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2019/04/19 19:06

ツボカビ菌によるカエルを含む両生類90種がすでに絶滅し、500種が絶滅に向かっていることが判明。そしてそれは世界中に拡大している

2019年4月17日米フォックスニュースの記事より
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史上最悪の病原体

「カエルツボカビ症」という両生類を中心に感染する致死的な真菌があります。

ツボカビ菌そのものは、20年前に発見されて以来、生態系に非常に危険な微生物であることはわかっていたのですが、最近、科学誌サイエンスに、カエルツボカビの世界的な研究をおこなった論文が発表されました。

サイエンスに発表された論文
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この研究が示すところは、「状況は予想よりはるかに悪い」深刻なものでした。

ツボカビ菌は、これまで 90種の両生類を絶滅させてきた上に、新しい研究では、

「 500種の生物が絶滅に追い込まれようとしている」

のだそうです。

この真菌の発祥地は、朝鮮半島であることが最近わかっていますが(下のナショナルジオグラフィックの記事をご参照下さい)、それが世界的に拡大しています。

両生類を襲うカエルツボカビ、朝鮮半島原産と判明

ナショナルジオグラフィック 2018/05/14
https:●//natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/051400211/
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水を介して感染する真菌のカエルツボカビにより、1970年代以降、数百種の両生類が大量死に見舞われている。写真のサンバガエル(学名:Alytes obstetricans)もその1つ。フランスのピレネー山脈で死んだカエルたちを、菌の記録のために研究者が並べた。

世界中の両生類の多くが、存続の危機に直面している。その元凶となっているのが、カエルツボカビ症を引き起こす真菌、カエルツボカビ(Batrachochytrium dendrobatidis)だ。200種を超える両生類を絶滅または絶滅寸前に追い込み、地球全体の生態系を急激に改変しつつある。

(参考記事:「「カエルの楽園」で致死的なカエルツボカビを発見」2015.03.03)

マダガスカルには信じられないほど多くの種のカエルが生息していて、そのうちの99%が世界中でこの島にしか生息していない。だが、2015年2月26日に発表された研究によると、この生物多様性に近年最大の脅威が迫っているという。両生類に致死的な感染症を引き起こすツボカビだ。

 ドイツのブラウンシュバイク工科大学の研究者モリー・ブレッツ氏の説明によると、両生類の全種の7%がマダガスカルにしか生息していない固有種だ。ツボカビは、世界で数百種の両生類を激減または絶滅させている。2010年には、パナマのある森でツボカビが発生したことで、30種もの両生類がまたたく間に絶滅したという研究結果が発表された。

いつからいるのか

 研究者はこれまで、マダガスカルにはツボカビはいないと考えていた。2014年の研究で、マダガスカルから米国に輸出されたペット用のカエルにツボカビが見つかったが、そのカエルが輸送の途中で汚染されたのか、マダガスカルで感染していたのかはわからなかった。

 しかし、『Scientific Reports』誌に発表された今回の研究では、マダガスカルの複数の種がツボカビを持っていることがわかった。ブレッツ氏らは、2005年から2014年にかけて、4155匹の両生類の皮膚スワブ(綿棒で体表をぬぐって採取したサンプル)と組織サンプルについてツボカビの有無を調べた複数の研究データを吟味した。その結果、ツボカビは2010年から現われていたことが明らかになった。

ただ、ツボカビ症を発症したカエルはまだ見つかっていない。「ごく初期の段階で発見できたのかもしれません」とブレッツ氏は言う。もしかすると、マダガスカルのツボカビは致死性があまり高くないのかもしれない。

どのように入ってきたのか

オーストラリアのジェームズクック大学の研究者ジョナサン・コルビー氏は、マダガスカルでツボカビが確認されたことを残念に思いながらも、今のところカエルが死んでいないことを不幸中の幸いと捉えている。

 コルビー氏は今回の研究には参加していないが、科学者はツボカビがどこから来たのか明らかにする必要があると言う。島の外からもたらされたのであれば、どのようにして入ってきたかを解明して、次の侵入を防ぐ手立てを考えなければならない。「次に入ってくる菌株は非常に強い致死性を持っているかもしれないからです」

多面的な対策

もちろん、専門家はさまざまなアプローチによりこの脅威に対処しようと努力している。ブレッツ氏は、カエルの皮膚にいる細菌がツボカビを撃退する能力を持つかもしれないと考え、こうした細菌を使った予防的治療を検討している。パナマなど、世界の他の国々では、万が一の事態に備えて、特に弱い両生類の飼育施設を設置した。また、マダガスカルとパナマでは、両生類の長期的なモニタリングを行っている。

ここまで

「生物多様性への打撃という点では、これまで知られている限り、史上最悪の病原体です」。英インペリアル・カレッジ・ロンドンの菌類学者で、カエルツボカビを研究するマット・フィッシャー氏はこう語る。

きっかけは朝鮮戦争か?

