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記事詳細

2019/02/08 23:13

中国の科学者たちが「ラットの脳と人間の脳を接続」することにより、人間がラットの行動を支配し、マインドコントロールすることに成功。そんな科学の未来は

2019年2月4日の米国CNETの報道より
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以下の記事も、そこにあります「麻薬が次々と合法化されていき、多くの人々が生活の中の逃避先として麻薬に没頭する」という記述から、最近のアメリカのひどすぎる「オピオイド地獄」を思って書いたものでした。

西洋社会で次々と合法化されていくドラッグ。そして、オピオイド地獄が「大量死事象」へと発展している地獄そのものの今のアメリカ。その裏にチラ見えするCIAのスレイブ製造計画「MKウルトラ」の成果

2019年2月5日の米サイエンス・アラートより
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ジャック・アタリ著『未来の歴史の概要』(2006年)より
《麻薬の合法化》

大衆は、不安定で無意味な生活から逃れるために、娯楽、そして麻薬に溺れるようになる。

20年後(2026年)には、多くの国境が閉鎖され、生涯の雇用が保証されることもなく、結婚することもできない生活の中で人々は暮らしていく。

そのような生活の中では「娯楽」が人々の主要な逃避先となる。

取り憑かれたかのように娯楽に没頭するものや、一日中、画面の前から動かない人々。

そして、娯楽と共に、麻薬が次々と合法化され、多くの人々は生活の中の逃避先として麻薬に没頭する。


これは 2030年からの社会について書かれた予測書というようなもので、冒頭に抜粋したのは、その中の「麻薬の合法化」というセクションの概要です。

この中の、

娯楽と共に、麻薬が次々と合法化され、多くの人々は生活の中の逃避先として麻薬に没頭する。

の中の、

> 多くの人々は生活の中の逃避先として麻薬に没頭する。

という部分に関しては、すでに、アメリカではオピオイドというカテゴリーの麻薬により大変なことになっていることは、2年くらい前から以下のような記事で取りあげていたことがありました。

アメリカの状況は、ついに以下の報道のような「アメリカ人の大量死事象」へと拡大しています。1月21日のフォーブスの報道です。

米国人が「薬物摂取」で死亡する確率、初めて自動車事故を上回る
Forbes Japan 2019/01/21

「防ぎ得る」死因によって米国人が命を落とす確率について調査した結果、2017年に初めて、薬物の過剰摂取の順位が自動車事故を上回ったことが分かった。

米疾病対策センター(CDC)のデータによると、同年に米国で薬物の過剰摂取により亡くなった人は、前年から9.6%増加。7万人を超えた。合成オピオイドのフェンタニルだけで見れば、前年比で45%増加していた。

また、「防ぎ得る」死因による同年の死者数と米国の人口、平均寿命(78.6歳)に基づいたNSCの推計によれば、米国人が薬物の過剰摂取と自動車事故によって死亡する確率はそれぞれ、96人に1人、103人に1人だった。


これはつまり、現在のアメリカでは、

「 103人に 1人が自動車事故によって亡くなっている」

のに対して(これも多いですが)、

「 96人に 1人が薬物の過剰摂取によって亡くなっている」

ということになるのです。

ちなみに、この「フェンタニル」というのは、病院で処方される合法の鎮痛剤ですが、日本緩和医療学会のウェブサイトによれば、フェンタニルの鎮痛作用は「モルヒネの約 50倍から 100倍」という強烈なものです。

フェンタニルという言葉は日本では馴染みがないですが、昔からあるもので例えますと、つまり「ヘロインのようなもの」と解釈していいはずです。地球のたくさんの人々の命を奪っていったあのヘロインです。

そして、くどいようですが、これはアメリカでも日本でも、違法ドラッグではなく、「病院から処方される薬」です。

それによって、現在、おびただしい数のアメリカ人が亡くなっている。

数字から見れば、今のアメリカでは、毎日 200人ほどの人たちが、このフェンタニルの過剰摂取で命を落としていることになります。

そして、先ほどのフォーブスの記事で驚いたのは、

> 合成オピオイドのフェンタニルだけで見れば、前年比で45%増加していた。

の「前年から 45パーセントの増加」というところでした。

2015年から 2016年にかけてのアメリカでのオピオイドでの死者の増加ぶりの時にさえ、もはや「極限の増加」だと言われていたのに、2017年は、さらに「倍近く」増えているのです。

ちなみに、下は、オハイオ州カイアホガ郡という場所での 2013年から 2016年の間の薬物の過剰摂取での死亡者数の推移です。多くがオピオイドです。2015年から「唐突」に増加していることがおわかりになると思います。

他のアメリカでも、おおむねこのような推移となっているはずです。

米オハイオ州カイアホガ郡での2013年から2016年の薬物の過剰摂取での死亡者数
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なお、フォーブスの記事には、アメリカ人の死因となる確率が高いものから並べられているのですが、一部抜粋しますと、以下のようになります。

