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2019/01/15 22:09

中東レバノンが驚異的な暴風雪による大雪に襲われ、多数のシリア人難民が生命の危機に直面している

2019年1月8日にボランティア団体が投稿したレバノンのシリア人難民キャンプの様子
lebanon-refugees-camp0108.jpg

1月8日、中東のレバノンが、極めて異例といえる「暴風雪」に襲われ、広範囲で「吹雪に見舞われる」という事態となりました。

2019年1月8日 レバノンの光景
norma-cars-0108.jpg

lebanon-snow-team0108.jpg

https:●//youtu.be/owogLjbuEUU

この悪天候をもたらした嵐は「ノーマ (Norma)」と名づけられ、もともと吹雪などという気象とは無縁のレバノン各地に大混乱をもたらしました。


しかし、この暴風雪で最も深刻な被害を受けているのが、隣国から逃れている「シリア人の難民」の方々です。

レバノンはシリアの隣国ですが、シリアで長引く内戦による難民が数多く逃れてきています。

レバノンの位置
lebanon-map-2019.jpg

最近の状況も良くはなっていないようで、最近の以下のようなニュースの見出しだけでも、現地の感じはわかります。

シリア難民 レバノンに逃れ 帰れば殺害、家奪われ 内戦、終結見えず
毎日新聞 2018年12月23日
2011年に始まったシリア内戦は、ロシアとイランの支援を受けるアサド政権軍が優位に立つ。トルコの支援を受け、イドリブ県を拠点とする反体制派武装勢力との間で停戦交渉が続けられる一方で、政権側による反体制派への砲撃も散発的に続く。米軍の撤収が発表されたものの、停戦の行方は不透明だ。国外への大量の難民を出した「今世紀最悪の人道危機」(国連)は、まだ終わっていない。


レバノンにあるシリア人難民キャンプも今回の暴風雪の直撃を受けました。

冒頭のように難民キャンプが完全に雪で覆われた中、防寒のいかなる手段もない人々が危険な状態におかれていると現地の医療ボランティアや人道団体が訴えています。

1月8日 凍結するシリア人難民キャンプのテント
refugee-camp-002.jpg

最近の難民キャンプの写真などを見ましても、住居はほぼ薄いシートによるテントであり、とても今回の暴風雪の吹雪と寒さに耐え得る場所ではないようにも見えます。

最近のレバノンの難民キャンプの様子
camp-children-lebanon.jpg

特にこの写真に写っているような子どもたちは気になります。

現地の医療ボランティアの団体によれば、すでに多くの人たちが寒さの中で亡くなっていると SNS に投稿していますが、詳細はよくわかっていません。

また、レバノンは雪が降り積もるような気温の場所ではないため、暴風雪が収まった後、すぐに溶けた大雪による大洪水が発生し、これもまた難民キャンプを襲ったことが伝えられています。

1月8日 暴風雪の後に洪水に見舞われている難民キャンプ
camp-floods-0109.jpg

今なお暴風雪の影響は続いているようで、詳細な被害の情報はわからない部分が多いのですが、厳しい事態となっている可能性もあります。

苛酷な気象が最も援助を必要としている人たちに向かってしまいました。

最終更新:2019/01/15 22:09

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