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2019/01/27 19:03

「オーロラが人間を狂気に導く」という話から思う「太陽が地球に放ち続けるものとその影響の真実」

2019年1月22日ロシアのメディアより
auroras-link-mental.jpg

ロシアの報道メディアで、ちょっと面白い記事を見かけました。

それは、

「オーロラが人に精神的な異常をもたらす」

ということについての記事でした。

まずは最初にその記事をご紹介したいと思います。

meteovesti.ru 2019/01/19

オーロラは精神的な疾患にかかりやすい人にとっては危険

他の北部諸国と同様に、ロシアにもまたオーロラの時期がある。

オーロラを見るために、世界中から観光客やカメラマンたちがロシアへとやって来るが、しかし、オーロラを見にやってくる人たちは、その前に知っておいたほうがいいことがある。

オーロラの発生原理は、ロシア地理学会のウェブサイトによれば、太陽から太陽風と呼ばれる荷電粒子の流れが地球に吹きつける。その太陽風が地球に到達し、地球の大気層へと降下した際に、大気中の粒子とプラズマが衝突しすることによって発光が起きる。これがオーロラだ。

通常、オーロラは、高度 100Km から 300 kmの高層圏で発生する。

オーロラの輝きは、当然、天候に強く依存する。湾岸の暖流により、コラ半島の上空にオーロラが出ることもあるし、それはムルマンスク地方やカレリア地方に出現することもある。

オーロラを見にロシアを訪れる場合は、いつでもどこにでもオーロラが出るというわけではないことを知っておく必要がある。場合によっては、オーロラを求めて、一晩中、あるいは、数日間も、車で遠距離を移動しなければならないこともある。

もうひとつ、オーロラには以下のような事実が存在する。

昔からオーロラと近い暮らしをしていた人たちは、そのことに気づいており、このように言う。

「オーロラは心を奪い去る」

そして、これは何かのオカルト話やホラーストーリーではないのだ。

極地のエスキモーの人々はこのオーロラの特性を「北極の星の声」と呼んでいる。

エスキモーの人たちがこのように呼ぶのは、オーロラがあらわれた下で、複数の人々が同時に異常な精神状態に陥るという事象が起きるためだ。

極地に挑んだ探検家として知られるノルウェーの探検家ロアール・アムンセン(1872 - 1928年)も、南極大陸の探検の際にこの奇妙な現象に遭遇している。

アムンセンは南極大陸沖の海上の船の中で、何度もこの現象と遭遇した。

探検隊の何人のメンバーが「北極の星の声」を聞いた。探検隊のひとりは、船から雪に覆われた外へと逃げだし、そして、もう1人の探検隊員は、斧でアムンセンに襲いかかり、彼を殺そうとした。

そして、たびたび、このように隊員たちの精神状態が異常になる事例が続いた。

極探検には医師が同行していたが、その医師は、彼らが異常行動を起こす規則性を調査しているうちに、以下のような事実を発見した。

「極地で異常な精神状態になった事例すべてが、オーロラの活動と一致している」

最も精神状態がひどいときは、オーロラの光が赤い場合と一致した。

このような遠征隊の精神的異常による攻撃的な事件の数は、明るいオーロラが発生する機会が多くなるにつれて深刻になっていった。その時期は、太陽活動の最大期であり、オーロラ活動が激しくなった頃でもあった。

もちろん、全員がそうなるわけではなく、一部の人たちだけであった。

その後、この現象について、ソビエト時代の科学者たちが一連の調査と研究を始めた結果、科学者たちは以下のことを見出した。

「ある形態のオーロラは、人間の脳の基本的なリズムに近い周波数で脈動する」

緋色(黄色みのある鮮やかな赤)の明るいオーロラの光の点滅は、脳のリズムに近い周波数と一致し、それらはてんかん等と同様の精神的な疾患や発作の悪化を引き起こすことがわかった。

被験者たちの中には、そのようなオーロラ発生の影響下で、頭痛および前庭(内耳の器官)の機能不全を経験した者もいた。

オーロラは、その発生の際には実際には「音」を伴っているが、これは超低周波音であるため、人間の耳には聞こえない。

この超低周波音が、人間の脳や心血管系にどのような変化をもたらすのかはわかっていないが、オーロラを目撃することは、自分自身を未知の身体の危険にさらしているということもあるかもしれない。こ

たとえば、超低周波音の効果のひとつとして、乗り物酔いのような感覚に陥ることがあり、あるいは、時に視力の喪失や聴覚の喪失と関係したり、脳の機能障害を引き起こす可能性もある。

