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記事詳細

2018/11/26 21:32

医療エビデンス検証の救世主だった「コクラン共同計画」が「死んだ」中で考える未来は、子宮頸がんワクチンやコンサータやSSRIが飛翔する暗い世界 [1]

2018年11月20日
ピーター・ゲッチェ氏がコクランから除名された際のデンマークの報道
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コクランの共同設立者であり、象徴であるピーター・ゲッチェ氏が「追放」されていた

私は、どんな報道でも、それを見たり文字でふれたりする時に、その内容に対して「怒りを感じる」とか「くやしい」とか、そういうことを感じることがほとんどない人です。

相当悪辣な殺人事件や暴力事件などの報道を見ましても、「被害者もかわいそうだけど、加害者のお母さんもかわいそうだな」というようなことを思うことはありますけれど、犯罪や事象に対して憎しみを感じることはあまりありません。

私自身の正格は温厚でも何でもなく、むしろ怒りやすいほうといえそうで、納豆についているタレ醤油の小袋が開かなくて、ひとり台所で怒りまくることは日常ですし、怒りやすくないわけではないです。

しかし、報道に対しては、ほとんど何も思わない。

ところが、冒頭にも載せました、医療検証に関しての国際的非営利組織「コクラン共同計画」の理事であるピーター・ゲッチェ氏が「除名」されたという報道を知った時には、怒りというか「なんでもかんでも潰しやがる」という思いが正直わきましたね。

どのような経緯で、ピーター・ゲッチェ氏が「追放」されたかについては、後で簡単にふれますけれど、この「コクラン共同計画」という組織は、ご存じない方もいらっしゃるかと思います。

コクラン共同計画については、昨年 11月27日の記事でご紹介したことがあります。

「製薬企業は組織犯罪」だと断罪し、発表されている薬の研究報告が虚偽であることを告発し続けるコクラン計画の共同設立者ゲッチェ博士はかく語る

2017年11月27日
コクラン計画の共同創立者ピーター・ゲッチェ博士
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コクラン共同計画 - Wikipedia

コクラン共同計画は、治療と予防に関する医療情報を定期的に吟味し人々に伝えるために、世界展開している計画である。

ランダム化比較試験を中心として、臨床試験をくまなく収集し、評価し、分析するシステマティック・レビュー を行い、その結果を、医療関係者や医療政策決定者、さらには消費者に届け、合理的な意思決定に供することを目的としている。


ゲッチェ博士の著作『死にうる薬と組織犯罪』の表紙
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私たちを取り囲む「薬の真実」がまたひとつ

国際的な医療評価機関『コクラン共同計画』のことを取りあげました。ここは、「タミフルにはインフルエンザ治療薬としての意味がない」という最終的な臨床的結論を下した国際機関です。

コクラン共同計画は、簡単に書けば「薬がきちんと臨床されて、その臨床結果が正しく報告されているか」を確かめる機関といっていいかと思いますが、今回もコクラン計画と関係のある話ということになります。

最近は、このコクラン計画が SSRI (選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という抗うつ剤の臨床で「虚偽の臨床報告がなされていた」と報告したりもしていたようで、これはつまり、SSRI の「害」の部分は製薬企業のほうからは「すべて」報告されていなかったと。

SSRI という薬は、うつ病だけではなく、パニック障害などにも処方されていますので、メンタル系の病気と関わったことがある方なら多くが知っている名前だと思いますし、実際に処方されたことのある方もいらっしゃるかもしれません。何しろ、日本だけでも、とんでもない量が処方されています。

たとえば、Wikipedia には、

日本国内で100万人以上が使用していると推定されている。

とあるようなもので、日本だけで 100万人以上が処方されているかもしれない薬についての臨床は「害の部分についてはすべて虚偽だった」と。

実際に、 SSRI の副作用は嵐のように吹き荒れていて、手がつけられない状態になっていると推測されます。

というのも、SSRI の一番の副作用は「自殺」なんです。先ほどの Wikipedia には、

アメリカ食品医薬品局は、「SSRI は 24歳までのうつ病患者の自殺志向や自殺行動のリスクを 2倍に高める」と結論を下したと述べている。

とありますが、他に、「自殺だけではなく、他者への傷害衝動」も強くなる副作用があるとされています。いずれにしても、仮に、うつやパニックに効果があっても「飛躍的に死に近づく」薬といえます。

なぜ今でもこんなものを処方し続けているのか私にはわかりません。 SSRI については、私はかつて周囲でそれを服用していた人たちを何人か知っていまして、今も生きている人を含めて、大変な状況をわりと間近に見ています。

まあしかし、ここでは SSRI 自体の話を書きたいわけではないですので、それはともかくとして、そういう「臨床報告の虚偽」のようなことを次々と明らかにしているコクラン計画の共同設立者の1人であり、薬に対しての告発を精力的におこなっているピーター・ゲッチェ博士という方についての記事を今日読んだのです。

それが下の記事です。

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ゲッチェ博士という方は、冒頭に表紙を載せました『死にうる薬と組織犯罪:大手製薬会社はいかにして医療を腐敗させたか』(Deadly Medicines and Organised Crime: How Big Pharma has Corrupted Healthcare)という著作を 2013年に発表しています。

日本語訳は出ていません。アメリカ以上に薬への信仰が強い日本では、今後も出ないような気がします。

ともあれ、今回はこのゲッチェ博士についてのその記事をご紹介しようと思います。

私がこの人のことをご紹介しようと思ったのは、その話の内容自体も興味深いものであると共に、この方は語りの中で、

「人を責めるのではなく、医者としての自分をも責めている」

という感じがしたこともあります。

たとえば、この方が、「医者がたくさんのアメリカ市民を薬で殺している時に」と語る時に、博士は「 we kill …… 」と「 we / 私たちが……」と使っています。「自分もまた薬で多くの患者さんを殺してしまっていた」というニュアンスかもしれません。

一般的に、人を非難することはできても「自分を非難する」ことは難しいです。

ロバート・メンデルソン医師という方が 1979年に書かれた原題『医療異端者の告白』(邦題:こうして医者は嘘をつく)という本を偶然読みまして、その序文をご紹介しました。