最も高いのが心臓疾患で「 6人に 1人のアメリカ人が心臓疾患で亡くなっている」というとこから始まり、以下のようになります。

アメリカ人の「防ぎ得る」死因

・がん/7人に1人

・自殺/88人に1人

・オピオイド過剰摂取/96人に1人

・自動車事故/103人に1人

・銃撃/285人に1人

・銃の誤射/8527人に1人

・鋭器による事故/2万8000人に1人

・自然災害/3万1394人に1人


こう見ますと、「なんと自然災害での犠牲の少ないことか!」と思います。

現在のアメリカは、

「自然災害で亡くなる人は 3万人に 1人」

なのに対して、

「自動車事故によって亡くなる人が 103人に 1人」

「銃で撃たれて亡くなる人が 285人に 1人」

そして、

「オピオイドの過剰摂取によって亡くなる人が 96人に 1人」

という国となっているのです。

「オピオイドの中毒の人が 96人に 1人」なのではなく、「死んでしまう人が 96人に 1人」なのです。

驚くべき数字ではないでしょうか。

ここから考えますと、今のアメリカでは「何人に 1人がオピオイドを常用しているのだろう」と考えます。

先ほども書きましたけれど、これは合法薬であり、手に入れることがものすごく難しいものというわけではないはずです。

「地獄だなあ」と、つくづく思いますが、

この地獄はなぜ発生して、そしてどのように作られたか

ということは……まあ、詳細がわかるわけはないですが、おぼろげながら思うのは、この現在の尋常ではないアメリカ人の薬による致死率、つまり「 100人に 1人以上が薬物の過剰摂取で死んでいる」という状況は「普通に生まれるものではない」とも思います。

何しろ、アメリカの人口は 3億人以上なんです。

そこから考える「薬物死が人口の 96分の 1」というのが、どれだけものすごい数かという話でもあるのです。

関係ない話ですが、1970年代の英国のロックバンドに、セックス・ピストルズというものがありましたが、そのボーカルだったジョン・ライドンという人は、若い時からドラッグを非常に憎んでいた人で、特に、フェンタニルと同じ系統のヘロインの存在を異常に憎んでいました。

ドキュメンタリー映画の中で、ジョン・ライドンは、

「ヘロインは人間から、すべての人間らしさを奪ってしまう悪夢すら及ばない最強の地獄だ」

と述べていましたが、著名人を含めたさまざまなオピオイド依存症の人々の悲惨さを見聞すると、私もおおむねそのようなものだと思っています。

ともあれ、話を冒頭のジャック・アタリ氏の「未来予測」に戻しますと、その中に、

麻薬が次々と合法化され

という部分があり、これこそ、いわゆる「今ココ」ということになっているわけです。

カナダで昨年 10月に大麻が「国家として合法化」されて以来、アメリカにもその波が押し寄せていまして、今の状態だと、アメリカが全面的に大麻を合法化するのは近いのかもしれません。

下のフォーブスの記事のように、次のアメリカ中間選挙では、多くの議員が「大麻合法化」を主張することが明確になっています。

2020年米大統領選、有力候補らが「大麻合法化」を相次ぎ主張
Forbes Japan 2019/01/10

2020年の米国大統領選の有力候補として知られる、民主党のカリフォルニア州上院議員カーマラ・ハリスは、自身の著書で大麻の合法化を主張している。

「長年続いてきたドラッグをめぐる論争に終止符を打ち、米国は大麻の合法化を推進すべきだ」とハリスは1月8日に発売した著書で述べた。

大麻の合法化推進はここ数年、米国においてメインストリームの動きとなった。中でも民主党議員の間で、合法化支持の声は高まっている。

「米国では多くの人々が大麻の使用が原因で逮捕され、起訴され、刑務所に送られている。この状況を変えなければならない」とハリスは当時、述べていた。

ハリス以外にも、民主党から大統領選に出馬を表明した議員の多くが、大麻合法化のポリシーを掲げている。先日、出馬に向けた準備委員会を立ち上げたマサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員も、大麻合法化のスタンスを掲げている。


あるいは、すでに以下のように、産業用大麻の大規模栽培は合法化されていますので、本当に全面合法化は近いのかもしれません。

米、産業用大麻の大規模栽培を合法化へ 法案可決
AFPBB News 2018/12/13

米下院は12日、産業用大麻(ヘンプ)を規制物質法の対象から外し、大規模栽培を認める法案を賛成369、反対47の賛成多数で可決した。上院でも前日に賛成87、反対13で可決済みで、ドナルド・トランプ米大統領が署名すれば成立する。

法案を後押ししてきたミッチ・マコネル上院院内総務によると、法案は「ヘンプを農産物として合法化する」もので、成立すればヘンプ栽培が農作物保険の対象になるほか、研究開発でも連邦政府の助成金を申請できるようになる。


そして、冒頭のサイエンス・アラートの記事にありますように、アメリカではマジック・マッシュルームも合法化になっていく方向のようです。

たとえば、マジックマッシュルームの作用はどのようになるかというと、Wikipedia には、いろいろな事例が紹介されていますが、アメリカの以下のような事例も紹介されています。

マジックマッシュルーム - Wikipedia

1914年の科学誌『サイエンス』にはアメリカ合衆国メイン州における男女の中毒例の記載があり、ピアノを弾いたり飛んだり跳ねたりおかしくてたまらず、部屋の花束が自分を巻いているようだというような幻覚が起きたという。


他にも記載されているのが、ほとんどがこのような事例で、

「楽しくて仕方なくなり、笑って踊り続ける」

というものです。

そして、このマジックマッシュルームそのものの薬効で死亡した人は、おそらく「誰もいない」のです(建物から落ちたりする事故死はあるようです)。

2009年の医学書『臨床中毒学』にも「マジックマッシュルームによる重症や死亡はまずない」と書かれています。

大麻もそうです(こちらも事故とかはたくさんありそうですが)。

フェンタニルのように、短い期間で次々と「その薬効」で大量の人を殺し続けているようなものとは基本的に違うのです。

しかし。

それでも、私は今の世の中には、いかなるドラッグも蔓延するべきではないと考えています。

良い時代なら、「楽しくて笑って踊り続ける」のもいいことなのだと思います。

しかし、今のドラッグの蔓延の背後にあるものは、ほぼ、

「現実からの逃避」

だけだからです。

今の世の中で、オピオイドのようなものを欲する人の多くは、「逃避のため」ということが多くなりそうで、そのような状況での使用は、その人々をますます現実社会を見ないようにしていってしまうことになると思うのです。

