【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ 店長の部屋Plus

記事詳細

2018/11/09 20:38

私たちは、もはや昔とは違う地球に住んでいる 西暦1900年と現在とを比較すると「地震の増加率は約2000パーセント」にも達していることがアメリカ地質調査所のデータで判明

アメリカ地質調査所のデータを比較して判明した「地震の増加」の状況
earthquake-increase-2000.jpg

21世紀に入ってからに関していえば、マグニチュード 6以上の大きな地震は確実に増えていまして、そのことを記事でふれることも多いですが、「もっと長い単位で見て、地震は本当に増えているのだろうか」とは私も思っていました。

それに関してのデータを見たことがなかったのです。

というより、地震に関しての「 100年以上前の正確なデータ」などは存在しないと思っていたのですが、アメリカ地質調査所(USGS)のデータには、何と、

「西暦 1900年から現在までの地震のデータ」

が収められていることを知りました。

しかも、それを知ったのは、冒頭のように、「西暦 1900年の頃と比べて、大地震の発生数は 2,000パーセント増えていた」という記事で知ったのです。

「 2,000パーセント?」と思いまして、私自身でアメリカ地質調査所そのデータページを見てみましたら、それは本当でした。

まずは、

・西暦 1900年のマグニチュード6.0以上の地震の発生数と、

・西暦 2000年のマグニチュード6.0以上の地震の発生数

を比べてみますと、以下のようになっていました。

earthquakes-1900-3gif.jpg

earthquakes-2000-160.jpg

西暦 1900年の 1年間でマグニチュード 6以上が観測されたのは以下の3つの地震だけでした。

1900年に発生した大地震
・07月29日 M 7.6 サンタクルーズ諸島
・10月09日 M 7.7 アラスカ南東部
・10月29日 M 7.7 ベネズエラ


しかし、その 100年後の西暦 2000年には 1年間の間に 160回ものマグニチュード 6以上の地震が起きているのでした。

上の USGS の地図では、日本は震源マークで国土が完全に隠れてしまうという状態となっています。

そして、今は 2018年ですが、その同じ区間の区切り、つまり、

・西暦 1900年-1918年の間に起きたマグニチュード6.0以上の地震と、

・西暦 2000年-2018年の間に起きたマグニチュード6.0以上の地震

の数を比較しますと以下のようになります。

1900-1918年
1900-1918-147.jpg

2000-2018年
2000-2018-2911.jpg

もはや、2倍、3倍の世界ではなかったということになっているのです。

それにしても、この、

「同じ期間で 147 回と 2911 回」

というのは非常に大きな差ではあります。

ただ、ふと思ったのは、この 100年間の間では、アメリカ地質調査所の地震計の設置数なども変化しているとは思いますので、完全に純粋な比較といえるのかどうかはわからないですが、ただ、過去記事でご紹介しました、

「過去 115年ほどの間の《自然災害による経済的損失》の推移」

のグラフもまた、この 100年あまりの間に地震による被害が夥しく増加していることを示しています。

下のグラフがそれで、ドイツのカールスルーエ工科大学が集計した「西暦 1900年から 2015年までの自然災害での経済的損失」の推移です。

グラフの緑の部分が地震です。

1900年から 2015年までの自然災害での経済的損失の推移
disasters-1900-2015a2018.jpg

自然災害の被害では、あらゆるものが増加していますが、地震と洪水、そして山火事による経済的損失の増加が顕著です。

これは 2016年の過去記事、

・自然災害は予想以上の驚異的な勢いで地球の文明を崩壊させ続けている ドイツの大学が発表した西暦1900年以降の災害損失データベースが示すこと

ドイツ・カールスルーエ工科大学ニュースリリースより
Natural-disasters-2016.jpg

過去115年の災害被害の推移の「壮絶さ」を数字で見る

ドイツ最古の工業大学であるカールスルーエ工科大学というのがありまして、この大学は、CATDAT という「世界の自然災害に起因する社会経済的損失」に関してのデータベースを持ちます。

昨日、カールスルーエ工科大学は、このデータベースから、

「西暦 1900年から 2015年までの自然災害での経済的損失と、全死亡者数」

のデータを作成し、公開しました。

これがですね・・・。予想を上回るというのか、実際に私たちはものすごい時代に生きているということが数字として実感できるものなのです。

今回は、そのカールスルーエ工科大学のニュースリリースをご紹介しようと思いますが、まずは、とにかく、そのデータをご覧いただきたいと思います。

1900年から 2015年までの自然災害での経済的損失の推移(米ドル)
disasters-1900-2015a2018.jpg

たとえば、この100年ちょっとの間に「世界がどれだけ変わってしまったか」を感じるには、1900年からの 20年間と、現在の 2016年までの 20年間という2つの時代を下のように比べますと、そのすさまじさがわかります。

cost-compare-01b.jpg

もう、これは「全然別の地球に生きている」というような言い方をしてもいいようなすごさで、しかも、1900年からというのは、たった 100年くらいしか経っていないのですよ。それでこれだけ地球は変わってしまった。