そんな中、世界各国の研究者58人から成る研究チームが、この真菌がどこから広がり始めたのかを明らかにした。学術誌「サイエンス」に5月11日付けで掲載された画期的な研究で、カエルツボカビが現れた最も有力な場所と年代が特定されている。

 それは、1950年代の朝鮮半島だ。

 カエルツボカビはこの地を起点に人間の活動によって偶然に移動し、広範囲に散らばっていったと、科学者たちは仮説を立てている。これが、南北アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、そしてオーストラリア各地での両生類の死滅につながった。

 インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者で、この論文の筆頭著者であるサイモン・オハンロン氏は語る。「病原体が広がるきっかけは、何か1つの出来事だったかもしれませんし、いくつかの出来事の積み重ねだったのかもしれません。あるいは、何らかの人為的な大事件だった可能性もあります。例えば、朝鮮戦争のような」

(参考記事:「カエルツボカビ症はザリガニが拡散?」2012.12.19)

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カエルツボカビ症で死んだカエルたち(資料写真)。

世界各地の両生類の間で感染症が流行し、一部の種では絶滅も懸念されている。このほど、この感染症を拡散している真犯人が明らかになった。ザリガニだ。 この数十年、カエルツボカビ(Batrachochytrium dendrobatidis)によって引き起こされる感染症がカエルなどの両生類の間で蔓延している。300以上の種が絶滅の危機に瀕しており、すでに絶滅してしまった種も多いと考えられる。しかし、体が小さく個体数の少ない種の場合、地上からその姿が消えてしまったことを確認するのは難しい。

「この感染症はひどい事件だ。地球上の生命の歴史において、私たちの知る限りのあらゆる感染症の中で、最もひどい事件だと言っていい」と、サンフランシスコ州立大学の保全生態学者バンス・ブリーデンバーグ(Vance Vredenburg)氏は言う。同氏はカエルを専門としており、今回の研究には関与していない。

カエルツボカビは1990年代の終わりに初めて確認された病原菌だ。以来、その拡散やカエルツボカビ症の発症のしくみについて研究が重ねられてきた。

中でも大きな謎とされてきたのは、カエルツボカビがカエルのいない池でも生息を続けられるしくみについてだ。研究者はそのような事例を何度も目にし、当惑するしかなかった。ある池で両生類が一掃されたとする。しばらくして、カエルなりイモリなりが何匹か帰ってきてその池に住み着いたとしても、その個体もやはり死んでしまう。このカビの宿主となる両生類は、その池にはしばらく存在しなかったにも関わらずだ。

考えられる理由の1つは、カエルツボカビがほかの生物にも寄生しうることだ。タンパにある南フロリダ大学で生態学を学ぶ大学院生ティーガン・マクマホン(Taegan McMahon)氏は、カエルツボカビの宿主となっている可能性の高い生物種をいくつか観察した結果、ザリガニに的を絞った。この淡水の甲殻類が“容疑者”であるとされたのは、広く分布していることと、カエルツボカビの増殖に利用されるタンパク質のケラチンが、ザリガニの体に多く含まれることが理由だ。

マクマホン氏が実験室環境でザリガニをカエルツボカビに接触させたところ、ザリガニは感染した。約3分の1の個体は7週間以内に死に、生き残った個体の大部分は保菌者となった。マクマホン氏が感染したザリガニをオタマジャクシと同じ水槽に入れると(ただし網で分離して、ザリガニがオタマジャクシを食べてしまうことはないようにした)、オタマジャクシはカエルツボカビに感染した。また、マクマホン氏らのチームがルイジアナ州とコロラド州の湿地帯で現地調査を行ったところ、カエルツボカビに感染したザリガニが確認された。