「社会をきちんと見る人が少なくなる」と。

冒頭のジャック・アタリ氏の著作の部分からもう一度抜粋します。

《麻薬の合法化》

大衆は、不安定で無意味な生活から逃れるために、娯楽、そして麻薬に溺れるようになる。

取り憑かれたかのように娯楽に没頭するものや、一日中、画面の前から動かない人々。

そして、娯楽と共に、麻薬が次々と合法化され、多くの人々は生活の中の逃避先として麻薬に没頭する。


このような「大量の娯楽の提供」と「次々と麻薬が合法化されていく」というのは、「誰の望みか」ということを考えたいのです。

人々が社会を冷静に見られなくなるような世界を誰が欲しているのか。

自然にそのようになるというものでもないはずです。

そういえば、なんとなくタイトルに「 MKウルトラ」と入れていました。

MKウルトラというのは、Wikipedia から抜粋しますと、以下のようなものです。

MKウルトラ計画 - Wikipedia

MKウルトラ計画とは、アメリカ中央情報局(CIA)科学技術本部が極秘裏に実施していた洗脳実験のコードネーム。

MKは、被害者の名前にちなむ。アメリカとカナダ両国の国民を被験者として、1950年代初頭から少なくとも1960年代末まで行われていたとされる。

CIAの文書によると、「マインドコントロールの効果を立証するための実験」と称して、化学的、生物的な手段を用いた事に留まらず、放射性物質にも着手した事が明らかとなっている。

LSDをCIA職員や軍人、医師、妊婦、精神病患者らに投与する実験を行っていた。


CIAのライブラリーに残るMKウルトラの文書
cia-mu-de.jpg

これに関しては、何となく、このことを思い出しただけで、今のアメリカのオピオイド地獄と関係あるわけではありません。

ただ、過去にこのようなことを大々的におこなっていたアメリカという国は、「ドラッグについての幅広い知識を所有している」ことは確かだと思います。

MKウルトラ計画で CIA が検証を試みようとしたとされるドラッグの種類が、機密指定を解除された CIA の4000ページhttp:●//www.theblackvault.com/documentarchive/cia-mkultra-collection/#におよぶ書類に記載されていて、そのドラッグの種類は何と「 230種類」ほどにも及びます。

かつて、アメリカは徹底して、この世にあるクスリと「その人間への作用」を研究し続けていたようなのですね。

そして、そんな薬の知識を持つアメリカで、モルヒネの 100倍の鎮痛作用のあるフェンタニルという異常に危険な薬が病院で合法的に処方され、大麻やマジックマッシュルームも次々と合法化されていこうとしています。

おそらく社会の方も、今後「何かに逃避しないと生きていけない」ような状況がさらに大きく全面に出てくる気もします。しかし、そういう社会になればなるほど、私たちは、なるべくなら「クリーンな状態」でいるほうがいいのではないのかなと。

今後は、できるだけクリアで冷静な意志と自我と共に、この世を見ていかなくてはならない時代となるはずです。

そして、今日、ロシアのメディアを見ていましたら、

「中国で人間の脳からの命令によってコントロールされたラットが作られた」

というタイトルの以下の報道があったのですね。

russia-rat-cyborg2019.jpg

ロシア語だと何だかよくわかりませんでしたので、英語の報道はないかなと探してみますと、冒頭の CNET などを始め、英語でもかなり報じられていました。

これは、簡単にいいますと、

「ラットの脳に直接、人間の指令を送ることに成功した」

というものです。

ラットの脳には、脳に刺激を与える小さな装置がつけられ、人間から「指令」をワイヤレスでラットに与えるというもので、科学誌「ネイチャー」のサイエンティフィック・リポーツに論文が発表されています。下のネイチャーのウェブサイトに概要があります。

・Human Mind Control of Rat Cyborg’s Continuous Locomotion with Wireless Brain-to-Brain Interface
https:●//www.nature.com/articles/s41598-018-36885-0
(サイボーグ化したラットに、脳と脳を直接つなぐインターフェースを備え、人間からのマインドコントロールで連続歩行をさせる)


サイボーグ化・・・脳と脳を直接つなぐインターフェース・・・マインドコントロール・・・もうこれらの響き自体がとてもマッド・サイエンス的な響きで、子ども時代に見た仮面ライダーとかを思い出させるニュアンスでもあります。

しかし、これのどこがジャック・アタリさんの書いたものと関係するかといいますと、2030年からの未来の世界を描いたその中には、「ブレインチップ」という項目があるのです。

「人間の脳に直接埋め込むインプラント型の装置」

が登場し、それにより人間同士の「心と心のコミュニケーションが可能となる」というようなことが描かれているのです。

しかし・・・「心と心のコミュニケーション」はいいとしても、それが「善意に支配されている世界」で用いられるのならば、人と人が直接脳を接続することにも、問題はないのかもしれないですけれど、

