け巡る、20分超継続、原因不明
ナショナルジオグラフィックニュース 2018/12/05

2018年11月11日の朝、世界時 9:30になる直前に、謎の地震が世界を駆け巡った。

その地震は、アフリカ大陸の東海岸とマダガスカルの北端とに挟まれる、仏領マヨット島の24キロメートルほど沖で発生した。

震動はザンビア、ケニア、エチオピアといったアフリカ諸国のみならず、チリ、ニュージーランド、カナダ、そして1万8000キロメートル近くも離れたハワイにまで到達した。

加えて、地震は20分以上続いた。にもかかわらず、揺れを感じた人間は誰もいなかったようなのだ。

異変に気づいたのは、米国地質調査所のリアルタイム地震観測モニターを見ていた、ある人物だった。その人物が、この奇妙なジグザグの波形の画像をツイッターにアップロードした。このちょっとした行動は、世界中の研究者たちがこの震動の原因を探ろうとするという別の波紋を広げた。

隕石が衝突したのか? 海底火山の噴火なのか? 海の底から古代の怪物が現れたのか?

「似たものは今までに見たことがありません」と、米国コロンビア大学の地震学者で珍しい地震を専門とするヨラン・エクストローム氏は話す。

「必ずしも、原因まで変わったものだ、ということではありません」と同氏は言う。とはいえ今回の地震波は、そのあまりの単調さといい、低い周波数や地球全体への広がりといい、様々な点でとても妙だ。そして、研究者たちはいまだに、この地質学上の難題を解きかねている。

そのうち、カリフォルニア州の群発地震については、収まるどころか、さらに激しい状態となってきていまして、たとえば、アメリカ地質調査所(USGS)のデータを見ますと、どの地震も規模は大変に小さなものとはいえ、この1週間で「ほぼひとつの地震帯から 300回以上の地震が観測されている」ということになっています。

場所は、フォンタナという町がある場所で、「フォンタナ地震帯」と呼ばれているようですが、以下のように、大都市ロサンゼルスのすぐ近くにあります。

カリフォルニア州フォンタナの場所と最近1週間の地震
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この群発地震について、まさに本社がこのロサンゼルスにある米ロサンゼルス・タイムズは、「この群発地震が大地震に結びつく可能性」について論じる記事を掲載しました。

まずはその記事をご紹介したいと思います。

ここからです。

Southern California earthquake swarm takes an unexpected turn, and that’s reason to worry
LA Times 2019/06/08

南カリフォルニアの群発地震は誰も予測しなかった変化を遂げている。そして、この群発地震が懸念される理由

フォンタナ地震帯を中心として発生している群発地震が、南カリフォルニアの街々の周辺地域で著しい持続力を示している。あなたがフォンタナ近辺の住民ならば、現在のこの群発地震の状況に神経質になっても仕方ない面はあるだろう。

幸い、多くの地震学者は、このような群発地震が、破壊的な巨大地震に結びつく可能性は高くはないと語っている。

しかし一方で、長期間にわたって続いている地震の発生数を考えると、より大きな地震が発生する可能性は通常より高いことも事実だと、カリフォルニア工科大学の地震学者であるエギル・ホークソン (Egill Hauksson)氏は述べる。

ホークソン氏は、以下のように語る。

「この群発地震に対して、住民の方々は懸念を抱くべきかもしれません。現在、フォンタナで起きている群発地震は、過去 30年間にこの地震帯で起きた群発地震の中で最多の数となっていると思われます」

同じカリフォルニア工科大学の地震学者であるジェン・アンドリューズ (Jen Andrews)氏によると、フォンタナ地震帯では 5月25日以来、700回以上の地震が記録されている。地震の規模は、マグニチュード 0.7からマグニチュード 3.2までだった。マグニチュード3以上の地震が 3回記録されている。

その期間の中で、異常なことが起きている。

群発地震は、最初、北の方角へと移動していた。ところが、その後、群発地震は、方向を転換して南に移動し始めたのだ。

この異常な出来事は、6月7日に始まった。

ホークソン氏は、「これはやや予想外の群発地震の進化でした」と述べた。

そして、ホークソン氏は以下のように語る。

「群発地震は、少なくとも数週間は続くと考えられますが、しかし期間を正確に判断することはできません。私たち地震学者は現在、フォンタナ地震帯に何が起きているのかを監視しており、そして、その活動を追跡してようとしています」

