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記事詳細

2018/09/17 19:58

21世紀は黙示録的な時代に入っているのか?[2]

ところで、自然のほうでは、このように、いわゆる自然災害の規模と件数が拡大しているのに対して、地球で「減っている」ものもあります。

それは、いろいろとありますが、私たちにとって重大なものとして、

・人間の子ども(特に主要国)と人間以外の多くの生物

が大幅に減少していることがあります。

人間以外に関しては、以下のようないくつかの記事に書いたこともあります。

この世の昆虫の数は回復不能なレベルで減少していた 羽を持つすべて昆虫類の生息量が過去27年間で75パーセント以上減っていたことが判明。

2017年10月18日の科学系メディアPHY.ORGの記事より
flying-insect-vanished.jpg

生態系の根本を考えるとこれは結構壊滅的な事態だったり

今回は、10月18日に科学系のオープンアクセス・ジャーナル「 PLOS ONE 」に掲載された論文の内容を説明した記事をご紹介したいと思います。

まずはその記事の翻訳を最初に載せようと思います。それで起きていることは大体わかるかと思いますので。

なお、ここで説明される「羽のある昆虫」(Flying Insects)というのは、ハチや蝶やトンボなどの大きな羽を持つものから、バッタやカマキリ、蚊やカゲロウ、カブトムシやテントウムシなどもそうですし、あるいはカメムシやアブラムシなども羽のある昆虫で、とにかく非常に多岐にわたるのですが、下のように「昆虫と聞いてイメージするもの」の多くがそれに該当します。

このようなものが羽のある昆虫たち
flying-insects-vanished.jpg

要するにこれは、羽があるとかの分類というより、私たち一般人としてわかりやすい表現では、「昆虫の 75パーセント以上が消えた」という解釈で構わないのではないかと思います。

なお、昆虫が地球にもたらす影響は甚大で、見出しにも書きましたし、ご紹介した本文にもありますが、

・自然界の植物の 90パーセントが昆虫によって受粉されている

・鳥類の 60パーセントが昆虫を食べて生きている

などがあり、そして当然、農業などに直接関係することでもあります。

そういう意味では、

「昆虫が消えるということは、《自然界が消える》」ということと同義」

といっていいのではないかと思います。

何といっても、この研究は「27年間という時間」をかけた壮大な調査の結果でもあります。

まずは、ここから記事です。

More than 75 percent decrease in total flying insect biomass over 27 years
phys.org 2017/10/18

過去27年間で「羽を持つすべての昆虫類」の生息量の75%以上が減少していたことが判明
2017年10月18日に発表された研究論文によれば、すべての羽のある昆虫のバイオマス(ある空間内に存在する生物の量)は、自然保護区域において、過去 27年間で 75パーセント以上減少していたことがわかった。オープンアクセス・ジャーナル「 PLOS ONE 」に研究論文が掲載された。

昆虫は、野生の植物の 80パーセントの受粉を担っており、鳥類の 60パーセントに食物源を提供するなど、自然界の生態系機能に重要な役割を果たしている。

昆虫の多様性と生息量が全体として低下していることはわかっていたが、これまでの研究では、昆虫のバイオマスを長期間にわたって監視するのではなく、単一種かそのグループに対しての調査のみだった。

研究をおこなったのはオランダ・ラドバウド大学のキャスパー・ホールマン(Caspar Hallmann)博士で、ホールマン博士らの研究チームは、昆虫の減少の程度と根本的な原因をより深く理解するために、ドイツにある 63の自然保護区域に 27年以上かけて配備されたマレーズトラップを用いて、昆虫の総バイオマスを測定した。

そして研究チームは、これらの地域で、羽を持つ昆虫のバイオマスがわずか 27年間で 76パーセント(夏期は 82パーセント)にまで減少したことを発見したのだ。

彼らの結果は、それまで報告されていた、蝶や野生のミツバチ、蛾などの種の最近報告された自然界での減少と一致している。しかし、この調査では、特定の種類だけではなく、羽を持つ昆虫の全体的なバイオマスが大きな減少を起こしていることがわかり、事態の深刻さを示している。