特に 7Hzの超低周波音は人間にとって致命的であると考えられている。内臓への振動の干渉により、心停止につながる可能性があるのだ。

ここまでです。

この記事の後半の「超低周波音は人体に危険」とか、「 7Hzの超低周波音は人間にとって致命的」とかいう下りは、いろいろと問題がありそうですが、

「緋色のオーロラが、人をおかしくする」

という話は、その真偽は別としても興味を持ちました。緋色というのは、普通の赤よりさらに明るい赤という感じです。

ところで、「超低周波音は人体に危険」という表現がどうして問題があるのかといいますと、私たちは、「常にそのような低周波の中で生きている」からです。

以下の記事などで取りあげたことがあります「地球自身が発している音」であるシューマン周波数というものは、基本的に 7Hz 〜 8Hz のものなのです。

永久に不変と思われた「地球が発するシューマン周波数」が 7.83Hz から 8.5Hz へとアップし、ついに不安定化へ……。そこから思う「良い周波数」と「悪い周波数」の存在

2017年8月2日

シューマン共振とは
まず、このシューマン共振を含めて、「地球や、あるいは宇宙のほぼすべてからは音(周波数)が発せられている」という事実があるのですが、そのことに関して、これらが人間に対して与える影響については「科学的に認められていない」としても、私自身は以下の点をわりと強く信じているということが前提にありますので、そのことを先に記しておきたいと思います。

・この世は周波数(音)で作られている(抽象的な意味ではなく実際に)

・私たち人類は、「常に」体と脳と精神の全体に音の振動とその周波数の影響を受けている。


という概念です。

0.1 Hz 単位で周波数が動くたびに水面に描かれる紋様が「規則正しく」変化していく様子を見て、このことを確信したりしたことがありましたが、他にも、このことを裏付ける主張は数多くあります。

そういう前提がります、ということで、シューマン共振に話を戻します。

シューマン共振の最も簡単な説明は、たとえば Wikipedia の、

> シューマン共振は、地球の地表と電離層との間で極極超長波 が反射をして、その波長がちょうど地球一周の距離の整数分の一に一致したものをいう。

というもので、これ自体はオカルトでも何でもなく、実際に観測されていて、また、いつでも観測できるものです。

図を示しますと、下のような雰囲気でしょうか。
Schumann_resonance_01.gif

他に、4次、5次とありますが、最も強いというか、影響があるのは上の 2次くらいまでの、

・7.83 Hz
・14.1 Hz

の2つの周波数なのではないかと思います。

このそれぞれの周波数が、「人間の脳波の周波数とリンクしている」という主張もありますが、上記 Wikipedia には、

> シューマン共振と脳波の関連性を主張し、シューマン共振と同じ周波数の電磁波にリラックス効果や治癒効果があるとうたわれることがあるが、科学的根拠はない。

という表記がありまして、一般的にはそういう説は科学では認められていないということのようです。

ちなみに、人間の脳周波数は、低い方から、デルタ(δ)波、シータ(θ)波、アルファ(α)波、ベータ(β)波というようになっていまして、およそですが、以下のようになっています。

人間の脳波の周波数
・デルタ波 4 Hz 以下 深い睡眠、あるいは昏睡状態の時の脳の状態

・シータ波 4 〜 7 Hz 入眠時や無意識の時の脳の状態

・アルファ波 7 〜 14 Hz リラックスした状態の脳の状態

・ベータ波 14 〜 30 Hz 通常の覚醒状態。数値が高くなるほど興奮状態

・ガンマ波 30 Hz 以上 興奮状態の脳の状態


のようになります。

つまり、一応これと照らし合わせると、シューマン共振の一次と二次の

・7.83 Hz
・14.1 Hz

は、

> アルファ波 7 〜 14 Hz リラックスした状態の脳の状態

とほぼ一致するということは言えるのかもしれません。

ちなみに、周波数は 0 Hz の状態は「脳死」ではじめてそうなりますので、生きている限り、人間は脳から周波数を発していることになります。

「発している」ということは、周囲に対して出しているということですので、人間自体もまた周波数で周囲に影響を与えている存在だということが言えます。

そして、話をシューマン共振に戻しますと、

「この地球の発する周波数が変化した」

ということになるのです。

ちなみに、音が人間に与える影響は「ほんの少しの変化」でも非常に大きいということが、過去から言われていまして、たとえば、ルドルフ・シュタイナーは、基本音( A = ドレミのラ)の調律は 432 hz で行うべきで、それ以外ではいけないとして、下のように主張していたとされています。

steiner-230b.jpg
432Hz に関しては、ルドルフ・シュタイナーが 100年以上前に以下のような警告を発していたことが知られている。

「音楽において、 A = 432hz 以外を使うことは、『ルシファーの夜明け』と『アフリマン・ゾロアスター教』の貪欲なパワーを西側にもたらす可能性がある」とし、シュタイナーは、432Hz は、キリストの意識と天使の太陽のエネルギーと関係することに言及している。