「もし重大な新たな地震活動が発生するとすれば、おそらく新しい地震系列からのものでしょう」

さらに、ホークソン氏は、南カリフォルニアの住民の人たちに対して、不測の事態に備えて、飲料水の準備や、家具などが転倒しないような措置をおこなうなど準備を行うべきだと述べた。

具体的には、南カリフォルニアのすべての家において、ベッドの周囲に重い物や転落するようなものを置かない、本棚やドレッサー、液晶テレビは壁に固定するなどの対策を講じてほしいという。

カリフォルニアの地震での最後に死亡した人の死因は、地震により壊れたテレビが頭部に当たったことによるものだった。

また、群発地震が続く場合の懸念としては、群発地震が巨大な断層の近くで発生している場合、断層で発生する巨大地震を誘発する可能性があることだ。

たとえば、3年近く前の 2016年9月26日、サンアンドレアス断層の近くで、規模の小さな群発地震が 24時間以上続いたことがある。そのうち、3つの地震は、マグニチュード 4.0を超えていた。この際、専門家たちによる「マグニチュード 7以上の地震が発生する確率」の予測は、従来の 6000分の 1から「 100分の 1」に上昇した。

この時は、結果として大きな地震は起きなかった。しかし、この際には、カリフォルニアの住民たちには、地震への備えをする警告が出された。

なお、今回のフォンタナ地震帯は、サンアンドレアス断層などの巨大な断層の近くではないので、それらの断層が刺激されることはないと専門家は述べている。

ここまでです。

この群発地震の回数事態もすさまじいですが、ここで注目したのは、「群発地震の震源がいろいろな方向へ移動している」というところでした。

この「カリフォルニアの移動する地質事象」ということで思い出しますのは、昨年 10月から 11月にかけて、

「クレーターあるいはシンクホールがカリフォルニアを移動し続けた」

という奇妙な地質の報道がありました。

これは、以下の記事でご紹介したことがあります。

そこで何かが進行しているのか? アメリカのサンアンドレアス断層上で「1日に39回連続した地震」が発生。同時に「断層上を移動するシンクホール」という不思議な事象が出現中

2018年11月4日
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今年 2018年は、このブログを始めてからのどの年よりも「サンアンドレアス断層とカスケード沈み込み帯」での地質的な事象が多い年です。

この

・サンアンドレアス断層
・カスケード沈み込み帯


は、どちらも、過去に巨大地震あるいは超巨大地震を周期的に発生させていたことがわかっており、その意味では、将来的にどちらの断層でも巨大地震は起こり得るわけですが、今年はそのどちらについても、話題が多いです。

カスケード沈み込み帯とサンアンドレアス断層
cascadian-san-andreas2018bc.jpg

そして、今年の 8月には、このカスケード沈み込み帯で、「マントルが上昇している」ことを、アメリカの大学が突き止めたことを以下の記事でご紹介しました。

かつてマグニチュード9の巨大地震を発生させたアメリカ西海岸のカスケード沈み込み帯で「マントルが上昇している」ことが米オレゴン大学の調査により判明

アメリカの科学系メディアの:2018年7月25日の記事より
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先ほどリンクしました記事では、このカスケード沈み込み帯の北端にあたるバンクーバー島で、連続した振動(地震ではないと地質学者たちは述べています)が観測されたことをご紹介したのですが、今回ご紹介する冒頭の記事は、

「このバンクーバー島で、地下のマントルが上昇していることがわかった」

ということが書かれているものです。

具体的には、カスケード沈み込み帯の「北端」と「南端」のそれぞれの場所で、マントルが浮上していることが発見されたという論文についての記事です。

記事の内容から、マントルが浮上している場所を特定してみますと、厳密ではないかもしれないですが、下の位置で間違いないと思われます。

マントルが上昇していることがわかった場所
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「マントルが浮上している」ということが、地質的な動きにどのような影響をもたらすのかよくわからないのですが、それでも、「マントルが上昇しているというのは、地質活動の活発化を示すもののような感じはする」という曖昧な思いはあります。

