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2019/04/01 23:34

オーストラリア 前例のない雹嵐により「たった10分間で、400万個のアボカドが破壊される」

2019年3月27日のオーストラリアABCニュースより
4000000-acocados-smash.jpg

「食糧生産地域への壊滅的な自然災害が続いている」として、以下のような記事を書かせていただきました。

アメリカ中西部の大洪水は重大な食糧危機の発生の懸念と、それを発端とした経済・金融・社会の混乱の勃発の可能性が台頭

アメリカの洪水をはじめとして、カナダやオーストラリアなど、世界の食糧生産の拠点となるような場所で、異常気象などにより深刻な生産の停滞が次々と発生しています。

そんな中、海外の報道を見ていましたら、数日前に、オーストラリアの南東にありますニューサウスウェールズ州の巨大な果樹園が、激しい雹(ひょう)嵐に見舞われ、10分間ほどのあいだに「 400万個のアボカドが粉砕した」という報道がありました。

avocados-nsw-2019.jpg

果樹園は、ニューサウスウェールズ州にあるノーザン・リバースという場所にあります。

オーストラリアのノーザン・リバース
northern-rivers-map2019.jpg

このニューサウスウェールズ州というのは、長く深刻な干ばつに見舞われていまして、ようやく、まとまった雨が降ると期待していたら、それは「とんでもない雹嵐」であり、結局、果樹園の作物は壊滅的な被害を被ったという切ない話でもあります。

これは、冒頭のオーストラリア ABC ニュースの内容を翻訳してご紹介させていただこうと思います。

本当に、今は、「食糧を生産している場所」を自然が徹底的に攻撃している感じがいたします。

しかも、この果樹園にしても、今回の雹嵐の影響は今年だけの問題ではなく、来年からの収穫にも影響するということになっています。

ここからです。

Hail storm smashes 4 million avocados in under 10 minutes at huge orchard
abc.net.au 2019/03/27

巨大な果樹園を襲った雹嵐は10分間で400万個のアボカドを粉砕した

先週、ニューサウスウェールズ州ノーザン・リバーズにあるアボカド果樹園が雹嵐によって壊滅的な被害を受けた。

この雹により、推定で 400万個のアボカドが粉砕された。

果樹園「オージー・オーチャーズ(Aussie Orchards)」の支配人であるコリン・フォイスター(Colin Foyster)氏によれば、果樹園にある 12,000本の樹木になっていたアボカドの実のうちの 80%が雹により地面に落ちたという。

降った雹のサイズは、最大で 7.6cmほどもある巨大なものだった。

フォイスター氏は、以下のように述べる。

「ほとんどの実が落ちるのに 10分もかかりませんでした。そして、雹は、ほとんどのアボカドを傷つけることになりました。まだ、ほとんどが未熟な果実ですので、どうにもなりません」

フォイスター氏によると、木から落ちなかったアボカドも、多くが雹により傷ついており、また、木そのものも損傷を受けているという。

「落ちずに残っているものも、損傷がひどい場合は、腐敗につながり、いずれ落下いるでしょう」

木から落ちなかった 20%のアボカドも、商品としては格下げされるという。高級品の半値くらいになってしまうだろうとフォイスター氏は言う。

この果樹園は家族により経営されており、アボカド、ライチ、サトウキビ、マカダミアナッツ、そして野菜農園がノーザン・リバーズとクイーンズランド北部に広がっている。

この果樹園は、強風が吹かないために、プレミアム級のアボカドが産出されることで知られる。

今年は、この雹嵐に見舞われるまでは、かつてない豊作が期待されていた。しかし、それが一転して、今回の雹嵐は、オーストラリアでのアボカド果樹園を襲った自然災害による被害としては最大のものとなってしまった。

果樹園の経済的被害は壊滅的なものとなっているが、果樹園そのものの回復にも、かなり時間がかかるという。

アボカドは果実であることから、次の収穫につなげるために、その収穫の際には、来年以降のために、すべてを収穫せずに果実を木に残しておくのだが、今回の雹嵐で、ほとんどの果実が落ちたり、あるいは、「葉が落ちてしまっている」ために、来年からの収穫にも影響が出ると見られている。

フォイスター氏は「来年の収穫にも大きな影響があるでしょう」と言う。

この地域では、これまで数ヶ月に及ぶ乾燥した気候が発生しており、厳しい季節が続いていた。

しかし、最近、大雨の予報が出て、果樹園の人々は「干ばつが終わる」と喜んだのも束の間、それは雨ではなく、雹という形でやってきてしまった。

ここまでです。

なお、オーストラリアの最近の気象もまた非常に混沌としていまして、昨年の暮れにはやはり、同国史上最悪の雹嵐に見舞われたこことを以下の記事でご紹介させていただきました。