告白 / Confessions
ロバート・メンデルソン

私は現代医学を信じない。いうなれば、医学界の異端者である。本書を書いたのは、一人でも多くの人に現代医学の呪縛から逃れてほしいと願うからだ。

とはいえ、私は最初から異端者だったわけではない。それどころか、かつては現代医学を心から信じていた。

医学生だったころ、DES(ジエチルスチルベストロール)という合成ホルモンの研究が周囲で行われていたが、私は深く考える努力を怠っていた。現代医学を信じ切っていたからだ。

この薬を妊娠中に服用した女性から生まれた子どもたちのあいだに、20年ほど経って膣がんや女性器障害が多発することになるとは、誰が予想していただろうか。

研修医だったころ、未熟児に対して酸素療法が行われていたが、私はそのときも疑いを抱かなかった。最新の医療設備を誇る病院でこの治療を受けた低出生体重児の約9割に弱視や失明という重度の視覚障害が発生していたにもかかわらず、である。

一方、医療水準が劣る近くの病院では、この病気(未熟児網膜症)の発症率は1割以下だった。

この差について医学部の教授たちに質問すると、「設備の乏しい病院では正しい診断法がわからないのだ」という答えが返ってきた。

私は教授たちを信じた。

未熟児網膜症の原因が高濃度酸素の投与であることがわかったのは、それから1、2年後のことだった。設備の豊かな病院では最新式の高価なプラスチック製の保育器を設置していたため、酸素が漏れずに器内に充満して未熟児を失明させてしまったのだ。

それに対し設備の乏しい病院では、旧式の保育器が使われていた。すきまだらけのフタがついた浴槽のような代物で、酸素がかなり漏れていたが、そのおかげで結果的に未熟児を失明から救ったのである。

私はそれでも現代医学を信じつづけた。

その後、私は研究グループに加わり、科学論文の作成に取り組んだ。テーマは「未熟児の呼吸疾患に対するテラマイシンの使用」だった。私たちは論文の中で「この薬には副作用がない」と主張した。当然だろう。副作用が現れる前に論文を書いたからだ。

じつをいうと、テラマイシンだけでなくすべての抗生物質が未熟児の呼吸疾患にあまり効果がないばかりか、テラマイシンを含めてどのテトラサイクリン系抗生物質も数千人の子どもの歯を黄緑色に変色させ、骨にテトラサイクリンの沈着物を形成することを確認している。

私はなおも現代医学を信じつづけた。

私は扁桃腺、胸腺、リンパ節の病気には放射線治療が有効だと信じていた。実際、教授たちは「放射線の照射はむろん危険だが、この程度の線量ならまったく無害だ」と言っていた。

私はその言葉を信じた。

しかしその後、「まったく無害」な線量でも、10年から 20年後には甲状腺に腫瘍を発生させるおそれがあることが判明する。

数年後、現代医学がまいた種を刈り取る時期が到来した。

そのとき、かつて放射線で治療した患者たちのことが脳裏に浮かんだ。その中の何人かが甲状腺に腫瘍を患って戻ってくるのではないか。その思いにさいなまれた。

なぜ私に頼るのか。あなたたちをこんな目に遭わせたというのに。

私はもう現代医学を信じない。


その序文の最後は、メンデルソン医師が、かつての患者たちを思い出しながら、

なぜ私に頼るのか。あなたたちをこんな目に遭わせたというのに。

私はもう現代医学を信じない。


となっています。

この本は医療の告発本であると同時に、「医者としての懺悔」の内容だともご本人は述べています。

懺悔から始まった彼らは西洋医学への徹底した反逆者となる。

今回ご紹介するゲッチェ医師の経歴はわからないですが、薬への告発の情熱の高さなどを見ますと、やはり過去の自分の患者さんたちへの行いへの「懺悔」があるような気もします。

また、この記事では、「私たちが飲むのを避けるべき薬」にも言及していますので、ご参考になるかと思います。

それでは、ここから記事です。

なお、この記事でのゲッチェ博士の言葉の中の「意味」で最も大事なことだと思われることは、

「患者の人たちは、お医者様が薬のことについてよく知っていると思っているが、そうではない」

ということだと思います。

実際には「薬を開発した側以外は誰も薬の真実は知らない」ということです。与えられるのは作られた情報の書かれた紙切れだけだと博士は言いたいのだと思われます。

ONE DOCTOR (OUT OF MANY) EXPLAINS HOW PRESCRIPTION DRUGS ARE KILLING US
collective-evolution.com 2017/11/26

ひとりの医師が、処方薬がいかに私たちを殺し続けているかを語る

現代の医薬品の使用については多くの懸念が提起され続けているが、しばしば、その懸念が当事者である医師や専門家たちによって示されることがある。

今、私たちの前には、そのような多くの専門家たちが薬に対して語ろうとしていた懸念を裏付ける多くの圧倒的な証拠がある。

ハーバード大学医学部教授で、ニューイングランド・メディカル・ジャーナルの編集長だったアーノルド・S・レルマン(Arnold Seymour Relman / 1923 - 2014)は以下のように述べている。「医学の専門者は、医学の実践のためだけでなく、教育や研究の面でも医薬品業界からお金を支払われている。この国(アメリカ)の医療の学術機関は、医薬品業界の巨大な代理店となっているのだ。私はそれが不愉快だと感じている」

事実、オープンアクセスの学術誌 PLoS の歴史の中で最も広くアクセスされている記事は「なぜ公表されたほとんどの研究結果は虚偽なのか(Why Most Published Research Findings Are False.)」というタイトルが付けられているものだ。この報告書で研究者たちは、現在発表されている研究成果のほとんどが虚偽であり、そして 10年以もその状態であると述べている。

医学的証拠を評価する世界で最も重要な機関である『コクラン共同計画』の共同設立者ピーター・ゲッチェ( (Peter Gotzsche) )博士は、この問題をきわめて明確にしたいと考えている。ゲッチェ博士は現在いくつかの医薬品として供給されている薬物に関する危険性について世界に知らせるために取り組んでいる。