A=440Hz と A =432Hz の違いは、毎秒たった 8周波の小さな違いでしかない。

しかし、その違いは人間の意識の経験の中で、知覚の差として現れ、私たちは「存在」という概念を共有できるのだ。


ここでシュタイナーが言う、ルシファーとかアフリマンとかは、つまり悪魔のようなもののことですが、シュタイナーの時代には 432 Hz だった基本音は、今では 440 Hz と変更されていまして、シュタイナーの懸念する世界そのものとなりました。

歴史的には下のような変遷を経た後に、基準音が 432 Hz から 440 hz に変更されました。

基準音の変移の歴史

1884年 イタリア政府が基準周波数を「 440 Hz」と制定

1925年 アメリカ政府が基準周波数を「 440 Hz」と制定

1939年 ロンドン国際会議によって、基準周波数は「 440 Hz」と制定される(この時点で国際的に 440Hz へと移行)

1953年 国際標準化機構(ISO)により、440Hz が国際基準値と決められる


シュタイナーの説に従えば、今は、「音楽が流れるたびに、悪魔のパワーが世に放たれている」という世の中となっているわけですが、それに関しては、もはや今の世の中を見ていれば説明は不要だという気もします。

なお、この「 440 Hz と 432 Hz の差」は、周波数でいえば 8 Hz のほんのわずかなもので、実際に聞き比べても、わからないことがあるほどの差です。そのような小さな差でも「重大な変化が人間に起きる」と言われているわけです。

このように「音の影響」というのは大きなものである可能性があるのですが、シューマン共振、つまり地球の音は、

・7.83 Hz → 8.5 Hz

へと変化した後、タイトルに「不安定化に」とありますが、これがさらに、

・7.83 hz → 8.5 Hz → 16.5 Hz → 24 Hz

と飛躍的な変化を遂げた瞬間があったようなのです。

これが最初に観測されたのは 2014年のことで、観測したのは、ロシアにある「宇宙観測システム(Space Observing System)」で、下のグラフがその時のものです。
Schumann-Resonance-accelerating.gif

仮に、こういうような「地球の音の不安定化」がずっと続いてきたのだとすれば、人々の精神も肉体も脳波もあるいは同じように不安定・不健全になってきていたのかもしれないですし、あるいは関係ないのかもしれないですし、それはわかりません。

私たちの周囲の宇宙はすべて音を発している

現実として、地球だけではなく、宇宙のさまざまなものが「周波数を発している」ということを、過去記事などで取りあげたことがありますが、たとえば、その中でも、

・太陽は 528 Hz の周波数を発し続けている

ということなどもあります。

なお、宇宙空間は「真空」ですので、太陽が出している音を直接聴いたり、記録したりすることはできません。これは NASA の太陽観測衛星 SOHO の装置で太陽の表面の音の圧力波を記録し、それを米国スタンフォード大学の天文学者たちが振動を追跡して現したものです。

しかし、仮に今回書きましたような、

・シューマン周波数の「人間の脳波」への影響



・ソルフェジオ周波数の「人間の肉体」への影響

などが正しいものだとした場合、「それらの周波数が大きく変化していった」時に、私たち人類は、

「太陽と地球からの周波数のサポートを失う」

ということになるのかもしれません。

さらには、地上の音も先ほど書きましたように 432 Hz が破棄され、440 Hzの世界ということになっているわけで、周波数だけを見れば、まさに悪魔と地獄の時代ではあります。

人類を取り巻く周波数は急速に変化していっており、この周波数というものは、個人的な見解では「この世の根本的なもの」であるだけに、重大なことである上に、「誰も周波数から逃げることはできない」という事実もあります。

特に、強大な低周波を避けることは基本的にできないです。

また、「高周波活性オーロラ調査プログラム」というものがあります。一般的に HAARP と呼ばれているものですが、これもまた、「地球や太陽の磁場エネルギーの周波数と同じような周波数」を出しています( HAARP の周波数は約 5Hz )。