オーストラリアのシドニーが過去数十年で最悪級の雹嵐に見舞われ、当局は「壊滅的な自然被害状態」を宣言

2018年12月21日シドニーの雹嵐の被害を伝える報道
sydney-catastrophic-hailstorm.jpg

オーストラリアのシドニーで 12月20日、考えられないような雹嵐が発生し、各地で大変な被害が出たことが報じられています。

雹で破壊された自動車 12月20日 シドニー
car-sydney-002.jpg

下の写真は、雹嵐の中のシドニー沿岸の様子ですが、まるで「爆撃」のような雹に見舞われています。

sydney-sea-1220.jpg

被害の範囲は、シドニーのあるニューサウスウェールズ州の広範囲に渡ったようで、州当局は、「壊滅的な自然災害」と宣言しています。

経済的な被害は、日本円で、少なくとも 60億円から 70億円に上ると見られています。

ニューサウスウェールズ州とシドニーの位置
nsw-sydney-map2018.jpg

この雹は、その大きさがものすごく、報道でも「テニスボールサイズ」と伝えられていますけれど、そのようなサイズのものが激しく降り注いだようです。ソーシャルネットに投稿された写真の中には、テニスボールの大きさを超えているようなものもありました。

big-hail-sydney2018.jpg

このような大きさの雹が下のように降り続けたのですから、それは被害も出ようものだと思います。

また、この雹嵐の際には、特大のスーパーセルも観測されていました。

2018年12月20日 シドニー上空に出現したスーパーセル
supercell-australia-1220.jpg

シドニーでは、1999年にも激しい雹嵐に見舞われたことがあるそうで、その時も大きな被害が出たようですが、今回の雹嵐の被害はそれと同等か、上回る規模のものだと報じられています。

南半球のオーストラリアはこれから真夏に入りますが、高い地表の気温と冷たい上空の寒気がぶつかることが増えそうでもあり、気象はさらに荒れていく可能性がありそうです。

あるいは、つい最近まで、今回の果樹園があった付近の地域では、史上最悪級の山火事が発生していました。

オーストラリア南東部で史上最悪級の巨大な山火事が制御不能な状態で拡大中

オーストラリアの山火事を伝える2019年3月4日の報道より
victoria-fire-2019feb.jpg

アメリカやヨーロッパなど、北半球では、極端な寒波に見舞われる場所が多かった今年の 1月から 2月ですが、南半球のオーストラリアでは、極端な猛暑が続いていました。

そのような中で、山林火災が相次いでいたのですが、2月の後半にオーストラリアの南東部にあるビクトリア州で発生した山火事は、コントロール不能の状態で拡大を続けていて、日々、状態が悪化し続けていることが報じられています。

オーストラリア・ビクトリア州の位置
victoria-map-2019.jpg

ビクトリア州には、オーストラリア最大の都市であるメルボルンがあります。

以下の山火事の煙は、メルボルンから撮影されたものですが、この火災による煙のすさまじさからも、現在発生している山火事の規模の大きさがわかります。

2019年3月2日 - 5日 ビクトリア州の山火事の煙の様子
fire-blaze-victoria02.jpg

vb-melbourne-02.jpg

冒頭の CNN の報道のタイトルにありますように、オーストラリアの緊急事態管理局では、人々に、「命を守ることを最優先に、迅速な行動をして下さい」と呼びかけています。

現在、2000人の消防士たちが、消火に当たっていますが、3月5日の時点では、「山火事を制御できる見込みは立っていない」とのことです。

そして、このビクトリア州をはじめとしたオーストラリア南東部の今後の気候なのですが、もうそろそろオーストラリアの夏も終わりに近いというのに、「猛暑」と、そして極端な降雨不足が予想されています。

オーストラリアの東部から南東部にかけての気温は、場所により「 38℃」にまで上がる見込みがあり、また、今後、雨が降る可能性ですが、以下のように、東部から南東部まで、

「平年に比べて極端に雨が降らない見込み」

となっています。

2019年3月から5月のオーストラリアの降水予想
rainfall-australia-2019.jpg

最高気温も、雨の少なさも、歴史的なものとなる見込みだとオーストラリア気象庁は述べています。

そのあたりからも、山火事が急速に収束に向かうというのは、今の時点では難しそうです。

北半球でも南半球でも極端な気象とそれによる災害が続きます。

世界中の豊かな農作地域が、次々と壊滅的な自然災害に見舞われ続けていて、そして、北半球に関しては、自然災害が本格化するのはこれからのシーズンだと考えますと、今年の春から夏という時期には緊張感が漂います。

最終更新:2019/04/01 23:34

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