これらのことから、ザリガニはたしかにカエルツボカビの“貯蔵庫”の役目を果たしていることが分かった。カエルツボカビは一時的にザリガニに寄生して生きながらえて、また両生類の体に戻る機会を窺っているらしい。カエルツボカビの正確な起源がどこなのか、なぜ近年急速に問題化しているのか、などといった疑問にはいまだ明確な答えが出ていない。しかし今回の研究によって、その拡散ルートの1つの可能性が示された。ザリガニは魚釣りの餌として使われるので、池から池へと移動させられることがあるし、食用に、あるいは愛玩用に世界中で販売されている。

今回の研究は、カエルツボカビ症に関する未解決の疑問すべてに回答するものではない。たとえば、ザリガニは一般的な生物ではあるが、どこにでもいるわけではなく、カエルツボカビ症によってカエルが壊滅的な被害を受けた地域の中には、ザリガニがまったく生息していないところもあるとブリーデンバーグ氏は指摘する。それでも今回の研究は「ほかの宿主の可能性について、もう少し広く調べてみる必要がある」ことを示すものだとブリーデンバーグ氏は言う。

ここまで

カエルツボカビの由来がわかることで、研究者たちは、多様なツボカビがいるホットスポットを監視し、新たな脅威について調べられるようになる。さらに今回の研究結果は、世界規模の貿易がきちんとした管理なしに行われると、知らず知らずのうちに生態系の破滅を加速させてしまうという警告も発している。

(参考記事:「絶滅回避へ動き、パナマの超小型カエル」2013.03.29)

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成体になったばかりのリモサ・ハーレクイン・フロッグは、パナマの1バルボア(1米ドルに相当)硬貨の上に乗るほどの大きさだ。

リモサ・ハーレクイン・フロッグ(学名:Atelopus limosus)をはじめ、絶滅の危機にある両生類にもわずかながら希望が出てきた。パナマ両生類救済・保全プロジェクトやスミソニアン保全生物学研究所(SCBI)などの自然保護団体の協力によって、飼育環境下での繁殖プログラムが進行しているのだ。 この飼育繁殖プログラムでは最初の試みとして、1組のつがいから9匹のリモサ・ハーレクイン・フロッグの養育に成功した。また2組目のつがいの産んだ卵から、すでに数百匹のオタマジャクシが孵化している。

リモサ・ハーレクイン・フロッグは、超小型(成体になったばかりの個体で体長1センチ足らず)の両生類で、現在飼育されているのは山形の縞模様が入った亜種だ。

「ここで育ったカエルたちは、この種にとって最後の希望だ」と、SCBI所属の生物学者ブライアン・グラトウィック(Brian Gratwicke)氏は声明の中で述べている。

今回の取り組みは、パナマで優先的に保護が必要な複数種のカエルを対象に、個体数の回復を目指して行われているプロジェクトの一環だ。ほかにもカンムリアマガエル(学名:Anotheca spinosa)、ツノフクロアマガエル(Gastrotheca cornuta)などが保護の対象となっている。

◆カエルの皮膚をむしばむツボカビ

国際自然保護連合(ICUN)では、リモサ・ハーレクイン・フロッグの種としての存続を脅かす主な要因として、森林破壊、水質汚染、堆積作用による小川の消失を挙げている。しかし両生類に感染するツボカビ症も懸念材料だ。

この感染症は、カエルツボカビ(学名:Batrachochytrium dendrobatidis)によって引き起こされ、両生類の皮膚に含まれるタンパク質、ケラチンを攻撃する。ツボカビが両生類を死に至らしめるメカニズムはまだはっきりしない。だが複数の研究で、カエルの皮膚呼吸をツボカビが阻害することが判明している。

 カエルは皮膚から水と酸素を摂取するため、この働きを阻害するような疾病は脅威となる。一部の研究では、ラテンアメリカにおけるヤセヒキガエル属のハーレクイン・フロッグの絶滅のうち、実に3分の1についてツボカビ症の関与を指摘している。

しかし、リモサ・ハーレクイン・フロッグなど、危機に瀕する両生類たちに希望を与えるニュースもある。

 オーストラリアに生息する3種のカエル(学名:Litoria lesueuri、Litoria serrata、Litoria nannotis)について、体温を高めることでツボカビへの感染率が下がったとする研究成果が最近発表されたのだ。