博士の研究によれば、アメリカ国内だけで、毎年 10万人が「処方薬を正しく使用した」際の副作用から亡くなっている。博士は「私たち医学者が、多くの国民を薬物で殺している時でも誰も眉をひそめない。このことは注目に値することです」と指摘する。

博士は、抗うつ剤の使用は、良い作用よりもはるかに害を引き起こしていると主張する多くの論文を発表しているが、最近の抗うつ剤に関しての数々の暴露を考えてみると、博士の主張は正しいと思われる。

ゲッチェ博士は以下のように述べる。これは、博士の談話の映像からの抜粋だ。

「私たちが非常に多くの薬を服用している主な理由は、製薬会社が薬を販売しているからではなく、彼らが薬についての嘘を売っているからです。このことが、私たちの人生の中で薬だけを特別なものにしてしまっている原因なのです」

「私たちが薬について知っているほぼすべてのことは、製薬会社が、私たちと医者に伝えることとして「選んだ内容」なのです。… そして患者たちがその薬を信用する理由は、患者が医師に持っている信頼からのものです。信頼している医師が処方する薬だから信頼する」

「しかし、患者たちは知らないのです。医師たちは、病気や人間の生理や心理についてたくさん知っているかもしれないですが、実は医師たちは自分たちが処方している薬については、ほとんどまったく知らない。薬の情報は製薬業界によって巧みにあやどられており、薬の真実は医師も知らないのです。薬に関してのシステムは制御不能になっています。そう思われない方は、なぜアメリカの3番目の主要な死因が薬物によるものかを考えてみてほしい」


先日、デンマークのコペンハーゲンにある北欧コクランセンター(Nordic Cochrane Center)の研究者たちがブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に発表した研究から、抗うつ剤に関する、この種の腐敗の最新の例が得られた。

この研究は、製薬会社は、抗うつ剤の薬物試験の結果に関する「すべての情報を開示していなかった」ことを示した。

研究者たちは、「選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)」と「セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)」の 70の異なる二重盲検、プラセボ対照試験の文献を調べ、臨床研究報告における「重大な悪影響のすべてが報告されていない」ことを見出した。これらの臨床研究報告は、アメリカ食品医薬品局(FDA)などのアメリカの主要保健当局に送られた正式な報告書だ。

ゲッチェ博士の主要な2つの分野は、抗うつ剤と「非ステロイド性抗炎症薬」と呼ばれるイブプロフェン、タイレノール、セレコキシブ、ジクロフェナクなどが含まれる解熱鎮痛薬だ。もうひとつはロフェコキシブ(Vioxx)と呼ばれる非ステロイド性消炎・ 鎮痛薬で、これは市場に出回った5年間のあいだにアメリカだけで 10万件以上の重篤な心臓病を引き起こしたことが判明した後に市場から回収された。

ゲッチェ博士によれば、これらの死亡事例は、患者を保護するための薬物規制プロセスが失敗した場合の氷山の一角にすぎないという。

博士は、抗うつ剤もまた習慣性があり、それらの副作用は同様に危険であると指摘する。

ゲッチェ博士は、避けるべきである薬剤について以下のように記している。

ゲッチェ博士が述べる「避けるべき薬」

・すべての抗うつ剤。理由は、重度のうつ病の症例ではおそらく機能しない。

・小児への脳に作用する薬物(brain-active drugs)の処方。

・高齢者への抗精神病薬および脳に作用する他の薬物。精神作用薬は、長期間使用すると非常に有害であるため、できるだけまったく使用しないでほしい。

・関節炎や筋肉痛、および頭痛などのために使用される非ステロイド性抗炎症薬(市販されているものを含む)。これらの薬はできるだけ使用しないでほしい。

・マンモグラフィによるスクリーニング検査。この検査は、多くの健康な女性たちを、診断と放射線治療により病気にさせ、早期死亡につながる。また、スクリーニング時に検出された無害な癌のために使用される場合、化学療法は死亡率を増加させる。

・尿失禁の薬。うまく機能しない可能性が高いため。


ここまでです。

この最後の部分で、「小児への脳に作用する薬物」とか「高齢者への脳に作用する薬物」という言葉が出てきますが、言語は「 brain-active drugs 」とあり、この正確な日本語がどうしても導き出せませんでした。

しかし多分これは、いわゆるメンタル系、精神系の薬全般だと考えます。

つまり、子どもや高齢者へのメンタル系の薬は極力避けたほうがいいということなのだと思いますが、これに関してはまた別の機会に調べて書いてみたいと思います。

また、マンモグラフィという言葉が出てきて、これは乳がん検診で一般的に言われているものだと思われるのですが、ゲッチェ博士はこれを「絶対にだめだ」と言っています。このあたりに関しては、結局、自分で考えるしかない部分も多そうですが、「懸念」の主張がとても多いのも事実です。

ある程度確信できるものがあれば、ご紹介したいと思います。

この記事のタイトルに「共同設立者」とありますが、要するに設立者が除名されたわけです。

コクランは、治療と予防に関する医療情報を正確に検証し人々に伝えるために世界展開している計画で、臨床試験を徹底的に収集して、それを評価し、分析するという組織となります。

その中で、ゲッチェ博士とチームは、以下の薬が、臨床の試験結果に「不備(意図的なものも含めて)が見られる」ことを見出し、世界で最も権威ある英国の医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)などに発表しています。

・選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)

・セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)

・非ステロイド性抗炎症薬のうち、イブプロフェン、タイレノール、セレコキシブ、ジクロフェナクなどが含まれる製剤

・タミフル(インフルエンザ治療薬としての意味がない)


ここにあります SSRI というのは、うつ病などに処方される日本でもとてもポピュラーな薬です。しかし、私も知っていますが、驚くほど、うつ病に効果がない薬でもあります。

それはともかく、ゲッチェ氏は、コクラン共同計画でのさまざまな検証の中で、以下のような薬の処方を再考するか、できるだけ避けるように医者たちに述べるようになっていきました。

