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2019/02/08 23:34

オランダの海岸で起きている「2万羽」の海鳥が死亡し続ける謎の事象

2019年2月7日の英国BBCの報道より
dutch-birds-deaths2019.jpg

オランダで謎の「大量死事象」が起きています。

北海沿岸となるオランダの海岸で、2万羽もの海鳥が死亡した状態で打ち上げられているのです。

以下の地図の場所に沿って、大量死が起きていますが、謎なのは、隣国のドイツやベルギーでは、一切同じような報告がないのです。

海鳥の大量死が起きている場所
waddeneilanden-zeeland-map2019.jpg

この地図の、フリースラント諸島からゼーランド州という場所の海岸までの間の、ほぼ全域で起きているようなのです。それが、オランダでだけ起きている。

大量死を起こしている海鳥は、ウミスズメ科の鳥で、下のような鳥です。

オランダで大量死を起こしているウミスズメ
gullemots-dutch-deaths.jpg

現在、科学者たちが、大量死の原因を突き止めようとしていますが、現時点では、「大量死の原因はまったく不明」となっています。

これに関して、AFPの報道を掲載しておきたいと思います。

なぜ? オランダのみで海鳥2万羽が謎の大量死
AFP 2019/02/07

北海沿岸のオランダの浜辺に2万羽もの海鳥が打ち上げられ、専門家を困惑させている。

すべての個体が深刻な飢えで衰弱し、死んでいるか死にかけの状態で見つかったという。

見つかったのはニシンなどを食べるウミスズメ科の海鳥で、北部フリースラント諸島から南西部ゼーラント州までの海岸に打ち上げられた。

原因について、オランダ・ワーヘニンゲン大学の海洋学者マーディク・レオポルド(Mardik Leopold)氏はAFPの取材に、「非常に難しい問題だ」「まだ答えは分かっていない。ただ事ではない」と述べた。

海鳥の大量死は1980年代と90年代にもあったが、今回は数々の謎が研究者らを悩ませているという。

まず、大量死が確認されているのがオランダの沿岸部に限定され、近隣のベルギーやドイツでは一切報告がない。

この冬は風が強く海が荒れているため、海鳥が疲弊して魚を食べられないなど捕食のパターンに影響が出ている可能性もあるが、天候が原因なら「なぜオランダだけで大量死が起きているのか」とレオポルド氏は疑問を呈する

国内では、先月オランダ沖で悪天候に見舞われた大型貨物船からコンテナ少なくとも341基が海に落下した事故との関連を疑う報道もある。この事故ではプラスチック製の玩具やポリスチレン(スチロール樹脂)、靴などがオランダとドイツの浜辺に打ち上げられ、漂着物の一つは高可燃性の危険物である有機過酸化物の粉末が入った袋だった。

しかし、数羽の死骸を解剖した段階では、胃袋からプラスチックは全く検出されなかった。また、もし海鳥の死因に化学物質が関係しているなら、他の動物にも何らかの症状が出ているはずだとレオポルド氏は指摘する。

死んだ海鳥は、体が油に覆われていたわけでもなかったという。

大量死の謎の解明に向け、研究者らは来週から数百羽の死骸を解剖する予定だ。


ここまでです。

海鳥の大量死は、近年よく起きていて、2016年には、アラスカからロシアにかけてのベーリング海で、ツメノドリという海鳥の大量死について以下の記事で取りあげたことがあります。

北太平洋に生息する海鳥ツメノドリが、ベーリング海の島々で「何百羽も死亡している」という未曾有の大量死事象

2016年11月13日
ツメノドリ(Puffin)
puffin-01.jpg

2016年10月中旬 プリビロフ諸島で発見されたツメノドリたちの死体
pribilof-islands-october.jpg

「私はこのような光景を一度も見たことがありません。私たちは今、未知の領域にいます。そして、私たちは特別な時代の真っ只中にいると思わざるを得ません」 ネイト・マンツゥア(アメリカ海洋大気庁の生態学者)


カムチャツカ半島などの北太平洋の海域に生息しているツメノドリという海鳥がいます。このツメノドリは、人間の表情にあてはめれば「ちょっと困ったような」特徴的な顔つきもあり、イラストなどに使われることも多いです。

ツメノドリ
puffin-02.jpg

このツメノドリが、北太平洋のベーリング海で「何百羽も死亡している」のが最近発見されました。

10月中に何らかの理由で大量死を起こしたもののようですが、原因は今のことろわかっていません。

ツメノドリの死体が次々と発見されているのは、ベーリング海にあるプリビロフ諸島というところで、下の位置にあります。

ベーリング海とプリビロフ諸島の位置
bering-sea-map.gif

原因は今のところはっきりはしていませんが、昨年以来の「海水温の異常」が関係していると見られ、具体的には、ベーリング海に異常に暖かい海流が入り込んだことによって、この海域の生態系が崩壊しつつある可能性があります。

このベーリング海を含むアラスカなどでは、エコウォッチの記事によれば、今年、サーモンやカニの漁獲高が激減していることが伝えられていて、北太平洋全体の海の生態系に異変が起きていると考えられます。

このアラスカでは、2016年から今年初めまで、おびただしい海鳥の大量死が発生していたことを、

アラスカで「空前の規模の海鳥ウミガラスの大量死」が起きていることが発覚

2016年01月12日のUSAトゥディの報道より
alaska-sea-birds-die-off.gif

その前年には、アメリカ西部の海岸で、やはりおびただしい海鳥の大量死が起きています。

海では「デッドゾーン」の中であらゆる海洋生物が死に続けるアメリカで

2015年1月24日10万羽規模となった米国西海岸のウミドリの大量死
us-seabirds-may.gif

米国オレゴン州の海岸でウミドリが謎の「餓死」での大量死。推定では「数万羽」が死亡

2015年01月09日
seebirds-washup-top.gif

カリフォルニアに打ち上げられたアシカの子どもの数が1800頭に達する

 2015年03月25日
pup-sealion.gif

これらの「海の大きな異変」については、今回のようなことを含めまして、改めて記事にしたいと思っていますが、海の生態系の異変は進行し続けているのかもしれないと今回のことで感じます。

私たちの生活を含めて、いろいろな方面に大きな影響が出てくるのもそう遠くはないのかもしれません。

冒頭のアメリカ海洋大気庁(NOAA)の生態学ネイト・マンツゥア(Nate Mantua)氏の「私たちは特別な時代の真っ只中にいる」という言葉が示すように、今、私たちは本当に大きな変化の中にいるのかもしれませんし

今回のオランダの「 2万羽」という規模は異例ともいえるもので、何が起きているのだろうなと思います。

その鳥「一種」だけが大量死を起こしているということも含めて、何かいろいろなことがあるのだろうなとは考えます。

最終更新:2019/02/08 23:34

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