世界中に蔓延するツボカビ感染のパターンも、カエルの体温との関係で解き明かせるかもしれないと、今回の研究論文では述べている。さらに生息環境を人間がコントロールし、より暖かい気温のもとでカエルが暮らせるようにすれば、この感染症との戦いにもプラスになるとも考えられる。

◆絶滅回避に向けた繁殖への試み

一方、パナマ中央部の町、ガンボアではカエルの繁殖に向けた活動が行われている。こうした取り組みは、絶滅に備えた一種の保険として、絶滅危惧種とされるカエルの個体数を増加させるために大きな意味を持つものだ。

保全生物学を専門とするホルヘ・ゲレル(Jorge Guerrel)氏は、スミソニアン熱帯研究所と共同で、リモサ・ハーレクイン・フロッグのメスが産卵に使えるよう、水面下に小さな穴をいくつか設けた。

また、摂氏22~24度の水温で、酸素を多く含んだ水のゆっくりした流れがあることも、産卵には必須条件だ。

パナマ両生類救済・保全プロジェクトでは現在、リモサ・ハーレクイン・フロッグの成体65匹を飼育している。内訳は山形模様の縞が入っている亜種が55匹、無地の亜種が10匹だ。

ここまで

このナショナルジオグラフィックの記事で、英インペリアル・カレッジ・ロンドンの菌類学者は、

「カエルツボカビは、生物多様性への打撃という点では、これまで知られている限り、史上最悪の病原体です」

と述べていますが、今回の研究で、「さらに状況が悪い」ことが判明したということのようです。

場合によっては、「ほとんどの両生類が絶滅」という状況になるまでに、そんなに時間がかからない可能性さえあるのかもしれません。

大量絶滅の時代を感じさせるものでもあります。

米フォックスニュースの記事をご紹介したいと思います。

‘Worst disease ever recorded’ is responsible for ‘frog apocalypse’
foxnews.com 2019/03/29

「史上最悪の病気」が「カエルの黙示録」を作りだしている

カエルやヒキガエルに、記録されている中で史上最悪の病気が広がっている。

それは、真菌で、カエルたちの「肉を噛む」のだ。

この微生物は、カエルの肌を食べて、カエルに心臓発作を引き起こすことによって彼らを殺す。

最近、科学者たちは初めて、この真菌の「驚くべき」地球規模の影響を解明した。そして、それは以前に考えられていたよりはるかに悪い状況だった。

それが引き起こす病気、カエルツボカビ症(Chytridiomycosis)は、過去 50年間で、カエル、ヒキガエル、サンショウウオを含む両生類 90種を絶滅させた。

オーストラリア国立大学の主任研究員のベンジャミン・スキーレ(Benjamin Scheele)博士は、「調査の結果はかなり驚くべきものです」と語った。

「私たち科学者は、カエルツボカビが、両生類にとってかなり悪いことを、この 20年間知っていましたが、実際に、その影響と生物の個体数の減少を定量化したのが今回の研究でした」

研究チームは、この両生類の病気がヨーロッパ、オーストラリア、中南米およびアフリカから検出されたと述べる。

そして、合計で、500種の両生類が急激に減少しており、あるいはツボカビ菌の結果として絶滅した。

他のどの病原体よりも多くの生き物を絶滅させていると見られることから、このツボカビ菌は、記録上最も破壊的な病気だといえる。

スキーレ博士は、以下のように述べる。

「この研究は、病気が野生生物にどのようなことをすることができるかについての私たちの理解を書き換えました」

この真菌はアジアから発生したと考えられている。

ペット取引などの人間活動を通して 1980年代に世界中に広がった。

ひとたび感染すると、真菌は両生類の皮膚に入り込み、それを固めて剥がす。

感染した両生類が自分の皮膚を通して呼吸したり、水分を摂取すると、その両生類は心臓病や脱水症状で死亡する。

20年前の発見以来、科学者たちは、どれだけの種類の動物が、ツボカビ菌に殺されたかを集計するために研究を急いでいた。

ベルギー・ゲント大学の科学者フランク・パスマンズ(Frank Pasmans)氏は、「この影響を客観的に見積もる必要がありますが、残念ながら、事態は予想以上に深刻でした」と述べた。

科学者たちは、このツボカビ菌の研究は、世界的な野生生物にどれほどの悪影響を及ぼす可能性があるかを示していると述べている。

研究は、科学誌サイエンスに発表された。

最終更新:2019/04/19 19:06

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