そんなことから、以前、

「 HAARP のシグナルは、人間と地球と太陽が共有している周波数に干渉している可能性がある」

と考えたこともありましたが、実際はどうなのかはわかりません。

また、2004年頃からは、「世界中で謎の周波数が検出」されていることも、わかっています。

下は、米国オクラホマ州立大学の地球物理学者デビッド・デミング博士(Dr. David Deming)が 2004年に書いた論文の1ページ目ですが、そこに「 HAARP 」という文字が出てきます。

the-hum2004.gif

HAARP の他に、LORAN (ロラン)、TACAMO などが出てきますが、すべて、アメリカ軍の電波、超音波系のシステムに関しての略語です。

今の世の中は「いろいろな音」が、自然界からも、人為的にも、さまざまに入り乱れているということは言えそうですが、私自身は、

・人間と社会にとって良い周波数

・人間と社会にとって悪い周波数

がどちらも存在すると確信しています。

そして、これからの社会を牛耳っていくのがどちらの周波数なのか・・・とは考えます。

ちなみに、アメリカの「高周波活性オーロラ調査プログラム」、いわゆる HAARP から発せられている周波数も非常に低くて、HAARP は、約 5hz の周波数を上空に向かって発しています。

さて、この低周波の話はともかくとして、オーロラと人間の精神との話。

オーロラというのは、かなり高度の上空で起きる現象ですが、そのメカニズムは、簡単に書きますと、

「電気を持ったプラズマが、地球の大気中の粒子と衝突して発光する状態」

というように説明されています。

プラズマは、太陽から放出されるエネルギー活動により宇宙空間に放出されていて、それが地球の大気圏に入ることによって起きる現象がオーロラということになります。

別の側面からオーロラという現象を書きますと、

太陽の物質と地球の物質が、地球の大気の中で反応している現象ともいえます。

そういう意味では、オーロラは「太陽の物質と、地球の物質の出会い」が表現されているというような言い方もできるのかもしれません。

そして、上の記事には「特に、緋色のオーロラが人を狂気に導く」というようなことが書かれていました。

緋色というのは、とても明るい赤だと考えますと、オーロラの色の表現としては、「ピンク系」が近いのではないかと思われます。

明るい赤やピンク色のオーロラは出現すること自体が極めて珍しいものですが、こちらの過去記事でご紹介したことのある以下のようなものが近いかと思われます。

2017年11月にノルウェーで撮影されたオーロラ
tromso-pink-auroras002.jpg

実際には、通常あらわれるオーロラはそのほとんどが「緑色」で、それ以外の色はかなり珍しいものなんです。

オーロラの色の違いがどのようなメカニズムで発生するのかといいますと、太陽からのプラズマが、「衝突する大気中の粒子の種類と高度」によって違うとされています。

具体的に言いますと、

・プラズマが上空 200- 300kmで酸素原子に衝突すると、赤色に

・プラズマが上空 100- 200kmで酸素分子に衝突すると、緑色に

・プラズマが上空 100km ほどで窒素分子と衝突すると、ピンクに

なると説明されています。

図で示しますと、下のような分布です。
koudo-auroras01.jpg

そして、今回の記事にある「緋色」という表現のオーロラが発生するのは、このうちの「プラズマが上空 100km ほどで窒素分子と衝突した」もので、つまり、鮮やかな赤やピンク色になったオーロラのことだと思われます。

上空 200- 300kmという最も高度のある場所でも赤いオーロラが発生しますが、その高度でのオーロラは、赤いことは赤くても、暗い感じの赤となります。ピンク系ではなく、「血のような色」です。

近いのは、下のような色のオーロラですかね。

2011年10月 米国ミズーリ州に出現したオーロラ
aurora-2011-ohio.jpg

ですので、かつての南極探検の際、一部の隊員の精神を異常にさせたオーロラは、「上空の最も高度の低い位置で発生する鮮やかな赤やピンク系だった」と考えられます。

ということは、太陽からのプラズマが最も低い高度で地球の粒子と衝突して発生しているオーロラが出ている状態、というのは、

「太陽から放出された他の物質の影響もまた、地上までにも及んでいる状態なのかもしれない」

というように思った次第です。

そもそも、太陽嵐は太陽の多彩なものを放出します。

Wikipedia の説明では以下のようになっています。

太陽嵐 - Wikipedia

太陽嵐とは、太陽で非常に大規模な太陽フレアが発生した際に太陽風が爆発的に放出され、それに含まれる電磁波・粒子線・粒子などが、地球上や地球近傍の人工衛星等に甚大な被害をもたらす現象である。