「それが悪意のある世界で実現したら」

と考えると、今回のネズミさんがされているように「完全なマインドコントロールが可能となる」というあたりが重要となりそうです。

ネイチャーに論文が掲載されているということは、「科学的には倫理上、問題なし」ということになるのでしょうかね。

冒頭の CNET の記事をご紹介させていただこうと思います。

なお、この記事には出てこないですが、この研究をおこなったのは、中国の杭州にある浙江大学の科学者たちです。

ここからです。

Scientists connect a human brain and 'rat cyborg' brain together
cnet.com 2019/02/04

中国の科学者たちが人間の脳と「サイボーグ化したラット」の脳を接続することに成功

中国の研究者たちは、人間の脳をラットの脳に接続し、ラットの動きを「マインドコントロール」できるようにしたことが発表された。

中国の研究チームが、げっ歯類をマインドコントロールする能力を開発することに成功した。そして、人間が「サイボーグ化したラット」を動かすことを可能にするワイヤレスの「脳と脳の接続システム」を構築した。

2月4日に科学誌ネイチャーのサイエンティフィック・リポーツ (Nature's Scientific Reports)に発表されたこの研究は、人間の脳をコンピュータに接続し、ラットの脳を解読して動かすように刺激する「脳と脳のインターフェース(BBI)」について説明している。

研究者たちは、発表した論文の「サイボーグ化したラットの調製法」と呼ばれるセクションで、彼らの方法論を詳しく述べ、ラットの脳の 2つのセクションに電極を埋め込む方法を説明している。

その後、研究者たちは電極を用いて特定の動きを生み出すことでラットを「訓練」し、脳を刺激する機器を含んだ小さな装置を介して、ワイヤレスで指令をラットの脳に送った。

サイボーグ化したラットに対する彼らの最初のテストは、8本のアームのような通路のある星形の迷路を使って行われた。ラットは迷路の一方のアームから動き始めて、もう一方のアームの通路に移動することがミッションとされた。

人間からのコントロール装置は、脳信号を測定するために、脳波(EEG)として知られている装置を備えた。脳波はコンピュータに直接接続された。

その後、コンピュータは人間の脳の信号を解読し、それをモデルに通してラットの脳を刺激し、特定の方向に動くように伝えた。

脳波を測定するために EEG を使用するということは、人間のほうは、電極を脳に直接接続する必要がないことを意味する。これは良いことではあるが、信号自体は弱くなる。

EEG は頭蓋骨を通して脳内の電気的活動を測定する。EEG は私たちに速い信号を与えるが、頭蓋骨と皮膚には、それほど導電性がなく、そして非常に厚いために、脳からの良好な空間信号は得られない。

直接脳に接続して脳波を測ることと比べると、かなり弱くなるため、このような方法を使用すると、情報が人間の脳からラットの脳にすばやく解析されなくなる。

つまり、サイボーグ化したラットを迷路で誘導する際に、人間が考慮する必要がある入力のタイムラグが生じてしまう。それでも、平均して、サイボーグ化したラットは、約 3分で迷路を通過した。

サイボーグ化したラットは、さらに、やや複雑な迷路にかけられた。平均して、6匹のラットを迷路を通して所定の経路で動かしたが、10回の連続試験にわたって、90%の確率で時間内に成功した。

ここまでです。

なお、ロシアの報道のほうでは、記事の最後は以下のようになっています。

ロシアの報道「中国で人間の脳からの命令によってコントロールされたラットが作られた」より

論文の著者たちは、将来このような直接的な「脳 - 脳間の接続インターフェース」により、完全にコントロールされた本物のサイボーグ化動物を作り出すことが可能だと確信している。

それらの動物は、遭難や自然災害での捜索や救助などで使用できるという。


ということで、研究者たちは、「脳と脳との接続インターフェース」をさらに「進化」させ、完全なマインドコントロール状態を作り出すことを目指してるようです。

ところで、この文章の中に、「今の科学研究に特有の表現」があることがおわかりでしょうか。

それは、

> それらの動物は、遭難や自然災害での捜索や救助などで使用できるという。

という部分なのですが、要するに、「大義名分があるかどうか」なんです。

仮にいつの日か、「人間の脳にも埋め込む必要がある」という大義名分が揃えば、それは進んでいくのでしょうね。

「人類の利益のため」というような大義名分があれば、およそ何でも可能となります。

いろいろと賛否がわかれる科学的研究では、この大義名分が、全面に出されることが多いです。

以下の過去記事などもタイトルから、それを示しています。

アメリカ政府が「病原体の致死性を高める実験」を再始動。目的は「人類の利益のため」と言うけれど、むしろ最強突然変異ウイルスによる複合

2017年12月26日
クリスマスイヴの米国のブログ記事より
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アメリカで、一時停止されていた「感染病原体を、よりその致死力を高めて、より感染力を多様化させる」という実験が再開されたことが、ニューヨークタイムズ紙で報じられました。

正直、意味がわからない実験なのですが、今回はそのことをご紹介しようと思います。

まずは、このことを最初に報じました米国ニューヨークタイムズの記事をご紹介します。

nyt-plans.jpg

A Federal Ban on Making Lethal Viruses Is Lifted
NY Times 2017/12/19

致命的なウイルスを作るための連邦禁止令が解除された

アメリカ国立衛生研究所は、人間に感染しやすい病原体を作り出す研究についての専門家たちの議論を掘り起こす

病原体を「より致死的にする」ための研究に対して、アメリカ政府は3年前に資金拠出を一時停止していたが、12月19日、連邦当局者はその停止措置を解除した。

国立衛生研究所の責任者であるフランシス・S・コリンズ博士(Dr. Francis S. Collins)は、作業はすでに現在進められていると述べているが、ただし、この致死的な細菌の作成の作業は、科学的な討論の結果として、利益がリスクに対して正当化されると判断した場合に限られる。