研究者たちは、この劇的な減少は、生息地に関係なく明らかであるとしており、天候や、土地の利用状況、および生息地の特性の変化などの要因では、全体的な減少を説明することはできないことも判明した。

この減少は、大規模な要因が関与しなければ説明がつかないことを研究者たちは示唆しており、今後の研究では、昆虫のバイオマスに潜在的に影響を与える可能性のある全範囲をさらに調査すべきだとしている。

論文の著者たちは、この減少の原因とその地理的範囲、およびその潜在的影響が生態系にどのように影響するかについて、さらに調査するように促している。

ここまでです。

文中に出てきた「マレーズトラップ」というのは、テント型に張ったネットを昆虫の通り道に設置し、そこに飛来した飛翔性昆虫を採集するものです。

今回の調査で使われたマレーズトラップは下のようなものです。

malaise-traps.jpg

調査自体はドイツでおこなわれたものですが、「自然保護区」を対象ということで、自然の状態が比較的保たれている環境下でこの状況ですから、都市部を含めたものとなると大変なことになるのかもしれません。

そして、この記事のポイントは、

> この劇的な減少は、生息地に関係なく明らかであり、天候、土地の利用状況、および生息地の特性の変化などの要因では全体的な減少を説明することはできない

という部分だと思います。つまり、たとえば、最近では農薬などを含めた化学薬品などについてが昆虫の減少と関係付けられることがありますが、少なくとも今回の調査では、「そういう個別の要因ではない可能性がある」ということになりそうなのです。

理由や原因はわからないながらも、

「その背後に何かとても大きな共通の要因があるのではないか」

ということです。

英国のガーディアンの「虫たちはどこに消えてしまった」という記事も翻訳しました。

そこには、2016年9月に公開された「イギリス自然状態報告書」には、 1970年以降、昆虫の数が 59%の減少を示しているという昆虫たちの苦闘を明らかにした。

とあるのですが、数値としては 59パーセントどころではない実態が今回初めて判明したといえます。

何だかこう……まるで虫たちはこの地球から消えようとしているようです。

私たち人間が「害虫」と呼ぶ昆虫たちはよくメディアなどで取りあげられますけれど、それらも含めて、とにかく消えていっているようなのです。

微生物がいなくなってもこの自然界は成り立たないですが、昆虫には、微生物にはできない「自然界の受粉」を担っているという最大の役割があります。

つまり「植物の命運を昆虫が握っている」ということは、

・昆虫がこれ以上減る → 植物の消滅

という最悪の環境状態に突き進む可能性だってないではないかもしれません。

「そんな大げさな」と思われるかもしれないですが、現に昆虫は 80パーセント近くも減っています。27年間で 80パーセント減少なら、この先……?

ちなみに、過去記事の、

おそらく人間を含めた「全生物」は磁場により生きているハトや蝶が持つ光受容体がヒトにも存在していること。そして、そのハトや蝶が「全滅」に向かっていること
2015年11月23日

ドイツの地磁気専門家であるモニカ・コルテさんという科学者の方が、地球の磁場の逆転と人間の関係について、

「(地球の磁場が非常に弱くなっていても)現在、私たち人類が磁場が弱くなっていることを感じることはないのと同様に、地球の磁場が反転したとしても、私たちはその大きな変化に気づかないと思われます」

と述べていたことに対して、私自身も、

「私たち人類は磁場が弱くなっていることを感じることはない」という面があり、他の多くの動物たち(特に鳥など)が「磁場を直接見る」機能を持っているのに対して、私たち人間には磁場を直接感じる機能はないということがあり・・・まあ、体感的な違和感とかくらいはあるのかもしれないですが、少なくとも、はっきりと「磁場を感じる」ことはできません。

というようなことを書いたのですが、どうやら、この「人間は磁場を感じない」というのは間違いのようです。

どうやら、人間も磁場を見ている可能性があります。

最近、北京大学の分子生物学者、カン・シエ( Can Xie )博士を中心とする研究チームが、ショウジョウバエのゲノムを生物学的仮定に基づいてスクリーニングすることにより、