「粒子線」というのは、原子や分子などの粒子によるビームだそうで、電子線、陽子線、重粒子線、中性子線などがあるそうですが、まあ、そういうものが太陽から一気に放出される。そして、フレアの方向によっては、その一部は地球に到達し、そして、大気中にまで進んだそれらの太陽の物質が地球の粒子と「接触して光る」のがオーロラということになるわけです。

まあ・・・要するに、今回のこの「オーロラと人間の狂気」の記事に興味を持ったのは、太陽嵐などによる「太陽からの物質による影響」というのは、知られているよりも広いものなのかもしれないなあと思ったことによります。

たとえば、太陽が「人体そのもの」に対して与える影響は、これまで数多く記事でふれてきましたけれど、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券参与の嶋中雄二さんが 30年以上前に書かれた名著『太陽活動と景気』には以下のような下りがあります。

嶋中雄二著『太陽活動と景気』(1987年)より
太陽活動や地磁気活動は、ヒトの精神活動を乱すことが知られており、統合失調症の患者数は、約 10年の周期的変化を繰り返していることがわかっている。

また、もしも、地磁気と生体膜の透過性との間に何らかの関係があるとするならば、中枢神経系への地磁気の直接的な影響の可能性が理解できる。


さまざまなデータが、「太陽活動と人間の身体と精神の健康には関係がある」ことを示しています。

たとえば『太陽活動と景気』には、ドイツとアメリカの以下のような研究の事例も載せられています。

『太陽活動と景気』 より
二人のドイツ人研究者、B・デュールとT・デュールは、 50年ほど前に、黒点、磁気嵐オーロラといった太陽活動と人間の自殺との関係について、太陽活動が特に活発な日には自殺が約 8パーセント増加することを見いだした。

1963年、アメリカの整形外科医R・ベッカーは、精神病院への入院が太陽フレアと相関していることを見いだした。後に彼は、地磁気の乱れと入院中の精神患者の行動の乱れとの間に、相関を見いだした。

さらに、磁場や宇宙線の放射量が変化すると、患者の反応時間や課題遂行にも影響があらわれることを報告した。中枢及び末梢神経系への地磁気の効果としては、精神病や神経反応との関係が調べられている。


下のような医学論文のグラフもあり、太陽と人間の身体や精神との関係はかなり「直接的」です。

jiki-hos-001.jpg

このような事例は、他にも過去に非常に多く医学的な研究の対象となっていました。

しかし、

「それはなぜか」

ということについては、結局はっきりしていません。

このブログでは、磁場が人体に影響しているということについては書くこともありましたけれど、今回のオーロラについてのロシアの記事を読みまして、

「他にもいろいろとあるんだろうなあ」

と感じます。

そして、かつては、太陽嵐や磁気嵐のようなものは、太陽フレアが頻繁に発生する太陽活動の大きな時期(約 11年の周期のサイクルでやってきます)に限られたものでしたが、昨年 12月の以下の記事でご紹介しましたように、今の太陽表面には常に表面にコロナホールと呼ばれる領域が存在しており、「常に磁場が放出されている」のです。

「半分、黒い。」磁気を噴出するコロナホールが太陽の大部分を占める異常な状態が「定着」し、人類が太陽からどんな影響を受けるのかがもはや分からない

2018年12月6日太陽観測衛星から撮影された12月6日の太陽。ほとんど半分黒いのです
coronal-1206.jpg

それは今も続いています。

今日なども、半分黒いとまではいかないまでも、100キロメートル級のコロナホールが太陽表面にあり、現在、地球に向いています。

2019年1月22日の太陽
coronal-hole-0122.jpg

このコロナホールの影響で、ちょうど今日(1月22日)あたりから地球は弱い磁気嵐の影響を受けると思われます。

かつては、太陽活動の強い時の特徴だった磁気嵐が、「今はいつでも」というようなことになっています。

そして、もしかすると、太陽のこの状態は今後もずっとそのままなのかもしれないですが、そのことと、今回のロシアのメディアの「オーロラが人間の狂気を呼ぶ」というような概念を照らし合わせてみますと、

「いつも狂気が満ちているような状態の今のこの世界」

と、太陽の現在の状況とが、まったく関係がないということもないのかなあと感じたりした次第なのでした。

最終更新:2019/01/27 19:03

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