ゲッチェ博士による「処方服用を避けるべき薬」

・すべての抗うつ剤

・小児への、脳に作用する薬の処方

・高齢者への抗精神病薬および脳に作用する他の薬物

・非ステロイド性抗炎症薬(市販の痛み止めなどを含む)

・マンモグラフィによるスクリーニング検査

・尿失禁の薬


この中の「小児への、脳に作用する薬」というのは、普通、小さな子どもには精神系の薬を処方したりはしないのですが、今は、特に ADHD (注意欠陥多動症)などの子どもたちに、非常に小さな時からコンサータという薬を処方したりします。

かつて、子どもの多動には世界的に「リタリン」という薬が処方されていました。このリタリンというのは、「メチルフェニデート」という化学薬で作られるものなのですが、メチルフェニデートとはどういうものかというと、メタンフェタミンと近いものです。

では、このメタンフェタミンというのがどういうものかというのは、メタンフェタミン - Wikipedia の記載をそのまま書きますと以下のようになります。

日本では覚せい剤取締法により覚醒剤に指定されている。

つまり、リタリンというのは、基本的に覚醒剤と同じようなものといっても、それほど間違いではないと思われます。

今では、日本で、子どもに処方されるのは、コンサータという薬が主流になっているようですが、これもまた「中枢神経刺激薬」であり、そういう覚醒剤とも似ている要素のある薬剤が「場合によっては幼稚園から処方される」のです。

これについては、2015年に書きました以下のふたつの記事で取りあげていますので、ご参照いただければと思います。

アメリカで驚異的に増え続ける ADHD の子どもたち。しかし、それよりも、今でも「日本の子ども」の治療に使われているのが、コカインや覚醒剤と同じリタリンもどきだったとは

2015年12月16日
驚異的なADHDの増加と「投薬」の増加

アメリカのジョージ・ワシントン大学の科学者たちが、アメリカ国内の ADHD (注意欠陥・多動性障害)の子どもたちの数が、ものすごい率で増加しているということを 2003年から 2011年までの 8年間の大規模調査で突き止めたという記事を見ました。

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ADHD と診断される子どもたちの増加については、日本でも同じだと思いますし、私は、子ども(現在 10歳)が幼稚園に上がる前に、週に一回、療育で杉並区の児童施設に通っていたこともあり、そういうお子さんたちと非常に多く接した経験があります。

「多動」と書くと、やや落ち着きがないくらいに思われる方もあるかもしれないですが、「数秒じっとしていることができない」というような子どもたちもたくさんいました。

確かに、親御さんたちにしても大変だとは思うのです。

しかし、今回、私が少し驚いたのは、ご紹介する記事の中に以下のような下りがあったことでした。

なぜ、ADHD の子どもたちが増加しているように見えるのか、という理由を考えることは重要なことだ。なぜなら、ADHD と診断された場合、多くは、「リタリン」のような覚醒剤の処方が付随するからだ。

「アメリカは、まだリタリンを子どもに処方しているのかよ!」

と絶句しました。

リタリンというのは、病院で処方される、れっきとした正式な薬剤ですが、しかし、何年くらい前ですか、日本でも「リタリン問題」というのが起きていまして、どういう問題かというと、このリタリンを「娯楽」で使用して、依存や中毒になり、「ウソの病名を申告して、心療内科などでリタリンをもらう」ということが横行したのです。

なぜ、そんなことをするのか。

その理由は、この「リタリン」という薬の成分が以下のようなものだからです。

メチルフェニデート - Wikipedia

メチルフェニデートは、ナルコレプシーならびにADHD患者に対して使われるアンフェタミンに類似した中枢神経刺激薬である。慢性疲労症候群といった症状に対しても効果があるとされる。

日本ではリタリンとコンサータがメチルフェニデートを含む医薬品である。日本におけるリタリンの適応症はナルコレプシー、コンサータの適応症はADHD(注意欠陥多動性障害)である。


> アンフェタミンに類似した

という下りがあります。この「アンフェタミン」というのは、ご存じかもしれないですが、アンフェタミン - Wikipedia からの一文の抜粋だけでおわかりになると思います。

> (アンフェタミンは)日本では法律上の覚醒剤に指定されている。

つまり、リタリンというのは、薬効として、それと同じなのです。日本でもアメリカでも違法中の違法とされているものと同じなのです。

そういうものを子どもに処方しているということについての驚きでなのした(アメリカでは昔から気軽に処方されていたようですが)。

それにしても、上の Wikiedia によれば、

> コンサータの適応症はADHD(注意欠陥多動性障害)

とあるということは、今は、日本での ADHD の子どもたちへは「コンサータ」という薬が処方されているようです。そして、このコンサータという薬は、何かリタリンと違うものかと思っていました。

だって、ADHD に処方するということは、基本的には子どもに対して処方するものだと思うからです。

いくら何でも、アンフェタミンと同じものを子どもに常用させるなんのは・・・。

それで、ちょっと調べてみますと、調べるも何もすぐ出てきまして、こちらのページには以下のようにありました。

「リタリンはコンサータと同じ成分の薬で、以前はうつ病の薬として処方されていました」

リタリンと同じものが、子どもたちに処方されている・・・。

もっといえば、これらの成分は、コカイン、モルヒネなどとも基本的に同じもので、依存性も群を抜いて高いです。

「日本ではどのくらい処方されているんだろう」

と思いまして、いくつかのページを見てみますと、2015年1月13日の読売新聞の記事が載せられている子供に向精神薬が処方されるケースが増加中というページがありました。

子供に向精神薬 処方増…全国初調査
読売新聞 2015/01/13

子どもへの向精神薬の処方件数が増加し、13歳~18歳では、2002年~04年と08年~10年との比較で、注意欠如・多動症に使うADHD治療薬が2・49倍、統合失調症などに使う抗精神病薬が1・43倍になったことが、医療経済研究機構と国立精神・神経医療研究センターなどによる初の全国調査で分かった。

一人の子どもに異なる向精神薬を複数処方する例が多いことも判明した。抗うつ薬を処方された13歳~18歳の子どもの58%に抗不安薬・睡眠薬が、36%に抗精神病薬が併用されていた。