・「クリプトクロム」という光感受体であるタンパク質

・クリプトクロムと結びついて、自発的に外部磁場の方向を向くポリマー状のタンパク質( MagR と命名)

を特定し、このふたつの結合した複合体が「磁場を向く」ことがわかり、これが、渡り鳥などが磁場を見ている源なのではないかという研究結果を先日発表したのです。

特定されたこの複合体( MagR/Cry 複合体と命名)が磁場を感知する仕組みはまだわかっていないのですが、この複合体は、磁気コンパスのように振る舞うのだそうで、動物の磁気感受と何らかの関係は持っていそうです。

コンパスのように正確に磁気に対して整列する網膜にあるタンパク質の複合体
MagR-compas.gif

このクリプトクロムという光受容体は、多くの動植物が持っていて、また、今回特定された複合体は、ハトや蝶やネズミ、クジラなどの網膜細胞から見つかっていて、そして、ヒトの細胞の中にも作られるのです。

ハトもショウジョウバエも人間も網膜の光受容体の有無は同じ
Cryptochrome-human.jpg

つまり、人間の体の本来の仕組みとしては、

「人間は磁場を《見る》ことができる」

ようなのです。

「磁場を見る」というのは不思議な響きに聞こえるかもしれませんが、この「クリプトクロム」というタンパク質は、目の網膜にあるもののようで、文字通り「見ている」という表現で構わないようにも思います。

しかし、人間も鳥のように磁場を感じられる「根本」を持っているとすると、機能として(たとえば松果体のように)現在は働いていなくとも、感じる感じないに関わらず、人間もまた磁場の影響を受け続けているということになるとは思います。

だとすると、「人間も鳥たちのように、磁場で位置や方向を獲得することができる」という能力があるかもしれないという魅力的な話とつながると同時に、たとえば、現在の「極端に磁場が弱まり続けている状態」の中では気になることもあります。

たとえば、先ほど「複合体がコンパスのように磁場に反応する」という状態を説明しました図で、磁場で旅をする生物としての代表格して、イラストで、「オオカバマダラ(モナーク蝶)と、ハト」が出ていましたが、その2つの種の最近の生存状況(アメリカとヨーロッパのものです)は次のようになっているのでした。

cho-hato.png

それぞれの数値のソースは、オオカバマダラは、米国バーモント州野生生物局ニュースリリース、ハトは、ガーディアンです。

気になることというのは、これと少し関係しています。

磁場の影響を受けやすいと思われるハトが欧州で90%激減していることが示唆する、これからの地球の全生物

この「クリプトクロム」というタンパク質はずいぶん以前からわかっていて、そして、鳥は「磁場があるからこそ生きていけるのかもしれない」ということに関してもずっと以前からわかっていたことのようですが、そのメカニズムがわかっていませんでした。

過去記事の、2015/07/03

鳥が消える日

米国アイダホ州の南西部で、道路に沿って死亡した鳥が延々と広がっている光景が、YouTube にアップされていました。
10idaho-birds-01.jpg

あまり気持ちのいいものではないかもしれませんが、下はその動画を短くしたものです。

https:●//youtu.be/eoWJE2tUU_g 

アメリカでは、 2010年の大晦日から 2011年の新年にかけても、アーカンソー州で「空から雨あられと鳥が落ちてきた」という出来事がありました。

こちらの記事に、クリスチャン・サイエンス・モニターの報道を訳したものを載せたことがあります。

2011年1月4日の米国クリスチャン・サイエンス・モニターより

アーカンソーの新年は不気味な喧噪と共に始まった。

3,000羽にも及ぶブラックバード、ムクドリモドキ、ムクドリなどが、まるでヒッチコックの映画のように空から降り注いできたのだ。

アーカンソー州の鳥類学者カレン・ロー氏は以下のように述べる。

「今回の事件は地元の人々のトラウマになってしまっていいます。こんなことが大晦日に起きたこと、そして、あまりにも多くの人々が、鳥たちが空から落ちてくる光景を目撃してしまったんです。ショックを受けている人が多いです」。