科学者の中には、このような研究を医学的な意味で使いたいと熱望している人たちもいる。たとえば、鳥インフルエンザが、どのように変異するとヒトに感染しやすくなるかということを研究することで、新型インフルエンザに対しての有効なワクチンを作る手がかりとなる可能性があるというようなことを言う。

しかし一方で、批判的な専門家たちの間には、細菌の致死性を高めるというこれらの研究で生み出された細菌やウイルスが、研究室の外に広がった場合、パンデミックに発展する可能性のあるモンスター株を作り出してしまう可能性があると指摘する。

アメリカ政府の有識者たちによる委員会は、研究者たちがこの分野の研究が科学的に健全であり、それらが高セキュリティの研究室で行われることを示すことを要求している。

病原体の改変は、重大な健康上の脅威をつくりだすものであり、その作業には有効なワクチンなどの知識が必要となる。そして、この研究は人類に利益をもたらすものでなければならない。

かつて、アメリカでは、インフルエンザウイルス、中東呼吸器症候群(MERS)、および重症急性呼吸器症候群(SARS)を引き起こす、それぞれのウイルスを、「より危険なウイルスにする」ための研究がおこなわれていたが、2014年10月に、連邦政府は資金拠出を停止し、この研究は停止された。

しかし、今回の新しい規制は、パンデミックを引き起こす可能性のある病原体に適用される。例えば、エボラウイルスを大気中を伝播可能とするようなウイルス(病気を空気感染させられるという意味)として作成することなどが含まれている。

病原体をより致死的に、またはより伝染性のあるものにするための「機能獲得」研究として知られているプロジェクトについては、長く激しい議論があった。

2011年に、ウィスコンシン州とオランダの研究所が、致死的な H5N1 型鳥インフルエンザ・ウイルスに対し、ヒトのインフルエンザでの感染様態をモデル化させた突然変異を起こした。その結果、 H5N1 型鳥インフルエンザが、フェレット間で容易に感染するようになったのだ。この実験の際には、激しい抗議が発生した。

2014年には、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が、研究室で働く作業員に誤って炭疽菌を暴露させ、また致死的なインフルエンザ・ウイルスを良性の病原体を求めていた研究所に誤って輸送した出来事があり、緊張が高まった。

同じ年には、アメリカ国立衛生研究所の病原体の保存庫で、50年間忘れられていた天然痘のサンプルが見つかった。

そして、病原体を危険化するプロジェクトに対して、一時停止の措置が取られ、その際には 21のプロジェクトが事実上中止された。その後 3年間で、これらのプロジェクトのうち 10件に国立衛生研究所は資金調達した。5つはインフルエンザ関連で、5つは 中東呼吸器症候群(MERS)ウイルスに関するものだった。

MERS ウイルスは、世界保健機関(WHO)によると、2012年に発見されてから約 2,100人に感染し、その 3分の1を死に追いやったコロナウイルスで、ラクダにより伝播したとされている。

これらの研究に対しての専門家たちの評価はわかれている。

ハーバード大学公衆衛生学部のマーク・リプスティヒ(Marc Lipsitch)博士は、最近の病気の致死性を増強させる実験について、「それらの実験は、私たちにある程度の科学的知識を与えたましたが、パンデミックに対する私たちの準備を改善するためには、ほとんど何の役にも立ちませんでした。しかし、これらの実験には、偶発的なパンデミックを引き起こすリスクはあるのです」と述べた。

リプスティヒ博士は、アメリカの有識者パネルが、このような実験を中止するように勧告することを望んでいる。

ミネソタ大学感染症研究政策センターのマイケル・T・オスターホルム(Michael T. Osterholm)氏は、研究所によっては、このような作業を安全に行うことができると確信している。しかし、公表には制限が欲しいと語った。

「たとえば、研究者の誰かがエボラウイルスをより危険なものにする方法を見つけたとして、それを悪意ある目的のために使うような人々が利用できるようになってはいけないと強く思うのです」
ここまでです。

こう・・・何というか、この記事を読んでみましても、どうしてもわからないのが、

「そもそも、どうして、こんな実験をする必要があるのか」

ということです。

つまり、これらの実験は、予防法や防御法を見つけ出すことではなく、「病原体の威力を増強する」ことだけにあるわけで、その意味がわからない。

記事中に唯一出てくる「理由らしきもの」のひとつが、たとえば、新型インフルエンザがどのように突然変異の中で毒性を獲得したり感染力を高めていくのかというようなことを研究することで「ワクチン」の開発などに役に立つかもしれない・・・という部分だけですが、このこと自体が「意味のないことを言っている」というのは、私たち素人でもわかります。

結局、記事の中でハーバード大学の医学者が述べている、

「これらの実験はほとんど何の役にも立ちませんが、しかし、これらが偶発的なパンデミックを引き起こすリスクはあるのです」

というリスクしか想像できない部分はあります。

特に、記事に出てくる「エボラ・ウイルスを空気感染するように改変する」という意味がわからない。

エボラ・ウイルスは 2014年にリベリアなどアフリカ数カ国で壊滅的な流行となったことが思い出されますが、それでも、予想していたような「最悪」に至らなかったのは、エボラ・ウイルスが基本的に「体液感染」であったことがありました。