処方増の背景に、精神疾患症状が表れる子どもが増えていることなどがある。同センター薬物依存研究部の松本俊彦室長は「向精神薬の多くは、子どもを対象とした大規模な臨床試験が国内では行われておらず、長期的な効果や安全性が十分確認されているとは言えない。早急に臨床試験や詳しい実態調査を行うべきだ」と話している。


リタリンも深刻ですが、上の中にある、

> 抗うつ薬を処方された13歳~18歳の子どもの58%に抗不安薬・睡眠薬が併用

という記述には愕然とします。

私は最近、クレアで、「ベンゾジアゼピン系をやめようキャンペーン」というものをたまに書こうとしているのですけれど、上の「抗不安薬・睡眠薬」は、ほとんどがベンゾジアゼピン系です。

長い付き合いのあった私だから言えますが、長く飲めば飲むほど、人をベンゾジアゼピン依存に陥れ、精神・体調を損ない、そして、おそらく、認知の問題に関わり、長期の継続的な連用をした人の中には、かなりの確率で廃人化していくと思っている薬です。

仮にですが・・・コンサータのような、要するにアンフェタミンと同じような強い薬と、ベンゾジアゼピンのような、「脳をむりやりにリラックスさせる」薬を同時に処方されていれば、その子の人生は絶対におかしくなってしまいますよ。

こちらの記事に書きましたが、ベンゾジアゼピン系は、脳内に「リラックスをもたらす物質の GABA / ギャバ」というものを無理矢理に活性化させて、人を落ち着かせるものですが、その結果として、ギャバを抑制する、

・ノルアドレナリン
・セロトニン
・アセチルコリン
・ドーパミン


などの分泌が減ってしまいます。

これらはすべて、人間の正常な注意力、記憶すること、筋肉の緊張、情動反応、内分泌作用、 心拍数・血圧のコントロールなど、人間が生きるための自律神経の中でとても大事なものです。

ここから冒頭の翻訳をご紹介しますが、「急激な勢いで ADHD の子どもたちが増えている」ということは、「リタリンなどを処方される子どもたちの数もそれと共に増えている」ということになります。

リタリンは、小説『エクソシスト』の中で、悪魔に取りつかれたリーガンが、最初に診察をされる精神科医で処方された薬としても記憶に残っています。

しかし、リタリンはリーガンには効きませんでした。悪魔にはリタリンは効かないのです。けれども、人間には効きます。そしてやめられなくなる。

New report finds 43 percent increase in ADHD diagnosis for US schoolchildren
Science Daily 2015/12/08

最新の報告書で ADHD (注意欠陥・多動性障害)の診断を受けるアメリカの小学生が 43%増加していたことが判明
8年間の研究期間中に、特に女の子で ADHD の急激な上昇を示した

2011年に、アメリカ国内で注意欠陥・多動性障害( ADHD )と診断された子どもと十代の若者の数は、全体の 12%に達していた。

これは、両親の報告に基づきアメリカ全体で行われている大規模調査によれば、2003年から 45%もの増加となった。

この分析では、現在のアメリカ国内の 5歳から 17歳までの子どもたちの 580万人が ADHD と診断されているということを示すと、調査チームのリーダーで、米国ジョージ・ワシントン大学ミルケン研究所スクールの疫学と生物統計学の准教授であるショーン・D・クリアリー( Sean D. Cleary )博士は述べる。

また、この研究では、研究期間内での、女の子においての ADHD の驚くべき増加を明らかにした。

「この調査での女の子での報告有病率は、2011年に 4.3%だったものが、2011年には 7.3%に上昇したことがわかりました」とクリアリー博士は言う。

これは 8年間で 55%増加したことになるが、博士は、「従来は、伝統的に男の子の方が ADHD の診断を受ける可能性が高かったものでした」と付け加えた。

この報告は、アメリカ母子保健局と、アメリカ疾病管理予防センター( CCD )の国立健康統計センターが主催した 2003年から 2011年までのデータに基づいて調べられたもので、医学誌クリニカル・サカイアトゥリー( Journal of Clinical Psychiatry / 臨床精神医学)において公開された。

「私たちは、ADHD の子どもの比率が非常に急激に増えていることを見出し、その率は、2003年から 52%の増加となりました」とクリアリー博士は言う。

「子どもたちが ADHD と診断された親御さんの方々は、その診断を認識すべきだと思います。なぜなら、ADHD は大人になっても続く可能性があるからです」

同時に、クリアリー博士は、この研究は、このような ADHD の急激な増加の元となる背景や理由について探るものではなかったと述べ、このような急激な上昇が起きている理由を見出すための研究が必要だと述べた。

そして、特別な注意が特定のグループに対して向けられていると、クリアリー博士は言った。

博士らは、アメリカの子供の健康に関しての全国調査から得たデータを見て、17歳以下の子どもの健康に関する情報を収集し、全国で断面調査(原因と考えられる要因と結果について二重分類し、両者の関連の有無を検討する調査)をした。

博士らは、子どもが医者や医療提供者から ADHD だと親たちに伝えられていた場合に、その親たちへの質問に焦点を当てた。

研究者たちはまた、彼らの人種や民族、そして、診断された子どもたちが男の子か女の子か、および、以前から ADHD の診断に関連するとされている社会的要因を辿った。

このような異なる人種や民族間のグループでの ADHD の有病率の差異に関しての研究は、以前にはほとんどおこなわれていない。

研究では、この8年間の研究期間中に、ヒスパニック系の若者で、83%もの上昇を示したことを見出した。

「さらなる、ADHD の増加の根本的な原因を特定するための研究が行われる必要があります」と、クリアリー博士は述べる。

そして、子どもが診断された親たちは、ADHD の診断を取り巻く問題のすべてを認識し、子どもの集中力や行動についての懸念を持っている場合、医師に相談すべきだと語った。

なぜ、ADHD の子どもたちが増加しているように見えるのか、という理由を考えることは重要なことだ。なぜなら、ADHD と診断された場合、多くは、「リタリン」のような覚醒剤の処方が付随するからだ。