いずれにしても、現在、火山の噴火などを含めて、世界中で地質活動が活溌であることは確かで、そのような中での出来事としてご紹介したいと思いました。

最近、地球の記録でご紹介した以下のペルーでの出来事などもそうですが、前例のない地質活動が世界のいろいろなところで見られています。

2018年7月24日のスペイン語版BBCの記事より
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2018年2月27日 ペルー・クスコ
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2018年3月から7月にかけて撮影されたペルーのルット・クトゥト村の周辺の状況
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近いうちにカスケード沈み込み帯で大きな地震が起きるということもないでしょうが、しかし、「ないと言える根拠はない」というのも事実で、日本もそうですが、かつてないほど地質的事象のリスクに直面しているのかもしれないことを感じます。

では、冒頭の記事をご紹介させていただきたいと思います。

Geologists Find Anomalies, Pieces of Mantle Found Rising Under Cascadia Fault
scitechdaily.com 2018/07/25

地質学者たちは、カスケード沈み込み帯の下にあるマントルが上昇しているという異常を発見した

研究者たちは、海底に設置された 268個の地震計と、陸地に設置されている数百に上る地震計から得られた 4年間のデータを分析する中で、北アメリ大陸の西海岸に位置するカスケード沈み込み帯の南北両方の端に異常を見出した。

彼らが発見した異常は、アメリカ太平洋北西部で発生する可能性のある地震事象の起きる位置、頻度、強さに影響を与える可能性がある。

これは、断層の下の他の場所より地震波の速度が遅い地帯があることを見出したことによるものであり、そこは岩石が溶けて温度が上昇している可能性があるため、地球の上部マントルが浮上していることを示しているというものだ。

この研究は、米国オレゴン大学の博士課程の学生であるマイルズ・ボマー(Miles Bodmer)氏により、地質学の専門誌「ジオフィジカル・リサーチ・レターズ (Geophysical Research Letters)」に発表された。

このカスケード沈み込み帯では、西暦 1700年に超巨大地震が発生したことが判明しているが、それ以来、大規模な地震を経験していない。

この場所は、北米大陸プレートの下にファンデフカ・プレート(Juan de Fuca)が沈み込む場所だ。この断層帯は、カナダのバンクーバー北部からカリフォルニア北部のメンドシノ岬までの沖合に広がっており、その南北の長さは、620マイル(約 1,000キロメートル)におよぶ巨大な地層帯だ。

今回の研究で判明した「マントルの浮上」の位置は、サンアンドレアス断層の南端にあるゴルダ変形帯の下と、そして、オリンピック半島から南バンクーバー島の下で、それぞれで浮上が起きている。

ボマー氏は、以下のように言う。

「カスケード沈み込み帯の北と南の沈み込み断層の二カ所で異常が見出せます。これらの地域は、他のカスケード沈み込み帯全体と同じ状態となっていません。独自の地質的特性を持ちます。そして、この北と南の部分では、断層の緊張(locking)が高まり、震動の密度も増加しているのです」

断層の緊張とは、2つのプレートがどれだけ強く張っているかを指す。

「この北と南の部分でこのように見られるようなことが緊密につながっていれば、この地帯はストレスを溜めており、大きな地震の発生により、そのストレスやエネルギーを解放する可能性があります」とボマー氏は語る。

ただ、そのような状態で起きる地震は、それなりの規模とはなる可能性はあるにしても、カスケード沈み込み帯のすべてが一度に崩壊して起きると想定されているマグニチュード 9以上のクラスの超巨大地震のようなものにはならないとボマー氏は言う。

プレート同士の緊張状態は、カスケード沈み込み帯の中央部ではかなり弱い。

今回の調査結果は、地震発生の予測に役立つものではないが、地震についての探査や測地解析のリアルタイム性の必要性を指摘するものともいえる。

カスケード沈み込み帯とサンアンドレアス断層の交差する場所は複雑性が高く、北米で最も地震活動の活発な連続した場所だ。これらの地域では、最終的には、大きな地震として、そのエネルギー放出されるような蓄積がある。