患者との直接的な接触がなければ、感染の危険はあまりない。

ところが、アメリカの研究者たちは、そのようなウイルスを「空気感染するようにしてみる」と。

「してみる・・じゃねえだろ」と言いたくなる感じでもあるのですが、この試みの意味がどうしてもわかりません。

たとえば、「生物兵器のため」と公言しているのなら理解もできますが(現実には治療薬のない病原体は生物兵器に使えないですので、エボラは生物兵器にはなり得ません)、今回はアメリカ国立衛生研究所が主導している医学的研究ですし、そもそも兵器のための開発ならわざわざ開発について公言するする必要はないです。

そして、SARS も MERS もエボラも新型インフルエンザも、どれも兵器はなりません。圧倒的に効果のある治療薬が存在する病原菌でなければ、戦地で味方もどんどんと倒れていくだけのことになってしまいます。

なので、研究対象がこれらだということは、兵器などの一般的な戦争目的ではないのだと思いますが、「では何をしたいのか?」という疑問だけが残ります。

そういうこともあり、今回はニューヨークタイムズの記事をご紹介させていただいた次第です。

最近少し、「この世に懐疑的になっている」部分も確かにありまして、そういう意味での「作られた世界の終わり」というような時に出現する病気としては、

「空気感染するエボラ」

だとか、

「感染力がアップした SARS 」

だとか、

「人間同士で感染するように突然変異的に強化された鳥インフルエンザ」

などがこの世に噴出してきたら、本当に厄介ではあります。

というか、この実験は、単に「ただでさえ不安定になっている現在の地球の病原体の状況をさらに悪化させるだけなのでは」とも思うのでした。

今回のようなブレインチップなどによって、人間のコミュニケーションの形態が大きく変化して、また、

「人間の生産」

というものも人工的に行えるようになることにより、社会が「性(女性、男性)の役割を放棄する」ようになっていき、たとえば、出産は女性特有のものでなくなるなどの様相を呈するようです。

人工的かどうかはともかくとして、今は、「 CRISPR-Cas9 」(いまだに読めないです)という「 DNA の二本鎖を切断してゲノム配列の任意の場所を削除したり、置換・挿入することができる」という新しい遺伝子改変技術が確立していて、人間も、

「好きなように作ることができる」

のは、ある程度は事実です。

これについては、2015年の記事ですが、以下で取りあげたことがあります。

人間が人間を編集し、造り出す時代の一歩手前に何を思う 実施直前の様相を呈する「デザイナーズベイビー」と「人間クローン計画」

ヒトがヒトを造るのは「倫理」の問題ではなく「自然の摂理への反逆」のような気もして

ふたつの記事を翻訳しまして、それをお読みいただきたいと思いました。

英国のデイリーメールを読んでいましたら、同じ日に、別の記事として、それぞれ載っていたもので、ひとつは、

・中国の企業による「食肉牛のクローン化の実施」と「人間クローン実験」の兆し

に関しての報道で、もうひとつは、

・デザイナーベイビーを含む「生殖系の遺伝子の編集」が科学会で進行しつつあること

に関してのものです。

私自身は、「クローン」にしても「あらゆる遺伝子操作」にしても、それは何だかとても悪魔的な作業だというように感じていまして(単に「悪魔的」というだけで、良いとか悪いとかいう価値観ではないです)、こういうたぐいの報道は切ないものがありますが、望む人たちが数多くいることも事実のようでして、まあ・・・いろんな意味で、今の時代は行くところまで行くしかないのかなとも思います。

ふたつの翻訳ということで、長くなりますので、とりあえず、その記事をご紹介したいと思います。

最初は、中国のボヤライフ・グループという大企業が進めている「あらゆるものをクローン化する計画の工場」の話です。将来的には「ヒトも」ということで、7ヶ月後の稼働を目標に、昨年、爆発事件のあった天津港に大工場を建設しています。

そのことを取り上げた記事をご紹介します。

なお、記事の中に出てくるボヤライフ・グループのパートナーである韓国の「スワム生命工学研究財団」とは、2006年にあった、論文捏造事件の黄禹錫(ファンウソク)元ソウル大学教授の財団です。

ファン元教授のこの財団は、「愛犬をクローン化(複製)する」というビジネス(費用は1頭につき約 1200万円)を実際におこなっているのだそうです。

スワム財団がクローン化した犬の例
clone-dog.jpg

ファン元教授の次の目標は「人間のクローン化」のよう。

それでは、デイリーメールの記事です。

The world's largest cloning factory could one day clone HUMANS: Scientist claims technology is ready but public opinion isn't
Daily Mail 2015/12/02

世界最大のクローン工場は、いつの日か「ヒトのクローン」を作ることになるかもしれない:その技術は準備ができていると科学者は主張するが、世論は受け入れていない

中国の企業ボヤライフ・グループ( Boyalife Group )が、2016年から、犬や牛、馬のクローン生産を開始することになった。

ボヤライフ会長の許曉椿(シュウ・シャオチュン / Xu Xiaochun )氏は、人間のクローンを作るテクノロジーは、「すでにここにあるのです」と言う。

ボヤライフ本社ビル
boyalife-building.jpg

この世界最大のクローン工場のテクノロジーを支える中国人科学者は、人間を複製することは、すでに可能であるが、公共からの敵対的な反応を避けるために、そのことについては公には語っていないのだという。