リタリンのような薬剤は、ADHD に集中力と行動の持続を与えることで、確かに子どもと親たちを助けることができる。しかし、薬が過剰投与されることを懸念している専門家たちも多い。

ADHD の子供たちはクラス等で注意を払うことなどについての問題が発生する場合があり、自宅でも、衝動や不注意による間違いを犯す可能性がある。

また、アメリカ疾病管理予防センターによれば、物忘れが多くなることがあり、何もしない場合、家庭や学校での社会的状況での困難にぶつかってしまう可能性があるという。

現代の薬漬けのスタートの「早さ」を初めて知り

小学校でスクールカウンセラーをされていた方で、当時から「コンサータ(中枢神経刺激薬 )の使用の現場」をよく知っている方でもありました。

そして、メールによれば、

「小学生どころか、幼稚園から処方されている場合が多くあります」

ということでした。

「いくら何でも幼稚園からそんな薬を出すようなことは、まさか・・・」とは思いましたが、インターネットで「コンサータ 幼稚園」等で調べてみますと、ものすごく多くの事例が出てきます。

良い悪いの判断はともかく、これだけ広く使われているということは、まあ・・・つまりは、それだけ「薬効がある」ということなんでしょうね。

ベンゾジアゼピン系の抗不安剤なども、あるいは、解熱鎮痛剤などもそうですが、場合によっては、その効果は劇的です。そして、ベンゾジアゼピン系の薬でも「薬効に勝てない」という面はあります。

ADHD に関しては、日常で大変な思いをしている親御さんが多いことは理解していますので、すべての状況を無視して、薬を否定だけする気にはなれないですが、しかし、どんな薬でも、その裏で「何が蝕まれているか」ということは、念頭に置かれてもいいような気はします。

どうして、日本で覚せい剤に対して厳しい刑罰が設定されているのかということも含めて、それとほぼ同じような作用機序を持つリタリンやコンサータを「連用」することは、どういうものなのかと。

1951年に覚せい剤取り締まり法が施行されるまでは、薬局で「疲労回復薬」として、メタンフェタミン薬剤の「ヒロポン」とか、アンフェタミン薬剤の「ゼドリン」というようなものが普通に薬局で売られていたそうですが、これらは、リタリンやコンサータと基本は変わりません。

その濫用の時代について、芸人のビートたけしさんは以下のように語っています。

「早死にした芸人は、ほとんどヒロポン中毒だから。俺らの時代は禁止されていたからよかったけど。本人の意識では止まらない。頭が欲しがるんだ」(産経ニュース 2014/05/23)

どんなに美辞麗句を並べても、リタリンもコンサータも、これらと基本的な作用のメカニズムは同じだと思うのです。

当時のヒロポンの広告
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生還した人や、しなかった人たち

私は、かなり昔ですが、3名のリタリンの常用者と知り合いでした。

それぞれ、今から 17〜20年くらい前の間のことでした。

3人はそれぞれ全然別の知り合いで、その3人の間に面識はありません。二十代後半の女性がふたりと、もうひとりは、三十代の男性でした。

女性のほうのひとりは、かなり親密にさせていただいた方でしたが、学生時代から重度のうつ病と、持続する神経症を繰り返していて、私が出会った時には、抗不安剤から抗うつ剤などを含めた精神薬を山ほど飲まされていて、その中に「リタリン」がありました。

その処方量もかなりのもので、彼女はよく、溜まったリタリンを私に見せて、

「すごい量でしょ」

と言っていましたが、なぜ、医師がリタリンを処方していたかというと、「効く」からです。

彼女は、ある大手の新聞社に勤めていましたが、うつ症状と神経症状が激しくなるにつれて、勤めることが困難になっていったそうですが、しかし、

「リタリンを飲んでいる時だけは働けた」

と述懐していました。

そして、リタリンが切れると、立ち上がることもままならなくなるほど憔悴して、うつもひどくなるので、またリタリンを飲む、という生活のようでした。

そのうち、リタリン(プラス多数のベンゾジアゼピン系の精神薬や SSRI )を飲んでいない時は、激しい自殺衝動に襲われるようになった上に、

「ベンゾジアゼピン系の薬もリタリンも効きにくくなって、量だけが増えていった」

という状態に陥ります。

薬効は永遠ではないのです。

その後のことは、ちょっとつらいので書かないです。

もうひとりの女性については、たまに会う機会がある程度の方でしたが、「容貌がどんどん変わっていく」ということは目にしました。現状はわからないです。

男性のほうは、いわゆる知識人の人でしたが、何かのキッカケからリタリンを常用するようになり、その後は警察のご厄介になったりするようになっていきましたが、現状はやはりわからないです。

まあ、思えば・・・若い時から、私はわりといろいろなジャンルで生きる人たちと知り合いだったりもしていました。

そして、私自身は、ドラッグ的なものには興味がなかったので(それでもパニック障害で長くベンゾジアゼピン系を飲むことになります)、傍目から彼ら彼女たちの生活や人生を見ているだけでしたが、相対的に見て、脳や精神に働きかける「化学物質」で、いい結果を見たということはあまりないです。

繰り返し書きますが、「薬効」はあるのです。

素晴らしい薬効が。

しかし、何かが取り返しのつかないことになる「かも」しれないのです。

私が、クレアで書いているベンゾジアゼピン系の薬に関しても、Wikipedia を見るだけでも下のようなことが「正式な医学書や論文」から抜粋されて記述されているのです。

ベンゾジアゼピンの長期的影響 - Wikipedia

長期的なベンゾジアゼピン系使用による影響には、ベンゾジアゼピン系の薬物依存症、や、認知機能、身体的健康、精神的健康における薬物有害反応が挙げられる。ベンゾジアゼピン系の長期間の使用には重大な危険性を伴う。

ベンゾジアゼピンの長期的な使用の結果生じる可能性がある症状には、感情の曇り、吐き気、頭痛、めまい、易刺激性、無気力、睡眠の問題、記憶障害、パーソナリティ変化、攻撃性、抑うつ、広場恐怖症、社会的能力の低下などがある。