この研究では、遠方の地震から来る様々な形態の地震波を使用した深いイメージングが行われている。

今回の研究は、カスケード沈み込み帯の過去の地震記録を理解するのに役立つだけでなく、プレートの結合力を調査することにも役立つことを示唆しているとボマー氏は言う。

何らかの活動が少しずつ(あるいは急激なのかもしれないですが)始まっているという感じを強くする今年のさまざまな話題ですが、そのサンアンドレアス断層上で、11月2日に、

「 39回の地震が連続して発生した」

ということが起きました。

39回連続した地といっても、最大の地震の規模がマグニチュード 4.1ですので、それほど大きな地震というわけではないですが、このサンアンドレアス断層上で、このような「群発地震」が起きることは、かなり珍しいことではあります。

そして、これらの地震の震源が、「サンアンドレアス断層に沿って移動している」ということが注目されているところでもあります。

また、10月の終わり頃から、カリフォルニアのソルトン湖という湖の近くで、

「腐った卵の匂いを排出しながら《移動する》シンクホールが出現した」

という、ちょっと聞いたことのないような事象が起きており、これはさらに大きく報道されています。下は、それを報じたロサンゼルス・タイムズの記事です。

カリフォルニアに出現した「移動する泥火山」についての報道
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「移動するシンクホールって何だ?」とは思いますが、よくわからないだけに、上のロサンゼルス・タイムズの記事のタイトルにも「ミステリー」という単語が使われていて、これもまた、

「サンアンドレアス断層に沿って動いている」

のだそうです。

この夏あたりからこれらの場所で起きていたことを地図に書き出すと、以下のようになります。

2018年にその断層上で起きた出来事
sa-cascadia-2018.jpg

これらのことが、ただちに巨大地震につながるということでもないでしょうが、しかし、インドネシアなどの例を見るまでもなく、今、地球は大変に地震活動が活発な時期に入っています。

そういうものが発生しても「不思議ではない」とはいえます。

今回は、最近のカリフォルニアで起きていることについてまとめていた、冒頭のアメリカのブログ記事を翻訳してご紹介します。

California Hit By 39 Earthquakes Within 24 Hours As Scientists Warn Of “Movement Along The San Andreas Fault”
Economic Collapse Blog 2018/11/03

カリフォルニアで24時間のうちに39回の地震が発生した事象について、科学者たちは「サンアンドレアス断層に沿って動いている」と警告する

一連の地震が過去 24時間にわたってカリフォルニアで発生しているが、科学者たちは、この揺れが「サンアンドレアス断層に沿った動き」の結果であると伝えている。

ここ数ヶ月のあいだ、「環太平洋火山帯」に沿って驚くほど多くの地震活動が起きている。また、世界の地震の数が通常より極端に多くなった時期もあった。

この異常な地震活動のすべてが何かにつながっている可能性はあるのだろうか?

アメリカの専門家たちの中には、「次の巨大地震」がカリフォルニア州に発生するのが遅れていると話す人たちがおり、その直撃があった場合、被害は想定よりも、はるかに悪くなる可能性がある。

過去 24時間以内にカリフォルニアを襲った 39回の地震の大部分は、サンアンドレアス断層に沿って起きている。以下は CBS ニュースからの抜粋だ。

サンアンドレアス断層に沿った群発地震は、最大の規模がマグニチュード 4.1で、11月2日の午前中にホリスター地区とサリナス渓谷を横断した。CBSサンフランシスコは、地震での揺れはあったが、大きな被害はないと報告している。

アメリカ地質調査所(USGS)によると、11月2日の午後5時58分(米国時間)に、トレス・ピノスの南西 19キロメートルの場所を震源とするマグニチュード 4.1の地震が発生した。その後、M 3.6、M 3.2、M 3.0 の地震が続いた。


サンフランシスコの報道によれば、当局は、この揺れが「サンアンドレアス断層に沿った動き」によって引き起こされたと述べ、最初のマグニチュード 4.1の地震に続いて、20回以上の余震が続いたという。