上の記事では、アメリカの各地で「鳥が空から落下している」という出来事に対して、「各地で鳥が落下しているのは、磁場の異変が原因ではないか」ということについてふれたもので、多くの渡り鳥たちが、

・くちばしの細胞で磁場を感知する
・光受容体細胞の中にあるたんぱく質(クリプトクロム)で磁場を「見て」いる

ことなどから、地球の磁場が消滅する、あるいは、弱くなりすぎた場合に、鳥は生きていくことができなくなるのではないかというようなことを書いたものです。

そして、何度もふれていることですが、地球の磁場は過去 100年で一貫して弱まり続けています。

1880年から2000年までの地球の地磁気の強度の変化

mag-1880-2000c.gif

また、5月には、英国などの調査で、「ヨーロッパでは、3分の1の鳥が消滅する危機にさらされている」ことが報告されています。

europe-birds-threat.gif

その中でも、先ほどから出ています「ハト」は、

・ヨーロッパのハトは、1980年代から 90パーセントの減少

このガーディアンの記事によると、この調査は、ヨーロッパの都市部ではなく、地方、つまり「自然の多く残っている場所」でおこなわれたもので、その結果として、ヨーロッパでは、

・鳩は、1980年代から 90パーセントの減少
・ひばりとホオジロの数は、ほぼ半減
・10分の 1の野生ミツバチが絶滅
・鳥類の生息地の 77パーセントの環境が悪化
・ヨーロッパの鳥類の半分に危機
・ヨーロッパの動物の4分の3が危機

というようなことになっていて、これが自然が多く残る田舎での話ですので、都市部を含めて考えますと、なかなか厳しいことになっているのかもしれません。

同じような調査として、「日本のスズメの数が 50年で 10分の 1に激減」というものがありました。
過去記事にあります。

suzume-decline-2010.jpg

スズメの減少に関しては、ヨーロッパでも同じで、6年前のクレアなひとときの「スズメのこと。ナラが消滅していること」という記事で、2006年のインディペンデントの報道をご紹介したことがあり、それによれば、イギリスでも、過去 15年間でスズメの数が 90%減っているそうです。

そのインディペンデントの記事は約 10年前のものですから、今はどうなっているのか。

いろいろな動物が消滅していってはいますが、何となく、「鳥は目立って減っている」というようなことも言えるのかもしれません。

この三十数年は異常といっていい減り方を見せています。アメリカのモナーク蝶も、過去 20年間ほどで、80パーセント減っていることがわかったのだそうで、磁場で旅をする代表的な生物たちが確実に消滅し続けています。

もちろん、磁場の減少以外にいろいろな理由はあるでしょうけれど、これほどまでの急激な減少は、通常の理由では探りづらい感じもします。

そして、

「人間を含めた非常に多くの生物が磁場によって生きている可能性がある」

ということなどを考えますと、近づいているかもしれない「磁極の逆転」(その際、磁場は「ゼロ」になると見られています)の際に、どんなことが起きるのかは、本当によくわからなくなってきた感じもあります。

今の私たち現世人類が、仮に磁場の逆転を経験するとなると、「まさに初めてのこと」となるわけで、やはり大きな出来事になるのかもしれません。

そして、現在の地磁気のものすごい減少を見ていますと、徐々にではあっても、やはり「すでに始まっている」と考えるのもそれほど奇妙な考え方ではないかもしれないとも思います。

ここから、シエ博士のグループの発表について説明していたデイリーメールの記事をご紹介します。

The secret of how pigeons find their way: Magnetic proteins in their EYES act like a compass...and humans have them too
Daily Mail 20105/11/18