ベンゾジアゼピンは短期間の使用では非常に効果的だが、長期使用に伴って一部の人に起こる副作用には、認知能力障害、記憶の問題、気分の変動、他の薬との併用による過剰摂取などがあり、それは危険性/利益の比率を赤字にする可能性がある。

さらに、ベンゾジアゼピンは一部の人で強化因子的な特性を有するため、特に「薬物探索」行動がある個人には嗜癖性薬物となる懸念があり、さらに身体的依存が使用の数週間から数ヵ月後に形成される。

ベンゾジアゼピンの長期使用による、このような有害作用の多くは、離脱後3~6ヶ月で改善を示しはじめる。


特にベンゾジアゼピン系の「レキソタン」という薬を長く飲んでいたのですが、上のうちの、

> 記憶障害
> 攻撃性
> 広場恐怖症


が顕著に出ていました。

攻撃性というより、「制御できない怒りが突然沸いてくる」という感じです。

「愛情を持って育てればそれだけでいいんです」と言った医師の言葉

言語機能通過率というものがあって、それによると、子どもは「1年6ヶ月までは 98パーセントが発語する」ということになっています。

発語というのは、意味のある単語などを言うという意味です。

それが3歳までなかったんですね。

私は当時住んでいた近くに、比較的有名な小児精神・神経科のお医者様がいまして、2歳何ヶ月目かの頃、自分の判断でそこに子どもと一緒に行きました。

検査と面談はかなり大がかりで、決定の判断も後日でしたが、結局、その先生は、

「何でもありません。病名もつかないし、病気でもなんでもないです」

とおっしゃったのですね。

私 「今後どのようにすればいいとかはありますか?」
医者「しゃべらないことが何か問題ですか?」
私 「いえ、そういうわけではないです」
医者「とにかく毎日かわいがって愛情を持って接してください。それだけです」
私 「はい」

その後、幼稚園に行く頃には言葉も出てきまして、しかし、発語が遅かったせいか、口の筋肉が会話に追いついていなかったのでしょうけれど、長く「タラちゃん語」(「そうです」が「そうでしゅ」など)でした。

それも最近はなくなりましたが、しかし、うちの子にも、いわゆる多動はなくとも、よくある ADHD の項目を見てみますと、忘れ物が多いとか、集中が持続しないとか、他にも「当てはまる項目」は今でもいくつもあります。

しかし、今、それを考えると、あの時の杉並区の先生は、あのように言ってくださったから、何もなかったけれど、もし、あの先生じゃなく、最近の「すぐコンサータを出す先生」みたいな人と会っていた場合は、どうだったんだろうと考えます。

そして、「処方された時」、私はどう判断しただろうなと考えます(ただ、さすがに当時でも、先ほど書いた過去の知人の例がありますので、リタリンみたいなものを子ども飲ませることは絶対になかったと思いますが)。

いろいろなことが人ごとではないです。

雑記のようなものを長々と書いてしまいましたが、本当はこれは前振りとして書いていたのですが、独立した記事にしたいと思います。本来書こうとしていた記事は、明日書かせていただこうと思います。

いずれにしても、現在の、「医療」、「病気の本質」、そして「子どものこと」は全体的に相対的に、もっと真剣に考えないと、いろいろとまずい感じはするのです。

人間は機械じゃないのですから。

あと、上のゲッチェ博士が「してはいけない」というものの中に、

> マンモグラフィによるスクリーニング検査

というものがありますが、これは、つまり「乳ガンの検査」のことです。

これが今は世界中で非常に推奨されていますけれど、ゲッチェ博士は数々の論文の精査の中で、それを「否定」しています。

まあ、ゲッチェ博士は、こういうような人だったわけで、つまり、現代医療で推進されるいくつかの重要な部分を数多く否定してきていまして、医学界からも製薬業界からも「厄介な存在」だった人物だったかもしれません。

コクラン共同計画は、「世界で最も信頼できる医療へのエビデンス評価」をするものであったわけで、ゲッチェ博士がその実質的にも思想的にも、中心的な人物だったわけです。

そのゲッチェ氏が「除名」された。

いくつかの記事から、その経緯を見てみますと、ゲッチェ氏のほうにだけ一方的に何らかの問題があったというわけではなさそうです。

というのも、ゲッチェ氏の除名を受け、抗議の意志として、ただちに他の理事 4人が辞任しているからです。

これを見ても、ゲッチェ氏の除名は唐突であり、また「何かの力が働いている」可能性はありそうです。

ところで、除名される直前に、直接的にコクランとゲッチェ氏が対立した「問題」は何だったといいますと、それは、

「子宮頸がんワクチン( HPV ワクチン)」

に関しての対立でした。

コクラン共同計画は、今年 5月に、子宮頸がんワクチンの安全性に関する論文を発表したのですが、

「ゲッチェ博士は、すぐにこの論文の不備を指摘する論文を発表した」のです。

ゲッチェ博士は、子宮頸がんワクチンの安全性に関して、そのエビデンスは得られていないと判断したようです。

ご存じかどうかわからないですけれど、今の日本のメディアは、「子宮頸がんワクチン推進キャンペーン」のごとく、医者、専門家、政治家たちが、こぞって、「子宮頸がんワクチンの推奨」をし続けています。

私自身は、子宮頸がんワクチンについては、その利と害のバランスについて何も知りませんので、そのことについて何かを書くつもりはないですが、たとえば、昨年記事にしました、

「イスラエルでは《男の子》も全員、子宮頸がんワクチンを接種する義務がある」

というような、「果てしなく進む強制」というような状態が良いとは思えません。このことは以下の記事に記しています。

「男の子」も全員に子宮頸がんワクチンの接種義務があるイスラエルの話を聞いて思うこと

2017年2月10日

ところで、その前に、「これはさすがに…」と絶句したことがありましたので、ご紹介したいと思います。

「性別を超えて」世界に広がる可能性もある子宮頸がんワクチン

イスラエルに住んでいるお知り合いの女性からメールをいただきました。

その方には十代の息子さんがいらっしゃるのですが、そのメールに、「昨年、長男の学年で、子宮癌ワクチンの接種がありましたが、受けさせませんでした」と書いてあったのです。