幸い、大きな被害は報告されていないが、揺れは感じられたようだ。英国エクスプレスのインタビューに答えた住民は以下のように述べている。

ホリスターに住む住民の 1人はこのように述べた。「地震の時は眠っていたのですが、誰かがベッドをゆさぶっているかのように感じました」

モントレーベイに住む 1人の住民は、今回の一連の地震が、巨大地震の前に起きる地震である可能性に懸念を抱いていると語った。

そして、住民たちは次のように語る。

「私たちは、過去数ヶ月の間に、多くの地震の揺れを感じていました」


今回のような連続した地震の後に何もなく過ぎる可能性はあるだろうが、しかし、専門家たちは、カリフォルニアでの巨大地震は、「間違いなくある時点で起きる」と、以下のようにエクスプレスに述べている。

専門家たちは、カリフォルニア州での巨大地震は、その発生が遅れており、今後 30年以内に、マグニチュード 7.0の規模の地震が予想されると警告している。

アメリカ地質調査所の 2008年の報告では、サンフランシスコの東に走っているヘイワード断層について、サンフランシスコに住む 700万人の住民たちを脅かす可能性のある時限爆弾的な断層として説明している。


そして、「次の巨大地震」が発生した場合、その被害は、ほとんどの人々が想像しているよりも悪化する可能性がある。

以前ご紹介した記事では、カリフォルニアでの巨大地震は、「カリフォルニア州の大部分を、ほぼ即座に海に沈める可能性がある」と結論づけた最近の研究についての次のようなニュースを引用した。

カリフォルニア州の巨大地震は、発生が遅くなる可能性もあるが、しかし、ロサンゼルスの科学者たちは、巨大地震の発生時に、この地域に生じる新たなリスクを見出した。

巨大地震がこの地域を直撃した場合は、カリフォルニアの大部分をほぼ即座に海に沈める可能性があると彼らは主張しているのだ。

これは、南カリフォルニアの危険地帯の一つであると長い間信じられているニューポート・イングルウッド断層についての研究の中で発見された。


この話は、カリフォルニアの住民ではなくとも誰でも驚くだろうと思うが、専門家によると、これはいつか実際に起こる可能性が非常に高いという。

下は、それが取りあげられた記事からの抜粋だ。

この研究にあたったひとりであるカリフォルニア州立大学の教授、マット・カービー(Matt Kirby)氏は、巨大地震の発生の際、大地の沈没は迅速に起こり、それによりカリフォルニア州の一部が海に覆われる可能性が高いと述べている。

カービー教授は、「それは比較的、瞬時に起こるものです」と言う。

「おそらく、地震が発生した瞬間に、海水が急上昇しているのを見ることになるでしょう」


ちょうど数週間前、カスケード沈み込み帯に沿って、この地では珍しい複数の地震が発生した。

また、カリフォルニア州南部では、「動くシンクホール」が 1日 1.8メートルずつ移動している。それはその通り道にある「すべての道を破壊している」という。

下は報道からの抜粋だ。

この「動くシンクホール」が移動している場所は、サンアンドレアス断層の始まりの場所となる。今回の群発化した地震と共に、専門家たちが「次の巨大地震」を懸念する理由がここにある。

また、ソルトン湖の近くの場所において、「腐っている卵の臭い」を放出させている小さな泡立つ泥のプールが発生したことも懸念されている。

この現象を研究している専門家たちは、この現象は「シンクホールの移動」という表現が合うと言い、現在は移動の速度をスピードアップさせており、その経路にあるものすべてを破壊している。


現在の真実は、このように、私たちの周りに差し迫った変化の兆しが見えるということだ。

もちろん、これは単なるアメリカの西海岸だけの話ではない。

私たちは世界中で異常な地震活動を目撃し続けており、地球がますます不安定になっていることは非常に明白だといえる。

この時の「移動するクレーター」は、サンアンドレアス断層に沿うように移動していたと報じられていました。

このサンアンドレアス断層などがある太平洋の海域は、かつて非常に大きな地震が繰り返し発生している場所でもあり、そして、過去の記録からは、経過年数から考えて、「次の巨大地震がいつ起きても不思議ではない」ことになっています。