ハトたちが自分の行き先を見つける方法に関しての秘密:彼らの瞳の磁気タンパク質は、まるでコンパスのように振る舞う...そして人間にもそれがある

ハトは、動物界で最も大胆な旅をおこなうもののひとつで、数千キロを越えるような移動をした後にでも、正確な位置に到達することができる。

今、科学者たちは、鳥や蝶、そして他の動物たちが、どのように地球の磁場を自分たちの行き先を決めるために使用しているかの解明をしている。

すでに、科学者たちは、網膜と神経細胞で生産され、目から脳へと走る「コンパスのように振る舞うタンパク質」を発見している。

この複合体は、地球の磁場に関する情報と、太陽の位置を組み合わせることにより、動物たちに彼らが旅行する方向を検出させることができる。

そして、これは驚くべきことだとも思われるが、研究者たちは、人間にも、これらと同じタンパク質が発現することを発見したのだ。

鳥などよりも、はるかに少ない量ではあるが、私たちにも磁場を感知するいくつかの能力があるということになる。

研究を率いた中国北京大学の分子生物学専門のカン・シエ博士は、そのタンパク質は、コンパスの針のように作用し、神経系に情報を送信するように見えると述べている。

「かつて、動物が地球の磁場を検出することができるという概念は、一笑に付されていたものでした。しかし、今、それが事実であることが確立したのです」

この研究は、科学誌ネイチャー・マテリアルに発表された。

シエ博士は以下のように述べる。

「この生物コンパス( biocompass )モデルは、動物の磁気のナビゲーションと磁気受容( magnetoreception )の分子機構の完全な解明に向けてのステップとして機能すると私たちは考えています」

「人間に磁気を感じる感覚が存在するかどうかは議論もありますが、地磁気の磁場は、人間の視覚系の光感度に影響を与えると考えられるのです」

サメ、ウミガメ、鳥類、昆虫、オオカミ、クジラ、さらには線虫など、多くの動物たちが、自身の移動を助けるために、地球の磁場を使用すると考えられている。

しかし、彼らがどのようにそれをおこなっているかについての正確なところは、いまだ謎のままだ。

一部の研究者たちは、以前から、ハトのような鳥の持つ、磁場に反応しているように見える特定の目の細胞や、くちばしを同定しているが、その正確なメカニズムは不明であり、一部の研究者たちは、分子によって結合された鉄の塊を特定し、そこに源があるのではないかとした。

また、他の研究者は、クリプトクロム( cyrptochromes )と呼ばれる感光性のタンパク質に起因していると主張した。

しかし、シエ博士と彼のチームによる研究では、実際には、これら2つのシステムは、これらの動物の細胞内でのナビゲーション複合体を形成するために一緒に働くことを見出した。

特に、研究チームの発見した、円筒形の複合体を形成するクリプトクロムと結合するタンパク質を産生する MagR と呼ばれる磁気受容体の遺伝子の存在が大きい。

MagRは、感光性タンパク質のクリプトクロムと結合し、外部磁場の方向に自発的に整列するのだ。

この MagR は非常に磁気を帯びており、そのため、研究者たちは、研究をおこなうための特別なプラスチックのツールを開発しなければならなかったほどだ。

そして、これらの分子が、眼から脳に向かって走っている網膜神経細胞の中で特に発現していることがわかった。

ショウジョウバエ、オオカバマダラ(モナーク蝶)、ハト、そして人間のすべては、これらの分子を生成する。また、ミンククジラやハダカデバネズミ(げっ歯類)、などの他の生き物も、これらの磁気タンパク質を有している。

研究者たちは、これらの発見は、多くの生物学分野の研究、および産業用への応用研究のための新たな領域につながる可能性があると述べる。

また、この発見は、磁場、または、磁気感度を増加させる方法に応答する遺伝子治療の新しいタイプにつながる可能性もある。

研究者たちは述べる。

「 MagR ポリマーおよび、クリプトクロムと MagR の複合体の磁気的な特徴は、異なる分野全体での、数多くの用途の可能性が秘められていると考えます」

米国マサチューセッツ大学の神経生物学者、スティーブン・レパート博士( Dr Steven Reppert )は、この研究結果は、巨大な影響を与えると科学誌ニュー・サイエンティストに語った。