ボヤライフ・グループの許会長は、「当社は、すでに霊長類のクローン化技術の向上について進めています」と言う。

そして、会長は、「クローン化に関して、サルからヒトは”わずかな生物学的段階があるだけ”です」と付け加えた。

ボヤライフ・グループとそのパートナー企業は、中国北部・天津港に巨大な工場を建築しており、7ヶ月以内に、クローンの生産に入ることができるとしている。

そして、2020年までに、100万頭のクローン化された牛の出荷を目指している。

しかし、牛は、最高経営責任者である許氏の野望の始まりに過ぎない。

工場のパイプラインでは、サラブレッド競走馬、ペット、警察捜査に特化した警察犬などもクローン化しようとしている。

そして、人間さえも。

許会長は、「その技術はすでにある」と AFP に語っている。

そして、「もし、ヒトのクローン化が許されていたならば、このボヤライフ社以外に、より良い技術を持っている会社が他にあるとは思えません」とも述べている。

ボヤライフ・グループは、現在はまだ、人間のクローン化に関しての行動をおこなっていないが、それは、外部からの批判を含む副作用を避けるためだという。

しかし、許会長は、「社会的な価値観は変わっていくものです(※ そのうち、社会も人間のクローン化を認めるようになるだろう、という意味)」として、会長は、過去と現在の同性愛者に対する社会的価値観の変化を例に挙げた。

そして、会長は、いつかは、人々が自分を再生産(クローン)した子どもについて、より多くの選択肢を持つことができるようになるだろうと語った。

「現在は、子どもを持つ唯一の方法は、その子の半分はお母さんのものを持っていて、半分はお父さんのものを持っているわけですが、将来は、3つの中から、それを選択することができるようになると思います」と会長は言った。

カナダと米国の大学を出、以前は、アメリカの大手製薬会社ファイザーに勤めていた 44歳の科学者がいる。

彼は、生物多様性の保護手段としての生物のクローン化を提唱している。そのために、中国の天津工場では、約 500万にのぼる細胞の試料を液体窒素で凍結し、それらを保持することが可能な遺伝子バンクを収容している。

これは、世界の絶滅危惧種の将来の再生のための「カタログ」として作用する可能性がある。

ボヤライフ・グループの韓国のパートナーの「スワム生命工学研究財団」( Sooam / 秀岩) は、すでに、シベリアの永久凍土で見つかったマンモスの細胞をクローンにより復活させるためのプロジェクトに取り組んでいる。

スワム財団はまた、顧客の愛犬を「クローンで再生する」というサービスを提供している。報道によれば、費用は、一回 10万ドル(約 1200万円)だ。

今年の初め、スワム財団の代表である韓国の生物学者、黄禹錫(ファン・ウソク)氏が、彼の会社が中国でのクローン化の合併事業を計画していることが、韓国の東亜日報に引用されたことがある。

それによると、黄氏は、

「韓国では、生命倫理に関する法律によって、人間の卵子の使用を禁止されており、私たちは、犬などにおこなってきたクローン化の技術を人体に適用する段階に入る際には、中国で施設を見つけることにしたのです」

と述べたとある。

今のところは、ボヤライフ・グループの許会長は、世界初となる「遺伝的に同一のクローン牛の繁殖家」となることを目指している。

許会長は、「味は神戸牛ほどのものになることを保証します」と言った。

これはまた、中国で爆発的に増えている中産階級以上の牛肉の需要を満たすためのものでもあるという。

遺伝的改変と異なるクローン化の動物への適用は、その質を均一化して保持させることができる。

「(クローン牛が多く流通すれば)スーパーの肉は、どれも見栄えがよく、どの味も均一の品質になり、良い風景になると思います」と許会長は言う。

「動物の品質を均一にするということは、過去の私たちにはできないことでした。しかし、私たちのクローン工場では、それができるのです」

「この工場で作り出される牛は食べ物であるということを覚えていてください。私たちは、その食べ物を、非常に品質の一貫したものとしたいのです」と、会長は付け加えた。

クローン化された牛肉を人間が消費することが安全であるかどうかは、論争となっている。

アメリカ食品医薬品局は、その研究で、安全性には問題はないとしているが、欧州議会は、クローン動物と食物連鎖を生産することの禁止を支持している。

ここまでです。

> 2020年までに、100万頭のクローン化された牛の出荷を目指している。

という具体的な記述を見ましても、このようなものが、少なくとも中国では、スーパーに並ぶ日は近い・・・というか、最短だと、もう来年の夏には並んでいるのかもしれません。

人間のクローン化も、「こっそりと」なら、いつ始まっても不思議ではない雰囲気を感じます(記事に出てくる人たちが、みんな、やる気満々ですし)。

さて、もうひとつの記事は、クローンではないですが、

「赤ちゃんが誕生する前に、精子、卵子、あるいは、胚などに遺伝子操作を加えて、《親が望むような赤ちゃん》を造る技術に関しての国際会議」

についての記事です。

いろいろ書かずに、記事をご紹介したいと思いますが、中に出てくる「デザイナーベイビー」というのと「 CRISPR-Cas9 」の二つの言葉について記しておきます。

デザイナーベビー - Wikipedia

デザイナーベビーとは、受精卵の段階で遺伝子操作を行なうことによって、親が望む外見や体力・知力等を持たせた子供の総称。親がその子供の特徴をまるでデザインするかのようであるためそう呼ばれる。