また、このアメリカ西海岸の場所は、環太平洋火山帯にあるのですけれど、アメリカから遠く離れてはいても、同じ環太平洋火山帯に位置しているニュージーランドでも、実は今、

「巨大な地震が懸念される地震」

が起きたことが報じられていました。

地震が起きたのは、ニュージーランドのアルパイン断層と呼ばれる長さ 500キロメートルに及ぶ断層で、この断層では、1717年にマグニチュード 8.1の地震が起きており、そのため、以下のように「マグニチュード 8級の地震が近づいている」という報道が億なされています。

2019年6月11日のニュージーランドの報道より
alpine-fault-2019.jpg
このアルパイン断層は、過去 8000年のデータから、平均 330年ごとに巨大地震が発生していることがわかっていまして、最後の地震から 300年が経過している現在、いつそのような地震が起きても不思議ではないという内容の報道でした。

アメリカもニュージーランドも日本も、予測されている場所では「過去に周期的に巨大地震が起きていた」ことは事実ですので、それぞれでいつかは巨大地震が起きるということにはなるのだとも思います。

発生した地震もマグニチュード 7.2と比較的規模の大きな地震でしたが、今のところ大きな被害は報告されていないようです。

しかし、今回のニュージーランドの地震は、懸念されている地震とは規模も震源も違いますので、「懸念されていたものとは別の地震」といえそうです。

現在、ニュージーランドで懸念されているのは、今から 300年前のニュージーランドに「マグニチュード 8.1」の巨大地震をもたらしたアルパイン断層というニュージーランドの南島を貫く巨大な断層で、今回の地震の震源とは違う場所にあります。

2019年6月16日のM7.2の地震の震源とアルパイン断層の位置
new-zealand-m72.jpg

なお、現在、先ほどリンクしました過去記事でもふれているのですが、大きな地震ではなく、「小さな地震」に関して、世界的に何となく不安定な感じが続いています。

たとえば、その記事でも書きましたが、ふだんは少なくともマグニチュード 3以上などの地震は起きないような場所で、やけに日々、地震が頻発しているのですね。

下の図は、日本時間の今日 6月16日の午前11時頃までの世界のマグニチュード 3以上の地震の発生状況ですが、ポルトガルとか、ギリシャのあたりとか、トルコのあたりなどで地震が頻発しているように見えます。

2019年6月16日午前11時までの24時間に発生したM3.0以上の地震
quakes-0615-2019.jpg

中東から南インドあたりの、やはり通常はほとんど地震のない場所でも、ずいぶんとこの 24時間で地震が発生しています。

ちなみに、今日のニュージーランドの地震の震源は、上の図では、左端にあるものですが、ニュージーランド周辺で、マグニチュード 5以上の比較的大きな地震が短い間に発生し続けていることもわかります。

「小さな地震」といえば、ウェザーニュースの報道「九州で小さな地震頻発 海外ではM7超が発生(2019/06/16)」によれば、九州で小さな地震が頻発しているそうです。また日本国内の地震の数としては、この1週間が、過去2ヵ月の間ではもっとも国内の地震が多かったことも記されています。

2019年4月8日-6月15日までの日本国内の震度1以上の地震
japan-earthquake-0615.jpg

今現在、世界も日本も、地震がやや増加している局面ではあるのかもしれません。

私自身は、最近の環太平洋火山帯を中心とした火山活動を見ていますと、地質活動は激化していると考えていますので、日本がどうこうということではないですが、まだ、世界では、巨大な地震がしばらく起きると思っています。

ですので、地震と火山の噴火が増えていくこと自体には疑問は感じません。

地震は起きる場所や、震源の深さなどによって、社会的な被害には大きな差が出ます。

今回のニュージーランドのマグニチュード 7.2の地震も、この規模のものが、大都市の直下の浅い場所で発生すれば、大きな影響が出るでしょうし、あるいは、今回のような「海域で発生する地震」が、マグニチュード 8などを超える超巨大地震である場合は、巨大な津波が発生する可能性があるわけで、地震は、それが起きる場所と状況によってとても違うものとなりそうです。

最終更新:2019/06/20 22:17

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