「これは極めて挑発的で、非常に画期的な可能性を秘めています。息をのむような発見といっていいと思います」

というものに書きましたが、「磁場で行動して生きている生物」、つまり、蝶や鳥などがものすごいペースで減少しているのです。

cho-hato.png

減少の原因は、はっきりしていないとはいえ、空を飛ぶ生物の多くが「磁場によって移動して生きている」ということがあり、現在、地球の磁場である地磁気の強度が著しく低下していることが関係している可能性もあると言われています。

mag-1880-2000c.gif

地球から昆虫が減少していることにはいろいろな要因はあるのでしょうけれど、農薬や化学薬品などでの汚染もあるのかもしれないですが、「それらの要因が見当たらない場所でも減少している」ということを考えますと、それらと同時に「磁場などを含む地球の環境が宇宙レベルで変化している」という事実が関係している可能性もあるのかもしれません。今の地球は、昆虫だけではなく、ほとんど種類にわたって「生き物は何もかも減っている」のですから。

そして、下の図でわかるように、特に、南北アメリカ大陸の磁場が異常に弱くなっていることがわかります。

欧州宇宙機関のSWARM衛星が観測した2014年6月までの半年間の磁場の変化
magnetic-2014-jun3-0c5b7.gif

また、地球の磁場そのものが、観測が開始されてからの130年間くらい、ずっと弱くなり続けています。

いずれにしても、この地球から昆虫が今より少なくなっていったとした場合、植物や鳥類や人間も含めて、あらゆる生き物が地球上で生きていくことが難しくなるはずです。

そういうような、人間を含めた「すべての生物種にバイオマスの減少が及ぶ」という時期がそんなに遠くないことも今回の調査でわかった気がします。

なぜなら「今後、昆虫が増えていく要因がまったく見当たらない」からです。

この状況で近い未来の地球の生物種の全滅を語るのは大げさでしょうか。

上の記事にあります「鳥類と昆虫の減少ぶり」はものすごいもので、

「 21世紀は、鳥と虫が消えた時代」

といっても差し支えないのではないかと思われます。

「 20世紀にたくさんいた生き物たちが、21世紀にはいなくなった」

この状態が加速しますと、21世紀中には、非常に多くの生物たちが絶滅に近い状態となっていくだろうと思われます。

「回復の可能性」があるのならいいですが、現時点で、たとえばスズメでさえも、個体数の回復の兆しも、その方法も存在しないことが示しているように、多くの生物に、もはや個体数回復の可能性はほとんどないと思われます。

つまり、「絶滅するのは時間の問題」という生物種がものすごくたくさんいるのだと言って構わないと思います。

このような「人間以外の生物種の急激な減少」の根本的な原因がどこにあるのかを探るのは難しいことで、いくつかは想像できるにしても、その全体象をつかむのは難しいことだと思います。ただ、以下の記事で取りあげました「海洋に流入している人間の医療で使用される薬物」の影響はかなりあるかなとは思います。薬は、人から排出された後も薬効そのものがすぐに消えるわけではないですから。

人間の摂取と排出、そして、さまざまな海洋生物への取り込みと排出、さらに海洋生物を食べる陸上の多くの動物たちの摂取と排出……そして、また海に戻る……という循環を、いくつかの薬剤は繰り返しているように考えています。

Male Fish Are Mysteriously Changing Gender
mysteriousuniverse.org 2017/07/05

オスの魚たちが不可解な性別の変化を起こしている

イギリスでの新しい試験では、試験したオス魚の 5分の1がトランスジェンダーとなっていることが判明した。そのオスたちは攻撃的ではない態度を示し、精子の数は減少し、それどころか卵さえ産生する。

今週、英国エクセター大学で開かれたイギリス漁業協会 50周年記念シンポジウムのオープニング講演で、エクセター大学の魚類生理学者で環境毒性学者であるチャールズ・タイラー教授(Professor Charles Tyler)が、英国の 50の異なる場所で捕獲された淡水魚のうちの約 20%がトランスジェンダーであったという報告を述べて、会場を驚かせた。