現生人類は十数万年の歴史を持っていますので、100年というと、比較的「瞬間」的な時間だと思うのですが、その「瞬間」の間の自然災害のすごいこと。

印象的なのは、100年前にはほとんど見られなかった、

森林火災(グラフの赤の部分)
干ばつ(グラフの黒の部分)
が、数多く起きていることです。

洪水は昔からあったもののようですけれど、最近はそこに「火」が加わっている。

上のグラフは「経済的損失が増えている」ということでを示しているものであって、「自然災害の発生件数」ではないです。

たとえば、2011年にグラフの「緑の部分」が極端に多いのは、膨大な経済的損失を伴った東日本大震災があったからで、この年に地震が特に多かったというわけではないです。なので、グラフが極端に増加していることが自然災害の数の増加を示しているものではない・・・のですが、ニュースリリースの中でも書かれていますが、自然災害の発生件数自体も増えています。

地震は特に 21世紀に入ってから飛躍的に増えています。
earthquake-history-2010.jpg

それでは「自然災害での死者」も増えているのかというと、そうではないことが、データベースからわかるのです。

1900年から 2015年までの自然災害での死亡者数の推移
disasters-deaths-number-1900-2015.jpg

たとえば、その年に1度でも極端に大きな災害(洪水、サイクロン、地震など)が起きてしまうと、それだけでその年の死亡者数は上がるので、このグラフと自然災害の件数はリンクしません。

上のグラフでいうと、1930年に洪水(グラフの青の部分)が極端に増加していて、上に「少なくとも 250万人以上」というように書かれていますが、これは何かというと、その年に発生した中国の大洪水による死者なのです。

1931年中国大洪水 - Wikipedia

1931年中国大洪水は中華民国で起きた一連の洪水である。この洪水は記録が残る中で最悪の自然災害の一つと一般にみられており、また疫病と飢饉を除いて、20世紀最悪の自然災害であることはほぼ確実である。推定死者数は、14万5000人とするものから、370万-400万人とするものまである。


というもので、西側の統計では、最大で 400万人が亡くなったと思われる現代史で最大の大災害です。

それと、上のグラフでは、1970年にも嵐(グラフの紫の部分)での死亡者数が、とてつもなく多くなっていますが、これはその年にバングラデシュとインドを襲ったサイクロンによるものです。

1970年のボーラ・サイクロン - Wikipedia

1970年のボーラ・サイクロンとは、1970年11月12日に東パキスタンのボーラ地方(今日のバングラデシュ)とインドの西ベンガル州を襲ったサイクロンである。

もっとも控えめな見積でも20万5000人以上、最大50万人と推定される人命が失われ、サイクロンとしては史上最大級の犠牲者を出した。近代以降の自然災害全般の中でも最悪のものの一つである。

この被害が余りに激甚であったことが直接的な契機の一つとなって、以後パキスタンは内戦状態に陥り、翌年バングラデシュが独立した。


これらのような強大な災害が発生しますと、上のように、その年のグラフは飛び抜けて高い数字を示します。

そして、自然災害自体は増加し続けているのですが、それによる死者数は、世界の人口増加などを加えて考えますと、「むしろ減っている」ということになっているのです。

つまり、「自然災害による犠牲者は減っているが、社会基盤を破壊する災害の発生件数自体は劇的に増えている」ということになりそうです。

この死者数の推移のグラフと、先に示しました「経済的損失の異常なほどの増加」のグラフを合わせて見てみますと、特に、21世紀以降は、

「自然災害が地球の文明の社会基盤をどんどんと破壊し続けている」

ということが言えそうです。

過去数年、In Deep でも、地球ブログでも、世界の数多くの自然災害を扱ってきましたが、その「流れ」を思い出してみると、現在にいたる中で、次第にはっきりしてきているように感じる「あること」もあります。

それは「災害が起きる理由と目的」とも関係します。

しかしまあ、ここでそれにふれますと、ちょっと話の内容が訳がわからない方向に行ってしまう可能性があるので、今回はふれませんけれど、これからの自然災害の状況次第では、私たちは今の社会基盤に依存して生きている状況を根本から見直すというような事態に直面することもあるのかもしれません。

それでは、ここからカールスルーエ工科大学のニュースリリースです。

Natural Disasters since 1900: Over 8 Million Deaths and 7 Trillion US Dollars damage
Karlsruhe Institute of Technology ( KIT ) 2016/04/18

西暦1900年からの自然災害 800万人以上が死亡し、7兆ドル以上の経済的損失を受けた
カールスルーエ工科大学(KIT)のリスクエンジニアの専門家であるジェームズ・ダニエル博士(Dr. James Daniell)は、これまで収集した自然災害のデータベースから、1900年以来、自然災害により 7兆ドル(約 770兆円)の経済的損失が発生し、また、死亡した人の数は 800万人に達することを示した。