1990年代から受精卵の遺伝子操作は遺伝的疾病を回避することを主目的に論じられてきたが、親の「より優れた子供を」「思いどおりの子供を」という欲求に従い、外見的特長や知力・体力に関する遺伝子操作も論じられるようになってきた。


CRISPR-Cas9 とは

CRISPR-Cas9 とは、DNA二本鎖を切断してゲノム配列の任意の場所を削除、置換、挿入することができる新しい遺伝子改変技術です。

第3世代のゲノム編集ツールとして2013年に報告された CRISPR-Cas 技術は、カスタム化(標的遺伝子の変更や複数遺伝子のターゲット)が容易であることから、現在、ヒトやマウスといった哺乳類細胞ばかりではなく、細菌、寄生生物、ゼブラフィッシュ、などの膨大な種類の細胞や生物種において、そのゲノム編集または修正に急速に利用されています。


RISPR-Cas9 それに関しての科学者たちの議論についての記事です。

ここからです。

'Designer babies' are ruled out FOR NOW - but experts fall short of banning use of gene editing in humans in the future
Daily Mail 2015/12/04

デザイナーベビーは「今は」禁止されている。しかし、将来的にはヒトでの遺伝子編集の使用を禁止するには及ばないと専門家たちは述べる

遺伝子編集技術は、妊娠において使用されるにはほど遠い技術となっているが、しかし、国際的な専門家たちは、研究目的のために初期の胚を編集して改変することは許されるべきであると主張している。

国際的なサミットの主催者たちは、手を加えられ変更された初期胚は慎重に実験室での研究の一環として行うことができると結論付けた。

しかし、科学者たちや社会は、このテクノロジーを取り巻く倫理的な問題に取り組むことを続けている。そこには、「デザイナーベビー」の概念を含む。

サミットの議長であり、1975年にノーベル生理学医学賞を受賞した、カリフォルニア工科大学の教授であるデビッド・ボルティモア( David Baltimore )氏は、

「妊娠につながるヒトの精子や卵子や初期胚に手を加えて改変するという行為は、あまりにも無責任ではないでしょうか」

と述べる。

生体細胞内部の遺伝子に手を加えるツールは、生物学そのものを変えてしまう可能性を秘めている。そこには、「 CRISPR/ Cas9 」と呼ばれる、安価で使いやすいツールを含む。

これらを使用することにより、科学者たちは、たとえば、鎌状赤血球貧血やエイズ、あるいは、ガンなどの治療の難しいとされている病気の治療法を作り出すことができる可能性がある。

しかし、これらのツールは、ヒトの遺伝子を変えてしまうこともできるのだ。

これにより、いわゆるデザイナーベイビーを作り出すことが可能になってしまう。

デザイナーズベイビーの概念は、倫理的な問題を提起し、サミットでは、政策立案者や倫理学者、そして、科学者たちの間で、この問題に対して、3日間の議論をおこなった。

これらの問題が緊急性を持つ提言となった理由は、中国人科学者が、初めて、ヒトの胚の遺伝子を編集する最初の試みをおこなったことによる。

そこで示された実験が安全なのか、あるいは本当に効果的なものなのかについては、科学者たちにはわからない。

承認された遺伝子関連研究をおこなっている主催者たちは、ヒトの生殖系の操作の研究の問題に関して、

「明らかに必要とされていることであり、適切な監督の下で進めるべき」

だと述べている。

委員会の結論としては、「科学的知識の進歩、そして、社会的な価値観が進化するにつれて、生殖系列の操作の臨床使用は、定期的に改訂されるべきだ」というものとなった。

委員会はまた、アメリカとイギリスと中国の科学アカデミーに、「ヒト生殖系列の操作に対しての許容可能な使用に関する規範を確立する」ための国際フォーラムを作ることを促した。

サミットの発表によると、ヒトの遺伝子治療の第一段階のテストは、 すでに始まっているという。

サンガモ・バイオサイエンス社は、HIV の治療法を開発する過程にある。それは、免疫細胞を患者の血液から採取し、遺伝子を編集し、ウイルスに対する抵抗性を向上させてから、また、患者の細胞に戻すという方法だ。

これまでに、80人の HIV 患者が、第一段階試験で治療を受けている。 サンガモ社の上級科学者は「良い結果が出ています」と言う。

サンガモ社は、次のステップをに入っており、体に直接遺伝子操作ツールを注入する臨床試験を来年計画している。これは、 血友病Bとして知られている血液疾患を対象とする試みだ。

ロンドン大学のエイドリアン・スラッシャー博士( Dr Adrian Thrasher )は、最近、免疫細胞を操作し、1歳の白血病患者を治療したと述べる。

「遺伝子操作の物語は今始まったばかりなのです。臨床試験はこれからも増加し続けるでしょう。

これらが一般的になり、そして、人工の培養システムが作り出されたのなら、「出産する」という過程は不要になるわけですが、どの主要国も、極端な少子化と高齢化の影響が拡大していくことは確実なわけで、そういう中では、将来的に、

「人間を作り出すことが国家単位で検討される」

ことがあっても驚かないです。

技術的には、今すぐにでもある程度はできるもののように思われます。

なお、ジャック・アタリさんが描く未来の地球は、結局あまりにも進みすぎたテクノロジーの中で、「人間という存在」が小さなものとなり続けていき、そして人類の文明と共に人類は終わる・・・。

というようになっているようです。

まあ、今の段階では、ネズミさんに対して曖昧なマインドコントロールが成功したに過ぎないですけれど、何でも進み始めるとあっという間です。

最終更新:2019/02/08 23:13

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