「長男?」と思って読みますと、何とイスラエルでは「女の子だけではなく、男の子にも子宮頸がんの接種《義務》」があるのだそうです。

そのメールだけではちょっと信じがたかったですので、イスラエルの過去のニュースなどを見ていましたら、本当でした。

2015年から始まった「制度」のようです。

2015年3月10日のイスラエルの報道より
israeli-hpv-2015-1.jpg

この記事のタイトル下のリードは、

HPV(ヒトパピローマ・ウイルス)に対してのワクチンを、初等教育 8年生(日本の中学2年生に相当)の男女全員に対して接種を命じる。

とあり、任意ではなく、義務的なもののようです。
8年生とは 13〜14歳くらいですかね。

ちなみに、本文には以下のように書かれている部分もあります。

2012年、アメリカ小児科学会は 11歳で HPV に対しての予防接種を受けることを勧告した。

そして、アメリカ小児科学会は、成長後に、男子が女子にウイルスを感染(性感染のこと)させることによりガンを発生させることを予防するために、男子にも感染予防の取り組みを勧めた。


ということで、最初、アメリカが始めたことのようですが、男の子にも子宮頸がワクチンの接種を始めた理由が、

「あとで、性を介して女の子に感染させないように」

というものだというのです。

ここまでくると・・・もう狂気の一種ですね。

滑稽を超えた底知れない狂気を感じます。

そもそも、この子宮頸がんワクチンで予防されるというヒトパピローマ・ウイルス(HPV)というものは、何だかとても恐ろしいもののように聞こえますが、これは「性感染」するもので、しかも、以下のようなものです。

厚生労働省「HPVワクチンの有効性について」より抜粋

・性活動を行う女性の 50~80%以上が生涯で一度は HPV に感染するという推計が報告されている。
・90%以上の感染例は 2 年以内に HPV が自然に消失する。


この厚生労働省の資料では 50%から 80%、というようになっていますが、資料によっては「ほとんどの女性が」という表現もあり、つまり、このヒトパピローマ・ウイルスというのは、

・成人女性にはありふれたウイルス
・そのほとんどが自然に消失する


というものです。

それに、どんなウイルスでもそうでしょうが、「地球にもともとあって人と共存していたもの」です。ここまでの率で人に感染するということは「常在菌」的なものさえ感じます。そうなると、このヒトパピローマ・ウイルスの予防接種というものには、

・駆除するメリット

が「仮に」あるとしても、

・デメリット

も相当あると考えた方が妥当なのではないでしょうか。

話題になることもある副作用については、ここではふれません。というのも、過去記事(永遠の拒絶への確信…)などでもふれましたが、「〇〇ワクチンだから悪い」という個別の問題とは思えないのです。

だからといって、「あらゆるワクチンがどうだ」ということもまた言えないです。

ですので、証拠が曖昧なうちは副作用の点にはふれません。

それにしても、このイスラエルの「男の子にも子宮頸がんワクチンを打つ」というような狂気じみた予防政策については、他の国のことだからと軽く考えるのは難しいです。

たとえば、今このワクチンが世界にどのくらい広がっているかというと、下のようになります。

子宮頸がんワクチンは現在、世界130カ国以上で承認され、60数カ国では公費助成による接種が行われている。(kenko100.jp)

ということや、いろいろなことをアメリカに追随する日本などでは、先ほどのイスラエルのニュースの、

アメリカ小児科学会は、成長後に、男子が女子にウイルスを感染させることによりガンを発生させるということを予防するために、男子にも感染予防の取り組みを勧めた。

というのを見てみますと、アメリカではすでに勧告されていることのようですから、そのうち、日本でも「男の子にも接種義務」というようなことにもならないとは誰にも言えないのかも知れません。

こういうことは、最終的には自分(子どもの場合なら親など)が決定することで、もちろん、最初から良い悪いを決めつけてはいけないですが、体に入れる、特に「化学物質」に関しては慎重になられるのも良いかと思います。

いつだったか、ふとつけたテレビで、肺炎球菌のワクチンについてやっていまして、テレビでは赤ちゃんに4回ものワクチンを打つことが「肺炎予防になる」として語られていました。・・・まあ、これにはふれません。ちなみに、肺炎球菌は人間の喉にだけしか住めない「完全な常在菌」です。

というわけで、イスラエルの「男のにも子宮頸がんワクチン」の話を聞いて、少し思ったことを書かせていただきました。

ところで、ヨーロッパで、子宮頸がんワクチンに反対の立場から撮影されたドキュメンタリーで、「捏造された危機 (Manufactured Crisis)」というタイトルの映画が公開されます。

映画「捏造された危機」の紹介ページ
manufactured-crisis-2018.jpg

この映画の内容はともかく、この「ワクチンのドキュメンタリー映画」という響きから、最近の日本での出来事を思い出しました。

それは下のような出来事です。

映画「MMRワクチン告発」日本の配給会社が公開中止を発表
buzzfeed.com 2018/11/07

MMRワクチン(麻疹・おたふく風邪・風疹の混合ワクチン)と自閉症の発症を関連づける内容が批判されていたドキュメンタリー映画『MMRワクチン告発』の公開中止を、日本の配給元・ユナイテッドピープル株式会社が発表した。

映画は元医師のアンドリュー・ウェイクフィールド氏が監督。同氏が「米国疾病対策センターがMMRワクチンと自閉症の関連性を示すデータを隠蔽している」という内部告発を受けた生物学者に協力し、調査を行う、という内容だった。

一方、ウェイクフィールド氏は過去に「子どもへのMMRワクチンの予防接種が自閉症の症状を引き起こす」という論文を発表するも、利益相反行為や、患者のデータ・病歴が大幅に書き換えられたり、捏造されたりしていた疑惑が発覚。

ウェイクフィールド氏は医師免許を取り消され、論文が掲載された『ランセット』は論文を撤回している。

このような背景があり、日本での上映にも、医療関係者などから批判が集中していた。

最終更新:2018/11/26 22:23

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