さらに衝撃的なデータとして、研究者たちは、このミステリアスな性転換の原因が、トイレや流し場などから川に入りこむ避妊薬(経口避妊薬 / ピル)であることを突き止めたのだ。

これは、体内から尿として排泄される分と、直接廃棄されて流されるものと両方が含まれる。

タイラー教授はこう述べる。

「私たちは、化学物質のいくつかが、これまで考えていたよりもはるかに魚に広く健康への影響を与えている可能性があることを知りました」

ヒトの避妊薬は、女性ホルモンであるエストロゲンを魚に異常な量を与える主要な原因だが、研究者たちは、魚にエストロゲン様の変化を引き起こす水域に、他にも 200種類以上の化学物質が存在することを発見した。

研究者たちは、以下のように述べている。

「他の研究では、下水処理によって排出される他の多くの化学物質が、魚に影響を与える可能性があることがわかってきています。たとえば、抗うつ薬を含むいくつかのの薬剤は、魚の臆病さを減少させ、それにより捕食者に対する反応がにぶくなってしまうことが示されているのです」

避妊薬と化学物質により、攻撃的でも競争的でもなくなったオスの魚たちは仲間を惹きつけることが難しくなる。この性質的な弱点は、次世代に受け継がれるわけではないが、それらの性質の変化により生殖行為の総数が減るため、結果として、その種の魚の数は減っていく。

行動に加えて、化学物質は魚の物理的特性にも影響を与えていることについても、研究者たちは下のように語った。

「特別に作ったトランスジェニック魚を使って、リアルタイムで魚の体内の化学物質への反応を見ることができます。たとえば、いくつかのプラスチックに含まれる物質は、魚たちの心臓の弁に影響することを示しました」

プラスチックは現在、太平洋に夥しい量が漂っていることがわかっているが、それらは、イギリスの魚の心臓不全も起こしているらしいのだ。

これらの解決法について、エクセター大学での講演で、魚生物学者たちは、「人間の行動の変化が伴わない限り、いかなる解決法もありません」と述べている。

つまり、尿から排水システムに大量の薬が流れていくような生活をやめて、プラスチックの過剰な廃棄をやめるしかないと言っている。

シンポジウムの主催者であるスティーブ・シンプソン博士(Dr. Steve Simpson)は、今できる最善の策として、「手遅れになる前に、この急速に変化する海と川の魚類の減少を防ぐ方法を私たちは議論しなければなりません」と言う。

しかし……もしかすると、もう手遅れだということはないのだろうか。

「子どもの減少」については、何度か取りあげていますけれど、今回はそのことにはあまりふれようとは思いません、

ただ、最近、少しだけ驚いたニュースがありました。それは、今は「 17人の 1人の子どもが体外受精で生まれている」ということでした。

17人に1人は体外受精児…累計50万人を突破
読売新聞 2018/08/12

2016年に国内で行われた体外受精により、過去最多となる5万4110人が誕生していたことが日本産科婦人科学会のまとめでわかった。

17人に1人が体外受精で生まれたことになる。国内で初めて体外受精児が誕生した1983年以降、累計で53万6737人となり、50万人を突破した。


それだけ自然妊娠することが難しい方が増えているということでもあるのですけれど、「日本の不妊治療の実施件数の推移」も「急激に」という言葉が合う状況です。

treat-2013b.jpg

21世紀に入ってからだけでも 4倍以上増えています。

この「不妊の増加」という原因についても、個別の原因はあるであろうとしても、日本全体として、あるいは主要国全体として増加しているという「理由」については、やはり根本的なところでは難しいことだと思います。

あるいは、生まれてくる子どもたちの「先天性疾患」についても、これも「ものすごい急増を示している」ということになっています。

このこともここでは具体的には述べないですが、かつてはあまりそんなことを真剣に考えていなかった私が、「日本の子どもについての数値」を知ったのは、ほんの3年半ほど前のことでした。

そして、良いとか悪いとかという価値観はともかくとして、「急激な変化」という概念を改めて感じたのです。


最終更新:2018/09/17 20:27

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