ダニエル博士の災害データベース「 CATDAT 」は、社会経済指標を調べることにより、自然災害による社会経済的損失データを評価する。

博士はオーストリアのウィーンで開催される 2016年 欧州地球科学連合総会でこのデータを発表する。

ダニエル博士は、CATDATデータベースの一環として、1900年以来起きた 35,000件の自然災害事象を収集した。

それによると、1900年から 2015年までの経済的損失の約3分の1は、洪水により引き起こされており、洪水による経済的損失の度合いは大きい。

次に大きなものが地震による損失で、自然災害の経済的損失全体の 26パーセントを占める。そして、嵐(台風やハリケーン、サイクロンなど)が 19パーセント、火山の噴火による被害は全体の 1パーセントとなっている。かつては、経済的損失の最高額を記録する自然災害は洪水だったが、1960年以来、嵐が経済的損失のうちの 30パーセントを占めるようになった。

全体として、過去 100年ほどの間の自然災害による経済的損失は絶対的に増加した。

ダニエル博士は「多くの場合、発展途上国の方が大災害に対して、より脆弱な傾向があり、自然災害での死者と経済的損失が高くなっている」と述べる。

その一般的な理由のひとつは、家屋や建物の質そのものにもあり、また、海岸に人々が働く都市部の多い地域も、自然災害に対しての生命と経済的損失に対してのリスクが高い。

自然災害の経済的損失は、ダニエル博士の計算では、ドル換算で 7兆ドルに達するが、しかし、自然災害による損失の構成要素は、多くの場合、損失の推定値などが入るため、実際とは大きく異なる。

ダニエル博士は、「経済的損失を定量化することがしばしば困難であるように、1つの災害事象の正確な損失値を取得することは、たとえば、2010年のハイチ大地震のように、損失値を計算するのが不可能な場合が多々あり、死者数も過大に評価されていることがあります」と言う。

「これまでの中で、自然災害による経済的損失が最も大きかったのは、2011年3月11日の日本の東北の震災と、ニュージーランドの大地震によるもので、3350億ドル(37兆円)の経済的損失となりました。特に、東北の地震は、地震に加えて、津波と原子力発電所の被害が重なり、単一の自然災害としては、最も高い損失を生んだものとなりました」と、博士は述べる。

地震では、1900年から 2015年の間に、全世界で 232万人の人が亡くなっており、また、地震での犠牲者の約 59パーセントは、津波や土砂崩れなどの二次的災害で亡くなっている。石造建築物の倒壊により死亡した人は、全体の 28パーセントになる。

1960年以来、地震で死亡した人は、すべての自然災害の犠牲者の 40パーセントにもあたる。

火山の噴火に関しては、1900年から 2015年の間に、火山の噴火で亡くなった人の数は 98,000人と、他の自然災害と比較すると多くはない。しかし、1900年以降は起きていないが、たとえば、1815年のタンボラ火山の噴火のような巨大な火山噴火が起きた場合、世界中の気温を下げる可能性があり、それは、世界の食料安全保障の問題につながる側面を持つ。

自然災害での死亡者数そのものは、1900年から 2015年まで、わずかに減少するか一定だが、世界の人口が増えていることから、自然災害で亡くなる人は大幅に減少していると博士は言う。

2000年以来、1度の自然災害で 10万人以上が亡くなったのは、2004年のインド洋津波(死亡者数約 23万人)、2008年のミャンマーのサイクロン(死亡者数約 14万人)の2つとなる。

そして、歴史上で最悪の自然災害は、1931年に中国で起きた、推定死者数 250万人以上と考えられている中国の大洪水である。

でご紹介したもので、その記事の中で、

・西暦 1900年から 1920年までの自然災害による経済的損失と、

・西暦 2000年から 2015年までの自然災害による経済的損失

を比較していますが、それは、先ほどのアメリカ地質調査所のデータの比較ともわりと一致するものでもあります。下がその図です。

cost-compare-01b.jpg

これを見た時には、

「 100年前と今では、私たちは違う地球に住んでいる」

という実感を持ちましたが、今回のアメリカ地質調査所のデータも同じ思いを抱かせるものです。

地震は、過去 50年の推移に関して、下のようなグラフもあります。

earthquake-history-2010.jpg

このグラフに書いてありますが、21世紀という今の時代は、過去のどんな時代より「自然災害の頂点に向かおうとしている」と少なくとも今のところは言えます。

「1世紀単位で見れば、地震はかなり増えているのだろうなあ」とは思ってはいましたけれど、実際に、この 100年くらいの間の数値を比較して、こんなに大規模地震の数が多くなっていたということを知りました。

そして、どの程度で高止まるのかはわからないにしても、どうやら今後も地震は増加していくことが確実な状況となっています。

それに加えて、今年は、洪水と山火事の発生数も記録的なことになっているはずで、「悪魔の時代の象徴」として君臨する可能性のある 21世紀らしい様相を見せているともいえるのかもしれません。

最終更新:2018/11/09 20:38

このお店で1週間以内に売れた人気アイテム

コメント 0件 コメントを書く

コメント入力欄
お名前(必須)
タイトル(必須)
本文(必須) ※全角で800文字まで記入できます。

書き込みに際しては店長の部屋規約の禁止事項や免責事項をご確認ください

ページ上部へ

カレンダー

2018年11月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

今月

過去の日記

2021年
2020年
2019年

このお店で1週間以内に売れた
人気アイテム